JPH0660909U - 車両用灯具の呼吸構造 - Google Patents

車両用灯具の呼吸構造

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JPH0660909U
JPH0660909U JP275593U JP275593U JPH0660909U JP H0660909 U JPH0660909 U JP H0660909U JP 275593 U JP275593 U JP 275593U JP 275593 U JP275593 U JP 275593U JP H0660909 U JPH0660909 U JP H0660909U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表面張力により上部遮水壁の上傾斜案内壁を回
り込んで吸排気口側に流れる水が下部遮水壁の中央とラ
ンプハウジングの背面とのコーナに溜ることを未然に防
止できる車両用灯具の呼吸構造を提供すること。 【構成】バルブを収容したランプハウジング21と大気
を連通させる呼吸通路25がランプハウジング21の背
面21aに設けられ、呼吸通路25の上方から流下する
水を呼吸通路25の吸排気口25aの側方から下方に流
下させる上部遮水壁26が背面21aに突設され、下方
から跳ね上げられた水が呼吸通路25側に飛散するのを
阻止させる山形状の下部遮水壁27が吸排気口25aに
近接して背面21aに突設され、吸排気口25aの両側
部近傍から下部遮水壁27の両端部に八の字状に延びる
傾斜水案内壁28aが背面21aに一体に突設されてい
る車両用灯具の呼吸構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばヘッドランプ,フォグランプ,リヤコンビネーションランプ 等における灯室、即ちランプハウジングの内部と外部とを連通させて、ランプハ ウジング内の温度変化に伴うエアの膨張収縮時に吸排気をさせる車両用灯具の呼 吸構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3及び図4に示すように、レンズ1でランプハウジング2の開口端を 閉成させることにより、ランプハウジング2内の灯室3を閉成すると共に、ラン プハウジング2の外部側に位置して灯室3の内部と外部とを連通するための呼吸 部材4,4を設けた車両用灯具Tがある。
【0003】 各呼吸部材4は、ゴムや樹脂等の弾性筒体からコ字状に折曲されていて、一端 部がランプハウジング2の背面2aに突設された案内筒部2bの外周に嵌着固定 されている。しかも、ランプハウジング2の内部と外部とを連通させる呼吸通路 5が案内筒部2bと呼吸部材4に跨って形成されている。
【0004】 そして、灯室3内に設けられたバルブ(図示せず)の点灯・消灯に伴う灯室3内 の温度変化等により灯室3内の空気と外気との間で温度に差が生じると、この温 度差に伴う灯室3の内外間の圧力差により呼吸通路5を介して灯室3の呼吸作用 が行われ、この呼吸作用により灯室3内の空気(エア)の温度と外気温度との差 が緩和されてレンズ1内面への水滴付着防止効果が得られる。
【0005】 図中、6はバルブキャップ、7はリフレクタ8の光軸を車体上下方向に調整す るための光軸調整装置、9はリフレクタ8の光軸を車体左右方向に調整するため の光軸調整装置、10はレンズ1とランプハウジング2との合せ部に設けられて レンズ1とランプハウジング2との接合性並びに気密性を確保するためのホット メルト材である。
【0006】 また、ランプハウジング2の背面2aには、呼吸通路5が設けられた呼吸部材 4の上方から流下する水を呼吸通路5の側方から下方に流下させる上部遮水壁1 1が突設されている。この上部遮水壁11は、左右に緩やかに傾斜する上傾斜案 内壁11aと、この上傾斜案内壁11aの左右両端から斜め下方に急激に延びる 側部傾斜案内壁11bから構成されている。
【0007】 この構成では、例えば、雨天走行時に雨滴がランプハウジング2の上方から呼 吸部材4側に流下しても、この雨滴は上部遮水壁11に案内されて、吸排気口5 aの側方から下方に流下させられることになるので、この流下させられる雨滴が 上記灯室3の呼吸作用により灯室3内に吸入されるようなことはない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、走行時に車輪等により跳ね上げられた水が呼吸部材4の吸排気 口5a付近に付着した場合には、この付着した水が上記灯室3の呼吸作用により 灯室3内に吸入される虞があり、好ましくない。
【0009】 この問題を解決するために、車輪により下方から跳ね上げられた水が呼吸通路 5側に飛散するのを阻止させる山形状の下部遮水壁13を、二点鎖線で示した様 に吸排気口5aに近接してランプハウジング2の背面2aに突設することが考え られる。
【0010】 しかし、この場合には、表面張力により上部遮水壁11の上傾斜案内壁11a を図4の矢印12の如く回り込んで流れる水が下部遮水壁13の中央と背面2a とのコーナに溜って、この貯溜される水の塊が大きくなると、この水が上記灯室 3の呼吸作用により灯室3内に吸入される虞があり、好ましくない。
【0011】 そこで、本発明は、表面張力により上部遮水壁の上傾斜案内壁を回り込んで吸 排気口側に流れる水が下部遮水壁の中央とランプハウジングの背面とのコーナに 溜ることを未然に防止できる車両用灯具の呼吸構造を提供することを目的とする ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、バルブを収容したランプハウジングと大 気を連通させる呼吸通路が前記ランプハウジングの背面に設けられ、前記呼吸通 路の上方から流下する水を呼吸通路の吸排気口の側方から下方に流下させる上部 遮水壁が前記背面に突設され、下方から跳ね上げられた水が前記呼吸通路側に飛 散するのを阻止させる山形状の下部遮水壁が前記吸排気口に近接して前記背面に 突設された車両用灯具の呼吸構造において、前記吸排気口の両側部近傍から前記 下部遮水壁の両端部に八の字状に延びる傾斜水案内部が前記背面に一体に突設さ れている車両用灯具の呼吸構造としたことを特徴とする。
【0013】
【作用】
この構成によれば、雨天走行時等において、ランプハウジングの上部から上部 遮水壁側に流下する水が表面張力により上部遮水壁の上傾斜案内壁を回り込んで 吸排気口側に流れても、この水は八の字状に延びる傾斜水案内部により下部遮水 壁の両側部側に案内された後に下方に流下させられて、下部遮水壁の中央とラン プハウジングの背面とのコーナに水が溜ることが未然に防止される。
【0014】
【実施例】
図2において、20はヘッドランプ,フォグランプ,リヤコンビネーションラ ンプ等の車両用灯具である。この車両用灯具20は、開口端が図示しないレンズ で気密に閉成されたランプハウジング21を有する。このランプハウジング21 内には灯室22(図1参照)が形成され、この灯室22内にはバルブBが収容さ れている。
【0015】 ランプハウジング21の背面21aには、図1に示すようにランプハウジング 21と一体に形成され且つ灯室22に連通する案内筒部23が突設されている。 この案内筒部23には、ゴムや樹脂等の弾性材料からから筒状に形成され且つ略 コ字状に折曲された呼吸筒体(呼吸部材)24の一端部が嵌着固定されている。 しかも、ランプハウジング21の内部と外部とを連通させる呼吸通路25が案内 筒部23と呼吸部材24に跨って形成されている。
【0016】 また、ランプハウジング21の背面21aには、呼吸部材24の上方から流下 する水を呼吸通路25の吸排気口25aの側方から下方に流下させる上部遮水壁 26が突設されている。この上部遮水壁26は、左右に緩やかに傾斜する上傾斜 案内壁26aと、この上傾斜案内壁26aの左右両端から斜め下方に急激に延び る側部傾斜案内壁26bから構成されている。
【0017】 更に、ランプハウジング21の背面21aには、ランプハウジング21と一体 に形成されて、車輪により下方から跳ね上げられた水が呼吸通路25側に飛散す るのを阻止させる山形状の下部遮水壁27が吸排気口25aに近接して突設され ていると共に、吸排気口25aの両側部近傍から下部遮水壁27の両端部まで八 の字状に延びる傾斜水案内部28,28が設けられている。この各傾斜水案内部 28は複数の平行な傾斜水案内壁28a(傾斜リブ)から構成されている。
【0018】 また、複数の傾斜水案内壁28aの幾つかは、下部遮水壁27と交差してこの 下部遮水壁27の両端部を補強していると共に、上部遮水壁26の両端部まで延 びて上部遮水壁26の端部を補強している。
【0019】 尚、傾斜水案内部28,28の最も内側の傾斜案内壁28a,28aに近接さ せて二点鎖線の如く傾斜案内壁28a設けて、この二点鎖線で示した傾斜案内壁 28aの上端が案内筒部23の両側下方に位置するように構成してもよい。この 場合には、上部遮水壁26を回り込んで流れ落ちる水が下部遮水壁27側に流れ るのをより確実に防止できる。また、この二点鎖線で示した傾斜案内壁28aの 傾斜角度をさらに大きくして、この傾斜案内壁28aの上端が案内筒部23の下 方に入るように設定してもよい。
【0020】 次に、この様な構成の車両用灯具の呼吸構造を説明する。
【0021】 この様な構成では、灯室22内に設けられたバルブBの点灯・消灯に伴う灯室 22内の温度変化等により灯室22内の空気と外気との間で温度に差が生じると 、この温度差に伴う灯室22の内外間の圧力差により呼吸通路25を介して灯室 22の呼吸作用が行われ、この呼吸作用により灯室22内の空気(エア)の温度 と外気温度との差が緩和されてレンズ内面への水滴付着防止効果が得られる。
【0022】 また、例えば雨天走行時に、雨滴がランプハウジング21の上方から呼吸部材 24側に流下しても、この雨滴は上部遮水壁26に案内されて、吸排気口25a の側方から下方に流下させられることになるので、この流下させられる雨滴が上 記灯室22の呼吸作用により灯室22内に吸入されるようなことはない。
【0023】 この際、ランプハウジング21の上部から上部遮水壁26側に流下する水が表 面張力により上部遮水壁26の上傾斜案内壁26aを回り込んで吸排気口25a 側に流れても、この水は八の字状に延びる傾斜水案内壁28aにより下部遮水壁 27の両端部側に案内された後に下方に流下させられて、下部遮水壁27の中央 とランプハウジング21の背面21aとのコーナに水が溜ることが未然に防止さ れる。
【0024】
【効果】
本考案は、以上説明したように、吸排気口の両側部近傍から前記下部遮水壁の 両端部に八の字状に延びる傾斜水案内部が前記背面に一体に突設されている構成 としたので、表面張力により上部遮水壁の上傾斜案内壁を回り込んで吸排気口側 に流れる水が下部遮水壁の中央とランプハウジングの背面とのコーナに溜ること を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の車両用灯具の呼吸構造を示す要
部説明図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図2】図1の呼吸構造を有する車両用灯具の背面図で
ある。
【図3】従来の呼吸構造を有する車両用灯具の背面図で
ある。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
20…車両用灯具 21…ランプハウジング 21a…背面 25…呼吸通路 25a…吸排気口 26…上部遮水壁 27…下部遮水壁 28a…傾斜水案内壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブを収容したランプハウジングと大
    気を連通させる呼吸通路が前記ランプハウジングの背面
    に設けられ、前記呼吸通路の上方から流下する水を呼吸
    通路の吸排気口の側方から下方に流下させる上部遮水壁
    が前記背面に突設され、下方から跳ね上げられた水が前
    記呼吸通路側に飛散するのを阻止させる山形状の下部遮
    水壁が前記吸排気口に近接して前記背面に突設された車
    両用灯具の呼吸構造において、 前記吸排気口の両側部近傍から前記下部遮水壁の両端部
    に八の字状に延びる傾斜水案内部が前記背面に一体に突
    設されていることを特徴とする車両用灯具の呼吸構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011060583A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468302U (ja) * 1990-10-26 1992-06-17
JPH0488604U (ja) * 1990-12-19 1992-07-31

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