JP2000090721A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2000090721A
JP2000090721A JP10262821A JP26282198A JP2000090721A JP 2000090721 A JP2000090721 A JP 2000090721A JP 10262821 A JP10262821 A JP 10262821A JP 26282198 A JP26282198 A JP 26282198A JP 2000090721 A JP2000090721 A JP 2000090721A
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reflector
light source
bulb
source bulb
displacement mechanism
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JP10262821A
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Michio Tsukamoto
三千男 塚本
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源バルブをリフレクタに対して相対変位さ
せることによりロービームとハイビームとのビーム切換
えを行うように構成された車両用前照灯において、ビー
ム切換え装置のバルブ変位機構を簡単な構成でかつ汎用
性のあるものとする。 【解決手段】 ビーム切換装置36として、光源バルブ
18をリフレクタ20に対してその光軸Ax方向に相対
変位させるバルブ変位機構40を備えた構成とする。そ
して、このバルブ変位機構40を駆動して光源バルブ1
8を所定量相対変位させるとともにレベリング装置26
のアクチュエータ28を駆動してリフレクタ20を所定
角度傾動させることによりロービームとハイビームとの
ビーム切換えを行う構成とする。これにより従来のよう
にバルブ変位機構の駆動のみによりビーム切換えを行う
のに比してバルブ変位機構による光源バルブの相対変位
運動を単純なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、レベリング装置
と機械的駆動式のビーム切換装置とを備えた車両用前照
灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用前照灯は、光源バルブからの光を
リフレクタで前方へ反射させてロービーム用またはハイ
ビーム用のビームを照射するようになっている。ロービ
ームとハイビームとでは照射方向が異なるので、光源
(放電発光部あるいはフィラメント)についてもロービ
ームとハイビームとで異なる光源を用いるのが一般的で
あるが、単一の光源を用いた車両用前照灯も知られてい
る。特に、光源バルブとして放電バルブを用いた2灯式
前照灯においては、このような構成とせざるを得ない場
合が多い。
【0003】このように単一の光源を用いた車両用前照
灯においては、光源バルブやリフレクタ等の光学要素を
機械的に変位させることによりロービームとハイビーム
とのビーム切換えを行うように構成されており、そのた
めのビーム切換装置を備えている。このビーム切換装置
として光源バルブをリフレクタに対して相対変位させる
ことによりビーム切換えを行うものを採用した場合に
は、高い位置精度を確保しながら光源を所定位置間で移
動させることが必要となる。
【0004】この点について具体的に説明すると、理想
的なロービーム用の配光パターンとしては、図10
(a)に示すように、自車ドライバの前方視認性確保と
対向車ドライバに対するグレア防止とを両立させた配光
パターンとすることが望まれる一方、理想的なハイビー
ム用の配光パターンとしては、同図(b)に示すよう
に、遠方視認性に優れた配光パターンとすることが望ま
れる。これを例えば反射面が回転放物面からなるリフレ
クタを用いて実現しようとする場合には、図11に示す
ように、ロービームでの光源位置Lpに対してハイビー
ムでの光源位置Hpをリフレクタの光軸Ax方向後方斜
め下方の所定位置に設定することが通常最も効率的であ
る。なお、同図において点Fは回転放物面の焦点位置で
ある。
【0005】以上のことは反射面が複数の反射素子から
なるステップリフレクタや反射面が自由曲面で構成され
たリフレクタの場合においても同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに光源バルブをリフレクタに対して相対変位させるこ
とのみによりビーム切換えを行うビーム切換装置におい
て、光源バルブをリフレクタの光軸方向およびその上下
方向に相対変位させようとした場合には、光源バルブを
相対変位させるバルブ変位機構の構造が複雑になってし
まうという問題がある。また、光源バルブの変位量はリ
フレクタやレンズ等の他の光学要素との関連で固有の値
に設定されるので、バルブ変位機構もこれら他の光学要
素に対応した専用構造とせざるを得ず、他の光学要素の
仕様が異なるために光源バルブの変位量を変更しようと
する場合には、バルブ変位機構も新たなものを用いるこ
とが必要となるという問題もある。
【0007】例えば、図12に示すビーム切換装置は、
光源バルブ18を保持するバルブホルダ144をカム駆
動によりリフレクタ20に対して後方斜め下方へ直線的
に変位させることにより光源18aを平行移動させ、ロ
ービームからハイビームへのビーム切換えを行うように
構成されているが、そのバルブ変位機構140を構成す
るスライドシャフト148、150およびこれらを挿通
支持するバルブホルダ144のシャフト挿通部を斜め下
方に延びるように形成することが必要となるので構造が
複雑になってしまう。しかも、ロービームでの光源位置
Lpとハイビームでの光源位置Hpとの位置関係を変更
しようとする場合には、シャフト148、150の傾斜
角度を変更する必要があり、これに関連する機構部品を
すべて変更する必要が生じる。
【0008】また、図13に示すビーム切換装置は、光
源バルブ18を保持するバルブホルダ144をカム駆動
によりリフレクタ20に対して回動軸線D回りに後方へ
回動させることにより光源18aを後方斜め下方へ移動
させ、ロービームからハイビームへのビーム切換えを行
うように構成されているが、このような回動式のバルブ
変位機構140を用いて各ビームの光源位置Lp、Hp
に光源18aを位置せしめるためには、その回動軸線D
を図中2点鎖線で示す直線L上に設定する必要があるの
で、バルブ変位機構140が大型化してしまう。しか
も、ロービームでの光源位置Lpとハイビームでの光源
位置Hpとの位置関係を変更しようとする場合には、回
動軸線Dの位置を変更する必要があり、これに関連する
機構部品をすべて変更する必要が生じる。
【0009】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、光源バルブをリフレクタに対して相
対変位させることによりロービームとハイビームとのビ
ーム切換えを行うように構成された車両用前照灯におい
て、ビーム切換え装置のバルブ変位機構を簡単な構成で
かつ汎用性のあるものとすることができる車両用前照灯
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、近年の車両
用前照灯には、リフレクタを上下方向に傾動させること
によりビーム照射方向を車体の姿勢変化に応じて上下方
向に変化させるレベリング装置が設けられたものが少な
くないことに着目し、該レベリング装置のアクチュエー
タをバルブ変位機構と併用駆動してビーム切換えを行う
ようにすることにより、上記目的達成を図るようにした
ものである。
【0011】すなわち本願発明は、請求項1に記載した
ように、光源バルブと、この光源バルブからの光を前方
へ反射させて所定の配光パターンでビームを照射するリ
フレクタと、このリフレクタを上下方向に傾動させるこ
とにより上記ビームの照射方向を車体の姿勢変化に応じ
て上下方向に変化させるレベリング装置と、機械的駆動
により上記ビームをロービームとハイビームとのいずれ
かに選択的に切り換えるビーム切換装置と、を備えてな
る車両用前照灯において、上記ビーム切換装置が、上記
光源バルブを上記リフレクタに対して所定方向に相対変
位させるバルブ変位機構を備えてなり、該バルブ変位機
構を駆動して上記光源バルブを所定量相対変位させると
ともに上記レベリング装置のアクチュエータを駆動して
上記リフレクタを所定角度傾動させることにより上記ビ
ーム切換えを行うように構成されている、ことを特徴と
するものである。
【0012】上記「光源バルブ」は、特定種類の光源バ
ルブに限定されるものではなく、例えば、放電バルブあ
るいは白熱バルブ(ハロゲンバルブを含む)等が採用可
能である。
【0013】上記「レベリング装置」は、すれ違いビー
ムの照射方向を車体の姿勢変化に応じて自動的に上下方
向に変更制御するオートレベリング装置であってもよい
し、すれ違いビームの照射方向を車体の姿勢変化に応じ
て手動で上下方向に調節するマニュアル式のレベリング
装置であってもよい。
【0014】上記バルブ変位機構の駆動により光源バル
ブを相対変位させる際の「所定方向」および「所定量」
は、レベリング装置のアクチュエータ駆動との併用によ
り、ロービームおよびハイビームの各ビーム機能を発揮
させることができる位置に光源バルブを位置せしめるこ
とが可能な相対変位方向および相対変位量であれば、そ
の方向および大小は特に限定されるものではない。
【0015】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る車両用前照灯はレベリング装置と機械的駆動式のビ
ーム切換装置とを備えているが、ビーム切換装置はその
バルブ変位機構を駆動して光源バルブを所定量相対変位
させるとともにレベリング装置のアクチュエータを駆動
してリフレクタを所定角度傾動させることによりロービ
ームとハイビームとのビーム切換えを行うように構成さ
れているので、従来のようにバルブ変位機構の駆動のみ
によりビーム切換えを行うのに比して該バルブ変位機構
による光源バルブの相対変位運動を単純なものとするこ
とができる。そしてこれにより、バルブ変位機構を簡単
な構成でかつ汎用性のあるものとすることができる。
【0016】また、このようにバルブ変位機構の構成が
簡素化されることにより、該バルブ変位機構の灯具への
組付け性を向上させることができ、かつビーム切換装置
を安価なものとすることができる。
【0017】上記構成において、光源バルブをリフレク
タに対して相対変位させる際の「所定方向」が特に限定
されるものでないことは上述したとおりであるが、請求
項2に記載したように、該所定方向をリフレクタの光軸
方向に設定すれば、光源バルブの変位方向および変位量
を、バルブ変位機構の駆動による光源バルブのリフレク
タ光軸方向変位量とレベリング装置のアクチュエータ駆
動によるリフレクタ傾動角度量とにより容易に計算する
ことができる。そしてこれによりバルブ変位機構の汎用
性を一層高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0019】まず、本願発明の第1実施形態について説
明する。
【0020】図1は、本実施形態に係る車両用前照灯を
示す側断面図であり、図2はその背面図である。
【0021】これらの図に示すように、本実施形態に係
る車両用前照灯10は、レンズ12とランプボディ14
とで形成される灯室内に、リフレクタユニット16が上
下方向および左右方向に傾動可能に設けられてなってい
る。
【0022】リフレクタユニット16は、光源バルブ
(メタルハライド放電バルブ)18と、この光源バルブ
18をバルブホルダ44(これについては後述する)を
介して支持するリフレクタ20と、光源バルブ18を所
定範囲にわたって囲むようにしてバルブホルダ44に固
定支持されたシェード22とを備えてなっている。
【0023】レンズ12は素通しレンズであって、リフ
レクタユニット16に配光制御機能が付与されている。
すなわち、リフレクタ20は、光源バルブ18の放電発
光部18aからの光を前方へ反射する反射面20aを備
えており、該反射面20aの拡散偏向反射機能により、
後述するような配光パターンでビームを照射するように
なっている。
【0024】リフレクタ20は、その左右両上端部に形
成されたブラケット20bにおいて各々エイミングスク
リュウ24を介してランプボディ14に支持されてお
り、また、その右下端部(左上端部でもよい)に形成さ
れたブラケット20cにおいてレベリング装置26のア
クチュエータ28を介してランプボディ14に支持され
ている。
【0025】アクチュエータ28は、図3に詳細に示す
ように、ランプボディ14に固定支持されたアクチュエ
ータ本体30と、このアクチュエータ本体30から前方
へ突出する出力ロッド32とからなり、その出力ロッド
32の球状先端部32aにおいてリフレクタ20のブラ
ケット20cに連結されるようになっている。
【0026】そして、レベリング装置26は、レベリン
グコントローラ34により、アクチュエータ28を車体
の姿勢変化に応じて駆動し、その出力ロッド32を前後
方向に変位させることにより、図1において点Aを支
点、点Bを作用点としてリフレクタユニット16を上下
方向に傾動させ、これによりビーム照射方向を車体の姿
勢変化に応じて常に最適な方向に維持するようになって
いる。なお、このレベリング制御は、ロービーム走行時
において行われ、ハイビーム走行時には行われない。
【0027】リフレクタユニット16の光軸調整は、ア
クチュエータ28の出力ロッド32を図3に示すレベリ
ング基準位置Lにセットした状態で、各エイミングスク
リュウ24を調節することにより行われるようになって
いる。この光軸調整は、リフレクタ20の光軸Axが水
平方向に対して0.57°下向きになるようにするもの
であって、この光軸調整が完了した状態においては、図
5(a)に示すように、明瞭なカットオフライン(明暗
境界線)CLを有しかつその水平ライン部分が0.57
°Dに位置するロービーム用の配光パターンP(L)が
得られるようになっている。このときのリフレクタ20
の傾動角度位置を以下「レベリング基準角度位置」とい
う。
【0028】なお、この配光パターンP(L)において
実線で示す多重閉曲線は、内側のものほど明るく照射さ
れることを示すゾーン区分であり、その中心の斜線で示
すゾーンが最も明るく照射されるホットゾーンである。
【0029】図3に示すように、レベリング調整範囲R
は、出力ロッド32が該レベリング調整範囲Rの前端位
置まで変位したとき、リフレクタ20がレベリング基準
角度位置に対して2°上向きになり、一方、出力ロッド
32がレベリング調整範囲Rの後端位置まで変位したと
き、リフレクタ20がレベリング基準角度位置に対して
3°下向きになるように、そのストロークが設定されて
いる。
【0030】レベリング装置26は、このようなレベリ
ング制御を行うだけでなく、ロービームとハイビームと
のビーム切換えを行うビーム切換装置36の一部として
も機能するようになっている。
【0031】ビーム切換装置36は、ビーム切換えコン
トローラ38と、光源バルブ18をリフレクタ20に対
してその光軸Ax方向に相対変位させるバルブ変位機構
40とを備えてなり、バルブ変位機構40およびレベリ
ング用のアクチュエータ28の駆動により上記ビーム切
換えを行うように構成されている。
【0032】すなわち、ビーム切換えコントローラ38
にビーム切換えスイッチ42からのビーム切換え信号が
入力されると、ビーム切換えコントローラ38はバルブ
変位機構40を駆動して光源バルブ18を所定量相対変
位させるとともにレベリングコントローラ34にビーム
切換え信号を出力する。そして、レベリングコントロー
ラ34はビーム切換え信号の入力によりアクチュエータ
28を駆動してリフレクタ20を所定角度傾動させるよ
うになっている。
【0033】図3に示すように、レベリングコントロー
ラ34は、ビーム切換えコントローラ38からハイビー
ム切換え信号が入力されると、アクチュエータ28の出
力ロッド32をレベリング調整範囲R内に設定されたハ
イビーム切換え位置Hまで変位させて、図4に示すよう
に、リフレクタユニット16をレベリング基準角度位置
に対して約0.5〜1.5°上向きとなる角度位置まで
傾動させるようになっている。上記ハイビーム切換え位
置Hは、後述するようにハイビーム用の配光パターンの
ホットゾーンがH−V付近に形成されるような位置に設
定されている。
【0034】図1に示すように、光源バルブ18は、バ
ルブホルダ44に固定支持されており、このバルブホル
ダ44はバルブ変位機構40によりリフレクタ20の光
軸Ax方向に変位可能にリフレクタ20に支持されてい
る。
【0035】リフレクタ20の背面側には、その後部開
口部20dを囲むようにして略矩形状の支持プレート4
6が設けられている。この支持プレート46は、リフレ
クタ20の背面に形成された4本のボス20eの先端面
にネジ止め固定されている。この支持プレート46にお
ける光軸Axの上方および下方部位には、スライドシャ
フト48、50が光軸Axと平行に後方へ突出するよう
にして形成されている。
【0036】バルブホルダ44の上下両端部にはタブ4
4a、44bが形成されている。上端部側のタブ44a
にはスライドシャフト48を挿通させるシャフト挿通孔
44cが形成されており、下端部側のタブ44bにはス
ライドシャフト48を挿通させるシャフト挿通スリーブ
44dが形成されている。さらにこのシャフト挿通スリ
ーブ44dの下部には平板状のカムフォロワ44eが下
方へ突出するようにして形成されている。各スライドシ
ャフト48、50における支持プレート46とバルブホ
ルダ44との間には圧縮バネ52が介装されている。
【0037】支持プレート46の背面下端部には、バル
ブ変位用のアクチュエータ54が固定支持されており、
その出力軸にはカム56が取り付けられている。このカ
ム56は、圧縮バネ52により後方へ常時付勢されてい
るバルブホルダ44のカムフォロワ44eに当接するよ
うにして設けられている。そして、カム56が図1に示
す回転角度位置にあるときにはバルブホルダ44を圧縮
バネ52の弾性力に抗してリフレクタ20の後部開口部
20dに当接させる一方、図4に示す回転角度位置にあ
るときにはバルブホルダ44を圧縮バネ52の弾性力に
よりスライドシャフト48、50に沿ってリフレクタ2
0の後部開口部20dから所定距離後方へ離れた位置ま
で変位させるようになっている。これにより、光源バル
ブ18の放電発光部18aは、光軸Ax方向後方へ所定
距離だけ変位するが、この変位した位置がハイビーム用
の光源位置として設定される。カム56の回転角度位置
の切換えは、ビーム切換えコントローラ38からバルブ
変位用のアクチュエータ54へのビーム切換え信号入力
により行われる。
【0038】ビーム切換え時における光源バルブ18の
光軸Ax方向の変位量は、その放電発光部18aの光軸
Ax方向の長さの半分よりも多少長い値(例えば3mm
程度)に設定されている。
【0039】同5(b)は、リフレクタ20がハイビー
ム用の傾動角度位置まで上向きになり、かつ光源バルブ
18がハイビーム用の光源位置まで変位したときの配光
パターン、すなわちハイビーム用の配光パターンP
(H)を示す図である。
【0040】図示のように、この配光パターンP(H)
は、同図(a)に示すロービーム用の配光パターンP
(L)を0.5〜1.5°上向きにしたものに対して、
光源バルブ18の放電発光部18aが光軸Ax方向後方
側へ相対変位したことにより、H−V(灯具真正面の方
向)への集光性が高まっているとともにカットオフライ
ンCLの痕跡がほとんどなくなっており、ハイビーム走
行時における遠方視認性を十分に確保可能な配光パター
ンとなっている。
【0041】以上詳述したように、本実施形態に係る車
両用前照灯10はレベリング装置26と機械的駆動式の
ビーム切換装置36とを備えているが、ビーム切換装置
36はそのバルブ変位機構40を駆動して光源バルブ1
8を所定量相対変位させるとともにレベリング装置36
のアクチュエータ28を駆動してリフレクタ20を所定
角度傾動させることによりロービームとハイビームとの
ビーム切換えを行うように構成されているので、従来の
ようにバルブ変位機構の駆動のみによりビーム切換えを
行うのに比してバルブ変位機構による光源バルブの相対
変位運動を単純なものとすることができる。そしてこれ
によりバルブ変位機構40を簡単な構成でかつ汎用性の
あるものとすることができる。
【0042】また、このようにバルブ変位機構40の構
成が簡素化されることにより、該バルブ変位機構40の
灯具への組付け性を向上させることができ、かつビーム
切換装置36を安価なものとすることができる。
【0043】しかも、本実施形態においては、光源バル
ブ18のリフレクタ20に対する相対変位の方向がその
光軸Ax方向に設定されているので、光源バルブ18の
変位方向および変位量を、バルブ変位機構40の駆動に
よる光源バルブ18のリフレクタ光軸方向変位量とレベ
リング装置36のアクチュエータ駆動によるリフレクタ
傾動角度量とにより容易に計算することができる。そし
てこれによりバルブ変位機構40の汎用性を一層高める
ことができる。
【0044】なお、本実施形態においては、スライドシ
ャフト48、50が支持プレート46に形成されている
ものとして説明したが、これらスライドシャフト48、
50をリフレクタ20の背面に直接形成するようにして
もよい。このような構成とすることによりバルブ変位機
構40の構成を一層簡素化することができる。なお、本
実施形態においては、スライドシャフト48、50がリ
フレクタ20の光軸Axと平行に延びているので、この
ようにリフレクタ20と一体形成した場合においてもリ
フレクタ20の成形性に支障を来たすおそれがない(図
12に示す従来例においては、スライドシャフト14
8、150がリフレクタ20の光軸Axに対して斜め方
向に延びているので、これらをリフレクタ20と一体形
成することはリフレクタ20の成形上極めて困難であ
る)。
【0045】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。
【0046】図6は、本実施形態に係る車両用前照灯を
示す側断面図であり、図7は、その背面図である。
【0047】これらの図に示すように、本実施形態に係
る車両用前照灯10は、灯具の基本的構成は第1実施形
態と略同様であるが、バルブ変位機構40の構成が第1
実施形態と異なっている。
【0048】すなわち、第1実施形態においては光源バ
ルブ18をリフレクタ20に対してその光軸Ax方向に
直線的に変位させる構成となっているが、本実施形態に
おいては光源バルブ18をリフレクタ20に対して回動
軸線C回りに回動変位させる構成となっている。
【0049】本実施形態におけるバルブホルダ44は、
略矩形状に形成されており、その上端部において、支持
プレート46に形成された左右1対のブラケット60を
介して該支持プレート46に回動軸線C回りに回動可能
に支持されている。
【0050】また、バルブホルダ44の下端部背面に
は、プーリユニット62が固定支持されており、該プー
リユニット62のプーリ62aにバルブ変位用のアクチ
ュエータ54のカム56が当接するようになっている。
バルブホルダ44の下端部における支持プレート46と
の間には圧縮バネ52が介装されている。
【0051】そして、カム56が図6に示す回転角度位
置にあるときにはバルブホルダ44を圧縮バネ52の弾
性力に抗してリフレクタ20の後部開口部20dに当接
させる一方、図8に示す回転角度位置にあるときにはバ
ルブホルダ44を圧縮バネ52の弾性力により回動軸線
C回りに後方側へ回動させるようになっている。これに
より、光源バルブ18の放電発光部18aも回動軸線C
回りに後方側へ所定角度だけ回動して後方斜め下方へ変
位するが、この変位した位置がハイビーム用の光源位置
として設定される。
【0052】同9(b)は、リフレクタ20がハイビー
ム用の傾動角度位置まで上向きになり、かつ光源バルブ
18がハイビーム用の光源位置まで変位したときの配光
パターン、すなわちハイビーム用の配光パターンP
(H)を示す図である。
【0053】図示のように、この配光パターンP(H)
は、同図(a)に示すロービーム用の配光パターンP
(L)を0.5〜1.5°上向きにしたものに対して、
光源バルブ18の放電発光部18aがリフレクタ20に
対して後方斜め下方へ相対変位したことにより、H−V
への集光性が高まっているとともにカットオフラインC
Lの痕跡がほとんどなくなっており、ハイビーム走行時
における遠方視認性を十分に確保可能な配光パターンと
なっている。なお、第1実施形態に比して、放電発光部
18aの後方変位量が小さいのでH−Vへの集光性は低
くなりがちであるが、バルブホルダ44の後方回動角度
をやや大きめに設定することにより、H−Vへの集光性
を高めることが可能である。
【0054】このように本実施形態においても第1実施
形態と略同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る車両用前照灯を
示す側断面図
【図2】上記第1実施形態に係る車両用前照灯を示す背
面図
【図3】上記第1実施形態のレベリング装置のアクチュ
エータを示す側面詳細図
【図4】上記第1実施形態の作用を示す側断面図
【図5】上記第1実施形態の作用を示す配光パターン図
【図6】本願発明の第2実施形態に係る車両用前照灯を
示す側断面図
【図7】上記第2実施形態に係る車両用前照灯を示す背
面図
【図8】上記第2実施形態の作用を示す側断面図
【図9】上記第2実施形態の作用を示す配光パターン図
【図10】車両用前照灯の理想的な配光パターンを示す
【図11】光源の好ましい配置を示す側面図
【図12】従来例を示す側断面図
【図13】他の従来例を示す側断面図
【符号の説明】
10 車両用前照灯 14 ランプボディ 16 リフレクタユニット 18 光源バルブ(メタルハライド放電バルブ) 18a 放電発光部(光源) 20 リフレクタ 20a 反射面 20b、20c ブラケット 20d 後部開口部 20e ボス 22 シェード 24 エイミングスクリュウ 26 レベリング装置 28 レベリング用のアクチュエータ 30 アクチュエータ本体 32 出力ロッド 32a 球状先端部 34 レベリングコントローラ 36 ビーム切換装置 38 ビーム切換えコントローラ 40 バルブ変位機構 42 ビーム切換えスイッチ 44 バルブホルダ 44a、44b タブ 44c シャフト挿通孔 44d シャフト挿通スリーブ 44e カムフォロワ 46 支持プレート 48、50 スライドシャフト 52 圧縮バネ 54 バルブ変位用のアクチュエータ 56 カム 60 ブラケット 62 プーリユニット 62a プーリ A 支点 Ax リフレクタの光軸 B 作用点 C 回動軸線 CL カットオフライン H ハイビーム切換え位置 L レベリング基準位置 P(H) ハイビーム用の配光パターン P(L) ロービーム用の配光パターン R レベリング調整範囲

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源バルブと、この光源バルブからの光
    を前方へ反射させて所定の配光パターンでビームを照射
    するリフレクタと、このリフレクタを上下方向に傾動さ
    せることにより上記ビームの照射方向を車体の姿勢変化
    に応じて上下方向に変化させるレベリング装置と、機械
    的駆動により上記ビームをロービームとハイビームとの
    いずれかに選択的に切り換えるビーム切換装置と、を備
    えてなる車両用前照灯において、 上記ビーム切換装置が、上記光源バルブを上記リフレク
    タに対して所定方向に相対変位させるバルブ変位機構を
    備えてなり、該バルブ変位機構を駆動して上記光源バル
    ブを所定量相対変位させるとともに上記レベリング装置
    のアクチュエータを駆動して上記リフレクタを所定角度
    傾動させることにより上記ビーム切換えを行うように構
    成されている、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記所定方向が上記リフレクタの光軸方
    向に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の
    車両用前照灯。
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