JP3861619B2 - ランプの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ランプの取付構造、特に呼吸孔を有するランプの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体パネルに取付けられるランプの裏壁には、例えば特開平10−92209号等で知られているように、ランプの内部空間の密閉化を防いで、レンズの曇りの発生を防止するための呼吸孔が形成されている。この呼吸孔は、一般にランプの裏壁に突設された呼吸筒の下部に形成されている。
【0003】
この呼吸筒の先端には、キャップ状のグロメットが被せられている。このグロメットは、柔らかいゴム製で、このグロメットが内外へ膜変動することにより、呼吸孔が万一塞がれても、ランプ内の圧力変動を最小限に抑えるようになっている。
【0004】
また、ランプの裏壁における呼吸筒の近接位置には、呼吸筒の回りを取り囲むように遮水リブが形成されている。この遮水リブは、裏壁に沿って流れ落ちる水滴が呼吸孔に達するのを阻止するためのものである。
【0005】
そして、ランプは、車体パネルに対して所定間隔で正確に位置決めした状態で取付けられる。なぜならば、ランプの表面が車体の表面と連続した同一面を形成しなければならないからである。同一面を形成しないと、見映えが悪いだけでなく、空力性能の面からも好ましくない。そのために、ランプの裏壁には、呼吸筒から離れた位置に位置決めリブが立設されており、その先端を車体パネルに当接させることにより、ランプと車体パネルとの間の間隔を決めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ランプ内への水滴の浸入のおそれという課題がある。すなわち、従来は、呼吸筒から離れた位置にある位置決めリブを車体パネルに当接させて、ランプと車体パネルとの間隔を決定しているため、位置決めリブ付近の裏壁は正確な間隔になるが、そこから離れた呼吸筒付近の裏壁は、車体パネルの形状のバラツキ等の要因により、間隔が不安定になる。そのため、呼吸筒の近接位置にある遮水リブと車体パネルとの間隔は、余裕をもって広めに確保しておく必要がある。そうしないと、車体パネルの形状のバラツキによっては、遮水リブが位置決めリブよりも先に車体パネルに当接して、位置決めリブの機能が阻害されるからである。従って、この広めに確保された間隔を水滴が通過しやすくなり、その一部は走行振動等を受けて、呼吸孔まで達し、そこからランプ内に侵入するおそれがある。
【0007】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、より確実に水滴の侵入防止を図ることができるランプの取付構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ランプの裏壁に呼吸筒を突設し、該呼吸筒の先端側に取り付けたグロメットによって該呼吸筒を塞ぐ一方、該呼吸筒の根元側には呼吸孔を形成し、裏壁における呼吸筒の近接位置には、該呼吸筒を間隙をもって取り囲むようにして遮水リブを立設して、該ランプの裏壁を車体パネルに対して所定間隔を隔てた状態で取付けてなるランプの取付構造であって、前記遮水リブの高さを、呼吸筒のグロメットにおける頂面位置よりも低く形成すると共に、該グロメットの頂面を、車体パネルに接触させて、ランプを車体パネルに取付けた。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、位置決め機能を有する呼吸筒と、遮水リブの位置が近いため、車体パネルの形状のバラツキ等による影響を受けにくく、遮水リブの高さを車体パネルに対して極力近づけた状態で設定できる。従って、水滴が遮水リブと車体パネルとの間を通過しにくくなり、走行振動等を受けても、水滴が呼吸孔に達するおそれはない。
【0010】
請求項2記載の発明は、グロメットがゴム製である。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、グロメットがゴム製のため、車体パネルに対する傷付けが防止できる。
【0012】
請求項3記載の発明は、前記グロメットの頂面を、車体パネルに対して面接触させた状態で、ランプを車体パネルに取付けてなる。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、呼吸筒のグロメットの頂面を車体パネルに面接触させて、呼吸筒自体に位置決め機能を付与したため、従来の位置決めリブが不要になり、そのリブによる車体パネルの傷付けが無くなる。グロメットは、車体パネルに対して面接触する構造のため、より確実に車体パネルの傷付きを防止できる。
【0014】
請求項4記載の発明は、呼吸筒がランプ内の隣接した2つの灯室の境界部に形成され、呼吸筒に形成された呼吸孔が両方の灯室と連通している。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、ランプの裏壁に形成する呼吸筒の数を少なくすることができ、ランプの製造が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。この実施形態は、自動車後部の左右両側に設置されるリヤコンビネーションランプ1に関するものである。このリヤコンビネーションランプ1は、車体デザイン上の要請から、上下方向に長い形状で、車体パネル2の対応部位に形成された凹部に取付けられている。
【0017】
このリヤコンビネーションランプ1は、ハウジング3とアウタレンズ4とにより形成された内部空間を、ハウジング3に一体形成された2枚の仕切壁5により区切って3つの灯室6を形成し、その各灯室6に下側から、バックランプ用のバルブ7、ターンシグナルランプ用のバルブ8、ストップランプ用のバルブ9をそれぞれ設置している。
【0018】
このハウジング3の裏壁10には、各灯室6の境界部となる仕切壁5に対応する位置に、円筒状の呼吸筒11が形成されている。この呼吸筒11は、隣接する2つの灯室6兼用で、仕切壁5の根元において、それぞれの灯室6側に対応する呼吸用の切欠12、13が形成されている。そして、この呼吸筒11の先端には、キャップ状のグロメット14が被せてある。このグロメット14は、ゴム製で、平坦な頂面14aを有している。呼吸筒11の裏壁10からの高さは、このグロメット14の頂面14aの位置が、ちょうどリヤコンビネーションランプ1と、車体パネル2との所定間隔Sに対応するように設定されている。
【0019】
呼吸筒11の下側の側面には、グロメット14にて覆われない長さのスリット状の呼吸孔15が形成されている。呼吸孔15が呼吸筒11の下面に形成されているのは、万一、上から落下する水滴があっても、その侵入の可能性を極力小さくするためである。尚、呼吸筒11の内部には、この呼吸孔15を所定の隙間を介して塞ぐ形で、内部側の遮水リブ16が形成されている。この遮水リブ16の形成により、何らかの理由によって呼吸孔15から水滴が侵入するような状況が生じても、前記呼吸用の切欠12、13に達するのを完全に防止する。
【0020】
この呼吸孔15が前記2つの切欠12、13を介して、隣接する2つの灯室6に連通した状態となり、各灯室6の密閉化を防いで、アウタレンズ4での曇りの発生を未然に防止する。他の灯室6間の境界部にも別の呼吸筒11が形成されており、3つの灯室6を有しながら、2つの呼吸筒11の形成で済むため、リヤコンビネーションランプ1の製造が容易である。
【0021】
そして、呼吸筒11の周囲には、呼吸筒11を取り囲むように遮水リブ17が形成されている。遮水リブ17の下部の左右両側には、左右にオフセットした状態で切欠18が形成されている。従って、下側から、はね上がるような水滴が切欠18に入っても、切欠18の位置がオフセットしているため、すぐに上側の遮水リブ17に当たり、呼吸筒11には達しない。
【0022】
この遮水リブ17の裏壁10から高さは、前記裏壁10の頂面14aの位置よりも若干低い位置で、その差dは僅かである。遮水リブ17の隣側には、隣接する2つの灯室6の境界部である段差を補強するために補強リブ19が形成されている。
【0023】
以上のように、この実施形態の裏壁10には、従来のような位置決め用のリブは無く、呼吸筒11のグロメット14の頂面14aを車体パネル2に面接触させて、呼吸筒11自体に位置決め機能を付与したため、車体パネル2を傷付けることはない。
【0024】
更に、位置決め機能を有する呼吸筒11と、遮水リブ17の位置が近いため、車体パネル2の形状のバラツキ等による影響を受けにくく、遮水リブ17の高さを車体パネル2に対して極力近づけた状態で設定でき、車体パネル2との隙間(前記の差d)を小さくできる。従って、水滴が遮水リブ17と車体パネル2との間を通過しにくくなり、走行振動等を受けても、水滴が呼吸孔15に達するおそれはない。
【0025】
尚、以上の実施形態では、リヤ側のコンビネーションランプを例にしたが、フロント側でも良く、コンビネーションランプ以外のヘッドランプ等でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るリヤコンビネーションランプを示す斜視図。
【図2】図2のリヤコンビネーションランプのハウジングの裏壁を示す斜視図。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】図2中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 リヤコンビネーションランプ(ランプ)
2 車体パネル
3 ハウジング
10 裏壁
11 呼吸筒
14 グロメット
14a 頂面
15 呼吸孔
17 遮水リブ
S 所定間隔

Claims (4)

  1. ランプの裏壁に呼吸筒を突設し、該呼吸筒の先端側に取り付けたグロメットによって該呼吸筒を塞ぐ一方、該呼吸筒の根元側には呼吸孔を形成し、裏壁における呼吸筒の近接位置には、該呼吸筒を間隙をもって取り囲むようにして遮水リブを立設して、該ランプの裏壁を車体パネルに対して所定間隔を隔てた状態で取付けてなるランプの取付構造であって、
    前記遮水リブの高さを、呼吸筒のグロメットにおける頂面位置よりも低く形成すると共に、該グロメットの頂面を、車体パネルに接触させて、ランプを車体パネルに取付けたことを特徴とするランプの取付構造。
  2. 請求項1記載のランプの取付構造であって、
    前記グロメットが、ゴム製であることを特徴とするランプの取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載のランプの取付構造であって、
    前記グロメットの頂面を、車体パネルに対して面接触させた状態で、ランプを車体パネルに取付けたことを特徴とするランプの取付構造。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のランプの取付構造であって、
    前記呼吸筒が、ランプ内の隣接した2つの灯室の境界部に形成され、呼吸筒に形成された呼吸孔が両方の灯室と連通していることを特徴とするランプの取付構造。
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