JP3280885B2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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- F21S45/00—Arrangements within vehicle lighting devices specially adapted for vehicle exteriors, for purposes other than emission or distribution of light
- F21S45/10—Protection of lighting devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/19—Attachment of light sources or lamp holders
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- F21S41/20—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
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- F21S45/40—Cooling of lighting devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は灯具ボディ内に、こ
れと別体に設けられたリフレクタおよび遮熱板を装着し
た構成の車両用灯具に関する。
れと別体に設けられたリフレクタおよび遮熱板を装着し
た構成の車両用灯具に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車等の車両用灯具として、樹脂成形
により形成される灯具ボディ内に、これとは別体に金属
板の曲げ加工により形成されたリフレクタを内装して灯
具ボディに固定支持した構成の灯具が提案されている。
このような灯具では、リフレクタの背面には、その略中
央位置に光源としてのバルブ（電球）を挿通させるため
のバルブ挿通穴が開口されるため、リフレクタを灯具ボ
ディにバランス良く固定支持するために、このバルブ挿
通穴の近傍箇所、通常ではバルブ挿通穴の両側箇所にお
いてネジ等により固定する構造がとられている。また、
この種の灯具において、灯具の上下寸法が小さい偏平な
灯具の場合には、バルブで発生した熱によって灯具ボデ
ィの上下面部が過熱損傷されることを防止するために、
これら上下面部を覆うための遮熱板を灯具ボディに固定
支持し、この遮熱板によってバルブで発生した熱を遮熱
することで上下面部の過熱を防止する構成もとられてい
る。
により形成される灯具ボディ内に、これとは別体に金属
板の曲げ加工により形成されたリフレクタを内装して灯
具ボディに固定支持した構成の灯具が提案されている。
このような灯具では、リフレクタの背面には、その略中
央位置に光源としてのバルブ（電球）を挿通させるため
のバルブ挿通穴が開口されるため、リフレクタを灯具ボ
ディにバランス良く固定支持するために、このバルブ挿
通穴の近傍箇所、通常ではバルブ挿通穴の両側箇所にお
いてネジ等により固定する構造がとられている。また、
この種の灯具において、灯具の上下寸法が小さい偏平な
灯具の場合には、バルブで発生した熱によって灯具ボデ
ィの上下面部が過熱損傷されることを防止するために、
これら上下面部を覆うための遮熱板を灯具ボディに固定
支持し、この遮熱板によってバルブで発生した熱を遮熱
することで上下面部の過熱を防止する構成もとられてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の車両
用灯具では、バルブ挿通穴の両側箇所の有効反射面領域
に固定支持用のネジが配置されることになるため、この
部分での光反射効率が低下され、灯具の照射輝度の低下
をまねくとともに、灯具を前面のレンズを通して見たと
きにネジ部分が目立って外観上の見栄えが低下されると
いう問題が生じる。また、リフレクタの固定作業として
複数本のネジの締結作業が必要とされるため、作業性が
悪いという問題もある。さらに、前記したように灯具ボ
ディ内にリフレクタと共に遮熱板を備える灯具では、こ
の遮熱板をリフレクタとは別体に形成して灯具ボディ内
に固定支持しているため、灯具を構成する部品点数が増
加するとともに、リフレクタとは独立して遮熱板を灯具
ボディ内にネジ等により固定するための作業も必要であ
り、灯具の組立作業全体の作業性がさらに悪くなるとい
う問題が生じる。
用灯具では、バルブ挿通穴の両側箇所の有効反射面領域
に固定支持用のネジが配置されることになるため、この
部分での光反射効率が低下され、灯具の照射輝度の低下
をまねくとともに、灯具を前面のレンズを通して見たと
きにネジ部分が目立って外観上の見栄えが低下されると
いう問題が生じる。また、リフレクタの固定作業として
複数本のネジの締結作業が必要とされるため、作業性が
悪いという問題もある。さらに、前記したように灯具ボ
ディ内にリフレクタと共に遮熱板を備える灯具では、こ
の遮熱板をリフレクタとは別体に形成して灯具ボディ内
に固定支持しているため、灯具を構成する部品点数が増
加するとともに、リフレクタとは独立して遮熱板を灯具
ボディ内にネジ等により固定するための作業も必要であ
り、灯具の組立作業全体の作業性がさらに悪くなるとい
う問題が生じる。
【０００４】本発明の目的は、リフレクタにおける光反
射効率を改善するとともに外観上の見栄えを改善した車
両用灯具を提供することにある。また、本発明の他の目
的は灯具の組立作業性を改善することが可能な車両用灯
具を提供することにある。
射効率を改善するとともに外観上の見栄えを改善した車
両用灯具を提供することにある。また、本発明の他の目
的は灯具の組立作業性を改善することが可能な車両用灯
具を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、灯具ボディ
と、この灯具ボディとは別体に形成されて前記灯具ボデ
ィ内に固定支持されるリフレクタと、前記灯具ボディの
前面開口部に取着されて灯室を画成するアウターレンズ
と、前記アウターレンズの内側において前記灯具ボディ
の前記前面開口部に取着されるインナーレンズと、前記
灯具ボディの背面側から取着されて前記灯室内に配置さ
れるバルブとを備える車両用灯具において、前記リフレ
クタに設けられるバルブ挿通穴を前記リフレクタの中央
部から偏位された位置に開設し、前記リフレクタは前記
中央部において固定手段により前記灯具ボディに固定支
持されるとともに、リフレクタにはバルブの上下の各領
域を覆う遮熱板が一体に形成されており、この遮熱板に
は灯具ボディに係合して遮熱板を灯具ボディに固定支持
するための係合手段が設けられ、さらにリフレクタの左
右両側の各前端部が前記インナーレンズの内面に当接支
持されていることを特徴とする。リフレクタは固定手段
及びインナーレンズによってバランス良く固定支持さ
れ、固定手段はバルブを装着したときには灯具の正面側
に隠されてその露呈が防止される。
と、この灯具ボディとは別体に形成されて前記灯具ボデ
ィ内に固定支持されるリフレクタと、前記灯具ボディの
前面開口部に取着されて灯室を画成するアウターレンズ
と、前記アウターレンズの内側において前記灯具ボディ
の前記前面開口部に取着されるインナーレンズと、前記
灯具ボディの背面側から取着されて前記灯室内に配置さ
れるバルブとを備える車両用灯具において、前記リフレ
クタに設けられるバルブ挿通穴を前記リフレクタの中央
部から偏位された位置に開設し、前記リフレクタは前記
中央部において固定手段により前記灯具ボディに固定支
持されるとともに、リフレクタにはバルブの上下の各領
域を覆う遮熱板が一体に形成されており、この遮熱板に
は灯具ボディに係合して遮熱板を灯具ボディに固定支持
するための係合手段が設けられ、さらにリフレクタの左
右両側の各前端部が前記インナーレンズの内面に当接支
持されていることを特徴とする。リフレクタは固定手段
及びインナーレンズによってバランス良く固定支持さ
れ、固定手段はバルブを装着したときには灯具の正面側
に隠されてその露呈が防止される。
【０００６】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図１は本発明を自動車のバックアッ
プランプに適用した実施形態の部分分解斜視図、図２は
その組立状態の一部を破断した正面図、図３及び図４は
それぞれ図２のＡＡ線、ＢＢ線断面図である。灯具ボデ
ィ１は樹脂成形によって前面に開口部１１が設けられた
上下寸法が小さい偏平な容器状に形成されており、その
背面には、灯具ボディ１の光軸中心を含む中央部よりも
左右方向、ここでは正面から見て右方向に偏位された箇
所にバルブ取付穴１２が開口される。また、前記前面開
口部１１の周縁に沿ってシール溝１３が形成される。さ
らに、前記灯具ボディ１の上下の各平面部には左右方向
の２箇所の位置にそれぞれ後方に向けて延長された上下
係合溝１４が開設され、また前記灯具ボディの左右の曲
面部には同様に左右係合溝１５が開設されている。
参照して説明する。図１は本発明を自動車のバックアッ
プランプに適用した実施形態の部分分解斜視図、図２は
その組立状態の一部を破断した正面図、図３及び図４は
それぞれ図２のＡＡ線、ＢＢ線断面図である。灯具ボデ
ィ１は樹脂成形によって前面に開口部１１が設けられた
上下寸法が小さい偏平な容器状に形成されており、その
背面には、灯具ボディ１の光軸中心を含む中央部よりも
左右方向、ここでは正面から見て右方向に偏位された箇
所にバルブ取付穴１２が開口される。また、前記前面開
口部１１の周縁に沿ってシール溝１３が形成される。さ
らに、前記灯具ボディ１の上下の各平面部には左右方向
の２箇所の位置にそれぞれ後方に向けて延長された上下
係合溝１４が開設され、また前記灯具ボディの左右の曲
面部には同様に左右係合溝１５が開設されている。
【０００７】一方、リフレクタ２は、金属板を曲げ加工
して形成されており、前記灯具ボディ１の内面形状に沿
って水平方向に湾曲されている。また、この実施形態で
は、前記リフレクタ２にはそれぞれ平板状をした遮熱板
２１が一体に形成されており、細幅に形成された連結部
２２により前記リフレクタ２の上、下の各縁部に連結さ
れ、前記リフレクタ２で画成される空間の上、下の位置
にそれぞれ延在されている。そして、前記リフレタク２
の背面には、前記灯具ボディ１に設けたバルブ取付穴１
２に対応して、その光軸中心を含む中央部よりも若干左
側に偏位された位置にバルブ挿通穴２３が開設され、ま
たその一方でリフレクタ２の背面の中央位置には小径の
ネジ挿通穴２４が開設されている。また、前記上下の各
遮熱板２１にはそれぞれ前縁寄りの位置に各一対のエン
ボス２５が外方に向けて突出形成され、さらに、これら
エンボス２５の近傍位置には、各遮熱板２１の一部を切
り欠いてその正面側の先端部を外方に曲げ起こした舌片
状の係合片２６が設けられている。
して形成されており、前記灯具ボディ１の内面形状に沿
って水平方向に湾曲されている。また、この実施形態で
は、前記リフレクタ２にはそれぞれ平板状をした遮熱板
２１が一体に形成されており、細幅に形成された連結部
２２により前記リフレクタ２の上、下の各縁部に連結さ
れ、前記リフレクタ２で画成される空間の上、下の位置
にそれぞれ延在されている。そして、前記リフレタク２
の背面には、前記灯具ボディ１に設けたバルブ取付穴１
２に対応して、その光軸中心を含む中央部よりも若干左
側に偏位された位置にバルブ挿通穴２３が開設され、ま
たその一方でリフレクタ２の背面の中央位置には小径の
ネジ挿通穴２４が開設されている。また、前記上下の各
遮熱板２１にはそれぞれ前縁寄りの位置に各一対のエン
ボス２５が外方に向けて突出形成され、さらに、これら
エンボス２５の近傍位置には、各遮熱板２１の一部を切
り欠いてその正面側の先端部を外方に曲げ起こした舌片
状の係合片２６が設けられている。
【０００８】さらに、前記灯具ボディ１の前面開口部１
１内には矩形のインナーレンズ３が嵌入され、その外側
からアウターレンズ４が装着可能とされる。前記インナ
ーレンズ３はその左右の側面にフック状をした係合突起
３１が右側に１個、左側に２個、それぞれ後方に向けて
一体に突出形成されており、これらの係合突起３１は前
記灯具ボディ１に設けられている左右係合溝１５の前縁
部に係合可能とされている。また、前記アウターレンズ
４の周縁には前記灯具ボディ１に設けたシール溝１３に
挿入可能な脚部４１が後方に向けて一体に突出形成され
ている。なお、このアウターレンズ４の内面には、バッ
クアップランプに要求される配光特性を得るために前記
リフレクタ２で反射された光を屈折させるための拡散ス
テップが形成されているが、ここではその説明は省略す
る。
１内には矩形のインナーレンズ３が嵌入され、その外側
からアウターレンズ４が装着可能とされる。前記インナ
ーレンズ３はその左右の側面にフック状をした係合突起
３１が右側に１個、左側に２個、それぞれ後方に向けて
一体に突出形成されており、これらの係合突起３１は前
記灯具ボディ１に設けられている左右係合溝１５の前縁
部に係合可能とされている。また、前記アウターレンズ
４の周縁には前記灯具ボディ１に設けたシール溝１３に
挿入可能な脚部４１が後方に向けて一体に突出形成され
ている。なお、このアウターレンズ４の内面には、バッ
クアップランプに要求される配光特性を得るために前記
リフレクタ２で反射された光を屈折させるための拡散ス
テップが形成されているが、ここではその説明は省略す
る。
【０００９】一方、前記灯具ボディ１の背面に設けたバ
ルブ取付穴１２に装着可能なバルブソケット５が設けら
れ、光源としてのバルブ５１を支持している。このバル
ブソケット５は従来から提供されているバヨネット構造
のものが用いてられており、この構造は既に広く知られ
ているのでその詳細な説明は省略する。
ルブ取付穴１２に装着可能なバルブソケット５が設けら
れ、光源としてのバルブ５１を支持している。このバル
ブソケット５は従来から提供されているバヨネット構造
のものが用いてられており、この構造は既に広く知られ
ているのでその詳細な説明は省略する。
【００１０】このように構成された灯具ボディ１、リフ
レクタ２、インナーレンズ３、アウターレンズ４、バル
ブ５１によりバックアップランプを組み立てる際には、
先ずリフレクタ２を灯具ボディ１の前面開口部１１から
内部に装着する。このとき、リフレクタ２を灯具ボディ
１内に内装し、その背面の中心位置に設けられたネジ挿
通穴２４に挿通されるネジ６を利用してリフレクタ２を
灯具ボディ１に締結固定する。この固定により、上下の
各遮熱板２１は、若干内方に弾性変形されながら灯具ボ
ディ１の上下の平面部の内面に沿って内装され、リフレ
クタ２が所定位置で固定されたときに各遮熱板２１に設
けられている係合片２６がそれぞれ灯具ボディ１の上下
係合溝１４に係合される。このとき、上下の各遮熱板２
１に設けたエンボス２５が灯具ボディ１の上下の各平面
部の内面に当接されて各遮熱板２１に弾性抗力を生じさ
せるため、前記係合片２５による係合状態が保持され
る。
レクタ２、インナーレンズ３、アウターレンズ４、バル
ブ５１によりバックアップランプを組み立てる際には、
先ずリフレクタ２を灯具ボディ１の前面開口部１１から
内部に装着する。このとき、リフレクタ２を灯具ボディ
１内に内装し、その背面の中心位置に設けられたネジ挿
通穴２４に挿通されるネジ６を利用してリフレクタ２を
灯具ボディ１に締結固定する。この固定により、上下の
各遮熱板２１は、若干内方に弾性変形されながら灯具ボ
ディ１の上下の平面部の内面に沿って内装され、リフレ
クタ２が所定位置で固定されたときに各遮熱板２１に設
けられている係合片２６がそれぞれ灯具ボディ１の上下
係合溝１４に係合される。このとき、上下の各遮熱板２
１に設けたエンボス２５が灯具ボディ１の上下の各平面
部の内面に当接されて各遮熱板２１に弾性抗力を生じさ
せるため、前記係合片２５による係合状態が保持され
る。
【００１１】また、インナーレンズ３も同様に灯具ボデ
ィ１の前面開口部１１に前方から装着される。このと
き、インナーレンズ３の左右側面に形成されている係合
突起３１が灯具ボディ１の左右係合溝１５の前縁部に係
合されることでインナーレンズ３は灯具ボディ１に支持
される。また、これと同時にインナーレンズ３の内面が
リフレクタ２の左右両側の前端部に当接されるため、前
記したリフレクタ２の固定支持状態を助長する。したが
って、リフレクタ２は灯具ボディ１内で安定した状態に
固定支持され、その離脱が防止されることになる。そし
て、その外側からアウターレンズ４が灯具ボディ１の前
面開口部１１を被うように装着される。このとき、アウ
ターレンズ４の周縁に設けられた脚部４１が灯具ボディ
１のシール溝１３内に挿入され、このシール溝１３に充
填されるシール剤１６により固定封止され、これにより
アウターレンズ３が灯具ボディ１に一体的に取着される
ことになる。
ィ１の前面開口部１１に前方から装着される。このと
き、インナーレンズ３の左右側面に形成されている係合
突起３１が灯具ボディ１の左右係合溝１５の前縁部に係
合されることでインナーレンズ３は灯具ボディ１に支持
される。また、これと同時にインナーレンズ３の内面が
リフレクタ２の左右両側の前端部に当接されるため、前
記したリフレクタ２の固定支持状態を助長する。したが
って、リフレクタ２は灯具ボディ１内で安定した状態に
固定支持され、その離脱が防止されることになる。そし
て、その外側からアウターレンズ４が灯具ボディ１の前
面開口部１１を被うように装着される。このとき、アウ
ターレンズ４の周縁に設けられた脚部４１が灯具ボディ
１のシール溝１３内に挿入され、このシール溝１３に充
填されるシール剤１６により固定封止され、これにより
アウターレンズ３が灯具ボディ１に一体的に取着される
ことになる。
【００１２】その上で、灯具ボディ１の背面側からバル
ブ取付穴１２にバルブソケット５を装着する。装着され
たバルブ５１はリフレクタ２のバルブ挿通穴２３を通し
てリフレクタ２の内部に配置されるが、前記バルブ挿通
穴２３はリフレクタ２の中央部に対して左側に偏位され
ているため、バルブ５１はリフレクタ２の中央部に対し
て左側からリフレクタ２内に進入され、そのフィラメン
トがリフレクタの焦点位置に位置された状態に装着され
る。このため、灯具を正面から見たときには、リフレク
タ２を灯具ボディ１に固定支持しているネジ６はバルブ
５１によって隠されることになり、灯具の正面側に露呈
されることがない。
ブ取付穴１２にバルブソケット５を装着する。装着され
たバルブ５１はリフレクタ２のバルブ挿通穴２３を通し
てリフレクタ２の内部に配置されるが、前記バルブ挿通
穴２３はリフレクタ２の中央部に対して左側に偏位され
ているため、バルブ５１はリフレクタ２の中央部に対し
て左側からリフレクタ２内に進入され、そのフィラメン
トがリフレクタの焦点位置に位置された状態に装着され
る。このため、灯具を正面から見たときには、リフレク
タ２を灯具ボディ１に固定支持しているネジ６はバルブ
５１によって隠されることになり、灯具の正面側に露呈
されることがない。
【００１３】このように、このバックアップランプで
は、リフレクタ２に設けたバルブ挿通穴２３を中央部か
ら偏位された位置に開設しているので、リフレクタ２の
中央部において１本のネジ６により左右、上下のバラン
ス良くリフレクタ２を固定支持することができることに
なる。これにより、ネジ６によるリフレクタ２の有効反
射面の面積の低減が抑制されてバルブ５１から出射され
る光の反射効率を高めることができるとともに、灯具の
組立作業におけるネジ６の締結作業数を低減してその作
業性を改善することが可能となる。また、リフレクタ２
を固定支持したネジ６は、バルブ５１を装着した通常時
にはこのバルブ５１によって隠されるため、灯具の正面
側にネジ６が露呈されることはなく、灯具の外観上の見
栄えの低下が防止される。
は、リフレクタ２に設けたバルブ挿通穴２３を中央部か
ら偏位された位置に開設しているので、リフレクタ２の
中央部において１本のネジ６により左右、上下のバラン
ス良くリフレクタ２を固定支持することができることに
なる。これにより、ネジ６によるリフレクタ２の有効反
射面の面積の低減が抑制されてバルブ５１から出射され
る光の反射効率を高めることができるとともに、灯具の
組立作業におけるネジ６の締結作業数を低減してその作
業性を改善することが可能となる。また、リフレクタ２
を固定支持したネジ６は、バルブ５１を装着した通常時
にはこのバルブ５１によって隠されるため、灯具の正面
側にネジ６が露呈されることはなく、灯具の外観上の見
栄えの低下が防止される。
【００１４】また、遮熱板２１はリフレクタ２と一体に
形成されており、リフレクタ２を灯具ボディ１内に固定
支持したときには、これと同時に遮熱板２１に設けた係
合片２６と灯具ボディ１の上下係合溝１４とが係合して
遮熱板２１が灯具ホディ１に固定支持されることになる
ため、遮熱板２１を固定支持するための独立した作業は
不要であり、これにより部品点数が削減できるととも
に、灯具の組立作業性をさらに改善することが可能とな
る。なお、遮熱板２１は、エンボス２５による弾性抗力
によって係合片２６と上下係合溝１４との係合状態が保
持されるため、自動車の走行時の振動等によって遮熱板
２１が灯具ボディ１から離脱されることは有効に防止さ
れる。
形成されており、リフレクタ２を灯具ボディ１内に固定
支持したときには、これと同時に遮熱板２１に設けた係
合片２６と灯具ボディ１の上下係合溝１４とが係合して
遮熱板２１が灯具ホディ１に固定支持されることになる
ため、遮熱板２１を固定支持するための独立した作業は
不要であり、これにより部品点数が削減できるととも
に、灯具の組立作業性をさらに改善することが可能とな
る。なお、遮熱板２１は、エンボス２５による弾性抗力
によって係合片２６と上下係合溝１４との係合状態が保
持されるため、自動車の走行時の振動等によって遮熱板
２１が灯具ボディ１から離脱されることは有効に防止さ
れる。
【００１５】なお、前記実施形態では、本発明を自動車
のバックアップランプに適用した例であるが、灯具ボデ
ィ内に別体に形成されたリフレクタおよび遮熱板を内装
した構成の灯具であれば、本発明を同様に適用すること
が可能である。
のバックアップランプに適用した例であるが、灯具ボデ
ィ内に別体に形成されたリフレクタおよび遮熱板を内装
した構成の灯具であれば、本発明を同様に適用すること
が可能である。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、リフレク
タの中央部に対し偏位した位置にバルブ挿通穴が設けら
れ、リフレクタはその中央部において固定手段により灯
具ボディに固定支持され、リフレクタの左右両側の前端
部においてインナーレンズにより当接支持されるため、
１つの固定手段でもバランス良くリフレクタの固定支持
が可能となり、固定手段の配設面積を低減して灯具の光
反射効率を改善することができ、かつリフレクタの固定
作業を簡略化できる。また、固定手段はバルブによって
隠されて正面側に露呈されることがないため、灯具の外
観上の見栄えが改善される。さらに、遮熱板をリフレク
タに一体に設け、かつ遮熱板には灯具ボディに対して固
定支持させるための係合手段を設けているので、前記固
定支持をより確実なものにできるとともに、遮熱板の固
定作業を簡略化することも可能となる。
タの中央部に対し偏位した位置にバルブ挿通穴が設けら
れ、リフレクタはその中央部において固定手段により灯
具ボディに固定支持され、リフレクタの左右両側の前端
部においてインナーレンズにより当接支持されるため、
１つの固定手段でもバランス良くリフレクタの固定支持
が可能となり、固定手段の配設面積を低減して灯具の光
反射効率を改善することができ、かつリフレクタの固定
作業を簡略化できる。また、固定手段はバルブによって
隠されて正面側に露呈されることがないため、灯具の外
観上の見栄えが改善される。さらに、遮熱板をリフレク
タに一体に設け、かつ遮熱板には灯具ボディに対して固
定支持させるための係合手段を設けているので、前記固
定支持をより確実なものにできるとともに、遮熱板の固
定作業を簡略化することも可能となる。
【図１】本発明の灯具の一実施形態の全体構成を示す部
分分解斜視図である。
分分解斜視図である。
【図２】図１の灯具の一部を破断した正面図である。
【図３】図２のＡＡ線に沿う断面図である。
【図４】図２のＢＢ線に沿う断面図である。
【符号の説明】 １ 灯具ボディ ２ リフレクタ ３ インナーレンズ ４ アウターレンズ ５ バルブソケット ６ ネジ １１ 前面開口部 １２ バルブ取付穴 １４ 上下係合溝 １５ 左右係合溝 ２１ 遮熱板 ２５ エンボス ２６ 係合片 ３１ 係合突起 ５１ バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−325605（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−20806（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−34008（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−114605（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−17812（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭51−41386（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F21S 8/10 - 8/12
Claims (2)
- 【請求項１】 灯具ボディと、この灯具ボディとは別体
に形成されて前記灯具ボディ内に固定支持されるリフレ
クタと、前記灯具ボディの前面開口部に取着されて灯室
を画成するアウターレンズと、前記アウターレンズの内
側において前記灯具ボディの前記前面開口部に取着され
るインナーレンズと、前記灯具ボディの背面側から取着
されて前記灯室内に配置されるバルブとを備える車両用
灯具において、前記リフレクタに設けられるバルブ挿通
穴を前記リフレクタの中央部から偏位された位置に開設
し、前記リフレクタは前記中央部において固定手段によ
り前記灯具ボディに固定支持されるとともに、前記リフ
レクタには前記バルブの上下の各領域を覆う遮熱板が一
体に形成されており、この遮熱板には前記灯具ボディに
係合して遮熱板を灯具ボディに固定支持するための係合
手段が設けられ、当該リフレクタの左右両側の各前端部
が前記インナーレンズの内面に当接支持されていること
を特徴とする車両用灯具。 - 【請求項２】 前記係合手段は、前記遮熱板の一部を切
り起こした係合片と、前記灯具ボディの上面部及び下面
部にそれぞれ設けられた係合溝とで構成され、遮熱板が
リフレクタと共に灯具ボディ内に内装されたときに前記
係合片の弾性変形により前記係合溝に係合されるよう構
成されてなる請求項１に記載の車両用灯具。
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