JP2006079881A - 前照灯システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両の前照灯システムにおいて、ランプ冷却のための専用の温度センサおよび冷却ファンを不要として、ランプ部の冷却を行う。
【解決手段】 ヘッドライト500はラジエータ100およびコンデンサ200の冷却用送風機300の風上側と通風路440により連通しており、送風機300が回転することにより発生する送風によって、ヘッドライト500内が外気により換気されヘッドライトは強制冷却される。送風機の駆動電圧は、エンジン水温に基づき決定されるラジエータ冷却駆動ファン電圧と、冷媒圧力に基づき決定されるA/Cコンデンサ冷却駆動ファン電圧と、車速、外気温およびエンジン水温により決定されヘッドライトの必要放熱量に相当するランプ冷却駆動ファン電圧との3つのうち最も大きい電圧値とされる。
【選択図】 図2
【解決手段】 ヘッドライト500はラジエータ100およびコンデンサ200の冷却用送風機300の風上側と通風路440により連通しており、送風機300が回転することにより発生する送風によって、ヘッドライト500内が外気により換気されヘッドライトは強制冷却される。送風機の駆動電圧は、エンジン水温に基づき決定されるラジエータ冷却駆動ファン電圧と、冷媒圧力に基づき決定されるA/Cコンデンサ冷却駆動ファン電圧と、車速、外気温およびエンジン水温により決定されヘッドライトの必要放熱量に相当するランプ冷却駆動ファン電圧との3つのうち最も大きい電圧値とされる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両の前照灯システムに関する。
近年、夜間の視認性を向上させるために、ディスチャージ(HID)ランプや発光ダイオード(LED)ランプなどの高輝度型ランプを車両の前照灯に採用することが検討されている。このような高輝度型ランプでは、ランプ本体およびランプ本体付近に配置されるライト制御部が高温となるため、これら高温となる部位を送風などにより強制的に冷却する必要がある。
従来より、車両用ランプのランプハウジング内の熱気を排出させるものとして、ハウジング内の温度に応じてハウジング内の空気をハウジング外へ排出するよう送風するモータを備えるものがあった(例えば、特許文献1)。
特開2000−322908号公報
しかし上記従来技術では、ランプを冷却するための専用部品、すなわち、温度フィードバック用の温度センサやハウジングに設けられた冷却ファンなどを必要とするため、システムが複雑になるという問題があった。
本発明は、車両の前照灯システムにおいて、ランプ冷却のための専用の温度センサおよび冷却ファンを不要として、ランプ部の冷却を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両の前方側を照らす前照灯(500)と、車両前端側に配設された熱交換器(100、200)と、熱交換器(100、200)に冷却空気を送風する送風機(300)と、送風機を駆動するファン駆動装置(10)と、前照灯と送風機の風上側とを連通する連通路(440)とを備える前照灯システムであって、ファン駆動装置は、前照灯の必要放熱量を推定し、必要放熱量に応じて駆動電圧を算出するとともに、駆動電圧によって送風機を駆動することを特徴とする。
この発明によれば、送風機の作動による熱交換器への送風に伴い、連通路内を前照灯より送風機風上側へ空気流れが発生して前照灯にこの空気流れが当たることより前照灯が冷却される前照灯システムにおいて、前照灯が熱的に安定に作動可能となるよう必要放熱量を推定して、この必要放熱量に相当する空気流れを連通路に生じさせるための送風機出力となるような送風機駆動電圧を算出することができる。したがって、前照灯の温度検出および検出された温度上昇を防止するための専用の冷却ファンを設けることなく、既存の熱交換器冷却用送風機を用いて前照灯の冷却を行うことができる。
この必要放熱量は、請求項2に記載のように、車両の速度、外気温およびエンジン水温に応じて推定することができる。
また、送風機の駆動電圧を、請求項3に記載のように、車両の速度、外気温およびエンジン水温に応じて設定することができる。
さらに、駆動電圧は、請求項4に記載のように、車両の速度が大きくなるに応じて小さくなるよう、あるいは請求項5に記載のように、車両の外気温およびエンジン水温の少なくともいずれか一方が大きくなるに応じて小さくなるよう設定することができる。
請求項6に記載の発明は、車両の前方側を照らす前照灯(500)と、車両の前端側に配設されたラジエータ(100)とエアコン用コンデンサ(200)とを備えた熱交換器と、熱交換器(100、200)に冷却空気を送風する送風機(300)と、ラジエータ冷却用の第1駆動電圧(RdV)とコンデンサ冷却用の第2駆動電圧(AcV)とのうち大きいほうの駆動電圧により送風機を駆動するファン駆動装置と、前照灯と送風機の風上側とを連通する連通路とを備える前照灯システムであって、ファン駆動装置は、車両の速度、外気温およびエンジン水温に応じてランプ冷却用の第3駆動電圧(LpV)を算出するとともに、第1ないし第3駆動電圧のうち最も大きい駆動電圧(Vc)によって送風機を駆動することを特徴とする。
この発明によれば、送風機の作動によるラジエータおよびエアコン用コンデンサを備えた熱交換器への送風に伴い、連通路内を前照灯より送風機風上側へ空気流れが発生して前照灯にこの空気流れが当たることより前照灯が冷却される前照灯システムにおいて、ラジエータ冷却用の第1駆動電圧と、コンデンサ冷却用の第2駆動電圧と、車両の速度、外気温およびエンジン水温に応じて算出されるランプ冷却用の第3駆動電圧との3つの駆動電圧の内、最も大きい値となった駆動電圧により、送風機を駆動する。
したがって、前照灯は放熱が必要な場合には、必ず熱交換器用の送風機が作動されて、通風路中に空気流れが強制的に発生されて冷却される。したがって、前照灯の温度検出および検出された温度上昇を防止するための専用の冷却ファンを設けることなく、既存の熱交換器冷却用送風機を用いて前照灯の冷却を行うことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係るフロントエンドパネル構造及び前照灯システムを用いた車両前端部の分解斜視図である。
ラジエータ100は、内燃機関(エンジン)の冷却水が流通する複数本のラジエータチューブ111からなるラジエータコア110、及びラジエータチューブ111の長手方向両端側に配設されて各ラジエータチューブ111に連通するラジエータタンク120等から構成された周知のマルチフロー型の熱交換器である。
コンデンサ200もラジエータ100と同様に、冷媒が流通する複数本のコンデンサチューブ211からなるコンデンサコア210、及びコンデンサチューブ211の長手方向両端側に配設されて各コンデンサチューブ211に連通するコンデンサタンク220等から構成された周知のマルチフロー型の熱交換器である。
送風機300は、ラジエータ100およびコンデンサ200の風下側に配置され、後述するファン駆動装置10からの駆動電圧により送風機ファンが回転することにより、ラジエータ100およびコンデンサ200に冷却風を送風する。なお、本実施形態では、熱交換器100、200の形状に応じて、効率的に送風できるよう、送風機300は車幅方向に2つ並列配置されており、これら2つの送風機300はともに同一の駆動電圧により、同一回転数(送風量)で回転する。
フロントエンドパネル400は、樹脂(本実施形態では、ガラス繊維強化ポリプロピレン)製のパネルであり、このフロントエンドパネル400にラジエータ100、コンデンサ200および送風機300等の車両前端部品が組み付け固定される。
このフロントエンドパネル400は、上方側に位置して水平方向に延びる上方側梁部材(アッパビーム)410、送風機300(電動モータ302)を支持するとともに、送風機300がラジエータ100より空気流れ後方側から空気を吸入することを防止するシュラウド420、車両前面側を照らす前照灯(ヘッドライト)500が組み付けられるライトステー(ライト取付部)430等が一体形成されている。
なお、図1では車両左側のヘッドライト500が省略されているが、実際は左右両側にヘッドライト500が組み付けられ、上方側梁部材410には、ボンネット(エンジンフード)を固定するフードロック(図示せず。)が組み付けられる。
ヘッドライト500は、図1のA−A断面図である図2に示すように、光源をなすバルブ510、凹面状の反射板(リフレクタ)520、バルブ510からの直接光及びリフレクタ520からの反射光を集光するレンズ530、並びにリフレクタ520の背面側からバルブ510及びリフレクタ520を覆うライトハウジング540からなるものである。
そして、フロントエンドパネル400には、ヘッドライト500内と送風機300の風上側(上流側)とを連通させる通風路440が設けられており、この通風路440を構成するダクト部材441はパネル400と一体成形されている。
一方、ヘッドライト500(ライトハウジング540)には、ダクト部材441に接続されてヘッドライト500(ライトハウジング540)内と通風路440内とを連通させるライトダクト部材550が一体成形されている。
なお、バルブ510とリフレクタ520との間には、隙間521が設けられており、外気をリフレクタ520の反射面側からライトダクト部材550および通風路440へ流入可能としている。
なお、図1中、車両前面側には緩衝部材をなす金属製のバンパーリーンフォース(以下、バンパーと略す。)600がフロントエンドパネル400とともに車両側方側のボディ(サイドメンバー)620にボルト等の締結手段にて固定されている。このバンパー600は樹脂製のバンパーカバー610により覆われている。
以上のように、フロントエンドパネル400には、ヘッドライト500内と送風機300の風上側とを連通させる通風路440が設けられているので、送風機300がファン駆動装置10により回転駆動されて送風機300の風上側が負圧となることにより、ヘッドライト500内の空気が通風路440を流通して送風機300に吸引される。同時に、バルブ510とリフレクタ520との隙間521等から新気(外気)がヘッドライト500内に流入するので、ヘッドライト500内が強制的に換気され、ヘッドライト500の各部位(バルブ510)が強制冷却される。
このように、熱交換器100、200を冷却するために送風機300を駆動することにより、同時にヘッドライト500、バルブ510等を冷却することができる。なお、エンジン始動直後や冬期など、熱交換器100、200の放熱量が少なく送風機300が駆動されていない場合でも、車両走行に伴い車両が風(車速風)を受けることにより、外気がヘッドライト500内より通風路440へ流通してヘッドライト500の冷却を可能にする。
次に、本実施形態の前照灯システムの電気制御部について説明する。図3はそのブロック図である。なお、図3には本発明に係わる構成のみ示している。
前照灯システムは、マイクロコンピュータにより構成されたファン駆動装置10を備えている。ファン駆動装置10には、エンジン制御を行うエンジン制御ECU11を介して車両の外気温度を検出する外気温センサ12と、エンジンの冷却水温を検出する水温センサ(ENG水温センサ)13と車速を検出する車速センサ14が接続されている。さらに、ファン駆動装置10には、空調装置の冷凍サイクル(図示せず)内を流通する冷媒の圧力を検出する圧力センサ15が接続されている。
ファン駆動装置10は、これら各センサ信号に基づき、後述する制御フローにおける演算処理により送風機300のファン駆動電圧Vcを算出し、このファン駆動電圧Vcによって送風機300を駆動制御する。送風機300は、ファン駆動装置10より与えられるファン駆動電圧Vcの大きさに応じた風量の風を発生する。
次に、本実施形態におけるファン駆動装置10が実行する制御フローについて、図6に示すフローチャートに基づき説明する。この制御フローは、エンジンイグニッションがONとなると同時に処理が開始される(S100)。
まずステップS110にて、第1駆動電圧としてのラジエータ冷却駆動ファン電圧RdVが演算される。ラジエータ冷却駆動ファン電圧RdVは、主としてラジエータ100を冷却するためのファン駆動電圧に相当し、水温センサ13からのエンジン水温(E/G水温)信号に応じて、図5に一例を示す制御マップに基づき算出される。すなわち、ラジエータ冷却駆動ファン電圧RdVは、エンジン水温の上昇に応じて増加する周知の特性を有している。
次にステップS120で、第2駆動電圧としてのエアコン用コンデンサ(A/Cコンデンサ)冷却駆動ファン電圧AcVが演算される。A/C冷却駆動ファン電圧AcVは、主としてコンデンサ200を冷却するためのファン駆動電圧に相当し、圧力センサ15により検出された冷媒圧力に応じて、図6に一例を示す制御マップに基づき算出される。すなわち、A/C冷却駆動ファン電圧AcVは、冷媒圧力の増加に応じて増加する周知の特性を有している。
そしてステップS130にて、ラジエータ冷却駆動ファン電圧RdVがA/C冷却駆動ファン電圧AcVより大きいか否かが判定され、判定結果がYESならば、ファン駆動電圧Vcを大きい方のラジエータ冷却駆動ファン電圧RdVに設定する(S140)。判定結果がNOならば、ファン駆動電圧Vcを大きい方のA/C冷却駆動ファン電圧AcVに設定する(S150)。
すなわち、S130〜S150の処理において、ファン駆動電圧VcをRdVとAcVとの大きい方の駆動電圧に設定することにより、熱交換器(ラジエータ100およびコンデンサ200)の冷却不足を防止することができる。
次に、ステップS160にて、本実施形態の特徴部分である、第3駆動電圧としてのランプ冷却駆動ファン電圧LpVが演算される。このランプ冷却駆動ファン電圧LpVは、ヘッドライト500が熱異常状態にならないように冷却するに必要な送風量であり、ヘッドライト500の必要放熱量に相当する。
すなわち、ヘッドライト500の必要放熱量は、車速と外気温とエンジンルーム内の温度(エンコパ温度)とにより決定される。実験結果を示す図7のエンコパ温度とエンジン水温との直線で表される相関関係より、エンコパ温度はエンジン水温で代用できるので、本実施形態では、ヘッドライト500の必要放熱量、すなわちランプ冷却駆動ファン電圧LpVを、車速、外気温およびエンジン水温に基づき演算する。
具体的には、図8に示す制御マップに基づき算出される。すなわち、ランプ冷却駆動ファン電圧LpVは、車速が大きくなるほど小さくなり、他方、外気温Tamおよびエンジン水温Twの少なくとも一方が大きくなるほど大きくなる特性を備えている。図8中の各線図は、パラメータである外気温Tamまたはエンジン水温Twが一定のときの車速に対するランプ冷却駆動ファン電圧LpVを示している。
次にステップS170にて、算出されたランプ冷却駆動ファン電圧LpVがステップS140またはS150にて設定されているファン駆動電圧Vcより大きいか否かが判定され、判定結果がYESならば、ステップS180にて最終的にファン駆動電圧Vcを最も大きいランプ冷却駆動ファン電圧LpVに設定する。ステップS170での判定結果がNOであるときには、ファン駆動電圧Vcは最も大きい値であるS140またはS150で設定されている値(RdVまたはAcV)のまま変更されない。
そして、ステップS190にて、ファン駆動電圧VcをRdV、AcV、LpVのうち最も大きい値に決定し、これを送風機300に出力する。
以上のように送風機300の回転駆動を制御した結果の例を図9に示す。この図表では、各外気温(35℃、25℃、15℃)における種々の走行状態(渋滞・停止、市街地走行、登板走行、高速走行、郊外路走行)において、ヘッドライト500が冷却されて熱異常状態に陥らないようなファン駆動電圧Vcの条件を示している。たとえば、渋滞・停止時には、外気温35℃ではファン駆動電圧Vc=5.5V(消費電力17W)で送風機300を駆動することにより、ヘッドライト500は冷却できた。
また、たとえば、登板走行においては、エンジン負荷が高くそのためエンコパ温度(エンジン水温)も高くなるので、外気温35℃のとき車速が33km/h以上であれば、送風機300を止めても車速風によりヘッドライト500を冷却することが可能であった。換言すれば、車速がそれよりも低ければ送風機300を回転させる必要がある。
以上のように、本実施形態では、ヘッドライト500の必要放熱量を、ヘッドライト500の温度を検出するための専用の温度センサを用いることなく、車速、外気温およびエンジン水温から推定して、ヘッドライト500を熱異常状態に陥らないように冷却するに必要な熱交換器冷却用送風機300の駆動電圧を決定することができる。これにより、ヘッドライト500は送風機300の駆動または車速風により常に発熱状態が抑制され、熱異常状態に陥ることが防止される。
また、ヘッドライト500に専用の温度センサを配置する必要がないので、LEDを光源とするLEDヘッドライトにおいては特に好適である。すなわち、LED素子の低いジャンクション温度に対して温度制御を行う場合には、ジャンクション部分の温度検出が必要となり、そのための温度センサの設置はヘッドライトとしてのLED素子の個数が多くなるほどシステムが複雑となる。本実施形態では、温度センサおよび検出温度に基づくフィードバック制御を行わないので、システムを簡易にし、かつ信頼性を向上させることができる。
10…ファン駆動装置、12…外気温センサ、13…エンジン水温センサ、
14…車速センサ、15…圧力センサ、100…ラジエータ、200…コンデンサ、
300…送風機、400…フロントエンドパネル、440…通風路、
500…ヘッドライト、510…光源(バルブ)。
14…車速センサ、15…圧力センサ、100…ラジエータ、200…コンデンサ、
300…送風機、400…フロントエンドパネル、440…通風路、
500…ヘッドライト、510…光源(バルブ)。
Claims (6)
- 車両の前方側を照らす前照灯(500)と、
前記車両の前端側に配設された熱交換器(100、200)と、
前記熱交換器(100、200)に冷却空気を送風する送風機(300)と、
前記送風機を駆動するファン駆動装置(10)と、
前記前照灯と前記送風機の風上側とを連通する連通路(440)とを備える前照灯システムであって、
前記ファン駆動装置は、前記前照灯の必要放熱量を推定し、該必要放熱量に応じて駆動電圧を算出するとともに、前記駆動電圧によって前記送風機を駆動することを特徴とする前照灯システム。 - 前記ファン駆動装置は、前記必要放熱量を、前記車両の速度、外気温およびエンジン水温に応じて推定することを特徴とする請求項1に記載の前照灯システム。
- 前記ファン駆動装置は、前記駆動電圧を、前記車両の速度、外気温およびエンジン水温に応じて設定することを特徴とする請求項1に記載の前照灯システム。
- 前記駆動電圧は、前記車両の速度が大きくなるに応じて小さくなるよう設定されることを特徴とする請求項3に記載の前照灯システム。
- 前記駆動電圧は、前記車両の外気温およびエンジン水温の少なくともいずれか一方が大きくなるに応じて小さくなるよう設定されることを特徴とする請求項3または4に記載の前照灯システム。
- 車両の前方側を照らす前照灯(500)と、
前記車両の前端側に配設されたラジエータ(100)とエアコン用コンデンサ(200)とを備えた熱交換器と、
前記熱交換器(100、200)に冷却空気を送風する送風機(300)と、
前記ラジエータ冷却用の第1駆動電圧(RdV)と前記コンデンサ冷却用の第2駆動電圧(AcV)とのうち大きいほうの駆動電圧により前記送風機を駆動するファン駆動装置(10)と、
前記前照灯と前記送風機の風上側とを連通する連通路(440)とを備える前照灯システムであって、
前記ファン駆動装置は、前記車両の速度、外気温およびエンジン水温に応じてランプ冷却用の第3駆動電圧(LpV)を算出するとともに、前記第1ないし第3駆動電圧のうち最も大きい駆動電圧(Vc)によって前記送風機を駆動することを特徴とする前照灯システム。
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