JPH0411283Y2 - - Google Patents

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JPH0411283Y2
JPH0411283Y2 JP1987182096U JP18209687U JPH0411283Y2 JP H0411283 Y2 JPH0411283 Y2 JP H0411283Y2 JP 1987182096 U JP1987182096 U JP 1987182096U JP 18209687 U JP18209687 U JP 18209687U JP H0411283 Y2 JPH0411283 Y2 JP H0411283Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案車輌用前照灯を以下の項目に従つて説明
する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 背景技術[第13図] D 考案が解決しようとする問題点[第13図] E 問題点を解決するための手段 F 実施例[第1図乃至第12図] F−1 第1の実施例[第1図乃至第4図] a ランプボデイ,カバーレンズ[第1図乃
至第3図] b 反射鏡[第1図乃至第4図] b−1 放物面反射鏡等 b−2 楕円反射鏡 c バルブ[第1図乃至第4図] d 可動ブロツク[第1図乃至第4図] d−1 支持体 d−2 遮光板,投影レンズ d−3 反射鏡ブロツクへの支持 e 配光 f 照射角度の調整 F−2 第2の実施例[第5図乃至第7図] a 可動ブロツク b 可動ブロツクの反射鏡ブロツクへの取付 c 照射角度の調整 d 可動ブロツクの支持構造の変形例[第7
図] F−3 第3の実施例[第8図乃至第12図] a 可動枠 b 可動枠の反射鏡ブロツクへの支持 c 遮光体,遮光体支持機構[第1図乃至第
4図] c−1 遮光体 c−2 遮光体支持機構 d 調整 d−1 照射角度の調整 d−2 遮光体の投影レンズに対する位置
調整 e 可動枠支持構造の変形例[第12図] G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な車輌用前照灯に関する。詳しく
は、光源から放射された光を反射して焦点もしく
は焦線等の集光域に集光させる楕円反射鏡等の反
射鏡と上記集光域近くに配置された遮光体と該遮
光体の遮光縁に焦点が位置した投影レンズとを備
えていて、反射鏡により反射された光の一部を上
記遮光体によつて遮光しその余の光を前記投影レ
ンズにより前方へ投影することによつて所定の配
光パターンを形成するようにした車輌用前照灯に
関するものであり、遮光体及び投影レンズの支持
構造を改良することによつて、初期エイミング等
照射角度の調整を行なうための手段を灯具内部に
コンパクトに設けることができ、しかも、遮光体
により得られる所定の配光パターンを全く損なう
こと無く上記調整を行なうことができるようした
新規な車輌用前照灯を提供しようとするものであ
る。
(B 考案の概要) 本考案車輌用前照灯は、光源から放射された光
を反射して集光域に集光させる反射鏡と、遮光縁
が上記集光域近くに配置された遮光体と、上記遮
光縁に焦点が配置された投影レンズとを備えた車
輌用前照灯において、遮光体と投影レンズを相互
の関係を保つたまま反射鏡に対して回動し得るよ
うにし、それによつて、灯具全体あるいは反射鏡
を動かさなくても照射角度の調整を行なうことが
できると共に、上記調整を行なうための手段を灯
具内部に設けることができ、しかも、遮光体によ
り限定されるべき配光パターン中のカツトライン
の明瞭さを全く損なうこと無く照射角度の調整を
行なうことができるようにしたものである。
(C 背景技術)[第13図] 車輌、特に、自動車用の前照灯は所定の配光パ
ターンによる照射を為すべきことが要求される。
そして、車輌用前照灯には従来から種々のもの
があるが、その中に、光源からの光の一部を反射
鏡の前面開口部側に配置した遮光板によつて遮光
し、この一部が遮られた光のまとまりを投影レン
ズにより前方へ投影することにより所定の配光パ
ターンを形成するように構成したものがある。
第13図はそのような遮光板を備えた車輌用前
照灯の一例aを原理的に示すものである。同図に
おいて、bは反射鏡であり、その反射面cが回転
楕円体の長軸方向における略半分を成すような回
転楕円面に形成されており、上記回転楕円体が有
する2つの焦点の一方F1(以下「第1焦点」と言
う。)に光源dが配置されている。従つて、該光
源dから反射面cに向けて放射された光は該反射
面cによつて反射されて回転楕円体が有する2つ
の焦点のうちの他方F2(以下「第2焦点」と言
う。)に点状に集光した後拡散されることになる。
eは遮光板であり、その遮光縁fが反射鏡b側
から見て右半分が右端へ行くに従つて下方へ変位
する略ヘ字形を為すように形成されると共に上記
遮光縁fのヘ字形の屈曲点gが反射鏡bの光軸x
−x上のうち前記第2焦点F2から稍反射鏡b側
へ寄つたところに位置した状態で配置されてい
る。
hは遮光板eの前方に配置された投影レンズで
あり、該投影レンズhはその焦点FCが上記遮光
板eの遮光縁fの屈曲点gに位置するように配置
されている。
しかして、反射面cで反射された光は光軸x−
x上のうち遮光板eが配置された位置において遮
光縁fの屈曲点gを中心とした円形のビームスポ
ツトを形成すると共に該ビームスポツトのうち上
記屈曲点gを中心とした下側略150度の部分が遮
光板eによつて遮光される。そして、遮光板eに
よつて下側をカツトされたビームスポツトが投影
レンズhにより前方へ投影され、仮に前方に投影
スクリーンiを置いたとすると、符号jで示すよ
うな配光パターンが形成される。この配光パター
ンjは水平線H−Hより上方に、かつ、垂直線V
−Vより左側に上向き部分があるシヤープなパタ
ーンを有することになる。
(D 考案が解決しようとする問題点)[第13
図] このように、光源からの光の一部を遮光板によ
り遮光するようにした前照灯によると、極めてシ
ヤープな配光パターンを得ることができる。
ところで、車輌用、特に、自動車用前照灯はそ
の照射方向が厳密に規定されることが重要である
ので、通常、車体に取り付けられた後においても
照射角度の調整、少なくとも初期エイミングを行
なうことがでるように構成されている。
この初期エイミングを行なうためのエイミング
機構には従来から各種のものがあるが、その多く
は、前照灯全体を車体に対して上下方向あるいは
上下及び左右方向へ回動自在なるように取り付け
ると共に調整部材を操作して前照灯の光軸を上下
あるいは左右方向へ動かすことによりエイミング
を行なうように構成されていた。
そこで、前記した遮光板eを有する前照灯aに
ついても、そのエイミング機構を上記したように
構成することも考えられるが、従来のこの種のエ
イミング機構はその構成部品を多く必要とすると
共に、形状が大きく、かつ、重量もかなりあるた
め、灯具が大型化し、かつ、重くなり、また、配
置に多くのスペースを必要とするという問題があ
る。
(E 問題点を解決するための手段) そこで、本考案車輌用前照灯は、上記した問題
点を解決するために、光源から放射された光を反
射して集光域に集光させる反射鏡と、遮光縁が上
記集光域近くに配置された遮光体と、上記遮光縁
に焦点が配置された投影レンズとを備えた車輌用
前照灯において、遮光体及び投影レンズを反射鏡
に対して回動自在に設けられた支持体に支持した
ものである。
従つて、本考案車輌用前照灯によれば、灯具の
全体あるいは反射鏡を動かさなくても支持体を動
かすだけで照射角度の調整を行なうことができる
と共に、該調整を行なうための手段を灯具内部に
設けることができ、しかも、遮光体と投影レンズ
は一体的に回動されるためこれらの間の位置関係
が狂うことが無いので配光パターンを全く損なう
こと無く照射角度の調整を行なうことができる。
(F 実施例)[第1図乃至第12図] 以下に、本考案車輌用前照灯の詳細を図示した
各実施例に従つて説明する。
(F−1 第1の実施例)[第1図乃至第4図] 第1図乃至第4図は本考案車輌用前照灯の第1
の実施例1を示すものである。
(a ランプボデイ,カバーレンズ)[第1図乃
至第3図] 2はランプボデイである。該ランプボデイ2は
上方から見てその中央部が後方へ向けて突出した
略半円形を為すと共に、その前端に前方から見て
左右方向に長い長方形状を為す開口部3が形成さ
れている。
4(第1図参照)はランプボデイ2の上面壁2
aの中央部から前側へ稍寄つた部分に形成された
作業用孔であり、該作業用孔4は後述する可動ブ
ロツクを回動させる作業を行なうための孔であ
る。
そして、ランプボデイ2の上面壁2aのうち上
記作業用孔4の開口縁部から囲繞壁5が上方へ向
けて突設されており、該囲繞壁5にキヤツプ6が
係脱自在に冠着されている。
7はランプボデイ2の前面開口部3に被着され
たカバーレンズである。
(b 反射鏡)[第1図乃至第4図] 8は反射鏡ブロツクであり、該反射鏡ブロツク
8は放物面反射鏡9と楕円反射鏡10と上面壁1
1及び底面壁11′が一体に形成されて成る。
(b−1 放物面反射鏡等) 放物面反射鏡9はその後側略半分を為す後部1
2とその余の部分を成す前部13から成り、これ
ら後部12及び前部13は、それぞれ、上方から
見て放物線状の外形を有すると共に、その内面、
即ち、反射面12a,13aは回転放物面の一部
を為すように形成されており、また、該反射面1
2a,13aはアルミ蒸着等により高い光反射性
を有するように処理されている。
尚、前部13は後部12より稍大きいがそれぞ
れの焦点は同じ位置にある。
そして、放物面反射鏡9の上下両面は略水平な
上面壁11及び底面壁11′により覆われており、
従つて、反射鏡ブロツク8はその前面において開
口8aされている。
(b−2 楕円反射鏡) 楕円反射鏡10は放物面反射鏡9の後部12の
反射面12aの頂部から前方へ向けて突出するよ
うに位置しており、その外形は略矩形のブロツク
状を為し、上下両端が上面壁11及び底面壁1
1′と連続されている。
14は楕円反射鏡10に形成された大きな凹部
であり、該凹部14は回転楕円体の長軸方向にお
ける略半分を為すように形成されると共に楕円反
射鏡10の前面10aに開口しており、従つて、
その内面、即ち、反射面15は回転楕円面を為し
ており、また、この反射面15もアルミ蒸着等に
よつて高い光反射性を有するように処理されてい
る。
尚、f1及びf2は反射面15を為す回転楕円体の
焦点であり、これら2つの焦点f1及びf2のうち反
射面15内に位置している一方の焦点f1(以下、
「第1焦点」と言う。)から稍後方へ寄つた位置に
前記放物面反射鏡9の焦点が位置している。
そして、楕円反射鏡10の左右両側面10b,
10bと凹部14との間の壁部の高さ方向におけ
る略中央部には、側方から見て前方に向つて略V
字状に開いた切欠部16,16が形成されてい
る。
17は楕円反射鏡10の後端壁の中心部に形成
されたバルブ挿通孔である。
尚、x−x線は楕円反射鏡10の長軸を含む直
線であり、このx−x線が反射鏡ブロツク8の光
軸になつている。
(c バルブ)[第1図乃至第4図] 18はEC規格の「ハロゲンH4ヘツドランプバ
ルブ」と称されるバルブであり、そのガラス球1
9内にすれ違い用ビームの光源たるサブフイラメ
ント20と走行用ビームの光源たるメインフイラ
メント21が軸方向に前側からこの順序で配列さ
れると共に、サブフイラメント20の略下半分を
覆う遮光キヤツプ22が設けられており、また、
ガラス球19の前端面に遮光膜19aが付与され
ている。
そして、バルブ18は各フイラメント20,2
1が前記光軸x−x線に沿い、かつ、サブフイラ
メント20が楕円反射鏡10の前記第1焦点f1
位置し、また、メインフイラメント21が放物面
反射鏡9の焦点に位置した状態で反射鏡ブロツク
8のバルブ挿通孔17に挿通保持されている。
しかして、バルブ18のサブフイラメント20
から放射した光の大部分は楕円反射鏡10の反射
面15の上半分に入射すると共にここで反射され
て第2焦点f2に集光する。
そして、メインフイラメント21から放射した
光はその一部が楕円反射鏡10の反射面15に入
射しててサブフイラメント20から放射した光と
略同じように制御され、また、他の一部が楕円反
射鏡10に形成された切欠部16,16を通つて
放物面反射鏡9の反射面12a及び13aに入射
すると共にここで反射されて光軸x−xと略平行
な平行光束となつて前方へ向けて照射されること
になる。
尚、放物面反射鏡9の反射面12a,13aに
より反射された光は反射鏡ブロツク8の開口部8
aを覆うように設けられた図示しない制御レンズ
あるいは前記カバーレンズ7のうち放物面反射鏡
9の反射面12a,13aと対向した部分に設け
られた図示しないレンズ素子によつて制御される
ようになつている。
(d 可動ブロツク)[第1図乃至第4図] 23は可動ブロツクであり、該可動ブロツク2
3は前記反射鏡ブロツク8の上面壁11に回動自
在に支持された支持体、該支持体に一体に形成さ
れた遮光板及び支持体に固定された投影レンズか
ら成る。
(d−1 支持体) 24は支持体であり、上方から見て前後方向に
長い略長方形の板状を為しかつ後半部が前半部よ
り稍幅広に形成された主部25と、該主部25の
前端から下方へ向けて突出しかつ前方から見て略
矩形を為す枠部26と、主部25の左右両端部の
後端寄りの位置から下方へ向けて突設された支持
腕27,27と、該支持腕27,27の下端から
前方へ向つて突出し主部25と略平行に対向した
下片28とから成り、主部25の中央部から稍後
方へ寄つた部分29は上方向に向つて球面に突出
されており、この球面状を為す部分29(以下、
「球面部」と言う。)の中心に挿通孔30が形成さ
れている。
尚、上記下片28の前縁は中央が後方へ変位し
た円弧状に形成されると共にその中央が球面部2
9の中心に下方から対向するところに位置されて
いる。
(d−2 遮光板,投影レンズ) そして、上記下片28の前縁から遮光板31が
上方へ向けて突設されており、該遮光板31の上
縁32(以下、「遮光縁」と言う。)は、後方から
見て、その略左半分が左右方向に水平に延びると
共に右半分が右端へ行くに従つて次第に下方へ変
位するように傾斜しており、従つて、遮光縁32
は前後方向から見て略ヘ字形を為すように形成さ
れている。また、遮光板31は下片28の前縁に
沿つて形成されるため上方から見て略円弧状をし
ている。
尚、主部25に形成された球面部29の上面は
上記遮光縁32のヘ字形の屈曲点32aを中心と
する球に形成されている。
33は投影レンズであり、前後方向から見て上
下方向に長い略長方形状を為すと共に、その上下
両端部が枠部26の上下両片に固定されており、
その焦点fCが前記遮光縁32の屈曲点32aに位
置している。
34は主部25の後端部から上方へ向けて突設
された操作軸である。
(d−3 反射鏡ブロツクへの支持) 35は反射鏡ブロツク8の上面壁11の中央部
から前側は稍寄つた位置に形成された凹部であ
り、上方から見て円形を為している。
また、36は反射鏡ブロツク8の上面壁11の
下面のうち上記凹部35と対応した部分に形成さ
れた突部であり、下方から見て略円形を為すと共
に、その下面36a(以下、「支持面」と言う。」
が中心部が一番高い凹球面状に形成されている。
また、この支持面36aの凹球面は支持体24の
前記球面部29の球面と相補関係を有している。
37は突部36の支持面36aの中心を貫通し
て形成されたねじ挿通孔、また、38は凹部35
に後側から近接した位置に形成された操作軸挿通
孔である。
尚、ランプボデイ2に形成された前記作業用孔
4はこれら凹部35及び操作軸挿通孔38を囲ん
だ位置に対応したところに設けられている。
39はナツトであり、主部25の球面部29の
下面に当接される。
そして、支持体24は、その球面部29が反射
鏡ブロツク8の突部36の支持面36aに当接さ
せかつその操作軸34の上端部が上面壁11に形
成された操作軸挿通孔38を通して上方へ突出し
た状態で、上面壁11に形成されたねじ挿通孔3
7を上方から挿通されたねじ40の先端部がナツ
ト39に螺合されることによつて、球面部29が
突部36とナツト39との間で挟持されて反射鏡
ブロツク8の上面壁11に支持される。
尚、ねじ40のナツト39から下方へ突出した
部分にストツパワツシヤ41が係着されており、
ねじ40のナツト37に対するねじ戻しはこのス
トツパワツシヤ41により一定量に規定されてい
る。
また、ねじ40と球面部29に形成された挿通
孔30との間には大きな余裕がある。
(e 配光) そして、可動ブロツク23がこのようにして反
射鏡ブロツク8に取り付けられると、遮光板31
の遮光縁32の屈曲点32aが前記光軸x−x上
のうち楕円反射鏡10の反射面15の第2焦点f2
の稍後側に位置される。
従つて、バルブ18のサブフイラメント20か
ら放射されて楕円反射鏡10の反射面15に入射
した光は、遮光板31が配置された位置において
遮光縁32の屈曲点32aを中心とする円形のビ
ームスポツトを形成すると共に、該ビームスポツ
トのうち遮光板31によつて遮光されなかつたも
のが投影レンズ33によつて前方へ投影され、第
13図に示した配光パターンjと同じような配光
パターンが形成される。
(f 照射角度の調整) このように構成された前照灯1による照射角度
は前記操作軸38を動かすことによつて調整する
ことができる。
即ち、ねじ40をナツト39に対してねじ戻す
と、反射鏡ブロツク8の突部36とナツト39に
よる支持体24の挾着状態が解除されるので、可
動ブロツク23を反射鏡ブロツク8に対して動か
すことができる状態となる。
そこで、この状態から操作軸34を前後方向へ
移動すると、支持体24がその球面部29が突部
35の下面35aと軽く接触したままその前後両
端部が上下方向へ変位するように回動されるの
で、可動ブロツク23の向きが略垂直に変更され
ることになり、これによつて、垂直方向における
照射角度が調整されることになる。
また、操作軸34を上下方向から見て左右方向
へ回動すると、可動ブロツク23が水平方向へ回
動されることになり、これによつて、左右方向に
おける照射角度が調整されることになる。
更に、操作軸34を前後方向から見て左右方向
回動すると、可動ブロツク23がその左右両端部
が上下方向へ変位するように回動されることにな
り、これによつて、配光の左右方向における傾き
が調整されることになる。
尚、可動ブロツク23の上記回動は遮光板31
の遮光縁32の屈曲点32aを回動中心として為
されることになる。
また、必要な調整が終了した後ねじ40をナツ
ト39に対してねじ込で可動ブロツク23を反射
鏡ブロツク8に固定する。
しかして、前照灯1の照射角度は可動ブロツク
23を回動することによつて上記したように調整
されることになる。
そして、このような調整が行なわれるとき、遮
光板31と投影レンズ33は支持体24を介して
一体的に動かされることになるので、遮光板31
と投影レンズ33との間の位置関係、即ち、投影
レンズ33の焦点fCが遮光縁32上に位置した関
係は不変であり、従つて、照射角度の調整が行な
われたときも前記した所定の配光パターンが損な
われることは無い。
(F−2 第2の実施例)[第5図乃至第7図] 第5図乃至第7図は本考案車輌用前照灯の第2
の実施例1Aを示すものである。
尚、この第2の実施例に示す車輌用前照灯1A
が前記第1の実施例に示した車輌用前照灯1と相
違する点は可動ブロツクの支持体と可動ブロツク
の反射鏡ブロツクに対する支持構造のみである。
従つて、説明は前記相違点についてのみ行ない、
相違しない点については図面の各部に第1の実施
例において同様の部分に使用した符号と同じ符号
を付することにより説明を省略する。また、この
ような符号の使い方と説明の省略との関係は後述
する第3の実施例においても同様とする。
(a 可動ブロツク) 42は可動ブロツクであり、その大部分が前記
第1の実施例における可動ブロツク23と同じ構
造及び機能を有する。
43は主部25の後端寄りの位置から上方へ向
けて突設されたヒンジ部であり、該ヒンジ部43
は左右方向に長い略薄鉾形の突条を為すように形
成されている。
44は主部25の前端寄りの位置に形成された
矩形の取付孔である。
(b 可動ブロツクの反射鏡ブロツクへの取付) 45は反射鏡ブロツク8の上面壁11の下面の
略中央部に突設された支持部であり、該支持部4
5は左右方向に細長い突条を為すと共に、その下
面に開口しかつ側方から見て略薄鉾形を為す支受
溝45aが形成されている。
46は合成樹脂製のナツトであり、フランジ部
46aと可撓性を有する係合片46b,46bが
一体に形成されて成り、これらによつて主部25
に形成された取付孔44の開口縁部を上下両側か
ら挟持することによつて、軸方向が上下方向に沿
つて延びる向きで主部25に取着されている。
47はアジヤステイングスクリユーであり、反
射鏡ブロツク8の上面壁11の前端寄りの位置に
形成された挿通孔48に上方から挿通されると共
に、軸方向への移動が阻止された状態で上面壁1
1に回転自在に支持されている。
そして、可動ブロツク42は、そのヒンジ部4
3が反射鏡ブロツク8の上面壁11に設けられた
前記支持部45の支受溝45aに回動自在に係合
されると共にナツト46に上記アジヤステイング
スクリユー47の先端部が螺合されることによつ
て、反射鏡ブロツク8に支持される。
(c 照射角度の調整) しかして、アジヤステイングスクリユー47を
回転するとナツト46がアジヤステイングスクリ
ユー47に沿つて相対的に上下方向へ移動される
ため、可動ブロツク42がそのヒンジ部43が支
持部45に支持された位置を回動中心として略上
下方向へ回動されることになり、それによつて前
照灯1による照射角度が上下方向に調整されるこ
とになる。
(d 可動ブロツクの支持構造の変形例)[第7
図] 第7図は上記可動ブロツク42の反射鏡ブロツ
ク8に対する支持構造の変形例を示すものであ
り、この変形例に示す支持構造が第5図及び第6
図に示す支持構造と相違する点は可動ブロツク4
2の上下方向における位置調整も行なうことがで
きるように構成されている点にある。
49は可動ブロツク42の主部25の後端寄り
の位置に取着された支持部材であり、左右方向に
長く、かつ、その上面に開口した係合溝49aを
有している。
50は略軸状を為すアジヤステイングナツトで
あり、反射鏡ブロツク8の上面壁11に形成され
た挿通孔51に挿通されかつ軸方向への移動が阻
止された状態で反射鏡ブロツク8に回転自在に支
持されている。
52は連結子であり、互いに直交する方向に延
びる螺軸52aと略丸棒状を為す係合軸52bと
により逆T字状を為し、係合軸52bが支持部材
49の係合溝49aに軸回り方向へ回動自在に係
合されると共に、螺軸52aに前記アジヤステイ
ングナツト50が螺合されている。従つて、アジ
ヤステイングナツト50が回転することによつて
連結子52と支持部材49が相対的に上下方向へ
移動されるので、可動ブロツク42の後端部が上
下方向へ変位されることになる。
しかして、アジヤステイングスクリユー47を
回転すると、可動ブロツク42がこれに取着され
た支持部材49が連結子52と回動自在に係合し
ている位置を回動中心として略上下方向へ回動さ
れることになり、それによつて、照射角度の調整
が為されることになる。
また、アジヤステイングスクリユー47とアジ
ヤステイングナツト50を回転すると、可動ブロ
ツク42が上下方向へ変位されることになる。従
つて、例えば、何らかの原因によつて、可動ブロ
ツク42の遮光板31の遮光縁32が光軸x−x
上に位置していないような場合は可動ブロツク4
7を上下方向へ移動して遮光縁32が光軸x−x
上に位置するように調整することができる。
(F−3 第3の実施例)[第8図乃至第12図] 第8図乃至第12図は本考案車輌用前照灯の第
3の実施例1Bを示すものである。
尚、この第3の実施例に示す車輌用前照灯1B
が前記第1の実施例に示した車輌用前照灯1と相
違するところは反射鏡ブロツクに対して傾動自在
な可動枠を設けると共に、該可動枠に投影レンズ
を支持し、かつ、遮光体を上記可動枠に前後方向
及び上下方向に位置調整自在なるように支持した
点である。
(a 可動枠) 53は可動枠である。該可動枠53は、反射鏡
ブロツク8の前後方向における長さの略半分位の
長さを有していて前後方向に長い長方形状を為し
かつ互いに上下方向から略平行に対向した天板5
4及び底板55と、これら天板54及び底板55
の各前端部間を連結しかつ前後方向から見て略矩
形の枠状を為すレンズ配置部56とが一体に形成
されて成ると共に、天板54及び底板55の後端
部から側方へ向けて軸支持部57,57,……が
突設されている。
そして、上記軸支持部57,57,……の上側
のもの57からエイミング軸58が後方へ向けて
突設されると共に、下側の軸支持部57,57か
ら支持軸59,59が後方へ向けて突設されてお
り、エイミング軸58の先端部58aに螺軸が形
成され、支持軸59,59の先端部に球体59
a,59aが形成されている。尚、これらエイミ
ング軸58及び支持軸59,59は楕円反射鏡1
0の前後方向における長さより稍大きい長さを有
している。
(b 可動枠の反射鏡ブロツクへの支持) また、この第3の実施例に示す反射鏡ブロツク
8Aの後端部60は放物面反射鏡9の後端面より
稍後方へ突出しかつ後方から見て略矩形を為すよ
うに厚肉に形成されると共に、この厚肉に形成さ
れた部分60の後端面60a寄りの部分のうち上
面と右側面とが交わる隅角部及び底面と左右の側
面とが交わる隅角部の全部で3つの位置に切欠部
61,61,61が形成されており、これら切欠
部61,61,61と後端面60aとの間に形成
された支持壁62,62,62に略矩形をした取
付孔63,63,63が形成されている。
64,64,64は楕円反射鏡10のうち上記
取付孔63,63,63と対向した位置を前後方
向へ貫通するように形成された挿通孔であり、こ
れら挿通孔64,64,64は前記エイミング軸
58及び支持軸59,59の太さより稍大きい内
径を有している。
65は合成樹脂製の調整ナツトであり、該調整
ナツト65は前記支持壁62,62,62のうち
上側のもの62に形成された取付孔63に回転自
在に取着されている。65aは調整ナツト65の
操作頭部であり、ランプボデイ2の後端面のうち
上記操作頭部65aと対向した位置にランプボデ
イ2内にドライバー等を挿入するための作業用孔
66が形成されている。
67,67は合成樹脂製の支持部材であり、そ
の軸方向における後端部を除く大部分が軸方向と
直交する方向へ略2つ割状に形成されると共に、
前端面に略テーパー状に開口した導入孔61a,
61aの奥に連続して球状凹部67b,67bが
形成されており、前記支持壁62,62,62の
下側の2つの62,62に形成された取付孔6
3,63に取着されている。
そして、前記可動枠53から突設された2本の
支持軸59,59は楕円反射鏡10に形成された
下側の挿通孔64,64に稍余裕を有した状態で
挿通され、かつ、その先端部の球体59a,59
aが前記支持部材67,67の球状凹部67b,
67bに回動自在に内嵌され、また、エイミング
軸58は楕円反射鏡10に形成された上側の挿通
孔64に稍余裕を有した状態で挿通され、かつ、
その先端部の螺軸部58aが前記調整ナツト65
に螺合されている。
従つて、可動枠53は支持軸59,59及びエ
イミング軸58を介して反射鏡ブロツク8Aに支
持されると共に、調整ナツト65が回転されるこ
とによりエイミング軸58が略前後方向へ移動さ
れて支持軸59,59が支持部材67,67に支
持された位置を回動中心として略上下方向へ傾動
されるようになつている。
尚、可動枠53のレンズ配置部56に投影レン
ズ33が支持されている。
(c 遮光体,遮光体支持機構)[第1図乃至第
4図] (c−1 遮光体) 68は遮光体であり、前後方向から見て略四角
い枠形を為す主部69と該主部69の上端部から
後方へ向けて突出した上面板70と該上面板70
の中央部から上方へ向けて突設された支持突部7
1と主部69の下端部から後方へ向けて突出した
底板72と該底板72の後側縁から上方へ向けて
立ち上げられた遮光板31Aとが一体に形成され
て成る。
尚、支持突部71は略角筒状を為すと共に、そ
の中心を上下に貫通した螺孔71aが形成されて
いる。
(c−2 遮光体支持機構) 73は上記遮光体68を反射鏡ブロツク8Aに
対して上下方向及び前後方向へ移動自在なるよう
に支持する支持機構である。
74は上方から見て前後方向に長い長方形状を
した可動板であり、その略中央部を板厚方向に貫
通した状態で設けられたボス部75が形成される
と共に、該ボス部75にその下端部に開口した支
持穴75aが形成され、かつ、ボス部75の上端
壁にその中心部を貫通した挿通孔76が形成さ
れ、また、可動板74の前後両端部に前後方向に
長い被案内長孔77,77が形成されている。
尚、上記支持穴75aはその水平断面形状が矩形
を為すように形成されている。
78は可動枠53の天板54に形成された前後
方向に長い略小判形を為す長孔であり、可動板7
4はそのボス部75の下部が上記長孔78内に前
後方向へ余裕を有して位置されると共にその被案
内長孔77,77を挿通されたねじ79,79が
天板54の長孔78の前後両側に形成された螺孔
80,80に螺合されることによつて、天板54
に支持されている。
従つて、可動板73は、ねじ79,79の天板
54に対する締付をゆるめることによつて一定の
範囲内で前後方向へ位置調整可能にされている。
81は調整ねじであり、該調整ねじ81はその
大部分が可動板74のボス部75に形成された挿
通孔76及び支持穴75aを挿通されている。
前記遮光体68はその支持突部71が可動板7
4のボス部75に形成された支持穴75a内に上
下方向へ摺動自在なるように挿入されると共に上
記支持突部71に形成された螺孔71aに調整ね
じ81の下部が螺合されることによつて可動板7
4に支持されている。
82は可動板74の支持穴75aの上端面と遮
光体68の支持突部71の上端面との間に介挿さ
れた比較的強い弾発力を有する圧縮スプリングで
あり、調整ねじ81の遮光体68に対する回り止
めはこの圧縮スプリング82の反発力によつて為
されている。
しかして、可動板74を前後方向へ移動する
と、それと一体的に遮光体68が前後方向へ移動
され、また、調整ねじ81を回転すると支持突部
71が調整ねじ81の軸方向へ送られるため、そ
れによつて遮光体68が上下方向へ移動されるこ
とになる。
尚、可動板74や遮光体68の各部の大きさ関
係は、可動板74がその移動範囲における略中間
の位置に来ている状態(図面では可動板74がこ
の位置に来ている状態で示してある。)において
遮光体68の遮光板31Aの遮光縁32の屈曲点
32aが楕円反射鏡10の第2焦点f2より稍後方
に位置するようになつており、前照灯1の組立は
可動板74が上記中間の位置に来るように行なわ
れ、また、この状態において投影レンズ33の焦
点fCは遮光板31Aの遮光縁32上に位置するよ
うになつている。
(d 調整) (d−1 照射角度の調整) そこで、調整ナツト65を回転すると、前記し
たように、可動枠53が略上下方向へ回動される
ので、これと一体的に投影レンズ33及び遮光体
68が上下方向へ回動されることになり、これに
よつて、照射角度が上下方向に調整されることに
なる。
(d−2 遮光体の投影レンズに対する位置調
整) ところで、この第3の実施例に示す車輌用前照
灯1のカバーレンズ83は、第10図で良く解る
ように、上端へ行くに従つて次第に後方へ変位す
る姿勢で設けられている。従つて、このカバーレ
ンズ83が投影レンズ33から射出されて来た光
に対する制御作用を有することになるため、投影
レンズ33の遮光板31Aに対する実質的な焦点
位置が微妙にずれることになり、このような状態
における配光は遮光板31Aの遮光縁により限定
される明暗境界線(カツトライン)がかなりぼや
けることになる。
このような場合、この第3の実施例においては
遮光体68の投影レンズ33に対する位置を調整
し得るように構成したので、遮光体68を移動す
ることによつて、投影レンズ33とカバーレンズ
83から成るレンズ組み合わせの焦点を遮光板3
1Aの遮光縁32上に位置せしめることができ
る。
即ち、可動板74を移動することによつて遮光
縁32と投影レンズ33との間の前後方向、即
ち、光軸x−x方向と同じ方向における相対的な
位置関係を補正することができ、また、調整ねじ
81を回転することによつて遮光縁32と投影レ
ンズ33との間の上下方向における位置関係を補
正することができる。
(e 可動枠支持構造の変形例)[第12図] 第12図に前記可動枠の支持構造の変形例を示
す。
53Aはその大部分が前記した可動枠53と同
じ構造を有する可動枠であり、その後端部84が
略矩形の外形を有する枠板状に形成されると共
に、該後端部84の下端部の左右両端部に取付孔
85,85(図面では右側のもののみ示してあ
る。)が形成され、該取付孔85,85に前記支
持部材67と略同様の支持機能を有する支持部材
86,86が取着されている。また、可動枠53
Aの後端部84の上端部の右端部にも取付孔8
5′が形成され、該取付孔85′に前記調整ナツト
65と略同じ構造を有するナツト87が取着され
ている。
88,88は支持軸(図面では1個のみ示して
ある。)であり、楕円反射鏡10の下端部の左右
両端部に形成された挿通孔89,89(図面では
右側のもののみ示してある。)に挿通されると共
に、その後端寄りの部分88a,88aが反射鏡
ブロツク8Aの支持壁62,62に取着されたナ
ツト90,90に螺合され、かつ、その前端部に
形成された球体88b,88bが可動枠53Aに
取着された支持部材86,86の球形凹部86
a,86aに回動自在に嵌合されている。
91はアジヤステイングスクリユーであり、該
アジヤステイングスクリユー91は楕円反射鏡1
0の上端部の右端部に形成された挿通孔89′に
回転自在に挿通されると共に、その後端部91a
が支持壁62に軸方向への移動が阻止された状態
で回転自在に支持され、かつ、その前端部91b
が可動枠53Aに取着されたナツト87に螺合さ
れている。
従つて、アジヤステイングスクリユー91を回
転すると、ナツト87がアジヤステイングスクリ
ユー91に沿つて前後方向へ移動されることにな
るので、可動枠53Aがその支持部材86,86
と支持軸88,88との連結点を回動中心として
略上下方向へ傾動されることになり、それによつ
て、照射角度の調整が為されることになる。
(G 考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本
考案車輌用前照灯は、光源から放射された光を反
射して集光域に集光させる反射鏡と、遮光縁が上
記集光域近くに配置された遮光体と、上記遮光縁
に焦点が配置された投影レンズとを備えた車輌用
前照灯であつて、遮光体及び投影レンズを反射鏡
に対して回動自在に設けられた支持体に支持した
ことを特徴とする。
従つて、本考案によれば、灯具の全体あるいは
反射鏡を動かさなくても支持体を動かすだけで照
射角度の調整を行なうことができると共に、該調
整を行なうための手段を灯具内部に設けることが
できるので、この種の前照灯を極めて小型かつ軽
量に構成することができる。
そして、本考案においては、支持体を回動させ
たときは遮光体と投影レンズとが一体的に動かさ
れることになるので、これら遮光体と投影レンズ
との位置関係、特に、投影レンズの焦点の遮光体
の遮光縁に対する位置が変化してしまうことが無
く、従つて、遮光体により形成されるべき所定の
配光パターンを全く損なわないで照射角度の調整
を行なうことができる。
尚、前記第3の実施例においては、遮光体の投
影レンズの光軸方向及び該光軸方向と直交する方
向における位置調整を行ない得るように支持体に
支持するようにしたが、このようにすれば、投影
レンズの前方にレンズ作用を奏するカバーレンズ
が配置されることによつて投影レンズの焦点の遮
光体に対する実質的な位置が変化しても遮光体を
投影レンズに対して移動することにより投影レン
ズの上記実質的な焦点が遮光体の遮光縁上に位置
するように調整することができ、しかも、このよ
うに調整された投影レンズと遮光体との間の位置
関係は照射角度の調整が為されても全く損なわれ
ることが無い。
また、前記した第1及び第2の実施例において
は、遮光体を支持体と一体に形成するようにした
が、このようにすることによつて、部品点数や組
立工数をかなり削減することができる。
もつとも、本考案を実施するに際しては、遮光
体を支持体と別部品として形成してそれを支持体
に保持するようにしても良い。
更に、本考案における支持体は、必ずしも1個
の部材である必要は無く、少なくとも、遮光体と
投影レンズを一体として反射鏡に対して回動する
ことができるものであれば、複数の部材から成る
ものであつても良い。
そして、前記各実施例においては、反射鏡とし
て、回転楕円面のみから成るものを示したが、本
考案における反射鏡は、垂直断面が楕円を成し水
平断面が放物線を成す形態のもの、あるいは、垂
直断面が楕円を為し水平断面が双曲線を為す形態
のもの等、光源から放射された光を反射して所定
の集光域に集光させる機能を有するものであれば
どのような形態のものであつても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案車輌用前照灯の第1
の実施例を示すものであり第1図は第2図の−
線に沿う断面図、第2図はランプボデイを一部
切り欠いて示す平面図、第3図は第1図の−
線に沿う断面図、第4図は反射鏡ブロツクを切断
した状態で要部を分解して示す斜視図、第5図乃
至第7図は本考案車輌用前照灯の第2の実施例を
示すものであり、第5図は垂直断面図、第6図は
要部を分解して示す斜視図、第7図は支持体の支
持構造の変形例を示す垂直断面図、第8図乃至第
12図は本考案車輌用前照灯の第3の実施例を示
すものであり、第8図は第9図の−線に沿う
水平断面図、第9図は第8図の−線に沿う断
面図、第10図は第8図の−線に沿う断面
図、第11図は要部の分解斜視図、第12図は可
動枠支持構造の変形例を示す垂直断面図、第13
図は遮光体を備えた車輌用前照灯の一例を原理的
に示す図である。 符号の説明、1……車輌用前照灯、10……反
射鏡、20……光源、24……支持体、31……
遮光体、32……遮光縁、33……投影レンズ、
f2……集光域、x−x……光軸、fC……投影レン
ズの焦点、1A……車輌用前照灯、1B……車輌
用前照灯、53……支持体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 光源から放射された光を反射して集光域に集光
    させる反射鏡と、 遮光縁が上記集光域近くに配置された遮光体
    と、 上記遮光縁に焦点が配置された投影レンズとを
    備えた車輌用前照灯であつて、 遮光体及び投影レンズを反射鏡に対して回動自
    在に設けられた支持体に支持した ことを特徴とする車輌用前照灯。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62222505A (ja) * 1986-03-25 1987-09-30 市光工業株式会社 プロジエクタ型の前照灯

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