JP2542840Y2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2542840Y2
JP2542840Y2 JP1991111081U JP11108191U JP2542840Y2 JP 2542840 Y2 JP2542840 Y2 JP 2542840Y2 JP 1991111081 U JP1991111081 U JP 1991111081U JP 11108191 U JP11108191 U JP 11108191U JP 2542840 Y2 JP2542840 Y2 JP 2542840Y2
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JP
Japan
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lamp body
rear opening
lamp
cap
ring
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JP1991111081U
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JPH0553006U (ja
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道伸 木林
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関し、特に
防水性を高めた車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン電球等のソケット一体型の電球
を使用する車両用灯具では、図6に一例を示すように、
灯具ハウジング1を灯具ボディ2とアウターレンズ3で
構成しているが、灯具ボディ2内に設けたリフレクタ4
等に電球5を支持させるソケット6を灯具ボディ2の背
面開口部2b内に位置させ、これに直接外部のコネクタ
(図示せず)を接続する。このため、この種の灯具では
ソケット6と灯具ボディ2の背面開口部2bとの間を防
水する必要があり、このために防水キャップ10が用い
られる。
【0003】従来の防水キャップ10は、ゴム等を一体
成形したドーナツ板状に形成しており、中帯部を弾性変
形が容易となるように蛇腹状とし、その小径スリーブ1
0aとして形成した内径部分でソケット6に嵌合し、大
径スリーブ10bとして形成した外径部分で灯具ボディ
2の背面開口部2bに外面側から当接される。そして、
この背面開口部2bでは固定リング11を防水キャップ
10の上側から被せ、背面開口部2bに設けた係合片2
dに固定リング11を係合させることで、防水キャップ
10を灯具ボディ1に固定させ、その脱落を防止してい
る。尚、図中2はレンズである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような構成の車両
用灯具では、灯具ボディ2の背面開口部2bには固定リ
ング11を係合させるための構造が施されるが、固定リ
ング11は防水キャップ10を包囲するようにして背面
開口部2bに係合されるため、固定リング11に係合す
る係合片2dを背面開口部2bの外周面に半径方向に突
出させた状態で設ける必要がある。したがって、この係
合片2dによって背面開口部2bにはアンダーカット部
分が生じることになり、灯具ホディ1を成形する金型に
はこのアンダーカット部分を形成するための構造が必要
となり、そのため金型構造が複雑になる。特に、図示し
たように、背面形状に凹凸がある灯具ボディの形状で
は、隣接する灯具ボディ壁によってスライド構造の金型
を用いることが困難になり、灯具ボディの成形が困難に
なるという問題がある。
【0005】又、防水キャップ10の大径スリーブ10
bを灯具ボディ2の背面開口部2bに嵌合する際には、
防水キャップ10を弾力性を利用して拡径させながら行
うが、このためには比較的に大きな力が必要となり、嵌
合作業が困難なものになる。更に、防水キャップ10を
取着した後に固定リング11を係合させるため、防水キ
ャップ10の取着工程と、固定リング11の係合工程と
で少なくとも2つの作業工程が必要となり、灯具の組み
付け作業が面倒になる。本考案の目的は、灯具ボディの
成形を容易なものとし、かつ防水キャップの取着作業の
簡易化を図った車両用灯具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用灯具は、
灯具ボディの背面開口部と電球ソケットとの間を防水す
るための防水キャップ、灯具ボディの背面開口部に係
合される樹脂製の係合リングと、この係合リングに外径
部が一体化され、かつその内径部が前記電球ソケットに
嵌合されるゴム製のキャップ体とで構成され、前記係合
リングは前記背面開口部内に挿入され、かつその内縁部
に係合される構成とされる。
【0007】
【作用】係合リングを灯具ボディの背面開口部内におい
て係合させることが可能となり、アンダーカット部分を
不要にして成形用金型の構造を簡易なものとする。又、
係合リングを係合させることで防水キャップを同時に取
着でき、取付作業の簡略化を図る。
【0008】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図2は本考案の車両用灯具の一実施例の正面図、図
1は図2のA−A線に沿う拡大断面図であり、ここでは
本考案を車両右側のコンビネーションヘッドランプに適
用した例を示している。このコンビネーションヘッドラ
ンプの車両右側にはターンシグナルランプが配置される
が、その図示は省略している。これらの図において、1
は灯具ハウジングであり、灯具ボディ2と、その正面開
口に取着されたアウターレンズ3とで構成される。この
灯具ボディ2は、背面形状が凹凸の大きな形状とされ、
車両中央側にはハイビームランプHLが構成され、その
外側にはロービームランプLLが構成される。
【0009】ハイビームランプHLは、灯具ボディ2内
にリフレクタ4が固定され、このリフレクタ4の中央部
に対応する灯具ボディ位置には中心開口部4aが開設さ
れ、ここにバヨネット構造のソケット取付部を有する電
球ソケット6が嵌合支持され、リフレクタ4の焦点位置
に電球5が支持される。又、ロービームランプLLは全
体を楕円球状をしたランプアッシーとして構成され、前
記灯具ボディ2に嵌合取着されている。このランプアッ
シーは、楕円球状をしたリフレクタ21と、このリフレ
クタ21の前面に取着されたレンズ22とでアッシーハ
ウジングを構成し、リフレクタ21の中心部に設けた開
口24に取着した電球取付具25でアッシーハウジング
内に電球23を支持している。又、電球23とレンズ2
2との間にはシェード26が配置される。27はバック
カバーである。
【0010】又、前記灯具ボディ2に取着されたアウタ
ーレンズ3は、灯具ボディ2の開口縁に設けられた溝部
2aにアウターレンズ3の周縁に設けたシール脚部3a
を挿入し、シール剤で封止している。又、前記リフレク
タ4の中心開口部4aは、灯具ボディ2の背面に開設さ
れた円形の背面開口部2b内に位置されており、リフレ
クタ4の中心開口部4aにはソケット6を一体化させた
電球5が取着される。そして、このソケット6と灯具ボ
ディ2の背面開口部2bとの間に防水キャップ7が嵌合
取着され、灯具ボディ2とソケット6との間の防水を行
っている。尚、前記ソケット6には図外のコネクタが接
続されることは言うまでもない。
【0011】前記防水キャップ7は、図3に斜視図を、
図4にその一部を破断した部分分解斜視図を夫々示すよ
うに、樹脂で形成された係合リング8と、この係合リン
グ8の外側に嵌着されたゴム製のキャップ9体とで構成
される。前記係合リング8は、前記灯具ボディ2の背面
開口部2b内に嵌入可能な円筒状に形成され、その周面
にはフランジ81が設けられる。そして、このフランジ
81よりも下縁寄りの外周面複数箇所には半径方向に突
出した複数の係合片82が設けられる。この係合片82
は、前記灯具ボディ2の背面開口部2bの内周縁に設け
た複数の切欠溝2c(図5参照)に対応される。又、前
記係合リング8の上縁には直径線上の対向する位置に夫
々半径方向のリブ83が設けられる。
【0012】前記キャップ体9は円形リング板状に形成
され、その中帯部91は蛇腹状に形成される。又、内径
部は前記電球のソケットに嵌合する小径スリーブ92と
して形成され、内径部内面に設けた複数の環状の突条9
3によってソケット6の周面に密接し、その防水性を確
保する。又、外径部は大径スリーブ94として形成さ
れ、この大径スリーブ94は前記係合リング8の上縁部
を覆った状態で、その内周面に設けた溝95を前記フラ
ンジ81の外側から嵌合される。又、この大径スリーブ
94の直径線上の対向する位置には、前記係合リング8
のリブ83を覆うリブ包囲部96が設けられる。
【0013】この防水キャップ7を灯具ボディ2の背面
開口部2bに取着する場合には、キャップ体9の小径ス
リーブ92をソケットに6嵌合させるとともに、大径ス
リーブ94に嵌合させた係合リング8を背面開口部1b
に係合させる。このとき、図5に一部を拡大図示するよ
うに、係合リング8の係合片82を背面開口部2bの切
欠溝2cを通して灯具ボディ2内に進入させた上で、防
水キャップ7全体を所要角度回動させることで、係合リ
ング8の係合片82とフランジ81との間、実際には係
合片82とキャップ体9の大径スリーブ94の端面との
間に背面開口部2bの内縁部が挟持され、これでバヨネ
ット方式の係合構造によって係合リング8、即ち防水キ
ャップ7の外周囲部分を背面開口部2bに係合させるこ
とになる。
【0014】このとき、小径スリーブ92では突条93
によってソケット6周面との間が防水されることは言う
までもない。尚、防水キャップの回動に際しては、係合
リング8に設けたリブ83をキャップ体9のリブ包囲部
96の外側から摘んで操作することで可能となる。
【0015】したがって、この防水キャップでは、係合
リング8が灯具ボディ2の背面開口部2b内に進入され
て係合片82とキャップ体9の端面との間に背面開口部
2bの内縁部を挟持するため、背面開口部2bの外周面
に係合用の突片を設ける必要がなく、アンダーカット部
分が生じることはない。これにより、灯具ボディ2の背
面開口部2bの構造が簡略化できるとともに、凹凸のあ
る灯具ボディ形状の場合でもスライド金型を必要とする
ことがないため、灯具ボディを成形するための金型構造
の複雑化が回避され、灯具ボディの成形が容易になる。
【0016】又、この防水キャップ7は係合リング8と
キャップ体9が一体的に構成されているため、係合リン
グ8を灯具ボディ2に係合させれば、同時にキャップ体
9を取着することができるため、キャップ体9を拡径さ
せながらの嵌合作業が不要となり、しかも防水キャップ
の取着工程を1工程にでき、作業工程の簡易化が可能と
なる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、防水キャ
ップを、灯具ボディの背面開口部に係合される樹脂製の
係合リングと、この係合リングに嵌着されるゴム製のキ
ャップ体とで構成し、かつ係合リングは前記キャップ体
の外径部に一体化され、かつ背面開口部に挿入されてそ
の内縁部に係合される構成としているので、係合リング
を背面開口部の内部に進入させる構成が採用でき、背面
開口部にアンダーカット部を設ける必要がなく、灯具ボ
ディを成形するための金型の構造を簡略化し、灯具ボデ
ィの成形を容易なものとする。又、係合リングを防水キ
ャップに一体化した上で背面開口部に係合させること
で、防水キャップの取着が実現されるため、防水キャッ
プの取着作業工程を1工程にでき、作業工程の簡易化が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、図2のA−A線拡大
断面図である。
【図2】本考案の一実施例の正面図である。
【図3】防水キャップの斜視図である。
【図4】図3の一部を破断した部分分解斜視図である。
【図5】背面開口部と防水キャップの係合部の拡大断面
図である。
【図6】従来の防水キャップを施した灯具の一部破断平
面図である。
【符号の説明】
2 灯具ボディ 2b 背面開口部 5 電球 6 ソケット 7 防水キャップ 8 係合リング 9 キャップ体 82 係合片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディの背面開口部内に電球ソケッ
    トを支持し、この電球ソケットと前記背面開口部との間
    を防水キャップで防水する車両用灯具において、前記防
    水キャップは前記灯具ボディの背面開口部に係合される
    樹脂製の係合リングと、この係合リングに外径部が一体
    され、かつその内径部が前記電球ソケットに嵌合され
    るゴム製のキャップ体とで構成され、前記係合リングは
    前記背面開口部内に挿入され、かつこの背面開口部の内
    縁部に係合されるよう構成したことを特徴とする車両用
    灯具。
JP1991111081U 1991-12-20 1991-12-20 車両用灯具 Expired - Lifetime JP2542840Y2 (ja)

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JPH0553006U JPH0553006U (ja) 1993-07-13
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