JP2551446Y2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2551446Y2
JP2551446Y2 JP1991019111U JP1911191U JP2551446Y2 JP 2551446 Y2 JP2551446 Y2 JP 2551446Y2 JP 1991019111 U JP1991019111 U JP 1991019111U JP 1911191 U JP1911191 U JP 1911191U JP 2551446 Y2 JP2551446 Y2 JP 2551446Y2
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信一 川上
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、前照灯やフォグランプ
等の自動車等の車両用灯具に係り、特に車両用灯具にお
ける浸水及び曇りを防止する通気の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、図13に示すように、バルブ
等の光源51を設けたリフレクタ52の開口面を前面レ
ンズ53で覆った構造の車両用灯具54が、前照灯など
に使用されている。この車両用灯具54のリフレクタ5
2又は灯具ボディ55には、通気用の排気孔56を開口
形成し、前面レンズ53内面の曇りの発生を防止してい
た。即ち、光源51の点灯及び消灯に伴う温度変化によ
って生ずる灯室57内の所謂呼吸作用によって、排気孔
56から灯室57内に雨水、洗車時の水が浸入し易いた
め、排気孔56に導通孔58を連結して、外部からの水
の混入を防止していた。
【0003】また、図14に示すように、前面及び後部
それぞれ開口した灯具ボディ61、その灯具ボディ61
の前面開口部61aに配設した前面レンズ62と、前記
灯具ボディ61の後部開口部61bに着脱可能に装着し
合成樹脂製のソケットホルダ63と、そのソケットホ
ルダ63に保持したソケット64に装着して前記灯具ボ
ディ61及び前面レンズ62により画成された灯室65
内に配設したバルブ等の光源66と、前記灯具ボディ6
1とソケットホルダ63との間に介装したゴム製又は軟
質の合成樹脂製のシールパッキング67に前記灯具ボデ
ィ61とを備えた車両用灯具68において、前記灯具ボ
ディ61に圧接する鍔状のリップ部69を設け、そのシ
ールパッキング67のリップ部69と前記灯具ボディ6
1とにより外気と隔離された環状の通気路70を形成
し、この通気路70の上部を灯室65内と連通させ、か
つその通気路70の下部を外気と連通させて、灯室65
内への浸水及び前面レンズ62の曇りを防止していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記リフレク
タ52に通気用の排気孔56を開口形成した車両用灯具
54の構造にあっては、リフレクタ52の一部に未反射
の部分があるため、反射光に暗部が生じ易いという問題
を有していた。さらに、導通孔58が短いため、灯具ボ
ディ55に外部からのほこりが容易に侵入したり、洗車
時に浸水しやすいという問題も有していた。
【0005】また、シールパッキング67のリップ部6
9と灯具ボディ61とにより環状の通気路70を形成し
た車両用灯具68の構造にあっては、上記の車両用灯具
54と異なり、リフレクタに暗部が生じることはない
が、通気路70をシールパッキング67の鍔状のリップ
部69と灯具ボディ61とから構成するものであるた
め、その構造が複雑になり、その組み立てに要する時間
が増大し、さらに、ソケットホルダ63の取り付けが不
十分であると、通気路70が形成されなかったり、又は
通気路70に外部からのほこりが容易に侵入したり、洗
車時に浸水しやすいという問題を有していた。
【0006】本考案は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、合成樹脂製のソケットホルダ自体に通気路を
一体的に形成して、ソケットホルダの取扱いを容易にす
ると共に、灯室内へ浸水及び前面レンズの曇りを防止す
ることができる車両用灯具を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る車両用灯具は、ソケットホルダの周囲
に通気路を螺旋状に一体的に形成し、上記通気路の一端
はソケットホルダ内径にバルブ等の光源の挿入方向の長
手方向に形成した凹溝と連通し、上記通気路の他端は該
ソケットホルダの周囲外へ開口する排気孔に連通して成
ることを要旨とするものである。また、ソケットホルダ
の周囲に通気路を螺旋状に一体的に形成し、上記通気路
の一端は、ソケットホルダ内径上部に光源挿入方向の長
手方向に形成した凹溝と連通し、上記通気路の他端は、
該ソケットホルダの外径下方の周囲外へ開口する排気孔
に連通するように構成することもできる。
【0008】
【作用】上記構成によれば、光源の点灯及び消灯に伴う
温度変化によって生ずる灯室内の呼吸作用によって、灯
室内の空気自由に呼吸作用を行うことにより、前面レ
ンズ内面の曇りの発生を防止し、また発生した曇りをそ
の呼吸作用により消去することができる。
【0009】特に、通気路がソケットホルダ周囲に螺旋
状に一体的に形成されているため、通気路と連通された
排気孔から灯室内へ雨水、洗車時の水が浸入することを
完全に防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案に係る車両用灯具の実施例を図
面に従って説明する。図1乃至図5は、本考案の第一の
実施例を示すものであある。図面において、1は車両用
灯具であり、この車両用灯具1は、灯具ボディ2の後端
に一体成形されたリフレクタ3を形成し、光軸L上に焦
点Fを有する放物反射鏡面4を構成すると共に、該灯具
ボディ2の前側開口部に前面レンズ5を固設して灯室6
を構成して成るものである。上記リフレクタ3の後端の
光軸L位置に合成樹脂製のソケットホルダ7が固設され
ている。
【0011】図2乃至図4は、本考案に係るソケットホ
ルダを示すものである。ソケットホルダ7は、車両用灯
具1の灯具ボディ2後端面に穿設した嵌合孔8の周壁に
形設した切欠(図示していない)と、該ソケットホルダ
7の周囲に形設した係合突起9,9…とそれぞれ係着一
体化するランス締結構造を構成して成るものである。該
ソケットホルダ7は、前記灯具ボディ2の嵌合孔8とソ
ケットホルダ7との間に介装したシールパッキング10
により灯室6内への防水性を高めている。11は、バル
ブ等のソケットであり、12は、ソケットホルダ7の後
端部に挿入したゴム製のブッシングであり、該ブッシン
グ12の中央からコード13を引き出して電気的に接続
している。
【0012】14は、ソケットホルダ7の周囲に環状に
一体的に形成した通気路である。該通気路14の一端
(図2における上部位置)は、ソケットホルダ7内径に
光源15の挿入方向に形成した凹溝16の一端16aに
開設した通気孔16bに連通してある。また、通気路1
4の他端(図2における下部位置)は、該ソケットホル
ダ7の周囲外へ開口する排気孔17に連通してある。而
して車両用灯具1の光源15の点灯及び消灯に伴う温度
変化によって生ずる灯室6内の所謂呼吸作用によって、
灯室6内の空気Aは自由に呼吸作用を行うことにより、
前面レンズ5内面の曇りの発生を防止し、又は発生した
曇りをその呼吸作用により消去することができる。即
ち、図5に示すように、光源15の点灯により灯室6の
温度が上昇したとき、灯室6内の空気Aは、ソケットホ
ルダ7の内径上部に形成した凹溝16と、光源15の口
金18とで形成した空隙から通気孔16bを介して環状
に形成した通気路14へ導出され、ソケットホルダ7の
外径下部に形成した排気孔17へ排出される。逆に、光
源15の点灯直後の消灯により、灯室6の温度が急冷し
たとき、車両用灯具1外の空気Aが排気孔17から吸入
され、環状に形成した通気路14へ導出され、通気孔1
6bと凹溝16から灯室6内へ導入される。なお、通気
路14が歪曲しているため、外部からの雨水又は洗車水
が浸入することはない。
【0013】図6乃至図11は、本考案の第二の実施例
を示すものであり、第一の実施例と異なるところのみ説
明する。第二の実施例におけるソケットホルダ19は、
第一の実施例と同様に車両用灯具1の灯具ボディ2後端
面に穿設した嵌合孔8の周壁に形設した切欠と、該ソケ
ットホルダ7の周囲に形設した係合突起9,9…とそれ
ぞれ係着一体化するランス締結構造を構成して成るもの
である。しかし、第二の実施例では、図9乃至図11に
示すように、ソケットホルダ19の周囲に環状に形成し
た通気路20を螺旋形状に構成してある。即ち、ソケッ
トホルダ19内径に形成した凹溝16の一端に開設した
通気孔16bに通気路20の一端(図6における上部位
置)を連通し、該通気路20は、環状に形成すると共に
該通気路20の途中をソケットホルダ19の周囲外へ開
口する排気孔17から連通した通気路20の途中とを連
続形成して通気路20を螺旋状に一体的に形成してあ
る。而して、図12に示すように、光源15の点灯によ
り灯室6の温度が上昇したとき、灯室6内の空気Aは、
ソケットホルダ19の内径上部に形成した凹溝16と、
光源15の口金18とで形成した空隙から通気孔16b
を介して螺旋状に形成された通気路20へ導出され、ソ
ケットホルダ19の外径下部に形成した排気孔17へ排
出される。第二の実施例によっても、灯室6内の所謂呼
吸作用によって、前面レンズ5内面の曇りの発生を防止
し、又は発生した曇りをその呼吸作用により消去するこ
とができることは勿論である。さらに、その通気路20
がソケットホルダ19周囲に螺旋状に形成されているた
め、通気路20と連通された排気孔17から灯室6内へ
雨水、洗車時の水が浸入することを完全に防止すること
ができる。
【0014】 なお、上述の実施例では、通気路14,2
0を環状又は螺旋状に形成したものを説明してあるが、
ソケットホルダ7,19自体に通気路14,20を形成
したものであれば、例えば通気路をソケットホルダの周
囲に半周状に形成したものであっても同様な作用効果を
奏する。従って、通気路及び排気孔はソケットホルダの
形状に応じて適宜設計変更することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案に係る車両用灯具は、以上のよう
に構成したから、合成樹脂製のソケットホルダ内径に
体的に形成した凹溝と排気孔とを螺旋状の通気路で連通
させ、車両用灯具の外部と灯室内とを通気させてあるの
で、灯室内の空気自由に呼吸作用を行える結果、前面
レンズ内面に曇りが発生することがなく、仮に発生して
も素早くその曇りを消去することができる。
【0016】 また、通気路がソケットホルダ周囲に螺旋
に形成されているため、通気路と連通した排気孔から
灯室内へ雨水、洗車時の水が浸入することを完全に防止
することができると共に、長い通気路であるため、灯具
ボディ外部からのほこりが侵入したり、洗車時に浸水す
ることがない。
【0017】 更に、ソケットホルダ自体に通気路を一体
的に形成してあるために、ソケットホルダの取り扱いが
容易であり、部品点数並びに組み付け工数が1つ減少
し、組付作業性が向上する等の特徴を有するものであ
り、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用灯具の第一の実施例を示す
側断面図である。
【図2】第一の実施例におけるソケットホルダの拡大側
断面図である。
【図3】第一の実施例におけるソケットホルダの拡大正
面図である。
【図4】第一の実施例におけるソケットホルダの拡大背
面図である。
【図5】第一の実施例における空気の通気状態を示す説
明図である。
【図6】本考案に係る車両用灯具の第二の実施例を示す
側断面図である。
【図7】第二の実施例におけるソケットホルダの拡大正
面図である。
【図8】第二の実施例におけるソケットホルダの拡大背
面図である。
【図9】図6におけるA−A線断面図である。
【図10】図6におけるB−B線断面図である。
【図11】図6におけるC−C線断面図である。
【図12】第二の実施例における空気の通気状態を示す
説明図である。
【図13】従来の車両用灯具のソケットホルダを示す略
側断面図である。
【図14】従来の車両用灯具のソケットホルダを示す略
側断面図である。
【符号の説明】
7 19 ソケットホルダ 14,20 通気路 15 光源 16 凹溝 17 排気孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットホルダの周囲に通気路を螺旋状
    に一体的に形成し、 上記通気路の一端は、ソケットホルダ内径に光源挿入方
    向の長手方向に形成した凹溝と連通し、 上記通気路の他端は、該ソケットホルダの周囲外へ開口
    する排気孔に連通して成ることを特徴とする車両用灯
    具。
  2. 【請求項2】 ソケットホルダの周囲に通気路を螺旋状
    に一体的に形成し、 上記通気路の一端は、ソケットホルダ内径上部に光源挿
    入方向の長手方向に形成した凹溝と連通し、 上記通気路の他端は、該ソケットホルダの外径下方の周
    囲外へ開口する排気孔に連通して成る ことを特徴とする
    車両用灯具。
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JPH04108804U JPH04108804U (ja) 1992-09-21
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JPS5883807A (ja) * 1981-11-14 1983-05-19 Ricoh Co Ltd コンバ−ジヨンレンズの作動装置
GB8520842D0 (en) * 1985-08-20 1985-09-25 Bip Chemicals Ltd Thermoplastic polyamide compositions
JPH0231002U (ja) * 1988-04-26 1990-02-27

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