JPH0227458Y2 - - Google Patents

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JPH0227458Y2
JPH0227458Y2 JP1982119083U JP11908382U JPH0227458Y2 JP H0227458 Y2 JPH0227458 Y2 JP H0227458Y2 JP 1982119083 U JP1982119083 U JP 1982119083U JP 11908382 U JP11908382 U JP 11908382U JP H0227458 Y2 JPH0227458 Y2 JP H0227458Y2
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JP
Japan
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groove
lamp chamber
lens
outside
lamp
Prior art date
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JP1982119083U
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JPS5923102U (ja
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規な車輌用前照灯に関し、特に、灯
室内の湿気を除去して灯室内の外部との温度差に
よつてレンズ内面や反射鏡にくもりが生じるのを
防止し、これによつて灯具の配光性能を損なわな
いようにすると共に、塵埃などが灯室内に入つた
りしないようにした新規な車輌用前照灯を提供し
ようとするものである。
背景技術とその問題点 自動車用の前照灯は密閉型、即ち、ボデーとボ
デー前面に被着されたレンズとによつて形成され
た空間(灯室)内に光源を封入しこれを外部から
遮断した形式のものが多く用いられているが、オ
ールグラス製のシールドビーム電球以外は灯室を
外部のあらゆるものから完全に遮断することは困
難である。例えば電球口金には開口部や隙間があ
るためボデー外に突出している電球口金を通じて
ボデー背面に付着した水分が点灯時に蒸発して灯
室内に侵入するということもある。このように灯
室内に侵入した水分はレンズや反射鏡面の低温部
分で露結し、くもりを発生する。また、電球口金
部に付着した水分が消灯時の灯室内の圧力低下に
より灯室内に吸入され、これらが点灯時や日光直
射による熱によつて蒸発し露点を結んでくもりを
発生する。さらに、外部からの水分の侵入が無い
場合でも、灯室内に残留する水蒸気が外界の急激
な温度低下により、露点を結んでくもりを生ずる
場合がある。
そして、上記のようなくもりがレンズ内面や反
射鏡面に発生すると、それらはレンズからの光の
透過量を減じたり、反射鏡の反射効率を低下させ
るため、前照灯の配光機能を阻害する結果とな
る。
そこで、従来から、上記の如きくもりの発生を
防止するために種々の試みが為されているが、何
れも十分にその目的を達成しているものとは云え
ない。特に、灯室を外気から完全に密閉しようと
する試みはそのほとんどが十分な結果を得られな
いか、あるいはまた、莫大なコスト増を招いて実
用的でないなどの欠点を有している。
そこで、灯室の上部及び下部に外部と連通する
空気孔を形成し、点灯時に生じる空気の対流を利
用してくもりの発生を防止しようとの試みが為さ
れ、そして、下部においては、ボデーとレンズと
の接合部に溝を形成し、この溝を通じて灯室と外
部とを連通せしめたものがあり、それなりの効果
を挙げているが、灯室内と外部とを積極的に連通
させているものであるため、外気の有する湿気や
塵埃などがそのまま灯室内に入つて来てしまうと
いう欠点がある。
考案の目的 そこで、本考案は、灯室内を外気と連通せしめ
ることによつてレンズ等のくもりを防止すると共
に、外部から湿気や塵埃が灯室内に侵入するのを
極力防止した新規な車輌用前照灯を提供しようと
するものである。
考案の概要 本考案車輌用前照灯は、上記目的を達成するた
め、前面に開口部を有するボデーの該開口部をレ
ンズにて覆い、レンズとボデーとによつて形成さ
れる灯室内に反射鏡を配置し、ボデーとレンズと
の接合部に形成した溝を介して灯室内と灯具外と
を連通せしめ、前記溝の灯室内側開口を溝の中間
位置でかつ溝の延びる方向に対して垂直な方向に
設けると共に、前記溝には前記の中間位置から更
に真直ぐ延びた袋小路部を形成したことを特徴と
する。これによつて、灯室内を外気と連通せしめ
ることによつてレンズ等のくもりを防止すること
ができると共に、外部から湿気や塵埃が灯室内に
侵入するのを防止することができる。
実施例 以下に、本考案の詳細を具体的実施例を示す図
面に従つて説明する。
前照灯1は、合成樹脂製のボデー2と、該ボデ
ー2の前部開口を覆うレンズ3と、ボデー2とレ
ンズ3とによつて画成された空間(灯室)4内に
配置された反射鏡5と、そして、光源部(フイラ
メント)6が反射鏡5に対して所定位置にあるよ
うに配置された電球7とから成る。ボデー2の開
口縁部には外方へ延びるフランジ8が一体に形成
されており、該フランジ8の前面にレンズ3の後
端縁がガスケツト9を介して突設され、この状態
で適宜の手段によつてレンズ3はボデー2に固定
される。
ボデー2の後部は開口10されている。ボデー
2の下方部に設けられたフランジ8の前面には溝
11が形成されており、この溝11は中央部でボ
デー2の下方部肉厚内を貫通して形成された通孔
12によつて外部と連通されている。溝11はボ
デー2の両側より稍内側の位置で上方へ曲折さ
れ、該曲折部13,13の先端にて灯室4に連絡
されている。また、溝11は曲折部13,13が
曲折される位置から更に真直ぐ延び、袋小路部1
4,14が形成されている。これによつて、溝1
1の灯室側開口13,13が溝11の延びる方向
に対して垂直な方向に設けられたことになる。更
に、溝11の曲折13,13形成位置の稍手前
側、即ち、稍前記通孔12に寄つた位置に、溝1
1の幅を狭くするための突起15,15及び1
5,15が形成されている。
しかして、フランジ8前面上に溝11前面を覆
うようにガスケツト9が配置されることによつ
て、上記通孔12と灯室側開口13,13とを連
通する空気通路が形成され、これによつて、灯室
内4が外部と連通される。
反射鏡5は金属製で、その後部には開口が形成
され、該開口から後方へ突出した筒状の受部16
が形成され、該受部16に電球7の口金部に固着
されたフランジ17が内嵌状に固定される。
18は反射鏡5の一方の側縁略中央部の裏側に
固定されたブラケット19に取り付けられた合成
樹脂製のボール受体で先端がボデー2に捩じ込ま
れた支点ロツド20の他端に形成されたボール2
1が嵌合さ、ここにボールジヨイントが構成され
る。22は反射鏡5の他方の側縁略中央部の裏側
に固定されたブラケツト23に固定された合成樹
脂製のナツトである。24はアジヤステイングロ
ツドで中間部がボデー2に回転自在に且つスライ
ド不能に嵌挿されており、先端部が前記ナツト2
2に螺合されている。アジヤステイングロツド2
4の中間部には一体の鍔25が形成されており、
ロツド24はボデー2に形成された挿通孔26に
鍔25がボデー2の後面に当接するまで挿通され
る。それから、中央にロツド挿通孔27が形成さ
れた合成樹脂製のキヤツプ28をその挿通孔27
にロツド24の鍔25より後部を挿通して、キヤ
ツプ28の側縁前端をボデー2の後面に溶着等に
より固定し、これによりロツド24はボデー2に
対して回転自在に且つスライド不能に支持され
る。尚29は防水を図るために鍔25とボデー2
後面との間に介在されたOリングであり、30は
キヤツプ28の位置決め用の突起である。31は
周面に辷り止め用のローレツト加工32を施され
たつまみで、ロツド24が上述のようにボデー2
に取り付けられた後ロツド24の後端に固定され
る。しかして、このアジヤステイングロツド24
を回転動作すると、その先端がナツト22に対し
捩じ込みあるいは捩り戻され、従つて、ナツト2
2の位置がボデー2に対して接近しあるいは離間
する。そして、このようなナツト22、ブラケツ
ト23、アジヤステイングロツド24による機構
は前述のボール受体18とブラケツト19と支点
ロツド20とから成るボールジヨイント部の下方
にも設けられ、従従つて、反射鏡5はボデー2に
対して角度調整自在に3点にて支持されることと
なる。
33はボデー2の後部開口を閉塞するゴムカバ
ーで、それぞれ厚肉に形成された環状のボデー取
付部34及び同じく環状の電球嵌着部35とこれ
ら両厚肉部34,35の間を連結する薄肉の連結
部36とが一体に形成されて成る。ボデー取付部
34の内側面には環状の溝37が形成されてい
て、該環状溝37がボデー2開口部10の後端縁
に形成された環状ののフランジ38と嵌合され、
これよつてボデー取付部34がボデー2に取り付
けられる。また、ボデー取付部34の先端は先に
行くに従つて薄肉にされ環状の唇状部39とさ
れ、この唇状部39がボデー2の後面と密接さ
れ、この部分がシールされる。40はボデー取付
部34の上方部において連結部36との間に形成
された通路で、カバー33の内側と外側とを連通
している。そして、環状の電球嵌着部35は反射
鏡5の受け部16から後方へ突出された電球7の
口金41に外嵌され、これによつて、ボデー2後
部と反射鏡5後部との間にできた空間が通路40
部分を除いて閉塞される。
42はボデー2の上部内面の略中央部に前後方
向に延びるように形成された凹部であり、これに
よつて、反射鏡5上面とボデー2の上部内面との
間に他の部分より大きい空間が形成される。
しかして、上記の如き自動車用の前照灯1にお
いて、電球7が点灯されると、灯室4内の温度が
高くなり中の空気の対流が起る。そして、この対
流は灯具上方部において外部と連通する通路40
が設けられているため、温度が高くまた水分を多
く含んだ空気は上方通路40から外部へ放出さ
れ、替わりに、通孔12、溝11、灯室内側開口
13を経て灯室4内に外気が導入され、灯室4内
の水分が次々と灯室4外に排出され、くもりの発
生を防止する。更に、溝11内に導入された外気
は溝11の延びる方向に対して垂直な方向に設け
られた曲折部13,13を通して灯室4内に導か
れるため、該外気に含まれている水分や塵埃は外
気が袋小路部14,14の奥に衝突したときに、
この袋小路部14,14で水分や塵埃が除去さ
れ、比較的乾燥されかつ清浄になつた空気が灯室
4内に供給されることとなり、くもり防止の効果
が一層大きく、かつ、灯室4内が塵埃で汚される
こともない。尚、前記実施例で示したように、灯
室側開口13,13の稍手前に溝11の幅を狭く
するたの突起15,15を形成しておくと、この
部分で、外気が加速されるため、袋小路部14,
14での水分及び塵埃の除去が一層促進される。
尚、反射鏡5の上部、特に中央部は高温となる
が、上記実施例に示したように、ボデー2の上部
内面の略中央部に前後方向に延びる凹部43を形
成しておくと、この部分で、反射鏡5とボデー2
との間の空隙が大きくなり、ここを多量の空気が
流れるため、反射鏡5の上部中央の温度を引き下
げる効果がある。
考案の効果 以上に記載したところからも明らかなように本
考案車輌用前照灯においては、前面に開口部を有
するボデーの該開口部をレンズにて覆い、レンズ
とボデーとによつて形成される灯室内に反射鏡を
配置し、ボデーとレンズとの接合部に形成した溝
を介して灯室内と灯具外とを連通せしめ、前記溝
の灯室内側開口を溝の中間位置でかつ溝の延びる
方向に対して垂直な方向に設けると共に、前記溝
には前記の中間位置から更に真直ぐに延びた袋小
路部を形成したので、灯室内に空気の対流を起こ
してくもりを防止すると共に、灯室内に入つてく
る空気から湿気や塵埃を除去することができ、常
に最良の状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案車輌用前照灯の実施の一例を示す
もので、第1図はレンズとガスケツトとを外した
状態の正面図、第2図はレンズとガスケツトを取
り付けた状態での第1図のB−B線に沿つて切断
した図、第3図は同じく第1図のC−C線に沿つ
て切断した図、第4図も同じく第1図のD−D線
に沿つて切断した図、第5図はボデーの要部の拡
大斜視図である。 符号の説明、1……車輌用前照灯、2……ボデ
ー、3……レンズ、4……灯室、5……反射鏡、
11……溝、13……灯室側開口、14……袋小
路部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面に開口部を有するボデーの該開口部をレン
    ズにて覆い、レンズとボデーとによつて形成され
    る灯室内に反射鏡を配置し、ボデーとレンズとの
    接合部に形成した溝を介して灯室内と灯具外とを
    連通せしめ、前記溝の灯室内側開口を溝の中間位
    置でかつ溝の延びる方向に対して垂直な方向に設
    けると共に、前記溝には前記の中間位置から更に
    真直ぐ延びた袋小路部を形成したことを特徴とす
    る車輌用前照灯。
JP11908382U 1982-08-05 1982-08-05 車輌用前照灯 Granted JPS5923102U (ja)

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JP11908382U JPS5923102U (ja) 1982-08-05 1982-08-05 車輌用前照灯

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JP11908382U JPS5923102U (ja) 1982-08-05 1982-08-05 車輌用前照灯

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Publication Number Publication Date
JPS5923102U JPS5923102U (ja) 1984-02-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566801A (en) * 1978-11-13 1980-05-20 Koito Mfg Co Ltd Head light

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752803Y2 (ja) * 1980-12-23 1982-11-16

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566801A (en) * 1978-11-13 1980-05-20 Koito Mfg Co Ltd Head light

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JPS5923102U (ja) 1984-02-13

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