JP5243505B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、光源からの熱を放熱する放熱部材を備えた車両用前照灯に関し、特に、発光ダイオードのような発熱密度が高く、高温で発光効率が低下したり、寿命が短くなる光源を用いた車両用前照灯に関する。
従来より、光源に発光ダイオードを用いた車両用前照灯として、特許文献1にあるように、投影レンズ、リフレクタ、光源を前方からこの順に沿って配置すると共に、光源からの熱を放熱する放熱部材に光源を取り付けたものが知られている。この放熱部材は櫛形の放熱フィンが下方に向かって延出されて形成されている。
また、特許文献2にあるように、ハウジング内に光源としての放電灯と、点灯回路と、点灯回路からの熱を放熱する放熱部材とを設けたものも知られている。
特開2004−311224号公報 特開2003−68134号公報
しかしながら、こうした従来の特許文献1のものでは、光源の点灯を制御する点灯回路を光源から離れたハウジングの外側に配置し、点灯回路と光源とを接続すると、伝送効率が悪く、また、光源の温度を検出するための温度検出素子を光源の近傍に設けようとすると、温度検出素子と離れた位置にある点灯回路とを信号線により接続しなければならず、接続が煩わしい。また、光源を放熱部材に取り付けると共に、点灯回路からの熱を放熱する放熱部材を別に設けると、放熱性はよいが、装置が大型化するという問題があった。
また、特許文献2のものでは、光源と点灯回路とを接近して配置することができるが、更に、光源からの熱を放熱する放熱部材を設けようとすると、装置が大型化するという問題があった。
本発明の課題は、小型化と放熱性の向上との両立を図った車両用前照灯を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
ハウジングと、前記ハウジングの前方開口部に配置されたレンズカバーとにより形成される灯室内に、光源と、前記光源からの熱を前記灯室内に放熱する放熱部材とを収納した車両用前照灯において、
前記放熱部材は、前記光源が配置され上下方向に立設された柱部材と、前記柱部材の外周に上下方向に沿って設けられた複数の板状の放熱フィンとを備え、
前記柱部材に点灯回路を構成する素子が装着された基板を上下方向に立てて挿入した収納孔を形成したことを特徴とする車両用前照灯がそれである。
その際、前記収納孔の形状を前記素子が装着された前記基板の外形形状に応じて形成してもよい。
前記柱部材の上端面に取り付けた散熱部材に前記光源を取り付けた構成としてもよい。また、前記柱部材の前方に前記光源を取り付けた構成としてもよい。前記放熱フィンは前記柱部材の側面に前記収納孔の開口を除いて放射状に設けられた構成としてもよい。更に、前記収納孔へ充填材を注入する注入孔を形成してもよい。前記基板に温度検出素子を装着してもよい。
本発明の車両用前照灯は、光源を柱部材に配置すると共に、柱部材に形成した収納孔に点灯回路を構成する素子が装着された基板を収納した。これにより、光源からの熱も、基板上の素子からの熱も、柱部材から放熱フィンを介して放熱され、光源と基板とからの熱を、共通の放熱部材から放熱させることができ、それぞれ別個に設ける必要がないので、小型化でき、また、光源と基板とからの熱を放熱部材から放熱させることができるので、放熱性を阻害することもなく、小型化と放熱性との両立を図ることができるという効果を奏する。
高発熱素子と収納孔の内壁との隙間を小さく形成すると、高発熱素子からの熱が柱部材に伝わりやすく、放熱性が向上する。また、高発熱素子と低発熱素子とで、高発熱素子を柱部材の中心側に配置することにより、高発熱素子から柱部材への伝熱が良好に行われ、放熱性が向上する。更に、収納孔に注入孔を形成することにより、充填材の注入が容易になる。
本発明の一実施形態としての車両用前照灯の概略縦断面図である。 図1のAA断面図である。 図1のBB断面図である。 本実施形態の車両用前照灯の概略横断面図である。 本実施形態の放熱部材を後方から見た斜視図である。 本実施形態の放熱部材を後方から見た側面図である。 本実施形態の放熱部材の平面図である。 図6のCC拡大断面図である。 図6のDD断面図である。 図3のEE拡大断面図である。 別の実施形態の放熱部材の縦断面図である。 図11のFF拡大断面図である。 他の実施形態としての柱部材を断面で示す説明図である。 更に他の実施形態としての散熱部材を用いた放熱部材の斜視図である。 更に他の実施形態としての散熱部材を用いた放熱部材の縦断面図である。
以下本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1はハウジングで、ハウジング1には前方開口部2が形成され、開口部2を除いて周囲が壁で塞がれている。開口部2には、レンズカバー4が配置されて、ハウジング1内がほぼ閉塞され、ハウジング1とレンズカバー4とにより灯室6が形成されている。
灯室6内には、前方から後方に向かって順に投影レンズ8、シェード10、光源12が光軸Zに沿って配置されている。光源12からの光を反射させるリフレクタ14が光源12に対向して配置されている。
投影レンズ8には本実施形態では平凸レンズが用いられており、投影レンズ8の焦点と、内側反射面が回転放物面等の曲面状に形成されたリフレクタ14の焦点とがほぼ同じ位置になるように配置されている。リフレクタ14で反射された光の一部がシェード10により遮られ、シェード10により遮られなかった光が投影レンズ8によって前方に照射される。
本実施形態では、シェード10は投影レンズ8の支持部材を兼ねている。尚、本実施形態では、車両用前照灯に投影レンズ8やリフレクタ14を用いたプロジェクター型を用いた場合を例としたが、これに限らず、リフレクター型やダイレクトプロジェクション型の車両用前照灯であっても同様に実施可能である。
光源12には、発光ダイオードが用いられており、光源12は灯室6内に収納された放熱部材16に配置されている。放熱部材16は柱部材18と放熱フィン20とを備えている。柱部材18は、本実施形態では円柱状に形成されており、図2、図3に示すように、柱部材18の下端がハウジング1の底壁1aに立設された支持部材24の上端に取り付けられて、柱部材18が上下方向に立設されている。この柱部材18の上端面に光源12が取り付けられている。
図4に示すように、柱部材18の外周には、板状の複数の放熱フィン20が、上下方向に沿って、柱部材18の軸方向中心から放射状に設けられている。本実施形態では、柱部材18の上下方向の長さと、放熱フィン20の長さとが同じに形成されて、柱部材18の全長にわたって放熱フィン20が取り付けられている。
複数の放熱フィン20は、一対の放熱フィン20の間を空気が流通できるように所定の間隔を空けて配置されている。放熱フィン20の下端と底壁1aとの間には、支持部材24の高さに応じた空気が流通できる十分な隙間が形成されている。尚、柱部材18の長さと放熱フィン20の長さとは同じにする必要はなく、必要に応じて長さを決めればよい。
放熱フィン20は熱伝導性のよい材料、例えば、アルミニウム等で形成されており、柱部材18と共にアルミ鋳造により一体に形成、あるいは、アルミ板により形成した放熱フィン20を柱部材18の外周にロー付け等により固定して形成されている。
尚、本実施形態では、柱部材18は円柱状に形成しているが、これに限らず、四角柱、六角柱等の角柱状でもよく、その際には、放熱フィン20は、柱部材18の平坦な外壁に上下方向に、平行に並べて設ければよい。
柱部材18には、上下方向に収納孔26が形成されている。収納孔26は、車両の後方側から前方に向かって形成されて、柱部材18の後方側に開口30が形成されている。収納孔26に光源12の点灯を制御する点灯回路31が形成された基板28が収納されている。
基板28には点灯回路31を構成する各種素子が装着されており、各種素子には高発熱素子32や低発熱素子34が含まれている。また、基板28には温度を検出する温度検出素子36が装着されており、温度検出素子36は、収納孔26に基板28を収納した際に、光源12の近傍となるように、基板28上に配置されている。
収納孔26は、基板28を収納した際に、収納孔26の内壁と基板28上の素子32,34,36との隙間が小さくなるように形成するとよく、特に収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間が小さくなるように形成する。収納孔26に基板28を収納する際、基板28の全体が完全に収納孔26に収納される必要はなく、基板28の一部が収納孔26の外部に飛び出していてもよい。その際、少なくとも、基板28上の高発熱素子32は収納孔26内に収納されるようにする。
また、収納孔26に基板28を収納する際、基板28上の高発熱素子32が柱部材18の中心側に配置されるように、基板28上の高発熱素子32の配置を考慮するのが好ましい。
本実施形態では、図5、図6に示すように、収納孔26は、柱部材18の長手方向に沿って上下方向に形成されており、車両の後方側に開口30が形成されている。収納孔26の開口30とシェード10とを回避して、図7に示すように、放熱フィン20は車両の左右方向に、放射状に配置されている。
図8に示すように、基板28上の高発熱素子32の装着状態に応じて、収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間が小さくなるように形成する。図8(イ)に示すように、高発熱素子32の高さが低発熱素子34の高さより低いときには、収納孔26の前方側の幅を狭く、後方側の幅を広く、凸状に形成して、収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間を小さくするとよい。隙間の大きさは0.5〜1mm程度が好ましい。その際、高発熱素子32を基板28の前方側に装着し、また低発熱素子34を後方側に装着するように点灯回路31を構成するとよい。更に、図8(ロ)に示すように、収納孔26を前方側に貫通形成してもよい。
高発熱素子32の高さと低発熱素子34の高さとが等しいような場合には、図8(ハ)に示すように、収納孔26の幅を一定に、収納孔26を直方体状に形成してもよい。その場合でも、収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間は小さく形成する。隙間の大きさは0.5〜1mm程度が好ましい。
また、図8(ニ)に示すように、高発熱素子32の高さや低発熱素子34の高さの関係から、あるいは、基板28上の配置の関係から、収納孔26を前方側に向かってテーパ状に幅が狭まるように形成して、収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間が小さくなるようにしてもよい。
更に、図8(ホ)に示すように、基板28の片面側にのみ各素子が配置され、高さの低い高発熱素子32が基板28の前方側に装着されている場合には、収納孔26の内壁を片側が平坦で、他方に段を設け、収納孔26の前方側の幅を狭く形成し、収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間が小さくなるようにしてもよい。
このように、収納孔26の横方向の断面形状を、基板28上に装着される各素子32,34,36の外形形状に応じて形成し、収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間が小さくなるようにするとよい。また、収納孔26の縦方向(上下方向)の断面形状をも、基板28上に装着される各素子32,34,36の外形形状に応じて形成し、収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間が小さくなるようにしてもよい。
一方、図9に示すように、収納孔26の底側に注入孔37を形成して、注入孔37からペースト状の熱伝導性ゲルを用いた充填材を注入するようにしてもよい。充填材は収納孔26の全体に注入してもよいが、少なくとも収納孔26の内壁と高発熱素子32との隙間に注入するようにしてもよい。また、充填材は必要に応じて用いるようにしてもよい。
図10に示すように、柱部材18には、収納孔26の開口30を塞ぐキャップ38を取り付けて、キャップ38により塵埃や水滴等の侵入を防止している。また、充填材を収納孔26に注入する際には、キャップ38により充填材の漏れ止めを図るようにしてもよい。図1に示すように、基板28上のコネクタ40に一端が接続されたリード線42はハウジング1の後壁1bから外部に導出され、コネクタ44を介して電源45に接続されている。
次に、前述した本実施形態の車両用前照灯の作動について説明する。
車両の運転に伴って光源12が点灯されると、光源12で発せられた光は、リフレクタ14で反射されて、リフレクタ14で反射された光の一部はシェード10により遮られ、シェード10により遮られなかった光は投影レンズ8によって前方に照射される。光源12からの熱は、柱部材18に伝わり、柱部材18から複数の放熱フィン20に伝わる。
一方、点灯回路31による光源12の点灯制御により、基板28上の高発熱素子32も発熱し、高発熱素子32からの熱は、図10に矢印で示すように、収納孔26内の充填材や空気及び収納孔26の内壁を介して、柱部材18に伝わる。そして、柱部材18から複数の放熱フィン20に伝わる。尚、一部の熱は、キャップ38を介して灯室6内に放熱される。
光源12からの熱と高発熱素子32からの熱は、共に柱部材18に伝わり、柱部材18から複数の放熱フィン20に伝わる。放熱フィン20からの放熱により、放熱フィン20の周囲の空気が暖められて膨張する。膨張して軽くなった空気は複数の放熱フィン20の間をハウジング1の天井壁1cに向かって上昇する。複数の放熱フィン20からの放熱により、複数の放熱フィン20の間の空気が暖められて空気が連続的に上昇する。
上昇した空気は、図1に矢印で示すように、ハウジング1の天井壁1cに沿って前方のレンズカバー4に向かって流れる。その際、暖められた空気が、リフレクタ14やシェード10により、下降するのが規制される。灯室6内への放熱により、暖められた空気は、ハウジング1の後壁1b、天井壁1cや側壁、また、レンズカバー4を介して外部の空気との間で熱交換が行われて、灯室6内の空気は冷却される。
更に、空気は、レンズカバー4に沿って下降し、レンズカバー4の下側からハウジング1の底壁1aに沿って流れ、ハウジング1の底壁1aとシェード10の下側との間を通る。その間に、底壁1aを介して外気との間で熱交換が行われる。
空気は各放熱フィン20の間を通って上昇し、その間に各放熱フィン20からの放熱により空気が再度暖められて、ハウジング1の天井壁1cに向かって上昇する。このように、複数の放熱フィン20の間を通って暖められた空気は、ハウジング1の天井壁1cからレンズカバー4の内側に沿って流れ、冷却されてハウジング1の底壁1aに沿って、再び複数の放熱フィン20の間に流れ込む対流の経路が生じる。
基板28上の温度検出素子36により周囲温度を監視し、温度検出素子36が検出した周囲温度が予め設定された温度以上となったときには、点灯回路31が光源12への投入電力を制御して、光源12や点灯回路31の発熱を抑制する。これにより、灯室6の外部の環境温度が高温である状態等においても、光源12や点灯回路31が所定の温度以上とならないように制御して、光源12や点灯回路31の耐久性を向上させることができる。
また、車両の走行中には、レンズカバー4には外気が当たるので、レンズカバー4の外側の外気と、内側の空気との間での熱交換が促進され、空気の冷却が促進される。また、車両が寒冷地を走行する場合に、レンズカバー4の外側に雪や氷が付着する場合があるが、レンズカバー4の内側が暖められることにより、レンズカバー4の外側の雪や氷が溶かされて、前方への光の照射が良好に行われる。
このように、本実施形態では、光源12を放熱部材16の柱部材18に配置すると共に、柱部材18に形成した収納孔26に点灯回路31を構成する素子32,34,36が装着された基板28を収納した。これにより、光源12からの熱も、基板28上の高発熱素子32からの熱も、柱部材18に伝わり、柱部材18から放熱フィン20を介して放熱される。
光源12を柱部材18に配置し、柱部材18の収納孔26に点灯回路31の基板28を収納したので、光源12と点灯回路31の基板28とからの熱を、共通の放熱部材16から放熱させることができ、それぞれ別個に設ける必要がないので、小型化できる。また、光源12と点灯回路31の基板28とからの熱を放熱部材16から放熱させることができるので、放熱性を阻害することもなく、小型化と放熱性との両立を図ることができる。
しかも、収納孔26を柱部材18の長手方向に沿って、基板28を上下方向に立てて挿入可能に形成したので、柱部材18を大きくすることなく、収納孔26を形成でき、小型化を図ることができる。
高発熱素子32と収納孔26の内壁との隙間を小さく形成したので、高発熱素子32からの熱が柱部材18に伝わりやすく、放熱性が向上する。また、高発熱素子32と低発熱素子34とで、高発熱素子32を柱部材18の中心側に配置することにより、高発熱素子32から柱部材18への伝熱が良好に行われ、放熱性が向上する。更に、収納孔26に注入孔37を形成することにより、充填材の注入が容易になる。
次に、図11〜図15により、別の実施形態について説明する。尚、前述した実施形態と同じ部材については詳細な説明を省略する。
図11、図12に示すように、放熱部材46は、柱部材48が円柱部50と四角柱部52とを備えている。円柱部50は高さが低く、円柱部50の上端面に光源12が取り付けられている。
円柱部50の後方側に四角柱部52が一体に形成されており、四角柱部52は円柱部50よりも高さが高く、円柱部50は四角柱部52の半分程度の高さである。四角柱部52には収納孔26が開口30を後方側にして形成されており、収納孔26は基板28を上下方向に立てて挿入可能に形成されている。収納孔26には充填材を注入してもよい。このような放熱部材46を用いることにより、プロジェクター型の車両用前照灯を構成しやすくなる。
また、光源12を柱部材18の上端面に取り付ける場合に限らず、図13(イ)に示すように、円柱状の柱部材58の側面で前方側の一部に平坦面60を形成し、平坦面60に光源12を取り付けるようにしてもよい。光源12を前方に向けて配置することにより、ダイレクトプレジェクション型の車両用前照灯を構成しやすくなる。尚、図13(ロ)に示すように、円柱状の柱部材58の側面で前方側に平坦面62を上下方向全長にわたって形成し、この平坦面62に光源12を取り付けてもよい。
更に、図13(ハ)に示すように、柱部材58に形成する収納孔26を前方側から後方に向かって形成し、収納孔26の開口30を前方側に形成してもよい。これにより、例えば、柱部材58の後方側にも放熱フィンを配置することができる。また、図13(ニ)に示すように、柱部材58に形成する収納孔26を側方から形成し、収納孔26の開口30を側方側に形成してもよい。これにより、例えば、2つの柱部材58を対称位置に接近して配置することもできる。
一方、図14、図15に示すように、柱部材18の上端面に円板状の散熱部材64を取り付け、散熱部材64の前方側に光源12を取り付けてもよい。これにより、リフレクター型の車両用前照灯を構成しやすくなる。その際、図15(イ)に示すように、光源12を散熱部材64の上面に取り付けてもよく、また図15(ロ)に示すように、光源12を散熱部材64の下面に取り付けてもよい。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
1…ハウジング 2…開口部
4…レンズカバー 6…灯室
8…投影レンズ 10…シェード
12…光源 14…リフレクタ
16,46…放熱部材 18,48,58…柱部材
20…各放熱フィン 26…収納孔
28…基板 30…開口
31…点灯回路 32…高発熱素子
34…低発熱素子 36…温度検出素子
37…注入孔 38…キャップ
50…円柱部 52…四角柱部
60,62…平坦面 64…散熱部材

Claims (7)

  1. ハウジングと、前記ハウジングの前方開口部に配置されたレンズカバーとにより形成される灯室内に、光源と、前記光源からの熱を前記灯室内に放熱する放熱部材とを収納した車両用前照灯において、
    前記放熱部材は、前記光源が配置され上下方向に立設された柱部材と、前記柱部材の外周に上下方向に沿って設けられた複数の板状の放熱フィンとを備え、
    前記柱部材に点灯回路を構成する素子が装着された基板を上下方向に立てて挿入した収納孔を形成したことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記収納孔の形状を前記素子が装着された前記基板の外形形状に応じて形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記柱部材の上端面に取り付けた散熱部材に前記光源を取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用前照灯。
  4. 前記柱部材の前方に前記光源を取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用前照灯。
  5. 前記放熱フィンは前記柱部材の側面に前記収納孔の開口を除いて放射状に設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両用前照灯。
  6. 前記収納孔へ充填材を注入する注入孔を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の車両用前照灯。
  7. 前記基板に温度検出素子を装着したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の車両用前照灯。
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