JP3051235B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP3051235B2 JP3334393A JP33439391A JP3051235B2 JP 3051235 B2 JP3051235 B2 JP 3051235B2 JP 3334393 A JP3334393 A JP 3334393A JP 33439391 A JP33439391 A JP 33439391A JP 3051235 B2 JP3051235 B2 JP 3051235B2
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    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/60Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
    • F21S41/68Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on screens
    • F21S41/683Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on screens by moving screens
    • F21S41/692Shields, i.e. screens not creating an image meant to be projected

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転状況に応じて照射
光束の配光パターンを切り替えるように構成した車両用
前照灯の改良に係り、特に放電灯等の単光源のバルブを
使用する車両用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光源としてメタルハロイド等の放電灯を
使用する車両用前照灯にあっては、1個のバルブ内に複
数の光源を構成することができないために、自動車の運
転状況(一般走行と、すれ違い走行の別)に応じて照射
光束を一般走行ビームとすれ違い走行ビームに切り替え
る構造として、図13に示すように、リフレクタ50を
上側の可動リフレクタ51と下側の固定リフレクタ52
に分割し、可動リフレクタ51を固定リフレクタ52に
対して光軸方向及び上下方向へ変位駆動して「一般走行
ビーム」と「すれ違い走行ビーム」の照射パターンを切
り替える構造のものが提案されている。そして、このよ
うな車両用前照灯の構成によって、一般走行ビーム時の
主光軸に比べてすれ違い走行ビーム時の主光軸位置を下
向きになるように照射パターンを可変している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の車
両用前照灯によってすれ違い走行ビーム(図14(b)
参照)から一般走行ビーム(図14(a)参照)に切り
替える場合に、主光軸の位置を上げるために上側の可動
リフレクタ51の位置を中心軸CLから0.5〜1.0
mm程度(矢印Y部)上昇させる必要があり、可動リフ
レクタ51の配光パターンAが、該可動リフレクタ51
の前方への移動(矢印X部)によって下から上へ反転す
ることと相まって、下側の固定リフレクタ52による配
光パターンBとの間に暗部が生じ、図14(a)に示す
ように、全体の配光パターンが「割れた状態」(矢印
Z)に視認されるという問題があった。また、この場
合、上側が可動リフレクタ51であるとしても、下側が
固定リフレクタ52であり、その配光パターンが常に下
側に残ったままであり、かつメタルハロイドランプを使
用した場合には、アークの上方への湾曲によって像が下
方へ湾曲し、主光軸が上方へ移動しにくいという問題も
あった。
【0004】このような問題は、前者については可動リ
フレクタ51の前方への移動量を減らすことにより、す
れ違い走行ビームから一般走行ビームへ切り替える場合
の反転量の割合を減らしたり、固定リフレクタ52の位
置を上方へ上げたりすることによりある程度解決するこ
ともできるが(図15(a)参照)、後者についてはそ
のように構成することによっては、図15(b)に示す
ように、暗部の発生等により更に視認性を悪化させる傾
向がある。
【0005】本発明は、上記問題を鑑みて創案されたも
のであり、単光源バルブを使用し、上下に分割された2
個の可動リフレクタを構成した車両用前照灯において、
すれ違い走行ビームから一般走行ビームへの切り換えに
際して、主光軸を好ましい向きに変化させると同時に、
配光パターンに「割れた状態」の発生がない望ましい照
射光束を得ることができる車両用前照灯を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用前照灯は、上下に分割した上側
リフレクタ及び下側リフレクタの前方光軸上に単光源の
バルブを設け、前記上側リフレクタの焦点が、前記バル
ブの発光部位置とその前後方向かつ上下方向へ変位し、
下側リフレクタの焦点が、前記バルブの発光部位置とそ
の前後方向に変位するように、それぞれ摺動軸に対して
摺動自在に軸設し、前記上側リフレクタと下側リフレク
タを、梃子棹で連結し、上側リフレクタと下側リフレク
タとを同時に変位させる切替駆動機構により上記発光部
位置とその前後位置間を移動するように構成したことを
要旨とするものである。
【0007】
【作用】上記構成による車両用前照灯の構成によれば、
上下に分割された上側リフレクタ及び下側リフレクタ
を、一般走行時には両リフレクタの焦点を上記発光部に
位置させると共に、すれ違い走行時には上側リフレクタ
を光軸に対して後方及び下方へ移動させ、かつ下側リフ
レクタを前方へ移動させることにより照射光束の配光パ
ターンを切り替えることができるため、「すれ違い走行
ビーム」照射時には、上側リフレクタの放物反射鏡面の
焦点がバルブの発光部位の後方に位置するように変位し
ており、この変位によって、上側リフレクタの放物反射
鏡面によって反射される光束は光軸より下側に倒立拡散
して照射され、光軸より下側に拡散照射された下側リフ
レクタの放物反射鏡面からの拡散光束のパターンと重な
った照射パターンを形成する。また、この「すれ違い走
行ビーム」から「一般走行ーム」切り替えると、上
側リフレクタが前方へ移動してその放物反射鏡面の焦点
がバルブの発光部と一致する位置に変位すると共に、下
側リフレクタが後方へ移動する。この変位によって、上
側リフレクタ放物反射鏡面によって反射される光束は、
光軸を中心とした平行な非拡散光束になると共に、略同
位置に下側リフレクタの放物反射鏡面によって反射され
た正立の拡散光束のパターンが形成される。このよう
に、すれ違い走行ビームから一般走行ビームに切り替え
る際、その照射パターンに「割れた状態」が発生するこ
とを防止することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る車両用前照灯の第一の実施例を
図1乃至図6に基いて説明する。
【0009】図面において、1及び2は、正面形状が横
長の矩形に形成される車両用前照灯の上下に分割した上
側リフレクタと下側リフレクタであり、両リフレクタ
1,2は、灯具の外縁から中心軸CLに向かって伸びる
3時方向の水平分割スリット3と、8時30分方向の傾
斜分割スリット4と、後端に位置して上記中心軸CLの
周りに形成した円弧状分割スリット5によって上下に分
割した構造になっている。上記各分割スリット3,4,
5は、略1mmの隙間を形成すると共に、両リフレクタ
1,2がバルブ固定部となる両リフレクタ1,2の底部
6(中心軸CLと交差する部分)に対してそれぞれ中心
軸CL方向に位置変位可能に分割してある。上記円弧状
分割スリット4によって形成された底部6には、バルブ
ソケット7を嵌着するための嵌合孔8が穿設してあり、
該嵌合孔8に嵌着したバルブソケット7には、メタルハ
ロイド灯等の放電灯式バルブ9が着脱可能に取り付けら
れると共に、該バルブ9の発光部Gを底部6から略25
mm前方aの上記中心軸CL上に位置するように構成し
てある。
【0010】上記上側リフレクタ1は、焦点距離が略2
7mm位置に焦点F1を有する放物反射鏡面10を形成
し、「すれ違いビーム」照射位置(図7(a)参照)に
おいて、上記底部6面を基準線S(発光部Gから略25
mm後退位置)として、略4mm後退bすると共に、
「一般走行ビーム」照射位置(図7(b)参照)におい
て、その放物反射鏡面10が基準線S上に一致し、また
下側リフレクタ2は、焦点距離が略29mm位置に焦点
F2を有する放物反射鏡面11を形成し、「すれ違いビ
ーム」照射位置において、該放物反射鏡面11が上記基
準線Sから略2mm前進c1(図7(a)参照)すると
共に、「一般走行ビーム」照射位置(図7(b)参照)
においては、発光部Gと重なり、かつ光軸Lfが中心軸
CLよりも下側に位置するように構成してある。
【0011】また、上記上側リフレクタ1は、下側リフ
レクタ2の下方に配置した底板12の上面略中央部と後
端部に突設してなる支持枠13,14間に架設した摺動
軸15,15に対して該上側リフレクタ2の上面に固設
した天板16に突設した支持環17の摺動孔を軸方向へ
摺動自在(矢印C)に軸設した構造になっており、該摺
動軸15は中心軸CLに対して略9゜、仰角方向に傾斜
αするように構成してある。18は、上記後端部支持枠
14にピン軸19を介して中腹部を揺動自在に軸着した
二股状の梃子桿であり、二股の両端部をピン軸20を介
して上記上側リフレクタ1の後端に連結すると共に、ブ
ラケット21を介して底板12の下面に固設したソレノ
イド22の駆動出力軸23の端部と該梃子桿18の他端
をピン軸24を介して連結すると共に、下側リフレクタ
2は、上記底板12の上記支持枠13,14の構成部位
に対応して、その下面に突設した支持枠25,26間に
架設した摺動軸27,27に対して該下側リフレクタ2
の下面に形成した支持環28,28を軸方向へ摺動自在
(矢印D)に軸設した構造になっており、該摺動軸2
7,27は、中心軸CLに対して平行に支持してある。
この下側リフレクタ2の後端は、ピン軸29を介して上
記二股状の挺子桿18の下方、即ち該挺子桿18の支点
部(ピン軸19位置)を挟んだ上側リフレクタ1の後端
連結部の対向位置に連結して上側リフレクタ1と下側リ
フレクタ2の切替駆動機構を構成したものである。
【0012】そして、上記ソレノイド22の「ON」、
「OFF」動作によって上側リフレクタ1と下側リフレ
クタ2を同時に変位するものであり、そのとき上側リフ
レクタ1の中心軸CL方向の変位ストロークSfは、略
4mmであり、また上下方向の変位ストロークSvは略
0.5〜1.0mmである。また、下側リフレクタ2は
上側リフレクタ1の変位と同時に該上側リフレクタ1と
は反対側へ変位するようになり、このときの下側リフレ
クタ2の中心軸CL方向の変位は略1mm(基準線Sか
ら1mm前方C2)である。
【0013】上側リフレクタ1及び下側リフレクタ2の
変位範囲は、前側の支持枠13に螺合したストローク調
整ネジ30、及び後側の支持枠14に螺合した初期位置
調整ネジ31によって調整する構造になっており、両調
整ネジ30,31は、それぞれ前記摺動軸15と平行に
進退自在に螺合架設してあり、上側リフレクタ1に突設
した位置制御突起32の端面と当突して上側リフレクタ
1の初期位置と変位ストロークSfを調節する構造にな
っている。尚、図中33は前記前側の支持枠14に構成
したユニバーサルマウント用枢着孔、34,34はマウ
ントプラグ嵌合孔である。
【0014】上記構成になる車両用前照灯は、図7
(a),(b)に示すように、ソレノイド22を「O
N」、「OFF」駆動して上側リフレクタ1と下側リフ
レクタ2を変位し、図8の(a)に示す「すれ違い走行
ビーム」と、(b)に示す「一般走行ビーム」の照射パ
ターンを得るように駆動するもので、次に両走行ビーム
の照射パターンについて説明する。
【0015】(1)すれ違い走行ビーム 「すれ違い走行ビーム」を選択した場合には、図7
(a)に示すように、上側リフレクタ1が後退位置し
て、該上側リフレクタ1の光軸Lvが中心軸CLと重な
ると共に、焦点F1が発光部Gの後方に位置するように
変位している。このとき下側リフレクタ2は、リフレク
タの基準線S位置(バルブ9からバルブ固定部=リフレ
クタの底部6までの距離)より2mm前方に変位してお
り、その焦点F2が発光部Gの前方に位置し、放物反射
鏡面11によって反射される光束は、図8(a)に示す
ように拡散した照射パターンB1を形成する。また、上
側リフレクタ1の放物反射鏡面10からの光束は、焦点
F1が発光部Gより後退変位をしているため、倒立の拡
散光束を照射するようになる。従って該光束によって形
成される照射パターンA1は、前記下側リフレクタ2の
放物反射鏡面11からの反射光束によって形成される照
射パターンB1と重なるようになり、傾斜分割スリット
4により非対向車線側に水平線Hから略15゜上方を照
射する部分を形成し、全体的に拡散した図8(a)に示
すようなすれ違い走行時として好ましい照射パターンを
形成する。
【0016】(2)一般走行ビーム 上記「すれ違い走行ビーム」から「一般走行ビーム」に
切り変える場合には、図7(b)に示すように、上側リ
フレクタ1を前進させると共に、下側リフレクタ2をリ
フレクタの基準線S位置より1mm前方位置まで後退変
位させる。この変位によって上側リフレクタ1の光軸L
vが中心軸CLより上方に変位dし、中心軸CL方向で
は焦点F1が発光部Gと重なると共に、下側リフレクタ
2はその焦点F2が発光部Gに重なる。従って、上側リ
フレクタ1の放物反射鏡面10によって反射される光束
は、図8(b)に示すように、焦点F1が発光部Gと重
なり、かつ光軸Lvが上方に変位cしているため、正立
した拡散しない平行光束を照射し、水平線Hより上方に
移動した高照度部の照射パターンA2を形成する。ま
た、下側リフレクタ2の放物反射鏡面11から反射され
る光束は、正立した拡散しない平行光束となって水平線
Hより下方に移動した低照度部の照射パターンB2を形
成する。
【0017】従って、上記下側リフレクタ2の照射パタ
ーンB2に上側リフレクタ1の放物反射鏡面10からの
反射光束による照射パターンA1を重ねると、図8
(b)に示すように、全体として一般走行時に好ましい
照射パターンを形成すると共に、下側リフレクタ2によ
る照射パターンB2の一部が上方へ反転するため、光束
の「割れた状態」の発生を防止し、車両前方への視認性
を向上する。
【0018】図9乃至図12は、本発明に係る車両用前
照灯の第二の実施例を示すものであり、上記第一の実施
例と異なる部分についてのみ説明する。
【0019】本実施例においては、上記底板12の下面
に突設した支持枠25,26間に架設する摺動軸27が
中心軸CLに対して略9゜、俯角方向に傾斜βするよう
に形成したものである。従って、ソレノイド22の「O
N」、「OFF」動作によって中心軸CL方向の変位す
ると共に、上下方向へも変位する。このとき下側リフレ
クタ2の中心軸CL方向の変位ストロークSfは、略1
mmであり、また上下方向の変位ストロークSvは略
0.5〜1.0mmである。
【0020】上記構成になる車両用前照灯による上側リ
フレクタ1と下側リフレクタ2の照射パターンを、図1
2の(a)に示す「一般走行ビーム」と(b)に示す
「すれ違い走行ビーム」の照射パターンに基いて説明す
る。
【0021】(1)すれ違い走行ビーム 「すれ違い走行ビーム」を選択した場合には、図11
(a)に示すように、上記第一の実施例と同様、上側リ
フレクタ1が後退位置して、該上側リフレクタ1の光軸
Lvが中心軸CLと重なると共に、焦点F1が発光部G
の後方に位置するように変位する。このとき下側リフレ
クタ2は、リフレクタの基準線S位置(バルブからバル
ブ固定部=リフレクタの底部までの距離)より2mm前
方に変位しており、その焦点F2が発光部Gの前方に位
置し、放物反射鏡面11によって反射される光束は、図
12(a)に示すように、拡散した照射パターンB1を
形成する。
【0022】また、上側リフレクタ1の放物反射鏡面1
0からの光束は、焦点F1が発光部Gより後退変位をし
ているため、倒立の拡散光束を照射するようになる。従
って、該光束によって形成される照射パターンA1は、
前記下側リフレクタ2の放物反射鏡面10からの反射光
束によって形成される照射パターンB1と重なるように
なり、傾斜分割スリット4により非対向車線側に水平線
Hから略15゜上方を照射する部分を形成し、全体的に
拡散した図12(a)に示すようなすれ違い走行時とし
て好ましい照射パターンを形成する。
【0023】(2)一般走行ビーム 上記「すれ違い走行ビーム」から「一般走行ビーム」に
切り変える場合には、図11(b)に示すように、上側
リフレクタ1を前進させると共に、下側リフレクタ2を
リフレクタのの基準線S位置より1mm前方位置まで後
退させると共に、上方へ略0.5〜1.0mm変位させ
る。この変位によって上側リフレクタ1の光軸Lvが中
心軸CLより上方に変位dし、中心軸CL方向では焦点
F1が発光部Gと重なると共に、下側リフレクタ2はそ
の焦点F2が発光部Gに重なる。従って、上側リフレク
ター1の放物反射鏡面10によって反射される光束は、
図12(b)に示すように、焦点F1が発光部Gと重な
り、かつ光軸Lvが上方に変位fしているため、正立し
た拡散しない平行光束を照射し、水平線Hより上方に移
動した高照度部の照射パターンA1を形成する。また、
下側リフレクタ2の放物反射鏡面11から反射される光
束は、光軸Lfが中心軸CLと重なり、焦点F2が後方
へ変位するため、正立した拡散しない平行光束となって
水平線Hより下方に移動した低照度部の照射パターンB
2を形成する。
【0024】従って、上記下側リフレクタ2の照射パタ
ーンB2に上側リフレクタ1の放物反射鏡面10からの
反射光束による照射パターンA2を重ねると、図12
(b)に示すように、非対向車線側に水平線Hから略1
5°上方を照射し、全体として一般走行時に好ましい照
射パターンを形成する。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る車両用前照灯は、以上のよ
うに構成したから、単光源のバルブを使用した灯具にお
いてリフレクタを上下に分割し、該バルブの発光部に対
して両リフレクタの放物反射鏡面の焦点位置を前後及び
上下方向に相対位置変位可能に枢設し、一般走行時とす
れ違い走行時にそれぞれ必要とする、光軸の周りの照度
配分及び左右方向の拡散状態を理想的に設計すると共
に、照射パターンの切替時にビームに割れた状態の発生
を防止し,好ましい照射パターンを形成することができ
る等の特徴を有するものであり、本発明実施により得ら
れる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用前照灯の原理を示す模式図
である。
【図2】本発明に係る車両用前照灯の第一の実施例を示
す正面図である。
【図3】同右側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】同背面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線断面図である。
【図7】(a)はすれ違い走行時のリフレクタと発光部
の関係を示す説明図、(b)は一般走行時のリフレクタ
と発光部の関係を示す説明図である。
【図8】(a)はすれ違い走行時の照射パターンを示す
説明図、(b)は一般走行時の照射パターンを示す説明
図である。
【図9】本発明に係る車両用前照灯の第二の実施例を示
す正面図である。
【図10】同右側面図である。
【図11】(a)はすれ違い走行時のリフレクタと発光
部の関係を示す説明図、(b)は一般走行時のリフレク
タと発光部の関係を示す説明図である。
【図12】(a)はすれ違い走行時の照射パターンを示
す説明図、(b)は一般走行時の照射パターンを示す説
明図である。
【図13】従来の単光源を使用したリフレクタ可動型車
両用前照灯を示す模式図である。
【図14】図13の車両用前照灯によるすれ違い走行時
(a)と一般走行時(b)の照射パターンの一例を示す
説明図である。
【図15】同じく、図13の車両用前照灯による改良し
たすれ違い走行時(a)と一般走行時(b)の照射パタ
ーンの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上側リフレクタ 2 下側リフレクタ 7 バルブソケット 9 バルブ 10,11 放物反射鏡面 12 底板 13,14 支持枠 15,27 摺動軸 16 天板 17,28 支持環 18 梃子桿 22 ソレノイド 23 駆動出力軸 25,26 支持枠 30 ストローク調整ネジ 31 初期位置調整ネジ 32 位置制御突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21V 7/16 F21V 14/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に分割した上側リフレクタ及び下側
    リフレクタの前方光軸上に単光源のバルブを設け 前記上側リフレクタの焦点が、前記バルブの発光部位置
    とその前後方向かつ上下方向へ変位し、下側リフレクタ
    の焦点が、前記バルブの発光部位置とその前後方向に変
    位するように、それぞれ摺動軸に対して摺動自在に軸設
    し、 前記上側リフレクタと下側リフレクタを、梃子棹で連結
    し、上側リフレクタと下側リフレクタとを同時に変位さ
    せる切替駆動機構により 上記発光部位置とその前後位置
    間を移動するように構成したことを特徴とする車両用前
    照灯。
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