JP2008218157A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用前照灯の取り扱い性を向上させつつ、LED光源の冷却性能を飛躍的に向上させる。
【解決手段】LED光源1,11を冷却するための冷却手段をハウジング21とカバーレンズ22とによって画定される灯室23内に配置した車両用前照灯において、冷却手段として、LED光源1,11が発生した熱を冷却水に伝熱するための受熱用ジャケット6,16と、冷却水に伝熱された熱を放熱するためのラジエータ25と、冷却水を循環させるためのポンプ26と、受熱用ジャケット6,16とラジエータ25とポンプ26とを連結するための冷却水用配管28とを設け、冷却手段のすべてを灯室23内に配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED光源を冷却するための冷却手段をハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室内に配置した車両用前照灯に関し、特には、車両用前照灯の取り扱い性を向上させつつ、LED光源の冷却性能を飛躍的に向上させることができる車両用前照灯に関する。
従来から、LED光源を冷却するための冷却手段をハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室内に配置した車両用前照灯が知られている。この種の車両用前照灯の例としては、例えば特開2005−222785号公報に記載されたものがある。
特開2005−222785号公報に記載された車両用前照灯では、熱伝導率が高い材料によって形成された中空の箱形部材が、LED光源を冷却するための冷却手段として設けられている。更に、特開2005−222785号公報に記載された車両用前照灯では、冷却手段としての中空の箱形部材が、ハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室内に配置されている。そのため、特開2005−222785号公報に記載された車両用前照灯によれば、LED光源を冷却するための冷却手段がハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室の外側に突出している場合よりも、例えば車両本体に対する車両用前照灯の組み付け性などのような車両用前照灯の取り扱い性を向上させることができる。
詳細には、特開2005−222785号公報に記載された車両用前照灯では、LED光源が発生した熱が、ブラケット等を介して箱形部材に伝熱されている。更に、例えば車両走行中などに車両用前照灯の外部の空気が箱形部材の内部を通過せしめられる時に、LED光源から箱形部材に伝熱された熱が、箱形部材の内部の空気に放熱されている。
特開2005−222785号公報
ところで、近年においては、車両用前照灯に適用されるLED光源の高出力化・高輝度化が進んでおり、それに伴って、LED光源が発生する熱量も増大する傾向がある。
一方、特開2005−222785号公報に記載された車両用前照灯では、LED光源の冷却が空冷によって行われており、熱抵抗が非常に大きいため、発生する熱量が比較的少ないLED光源を冷却することができるものの、発生する熱量が多いLED光源を十分に冷却することができない。
前記問題点に鑑み、本発明は、車両用前照灯の取り扱い性を向上させつつ、LED光源の冷却性能を飛躍的に向上させることができる車両用前照灯を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、LED光源を冷却するための冷却手段をハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室内に配置した車両用前照灯において、前記冷却手段として、前記LED光源が発生した熱を冷却水に伝熱するための受熱用ジャケットと、冷却水に伝熱された熱を放熱するためのラジエータと、冷却水を循環させるためのポンプと、前記受熱用ジャケットと前記ラジエータと前記ポンプとを連結するための冷却水用配管とを設け、前記冷却手段のすべてを前記灯室内に配置したことを特徴とする車両用前照灯が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、前記冷却手段として、冷却水を補充するためのリザーバタンクを設け、前記リザーバタンクを前記灯室内に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、前記LED光源および前記受熱用ジャケットを収容するための受熱区画と、前記ラジエータを収容するための放熱区画とを前記灯室内に形成し、前記受熱区画と前記放熱区画との間に断熱壁を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、前記ラジエータを冷却するための空気の入口開口を前記放熱区画の前端に形成すると共に、前記ラジエータを冷却した空気の出口開口を前記放熱区画の後端に形成し、前記ラジエータの後側に冷却ファンを配置したことを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、前記放熱区画内に流入した空気を前記ラジエータに導くためのダクトを前記入口開口と前記ラジエータとの間に配置したことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、前記ラジエータを冷却した空気を前記放熱区画の外側に排出するための他の出口開口を前記ラジエータの後側に形成し、前記他の出口開口に前記冷却ファンを配置し、前記放熱区画の後端に形成された前記出口開口に弁を配置し、前記冷却ファンの停止時に前記弁を開放することを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、前記放熱区画を前記受熱区画の下側に配置し、前記放熱区画の後端から遠く、前記放熱区画の前端から近い位置に前記ラジエータを配置したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項8に記載の発明によれば、前記冷却水用配管のうち、冷却水が前記受熱用ジャケットから前記ラジエータに流れている部分を前記カバーレンズの近傍に配置するか、あるいは、前記カバーレンズに接触させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項9に記載の発明によれば、前記冷却水用配管の少なくとも一部を可撓性部材によって構成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項10に記載の発明によれば、車両の走行速度に応じて前記冷却ファンの回転数を変更することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項11に記載の発明によれば、温度センサを設け、温度に応じて前記冷却ファンの回転数を変更することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項12に記載の発明によれば、前記カバーレンズに付着している雪を融かすことが要求される時に前記冷却ファンを逆回転させることを特徴とする請求項7に記載の車両用前照灯が提供される。
請求項1に記載の車両用前照灯では、LED光源を冷却するための冷却手段として、LED光源が発生した熱を冷却水に伝熱するための受熱用ジャケットと、冷却水に伝熱された熱を放熱するためのラジエータと、冷却水を循環させるためのポンプと、受熱用ジャケットとラジエータとポンプとを連結するための冷却水用配管とが設けられている。
そのため、請求項1に記載の車両用前照灯によれば、LED光源が空冷される場合よりも、熱抵抗を低減することができ、LED光源の冷却に要する時間を短縮することができる。つまり、請求項1に記載の車両用前照灯によれば、LED光源が空冷される場合よりも、LED光源の冷却性能を飛躍的に向上させることができる。その結果、請求項1に記載の車両用前照灯によれば、LED光源に対する通電量を増加させることによってLED光源の発光量を増加させることができ、それにより、車両用前照灯全体のLED光源の数を低減することができる。
また、請求項1に記載の車両用前照灯では、LED光源を冷却するための冷却手段としての受熱用ジャケット、ラジエータ、ポンプ、および冷却水用配管のすべてが、ハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室内に配置されている。そのため、請求項1に記載の車両用前照灯によれば、冷却手段が灯室の外側に突出している場合よりも、例えば車両本体に対する車両用前照灯の組み付け性などのような車両用前照灯の取り扱い性を向上させることができる。
すなわち、請求項1に記載の車両用前照灯によれば、車両用前照灯の取り扱い性を向上させつつ、LED光源の冷却性能を飛躍的に向上させることができる。
詳細には、請求項1に記載の車両用前照灯によれば、空冷用ヒートシンクがLED光源に接続されている場合よりも、車両用前照灯全体を小型化することができ、エイミング調整時あるいはレベリング調整時の可動部分を小型化することができる。
請求項2に記載の車両用前照灯では、LED光源を冷却するための冷却手段として、冷却水を補充するためのリザーバタンクが設けられている。そのため、請求項2に記載の車両用前照灯によれば、冷却水が蒸発しやすい環境下においても、冷却水によってLED光源を確実に冷却することができる。
更に、請求項2に記載の車両用前照灯では、LED光源を冷却するための冷却手段としてのリザーバタンクが、ハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室内に配置されている。そのため、請求項2に記載の車両用前照灯によれば、リザーバタンクが灯室の外側に突出している場合よりも、例えば車両本体に対する車両用前照灯の組み付け性などのような車両用前照灯の取り扱い性を向上させることができる。
請求項3に記載の車両用前照灯では、LED光源および受熱用ジャケットを収容するための受熱区画と、ラジエータを収容するための放熱区画とが灯室内に形成され、受熱区画と放熱区画との間に断熱壁が配置されている。そのため、請求項3に記載の車両用前照灯によれば、ラジエータから放熱された熱によってLED光源の冷却が妨げられてしまうおそれを低減することができる。
請求項4に記載の車両用前照灯では、ラジエータを冷却するための空気の入口開口が放熱区画の前端に形成され、ラジエータを冷却した空気の出口開口が放熱区画の後端に形成されている。そのため、請求項4に記載の車両用前照灯によれば、例えば車両の走行時に空気が放熱区画内を流れることができ、それにより、ラジエータの冷却効率を向上させることができる。
更に、請求項4に記載の車両用前照灯では、ラジエータの後側に冷却ファンが配置されている。そのため、請求項4に記載の車両用前照灯によれば、例えば車両のアイドリング停止時においても空気が放熱区画内を流れることができ、それにより、ラジエータの冷却効率を向上させることができる。
請求項5に記載の車両用前照灯では、放熱区画内に流入した空気をラジエータに導くためのダクトが放熱区画の入口開口とラジエータとの間に配置されている。そのため、請求項5に記載の車両用前照灯によれば、放熱区画内に流入した空気がダクトによってラジエータに導かれない場合よりもラジエータの冷却効率を向上させることができる。
請求項6に記載の車両用前照灯では、ラジエータを冷却した空気を放熱区画の外側に排出するための他の出口開口がラジエータの後側に形成され、他の出口開口に冷却ファンが配置されている。そのため、請求項6に記載の車両用前照灯によれば、例えば車両のアイドリング停止時に冷却ファンを作動することにより、入口開口を介して放熱区画の外側の空気を流入させ、他の出口開口を介してラジエータを冷却した空気を放熱区画の外側に排出することができ、それにより、ラジエータの冷却効率を向上させることができる。
更に、請求項6に記載の車両用前照灯では、放熱区画の後端に形成された出口開口に弁が配置され、冷却ファンの停止時に弁が開放される。そのため、請求項6に記載の車両用前照灯によれば、例えば車両の走行時に冷却ファンを停止することにより、入口開口を介して放熱区画の外側の空気を流入させ、弁が開放している出口開口を介してラジエータを冷却した空気を放熱区画の外側に排出することができ、それにより、ラジエータの冷却効率を向上させることができる。
つまり、請求項6に記載の車両用前照灯によれば、冷却ファンの消費電力を抑制しつつ、冷却ファンの停止時に冷却ファンによって空気の流れが妨げられてしまうのを回避することができる。
請求項7に記載の車両用前照灯では、放熱区画が受熱区画の下側に配置され、放熱区画の後端から遠く、放熱区画の前端から近い位置にラジエータが配置されている。つまり、請求項7に記載の車両用前照灯では、雪がカバーレンズに付着している車両のアイドリング停止時または低速走行時に、ラジエータによって暖められた空気が放熱区画の前端の入口開口を介してカバーレンズまで上昇し、それにより、カバーレンズが暖められる。そのため、請求項7に記載の車両用前照灯によれば、ラジエータによって暖められた空気により、カバーレンズに付着している雪を融かすことができる。
請求項8に記載の車両用前照灯では、冷却水用配管のうち、冷却水が受熱用ジャケットからラジエータに流れている部分が、カバーレンズの近傍に配置されているか、あるいは、カバーレンズに接触せしめられている。そのため、請求項8に記載の車両用前照灯によれば、LED光源が発生した熱によって、カバーレンズに付着した雪を融かすことができる。詳細には、請求項8に記載の車両用前照灯によれば、LED光源の輻射熱が利用される場合よりも融雪効率を向上させることができる。
請求項9に記載の車両用前照灯では、冷却水用配管の少なくとも一部が可撓性部材によって構成されている。詳細には、請求項9に記載の車両用前照灯では、冷却水用配管のうち、例えば受熱用ジャケットとラジエータまたはポンプとを連結する部分が可撓性部材によって構成されている。そのため、請求項9に記載の車両用前照灯によれば、LED光源を冷却水によって冷却しつつ、例えばラジエータまたはポンプに対してLED光源および受熱用ジャケットを移動させることにより、車両用前照灯のエイミング調整およびレベリング調整を行うことができる。
請求項10に記載の車両用前照灯では、車両の走行速度に応じて冷却ファンの回転数が変更される。詳細には、請求項10に記載の車両用前照灯では、例えば車両の走行時に車両のアイドリング停止時よりも冷却ファンの回転数が減少せしめられ、車両の走行速度が増加するに従って、冷却ファンの回転数が減少せしめられ、冷却ファンが停止される。そのため、請求項10に記載の車両用前照灯によれば、車両の走行速度に応じて冷却ファンの回転数が変更されない場合よりも冷却ファンの消費電力を抑制することができる。
請求項11に記載の車両用前照灯では、温度センサが設けられ、温度に応じて冷却ファンの回転数が変更される。詳細には、請求項11に記載の車両用前照灯では、LED光源の温度が低い時にLED光源の温度が高い時よりも冷却ファンの回転数が減少せしめられ、LED光源の温度が低くなるに従って、冷却ファンの回転数が減少せしめられ、冷却ファンが停止される。そのため、請求項11に記載の車両用前照灯によれば、LED光源の温度に応じて冷却ファンの回転数が変更されない場合よりも冷却ファンの消費電力を抑制することができる。
請求項12に記載の車両用前照灯では、カバーレンズに付着している雪を融かすことが要求される時に冷却ファンが逆回転せしめられる。その結果、請求項12に記載の車両用前照灯では、ラジエータによって暖められた空気が、放熱区画の前端の入口開口から押し出され、カバーレンズまで上昇し、それにより、カバーレンズが暖められる。そのため、請求項12に記載の車両用前照灯によれば、冷却ファンが逆回転せしめられない場合よりも融雪に要する時間を短縮することができる。
以下、本発明の車両用前照灯の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。図1において、1,11はLED光源を示しており、7はLED光源1からの光を反射するためのリフレクタを示しており、17はLED光源11からの光を反射するためのリフレクタを示している。8はリフレクタ7からの光の一部を遮るためのシェードを示しており、9はシェード8によって遮られなかった光を投影するための投影レンズを示している。
また、図1において、6はLED光源1を冷却するためにLED光源1が発生した熱を冷却水に伝達する受熱用ジャケットを示しており、16はLED光源11を冷却するためにLED光源11が発生した熱を冷却水に伝達する受熱用ジャケットを示している。21は車両用前照灯のハウジングを示しており、22はカバーレンズを示しており、23はハウジング21とカバーレンズ22とによって画定される灯室を示している。
更に、図1において、25は受熱用ジャケット6,16から冷却水に伝熱された熱を放熱するためのラジエータを示しており、26は冷却水を循環させるためのポンプを示している。27は冷却水を補充するためのリザーバタンクを示しており、28は受熱用ジャケット6,16とラジエータ25とポンプ26とリザーバタンク27とを連結するための冷却水用配管を示している。28a,28bは冷却水用配管の一部を構成する可撓性部材を示している。
第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、灯室23が受熱区画23aと放熱区画23bとに分割されており、断熱壁24が受熱区画23aと放熱区画23bとの間に配置されている。更に、ラジエータ25を冷却するための空気(図1中の矢印)の入口開口23b1が放熱区画23bの前端に形成され、ラジエータ25を冷却した空気(図1中の矢印)の出口開口23b2が放熱区画23bの後端に形成されている。
また、図1において、29はラジエータ25の後側に配置された冷却ファンを示しており、30は放熱区画23b内に流入した空気(図1中の矢印)をラジエータ25に導くために入口開口23b1とラジエータ25との間に配置されたダクトを示している。図2は図1に示したダクト30の斜視図である。
更に、図1において、32は投影レンズ9から照射される光をエイミング調整するためのエイミングスクリューを示しており、33はリフレクタ17から照射される光をエイミング調整するためのエイミングスクリューを示している。
図3および図4は図1に示したLED光源1,11、受熱用ジャケット6,16等の詳細図である。詳細には、図3はLED光源1,11、受熱用ジャケット6,16等の斜視図、図4はLED光源1,11、受熱用ジャケット6,16等の正面図(図3の左手前側から見た図)である。
図3および図4において、2はLED光源1としてのLEDチップが含まれているLEDパッケージを示しており、3はLEDパッケージ2が搭載された基板を示している。4は基板3が組み付けられた金属プレートを示しており、5は基板3と金属プレート4との間に配置された熱伝導部材を示している。10は金属プレート4に対して受熱用ジャケット6を固定するための固定具を示している。
また、図3および図4において、12はLED光源11としてのLEDチップが含まれているLEDパッケージを示しており、13はLEDパッケージ12が搭載された基板を示している。14は基板13が組み付けられた金属プレートを示しており、15は基板13と金属プレート14との間に配置された熱伝導部材を示している。20は金属プレート14に対して受熱用ジャケット16を固定するための固定具を示している。
第1の実施形態の車両用前照灯では、図4に示すように、固定具10,20が、弾性変形可能なバネ性材料によって形成されており、スナップフィットにより金属プレート4,14に対して着脱可能に構成されている。
図5は第1の実施形態の車両用前照灯の電気回路を概略的に示した図である。第1の実施形態の車両用前照灯では、図5に示すように、LED光源1,11の温度を検出するための温度センサ41と、車速を検出するための車速センサ42と、ポンプ26の回転数を検出するためのポンプ回転数センサ43と、冷却ファン44の回転数を検出するための冷却ファン回転数センサ44とが、制御回路45に接続されている。更に、LED光源1と、LED光源11と、ポンプ26と、冷却ファン29とが、駆動回路46に接続されている。
第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、LED光源1,11を冷却するための冷却手段として、LED光源1,11が発生した熱を冷却水に伝熱するための受熱用ジャケット6,16と、冷却水に伝熱された熱を放熱するためのラジエータ25と、冷却水を循環させるためのポンプ26と、受熱用ジャケット6,16とラジエータ25とポンプ26とを連結するための冷却水用配管28とが設けられている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、LED光源1,11が空冷される場合よりも、熱抵抗を低減することができ、LED光源1,11の冷却に要する時間を短縮することができる。つまり、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、LED光源1,11が空冷される場合よりも、LED光源1,11の冷却性能を飛躍的に向上させることができる。その結果、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、駆動回路46によってLED光源1,11に対する通電量を増加させることによりLED光源1,11の発光量を増加させることができ、それにより、車両用前照灯全体のLED光源1,11の数を低減することができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、LED光源1,11を冷却するための冷却手段としての受熱用ジャケット6,16、ラジエータ25、ポンプ26、および冷却水用配管28のすべてが、ハウジング21とカバーレンズ22とによって画定される灯室23内に配置されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、冷却手段が灯室23の外側に突出している場合よりも、例えば車両本体に対する車両用前照灯の組み付け性などのような車両用前照灯の取り扱い性を向上させることができる。
すなわち、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、車両用前照灯の取り扱い性を向上させつつ、LED光源1,11の冷却性能を飛躍的に向上させることができる。詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、空冷用ヒートシンクがLED光源1,11に接続されている場合よりも、車両用前照灯全体を小型化することができ、エイミング調整時の可動部分(図1の可撓性部材28a,28bよりもLED光源1,11側の部分)を小型化することができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、LED光源1,11を冷却するための冷却手段として、冷却水を補充するためのリザーバタンク27が設けられている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、冷却水が蒸発しやすい環境下においても、冷却水によってLED光源1,11を確実に冷却することができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、LED光源1,11を冷却するための冷却手段としてのリザーバタンク27が、ハウジング21とカバーレンズ22とによって画定される灯室23内に配置されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、リザーバタンク27が灯室23の外側に突出している場合よりも、例えば車両本体に対する車両用前照灯の組み付け性などのような車両用前照灯の取り扱い性を向上させることができる。
第1の実施形態の車両用前照灯では、リザーバタンク27が設けられているが、第2の実施形態の車両用前照灯では、代わりに、リザーバタンク27を省略することも可能である。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、LED光源1,11および受熱用ジャケット6,16を収容するための受熱区画23aと、ラジエータ25を収容するための放熱区画23bとが灯室23内に形成され、受熱区画23aと放熱区画23bとの間に断熱壁24が配置されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、ラジエータ25から放熱された熱によってLED光源1,11の冷却が妨げられてしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、ラジエータ25を冷却するための空気(図1中の矢印)の入口開口23b1が放熱区画23bの前端に形成され、ラジエータ25を冷却した空気(図1中の矢印)の出口開口23b2が放熱区画23bの後端に形成されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、例えば車両の走行時に空気(図1中の矢印)が放熱区画23b内を流れることができ、それにより、ラジエータ25の冷却効率を向上させることができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1および図2に示すように、放熱区画23b内に流入した空気をラジエータ25に導くためのダクト30が放熱区画23bの入口開口23b1とラジエータ25との間に配置されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、放熱区画23b内に流入した空気がダクト30によってラジエータ25に導かれない場合よりもラジエータ25の冷却効率を向上させることができる。
第1の実施形態の車両用前照灯では、ダクト30が設けられているが、第3の実施形態の車両用前照灯では、代わりに、ダクトを省略したり、放熱区画23b内に流入した空気をラジエータ25に導くための壁をハウジング21に形成したりすることも可能である。
また、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、放熱区画23bが受熱区画23aの下側に配置され、放熱区画23bの後端から遠く、放熱区画23bの前端から近い位置にラジエータ25が配置されている。つまり、第1の実施形態の車両用前照灯では、雪がカバーレンズ22に付着している車両のアイドリング停止時または低速走行時に、ラジエータ25によって暖められた空気が放熱区画23bの前端の入口開口23b1を介してカバーレンズ22まで上昇し、それにより、カバーレンズ22が暖められる。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、ラジエータ25によって暖められた空気により、カバーレンズ22に付着している雪を融かすことができる。
図6は第4の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。第1の実施形態の車両用前照灯では、カバーレンズ22に付着している雪を融かすことが要求される時に冷却ファン29が逆回転せしめられないが、第4の実施形態の車両用前照灯では、図6に示すように、カバーレンズ22に付着している雪(図示せず)を融かすことが要求される時に冷却ファン29が逆回転せしめられる。その結果、第4の実施形態の車両用前照灯では、ラジエータ25によって暖められた空気(図6中の矢印)が、冷却ファン29によって放熱区画23bの前端の入口開口23b1から押し出され、カバーレンズ22まで上昇し、それにより、カバーレンズ22が暖められる。そのため、第4の実施形態の車両用前照灯によれば、冷却ファン29が逆回転せしめられない第1の実施形態の車両用前照灯よりも融雪に要する時間を短縮することができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、冷却水用配管28の一部が可撓性部材28a,28bによって構成されている。詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯では、冷却水用配管のうち、受熱用ジャケット6とラジエータ25およびポンプ26とを連結する部分が可撓性部材28aによって構成され、受熱用ジャケット16とラジエータ25およびポンプ26とを連結する部分が可撓性部材28bによって構成されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、LED光源1を冷却水によって冷却しつつ、ラジエータ25およびポンプ26に対してLED光源1および受熱用ジャケット6を移動させることにより、投影レンズ9から照射される光のエイミング調整を行うことができる。また、LED光源11を冷却水によって冷却しつつ、ラジエータ25およびポンプ26に対してLED光源11および受熱用ジャケット16を移動させることにより、リフレクタ17から照射される光のエイミング調整を行うことができる。
また、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1および図5に示すように、車両の走行速度に応じて冷却ファン29の回転数が変更される。詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯では、車両の走行時に車両のアイドリング停止時よりも冷却ファン29の回転数が減少せしめられ、車両の走行速度が増加するに従って冷却ファン29の回転数が減少せしめられ、車両の走行速度が所定値に到達すると冷却ファン29が停止される。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、車両の走行速度に応じて冷却ファン29の回転数が変更されない場合よりも冷却ファン29の消費電力を抑制することができる。
更に、第1の実施形態の車両用前照灯では、図1および図5に示すように、温度センサ41によって検出されたLED光源1,11の温度に応じて冷却ファン29の回転数が変更される。詳細には、第1の実施形態の車両用前照灯では、LED光源1,11の温度が低い時にLED光源1,11の温度が高い時よりも冷却ファン29の回転数が減少せしめられ、LED光源1,11の温度が低くなるに従って冷却ファン29の回転数が減少せしめられ、LED光源1,11の温度が所定値以下の時に冷却ファン29が停止される。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、LED光源1,11の温度に応じて冷却ファン29の回転数が変更されない場合よりも冷却ファン29の消費電力を抑制することができる。
第1の実施形態の車両用前照灯では、冷却ファン29の回転数が変更せしめられるが、第5の実施形態の車両用前照灯では、代わりに、冷却ファン29の回転数を変更することなく、冷却ファン29を一定の速度で回転させることも可能である。
また、第1の実施形態の車両用前照灯では、冷却水用配管28のうち、受熱用ジャケット6,16の内部に位置する部分の内壁面が粗面化処理されている。そのため、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、受熱用ジャケット6,16と冷却水との接触面積を増大させることができ、受熱用ジャケット6,16の内部における冷却水の流れに乱流を形成することができる。その結果、第1の実施形態の車両用前照灯によれば、冷却水用配管28のうち受熱用ジャケット6,16の内部に位置する部分の内壁面が粗面化処理されていない場合よりも、受熱用ジャケット6,16から冷却水への伝熱効率を向上させることができる。
図7は第6の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、受熱区画23aと放熱区画23bとの境界部分における冷却水用配管28が一部材によって構成されているが、第6の実施形態の車両用前照灯では、図7に示すように、受熱区画23aと放熱区画23bとの境界部分における冷却水用配管28が2つの部材に分割されており、2つの部材が防水性カプラ28cによって連結されている。そのため、第6の実施形態の車両用前照灯によれば、冷却水用配管28が受熱区画23aと放熱区画23bとの境界部分において分割されていない場合よりもハウジング21に対する冷却水用配管28の組み付け性を向上させることができる。
図8は第7の実施形態の車両用前照灯のラジエータ25等の斜視図である。第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、冷却水がラジエータ25に流入するラジエータ25の入口部分と、冷却水がラジエータ25から流出するラジエータ25の出口部分とが、ほぼ同一の高さに配置されているが、第7の実施形態の車両用前照灯では、図8に示すように、冷却水がラジエータ25に流入するラジエータ25の入口部分25aが、冷却水がラジエータ25から流出するラジエータ25の出口部分25bよりも高い位置に配置されている。つまり、第7の実施形態の車両用前照灯では、高温の冷却水がラジエータ25内の高い位置を流れ、低温の冷却水がラジエータ25内の低い位置を流れるように、ラジエータ25が構成されている。
図9および図10は第8の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、冷却ファン29が放熱区画23bの後端の出口開口23b2に配置されているが、第8の実施形態の車両用前照灯では、図9および図10に示すように、冷却ファン29が放熱区画23bの下端の出口開口23b3に配置され、放熱区画23bの後端の出口開口23b2には、弁31が配置されている。
詳細には、第8の実施形態の車両用前照灯では、図9に示すように、車両のアイドリング停止時に冷却ファン29が作動される。その結果、冷却ファン29により、放熱区画23bの外側の空気が、入口開口23b1を介して放熱区画23b内に流入せしめられ、ラジエータ25を冷却した空気が、出口開口23b3を介して放熱区画23bの外側に排出される。
また、第8の実施形態の車両用前照灯では、図10に示すように、車両の走行時に冷却ファン29が停止され、放熱区画23b内を流れる風の力により、弁31が開放される。その結果、放熱区画23bの外側の空気が、入口開口23b1を介して放熱区画23b内に流入せしめられ、ラジエータ25を冷却した空気が、弁31が開放している出口開口23b2を介して放熱区画23bの外側に排出される。すなわち、第8の実施形態の車両用前照灯によれば、冷却ファン29の消費電力を抑制しつつ、冷却ファン29の停止時に冷却ファン29によって空気の流れが妨げられてしまうのを回避することができる。
つまり、第8の実施形態の車両用前照灯では、図9に示すように、車両のアイドリング停止時に、弁31が閉鎖された状態で冷却ファン29が作動されるため、ラジエータ25を冷却する空気の流量を確保することができる。
第8の実施形態の車両用前照灯では、図10に示すように、車両の走行時に冷却ファン29が停止されるが、第8の実施形態の車両用前照灯の変形例では、車両の走行時に冷却ファン29を作動することも可能である。
図16は第8の実施形態の車両用前照灯の他の変形例の要部の概略的な断面図である。図16に示すように構成することにより、弁31を設けなくても、冷却ファンの作動時および停止時のいずれにおいても、ラジエータを冷却する空気の流量を確保することができる。
図11は第9の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。第1の実施形態の車両用前照灯では、図1に示すように、冷却水用配管28のうち、冷却水が受熱用ジャケット6,16からラジエータ25に流れている部分が、ラジエータ25の後側に延びているが、第9の実施形態の車両用前照灯では、図11に示すように、冷却水用配管28のうち、冷却水が受熱用ジャケット6,16からラジエータ25に流れている部分28dが、ラジエータ25の上側に延びている。詳細には、第9の実施形態の車両用前照灯では、冷却水用配管28のうち、冷却水が受熱用ジャケット6,16からラジエータ25に流れている部分28dが、カバーレンズ22に接触せしめられている。
図12は第9の実施形態の車両用前照灯のカバーレンズ22に付着した雪50を示した図である。第9の実施形態の車両用前照灯では、図12に示すように、冷却水用配管28の融雪用部分28d内の暖かい冷却水により、カバーレンズ22の下側部分に付着した雪50aが融かされる。その結果、カバーレンズ22の上側部分に付着した雪50bがカバーレンズ22の表面に沿って滑り落ち、カバーレンズ22に付着したすべての雪50が除去される。
換言すれば、第9の実施形態の車両用前照灯によれば、LED光源1,11が発生した熱によって、カバーレンズ22に付着した雪50aを融かすことができ、それにより、カバーレンズ22に付着したすべての雪50を除去することができる。詳細には、第9の実施形態の車両用前照灯によれば、LED光源1,11の輻射熱が利用される場合よりも融雪効率を向上させることができる。
第9の実施形態の車両用前照灯では、図11に示すように、冷却水用配管28のうち冷却水が受熱用ジャケット6,16からラジエータ25に流れている部分28dがカバーレンズ22に接触せしめられているが、第10の実施形態の車両用前照灯では、代わりに、冷却水用配管28のうち、冷却水が受熱用ジャケット6,16からラジエータ25に流れている部分を、カバーレンズ22からわずかに離れている程度のカバーレンズ22の近傍に配置することも可能である。
第11の実施形態では、上述した第1から第10の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明者等は水冷システムの車両用前照灯と空冷システムの車両用前照灯とで性能の比較を行った。図13は各システムにおけるLEDパッケージの底面温度を示した図である。図13に示すように、(1)LED光源を水冷し、ラジエータを冷却ファンによって強制冷却した「水冷強制」システム(冷却ファン、ポンプともに作動)、(2)LED光源を空冷し、ヒートシンクを灯室外まで延ばし、ダクトを付けて冷却ファンによって強制冷却した「空冷強制開放ダクト」システム、(3)LED光源を水冷し、ラジエータを自然空冷した「水冷自然」システム(冷却ファンなし、ポンプのみ作動)、(4)LED光源を空冷し、ヒートシンクを灯室外まで延ばし、自然空冷した「空冷自然開放」システム、(5)LED光源を空冷し、ヒートシンクを灯室内に配置し、自然空冷した「空冷自然密閉」システムの順でLED光源の冷却性能が高かった。最も性能の高い「水冷強制」システムの冷却性能は、最も性能の低い「空冷自然密閉」システムの冷却性能の8倍以上であった。
図14は各システムにおけるLEDパッケージの底面温度と時間との関係を示した図である。図14に示すように、「水冷強制」システムでは、LEDパッケージの底面温度が2〜3分で安定し、その後も安定した温度になった。つまり、水冷システムは空冷システムよりも冷却性能がかなり高く、温度安定性も高く、温度管理が容易であることがわかった。
図15はラジエータを冷却するための冷却ファンの風速とLEDパッケージの底面温度との関係を示した図である。図15に示すように、冷却ファンの風速が自然空冷と同等(0.25m/s)でも、冷却ファンの風速が1.25m/sの場合に比べてLEDパッケージの底面温度は10℃程度しか高くならなかった。
第1の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。 図1に示したダクト30の斜視図である。 図1に示したLED光源1,11、受熱用ジャケット6,16等の詳細図である。 図1に示したLED光源1,11、受熱用ジャケット6,16等の詳細図である。 第1の実施形態の車両用前照灯の電気回路を概略的に示した図である。 第4の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。 第6の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。 第7の実施形態の車両用前照灯のラジエータ25等の斜視図である。 第8の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。 第8の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。 第9の実施形態の車両用前照灯の概略的な断面図である。 第9の実施形態の車両用前照灯のカバーレンズ22に付着した雪50を示した図である。 各システムにおけるLEDパッケージの底面温度を示した図である。 各システムにおけるLEDパッケージの底面温度と時間との関係を示した図である。 ラジエータを冷却するための冷却ファンの風速とLEDパッケージの底面温度との関係を示した図である。 第8の実施形態の車両用前照灯の他の変形例の要部の概略的な断面図である。
符号の説明
1,11 LED光源
2,12 LEDパッケージ
3,13 基板
4,14 金属プレート
5,15 熱伝導部材
6,16 受熱用ジャケット
7,17 リフレクタ
8 シェード
9 投影レンズ
10,20 固定具
21 ハウジング
22 カバーレンズ
23 灯室
23a 受熱区画
23b 放熱区画
23b1 入口開口
23b2,23b3 出口開口
24 断熱壁
25 ラジエータ
26 ポンプ
27 リザーバタンク
28 冷却水用配管
28a,28b 可撓性部材
28c カプラ
28d 部分
29 冷却ファン
30 ダクト
31 弁
32,33 エイミングスクリュー

Claims (12)

  1. LED光源を冷却するための冷却手段をハウジングとカバーレンズとによって画定される灯室内に配置した車両用前照灯において、
    前記冷却手段として、前記LED光源が発生した熱を冷却水に伝熱するための受熱用ジャケットと、冷却水に伝熱された熱を放熱するためのラジエータと、冷却水を循環させるためのポンプと、前記受熱用ジャケットと前記ラジエータと前記ポンプとを連結するための冷却水用配管とを設け、
    前記冷却手段のすべてを前記灯室内に配置したことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記冷却手段として、冷却水を補充するためのリザーバタンクを設け、前記リザーバタンクを前記灯室内に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記LED光源および前記受熱用ジャケットを収容するための受熱区画と、前記ラジエータを収容するための放熱区画とを前記灯室内に形成し、前記受熱区画と前記放熱区画との間に断熱壁を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記ラジエータを冷却するための空気の入口開口を前記放熱区画の前端に形成すると共に、前記ラジエータを冷却した空気の出口開口を前記放熱区画の後端に形成し、前記ラジエータの後側に冷却ファンを配置したことを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯。
  5. 前記放熱区画内に流入した空気を前記ラジエータに導くためのダクトを前記入口開口と前記ラジエータとの間に配置したことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯。
  6. 前記ラジエータを冷却した空気を前記放熱区画の外側に排出するための他の出口開口を前記ラジエータの後側に形成し、前記他の出口開口に前記冷却ファンを配置し、前記放熱区画の後端に形成された前記出口開口に弁を配置し、前記冷却ファンの停止時に前記弁を開放することを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用前照灯。
  7. 前記放熱区画を前記受熱区画の下側に配置し、前記放熱区画の後端から遠く、前記放熱区画の前端から近い位置に前記ラジエータを配置したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  8. 前記冷却水用配管のうち、冷却水が前記受熱用ジャケットから前記ラジエータに流れている部分を前記カバーレンズの近傍に配置するか、あるいは、前記カバーレンズに接触させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  9. 前記冷却水用配管の少なくとも一部を可撓性部材によって構成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  10. 車両の走行速度に応じて前記冷却ファンの回転数を変更することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  11. 温度センサを設け、温度に応じて前記冷却ファンの回転数を変更することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  12. 前記カバーレンズに付着している雪を融かすことが要求される時に前記冷却ファンを逆回転させることを特徴とする請求項7に記載の車両用前照灯。
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