JP2556428Y2 - 車両用前照灯の呼吸構造 - Google Patents

車両用前照灯の呼吸構造

Info

Publication number
JP2556428Y2
JP2556428Y2 JP3315792U JP3315792U JP2556428Y2 JP 2556428 Y2 JP2556428 Y2 JP 2556428Y2 JP 3315792 U JP3315792 U JP 3315792U JP 3315792 U JP3315792 U JP 3315792U JP 2556428 Y2 JP2556428 Y2 JP 2556428Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
front lens
vehicle headlight
protection member
communication hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3315792U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0590706U (ja
Inventor
美良 岩本
弘憲 今坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP3315792U priority Critical patent/JP2556428Y2/ja
Publication of JPH0590706U publication Critical patent/JPH0590706U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2556428Y2 publication Critical patent/JP2556428Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハウジング内部に設置
されたバルブの前方に前面レンズを有し、この前面レン
ズのボンネットの前端部分に対向する上方部分から下方
側部に向かって保護部材が延在された車両用前照灯の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示す構造の車両用前照
灯が知られている。この図3において、1はハウジン
グ、2は前面レンズ、3はリフレクター、4はバルブ、
5はボンネット、6は前面レンズ2のボンネット5の前
端部分に対向する上方部分に設けられて、風切り音防
止、水密性保持のための保護部材である。この車両用前
照灯には、そのハウジング1の背部に呼吸孔7が設けら
れ、その呼吸孔7に呼吸用グロメットとして下方に向か
って湾曲するパイプ8が設けられている。この車両用前
照灯によれば、バルブ4の点灯に基づきハウジング内部
の温度が上ってハウジング内部の空気が膨張すると、そ
のハウジング内部の空気がパイプ8を介してハウジング
外部に排出され、バルブ4の消灯に基づきハウジング内
部の温度が下がってハウジング内部の空気が収縮すると
ハウジング外部の空気がハウジング内部に吸入され、こ
れによって、ハウジング内部の圧力変化が緩和される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の車両用前照灯の呼吸構造では、バルブ4から発せら
れた照明光と熱線とはリフレクター3により反射されて
前方に向かうため、ハウジング1の背部の空間よりもリ
フレクター3と前面レンズ2との間の空間部分の温度が
上昇し易く、ハウジング1の背部の空間の相対的に冷た
い空気が先にハウジング外部に排出される構造となって
おり、熱がこもり易くてハウジング内部に高温部と低温
部とを生じ易く、湿度が高い日等には外気温との関係で
前面レンズ2の内面の低温部にくもりが生じるという不
都合がある。また、ハウジング内部の圧力変化を緩和す
るための呼吸に専用のパイプ8を設ける構造であるの
で、車両用前照灯の構造部品の部品点数がその分増加す
るという問題点もある。
【0004】本考案は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、加熱された空気を速や
かに外部に排出することによりハウジング内部に高温部
と低温部とが発生するのを極力抑制することができると
共に構造部品の部品点数の削減を図ることのできる車両
用前照灯の呼吸構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係わる車両用前
照灯の呼吸構造は、上記課題を解決するために、ハウジ
ング内部に設置されたバルブの前方に前面レンズを有
し、この前面レンズのボンネットの前端部分に対向する
上方部分から下方側部に向かって保護部材が延在された
車両用前照灯において、その前面レンズにはハウジング
内部とハウジング外部とを連通する連通孔が保護部材の
配設箇所に対応させて設けられ、この保護部材には下方
に通気口を有しかつ上方に連通孔に通じる開口を有し
て、バルブの点灯、消灯に基づくハウジング内部の空気
の膨張収縮による圧力変化を緩和するための呼吸用管状
路が形成されている。
【0006】
【作用】本考案に係わる車両用前照灯の呼吸構造によれ
ば、バルブが点灯されてハウジング内部の空気が加熱さ
れて膨張すると、加熱された空気が連通孔を介して保護
部材の呼吸用管状路に導かれ、その通気口から排出され
る。また、バルブの消灯によりハウジング内部の空気が
冷えて収縮すると通気口を介して外部の空気が呼吸用管
状路に導かれ、連通孔を介してハウジング内部に吸入さ
れる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案に係わる車両用前照灯の呼吸
構造の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0008】図1において、10はハウジング、11はその
ハウジング内部に設置されたバルブ、12はそのバルブの
前方に設けられる前面レンズ、13はリフレクターであ
る。バルブ11はリフレクター13の背部に固定されてい
る。14はそのバルブ11をリフレクター13の背部に装着す
るのに用いるバネ部材である。バルブ11の点灯に基づく
照明光はリフレクター13により反射されて前方に導か
れ、前面レンズ12のレンズ部12aから外部に向かって出
射される。
【0009】ハウジング10の背部にはリフレクター13の
傾動を緩和するための防水ゴムカバー15が設けられ、16
はその防水ゴムカバー15をハウジング10に固定するため
の締結部材である。
【0010】前面レンズ12には後端部に当接壁12bが形
成され、ハウジング10の前端部には取付枠部17が形成さ
れている。前面レンズ12はその当接壁12aが取付枠部17
の前端に当接するようにして取付枠部17に取り付けられ
ている。18は取付枠部17に充填されたホットメルト用の
接着剤であり、前面レンズ12とハウジング10とのシール
及び接着に用いられる。前面レンズ12の上方部分12cに
はボンネット19の前端部分19aに対応する箇所に保護部
材20が設けられている。この保護部材20は、図2に示す
ように上方部分12cからラジエータグリル21の近傍の下
方側部12dに向かって長く延びる形状とされ、接着剤22
により前面レンズ12に固着されている。前面レンズ12の
上方部分12bにはハウジング内部とハウジング外部とを
連通する連通孔23が形成され、24はその連通孔23の一部
を構成する嵌合突起である。
【0011】保護部材20はバルブ11の点灯、消灯に基づ
くハウジング内部の空気の膨張収縮による圧力変化を緩
和する役割を果たすための呼吸用管状路25を有する。呼
吸用管状路25にはその下端部に通気口26が形成され、連
通孔23に対応する箇所には開口27が形成され、嵌合突起
24はその開口27に嵌合されている。呼吸用管状路25とハ
ウジング内部とは連通孔23を介して連通されている。
【0012】バルブ11が点灯されてハウジング内部の温
度が上がると、空気が膨張して加熱された空気がその連
通孔23を介して呼吸用管状路25に導かれ、その通気口26
から外部に向かって排出される。このため、ハウジング
内部の急激な温度上昇が抑制される。バルブ11が消灯さ
れてハウジング内部の温度が下がると、ハウジング内部
の空気が収縮して通気口26から外部の空気が吸入され、
呼吸用管状路25、連通孔24を介してハウジング内部に導
かれる。
【0013】
【効果】本考案に係わる車両用前照灯の呼吸構造によれ
ば、前面レンズのボンネットの前端部分に対向する上方
部分から下方側部に向かって延びる保護部材に呼吸用管
状路を形成して、ハウジング内部の空気を排出、吸入さ
せる構造としたので、ハウジング内部の圧力変化を緩和
するための呼吸に専用のパイプを設ける必要がなくな
り、車両用前照灯の部品点数の削減を図ることができひ
いては製造コストの低減を図ることができる。また、呼
吸用管状路が前面レンズの上方部分から下方側部に向か
って長く延びており、その下方でハウジング内部の空気
の排出、吸入を行う構造であるため、呼吸の際に水、塵
埃等の異物がハウジング内部に取り込まれることを極力
防止できる。更に、バルブの点灯に基づき空気が加熱さ
れるとその加熱された空気が速やかに連通孔を介して排
出されるので、ハウジング内部に高温部と低温部とが発
生するのを極力抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる車両用前照灯の呼吸構造を正面
から目視した状態を示す図である。
【図2】本考案に係わる車両用前照灯の呼吸構造を示す
断面図である。
【図3】従来の車両用前照灯の呼吸構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 バルブ 12 前面レンズ 19 ボンネット 20 保護部材 23 連通孔 25 呼吸用管状路 26 通気口 27 開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内部に設置されたバルブの前
    方に前面レンズを有し、該前面レンズのボンネットの前
    端部分に対向する上方部分から下方側部に向かって保護
    部材が延在された車両用前照灯において、前記前面レン
    ズには前記ハウジング内部とハウジング外部とを連通す
    る連通孔が前記保護部材の配設箇所に対応させて設けら
    れ、前記保護部材には下方に通気口を有しかつ上方に前
    記連通孔に通じる開口を有して、前記バルブの点灯、消
    灯に基づく前記ハウジング内部の空気の膨張収縮による
    圧力変化を緩和するための呼吸用管状路が形成されてい
    ることを特徴とする車両用前照灯の呼吸構造。
JP3315792U 1992-05-20 1992-05-20 車両用前照灯の呼吸構造 Expired - Lifetime JP2556428Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3315792U JP2556428Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 車両用前照灯の呼吸構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3315792U JP2556428Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 車両用前照灯の呼吸構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0590706U JPH0590706U (ja) 1993-12-10
JP2556428Y2 true JP2556428Y2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=12378739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3315792U Expired - Lifetime JP2556428Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 車両用前照灯の呼吸構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2556428Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0590706U (ja) 1993-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3308474B2 (ja) 車両用灯具
JP6537408B2 (ja) 車両用灯具
US6550951B2 (en) Vehicle headlamp
JP2556428Y2 (ja) 車両用前照灯の呼吸構造
JPH0451402A (ja) 投射型自動車用ヘッドランプ
KR20200134367A (ko) 자동차용 누광 방지 램프 브래킷
US6663264B2 (en) Lamp assembly with ventilation system
CN212108256U (zh) 一种防雾化的大灯
JP2003346549A (ja) 車両用灯具及びその通気手段
JP4120005B2 (ja) ランプの防曇構造
CN211176637U (zh) 一种摩托车用外装防水车灯
CN218544116U (zh) 地面嵌入式照明器
JP2540334Y2 (ja) 自動車用ヘッドランプ
JP2573961Y2 (ja) ヘッドランプにおける呼吸構造
JP3122034B2 (ja) 車輌用前照灯
JP2591964Y2 (ja) 車両用灯具
JP2003068126A (ja) 車両用灯具
JPH0628722Y2 (ja) 密閉形車両用灯具
JPH04136807U (ja) 車輌用灯具
JPH0449770Y2 (ja)
JP2538697Y2 (ja) 車両用灯具の呼吸構造
JP3169544B2 (ja) 車両用灯具
JP2560934Y2 (ja) 複合前照灯の遮光板
JPS6026403Y2 (ja) 前照灯
JP2599244Y2 (ja) 車両用灯具