JPH0573804U - 自動車のヘッドランプ - Google Patents

自動車のヘッドランプ

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JPH0573804U
JPH0573804U JP2140392U JP2140392U JPH0573804U JP H0573804 U JPH0573804 U JP H0573804U JP 2140392 U JP2140392 U JP 2140392U JP 2140392 U JP2140392 U JP 2140392U JP H0573804 U JPH0573804 U JP H0573804U
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JP
Japan
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lamp
headlamp
venturi
lamp chamber
air
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Pending
Application number
JP2140392U
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English (en)
Inventor
南雄 荒木
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0573804U publication Critical patent/JPH0573804U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプ室内の結露を効果的に防止し得るよう
にしたヘッドランプを提供することである。 【構成】 ヘッドランプ10の背壁部上部に、空気流入
口7を設け、且つ、ヘッドランプ10の下部に、自動車
の走行方向に、ベンチュリー開口11を向けたベンチュ
リー部8を設け、空気流入口7からランプ室5内に入っ
た空気を、ベンチュリー部内の空気通路を通る走行風に
乗せて、排出口部15から排出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のヘッドランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のヘッドランプは、例えば、図7に示す如く構成されていた。す なわち、この例のヘッドランプ100は、ランプハウジング101と、自動車の 走行方向に対面し、そのランプハウジングの前面を覆うガラス部102と、ラン プハウジングに挿設した発光ランプ103と、反射板104とから主に構成され ている。
【0003】 通常、この種のヘッドランプにおいては、ランプ室105内の温度が、ランプ 点灯時には非常に上昇し、消灯時には急激に低下する。この温度の変化は、ラン プ室105内に結露を生じる原因になる。
【0004】 そこで、かかるヘッドランプにあっては、ランプ点灯時の熱を放出するために 、所謂、自然対流を利用した、ランプ室内の換気を行っている。例えば、図7に 例示したものでは、ランプハウジング101の背壁部の下部側及び上部側に、換 気口106,107をそれぞれ設け、かような換気口を利用して、ランプ室10 5内の自然換気を行っていたのである。
【0005】 然るに、このような従来のヘッドランプをもってしても、未だ、結露を完全に 防止するには至っていない。すなわち、ランプ室105内が自然換気にまかされ ているため、ランプ消灯時に、多量に水蒸気を含んだ、比較的温度の高い空気が ランプ室内に残存し易い状態となり、ランプ消灯に伴いランプ室内の温度が低下 すると、どうしても、ランプ室内が結露し易くなってしまうのである。
【0006】 上述の如く、飽和水蒸気量の差により、ランプ消灯時に結露してしまうのであ るが、このようになると、ランプ室内において結露した水が該ランプ室内に溜る と同時に、水滴が発光ランプ103やガラス部102の内面に付着したりして、 ヘッドランプの外部からの見映えが悪くなり、またその照度も低下し易くなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、ランプ室内の結露を効果的に防止し得るようにしたヘッドラ ンプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、ランプ室内に向けて外部の空気を流入させ るための空気流入口を設け、且つ、自動車の走行時に、走行風が通過して負圧状 態となることにより、前記空気流入口から流入したランプ室内の空気を外部に排 出して、ランプ室内の換気を行うためのベンチュリー部を設けた構成を提案する ものである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って、詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案一実施例のヘッドランプの断面図であり、このヘッドランプ1 0は、ランプハウジング1、その前面の開口部に固定されたガラス部2、発光ラ ンプ3及び反射板4等を有している。なお、符号6で示すものは自動車の車体前 部に位置するバンパーである。
【0011】 ヘッドランプ10には、ランプハウジング1の背壁部上部に、ランプ室5内に 外部の空気を流入させるための空気流入口7が設けられている。又、ヘッドラン プ10の下部には、ベンチュリー部8が設けられている。
【0012】 今、自動車が矢印A方向に前進するものとして、当該自動車が、このような方 向に走行するとき、この走行に伴って生じる走行風9がベンチュリー開口11に 流入するように、ベンチュリー部8が、ベンチュリー部取り付けハウジング12 に固定的に取り付けられている。ベンチュリー部8をランプハウジング1に直に 固定してもよい。
【0013】 上記走行風9が、ベンチュリー部8の空気通路中の狭窄部13を通るとき、そ の流速が大きくなるので、その狭窄部13が負圧状態となる。ランプ室5内と、 上記ベンチュリー部8の空気通路とは、ランプ室の排出口14によって互いに連 通状態になっていて、狭窄部13が負圧状態となると、ランプ室5内の空気が、 排出口14を通って、前述した空気通路内に入った走行風に乗って、ベンチュリ ー部の排出口部15から出て行く。ランプ室5内の空気が、このようにして出て ゆけば、空気流入口7から空気が強制的に流入するようになる。
【0014】 いずれにしても、ベンチュリー部8は、ランプ室5内の換気を、自然ではなく 強制的に行う主体的な働きをし、これには何らの動力を必要とすることがない。
【0015】 自動車が走行を停止し、ヘッドランプ10を消灯したとき、上述した如く走行 時には強制換気が行われていたために、ランプ室5内には、もともと水蒸気分の 少ない、冷たい空気が存在している。かような状態では、ランプ室5内が冷えて も、冒頭でも述べたような結露が生じにくくなるのである。
【0016】 自動車が走行状態を維持したままで、ヘッドランプ10を消灯したときは、上 述の強制換気が引き続き行われるので、そのような結露が生じにくくなることは 言うまでもないことである。自動車が走行すれば、結露が防げるのである。いず れにしても、結露が生じにくくなることで、ヘッドランプの見映えが悪くならず 、又、再点灯時のランプ照度を低下させるおそれもなくなる。
【0017】 なお、図1において、空気流入口7の内側に、弁18を、空気流入時には、こ れが開状態となり、走行停止時には、これが閉状態となるように、取り付けるこ とによって、走行停止時に、ランプ室5内へ塵埃などが侵入することを防止する ことができる。弁18としては、このような機能を達成しさえすれ良く、例えば ゴム片の基端部をランプハウジング1にはめ込むだけの構成でこと足りる。また ランプ室5内に、万が一結露を生じたとき、この結露水を、排出口14やベンチ ュリー部8内を通して、ヘッドランプ外に排出することができる。
【0018】 図1及び図2において符号16で示すものは、ランプ室の排出口14を開閉す る弁(バタフライ弁)であり、走行風9がベンチュリー通路を通るときは、前記 負圧の発生により、仮想線位置に開き、自動車の走行が停まると、図示していな いばねの作用で実線位置に閉じる。かかる弁16も、自動車の走行停止時に、塵 埃などが外部からランプ室5内に侵入するのを防止するのに役立つ。
【0019】 上述の弁16,18を省略してもよい。弁16,18を設けないときは、自動 車の走行を停止した直後に、従来と同様に自然対流を利用したランプ室内の換気 作用を得ることもできる。また弁16を省略すれば、自動車の走行停止後にも、 ランプ室5内に、万一に溜ってしまった結露水を排出口14から効率よく排出さ せることができる。
【0020】 なお、ベンチュリー部8をユニット化し、図3に示すようなユニット体をベン チュリー取り付けハウジング12に対し、又はランプハウジング1に対して直に 嵌め込んで、それに貼り付け固定するようにしても良い。
【0021】 図4に示す実施例においても、ヘッドランプ20の下部に、ベンチュリー部2 8が設けられ、バンパー6の上部から、走行風9がベンチュリー部28内に流入 すると、空気流入口27からランプ室5内に入った空気は、ベンチュリー通路2 9を通って排出口部24より出る。この例では、図1に示した弁18は設けられ ていない。
【0022】 ところで、図6に示すように、自動車のグリル17の両側に設けられるヘッド ランプで、その発光ランプ3の他にフォグランプ3Aや、クリアランスランプ3 Bなどを設けたものがある。
【0023】 このようなヘッドランプでは、その発光ランプ3については、その点灯頻度が 非常に高く、他のランプ3A,3Bについては、発光ランプ3程、点灯すること はない。この例の場合、図5に示すように、良く点灯する発光ランプ3の背部側 のランプハウジングの上部に、空気流入口7を設け、両側のランプ3A,3Bが 位置するヘッドランプ下部にベンチュリー部8A,8Bをそれぞれ設け、空気流 入口7から入ったランプ室内の空気を、それぞれのベンチュリー部8A,8Bに 導いて、各ベンチュリー部から排出するようにすると、フォグランプやクリアラ ンスランプ側での結露を生じにくくすることができる。
【0024】 一般的に、ヘッドランプを、ランプ3の他のフォグランプ3Aやクリアランス ランプ3Bなどを一体的に設けたものとすると、ヘッドランプ体が大型化し、そ の内容積が増大するので、点灯しているランプと、点灯していないランプとの間 で、温度の格差を生じ、比較的低い温度となっているフォグランプ部や、クリア ランスランプ部が結露し易くなる。
【0025】 図5において、発光ランプ3のところで温められた空気は、両ランプ3A,3 Bの周りを通って各ベンチュリー部8A,8Bに導かれるが、このとき、両ラン プ3A,3Bの周りが、温い空気の流れで、温度上昇するようになり、これらの 部位には結露が生じにくくなるのである。
【0026】
【考案の効果】
本考案の自動車のヘッドランプによれば、ランプ室内の換気を強制的に行うこ とができるので、ヘッドランプを消灯したあとの結露を防止することができ、そ の見映えなどを悪化させないようにすることができる。又、再点灯時のランプ照 度を低下させないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のヘッドランプの断面図であ
る。
【図2】本考案一実施例のヘッドランプに付設されるベ
ンチュリー部の拡大断面図である。
【図3】ベンチュリー部をユニット化したユニット体を
示す斜視図である。
【図4】別実施例のヘッドランプの断面図である。
【図5】フォグランプやクリアランスランプなどをもつ
ヘッドランプの概略正面図である。
【図6】フォグランプやクリアランスランプなどをもつ
ヘッドランプを備えた自動車の前面部を示す図である。
【図7】従来のヘッドランプの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
5 ランプ室 7 空気流入口 8 ベンチュリー部 8a ベンチュリー部 8b ベンチュリー部 9 走行風 10 ヘッドランプ 20 ヘッドランプ 27 空気流入口 28 ベンチュリー部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ室内に向けて外部の空気を流入さ
    せるための空気流入口を設け、且つ、自動車の走行時
    に、走行風が通過して負圧状態となることにより、前記
    空気流入口から流入したランプ室内の空気を外部に排出
    して、ランプ室内の換気を行うためのベンチュリー部を
    設けて成る自動車のヘッドランプ。
JP2140392U 1992-03-11 1992-03-11 自動車のヘッドランプ Pending JPH0573804U (ja)

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JP2140392U JPH0573804U (ja) 1992-03-11 1992-03-11 自動車のヘッドランプ

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JPH0573804U true JPH0573804U (ja) 1993-10-08

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ID=12054090

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220386A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Nippon Body Parts Kogyo Kk 車両用灯器
JP2014182996A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用灯具装置
JP2018206481A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 本田技研工業株式会社 ライトユニット及び車両

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3110702B2 (ja) * 1997-07-15 2000-11-20 ジプコム株式会社 濃厚次亜塩素酸水溶液の希釈方法及び希釈装置

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