JP2560934Y2 - 複合前照灯の遮光板 - Google Patents
複合前照灯の遮光板Info
- Publication number
- JP2560934Y2 JP2560934Y2 JP10924690U JP10924690U JP2560934Y2 JP 2560934 Y2 JP2560934 Y2 JP 2560934Y2 JP 10924690 U JP10924690 U JP 10924690U JP 10924690 U JP10924690 U JP 10924690U JP 2560934 Y2 JP2560934 Y2 JP 2560934Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headlight
- auxiliary
- light
- headlamp
- shielding plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Description
本考案は自動車用の照明用灯具に関するものであり、
詳細には前照灯と補助前照灯が組合わされるときの灯具
間の遮光構造に係るものである。
詳細には前照灯と補助前照灯が組合わされるときの灯具
間の遮光構造に係るものである。
従来のこの種の複合前照灯10の例を示すものが第3図
であり、一体のハウジング11内に前照灯用の反射鏡12と
電球13、及び補助前照灯用の反射鏡14と電球15とが組込
まれ、これら反射鏡12、14、電球13、15が一体のインナ
ーレンズ16、アウターレンズ17で覆われるものであり、
このときに例えば淡黄色である補助前照灯からの光が前
照灯側に漏光することはデザイン上好ましくないので前
記前照灯用の反射鏡12と補助前照灯用の反射鏡14との間
には遮光板91が設けられハウジング11内を前照灯容室10
Aと補助前照灯容室10Bとに区分し漏光を防止するものと
なっている。
であり、一体のハウジング11内に前照灯用の反射鏡12と
電球13、及び補助前照灯用の反射鏡14と電球15とが組込
まれ、これら反射鏡12、14、電球13、15が一体のインナ
ーレンズ16、アウターレンズ17で覆われるものであり、
このときに例えば淡黄色である補助前照灯からの光が前
照灯側に漏光することはデザイン上好ましくないので前
記前照灯用の反射鏡12と補助前照灯用の反射鏡14との間
には遮光板91が設けられハウジング11内を前照灯容室10
Aと補助前照灯容室10Bとに区分し漏光を防止するものと
なっている。
しかしながら、前記した従来の構造の複合前照灯10に
おいて、性能上あるいはデザイン上の要求で例えば補助
前照灯側が狭く設定されたときには、電球13と15の消費
電力がほぼ同程度のものであるので、連続点灯時に補助
前照灯容室10Bが前照灯容室10Aに比較して著しく温度上
昇するものとなり、これにより前記補助前照灯容室10B
及び16あるいは遮光板91に熱変形を生ずると云う問題点
を生ずるものとなり、この点の解決が課題とされるもの
となっていた。
おいて、性能上あるいはデザイン上の要求で例えば補助
前照灯側が狭く設定されたときには、電球13と15の消費
電力がほぼ同程度のものであるので、連続点灯時に補助
前照灯容室10Bが前照灯容室10Aに比較して著しく温度上
昇するものとなり、これにより前記補助前照灯容室10B
及び16あるいは遮光板91に熱変形を生ずると云う問題点
を生ずるものとなり、この点の解決が課題とされるもの
となっていた。
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的
手段として、一体のハウジング内に前照灯と補助前照灯
が組合わされ、前記前照灯と補助前照灯とが遮光板で仕
切られている複合前照灯において、前記遮光板には少な
くとも前記補助前照灯側から前記前照灯側に漏光を生じ
ないようにした通気孔が設けられていることを特徴とす
る複合前照灯の遮光板を提供することで、前記した従来
の課題を解決するものである。
手段として、一体のハウジング内に前照灯と補助前照灯
が組合わされ、前記前照灯と補助前照灯とが遮光板で仕
切られている複合前照灯において、前記遮光板には少な
くとも前記補助前照灯側から前記前照灯側に漏光を生じ
ないようにした通気孔が設けられていることを特徴とす
る複合前照灯の遮光板を提供することで、前記した従来
の課題を解決するものである。
つぎに、本考案を図に示す一実施例の基づいて詳細に
説明する。 尚、理解を容易とするために従来例と同じ部分には同
じ符号を付して説明し、重複する部分については一部そ
の説明を省略する。 第1図に符号10で示すものは複合前照灯であり、この
複合前照灯10のハウジング11には例えば前照灯用とした
反射鏡12と電球13、及び補助前照灯用とした反射鏡14と
電球15とが組込まれ、加えてこれら反射鏡12、14、電球
13、15が一体のインナーレンズ16、アウターレンズ17で
覆われるものであり、反射鏡12と反射鏡14との間には遮
光板1が設けられるものである点は従来例のものと同様
であるが、本考案により前記遮光板1には少なくとも前
記補助前照灯側から前記前照灯容室10A側に漏光を生じ
ないようにした通気孔2が設けられるものとなってい
る。 第2図に示すものは前記遮光板1を更に詳細に示すも
ので、この遮光板1の前記通気孔2には例えば金属板に
補助前照灯側へ切り起こしが行われてリブ状の邪魔板3
が設けられ、少なくとも補助前照灯用とした電球15から
の光線が前照灯容室10Aの側に入射することのないよう
にされている。 さらに、遮光板1が樹脂部材等で形成されるときには
第3図に示すように前記邪魔板3は例えば略V字状とな
るように前記遮光板1の両側面に設けられるものとされ
て前照灯用とした電球13からの光線も補助前照灯容室10
Bにも入射することのないようにしておくことが好まし
い。 次いで、上記の構成とした複合前照灯10の作用効果に
ついて説明を行えば、前記遮光板1に通気孔2を設けた
ことで、前照灯容室10Aと補助前照灯容室10Bとは前記通
気孔2により連通するものとなり、両容室10A、10B間に
空気の流通を生ずるものとなるので、両容室10A、10B内
の温度は平均化されるものとなり、より狭く設定された
補助前照灯容室10B側の過剰な温度上昇を防止するもの
となる。 同時に、前記通気孔2には邪魔板3が設けられ少なく
とも補助前照灯側から前照灯容室11A側に漏光を生じな
いものとされたことで、一枚のレンズ16を共用するとき
にも補助前照灯が独立しているように見せることが可能
になる。
説明する。 尚、理解を容易とするために従来例と同じ部分には同
じ符号を付して説明し、重複する部分については一部そ
の説明を省略する。 第1図に符号10で示すものは複合前照灯であり、この
複合前照灯10のハウジング11には例えば前照灯用とした
反射鏡12と電球13、及び補助前照灯用とした反射鏡14と
電球15とが組込まれ、加えてこれら反射鏡12、14、電球
13、15が一体のインナーレンズ16、アウターレンズ17で
覆われるものであり、反射鏡12と反射鏡14との間には遮
光板1が設けられるものである点は従来例のものと同様
であるが、本考案により前記遮光板1には少なくとも前
記補助前照灯側から前記前照灯容室10A側に漏光を生じ
ないようにした通気孔2が設けられるものとなってい
る。 第2図に示すものは前記遮光板1を更に詳細に示すも
ので、この遮光板1の前記通気孔2には例えば金属板に
補助前照灯側へ切り起こしが行われてリブ状の邪魔板3
が設けられ、少なくとも補助前照灯用とした電球15から
の光線が前照灯容室10Aの側に入射することのないよう
にされている。 さらに、遮光板1が樹脂部材等で形成されるときには
第3図に示すように前記邪魔板3は例えば略V字状とな
るように前記遮光板1の両側面に設けられるものとされ
て前照灯用とした電球13からの光線も補助前照灯容室10
Bにも入射することのないようにしておくことが好まし
い。 次いで、上記の構成とした複合前照灯10の作用効果に
ついて説明を行えば、前記遮光板1に通気孔2を設けた
ことで、前照灯容室10Aと補助前照灯容室10Bとは前記通
気孔2により連通するものとなり、両容室10A、10B間に
空気の流通を生ずるものとなるので、両容室10A、10B内
の温度は平均化されるものとなり、より狭く設定された
補助前照灯容室10B側の過剰な温度上昇を防止するもの
となる。 同時に、前記通気孔2には邪魔板3が設けられ少なく
とも補助前照灯側から前照灯容室11A側に漏光を生じな
いものとされたことで、一枚のレンズ16を共用するとき
にも補助前照灯が独立しているように見せることが可能
になる。
以上に説明したように本考案により、遮光板には少な
くとも補助前照灯側から前照灯側に漏光を生じないよう
にした通気孔が設けられた複合前照灯の遮光板としたこ
とで、デザイン上の要求などにより例えば補助前照灯側
が著しく容積を狭いものとして設定されたときにも、前
記通気孔により補助前照灯側から前照灯側への空気の流
通が行えるようにして過度の温度上昇を生ずるのを防止
し、この温度上昇に起因する熱変形などを防止する優れ
た効果を奏するものとなる。 また、このときに前記通気孔を少なくとも補助前照灯
側から前照灯側に漏光を生じないものとしたことで、点
灯時のみならず非点灯時の外観向上にも効を奏し、また
一体型でありながら補助前照灯が恰も独立しているよう
に見せることも可能となる。
くとも補助前照灯側から前照灯側に漏光を生じないよう
にした通気孔が設けられた複合前照灯の遮光板としたこ
とで、デザイン上の要求などにより例えば補助前照灯側
が著しく容積を狭いものとして設定されたときにも、前
記通気孔により補助前照灯側から前照灯側への空気の流
通が行えるようにして過度の温度上昇を生ずるのを防止
し、この温度上昇に起因する熱変形などを防止する優れ
た効果を奏するものとなる。 また、このときに前記通気孔を少なくとも補助前照灯
側から前照灯側に漏光を生じないものとしたことで、点
灯時のみならず非点灯時の外観向上にも効を奏し、また
一体型でありながら補助前照灯が恰も独立しているよう
に見せることも可能となる。
第1図は本考案に係る複合前照灯の遮光板の一実施例を
分解した状態で示す斜視図、第2図は第1図のII-II線
に沿う断面図、第3図は同じく本考案の別の実施例を要
部で示す断面図、第4図は従来例を分解した状態で示す
斜視図である。 1……遮光板 2……通気孔 3……邪魔板 10……複合前照灯 10A……前照灯容室 10B……補助前照灯容室 11……ハウジング 12、14……反射鏡 13、15……電球 16……インナーレンズ 17……アウターレンズ
分解した状態で示す斜視図、第2図は第1図のII-II線
に沿う断面図、第3図は同じく本考案の別の実施例を要
部で示す断面図、第4図は従来例を分解した状態で示す
斜視図である。 1……遮光板 2……通気孔 3……邪魔板 10……複合前照灯 10A……前照灯容室 10B……補助前照灯容室 11……ハウジング 12、14……反射鏡 13、15……電球 16……インナーレンズ 17……アウターレンズ
Claims (1)
- 【請求項1】一体のハウジング内に前照灯と補助前照灯
が組合わされ、前記前照灯と補助前照灯とが遮光板で仕
切られている複合前照灯において、前記遮光板には少な
くとも前記補助前照灯側から前記前照灯側に漏光を生じ
ないようにした通気孔が設けられていることを特徴とす
る複合前照灯の遮光板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10924690U JP2560934Y2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | 複合前照灯の遮光板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10924690U JP2560934Y2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | 複合前照灯の遮光板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466003U JPH0466003U (ja) | 1992-06-10 |
JP2560934Y2 true JP2560934Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=31856415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10924690U Expired - Fee Related JP2560934Y2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | 複合前照灯の遮光板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560934Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005228630A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Sakari:Kk | 面光源装置 |
JP5585230B2 (ja) * | 2010-06-17 | 2014-09-10 | 市光工業株式会社 | 車両用前照灯 |
-
1990
- 1990-10-18 JP JP10924690U patent/JP2560934Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466003U (ja) | 1992-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5692824A (en) | Vehicular clearance lamp having improved lateral illumination | |
JPH07272504A (ja) | 車輌用標識灯 | |
JP3308474B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JPH10321009A (ja) | 車両用灯具 | |
JP3169571B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP2560934Y2 (ja) | 複合前照灯の遮光板 | |
GB2372803A (en) | Vehicle headlamp with a ballast circuit mounted on a side of the lamp | |
JPH0685281B2 (ja) | ランプ一体型フロントグリル | |
KR950029019A (ko) | 자동차 전조등 | |
JP3122034B2 (ja) | 車輌用前照灯 | |
JPH0855502A (ja) | 車両用灯具 | |
KR20070085932A (ko) | 반사기가 통합된 컴팩트형 백열 램프 | |
CN215112510U (zh) | 一种可实现狭窄空间散热的灯具 | |
JP2918764B2 (ja) | リヤコンビネーションランプ | |
JPH0753206Y2 (ja) | 車輌用灯具 | |
JPH0353364Y2 (ja) | ||
JP3257166B2 (ja) | ランプ構造 | |
JP3169544B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JPS6236161Y2 (ja) | ||
JP2010146904A (ja) | 車両用灯具 | |
JP2000048607A (ja) | 車両用灯具 | |
JPH0614321Y2 (ja) | 自動車用灯具 | |
JP3023751B2 (ja) | 車輌用灯具のソケットカバー | |
JP2000357408A (ja) | 車両用灯具 | |
KR0146341B1 (ko) | 자동차용 미등 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |