JPH076561Y2 - 車輛用灯具 - Google Patents
車輛用灯具Info
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- JPH076561Y2 JPH076561Y2 JP9010890U JP9010890U JPH076561Y2 JP H076561 Y2 JPH076561 Y2 JP H076561Y2 JP 9010890 U JP9010890 U JP 9010890U JP 9010890 U JP9010890 U JP 9010890U JP H076561 Y2 JPH076561 Y2 JP H076561Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp body
- socket cover
- locking cap
- opening
- reflector
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、リフレクタ可動タイプの前照灯装置に適用し
て好適な車輌用灯具に関するものである。
て好適な車輌用灯具に関するものである。
[従来の技術] 自動車の前照灯装置においては、その照射向を正しく調
整する必要があるため、リフレクタもしくは前照灯装置
全体を車体に対して前後、左右方向に傾動自在に取付
け、これを組立調整時、点検、バルブ交換時等において
エイミング機構によって傾動させることにより、照射方
向の調整(エイミング調整)を行っている。このうちリ
フレクタ可動タイプの前照灯装置(例:実開昭60−2110
5号、実公昭62−22001号等)は、一般にリフレクタの後
頂部に開設したバルブ取付孔に取り付けられたヘッドラ
ンプ用バルブの後端部端子部を灯具ボディの背面に開設
した開口より外部へ突出させ、外部コードの一端に取り
付けたソケットに接続すると共に、灯具ボディの背面側
開口部およびリフレクタのバルブ取付孔をソケットカバ
ーによって気密に封止する構造を採用している。ソケッ
トカバーは、リフレクタの傾動を可能にするため、ゴム
等の弾性材料によって形成され、中心に設けた嵌合孔が
バルブの口金部外周面に嵌合密接され、外周部が灯具ボ
ディの背面側開口部の縁部に嵌合密接されている。ま
た、最近ではソケットカバーによる防水性を高めるた
め、ロッキングキャップと灯具ボディの背面側開口部と
でソケットカバーの外周部を挟み込むようにしたものも
実用化されている(例:実開昭64−18503号)。第5図
はこのようなソケットカバーとロッキングキャップの取
付構造を示す従来例で、1は灯具ボディ、2はソケット
カバーで、このソケットカバー2の外周部2Aは灯具ボデ
ィ1の背面側開口部3の外周面1aに嵌合されている。4
はロッキングキャップで、このロッキングキャップ4は
灯具ボディ1の背面側開口部3の外周面1aに嵌装され、
内部に前記ソケットカバー2の外周部2Aを前記外周面1a
に押し付ける押圧部5を有している。
整する必要があるため、リフレクタもしくは前照灯装置
全体を車体に対して前後、左右方向に傾動自在に取付
け、これを組立調整時、点検、バルブ交換時等において
エイミング機構によって傾動させることにより、照射方
向の調整(エイミング調整)を行っている。このうちリ
フレクタ可動タイプの前照灯装置(例:実開昭60−2110
5号、実公昭62−22001号等)は、一般にリフレクタの後
頂部に開設したバルブ取付孔に取り付けられたヘッドラ
ンプ用バルブの後端部端子部を灯具ボディの背面に開設
した開口より外部へ突出させ、外部コードの一端に取り
付けたソケットに接続すると共に、灯具ボディの背面側
開口部およびリフレクタのバルブ取付孔をソケットカバ
ーによって気密に封止する構造を採用している。ソケッ
トカバーは、リフレクタの傾動を可能にするため、ゴム
等の弾性材料によって形成され、中心に設けた嵌合孔が
バルブの口金部外周面に嵌合密接され、外周部が灯具ボ
ディの背面側開口部の縁部に嵌合密接されている。ま
た、最近ではソケットカバーによる防水性を高めるた
め、ロッキングキャップと灯具ボディの背面側開口部と
でソケットカバーの外周部を挟み込むようにしたものも
実用化されている(例:実開昭64−18503号)。第5図
はこのようなソケットカバーとロッキングキャップの取
付構造を示す従来例で、1は灯具ボディ、2はソケット
カバーで、このソケットカバー2の外周部2Aは灯具ボデ
ィ1の背面側開口部3の外周面1aに嵌合されている。4
はロッキングキャップで、このロッキングキャップ4は
灯具ボディ1の背面側開口部3の外周面1aに嵌装され、
内部に前記ソケットカバー2の外周部2Aを前記外周面1a
に押し付ける押圧部5を有している。
ロッキングキャップ4の灯具ボディ1に対する取付けに
際しては、灯具ボディ1の背面側開口部3の外周面1aに
周方向に等間隔をおいて突設した複数個の係合片6と、
ロッキングキャップ4の内周面に突設した係合突部7
を、灯具ボディ1とロッキングキャップ4の相対的回動
によって互いに咬み合わせることで、着脱可能に取り付
けられる。
際しては、灯具ボディ1の背面側開口部3の外周面1aに
周方向に等間隔をおいて突設した複数個の係合片6と、
ロッキングキャップ4の内周面に突設した係合突部7
を、灯具ボディ1とロッキングキャップ4の相対的回動
によって互いに咬み合わせることで、着脱可能に取り付
けられる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の前照灯装置におけるソ
ケットカバー2とロッキングキャップ4の取付構造にあ
っては、ソケットカバー2を灯具ボディ1にと取り付
け、しかる後ロッキングキャップ4を取り付ける必要が
あるため、バルブ交換時の着脱操作が面倒で作業性が悪
く、またロッキングキャップ4の組み付けを忘れたりす
ると、ソケットカバー2による灯具ボディ1の防水性が
低下すると云う問題があった。
ケットカバー2とロッキングキャップ4の取付構造にあ
っては、ソケットカバー2を灯具ボディ1にと取り付
け、しかる後ロッキングキャップ4を取り付ける必要が
あるため、バルブ交換時の着脱操作が面倒で作業性が悪
く、またロッキングキャップ4の組み付けを忘れたりす
ると、ソケットカバー2による灯具ボディ1の防水性が
低下すると云う問題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、ソケッ
トカバーとロッキングキャップを同時に組み付けること
により、ロッキングキャップの組付け忘れがなく、バル
ブ交換時の作業性と、灯具ボディの防水性を向上させる
ようにした車輛用灯具を提供することにある。
みてなされたもので、その目的とするところは、ソケッ
トカバーとロッキングキャップを同時に組み付けること
により、ロッキングキャップの組付け忘れがなく、バル
ブ交換時の作業性と、灯具ボディの防水性を向上させる
ようにした車輛用灯具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するため、灯具ボディと前面レ
ンズとで画成された灯室内に傾動自在に配設されたリフ
レクタを備え、前記灯具ボディの背面側開口部をソケッ
トカバーで覆い、かつこのソケットカバーをロッキング
キャップで前記背面側開口部に押圧固定した車輛用灯具
において、前記ロッキングキャップは前記ソケットカバ
ーと着脱可能に結合されることによりユニット化されて
おり、前記灯具ボディの背面側開口部に嵌合され係止手
段によって係止されるものである。
ンズとで画成された灯室内に傾動自在に配設されたリフ
レクタを備え、前記灯具ボディの背面側開口部をソケッ
トカバーで覆い、かつこのソケットカバーをロッキング
キャップで前記背面側開口部に押圧固定した車輛用灯具
において、前記ロッキングキャップは前記ソケットカバ
ーと着脱可能に結合されることによりユニット化されて
おり、前記灯具ボディの背面側開口部に嵌合され係止手
段によって係止されるものである。
[作用] 本考案において、ソケットカバーとロッキングキャップ
は着脱可能に嵌合され、ユニット化されることにより、
1回の操作で灯具ボディに同時に組み付けられる。
は着脱可能に嵌合され、ユニット化されることにより、
1回の操作で灯具ボディに同時に組み付けられる。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案に係る車輛用灯具を自動車用前照灯装置
に適用した場合の一実施例を示す断面図、第2図はソケ
ットカバーとロッキングキャップの分解斜視図、第3図
は要部の拡大断面図である。第1図において、全体を符
号10で示すリフレクタ可動型前照灯装置は、車体11に不
図示のスタッドボルトとナットによって位置決め固定さ
れる灯具ボディ1と、この灯具ボディ1と共に灯室12を
形成する前面レンズ13と、灯室12内に収納配置された前
照灯ユニット14と、前照灯装置10の背面側開口部を気密
に封止するソケットカバー2およびロッキングキャップ
4等を備えている。
に適用した場合の一実施例を示す断面図、第2図はソケ
ットカバーとロッキングキャップの分解斜視図、第3図
は要部の拡大断面図である。第1図において、全体を符
号10で示すリフレクタ可動型前照灯装置は、車体11に不
図示のスタッドボルトとナットによって位置決め固定さ
れる灯具ボディ1と、この灯具ボディ1と共に灯室12を
形成する前面レンズ13と、灯室12内に収納配置された前
照灯ユニット14と、前照灯装置10の背面側開口部を気密
に封止するソケットカバー2およびロッキングキャップ
4等を備えている。
前記灯具ボディ1は合成樹脂等によって前面が開放する
横長箱型に形成され、また背面中央部にはヘッドランプ
用バルブ15の後端端子部15Aを外部に突出させる開口部
3が開設されている。そして、灯具ボディ1の前面側開
口部16には前方に開放する環状溝17が全周に亙って形成
されている。
横長箱型に形成され、また背面中央部にはヘッドランプ
用バルブ15の後端端子部15Aを外部に突出させる開口部
3が開設されている。そして、灯具ボディ1の前面側開
口部16には前方に開放する環状溝17が全周に亙って形成
されている。
前記前面レンズ13は、背面側が開放する箱型の白色レン
ズからなり、その背面側開口端面に一体に突設されたレ
ンズ固定部18が前記灯具ボディの環状溝17に挿入され、
且つ接着剤19によって固定されることにより、灯具ボデ
ィ1の前面側開口部16を気密に封止している。また、前
面レンズ13の上下端部は、C字形に形成された複数個の
プレートスプリング20によって前記灯具ボディ1に一体
的に結合される。
ズからなり、その背面側開口端面に一体に突設されたレ
ンズ固定部18が前記灯具ボディの環状溝17に挿入され、
且つ接着剤19によって固定されることにより、灯具ボデ
ィ1の前面側開口部16を気密に封止している。また、前
面レンズ13の上下端部は、C字形に形成された複数個の
プレートスプリング20によって前記灯具ボディ1に一体
的に結合される。
なお、前面レンズ13の上部は、車体後方に適宜角度を以
て傾斜する傾斜部13Aを形成しており、この斜面部13Aに
対応して前記灯具ボディ1の前面上部に遮光板21が取り
付けられ、これによってバルブ15からの光が斜め上方に
出射するのを防止すると共に、外部斜め方向から灯室12
の内部が視認されるのを防止している。
て傾斜する傾斜部13Aを形成しており、この斜面部13Aに
対応して前記灯具ボディ1の前面上部に遮光板21が取り
付けられ、これによってバルブ15からの光が斜め上方に
出射するのを防止すると共に、外部斜め方向から灯室12
の内部が視認されるのを防止している。
前記前照灯ユニット14は、リフレクタ22と、このリフレ
クタ22内に配置された前記バルブ15とで構成されてい
る。
クタ22内に配置された前記バルブ15とで構成されてい
る。
前記リフレクタ22は、前面側開口形状が矩形の筒状体を
呈し、内面全体がアルミニウムの真空蒸着によって反射
面を形成している。場合、特に背面壁22aは後方に向か
って凸になるよう回転放物面状に湾曲形成されされるこ
とにより、その内面が放物反射面23を形成している。リ
フレクタ22の後頂部にはバルブ取付孔24が開設されてお
り、このバルブ取付用孔24より前記バルブ15がリフレク
タ22内に挿入され、その口金25に設けたフランジ部25a
が、一端を前記リフレクタ22の後頂部に回動自在に取り
付けられたセットスプリング(図示せず)によって前記
バルブ取付孔24の縁部に圧接固定されている。
呈し、内面全体がアルミニウムの真空蒸着によって反射
面を形成している。場合、特に背面壁22aは後方に向か
って凸になるよう回転放物面状に湾曲形成されされるこ
とにより、その内面が放物反射面23を形成している。リ
フレクタ22の後頂部にはバルブ取付孔24が開設されてお
り、このバルブ取付用孔24より前記バルブ15がリフレク
タ22内に挿入され、その口金25に設けたフランジ部25a
が、一端を前記リフレクタ22の後頂部に回動自在に取り
付けられたセットスプリング(図示せず)によって前記
バルブ取付孔24の縁部に圧接固定されている。
前記バルブ15は、ハロゲンバルブからなり、そのフィラ
メント28がリフレクタ22の放物反射面23の焦点位置と略
一致するようにリフレクタ22内に配置される。したがっ
て、バルブ15から出射し放物反射面23に当たって前方に
反射する反射光は、光軸Lと略平行な光線となって前面
レンズ13を照射する。
メント28がリフレクタ22の放物反射面23の焦点位置と略
一致するようにリフレクタ22内に配置される。したがっ
て、バルブ15から出射し放物反射面23に当たって前方に
反射する反射光は、光軸Lと略平行な光線となって前面
レンズ13を照射する。
そして、このような構成からなる前照灯ユニット14は、
エイミング機構によって3点支持され、灯具ボディ1に
対して上下、左右方向に角度調整自在に配設されてい
る。なお、エイミング機構は、上記実公昭62−22001号
公報等によって従来周知のため、その構成等の詳細な説
明および図示を省略する。
エイミング機構によって3点支持され、灯具ボディ1に
対して上下、左右方向に角度調整自在に配設されてい
る。なお、エイミング機構は、上記実公昭62−22001号
公報等によって従来周知のため、その構成等の詳細な説
明および図示を省略する。
さて、前照灯装置10の後端側開口部を気密に封止する前
記ソケットカバー2は、ゴム等の弾性材料によって一体
に形成されるもので、第1図〜第3図に示すように同心
円状の波形壁部30a、30bを有するリング状のダイヤフラ
ム部30と、ダイヤフラム部30の前鉛側中央に前方に向か
って一体に突設され、前記バルブ15の口金25の外周面に
嵌合密接される筒状部31と、ダイヤフラム部30の外周に
等間隔をおいて一体に設けられた4つの回転防止部32と
で構成されている。ダイヤフラム部30の前面側外周部に
はV字状の環状溝33(第3図)が形成され、また、外周
縁には内側に略直角に折曲された折曲部34が一体に設け
られており、この折曲部34は前記灯具ボディ1の背面側
開口部3の外周面1aに嵌合密接される。外側の波形壁部
30bの一部背面にはつまみ部30cが後方に向かって一体に
突設されている。
記ソケットカバー2は、ゴム等の弾性材料によって一体
に形成されるもので、第1図〜第3図に示すように同心
円状の波形壁部30a、30bを有するリング状のダイヤフラ
ム部30と、ダイヤフラム部30の前鉛側中央に前方に向か
って一体に突設され、前記バルブ15の口金25の外周面に
嵌合密接される筒状部31と、ダイヤフラム部30の外周に
等間隔をおいて一体に設けられた4つの回転防止部32と
で構成されている。ダイヤフラム部30の前面側外周部に
はV字状の環状溝33(第3図)が形成され、また、外周
縁には内側に略直角に折曲された折曲部34が一体に設け
られており、この折曲部34は前記灯具ボディ1の背面側
開口部3の外周面1aに嵌合密接される。外側の波形壁部
30bの一部背面にはつまみ部30cが後方に向かって一体に
突設されている。
前記円筒部31の内周面には複数条の溝31aが軸線方向に
形成されている。
形成されている。
前記回転防止部32は、前記折曲部34の外側面に灯具ボデ
ィ1方向に突設された脚部32Aと、脚部32Aの基部外側面
に突設された突部32Bと、突部32Bの後面に灯具後方に向
かって突設された板条のつまみ部32Cとで構成されてい
る。脚部32Aは、断面形状がコ字状に形成されることに
より、ソケットカバー2の径方向に対向する一対の板状
部35a、35bと、これら板状部35a、35bの基部を連結する
連結部35cとで構成され、これら両板状部35a、35b間が
前方および両側面に開放するスリット溝36を形成してい
る。前記突部32Bは、前記脚部32Aの外側に突出する断面
形状がコ字状の突起で構成されることにより、前記板状
部35aと直交する前面部37(第3図)と、前面部37と直
交する外側面部38と、外側面部38の後端に接続するソケ
ットカバー2の中心方向に斜面する背面部39とを有して
いる。
ィ1方向に突設された脚部32Aと、脚部32Aの基部外側面
に突設された突部32Bと、突部32Bの後面に灯具後方に向
かって突設された板条のつまみ部32Cとで構成されてい
る。脚部32Aは、断面形状がコ字状に形成されることに
より、ソケットカバー2の径方向に対向する一対の板状
部35a、35bと、これら板状部35a、35bの基部を連結する
連結部35cとで構成され、これら両板状部35a、35b間が
前方および両側面に開放するスリット溝36を形成してい
る。前記突部32Bは、前記脚部32Aの外側に突出する断面
形状がコ字状の突起で構成されることにより、前記板状
部35aと直交する前面部37(第3図)と、前面部37と直
交する外側面部38と、外側面部38の後端に接続するソケ
ットカバー2の中心方向に斜面する背面部39とを有して
いる。
前記ソケットカバー2を灯具ボディ1の背面側開口部3
に密接固定する前記ロッキングキャップ4は、樹脂材料
によって一体に形成されるもので、前記ソケットカバー
2より大きな筒状の本体部4Aと、本体部4Aの背面側開口
部に設けられた環状の背面壁部4Bと、本体部4Aの外周面
に後方に向かって一体に突設された8つの補強リブ4Cと
を一体に備えている。
に密接固定する前記ロッキングキャップ4は、樹脂材料
によって一体に形成されるもので、前記ソケットカバー
2より大きな筒状の本体部4Aと、本体部4Aの背面側開口
部に設けられた環状の背面壁部4Bと、本体部4Aの外周面
に後方に向かって一体に突設された8つの補強リブ4Cと
を一体に備えている。
前記円筒部4Aの内周面には4つの凹部40と、係合突部41
とが周方向に等配されて形成されている。凹部40は、第
2図および第4図に示すように略鉤形に形成されること
により、円筒部4Aの前面側開口部に開放し前後方向(軸
線方向)の幅が前記円筒部4Aの略半分の寸法とされる幅
狭部40aと、幅狭部40aの一側端に連通し、前端側に前記
係合突部41が設けられた幅広部40bとで構成されてい
る。前記係合突部41は、先端側の厚み(ロッキングキャ
ップ4の軸線方向の厚み)が徐々に減少するよう略楔形
に形成されることにより、背面先端部が斜面42とされ、
且つ、背面中央部には係止凹部43が形成されている。そ
して、前記円筒部4Aの後端部と前記背面壁4Bとの接続部
には、4つの開口部44が前記各凹部40の幅広部40bに対
応して開設されており、この開口部44は前記幅広部40b
の後端と連通している。
とが周方向に等配されて形成されている。凹部40は、第
2図および第4図に示すように略鉤形に形成されること
により、円筒部4Aの前面側開口部に開放し前後方向(軸
線方向)の幅が前記円筒部4Aの略半分の寸法とされる幅
狭部40aと、幅狭部40aの一側端に連通し、前端側に前記
係合突部41が設けられた幅広部40bとで構成されてい
る。前記係合突部41は、先端側の厚み(ロッキングキャ
ップ4の軸線方向の厚み)が徐々に減少するよう略楔形
に形成されることにより、背面先端部が斜面42とされ、
且つ、背面中央部には係止凹部43が形成されている。そ
して、前記円筒部4Aの後端部と前記背面壁4Bとの接続部
には、4つの開口部44が前記各凹部40の幅広部40bに対
応して開設されており、この開口部44は前記幅広部40b
の後端と連通している。
一方、前記灯具ボディ1の後端側開口部3の外周面1aに
は、4つの係合片48(第3図)が周方向に等配されて一
体に突設されている。この係合片48は、前記係合突部41
と共に、ロッキングキャップ4を前記灯具ボディ1に係
止するための係止手段49を構成するもので、第4図に示
すように前記係合突部41と略同一の長さを以て周方向に
長い断面形状が略楔形に形成され、前記係合突部41の背
面と密接する面には前記係合凹部43に係合する突起50が
一体に突設されている。また、前記後端側開口部3の後
端面には、前記ソケットカバー2の環状溝33に嵌合する
V字状の水切山51(第3図)が一体に突設されている。
は、4つの係合片48(第3図)が周方向に等配されて一
体に突設されている。この係合片48は、前記係合突部41
と共に、ロッキングキャップ4を前記灯具ボディ1に係
止するための係止手段49を構成するもので、第4図に示
すように前記係合突部41と略同一の長さを以て周方向に
長い断面形状が略楔形に形成され、前記係合突部41の背
面と密接する面には前記係合凹部43に係合する突起50が
一体に突設されている。また、前記後端側開口部3の後
端面には、前記ソケットカバー2の環状溝33に嵌合する
V字状の水切山51(第3図)が一体に突設されている。
前記ロッキングキャップ4の前記背面壁4Bの孔52は、前
記ソケットカバー2の外側の波状襞部30bの外径より大
きく形成されている。
記ソケットカバー2の外側の波状襞部30bの外径より大
きく形成されている。
なお、第1図において、53はバルブ15の後端端子部15a
に接続される外部コード54のコネクタである。
に接続される外部コード54のコネクタである。
このような構成において、ソケットカバー2は、前記ロ
ッキングキャップ4の前面側開口部からロッキングキャ
ップ4に嵌合され、各つまみ部32Cと、回転防止部32の
突部32Bが開口44より後方に引き出され、突部32Bの前面
37が開口44の前縁44aに当接することで、ロッキングキ
ャップ4に対して一体的に組み込まれ、ロッキングキャ
ップ4と共にユニット化される。ソケットカバー2をロ
ッキングキャップ4に組込むと、回転防止部32の脚部32
Aは、凹部40の幅広部40b内に収納される。そして、ソケ
ットカバー2とユニット化されたロッキングキャップ4
は灯具ボディ1の背面開口部3の外周面1aに嵌合され、
係止手段49によって係止される。ロッキングキャップ4
の取付けに際しては、係合片48を第4図二点鎖線で示す
ように凹部40の幅狭部40aに前方から挿入し、しかる後
ロッキングキャップ4を第4図矢印A方向に回動させて
係合突部48と係合片41とを互いに咬み合わせればよい。
係合突部41と係合片48はそれぞれ楔状に形成されている
ことから、互いに咬み合うと、ロッキングキャップ4を
灯具ボディ1側に移動させ、水切山51(第3図)と環状
溝33の嵌合を確実にする。また、凹部43に突起50が嵌合
することで、ロッキングキャップ4を位置決めし、その
回転が防止される。さらに、ロッキングキャップ4を灯
具ボディ1の後端開口部3の外周面1aに嵌合すると、第
3図に示すようにソケットカバー2の内側板状部35b
は、前記外周面1aによって外側に弾性変形され、外側の
板状部35aに溶接される。
ッキングキャップ4の前面側開口部からロッキングキャ
ップ4に嵌合され、各つまみ部32Cと、回転防止部32の
突部32Bが開口44より後方に引き出され、突部32Bの前面
37が開口44の前縁44aに当接することで、ロッキングキ
ャップ4に対して一体的に組み込まれ、ロッキングキャ
ップ4と共にユニット化される。ソケットカバー2をロ
ッキングキャップ4に組込むと、回転防止部32の脚部32
Aは、凹部40の幅広部40b内に収納される。そして、ソケ
ットカバー2とユニット化されたロッキングキャップ4
は灯具ボディ1の背面開口部3の外周面1aに嵌合され、
係止手段49によって係止される。ロッキングキャップ4
の取付けに際しては、係合片48を第4図二点鎖線で示す
ように凹部40の幅狭部40aに前方から挿入し、しかる後
ロッキングキャップ4を第4図矢印A方向に回動させて
係合突部48と係合片41とを互いに咬み合わせればよい。
係合突部41と係合片48はそれぞれ楔状に形成されている
ことから、互いに咬み合うと、ロッキングキャップ4を
灯具ボディ1側に移動させ、水切山51(第3図)と環状
溝33の嵌合を確実にする。また、凹部43に突起50が嵌合
することで、ロッキングキャップ4を位置決めし、その
回転が防止される。さらに、ロッキングキャップ4を灯
具ボディ1の後端開口部3の外周面1aに嵌合すると、第
3図に示すようにソケットカバー2の内側板状部35b
は、前記外周面1aによって外側に弾性変形され、外側の
板状部35aに溶接される。
かくして、このような構成からなる前照灯装置10にあっ
ては、ソケットカバー2とロッキングキャップ4を一体
的に結合してユニット化しているので、灯具ボディ1へ
の組付作業を一行程で行うことができ、作業性を向上さ
せるもことができる。また、ユニット化されているの
で、バルブ交換時にロッキングキャップ4の組付けを忘
れることもない。
ては、ソケットカバー2とロッキングキャップ4を一体
的に結合してユニット化しているので、灯具ボディ1へ
の組付作業を一行程で行うことができ、作業性を向上さ
せるもことができる。また、ユニット化されているの
で、バルブ交換時にロッキングキャップ4の組付けを忘
れることもない。
なお、本考案は上記実施例構造に特定されるものではな
く、種々の変形、変更が可能で、例えば係止手段49とし
て引っ掛け金具を用いてもよいことは勿論である。
く、種々の変形、変更が可能で、例えば係止手段49とし
て引っ掛け金具を用いてもよいことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る車輛用灯具は、リフレ
クタ可動型のものにおいて、ソケットカバーとロッキン
グキャップを分離可能に結合して一体化し、この一体化
されたロッキングキャップを灯具ボディの背面側が開口
部に嵌合係止するように構成したので、ソケットカバー
とロッキングキャップの着脱操作が簡単且つ容易で、作
業性を向上させることができ、またロッキングキャップ
の取付け忘れもなく、確実な防水構造を得ることができ
る。
クタ可動型のものにおいて、ソケットカバーとロッキン
グキャップを分離可能に結合して一体化し、この一体化
されたロッキングキャップを灯具ボディの背面側が開口
部に嵌合係止するように構成したので、ソケットカバー
とロッキングキャップの着脱操作が簡単且つ容易で、作
業性を向上させることができ、またロッキングキャップ
の取付け忘れもなく、確実な防水構造を得ることができ
る。
第1図は本考案に係る車輛用灯具を自動車用前照灯装置
に適用した場合の一実施例を示す断面図、第2図はソケ
ットカバーとロッキングキャップの分解斜視図、第3図
は要部の拡大断面図、第4図は灯具ボディとロッキング
キャップの係止手段を示す図、第5図はソケットカバー
とロッキングキャップの取付構造の従来例を示す断面図
である。 1……灯具ボディ、2……ソケットカバー、3……背面
側開口部、4……ロッキングキャップ、10……前照灯装
置、11……車体、12……灯室、13……前面レンズ、14…
…前照灯ユニット、15……ヘッドランプ用バルブ、22…
…リフレクタ、32……回転防止部、32B……突起、41…
…係合突部、44……開口、48……係合片、49……係止手
段。
に適用した場合の一実施例を示す断面図、第2図はソケ
ットカバーとロッキングキャップの分解斜視図、第3図
は要部の拡大断面図、第4図は灯具ボディとロッキング
キャップの係止手段を示す図、第5図はソケットカバー
とロッキングキャップの取付構造の従来例を示す断面図
である。 1……灯具ボディ、2……ソケットカバー、3……背面
側開口部、4……ロッキングキャップ、10……前照灯装
置、11……車体、12……灯室、13……前面レンズ、14…
…前照灯ユニット、15……ヘッドランプ用バルブ、22…
…リフレクタ、32……回転防止部、32B……突起、41…
…係合突部、44……開口、48……係合片、49……係止手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−4003(JP,U) 実開 平1−18503(JP,U) 特公 昭55−44401(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】灯具ボディと前面レンズとで画成された灯
室内に傾動自在に配設されたリフレクタを備え、前記灯
具ボディの背面側開口部をソケットカバーで覆い、かつ
このソケットカバーをロッキングキャップで前記背面側
開口部に押圧固定した車輌用灯具において、前記ロッキ
ングキャップは前記ソケットカバーと着脱可能に結合さ
れることによりユニット化されており、前記灯具ボディ
の背面側開口部に嵌合され係止手段によって係止される
ことを特徴とする車輛用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9010890U JPH076561Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 車輛用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9010890U JPH076561Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 車輛用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0449402U JPH0449402U (ja) | 1992-04-27 |
JPH076561Y2 true JPH076561Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31824570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9010890U Expired - Lifetime JPH076561Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 車輛用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076561Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-30 JP JP9010890U patent/JPH076561Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0449402U (ja) | 1992-04-27 |
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