JP2017191638A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017191638A
JP2017191638A JP2016078631A JP2016078631A JP2017191638A JP 2017191638 A JP2017191638 A JP 2017191638A JP 2016078631 A JP2016078631 A JP 2016078631A JP 2016078631 A JP2016078631 A JP 2016078631A JP 2017191638 A JP2017191638 A JP 2017191638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
unit
outside air
light
source unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016078631A
Other languages
English (en)
Inventor
研二 秋貞
Kenji Akisada
研二 秋貞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2016078631A priority Critical patent/JP2017191638A/ja
Publication of JP2017191638A publication Critical patent/JP2017191638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】構造の単純化と部品点数の削減による軽量化とコストダウンを図りつつ、光源ユニットの半導体発光素子を効率良く冷却することができる車両用灯具を提供すること。【解決手段】配光制御用のレンズ16及び光を特定の波長に変換するための光変換素子15を有するランプモジュール8を備えた灯体ユニット2と、前記灯体ユニット2とは別設され、光源である半導体発光素子を含む光源部3Aと、該光源部3Aで発生する熱を放熱するヒートシンク(放熱部)3Bを備えた光源ユニット3と、によって構成され、該灯体ユニット2と前記光源ユニット3とを光ファイバ(光伝播手段)4によって接続して成る車両用灯具において、前記光源ユニット3のヒートシンク3Bを、車両1の空調ユニット25に連なる通風路(図示例では、外気ダクト27内)に配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、互いに別設された灯体ユニットと光源ユニットとを光ファイバ等の光伝播手段によって接続して成る車両用灯具、特に光源ユニットの放熱構造に関するものである。
例えば、車両の前部左右に配置されるヘッドランプ等の車両用灯具の光源として、近年、従来のバルブ(電球)に代えてLED(発光ダイオード)等の半導体発光素子が使用されつつある。この半導体発光素子は、発光効率が高くて長寿命、且つ、省電力等の利点を有する反面、発熱によって温度が上昇すると、発光効率や寿命が低下するという欠点を有している。このため、半導体発光素子が発生する熱をヒートシンク等の放熱部材によって放熱し、該半導体発光素子の温度上昇を低く抑えることが行われている。例えば、特許文献1には、図13に示す放熱構造を備える車両用灯具が提案されている。
即ち、図13は特許文献1において提案された車両用灯具の縦断面図であり、図示の車両用灯具100は、車両の前部左右に配置された灯体ユニット102と、この灯体ユニット103とは離れたエンジンルーム内に配置された光源ユニット103とを光伝播手段である光ファイバ104によって接続して構成されている。
上記各灯体ユニット102は、ハウジング105とその前面開口部を覆う透明なアウタレンズ106によって画成された灯室107内に、ランプモジュール108とエクステンション109を収容して構成されている。ここで、光源モジュール108は、集光コリメータレンズ112、光変換素子115、配光制御用のレンズ116等によって構成されている。
又、前記光源ユニット103は、車両のエンジンルーム内に配置された送風管127の外側に配置された回路基板145上に実装された半導体発光素子103Aと、送風管127内に配置されて半導体発光素子146からの放熱を促進するための放熱部としてのヒートシンク103Bによって構成されている。尚、回路基板145には、制御回路146や温度センサ147が配置されている。
更に、前記送風管127の内部には別の送風管128が設けられており、この送風管128の内部には、モータ131によって回転駆動される送風軸流ファン130が設けられている。そして、送風管127のヒートシンク103Bの上流側(図13の左側)には、回動可能なダンパ132が設けられている。
而して、車両が停止若しくは低速走行しているときには、ダンパ132が実線にて示すように全閉状態にあるため、モータ131によって送風軸流ファン130が回転駆動されると、送風管127に流入する空気が送風軸流ファン130によってヒートシンク103Bへと送られて該ヒートシンク103Bからの放熱が促進される。この結果、半導体発光素子103Aが冷却され、その温度上昇が低く抑えられる。
他方、車両が高速走行している場合には、風圧によってダンパ132が開き、その開度は、車両の走行速度に応じて変化する。従って、ヒートシンク103Bは、ダンパ132を通過する空気によって放熱が促進されるが、温度センサ147によって検出される温度が設定値よりも高くなると、モータ131によって送風軸流ファン130が回転駆動されて空気が送風管128を通ってヒートシンク103Bへと流れるため、この空気によってもヒートシンク103Bからの放熱が促進され、半導体発光素子103Aの温度が設定値以下に抑えられる。
特開2015−138727号公報
しかしながら、特許文献1において提案された図13に示す車両用灯具100のようにエンジンルーム内に送風軸流ファン130を設置すると、該送風軸流ファン130への防水性、防塵性、耐熱性等の要求仕様が厳しくなり、コストアップを招く。又、送風軸流ファン130や送風管127,128、ダンパ132、温度センサ147等を別途設ける必要があるため、部品点数が増えて構造が複雑化し、重量も増加するという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、構造の単純化と部品点数の削減による軽量化とコストダウンを図りつつ、光源ユニットの半導体発光素子を効率良く冷却することができる車両用灯具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
配光制御用のレンズ及び光を特定の波長に変換するための光変換素子を有するランプモジュールを備えた灯体ユニットと、
前記灯体ユニットとは別設され、光源である半導体発光素子を含む光源部と、該光源部で発生する熱を放熱する放熱部を備えた光源ユニットと、
によって構成され、該灯体ユニットと前記光源ユニットとを光伝播手段によって接続して成る車両用灯具において、
前記光源ユニットの放熱部を、車両の空調ユニットに連なる通風路に配置したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記放熱部を、前記空調ユニットに外気を導入する外気ダクト内に配置したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記放熱部を、前記空調ユニットに内気を導入する内気ダクト内に配置したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記放熱部を、前記空調ユニットに外気を導入する外気ダクト内と内気を導入する内気ダクト内にそれぞれ配置したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記放熱部を、車両に開口する外気導入口のカウル付近に配置したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記放熱部を、前記空調ユニットに外気を導入する外気ダクトの前記外気導入口への開口部に設けられた遮水ルーバとして構成したことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記放熱部を、車両の空調ユニットに外気を導入する外気ダクトと内気を導入する内気ダクトとの合流部に配置したことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記放熱部を、内外気仕切板によって仕切られて前記空調ユニットに連なる外気通路と内気通路にそれぞれ配置したことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記送風機ユニットと前記空調ユニットとを接続するダクトに、排気ダクトを更に設けたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れかに記載の発明において、前記光源部と前記放熱部とを別設し、両者を熱輸送手段によって熱的に接続したことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れかに記載の発明において、前記光源ユニットから前記光伝播手段を介して伝播する光は青色光であり、前記灯体ユニットは、前記青色光を黄色光に変換する蛍光体を含むことを特徴とする。
請求項1〜8の何れかに記載の発明において、前記光源部と前記放熱部とを別設し、両者を熱輸送手段によって熱的に接続したことを特徴とする。
本発明によれば、光源ユニットの半導体発光素子が発光すると、該半導体発光素子で発生する熱は、光源部から放熱部へと伝導して該放熱部から放熱されるが、放熱部は、車両の空調ユニットに連なる通風路に配置されているため、通風路を流れる空気によって放熱部が強制空冷されて該放熱部からの放熱が促進される。このため、半導体発光素子が効率良く冷却されてその温度上昇が低く抑えられ、該半導体発光素子の温度上昇に伴う発光効率と寿命の低下が防がれる。
そして、本発明においては、車両に既設の通風路を利用するため、構造の単純化と部品点数の削減によって軽量化とコストダウンを図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る車両用灯具を備える車両の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用灯具の灯体ユニットの縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態4に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態5に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態6に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態6に係る車両用灯具の光源ユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態8に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 本発明の実施の形態9に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。 特許文献1において提案された車両用灯具の縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る車両用灯具を備える車両の平面図、図2は同車両用灯具の灯体ユニットの縦断面図、図3は同車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図である。
図1に示す車両1においては、車体の前部左右に灯体ユニット2が配置されており、エンジンルーム23(図3参照)内の左側には、左右の灯体ユニット2とは別設された光源ユニット3が配置されている。ここで、本発明に係る車両用灯具はヘッドランプであって、左右の灯体ユニット2と光源ユニット3によって構成されており、光源ユニット3は、光伝播手段である左右の光ファイバ4によって左右の灯体ユニット2にそれぞれ接続されている。
各灯体ユニット2は、図2に示すように、ハウジング5とその前面開口部を覆う透明なアウタレンズ6によって画成された灯室7内に、ランプモジュール8とエクステンション9を収容して構成されている。ここで、光源モジュール8は、光軸調整機構10によってハウジング5に固定された支持筐体11、該支持筐体11に固定された集光コリメータレンズ12とフランジ13、該フランジ13の中央に固定された支持基板14、該支持基板14上に実装された光変換素子15、配光制御用のレンズ16によって構成されている。尚、支持筐体11は、アルミニウムや銅等の熱伝導率の高い金属によって構成されている。又、光変換素子15は、光を特定の波長の光に変換するための蛍光体によって構成されている。更に、光源ユニット3から光ファイバ4を介して放出される光が白色である場合には、光変換素子15は必須ではない。
ところで、図3に示すように、車両のフロントガラス17とエンジンフード18との間には外気導入口19が開口しており、この外気導入口19には、カウル20から垂直に立設されたカウルバー21が臨んでいる。そして、車両前部のダッシュパネル22によって区画されたエンジンルーム23内には、送風機ユニット24と空調ユニット25が配置されている。尚、図3において、26は左右の前輪(図3には一方のみ図示)である。
上記送風機ユニット24は、一端がダッシュパネル22を介して外気導入口19に連なる外気ダクト27と一端が車室内に開口する内気ダクト28とが合流して構成されたファンダクト29の内部に配置されたファン30と、該ファン30を回転駆動するファンモータ31を備えている。尚、外気ダクト27と内気ダクト28との合流部には、回動可能な内外気切替ドア32が配置されている。
又、前記空調ユニット25は、送風機ユニット24のファンダクト29に連なる空調ダクト33内に、車両前方(図3の左方)からフィルタ34、蒸発器35、回動可能なエアミックスドア36及びヒーターコア37を順次収容して構成されている。ここで、空調ダクト33からは、フロントガラス17の内側(DEF)に向けて空気を供給するダクト33aと、乗員の顔(FACE)に向けて空気を供給するダクト33bと、乗員の足(FOOT)に向けて空気を供給するダクト3cが分岐しており、各ダクト33a〜33cの分岐部には、各ダクト33a〜33cを開閉するための回動可能なドア38a〜38cがそれぞれ設けられている。
ところで、ヘッドランプとして使用される本実施の形態に係る車両用灯具は、図2に示す左右の灯体ユニット2(図2には一方のみ図示)と図3に示す光源ユニット3によって構成されているが、この光源ユニット3は、例えば青色光を発するLD(レーザーダイオード)やLED(発光ダイオード)等の不図示の半導体発光素子を備えた光源部3Aと、該光源部3Aの半導体発光素子が発生する熱を放熱するための放熱部としてのヒートシンク3Bによって構成されている。
而して、本実施の形態は、光源ユニット3のヒートシンク3Bを外気ダクト27内に配置したことを特徴としており、このヒートシンク3Bには、外気ダクト27を介して光源部3Aが密着している。尚、光源部3Aは、光ファイバ4によって左右の灯体ユニット2にそれぞれ接続されている(図1参照)。
以上のように構成された車両用灯具において、光源ユニット3の光源部3Aに設けられた不図示の半導体発光素子にバッテリ等の不図示の電源から電流が供給されて該半導体発光素子が発光すると、その光は、光ファイバ4を経て左右の灯体ユニット2へと送られる。すると、図2に示す各灯体ユニット2においては、光は、集光コリメータレンズ12によって集光された後、光変換素子15によって特定の波長の光(例えば、青色光が黄色光(最終的には白色光))に変換される。そして、特定の波長の光は、レンズ16を通過することによって配光が制御され、透明なアウタレンズ6を透過して車両前方へと照射されるため、車両用灯具は、ヘッドランプとしての機能を果たす。
ところで、上述のように光源ユニット3の光源部3Aに設けられた半導体発光素子が発光すると熱が発生するが、この熱は、外気ダクト27を経てヒートシンク3Bへと伝導して該ヒートシンク3Bから放熱される。
而して、車室内への送風モードとして外気導入モードが選択されている場合には、内外気切替ドアが図3に実線にて示すように外気ダクト27を開き、内気ダクト28を閉じるため、送風機ユニット24のファン30の回転によって外気が外気導入口19から外気ダクト27へと導入される。そして、このとき空調ユニット25が駆動され、該空調ユニット25が冷房運転されている場合には、エアミックスドア36が図3に破線にて示す位置に切り替えられ、フィルタ34を通過する外気は、蒸発器35における液体冷媒の蒸発潜熱によって熱を奪われて冷やされ、冷気がダクト33a〜33cから車室内のフロントガラス17の内側、乗員の顔や足に向けて供給される。尚、冷気が供給される箇所の切り替えは、各ドア38a〜38cの開閉によってなされ、図3に示す例では、冷気は、フロントガラス17の内側と乗員の顔に向けて吹き付けられている。
他方、空調ユニット25が暖房運転されている場合には、エアミックスドア36が図3に実線にて示す位置に切り替えられ、フィルタ34を通過した外気は、ヒーターコア37によって加熱されて暖気となり、この暖気は、車室内のフロントガラス17の内側、乗員の顔や足に向けて供給される。
而して、送風モードとして外気モードが選択されている場合には、外気が外気ダクト27を流れるが、本実施の形態では、光源ユニット3のヒートシンク3Bを外気ダクト27内に配置したため、この外気ダクト27を流れる外気によってヒートシンク3Bが強制空冷され、該ヒートシンク3Bからの放熱が促進される。このため、光源部3Aの半導体発光素子が効率良く冷却されてその温度上昇が低く抑えられ、該半導体発光素子の温度上昇に伴う発光効率と寿命の低下が防がれる。そして、本実施の形態では、車両に既設の外気ダクト27や送風機ユニット24、空調ユニット25等を利用するため、放熱構造の単純化と部品点数の削減が図られて軽量化とコストダウンが実現される。
又、車室内への送風モードとして内気循環モードが選択されている場合には、内外気切替ドア32が図3に破線にて示すように外気ダクト27を閉じ、内気ダクト28を開くため、送風機ユニット24のファン30の回転によって車室内の内気が内気ダクト28から空調ユニット25へと流入する。そして、前記と同様に冷房運転時には、蒸発器35を通過した冷気がダクト33a〜33cの何れかを通って車室内に導入されて車室の冷房に供され、暖房運転時には、ヒーターコア37によって加熱された暖気がダクト33a〜33cの何れかを通って車室内に導入されて車室の暖房に供される。
而して、送風モードとして内気循環モードが選択されているときには、外気ダクト27を外気が流れないため、外気ダクト27内に配置された光源ユニット3のヒートシンク3Bは、外気によって強制空冷されることはないが、空気の自然対流によってヒートシンク3Bからの放熱が促進されるため、光源部3Aに設けられた半導体発光素子が冷却されてその温度上昇が低く抑えられる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図4に基づいて説明する。尚、図4は本発明の実施の形態2に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、本図においては図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、送風機ユニット24と空調ユニット25とを接続するダクト39から排気ダクト40を分岐させるとともに、その分岐部に、排気ダクト40を開閉するための排気ドア41を設けたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1の構成と同じである。
而して、本実施の形態によれば、空調ユニット25を使用しないで(車室内の冷暖房を行わないで)光源ユニット3の放熱を行う場合に、ファン30の駆動時に車室内への送風を防ぐために排気ドア41を実線位置に切り替えて排気ダクト40を開くとともに、空調ユニット25への送風を遮断するようにしている。この場合、送風モードとして外気導入モードが選択されて内外気切替ドア32が実線位置にある状態では、ファン30によって吸引されて外気ダクト27を流れる外気によって光源ユニット3のヒートシンク3Bが強制空冷されるため、該ヒートシンク3Bからの放熱が促進されて半導体発光素子の温度上昇が抑えられ、前記実施の形態1と同様の効果が得られる。尚、排気ダクト40の排気口は、エンジンルーム23内若しくは車両後方に開口させることができる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図5に基づいて説明する。尚、図5は本発明の実施の形態3に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、本図においても図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、光源ユニット3のヒートシンク3Bを内気ダクト28内に配置し、このヒートシンク3Bに内気ダクト28を介して光源部3Aを密着させたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1の構成と同じである。
而して、本実施の形態によれば、送風モードとして内気循環モードが選択されている場合、ファン30の回転によって送風機ユニット24へと流れ込む内気によってヒートシンク3Bが強制空冷されるため、該ヒートシンク3Bの放熱性能が高められて光源部3Aの半導体発光素子が効果的に冷却され、該半導体発光素子の温度上昇が低く抑えられるという前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4を図6に基づいて説明する。尚、図6は本発明の実施の形態4に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、本図においても図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、光源ユニット3の2つのヒートシンク3B1,3B2を外気ダクト27内と内気ダクト28内にそれぞれ設置し、両ヒートシンク3B1,3B2に1つの光源部3Aを密着させたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1の構成と同じである。
而して、本実施の形態では、送風モードとして外気導入モードが選択されている場合には、外気ダクト27を流れる外気によって一方のヒートシンク3B1を強制空冷することができ、内気循環モードが選択されている場合には、内気ダクト28を流れる内気によって他方のヒートシンク3B2を強制空冷することができる。
従って、本実施の形態によれば、送風モードとして外気導入モードと内気循環モードの何れが選択されている場合であっても、ヒートシンク3B1,3B2の一方を強制空冷することができるため、光源部3Aの半導体発光素子を効果的に冷却してその温度上昇を低く抑えることができる。
そして、本実施の形態では、2つのヒートシンク3B1,3B2を用いたため、各ヒートシンク3B1,3B2のサイズを半分程度に小型化することができ、外気ダクト27と内気ダクト28との圧力損失が小さく抑えられ、これらの外気ダクト27を流れる外気と内気ダクト28を流れる内気の流速の低下を抑えることができるという効果も得られる。
<実施の形態5>
次に、本発明の実施の形態5を図7に基づいて説明する。尚、図7は本発明の実施の形態5に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、本図においても図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、光源ユニット3のヒートシンク3Bを車両に開口する外気導入口19のカウル20付近に配置し、このヒートシンク3Bに光源部3Aを密着させたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1の構成と同じである。
而して、本実施の形態では、ファン30が回転駆動されているときには、外気が送風機ユニット24に吸い込まれる際に生じる外気導入口19付近の空気の流れによってヒートシンク3Bが強制空冷されるため、該ヒートシンク3Bからの放熱が促進されて光源部3Aの半導体発光素子の温度上昇が低く抑えられる。
又、ファン30が停止しているときには、車両の走行中は走行風によってヒートシンク3Bが強制空冷され、車両が停止しているときには、空気の自然対流によってヒートシンク3Bが冷却されるため、光源部3Aの半導体発光素子の温度上昇が低く抑えられる。
<実施の形態6>
次に、本発明の実施の形態6を図8に基づいて説明する。尚、図8は本発明の実施の形態6に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、図9は光源ユニットの斜視図であり、これらの図においても図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、外気ダクト27の開口部に、該外気ダクト27への水の浸入を阻止する遮水ルーバとして機能するヒートシンク3Bと、該ヒートシンク3Bの左右に固定された光源部3Aを配置したことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1の構成と同じである。ここで、ヒートシンク3Bは、適当な間隔で上下に重ねられた複数枚(図示例では、5枚)の放熱板3aによって構成されている。又、左右の光源ユニット3Aは、光ファイバ4によって左右の灯体ユニット2(図2参照)にそれぞれ接続されている。
而して、本実施の形態では、ファン30が回転駆動されているときには、外気ダクト27へと流入する外気がルーバ状のヒートシンク3Bを通過することによって該ヒートシンク3Bが強制空冷されるため、該ヒートシンク3Bからの放熱が促進されて左右の光源部3Aの各半導体発光素子の温度上昇が低く抑えられる。
又、ファン30が停止しているときには、車両の走行中は走行風によってヒートシンク3Bが強制空冷され、車両が停止しているときには、空気の自然対流によってヒートシンク3Bが冷却されるため、左右の光源部3Aの各半導体発光素子の温度上昇が低く抑えられる。
<実施の形態7>
次に、本発明の実施の形態7を図10に基づいて説明する。尚、図10は本発明の実施の形態7に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、本図においても図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、光源ユニット3のヒートシンク3Bを外気ダクト27内に配置し、このヒートシンク3Bから離れた前輪26のタイヤハウス付近に光源部3Aを配置し、これらのヒートシンク3Bと光源部3Aとを熱輸送手段であるヒートパイプ42によって熱的に接続したことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態と同じである。
而して、本実施の形態では、光源ユニット3の光源部3Aに設けられた半導体発光素子が発生する熱は、ヒートパイプ42を経てヒートシンク3Bに伝導するが、ヒートシンク3Bは、前記実施の形態1と同様に外気ダクト27内に配置されているため、外気ダクト27を流れる外気によって強制空冷され、或いは空気の自然対流によって冷却されてその放熱性能が高められる。この結果、光源部3Aの半導体発光素子の温度上昇が低く抑えられるという効果が得られる。
尚、本実施の形態に係る放熱構造は、車両スペースの都合上、光源ユニット3の光源部3Aをヒートシンク3Bに密着させて配置することができない場合に有効である。この場合、光源部3Aは、エンジンルーム23からの熱を受けないように断熱構造とすることが望ましい。
<実施の形態8>
次に、本発明の実施の形態8を図11に基づいて説明する。尚、図11は本発明の実施の形態8に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、本図においても図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、光源ユニット3のヒートシンク3Bを、外気ダクト27と内気ダクト28との合流部であって、内外気切替ドア32の下流側に配置し、このヒートシンク3Bに光源部3Aを密着させたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1の構成と同じである。
而して、本実施の形態によれば、送風モードとして外気導入モードが選択されて内外気切替ドア32が破線にて示す位置にある場合には、ヒートシンク3Bは、外気ダクト27を流れる外気によって強制空冷され、内気循環モードが選択されて内外気切替ドア32が実線にて示す位置にある場合には、ヒートシンク3Bは、内気ダクト28を流れる内気によって強制空冷される。
従って、本実施の形態においては、前記実施の形態4と同様に、送風モードとして外気導入モードと内気循環モードの何れが選択されている場合であっても、ヒートシンク3Bは外気又は内気の何れかによって強制空冷されるため、光源部3Aの半導体発光素子を効果的に冷却してその温度上昇を低く抑えることができるという効果が得られる。
<実施の形態9>
次に、本発明の実施の形態9を図12に基づいて説明する。尚、図12は本発明の実施の形態9に係る車両用灯具の光源ユニットの放熱構造を示す車両前部の構成図であり、本図においても図3において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、内外気2層式の空調ユニット25と送風機ユニット24とを接続するダクト39内を内外気仕切板43によって仕切られた外気通路39aと内気通路39bに光源ユニット3のヒートシンク3B1,3B2をそれぞれ配置し、両ヒートシンク3B1,3B2の間に光源部3Aを配置したことを特徴としている。ここで、ダクト39内の外気通路39aと内気通路39bは、外気ダクト27と内気ダクト28にそれぞれ連通しており、内気ダクト28の開口部には、該内気ダクト28を開閉する内気ドア44が回動可能に設けられている。
而して、送風モードとして外気導入モードが選択されている場合には、内外気切替ドア32が破線にて示すように開き、内気ドア44が実線にて示すように閉じているため、ファン30によって外気ダクト27へと導入される外気は、外気ダクト27からダクト39内の外気通路39aを通って空調ユニット25へと送り込まれる。従って、外気通路39aに配置された一方のヒートシンク3B1が外気によって強制空冷されてその放熱性能が高められる。このため、光源部3Aの半導体発光素子が効果的に冷却されてその温度上昇が低く抑えられる。
他方、送風モードとして内気循環モードが選択されている場合には、内外気切替ドア32が実線にて示すように閉じ、内気ドア44が破線にて示すように開いているため、ファン30によって内気ダクト28へと導入される内気は、内気ダクト28からダクト39内の内気通路39bを通って空調ユニット25へと送り込まれる。従って、内気通路39bに配置された他方のヒートシンク3B2が内気によって強制空冷されてその放熱性能が高められる。このため、光源部3Aの半導体発光素子が効果的に冷却されてその温度上昇が低く抑えられる。
従って、本実施の形態によれば、前記実施の形態4,8と同様に、送風モードとして外気導入モードと内気循環モードの何れが選択されている場合であっても、ヒートシンク3B1,3B2の一方を強制空冷することができるため、光源部3Aの半導体発光素子を効果的に冷却してその温度上昇を低く抑えることができるという効果が得られる。
1 車両
2 灯体ユニット
3 光源ユニット
3A 光源ユニットの光源部
3B 光源ユニットのヒートシンク(放熱部)
4 光ファイバ(光伝播手段)
5 ハウジング
6 アウタレンズ
7 灯室
8 ランプモジュール
9 エクステンション
10 光軸調整機構
11 支持筐体
12 集光コリメータレンズ
13 フランジ
14 支持基板
15 光変換素子
16 レンズ
17 フロントガラス
18 エンジンフード
19 外気導入口
20 カウル
21 カウルバー
22 ダッシュパネル
23 エンジンルーム
24 送風機ユニット
25 空調ユニット
26 前輪
27 外気ダクト(通風路)
28 内気ダクト(通風路)
29 ファンダクト
30 ファン
31 ファンモータ
32 内外気切替ドア
33 空調ダクト
34 フィルタ
35 蒸発器
36 エアミックスドア
37 ヒーターコア
38a〜38c ドア
39 ダクト
39a ダクトの外気通路
39b ダクトの内気通路
40 排気ダクト
41 排気ドア
42 ヒートパイプ(熱輸送手段)
43 内外気仕切板
44 内気ドア

Claims (11)

  1. 配光制御用のレンズを含むランプモジュールを備えた灯体ユニットと、
    前記灯体ユニットとは別設され、光源である半導体発光素子を含む光源部と、該光源部で発生する熱を放熱する放熱部を備えた光源ユニットと、
    によって構成され、該灯体ユニットと前記光源ユニットとを光伝播手段によって接続して成る車両用灯具において、
    前記光源ユニットの放熱部を、車両の空調ユニットに連なる通風路に配置したことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記放熱部を、前記空調ユニットに外気を導入する外気ダクト内に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記放熱部を、前記空調ユニットに内気を導入する内気ダクト内に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  4. 前記光源ユニットの放熱部を、前記空調ユニットに外気を導入する外気ダクト内と内気を導入する内気ダクト内にそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  5. 前記放熱部を、車両に開口する外気導入口のカウル付近に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  6. 前記放熱部を、前記空調ユニットに外気を導入する外気ダクトの前記外気導入口への開口部に設けられた遮熱ルーバとして構成したことを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
  7. 前記放熱部を、車両の空調ユニットに外気を導入する外気ダクトと内気を導入する内気ダクトとの合流部に設けられた送風機ユニット内に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  8. 前記放熱部を、車両の空調ユニット内の内外気仕切板によって仕切られた外気通路と内気通路にそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  9. 前記送風機ユニットと前記空調ユニットとを接続するダクトに、排気ダクトを更に設けたことを特徴とする請求項7に記載の車両用灯具。
  10. 前記光源部と前記放熱部とを別設し、両者を熱輸送手段によって熱的に接続したことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の車両用灯具。
  11. 前記光源ユニットから前記光伝播手段を介して伝播する光は青色光であり、前記灯体ユニットは、前記青色光を黄色光に変換する蛍光体を含むことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の車両用灯具。
JP2016078631A 2016-04-11 2016-04-11 車両用灯具 Pending JP2017191638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078631A JP2017191638A (ja) 2016-04-11 2016-04-11 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078631A JP2017191638A (ja) 2016-04-11 2016-04-11 車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017191638A true JP2017191638A (ja) 2017-10-19

Family

ID=60084750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016078631A Pending JP2017191638A (ja) 2016-04-11 2016-04-11 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017191638A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7338401B2 (ja) 2019-10-30 2023-09-05 市光工業株式会社 車両用灯具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7338401B2 (ja) 2019-10-30 2023-09-05 市光工業株式会社 車両用灯具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5160992B2 (ja) 車両用灯具
CN103339439B (zh) 半导体发光模块和车灯
JP5923271B2 (ja) ヘッドランプ組立体及びそれを具備する自動車
JP5331418B2 (ja) 半導体光源を備える照明装置
EP2733412B1 (en) Vehicular lamp
JP5342553B2 (ja) 車両用灯具
US8297805B2 (en) Device for cooling an optical module for a motor vehicle headlight
JP4822443B2 (ja) 車両用前照灯
JP2008226843A (ja) 熱交換器を備えた外壁を有する、自動車用の照明またはシグナル装置
CN107448860B (zh) 设有借助气流发生器冷却的发光模块的机动车辆照明和/或信号设备
JP4915928B2 (ja) 車両用前照灯
JP4661740B2 (ja) 車両用led灯具
US10746371B2 (en) Vehicular lamp
JP2018100011A (ja) 車両用前照灯の凍結防止装置
JP2017191638A (ja) 車両用灯具
US10851964B2 (en) Lighting fixture for vehicle
JP6811600B2 (ja) 車両用灯具の放熱構造
RU2706627C1 (ru) Узел охлаждения транспортного средства и автотранспортное средство
JP2018098086A (ja) 車両用灯具の放熱構造
JP6960746B2 (ja) 車両用灯具の放熱構造
JP2023133120A (ja) 車両用灯具
JP6460698B2 (ja) 車両用灯具
KR101976821B1 (ko) 자동차의 조명모듈의 냉각장치
JP2013089353A (ja) 車両用灯具
JP2015230890A (ja) 自動車用照明装置と、それを搭載した自動車