JP2014103058A - Ledランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDが発生する熱をヒートシンクによって効率良く放熱させてLEDの温度上昇を効果的に抑えることができるLEDランプを提供すること。
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うレンズ3によって画成された灯室4内に少なくともLED光源5を収容するとともに、前記LED光源5で発生する熱を放熱させるためのヒートシンク7を設けて成るLEDランプ1において、前記ヒートシンク7の一部に、前記灯室4内の前記LED光源5へと延びる延長部7Aを形成し、同ヒートシンク7の他の部分を前記灯室4外に露出させる。又、前記ヒートシンク7の延長部7Aの先端に固定部7cを一体に形成し、該固定部7cに前記LED光源5を固定するとともに、同固定部7cの前記LED光源5の反対側に複数の放熱フィン7dを形成する。
【選択図】図2
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うレンズ3によって画成された灯室4内に少なくともLED光源5を収容するとともに、前記LED光源5で発生する熱を放熱させるためのヒートシンク7を設けて成るLEDランプ1において、前記ヒートシンク7の一部に、前記灯室4内の前記LED光源5へと延びる延長部7Aを形成し、同ヒートシンク7の他の部分を前記灯室4外に露出させる。又、前記ヒートシンク7の延長部7Aの先端に固定部7cを一体に形成し、該固定部7cに前記LED光源5を固定するとともに、同固定部7cの前記LED光源5の反対側に複数の放熱フィン7dを形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、光源としてLED(発光ダイオード)を使用するLEDランプに関するものである。
近年、例えば車両のヘッドランプ等においても、光源として省電力で高寿命であるLEDが使用されてきているが、LEDの最大の問題は、投入した電力の大部分が熱となり、自身が発する熱によって発光効率と寿命が低下するという点である。
ここで、LEDを光源とするLEDランプの一例を図5に示すが、図示のLEDランプ101は車両のヘッドランプであって、ハウジング102とその前面開口部を覆うレンズ103によって画成された灯室104内に、LED光源105と、該LED光源105からの光を車両前方(図5の左方)に向かって反射させるリフレクタ106を収容するとともに、LED光源105が発生する熱を周囲に放熱させるためのヒートシンク107を設けて構成されている。
上記ヒートシンク107は、熱伝導性の高いアルミダイカスト等によって一体成形されており、これには垂直なベースプレート107aと、該ベースプレート107aの背面に横方向(図5の紙面垂直方向)に適当な間隔で垂直に立設された薄いプレート状の複数の放熱フィン107bと、ベースプレート107aの正面上端から前方に向かって水平に延びる固定部107cが設けられている。そして、このヒートシンク107の灯室104内に臨む前記固定部107cの下面には前記LED光源105が固定されている。ここで、LED光源105は、LED110とこれを実装するLED基板111とで構成されている。
以上のように構成されたLEDランプ101において、LED光源105のLED110が起動されてこれが発光すると、その下方に向かう光はリフレクタ106で反射して車両前方へと向かい、レンズ103を透過して出射することによって車両前方の照明に供される。そして、LED110の発光によって発生する熱は、LED基板111からヒートシンク107へと伝導し、ヒートシンク107の複数の放熱フィン107bから周囲に放熱されるため、LED110の温度上昇が抑えられる。
ところで、放熱手段としてヒートシンクを備えたLEDランプに関して、例えば特許文献1には、リフレクタとヒートシンクとの接続部に断熱部材を介在させることによってリフレクタへの熱伝導を抑制し、リフレクタの熱による変形を防ぐようにした提案がなされている。
又、特許文献2には、LEDが発生する熱の放熱性を高めるためにヒートシンクをLEDランプユニットの上部に配置する構成が提案され、特許文献3には、ハウジングを兼ねるリフレクタに固定されたヒートシンクの放熱フィンの先端部をLEDランプユニットの照射軸に対して照射方向と反対方向に向かって上側に傾斜させる構成が提案されている。
しかしながら、図5に示す従来のLEDランプ101においては、ヒートシンク107の固定部107cを除くベースプレート107aと放熱フィン107bが灯室104外に配置されているため、灯室104内に配置されたLED光源105からの熱がヒートシンク107の灯室104外の放熱フィン107bへと伝導する経路が長くなり、ヒートシンク107への伝熱量が制限されるためにLED110の温度上昇を効果的に抑えることができないという問題があった。そして、このような問題は引用文献1〜3において提案された構成によっても解決することは不可能である。
本発明は上記観点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、LEDが発生する熱をヒートシンクによって効率良く放熱させてLEDの温度上昇を効果的に抑えることができるLEDランプを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジングとその開口部を覆うレンズによって画成された灯室内に少なくともLED光源を収容するとともに、前記LED光源で発生する熱を放熱させるためのヒートシンクを設けて成るLEDランプにおいて、前記ヒートシンクの一部に、前記灯室内の前記LED光源へと延びる延長部を形成し、同ヒートシンクの他の部分を前記灯室外に露出させたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ヒートシンクの延長部の先端に固定部を一体に形成し、該固定部に前記LED光源を固定するとともに、同固定部の前記LED光源の反対側に複数の放熱フィンを形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ヒートシンクの一部に形成された延長部が灯室内のLED光源まで延びているため、LED光源で発生する熱のヒートシンクへの熱伝導経路が短縮されて熱がヒートシンクに直接的に伝わり、この熱がヒートシンクによって効率良く放熱されてLEDの温度上昇が効果的に抑えられる。そして、ヒートシンクの延長部を除く部分は灯室外に露出しているため、LEDからヒートシンクへと伝導した熱がヒートシンクから灯室外の温度の低い環境へと効率良く放熱され、LEDの温度上昇が一層効果的に抑えられる。このようにLEDの温度上昇が抑えられる結果、該LEDの発光効率の低下が防がれて所定の照射光量が確保されるとともに、LEDの高寿命が達成される。
請求項2記載の発明によれば、ヒートシンクの延長部の先端に一体に形成された固定部のLED光源の反対側に複数の放熱フィンを形成したため、LED光源で発生した熱の一部が放熱フィンから灯室内へと放熱され、LEDが効果的に冷却されてその温度上昇が一層効果的に抑えられる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るLEDランプの正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は同LEDランプの背面図であり、図示のLEDランプ1は車両のヘッドランプであって、ハウジング2とその前面開口部を覆うレンズ3によって画成された灯室4内に、LED光源5と、該LED光源5からの光を車両前方(図2及び図3の左方)に向かって反射させるリフレクタ6を収容するとともに、LED光源5が発生する熱を周囲に放熱させるためのヒートシンク7を設けて構成されている。
上記ハウジング2は、光不透過性の樹脂によって円筒状に一体成形されており、その前面開口部の周縁には前方に向かって開口する嵌合溝2aが形成されている。又、ハウジング2の背面開口部からは前記ヒートシンク7の一部が後方に向かって突出しており、ハウジング2の背面開口部のヒートシンク7の一部が通過する部分の周囲は蛇腹状のシール部材8によって塞がれてシールされている。
前記レンズ3は、光透過性の透明な樹脂によって椀状に一体成形されており、その開口部の周縁に後方に向かって一体に突設された脚部3aがハウジング2の前面開口部の周縁に形成された嵌合溝2aに前方から嵌め込まれ、その嵌め込み部がホットメルト等の接着剤9によって接着されることによって当該レンズ3がハウジング2に固定され、このレンズ3によってハウジング2の前面開口部が覆われている。
前記ヒートシンク7は、熱伝導性の高いアルミダイカスト等によって一体成形されており、これには後方に向かって斜め下方に傾斜するベースプレート7aと、該ベースプレート7aの背面に横方向(図4の左右方向)に適当な間隔で垂直に立設された薄い三角プレート状の複数(図示例では、5枚)の放熱フィン7bと、ベースプレート7aの正面上端から前方に向かって水平に延びる固定部7cが設けられている。そして、このヒートシンク7の灯室4内に臨む前記固定部7cの下面にはLED光源5が固定されており、固定部7cのLED光源5とは反対側の上面には、図3に示すように前後方向に長い薄い矩形プレート状の複数の放熱フィン7dが横方向(図3の紙面垂直方向)に適当な間隔で垂直に一体に形成されている。ここで、LED光源5は、LED10とこれを実装するLED基板11とで構成されている。
前記リフレクタ6は、図1に示すように、灯室4内のLED光源5の下方に配置されており、これは光不透過性の樹脂によって成形され、LED光源5のLED10付近に焦点を有する放物面系の反射面6aを備えている。尚、リフレクタ6の反射面6aにはアルミ蒸着等の反射処理が施されている。
ところで、本実施の形態においては、前記ヒートシンク7の一部には、該ヒートシンク7の灯室4内に臨む固定部7cの下面に固定されたLED光源5へと延びる側面視三角状の延長部(図2に示すように、シール部材8の外端面に沿う垂直面Fよりも灯室4側に臨む部分)7Aが形成されており、同ヒートシンク7の固定部7cと延長部7A)を除く他の部分は灯室4外に露出している。
以上のように構成されたLEDランプ1において、LED光源5のLED10が起動されてこれが発光すると、その下方に向かう光はリフレクタ6の反射面6aで反射して車両前方へと向かい、レンズ3を透過して出射することによって車両前方の照明に供される。そして、LED10の発光によって発生する熱は、LED基板11からヒートシンク7へと伝導し、ヒートシンク7の複数の放熱フィン7bから周囲に放熱される。
而して、本実施の形態においては、前述のようにヒートシンク7の一部に形成された延長部7Aが灯室4内のLED光源5まで延びているため、LED光源5で発生する熱のヒートシンク7への熱伝導経路が短縮されて熱がヒートシンク7に直接的に伝わり、この熱がヒートシンク7の放熱フィン7bによって効率良く放熱されてLED10の温度上昇が効果的に抑えられる。そして、ヒートシンク7の固定部7cと延長部7Aを除く部分は灯室4外に露出しているため、LED10からヒートシンク7へと伝導した熱がヒートシンク7の放熱フィン7bから灯室4外の温度の低い環境へと効率良く放熱され、LED10の温度上昇が一層効果的に抑えられる。このようにLED10の温度上昇が抑えられる結果、該LED10の発光効率の低下が防がれて所定の照射光量が確保されるとともに、LED10の高寿命が達成される。
又、本実施の形態では、ヒートシンク7の延長部7Aの先端に一体に形成された固定部7cのLED光源5の反対側の上面に複数の放熱フィン7dを一体に形成したため、LED光源5で発生した熱の一部が放熱フィン7dから灯室4内へと放熱され、LED10が効果的に冷却されてその温度上昇が一層効果的に抑えられるという効果が得られる。
尚、以上は本発明を車両のヘッドランプに対して適用した形態について説明したが、本発明は、車両のヘッドランプ以外の任意のLEDランプ、或いは車両以外の任意のLEDランプに対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 LEDランプ
2 ハウジング
2a ハウジングの嵌合溝
3 レンズ
3a レンズの脚部
4 灯室
5 LED光源
6 リフレクタ
6a リフレクタの反射面
7 ヒートシンク
7A ヒートシンクの延長部
7a ヒートシンクのベースプレート
7b ヒートシンクの放熱フィン
7c ヒートシンクの固定部
7d ヒートシンクの放熱フィン
8 シール部材
9 接着剤
10 LED
11 LED基板
2 ハウジング
2a ハウジングの嵌合溝
3 レンズ
3a レンズの脚部
4 灯室
5 LED光源
6 リフレクタ
6a リフレクタの反射面
7 ヒートシンク
7A ヒートシンクの延長部
7a ヒートシンクのベースプレート
7b ヒートシンクの放熱フィン
7c ヒートシンクの固定部
7d ヒートシンクの放熱フィン
8 シール部材
9 接着剤
10 LED
11 LED基板
Claims (2)
- 、
ハウジングとその開口部を覆うレンズによって画成された灯室内に少なくともLED光源を収容するとともに、前記LED光源で発生する熱を放熱させるためのヒートシンクを設けて成るLEDランプにおいて、
前記ヒートシンクの一部に、前記灯室内の前記LED光源へと延びる延長部を形成し、同ヒートシンクの他の部分を前記灯室外に露出させたことを特徴とするLEDランプ。 - 前記ヒートシンクの延長部の先端に固定部を一体に形成し、該固定部に前記LED光源を固定するとともに、同固定部の前記LED光源の反対側に複数の放熱フィンを形成したことを特徴とする請求項1記載のLEDランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012255873A JP2014103058A (ja) | 2012-11-22 | 2012-11-22 | Ledランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012255873A JP2014103058A (ja) | 2012-11-22 | 2012-11-22 | Ledランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014103058A true JP2014103058A (ja) | 2014-06-05 |
Family
ID=51025380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012255873A Pending JP2014103058A (ja) | 2012-11-22 | 2012-11-22 | Ledランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014103058A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016181338A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 本田技研工業株式会社 | ヘッドライト装置 |
EP3832196A4 (en) * | 2018-08-02 | 2021-12-22 | Ichikoh Industries, Ltd. | VEHICLE LIGHTING UNIT |
-
2012
- 2012-11-22 JP JP2012255873A patent/JP2014103058A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016181338A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 本田技研工業株式会社 | ヘッドライト装置 |
EP3832196A4 (en) * | 2018-08-02 | 2021-12-22 | Ichikoh Industries, Ltd. | VEHICLE LIGHTING UNIT |
US11300267B2 (en) | 2018-08-02 | 2022-04-12 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle lighting unit |
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