JP2000149638A - 車両用前照灯 - Google Patents
車両用前照灯Info
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- F21S45/00—Arrangements within vehicle lighting devices specially adapted for vehicle exteriors, for purposes other than emission or distribution of light
- F21S45/10—Protection of lighting devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/40—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by screens, non-reflecting members, light-shielding members or fixed shades
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- F21S43/50—Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by aesthetic components not otherwise provided for, e.g. decorative trim, partition walls or covers
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シェードを備えた車両用前照灯において、灯
具の見映えが損われないようにした上でシェードの耐振
強度を十分に確保する。 【解決手段】 リフレクタ２０において、シェード２２
の取付ステー２６を固定する取付ステー固定部２８を、
反射面２０ａの裏側に設ける。これにより、灯具正面視
において取付ステー固定部２８の構造が見えてしまうの
を防止する。また、反射面２０ａにおいて取付ステー固
定部２８の前方に位置する固定部前方反射部位２０ａ１
を、これに隣接する反射部位２０ａ２に対して前方へ突
出するように形成する。これにより、取付ステー固定部
２８の配設位置をシェード２２の重心に近づけ、取付ス
テー２６のレバー長を短くしてシェード２２の慣性モー
メントを小さく抑える。
具の見映えが損われないようにした上でシェードの耐振
強度を十分に確保する。 【解決手段】 リフレクタ２０において、シェード２２
の取付ステー２６を固定する取付ステー固定部２８を、
反射面２０ａの裏側に設ける。これにより、灯具正面視
において取付ステー固定部２８の構造が見えてしまうの
を防止する。また、反射面２０ａにおいて取付ステー固
定部２８の前方に位置する固定部前方反射部位２０ａ１
を、これに隣接する反射部位２０ａ２に対して前方へ突
出するように形成する。これにより、取付ステー固定部
２８の配設位置をシェード２２の重心に近づけ、取付ス
テー２６のレバー長を短くしてシェード２２の慣性モー
メントを小さく抑える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、シェードを備え
た車両用前照灯に関するものである。
た車両用前照灯に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車両用前照灯においては、対向車ドライ
バや歩行者にグレアを与えないようにするため、光源バ
ルブから前方へ向かう直射光を遮蔽するシェードが設け
られる場合が多い。
バや歩行者にグレアを与えないようにするため、光源バ
ルブから前方へ向かう直射光を遮蔽するシェードが設け
られる場合が多い。
【０００３】図５（ａ）に示すように、従来のシェード
２は、遮光キャップ２ａと、この遮光キャップ２ａから
延びてリフレクタ４に固定される取付ステー２ｂとから
なっている。
２は、遮光キャップ２ａと、この遮光キャップ２ａから
延びてリフレクタ４に固定される取付ステー２ｂとから
なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシェード２
においては、その取付ステー２ｂが、リフレクタ４の反
射面４ａ側にネジ締めにより固定されるようになってい
るので、灯具正面視において取付ステー固定部４ｂのネ
ジ６が見えてしまい、灯具の見映えが損なわれてしまう
という問題がある。
においては、その取付ステー２ｂが、リフレクタ４の反
射面４ａ側にネジ締めにより固定されるようになってい
るので、灯具正面視において取付ステー固定部４ｂのネ
ジ６が見えてしまい、灯具の見映えが損なわれてしまう
という問題がある。
【０００５】これに対し、同図（ｂ）に示すように、リ
フレクタ４の反射面４ａの裏側に取付ステー固定部４ｂ
を設けるようにすれば、灯具正面視においてネジ６が見
えてしまうのを防止することができる。
フレクタ４の反射面４ａの裏側に取付ステー固定部４ｂ
を設けるようにすれば、灯具正面視においてネジ６が見
えてしまうのを防止することができる。
【０００６】しかしながら、このようにした場合には、
片持ち状の取付ステー２ｂのレバー長が長くなり、シェ
ード２の慣性モーメントが大きくなってしまうので、車
両振動等に対する強度を十分に確保することが困難とな
る。
片持ち状の取付ステー２ｂのレバー長が長くなり、シェ
ード２の慣性モーメントが大きくなってしまうので、車
両振動等に対する強度を十分に確保することが困難とな
る。
【０００７】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、シェードを備えた車両用前照灯にお
いて、灯具の見映えが損われないようにした上でシェー
ドの耐振強度を十分に確保することができる車両用前照
灯を提供することを目的とするものである。
れたものであって、シェードを備えた車両用前照灯にお
いて、灯具の見映えが損われないようにした上でシェー
ドの耐振強度を十分に確保することができる車両用前照
灯を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本願発明は、リフレクタ
における取付ステー固定部の構成に工夫を施すことによ
り、上記目的達成を図るようにしたものである。
における取付ステー固定部の構成に工夫を施すことによ
り、上記目的達成を図るようにしたものである。
【０００９】すなわち、本願発明は、請求項１に記載し
たように、光源バルブと、この光源バルブからの光を前
方へ反射させる反射面を有するリフレクタと、上記光源
バルブから前方へ向かう直射光を遮蔽するシェードとを
備えてなる車両用前照灯において、上記シェードが、遮
光キャップと、この遮光キャップから延びて上記リフレ
クタに固定される取付ステーとを備えてなり、上記リフ
レクタにおける取付ステー固定部が、上記反射面の裏側
に設けられるとともに、上記反射面において上記取付ス
テー固定部の前方に位置する固定部前方反射部位が、上
記反射面において該固定部前方反射部位に隣接する反射
部位に対して前方へ突出するように形成されている、こ
とを特徴とするものである。
たように、光源バルブと、この光源バルブからの光を前
方へ反射させる反射面を有するリフレクタと、上記光源
バルブから前方へ向かう直射光を遮蔽するシェードとを
備えてなる車両用前照灯において、上記シェードが、遮
光キャップと、この遮光キャップから延びて上記リフレ
クタに固定される取付ステーとを備えてなり、上記リフ
レクタにおける取付ステー固定部が、上記反射面の裏側
に設けられるとともに、上記反射面において上記取付ス
テー固定部の前方に位置する固定部前方反射部位が、上
記反射面において該固定部前方反射部位に隣接する反射
部位に対して前方へ突出するように形成されている、こ
とを特徴とするものである。
【００１０】上記「取付ステー」は、遮光キャップと一
体形成されたものであってもよいし、別体で形成された
ものであってもよい。
体形成されたものであってもよいし、別体で形成された
ものであってもよい。
【００１１】上記リフレクタの「取付ステー固定部」に
おけるシェード固定方法は、特に限定されるものではな
く、例えば、ネジ締め固定、ランス固定等が採用可能で
ある。
おけるシェード固定方法は、特に限定されるものではな
く、例えば、ネジ締め固定、ランス固定等が採用可能で
ある。
【００１２】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、リフレクタにおける取付ステー固定部が反射
面の裏側に設けられているので、灯具正面視において取
付ステー固定部の構造が見えてしまうのを防止すること
ができる。また、本願発明においては、反射面の固定部
前方反射部位がこれに隣接する反射部位に対して前方へ
突出するように形成されているので、取付ステー固定部
の配設位置をシェードの重心に近づけることができる。
これにより取付ステーのレバー長を短くしてシェードの
慣性モーメントを小さく抑えることができるので、車両
振動等に対する強度を十分に確保することができる。
おいては、リフレクタにおける取付ステー固定部が反射
面の裏側に設けられているので、灯具正面視において取
付ステー固定部の構造が見えてしまうのを防止すること
ができる。また、本願発明においては、反射面の固定部
前方反射部位がこれに隣接する反射部位に対して前方へ
突出するように形成されているので、取付ステー固定部
の配設位置をシェードの重心に近づけることができる。
これにより取付ステーのレバー長を短くしてシェードの
慣性モーメントを小さく抑えることができるので、車両
振動等に対する強度を十分に確保することができる。
【００１３】このように、本願発明によれば、シェード
を備えた車両用前照灯において、灯具の見映えが損われ
ないようにした上でシェードの耐振強度を十分に確保す
ることができる。
を備えた車両用前照灯において、灯具の見映えが損われ
ないようにした上でシェードの耐振強度を十分に確保す
ることができる。
【００１４】上記「反射面」は、回転放物面等の単一曲
面で構成されたものであってもよいが、請求項２に記載
したように、所定のセグメント形状で区分けされた複数
の反射素子からなる構成であってもよい。後者の場合に
は、同請求項に記載したように、固定部前方反射部位の
灯具正面視形状を、これに隣接する反射部位を構成する
反射素子のセグメント形状と略同一形状に設定するよう
にすれば、灯具正面視において、固定部前方反射部位を
反射面の他の部位と意匠上調和させることができ、これ
により灯具の見映えを向上させることができる。
面で構成されたものであってもよいが、請求項２に記載
したように、所定のセグメント形状で区分けされた複数
の反射素子からなる構成であってもよい。後者の場合に
は、同請求項に記載したように、固定部前方反射部位の
灯具正面視形状を、これに隣接する反射部位を構成する
反射素子のセグメント形状と略同一形状に設定するよう
にすれば、灯具正面視において、固定部前方反射部位を
反射面の他の部位と意匠上調和させることができ、これ
により灯具の見映えを向上させることができる。
【００１５】また、反射面の裏側まで取付ステーを延ば
すための構成として、リフレクタのバルブ挿着孔を切り
広げて取付ステー挿通部を形成するようにしてもよい
が、請求項３に記載したように、取付ステーを上方から
挿通させる取付ステー挿通孔をリフレクタに形成するよ
うにすれば、リフレクタの切欠き面積を最小限に抑えた
上で、任意の位置に取付ステー固定部を設けることがで
きる。このようにした場合、上記「取付ステー」の構成
として、遮光キャップから直接下方へ延びるように形成
されたものとすることも可能であり、あるいは、遮光キ
ャップから後方へ延びた後に下方へ延びるように略Ｌ字
形に屈曲形成されたものとすることも可能である。
すための構成として、リフレクタのバルブ挿着孔を切り
広げて取付ステー挿通部を形成するようにしてもよい
が、請求項３に記載したように、取付ステーを上方から
挿通させる取付ステー挿通孔をリフレクタに形成するよ
うにすれば、リフレクタの切欠き面積を最小限に抑えた
上で、任意の位置に取付ステー固定部を設けることがで
きる。このようにした場合、上記「取付ステー」の構成
として、遮光キャップから直接下方へ延びるように形成
されたものとすることも可能であり、あるいは、遮光キ
ャップから後方へ延びた後に下方へ延びるように略Ｌ字
形に屈曲形成されたものとすることも可能である。
【００１６】ところで、左右の灯具間でリフレクタ形状
が異なる場合には、シェードについても左右の灯具間で
その遮光キャップの形状が異なったものに設定される場
合が少なくない。このような場合には、請求項４に記載
したように、取付ステーの先端部に誤組付防止部を形成
しておくようにすれば、仕様の異なるシェードがリフレ
クタに取り付けられてしまうのを未然に防止することが
できる。
が異なる場合には、シェードについても左右の灯具間で
その遮光キャップの形状が異なったものに設定される場
合が少なくない。このような場合には、請求項４に記載
したように、取付ステーの先端部に誤組付防止部を形成
しておくようにすれば、仕様の異なるシェードがリフレ
クタに取り付けられてしまうのを未然に防止することが
できる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【００１８】図１は、本願発明の一実施形態に係る車両
用前照灯を示す側断面図であり、図２は、そのII方向矢
視図である。
用前照灯を示す側断面図であり、図２は、そのII方向矢
視図である。
【００１９】これらの図に示すように、この車両用前照
灯１０は、レンズ１２とランプボディ１４とで形成され
る灯室内に、リフレクタユニット１６が上下および左右
方向に傾動可能に設けられてなっている。
灯１０は、レンズ１２とランプボディ１４とで形成され
る灯室内に、リフレクタユニット１６が上下および左右
方向に傾動可能に設けられてなっている。
【００２０】リフレクタユニット１６は、光源バルブ１
８と、リフレクタ２０と、シェード２２とを備えてなっ
ている。
８と、リフレクタ２０と、シェード２２とを備えてなっ
ている。
【００２１】光源バルブ１８は、いわゆるＨＢ１（９０
０４）タイプのハロゲンバルブであり、そのすれ違いビ
ーム用フィラメント１８ａをリフレクタ２０の光軸Ａｘ
上に位置せしめるようにして、リフレクタ２０の後頂部
のバルブ挿着孔２０ｂに挿着されている。
０４）タイプのハロゲンバルブであり、そのすれ違いビ
ーム用フィラメント１８ａをリフレクタ２０の光軸Ａｘ
上に位置せしめるようにして、リフレクタ２０の後頂部
のバルブ挿着孔２０ｂに挿着されている。
【００２２】リフレクタ２０は、その光軸Ａｘを中心軸
とする回転放物面上に複数の反射素子２０ｓが形成され
てなる反射面２０ａを有しており、この反射面２０ａに
より光源バルブ１８からの光を前方へ拡散偏向反射させ
るようになっている。上記複数の反射素子２０ｓは、縦
長矩形状のセグメント形状で区分けされており、反射面
２０ａの上部および下部領域においては、光軸Ａｘから
左右両側部に向けてセグメント左右幅が徐々に狭まるよ
うに形成されている。
とする回転放物面上に複数の反射素子２０ｓが形成され
てなる反射面２０ａを有しており、この反射面２０ａに
より光源バルブ１８からの光を前方へ拡散偏向反射させ
るようになっている。上記複数の反射素子２０ｓは、縦
長矩形状のセグメント形状で区分けされており、反射面
２０ａの上部および下部領域においては、光軸Ａｘから
左右両側部に向けてセグメント左右幅が徐々に狭まるよ
うに形成されている。
【００２３】シェード２２は、多面体状に形成された遮
光キャップ２４と、この遮光キャップ２４の下端部後縁
から延びてリフレクタ２０に固定される取付ステー２６
とからなっている。
光キャップ２４と、この遮光キャップ２４の下端部後縁
から延びてリフレクタ２０に固定される取付ステー２６
とからなっている。
【００２４】遮光キャップ２４は、光源バルブ１８から
灯具前方へ向かう直射光を遮蔽するとともにリフレクタ
２０の上下壁面２０ｃ、２０ｄに入射する直射光をも遮
蔽するようになっている。反射面２０ａの外形形状が光
軸Ａｘに関して左右非対称であることから、遮光キャッ
プ２４の後端縁２４ａの形状も光軸Ａｘに関して左右非
対称となっている。
灯具前方へ向かう直射光を遮蔽するとともにリフレクタ
２０の上下壁面２０ｃ、２０ｄに入射する直射光をも遮
蔽するようになっている。反射面２０ａの外形形状が光
軸Ａｘに関して左右非対称であることから、遮光キャッ
プ２４の後端縁２４ａの形状も光軸Ａｘに関して左右非
対称となっている。
【００２５】取付ステー２６は、遮光キャップ２４と一
体形成されており、その下端部後縁から後方へ延びた後
下方へ延びるように略Ｌ字形に屈曲形成されている。
体形成されており、その下端部後縁から後方へ延びた後
下方へ延びるように略Ｌ字形に屈曲形成されている。
【００２６】リフレクタ２０において取付ステーを固定
する取付ステー固定部２８は、反射面２０ａの裏側に設
けられている。以下、その具体的構成について説明す
る。
する取付ステー固定部２８は、反射面２０ａの裏側に設
けられている。以下、その具体的構成について説明す
る。
【００２７】図３は、図１の要部詳細図であり、図４
（ａ）はシェード２２を単品で示す背面図であり、同図
（ｂ）はシェード２２が取り付けられた取付ステー固定
部２４を示す背面図である。
（ａ）はシェード２２を単品で示す背面図であり、同図
（ｂ）はシェード２２が取り付けられた取付ステー固定
部２４を示す背面図である。
【００２８】これらの図に示すように、リフレクタ２０
には、その反射面２０ａの下部領域に取付ステー挿通孔
２０ｃが形成されており、該取付ステー挿通孔２０ｃに
取付ステー２６を上方から挿通させるようになってい
る。
には、その反射面２０ａの下部領域に取付ステー挿通孔
２０ｃが形成されており、該取付ステー挿通孔２０ｃに
取付ステー２６を上方から挿通させるようになってい
る。
【００２９】反射面２０ａにおいて取付ステー固定部２
８の前方に位置する固定部前方反射部位２０ａ１は、反
射面２０ａにおいて該固定部前方反射部位２０ａ１に隣
接する反射部位２０ａ２に対して前方へ突出するように
形成されている。固定部前方反射部位２０ａ１の灯具正
面視形状は、これに隣接する反射部位２０ａ２を構成す
る反射素子２０ｓのセグメント形状と略同一形状（縦長
矩形状）に設定されている。
８の前方に位置する固定部前方反射部位２０ａ１は、反
射面２０ａにおいて該固定部前方反射部位２０ａ１に隣
接する反射部位２０ａ２に対して前方へ突出するように
形成されている。固定部前方反射部位２０ａ１の灯具正
面視形状は、これに隣接する反射部位２０ａ２を構成す
る反射素子２０ｓのセグメント形状と略同一形状（縦長
矩形状）に設定されている。
【００３０】取付ステー２６のリフレクタ２０に対する
固定は、後方からのネジ締め固定により行われるように
なっている。
固定は、後方からのネジ締め固定により行われるように
なっている。
【００３１】すなわち、取付ステー固定部２８には、後
方へ突出するボス２８ａが形成されており、一方、取付
ステー２６には、ネジ挿通孔２６ａが形成されている。
そして、このネジ挿通孔２６ａを介してネジ３０をボス
２８ａのタップ穴２８ｂに締め付けることにより、取付
ステー２６をリフレクタ２０に固定するようになってい
る。ボス２８ａの下端部には、該ボス２８ａを補強する
三角リブ２８ｃが形成されている。この三角リブ２８ｃ
は、鉛直方向に延びるように形成されているが、該三角
リブ２８ｃの途中部分の右側には、後方へ突出する位置
決めピン２８ｄが形成されている。
方へ突出するボス２８ａが形成されており、一方、取付
ステー２６には、ネジ挿通孔２６ａが形成されている。
そして、このネジ挿通孔２６ａを介してネジ３０をボス
２８ａのタップ穴２８ｂに締め付けることにより、取付
ステー２６をリフレクタ２０に固定するようになってい
る。ボス２８ａの下端部には、該ボス２８ａを補強する
三角リブ２８ｃが形成されている。この三角リブ２８ｃ
は、鉛直方向に延びるように形成されているが、該三角
リブ２８ｃの途中部分の右側には、後方へ突出する位置
決めピン２８ｄが形成されている。
【００３２】取付ステー２６の左右両側部には、その略
全長にわたってフランジ２６ｂが形成されており、ま
た、取付ステー２６の左右中央部における遮光キャップ
２４近傍部位には、前後方向所定長にわたってビード２
６ｃが形成されている。これら１対のフランジ２６ｂお
よびビード２６ｃにより、取付ステー２６の剛性向上を
図るようになっている。また、取付ステー２６において
略直角に屈曲している屈曲形成部２６ｄの曲率半径は、
該屈曲形成部２６ｄの左右幅の０．５〜２倍に値に設定
されている。このように屈曲形成部２６ｄの曲率半径を
大きめに設定することにより、取付ステー２６のさらな
る剛性向上を図るようになっている。
全長にわたってフランジ２６ｂが形成されており、ま
た、取付ステー２６の左右中央部における遮光キャップ
２４近傍部位には、前後方向所定長にわたってビード２
６ｃが形成されている。これら１対のフランジ２６ｂお
よびビード２６ｃにより、取付ステー２６の剛性向上を
図るようになっている。また、取付ステー２６において
略直角に屈曲している屈曲形成部２６ｄの曲率半径は、
該屈曲形成部２６ｄの左右幅の０．５〜２倍に値に設定
されている。このように屈曲形成部２６ｄの曲率半径を
大きめに設定することにより、取付ステー２６のさらな
る剛性向上を図るようになっている。
【００３３】取付ステー２６における下向きの先端部
は、鉤状に形成されており、これにより誤組付防止部２
６ｅを構成するようになっている。
は、鉤状に形成されており、これにより誤組付防止部２
６ｅを構成するようになっている。
【００３４】すなわち、この誤組付防止部２６ｅは、取
付ステー固定部２８の位置決めピン２８ｄの上端から左
端にかけて該位置決めピン２８ｄを円弧状に取り囲むよ
うに形成されている。これら位置決めピン２８ｄおよび
誤組付防止部２６ｅは、左右の灯具間において、光軸Ａ
ｘに関して左右対称形状で形成されている。これによ
り、仮に右（左）側灯具のリフレクタ２０に左（右）側
灯具のシェード２２を取り付けようとした場合には、誤
組付防止部２６ｅの下端面が位置決めピン２８ｄに当接
して、ネジ挿通孔２６ａがボス２８ａのタップ穴２８ｂ
と一致しないようにし、これによりネジ締め固定を不能
とし、誤組付防止を図るようになっている。
付ステー固定部２８の位置決めピン２８ｄの上端から左
端にかけて該位置決めピン２８ｄを円弧状に取り囲むよ
うに形成されている。これら位置決めピン２８ｄおよび
誤組付防止部２６ｅは、左右の灯具間において、光軸Ａ
ｘに関して左右対称形状で形成されている。これによ
り、仮に右（左）側灯具のリフレクタ２０に左（右）側
灯具のシェード２２を取り付けようとした場合には、誤
組付防止部２６ｅの下端面が位置決めピン２８ｄに当接
して、ネジ挿通孔２６ａがボス２８ａのタップ穴２８ｂ
と一致しないようにし、これによりネジ締め固定を不能
とし、誤組付防止を図るようになっている。
【００３５】以上詳述したように、本実施形態において
は、リフレクタ２０における取付ステー固定部２８が反
射面２０ａの裏側に設けられているので、灯具正面視に
おいて取付ステー固定部２８の構造が見えてしまうのを
防止することができる。また、本実施形態においては、
反射面２０ａの固定部前方反射部位２０ａ１がこれに隣
接する反射部位２０ａ２に対して前方へ突出するように
形成されているので、取付ステー固定部２８の配設位置
をシェード２２の重心に近づけることができる。これに
より取付ステー２６のレバー長を短くしてシェード２２
の慣性モーメントを小さく抑えることができるので、車
両振動等に対する強度を十分に確保することができる。
は、リフレクタ２０における取付ステー固定部２８が反
射面２０ａの裏側に設けられているので、灯具正面視に
おいて取付ステー固定部２８の構造が見えてしまうのを
防止することができる。また、本実施形態においては、
反射面２０ａの固定部前方反射部位２０ａ１がこれに隣
接する反射部位２０ａ２に対して前方へ突出するように
形成されているので、取付ステー固定部２８の配設位置
をシェード２２の重心に近づけることができる。これに
より取付ステー２６のレバー長を短くしてシェード２２
の慣性モーメントを小さく抑えることができるので、車
両振動等に対する強度を十分に確保することができる。
【００３６】このように、本実施形態によれば、シェー
ドを備えた車両用前照灯において、灯具の見映えが損わ
れないようにした上でシェードの耐振強度を十分に確保
することができる。
ドを備えた車両用前照灯において、灯具の見映えが損わ
れないようにした上でシェードの耐振強度を十分に確保
することができる。
【００３７】本実施形態に係る車両用前照灯１０は、リ
フレクタ２０の反射面２０ａが縦長矩形状のセグメント
形状で区分けされた複数の反射素子２０ｓからなってい
るが、本実施形態においては、反射面２０ａの固定部前
方反射部位２０ａ１の灯具正面視形状が、これに隣接す
る反射部位２０ａ２を構成する反射素子２０ｓのセグメ
ント形状と略同一形状に設定されているので、灯具正面
視において、固定部前方反射部位２０ａ１を反射面２０
ａの他の部位と意匠上調和させることができ、これによ
り灯具の見映えを向上させることができる。
フレクタ２０の反射面２０ａが縦長矩形状のセグメント
形状で区分けされた複数の反射素子２０ｓからなってい
るが、本実施形態においては、反射面２０ａの固定部前
方反射部位２０ａ１の灯具正面視形状が、これに隣接す
る反射部位２０ａ２を構成する反射素子２０ｓのセグメ
ント形状と略同一形状に設定されているので、灯具正面
視において、固定部前方反射部位２０ａ１を反射面２０
ａの他の部位と意匠上調和させることができ、これによ
り灯具の見映えを向上させることができる。
【００３８】また、本実施形態においては、反射面２０
ａの裏側まで取付ステー２６を延ばすための構成とし
て、取付ステー２６が遮光キャップ２４から後方へ延び
た後に下方へ延びるように略Ｌ字形に屈曲形成されると
ともに、該取付ステー２６を上方から挿通させる取付ス
テー挿通孔２０ｃがリフレクタに形成されているので、
リフレクタ２０の切欠き面積を最小限に抑えた上で、最
適位置に取付ステー固定部２８を設けることができる。
ａの裏側まで取付ステー２６を延ばすための構成とし
て、取付ステー２６が遮光キャップ２４から後方へ延び
た後に下方へ延びるように略Ｌ字形に屈曲形成されると
ともに、該取付ステー２６を上方から挿通させる取付ス
テー挿通孔２０ｃがリフレクタに形成されているので、
リフレクタ２０の切欠き面積を最小限に抑えた上で、最
適位置に取付ステー固定部２８を設けることができる。
【００３９】さらに、本実施形態においては、取付ステ
ー２６にフランジ２６ｂおよびビード２６ｃが形成され
るとともに、その屈曲形成部２６ｄの曲率半径が該屈曲
形成部２６ｄの左右幅の０．５〜２倍と大きめの値に設
定されているので、取付ステー２６の剛性を極めて高い
ものとすることができ、これによりシェード２２の耐振
強度を一層高めることができる。
ー２６にフランジ２６ｂおよびビード２６ｃが形成され
るとともに、その屈曲形成部２６ｄの曲率半径が該屈曲
形成部２６ｄの左右幅の０．５〜２倍と大きめの値に設
定されているので、取付ステー２６の剛性を極めて高い
ものとすることができ、これによりシェード２２の耐振
強度を一層高めることができる。
【００４０】上述したように、本実施形態においては、
リフレクタ２０の反射面２０ａの外形形状および遮光キ
ャップ２４の後端縁２４ａの形状が光軸Ａｘに関して左
右非対称であるため、左側灯具用のリフレクタには左側
灯具用のシェード、右側灯具用のリフレクタには右側灯
具用のシェードを取り付けることが必要となるが、本実
施形態においては、シェード２２の取付ステー２６の先
端部に誤組付防止部２６ｅが形成されているので、左
（右）側灯具用のリフレクタに右（左）側灯具用のシェ
ードが組みつけられてしまうおそれがなく、その分灯具
の組付作業性を高めることができる。
リフレクタ２０の反射面２０ａの外形形状および遮光キ
ャップ２４の後端縁２４ａの形状が光軸Ａｘに関して左
右非対称であるため、左側灯具用のリフレクタには左側
灯具用のシェード、右側灯具用のリフレクタには右側灯
具用のシェードを取り付けることが必要となるが、本実
施形態においては、シェード２２の取付ステー２６の先
端部に誤組付防止部２６ｅが形成されているので、左
（右）側灯具用のリフレクタに右（左）側灯具用のシェ
ードが組みつけられてしまうおそれがなく、その分灯具
の組付作業性を高めることができる。
【図１】本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示
す側断面図
す側断面図
【図２】図１のII方向矢視図上記実施形態のシェードを
単品で示す底面図
単品で示す底面図
【図３】図１の要部詳細図
【図４】上記実施形態のシェードを単品で示す背面図
（ａ）および該シェードが取り付けられた取付ステー固
定部を示す背面図（ｂ）
（ａ）および該シェードが取り付けられた取付ステー固
定部を示す背面図（ｂ）
【図５】従来例を示す、図３と同様の図
１０ 車両用前照灯 １２ レンズ １４ ランプボディ １６ リフレクタユニット １８ 光源バルブ １８ａ すれ違いビーム用フィラメント ２０ リフレクタ ２０ａ 反射面 ２０ａ１ 固定部前方反射部位 ２０ａ２ 隣接する反射部位 ２０ｂ バルブ挿着孔 ２０ｃ、２０ｄ 上下壁面 ２０ｃ 取付ステー挿通孔 ２０ｓ 反射素子 ２２ シェード ２４ 遮光キャップ ２４ａ 後端縁 ２６ 取付ステー ２６ａ ネジ挿通孔 ２６ｂ フランジ ２６ｃ ビード ２６ｄ 屈曲形成部 ２６ｅ 誤組付防止部 ２８ 取付ステー固定部 ２８ａ ボス ２８ｂ タップ穴 ２８ｃ 三角リブ ２８ｄ 位置決めピン ３０ ネジ Ａｘ 光軸
Claims (4)
- 【請求項１】 光源バルブと、この光源バルブからの光
を前方へ反射させる反射面を有するリフレクタと、上記
光源バルブから前方へ向かう直射光を遮蔽するシェード
とを備えてなる車両用前照灯において、 上記シェードが、遮光キャップと、この遮光キャップか
ら延びて上記リフレクタに固定される取付ステーとを備
えてなり、 上記リフレクタにおける取付ステー固定部が、上記反射
面の裏側に設けられるとともに、 上記反射面において上記取付ステー固定部の前方に位置
する固定部前方反射部位が、上記反射面において該固定
部前方反射部位に隣接する反射部位に対して前方へ突出
するように形成されている、ことを特徴とする車両用前
照灯。 - 【請求項２】 上記反射面が、所定のセグメント形状で
区分けされた複数の反射素子からなり、 上記固定部前方反射部位の灯具正面視形状が、該固定部
前方反射部位に隣接する反射部位を構成する反射素子の
セグメント形状と略同一形状に設定されている、ことを
特徴とする請求項１記載の車両用前照灯。 - 【請求項３】 上記リフレクタに、上記取付ステーを上
方から挿通させる取付ステー挿通孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項１または２記載の車両用前照
灯。 - 【請求項４】 上記取付ステーの先端部に、誤組付防止
部が形成されている、ことを特徴とする請求項１〜３い
ずれか記載の車両用前照灯。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10324685A JP2000149638A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 車両用前照灯 |
| US09/438,455 US6471384B1 (en) | 1998-11-16 | 1999-11-12 | Vehicle headlamp |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10324685A JP2000149638A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 車両用前照灯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000149638A true JP2000149638A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18168589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10324685A Pending JP2000149638A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 車両用前照灯 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6471384B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000149638A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100423597B1 (ko) * | 2000-01-31 | 2004-03-24 | 가부시키가이샤 고이토 세이사꾸쇼 | 차량용 전조등 |
| JP2008159429A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Honda Motor Co Ltd | ライト |
| KR200447802Y1 (ko) | 2008-04-07 | 2010-02-19 | 에스엘 주식회사 | 램프 쉴드 구조 |
| JP2011108466A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用前照灯 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013111727B4 (de) * | 2013-10-24 | 2021-09-09 | HELLA GmbH & Co. KGaA | Anordnung einer Strahlenblende an einem Reflektor eines Scheinwerfers |
| FR3032404B1 (fr) * | 2015-02-10 | 2018-10-12 | Valeo Iluminacion | Dispositif de signalisation et/ou d'eclairage pour vehicule automobile ayant un element amovible de manœuvre d'un support d'ampoule lumineuse et procede de fabrication |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2965849B2 (ja) | 1994-03-09 | 1999-10-18 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
| JP3176535B2 (ja) * | 1995-06-21 | 2001-06-18 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
| JP3791626B2 (ja) * | 1995-12-22 | 2006-06-28 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用前照灯 |
| JP3184100B2 (ja) * | 1996-08-19 | 2001-07-09 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用前照灯 |
| JPH10255509A (ja) * | 1997-03-12 | 1998-09-25 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用灯具 |
| FR2769072B1 (fr) * | 1997-09-26 | 1999-12-24 | Valeo Vision | Projecteur de vehicule automobile equipe d'une lampe a decharge et de moyens perfectionnes de blindage electromagnetique |
| US5993035A (en) * | 1998-03-09 | 1999-11-30 | Trans Technology Engineered Components, Llc | Combined light shield and heat shield for headlight |
| US6109773A (en) * | 1998-07-24 | 2000-08-29 | Harley-Davidson Motor Company | Motorcycle forward lighting |
-
1998
- 1998-11-16 JP JP10324685A patent/JP2000149638A/ja active Pending
-
1999
- 1999-11-12 US US09/438,455 patent/US6471384B1/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100423597B1 (ko) * | 2000-01-31 | 2004-03-24 | 가부시키가이샤 고이토 세이사꾸쇼 | 차량용 전조등 |
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| KR200447802Y1 (ko) | 2008-04-07 | 2010-02-19 | 에스엘 주식회사 | 램프 쉴드 구조 |
| JP2011108466A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用前照灯 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6471384B1 (en) | 2002-10-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070111 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070529 |