JPH0543404U - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH0543404U
JPH0543404U JP10027391U JP10027391U JPH0543404U JP H0543404 U JPH0543404 U JP H0543404U JP 10027391 U JP10027391 U JP 10027391U JP 10027391 U JP10027391 U JP 10027391U JP H0543404 U JPH0543404 U JP H0543404U
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JP
Japan
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lamp
lamp body
chamber
ventilation
vehicular
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JP10027391U
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English (en)
Inventor
信一 川上
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 灯具ボディの周囲に通気路を一体的に形成す
ることにより、通気路を長くして、灯室内へ水が侵入す
ることを防止する。 【構成】 灯具ボディ2の後端にリフレクタ1を形成
し、その内面に光軸上に焦点Fを有する放物反射鏡面3
を形成し、該灯具ボディ2の前側開口部に前面レンズ6
を被せて灯室7を構成した車両用灯具である。上記灯具
ボディ2の周囲に灯室7内外を連通させる通気路12を
該灯具ボディ2と一体的に形成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等の車両用灯具に係り、特に車両用灯具における浸水及び曇 りの発生を防止する水抜用の通気路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用灯具は、灯具ボディの後端に内面が放物反射鏡面となるリフレクタを一 体的に固設し、その内面に放物反射鏡面を構成すると共に、該放物反射鏡面の焦 点位置にバルブ等の光源を配置し、この灯具ボディの前方には前面レンズを被せ て灯室を形成したものである。この前面レンズは、灯具ボディの開口周縁部の溝 部内に挿入される脚部を備えており、該灯具ボディの溝部内に接着剤を充填した 後、該脚部を溝部内に嵌合させることにより該前面レンズを灯具ボディの前面に 固着する構造になっている。
【0003】 このように灯室内が密閉構造になる車両用灯具にあっては、光源の点灯及び消 灯に伴う温度変化によって灯室内外に温度差を生じ、灯室内に発生した水滴が、 ソケット取付部や前面レンズ、リフレクタの内面に付着し、灯具としての光学性 能を低下させる。このため、従来においては、図6に示すように、灯具ボディ5 1後部に灯室52内部と外気とを連通させる通気孔53を有する通気用突起54 を突設して呼吸作用による換気を行っていた。また該通気用突起54にゴム等の チューブ55を接着剤で接続して、呼吸作用による外部からの雨水等の侵入を防 止していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の車両用灯具にあっては、通気用突起54に接続したチュー ブ55が、車両走行中の振動等により外れ易く、このチューブ55が外れると、 通気孔53から洗車時又は雨水等の外部の水が灯室52内に容易に侵入し、また 通気用突起54にチューブ55を被せても、このチューブ55では短すぎるため 外部からの水の侵入を完全に防止するところまでに至らず密閉した灯室52内に 水が溜まり車両用灯具としての光学性能を低下させてしまうという問題を有して いた。
【0005】 また、通気用突起54にチューブ55を取り付ける作業は、この通気用突起5 4の外周又はチューブ55の内周に接着剤を均一に塗布した後、両者を接続させ るものであるため大変煩雑な手作業になるという問題も有していた。
【0006】 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、灯具ボディの外周に通気 路を一体的に形成することにより、通気路を長くして、灯室内への水の侵入を防 止することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る車両用灯具は、灯具ボディの後端に リフレクタを形成すると共に、その内面に光軸上に焦点を有する放物反射鏡面を 形成し、かつ該灯具ボディの前側開口部に前面レンズを被せて灯室を構成して成 る車両用灯具において、上記灯具ボディの外周に灯室内外を連通させる通気路を 該灯具ボディに一体的に形成したことを要旨とするものである。 例えば、通気路の一端が灯具ボディの上面に開設した吸気孔に連通すると共に 、他端を下方へ向けて大気に開放するように構成するという手段を講ずることが できる。また上記灯具ボディの周囲に通気路を横方向へ該灯具ボディと一体的に 形成するという手段を講ずることもできる。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、光源の点灯及び消灯に伴う温度変化で生ずる灯室内の所謂 呼吸作用によって、前面レンズや反射鏡面等の灯室内の曇りの発生を防止するこ とができる。 また、灯室内外を連通させる通気路の他端を下方に向けて大気に開放すると共 に、この通気路を灯具ボディの外周において上下方向又は横方向に灯具ボディと 一体的に形成してあるので灯室内への外部からの水が侵入することを防止するこ とができる。 特に、通気路が灯具ボディの周囲に一体的に形成され、かつ該通気路が長いた め、外部からの水が灯室内に侵入しにくく、灯具としての光学性能を低下させる ことがない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る車両用灯具の実施例を図面に従って説明する。 図1乃至図3は、本考案に係る車両用灯具の実施例を示すものである。 図面において、1は灯具ボディ2内の後端に形成したリフレクタであり、その 内面に焦点Fを有する放物反射鏡面3を形成すると共に、その後端に放物反射鏡 面3の焦点F位置にバルブ等の光源4を担持するソケットホルダ5を固設し、か つ灯具ボディ2の前方には前面レンズ6を被せて灯室7を構成したものである。 この前面レンズ6は、灯具ボディ2の開口8周縁部の溝部9内に挿入される脚部 10を備えたものである。そして、灯具ボディ2の溝部9内に接着剤11を充填 した後、脚部10を灯具ボディ2の溝部9に嵌合し、前面レンズ6を灯具ボディ 2の前面に固定し、灯室7を密閉する。
【0010】 12は、上記灯具ボディ2の上面側から背面側さらに下面側にかけて上下方向 に灯具ボディ2と一体的に形成した通気路である。本実施例では、図4及び図5 に示すように、所謂ブロー成型方法により構成したものであり、先ず、図4に示 すように、灯具ボディ2外周において細長いトンネル状の中空部分(12)を成 型すると共に、該灯具ボディ2の上面2aに該中空部分(12)と連続する中空 突起2bを灯室7内方向へ突出するように形成し、かつ灯具ボディ2の下面2c において該中空部分(12)と連続し、かつ下方へ突出する中空突起2dを形成 する。そして、これらの中空突起2b,2dを、図5に示すように、灯具ボディ 2の上面2a及び中空部分(12)とそれぞれ面一になるように切断削除して、 灯室内に連通する通気路12の吸気孔13(2b)及び下方へ向けて大気へ開放 した排気孔14(2d)をそれぞれ開設したものである。即ち通気路12の一端 は、吸気孔13を介して灯具ボディ2の上面2aから灯室7内に連通してあり、 また上記通気路12の他端は、排気孔14を介して大気に開放している。
【0011】 而して、車両用灯具の光源4の点灯及び消灯に伴う温度変化によって生ずる灯 室7内の所謂呼吸作用によって、前面レンズ6内面の曇りの発生を防止すること ができる。即ち、光源4の点灯により灯室7の温度が上昇したときは、灯室7内 の空気は吸気孔13から通気路12へ排出され、灯具ボディ2下面2dにおいて 大気に開放した排気孔14から排出される。逆に、光源4を消灯して灯室7の温 度が冷やされると、灯具外部の空気が排気孔14から通気路12内へ吸入され、 吸気孔13から灯室7内へ吸入される。なお、通気路12が灯具ボディ2の周囲 に長く形成されているため、外部からの雨水又は洗車水が浸入することはない。
【0012】 上記の実施例のように各吸気孔13及び排気孔14の形成個所は、それぞれ1 個所に限られず、灯具の大きさ又は光源の数に応じて、複数形成することができ ることは勿論である。また、通気路12も1本に限られず2本以上形成すること ができ、その上通気路12の内径は必ずしも均一に形成することはない。なお上 記の実施例では、ソケットホルダ5の取付孔15の近傍を避けて通気路12を形 成している。
【0013】 また、吸入孔13が、排気孔14より高い位置に形成されていれば、通気路1 2の形成個所は特に限定されるものではない。例えば、厚みのある車両用灯具に おいては、灯具ボディ2の側面上方に吸気孔13を開設し、この吸気孔13に連 通する通気路12を該灯具ボディ2に対して傾斜乃至横方向に形成し、該通気路 12の他端を灯具ボディ2の下方まで形成し、かつ排気孔14を開設することも できる。このように通気路12を構成すると、上下方向に形成した通気路12に 比較して更に長くすることができるため、灯具外部からの雨水又は洗車水が浸入 することを確実に防止することができる。
【0014】
【考案の効果】 本考案に係る車両用灯具は、以上のように構成したから、通気路を灯具ボディ の周囲に一体的に形成してあるので、灯室内の空気が自由に呼吸作用を行える結 果、前面レンズ内面に曇りが発生することがなくなる。
【0015】 また、通気路の排気孔を灯具ボディの下部に開設してあるので灯室内に外部か らの水が侵入した場合にはその排気孔から通気路を通じて灯室外部に排出され、 灯室内に水が溜まるのを防止することができる。特に、通気路が灯具ボディ周囲 に一体的に形成されているので、外部からの水が灯室内に侵入することがなく、 灯具としての光学性能を低下させることがない。
【0016】 更に、通気路をブロー成型方法により灯具ボディ自体に一体的に形成してある ために、灯具の取り扱いが簡単であり、部品点数並びに組み付け工数が減少して 組付性が良好になり生産性を向上させることができる等の特徴を有するものであ り、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用灯具の実施例を示す一部切
欠いた平面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】車両用灯具を製造する手段を示すものであり、
ブロー成型直後の灯具ボディを示す説明図である。
【図5】車両用灯具を製造する手段を示すものであり、
中空突起を切断削除した状態を示す灯具ボディの説明図
である。
【図6】従来の車両用灯具における通気用突起にチュー
ブを取り付ける状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 リフレクタ 2 灯具ボディ 3 放物反射鏡面 6 前面レンズ 7 灯室 12 通気路 13(2b)吸気孔 14(2d)排気孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディの後端にリフレクタを形成す
    ると共に、その内面に光軸上に焦点を有する放物反射鏡
    面を形成し、かつ該灯具ボディの前側開口部に前面レン
    ズを被せて灯室を構成して成る車両用灯具において、 上記灯具ボディの外周に灯室内外を連通させる通気路を
    該灯具ボディと一体的に形成したことを特徴とする車両
    用灯具。
  2. 【請求項2】 通気路の一端が灯具ボディの上面に開設
    した吸気孔に連通すると共に、他端を下方へ向けて大気
    に開放したことを特徴とする請求項1の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 上記灯具ボディの周囲に通気路を横方向
    へ該灯具ボディと一体的に形成したことを特徴とする請
    求項1の車両用灯具。
JP10027391U 1991-11-07 1991-11-07 車両用灯具 Pending JPH0543404U (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026112B2 (ja) * 1976-08-14 1985-06-21 ツエ−・ハ−・ベ−リンガ−・ゾ−ン 2−フエニルアミノ−イミダゾリン−(2)化合物
JPS6029306B2 (ja) * 1976-06-16 1985-07-10 パルガル・ヘフトツイバ 小流潅漑装置
JPS6126204B2 (ja) * 1978-11-25 1986-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPH028811B2 (ja) * 1987-08-04 1990-02-27 Riken Hatsujo Kogyo Kk

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