JPH04108804U - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH04108804U
JPH04108804U JP1911191U JP1911191U JPH04108804U JP H04108804 U JPH04108804 U JP H04108804U JP 1911191 U JP1911191 U JP 1911191U JP 1911191 U JP1911191 U JP 1911191U JP H04108804 U JPH04108804 U JP H04108804U
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信一 川上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ソケットホルダ自体に通気路を形成して、ソケ
ットホルダの取扱いを容易にすると共に、灯室内へ浸水
及び前面レンズの曇りを防止する。 【構成】ソケットホルダ7内径に形成した凹溝16から
成る通気孔16aを、該ソケットホルダ7周囲に環状又
は螺旋状に形成した通気路14,20に連通させると共
に、該ソケットホルダ7外部へ開口する排気孔17と連
通させ、車両用灯具1外部と灯室6内とを通気させた。
而して、灯室6内の空気Aを自由に呼吸させ、前面レン
ズ5内面に曇りが発生することを防止し、仮に発生して
も素早くその曇りを消去する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、前照灯やフォグランプ等の自動車等の車両用灯具に係り、特に車両 用灯具における浸水及び曇りを防止する通気孔の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図13に示すように、バルブ等の光源51を設けたリフレクタ52 の開口面を前面レンズ53で覆った構造の車両用灯具54が、前照灯などに使用 されている。この車両用灯具54のリフレクタ52又は灯具ボディ55には、通 気用の排気孔56を開口形成し、前面レンズ53内面の曇りの発生を防止してい た。即ち、光源51の点灯及び消灯に伴う温度変化によって生ずる灯室57内の 所謂呼吸作用によって、排気孔56から灯室57内に雨水、洗車時の水が浸入し 易いため、排気孔56に導通孔58を連結して、外部からの水の混入を防止して いた。
【0003】 また、図14に示すように、前面及び後部それぞれ開口した灯具ボディ61、 その灯具ボディ61の前面開口部61aに配設した前面レンズ62と、前記灯具 ボディ61の後部開口部61bに着脱可能に装着したソケットホルダ63と、そ のソケットホルダ63に保持したソケット64に装着して前記灯具ボディ61及 び前面レンズ62により画成された灯室65内に配設したバルブ等の光源66と 、前記灯具ボディ61とソケットホルダ63との間に介装したシールパッキング 67に前記灯具ボディ61とを備えた車両用灯具68において、前記灯具ボディ 61に圧接する鍔状のリップ部69を設け、そのシールパッキング67のリップ 部69と前記灯具ボディ61とにより外気と隔離された環状の通気路70を形成 し、この通気路70の上部を灯室65内と連通させ、かつその通気路70の下部 を外気と連通させて、灯室65内への浸水及び前面レンズ62の曇りを防止して いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記リフレクタ52に通気用の排気孔56を開口形成した車両用灯具 54の構造にあっては、リフレクタ52の一部に未反射の部分があるため、反射 光に暗部が生じ易いという問題を有していた。さらに、導通孔58が短いため、 灯具ボディ55に外部からのほこりが容易に侵入したり、洗車時に浸水しやすい という問題も有していた。
【0005】 また、シールパッキング67のリップ部69と灯具ボディ61とにより環状の 通気路70を形成した車両用灯具68の構造にあっては、上記の車両用灯具54 と異なり、リフレクタに暗部が生じることはないが、通気路70をシールパッキ ング67の鍔状のリップ部69と灯具ボディ61とから構成するものであるため 、その構造が複雑であり、さらに、ソケットホルダ63の取り付けが不十分であ ると、通気路70が形成されなかったり、又は通気路70に外部からのほこりが 容易に侵入したり、洗車時に浸水しやすいという問題を有していた。
【0006】 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、ソケットホルダ自体に通 気路を形成して、ソケットホルダの取扱いを容易にすると共に、灯室内へ浸水及 び前面レンズの曇りを防止することができる車両用灯具を提供することを目的と するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る車両用灯具は、ソケットホルダの周 囲に通気路を形成し、上記通気路の一端はソケットホルダ内径にバルブ等の光源 の挿入方向の長手方向に形成した凹溝と連通し、上記通気路の他端は該ソケット ホルダの周囲外へ開口する排気孔に連通して成ることを要旨とするものである。 上記通気路は、ソケットホルダの周囲に環状又は螺旋状に形成することができ る。
【0008】
【作用】 上記構成によれば、光源の点灯及び消灯に伴う温度変化によって生ずる灯室内 の呼吸作用によって、灯室内の空気は自由に呼吸作用を行うことにより、前面レ ンズ内面の曇りの発生を防止し、また発生した曇りをその呼吸作用により消去す ることができる。
【0009】 また、通気路がソケットホルダ周囲に環状又は螺旋状に形成されているため、 通気路と連通された排気孔から灯室内へ雨水、洗車時の水が浸入することを完全 に防止することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案に係る車両用灯具の実施例を図面に従って説明する。 図1乃至図5は、本考案の第一の実施例を示すものであある。 図面において、1は車両用灯具であり、この車両用灯具1は、灯具ボディ2の 後端に一体成形されたリフレクタ3を形成し、光軸L上に焦点Fを有する放物反 射鏡面4を構成すると共に、該灯具ボディ2の前側開口部に前面レンズ5を固設 して灯室6を構成して成るものである。上記リフレクタ3の後端の光軸L位置に ソケットホルダ7が固設されている。
【0011】 図2乃至図4は、本考案に係るソケットホルダを示すものである。 ソケットホルダ7は、車両用灯具1の灯具ボディ2後端面に穿設した嵌合孔8 の周壁に形設した切欠(図示していない)と、該ソケットホルダ7の周囲に形設 した係合突起9,9…とそれぞれ係着一体化するランス締結構造を構成して成る ものである。該ソケットホルダ7は、前記灯具ボディ2の嵌合孔8とソケットホ ルダ7との間に介装したシールパッキング10により灯室6内への防水性を高め ている。11は、バルブ等のソケットであり、12は、ソケットホルダ7の後端 部に挿入したゴム製のブッシングであり、該ブッシング12の中央からコード1 3を引き出して電気的に接続している。
【0012】 14は、ソケットホルダ7の周囲に環状に形成した通気路である。該通気路1 4の一端(図2における上部位置)は、ソケットホルダ7内径に光源15の挿入 方向に形成した凹溝16の一端16aに開設した通気孔16bに連通してある。 また、通気路14の他端(図2における下部位置)は、該ソケットホルダ7の周 囲外へ開口する排気孔17に連通してある。而して車両用灯具1の光源15の点 灯及び消灯に伴う温度変化によって生ずる灯室6内の所謂呼吸作用によって、灯 室6内の空気Aは自由に呼吸作用を行うことにより、前面レンズ5内面の曇りの 発生を防止し、又は発生した曇りをその呼吸作用により消去することができる。 即ち、図5に示すように、光源15の点灯により灯室6の温度が上昇したとき、 灯室6内の空気Aは、ソケットホルダ7の内径上部に形成した凹溝16と、光源 15の口金18とで形成した空隙から通気孔16bを介して環状に形成した通気 路14へ導出され、ソケットホルダ7の外径下部に形成した排気孔17へ排出さ れる。逆に、光源15の点灯直後の消灯により、灯室6の温度が急冷したとき、 車両用灯具1外の空気Aが排気孔17から吸入され、環状に形成した通気路14 へ導出され、通気孔16bと凹溝16から灯室6内へ導入される。なお、通気路 14が歪曲しているため、外部からの雨水又は洗車水が浸入することはない。
【0013】 図6乃至図11は、本考案の第二の実施例を示すものであり、第一の実施例と 異なるところのみ説明する。 第二の実施例におけるソケットホルダ19は、第一の実施例と同様に車両用灯 具1の灯具ボディ2後端面に穿設した嵌合孔8の周壁に形設した切欠と、該ソケ ットホルダ7の周囲に形設した係合突起9,9…とそれぞれ係着一体化するラン ス締結構造を構成して成るものである。しかし、第二の実施例では、図9乃至図 11に示すように、ソケットホルダ19の周囲に環状に形成した通気路20を螺 旋形状に構成してある。即ち、ソケットホルダ19内径に形成した凹溝16の一 端に開設した通気孔16bに通気路20の一端(図6における上部位置)を連通 し、該通気路20は、環状に形成すると共に該通気路20の途中をソケットホル ダ19の周囲外へ開口する排気孔17から連通した通気路20の途中とを連続形 成して通気路20を螺旋状に形成してある。而して、図12に示すように、光源 15の点灯により灯室6の温度が上昇したとき、灯室6内の空気Aは、ソケット ホルダ19の内径上部に形成した凹溝16と、光源15の口金18とで形成した 空隙から通気孔16bを介して螺旋状に形成された通気路20へ導出され、ソケ ットホルダ19の外径下部に形成した排気孔17へ排出される。第二の実施例に よっても、灯室6内の所謂呼吸作用によって、前面レンズ5内面の曇りの発生を 防止し、又は発生した曇りをその呼吸作用により消去することができることは勿 論である。さらに、その通気路20がソケットホルダ19周囲に螺旋状に形成さ れているため、通気路20と連通された排気孔17から灯室6内へ雨水、洗車時 の水が浸入することを完全に防止することができる。
【0012】 なお、上述の実施例では、通気路14,20を環状又は螺旋状に形成したもの を説明してあるが、ソケットホルダ7,19自体に通気路14,20を形成した ものであれば、例えば通気路をソケットホルダの周囲に半周状に形成したもので あっても同様な作用効果を奏する。従って、通気路及び排気孔はソケットホルダ の形状に応じて適宜設計変更することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係る車両用灯具は、以上のように構成したから、ソケットホルダ内径 に形成した凹溝と排気孔とを環状の通気路で連通させ、車両用灯具の外部と灯室 内とを通気させてあるので、灯室内の空気は自由に呼吸作用を行える結果、前面 レンズ内面に曇りが発生することがなく、仮に発生しても素早くその曇りを消去 することができる。
【0014】 また、通気路がソケットホルダ周囲に環状又は螺旋状に形成されているため、 通気路と連通した排気孔から灯室内へ雨水、洗車時の水が浸入することを完全に 防止することができると共に、長い通気路であるため、灯具ボディ外部からのほ こりが侵入したり、洗車時に浸水することがない。
【0015】 更に、ソケットホルダ自体に通気路を形成してあるために、ソケットホルダの 取り扱いが容易であり、部品点数並びに組み付け工数が1つ減少し、組付作業性 が向上する等の特徴を有するものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて大 きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用灯具の第一の実施例を示す
側断面図である。
【図2】第一の実施例におけるソケットホルダの拡大側
断面図である。
【図3】第一の実施例におけるソケットホルダの拡大正
面図である。
【図4】第一の実施例におけるソケットホルダの拡大背
面図である。
【図5】第一の実施例における空気の通気状態を示す説
明図である。
【図6】本考案に係る車両用灯具の第二の実施例を示す
側断面図である。
【図7】第二の実施例におけるソケットホルダの拡大正
面図である。
【図8】第二の実施例におけるソケットホルダの拡大背
面図である。
【図9】図6におけるA−A線断面図である。
【図10】図6におけるB−B線断面図である。
【図11】図6におけるC−C線断面図である。
【図12】第二の実施例における空気の通気状態を示す
説明図である。
【図13】従来の車両用灯具のソケットホルダを示す略
側断面図である。
【図14】従来の車両用灯具のソケットホルダを示す略
側断面図である。
【符号の説明】
7 19 ソケットホルダ 14,20 通気路 15 光源 16 凹溝 17 排気孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットホルダの周囲に通気路を形成
    し、上記通気路の一端は、ソケットホルダ内径に光源挿
    入方向の長手方向に形成した凹溝と連通し、上記通気路
    の他端は、該ソケットホルダの周囲外へ開口する排気孔
    に連通して成ることを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 上記通気路を、ソケットホルダの周囲に
    環状に形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用
    灯具。
  3. 【請求項3】 上記環状の通気路を、ソケットホルダの
    周囲に螺旋状に形成したことを特徴とする請求項2記載
    の車両用灯具。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5883807A (ja) * 1981-11-14 1983-05-19 Ricoh Co Ltd コンバ−ジヨンレンズの作動装置
JPS6245653A (ja) * 1985-08-20 1987-02-27 ビ−アイピ− ケミカルズ リミテツド 熱可塑性ポリアミド組成物
JPH0231002U (ja) * 1988-04-26 1990-02-27

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