JP3223751B2 - 放電灯を設けた自動車用前照灯 - Google Patents

放電灯を設けた自動車用前照灯

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JP3223751B2
JP3223751B2 JP08378495A JP8378495A JP3223751B2 JP 3223751 B2 JP3223751 B2 JP 3223751B2 JP 08378495 A JP08378495 A JP 08378495A JP 8378495 A JP8378495 A JP 8378495A JP 3223751 B2 JP3223751 B2 JP 3223751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源として放電灯が設
けられている自動車用の前照灯に関するものであって、
簡単な構造として単純な作動とによって、すれ違いビー
ムと走行ビームとが切り替えられるように改良した発明
である。
【0002】
【従来の技術】自動車用前照灯は、対向車が有る時に用
いるすれ違い配光パターンを形成するすれ違いビーム
と、対向車が無い時に用いる走行配光パターンを形成す
る走行ビームとの切り替え機能を必要とする。こうした
機能を果たすために各種の方式や機構が公用,公知であ
る。これらの方式を大別すると、すれ違いビーム専用の
前照灯2個と走行ビーム専用の前照灯2個とを1台の車
体に装着した4灯式と呼ばれる方式と、すれ違い・走行
の切替可能な前照灯2個を1台の車体に装着した2灯式
と呼ばれる方式とが有る。製造価格が安価であり、装着
スペースが小さくて済むという面では2灯式が有利であ
る。2灯式の中にも、すれ違い・走行の切替えを行なう
具体的な構造は多数知られており、例えばプロジェクタ
型前照灯の主要構成部材であるシェードを移動させる構
造も種々提案されている。また、1個の電球のガラス管
内に複数個のフィラメントやシェードを設けて、該複数
個のフィラメントの通電を切り替える技術も種々提案さ
れ、実用もされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】放電灯は、色調が白色
に近く、エネルギー効率が良いので、自動車用前照灯の
光源として使用するための研究が行なわれており、放電
灯特有の欠点(例えば紫外線による合成樹脂材料の劣化
や、高電圧における漏電など)も順次に改善されてい
る。そして、放電灯を光源として用いた前照灯において
すれ違いビームを形成する技術や走行ビームを形成する
技術も開発されている。しかし乍ら、放電灯を光源とし
て用いた2灯式の前照灯において、該放電灯の発光状態
を一定に保ったままで、光源以外の光学的部材を単純
に、かつ僅かな距離だけ動かして、すれ違いビーム・走
行ビームを有効に切り替える技術は未だ開発されていな
い。本発明は上述の事情に鑑みて為されたものであっ
て、放電灯を光源として設置した前照灯を適用の対象と
し、放電灯やレンズを移動させることなく、リフレクタ
の一部分を短距離(灯具の大きさにもよるが、概ね数ミ
リメートル程度)単純に動かすことによってすれ違い・
走行の切り替えを行ない得る自動車用前照灯を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、遮光ストライプ塗装を施された放電灯を
利用する。この種の放電灯は、例えばD2R型バルブと
して規格化され、量産されて市販されている公知の部材
であって、その入手に何らの困難は無い。図5は遮光ス
トライプ塗装を施された放電灯の1例としてのD2R型
バルブを説明するために示したものであって、(A)は
外観斜視図、(B)は遮光ストライプの作用を表す模式
図である。前記の目的(すれ違い・走行ビーム切替)を
達成するため本発明に係る自動車用前照灯の構成は、遮
光ストライプ塗装を施された放電灯の放電部が光軸上に
配設されており、上記放電部で発生するアークが光軸と
ほぼ同方向になっていて、かつ、回転放物面状のリフレ
クタを具備している自動車用の前照灯において、リフレ
クタの反射面に生じる遮光ストライプの影に沿って該リ
フレクタが上下に2分されており、2分されたリフレク
タの上半部が放電灯に対して相対的に動かないように設
置されるとともに、2分されたリフレクタの下半部は放
電灯に対して相対的に、光軸とほぼ平行な方向に移動せ
しめられるように構成されていて、上記リフレクタの下
半部が前照灯の投光方向に前進すると、該リフレクタ下
半部の焦点が前記のアークよりも前方に位置して、リフ
レクタ上半部の反射光束とリフレクタ下半部の反射光束
とが重畳されてすれ違いビームを形成し、前記リフレク
タの下半部が後退すると、該リフレクタ下半部の焦点が
前記アークの中央よりも後方寄りに位置して、リフレク
タ上半部の反射光束とリフレクタ下半部の反射光束とが
協働して走行ビームを形成するようになっていることを
特徴とする。
【0005】(図5(A)参照)このD2R型の放電灯
1は、ソケット1aに放電管1bが取り付けられてお
り、該放電灯1bを覆って外管1cが設置されるととも
に、該外管1cに遮光ストライプ塗装1dが施されてい
る。このD2R型の放電灯1をリフレクタに装着して矢
印b方向に見ると図5(B)のごとくであって、リフレ
クタ2の中央付近に放電灯1が位置している。この放電
灯1が発光するとリフレクタ2の反射面はその光を受け
るが、前記の遮光ストライプ塗装1dによって、影3
a,影3bが出来る。本発明は、上記の影3a,3bに
沿って切れ目を入れる。
【0006】すなわち、これら帯状の影3a,3bの真
中を通るように切れ目を入れて、リフレクタを2分割
し、リフレクタの下半部を光軸方向に(図5(B)にお
いて紙面と直角方向に)移動させる。
【0007】
【作用】前述の手段によると、リフレクタが上下に2分
割されていて、上半部は光源である放電灯に対して動か
ないので、該放電灯から出射してリフレクタの上半部で
反射される光束の光路は変化しない。変化せずに配光パ
ターンの下半部を照明する。そしてリフレクタの下半部
は光軸方向に前後進する。該下半部の前後進に伴って該
下半部の焦点位置も前後に移動する。リフレクタ下半部
が後退して、その焦点が光源であるアークの後寄りにな
ると、該アークから出射してリフレクタ下半部(後退位
置)で反射した光束は配光パターンの上半部を照明す
る。従って、配光パターンの下半部を照明するリフレク
タ上半部の反射光束と協働して走行ビームを形成する。
リフレクタの下半部が前進して、その焦点が光源である
アークの前方に位置すると、該アークから出射した光束
は焦点の後方の光源から出射した光束として作用し、反
射光束は光軸よりも下向きになる。このため、配光パタ
ーンの下半部を照明するリフレクタ上半部の反射光束と
重畳してすれ違いビームを形成する。前記のようにリフ
レクタを上下に分割する場合、別段の考慮を払わずに切
目を入れて分割すると、該切目の所がリフレクタとして
の無効部になったり、有害な迷光を生じたりする虞れ無
しとしないが、本発明においては入射光の存在しない影
の部分(遮光ストライプの影の部分)に反って切目を設
けてリフレクタを分割するので、何らの光損失や有害光
を生じない。本発明においては、リフレクタを上下に2
分割して、その下半部を光軸方向に前後進させるという
簡単な構成であるから製造コストが安価であり、リフレ
クタ下半部の前,後移動距離は放電灯のアーク長さと大
差の無い短距離であり、その移動の形態は旋回などを伴
わない単純な平行移動であるから、リフレクタ下半部の
移動を案内して駆動する機構の構成も安価であり、しか
も、簡単な構成と単純な作動との結果として、作動信頼
性が高く耐久性に優れている。
【0008】
【実施例】次に、図1ないし図4を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図2は本発明に係る放電灯
を設けた自動車用前照灯の1実施例を示し、(A)はリ
フレクタを抽出して描いた正面図、(B)は放電灯とリ
フレクタとを描いた斜視図である。本実施例のリフレク
タ4の中央部には放電灯取付孔4aが設けられている。
図示を省略するが、上記の放電灯取付孔4aに放電灯を
取り付けて発光させると、リフレクタ4の反射面が上記
放電灯からの出射光によって照らされる。そして、先に
図5(A)に示したような遮光ストライプ塗装を施され
た放電灯を用いると、図5(B)について説明した理由
によって、遮光ストライプの影3a,3bを生じる。上
記の影3a,3bは、放電管の遮光ストライプ塗装の幅
に対応する幅を有する帯状をなすので、その幅方向の中
央に位置せしめて切目4b,4cを入れ、このリフレク
タ4を上下に分割してリフレクタ下半部4dとリフレク
タ上半部4eとを構成する。ただし、切目を入れて分割
するという表現は、構造の理解に便なるごとく説明した
ものであって、本発明を実施する際に一体のリフレクタ
を成形して切断するという意味ではない。実際には、リ
フレクタ下半部4dとリフレクタ上半部4eとをそれぞ
れ別体に成形した後に組み立てることが望ましい。図3
は上記実施例の自動車用前照灯を、光軸を含む垂直面で
切断して描いた側面断面図である。自動車用前照灯は一
般に、その光軸方向を調整し得るように構成されている
が、本発明においては説明の便宜上、光軸が動かない場
合について、構造,機能を説明することにする。すなわ
ち、本図3に示した光軸Zが傾動される場合は、図示さ
れた構成部材の全部が該光軸Zと一緒に傾動する。放電
灯1は、その発光部であるアークaを光軸Z上に位置せ
しめるとともに、該アークaがZ軸方向となるように設
置されている。そして、リフレクタ上半部4eは上記放
電灯1に対して相対的に固定されている。一方、リフレ
クタ下半部は、その光軸を図示の矢印Zと一致せしめつ
つ、図の左右方向に前,後進できるようになっている。
すなわち、前記のリフレクタ上半部4eに対しブラケッ
ト9を介して固定的に設置されているリフレクタ駆動用
のソレノイドコイル5によって、リフレクタ下半部・前
進位置4d1とリフレクタ下半部・後退位置4d2との間
を往復平行移動せしめられる。
【0009】図3について以上に説明した構成により、
リフレクタ上半部4eの焦点位置は放電灯1のアークa
の位置に対して相対的に固定されいて移動しない。そし
てリフレクタ下半部の焦点位置は放電灯のアークaの位
置に対して相対的に図の左右方向に移動する。従って、
リフレクタ下半部の焦点位置に対するアークaの位置が
前,後に移動したのと同様の現象を生じ、反射光のパタ
ーンが変わる。図4は上記実施例において光軸Z上に位
置する放電灯のアークと、リフレクタ上半部の焦点位置
と、リフレクタ下半部が前進したときの焦点位置と、該
リフレクタ下半部が後退したときの焦点位置とを描くと
ともに、これらの関係寸法を付記した図表である。本図
4に示した矢印Zは光軸であって、矢印は当該自動車用
前照灯の投光方向を向いている。本発明における前,後
の呼称は、投光方向を前とし、その反対方向を後とす
る。上記光軸Zの上に、該光軸Zと同方向に、放電管の
アークaが位置している。図示の寸法L1はアークの長
さを表わし、本実施例においては4.2mmである。リ
フレクタ上半部の焦点位置Fuは上記のアークaに対し
て固定点であり、アークaの後端から後方に距離L2
点に在る。本実施例における上記の距離L2の実寸は
2.5mmである。図示の点Fd1は、リフレクタ下半
部が前進したときの該リフレクタ下半部の焦点位置であ
って、アークaの前端よりも距離L4だけ前方に位置し
ている。本実施例における上記の距離L4の実寸は2.
5mmである。そして、該リフレクタ下半部が後退する
と、その焦点位置は図示の点Fd2に移動する。この点
Fd2はアークaの後端よりも距離L3だけ前方に位置し
ており、該距離L3の実寸は0.8mmである。従っ
て、リフレクタ下半部の前,後進移動距離L5は、 L5=L4+L1−L3 となり、本実施例における上記の移動距離L5の実寸は
5.9mmである。
【0010】回転放物面状リフレクタの焦点位置から出
射して該放物面状リフレクタで反射された光は光軸と平
行に進行するが、本図4に示されたように光源であるア
ークaと焦点位置とが前後方向にずれているため、リフ
レクタ下半部が前進した場合と後退した場合とのそれぞ
れにおいて、次のような配光パターンが出来る。図1は
本発明に係る放電灯を設けた自動車用前照灯の1実施例
におけるリフレクタ下半部の前,後進に伴う配光パター
ンの変化を説明するために示したものであって、(A−
1)はリフレクタ下半部後退時の模式的な断面側面図、
(A−2)はリフレクタ下半部後退時の配光パターン図
表、(B−1)はリフレクタ下半部前進時の模式的な断
面側面図、(B−2)はリフレクタ下半部前進時の配光
パターン図表である。本図1(A−1)に示すように、
リフレクタ上半部4eの焦点Fuは光源であるアークa
よりも後方に位置している。すなわち、アークaは回転
放物面状のリフレクタ上半部4eの焦点Fuよりも前方
に位置している。いま仮に、リフレクタ上半部の焦点位
置Fuから回転放物面状のリフレクタ上半部4e上の点
pに入射した光束を考えると、矢印cのように光軸Zと
平行に反射されるが、アークaは上記の焦点位置Fuよ
りも前方に位置しているので、該アークaから出射して
前記の点pに入射した光束は矢印dのように光軸Zより
も下方に向けて反射される。
【0011】当該自動車用前照灯を、光軸Zが水平とな
るように支持して、その前方数十メートルに設置したス
クリーンを照明すると、リフレクタ上半部からの反射光
束は本図1(A−2)に符号6で示したように、ほぼ水
平線H−Hの下方を照明する。詳しくは、対向車線側
(本例においては垂直線V−Vの右側)では水平線H−
Hの上方にはハミ出さず、自己車線側(左側)では若干
水平線H−Hの上方を照明しカットラインCutを形成
している。
【0012】前記の図1(A−1)の状態で、リフレク
タ下半部は後退位置4d2となり、その焦点は図示の点
Fd2に位置している。すなわち、リフレクタ下半部に
ついて見ると、光源であるアークaはほぼ焦点Fd2
近に有り、該焦点Fd2を含んでおり、該アークaの大
半の部分は焦点Fd2よりも前寄りに位置し、該アーク
aの一部分は焦点Fd2の後方に位置している。アーク
aの内、焦点Fd2付近から出射した光束は光軸Zと平
行に反射される。光軸Zと平行な反射光がスクリーンに
達すると、(A−2)図の中央の点O付近を照明する。
そして、アークaの内、焦点Fd2よりも前側に位置す
る大部分から出射してリフレクタ下半部・後退位置4d
2で反射された光束は、光軸Zよりも上向きに反射され
る。上記上向きの反射光がスクリーンに到達すると(A
−2)図に符号7で示したように、H−Hラインの上方
を照明する。このようにして、リフレクタ上半部の配光
エリア6と、リフレクタ下半部・後退時配光エリアとが
補完し合って走行用配光パターンが(A−2)図のごと
く形成される。
【0013】次に、リフレクタ下半部が後退した状態に
ついて、(B−1)図を参照して考察する。リフレクタ
下半部が後退してもリフレクタ上半部4eは移動しない
ので、その焦点Fuはアークaの後方に位置している。
このため、(B−2)図に示したリフレクタ上半部配光
エリア6は、先に(A−2)図について説明したリフレ
クタ上半部配光エリア6と同様である。すなわち、対向
車線側(右側)はH−Hラインよりも上方にハミ出さ
ず、自己車線側(左側)はH−Hラインの上方に張り出
してカットラインCutでカットされ、すれ違い配光パ
ターンを形成するに適したようになっている。ただし、
(B−2)図に示しているのはリフレクタによる反射光
束を調光することなく、直接にスクリーンを照射したと
きのパターンであって、実際にはこのパターンがプリズ
ムレンズで左右方向に拡散されて所望の配光パターンに
整えられる。しかし、所望の配光パターンとなるように
プリズムレンズで調光するためには、リフレクタによる
反射ビームが調光に適した特性になっていることを必要
とする。こうした意味で、リフレクタ上半部配光エリア
6は、所望のすれ違い配光パターンに調光するに適した
特性を示している。そして、リフレクタ下半部が前進位
置4d1になっている(B−1)図においては、リフレ
クタ下半部・前進時焦点位置Fd1がアークaの前方に
位置している。すなわち、リフレクタ下半部について考
察すると、光源であるアークaが焦点の後方に位置して
いる。いま仮に、焦点Fd1から出射してリフレクタ下
半部上の1点qで反射する光束を考えると、矢印eのよ
うに光軸Zと平行になる。そして、上記の焦点Fd1
りも後方に位置するアークaから出射して上記の点qで
反射した光束は矢印fのように、光軸Zよりも下向きに
なる。この下向き加減の反射光束はスクリーンの上で、
(B−2)図に符号8で示したリフレクタ下半部・前進
時配光エリアのようにH−Hラインから離間して下方を
照射し、前述したリフレクタ上半部配光エリア6と重畳
する。先に述べたように、リフレクタ上半部配光エリア
6の輪郭は、プリズムレンズで左右に拡散して調光する
と好適なすれ違い配光パターンが得られる形状である。
【0014】こうしたリフレクタ上半部配光エリアの上
に、リフレクタ下半部・前進時配光エリアが(B−2)
図のように重畳されると、照明エリアの中央部照度が上
昇して、いっそう運転し易い配光パターンとなり、しか
も、H−Hラインの下方を増光するので対向車に眩惑を
与える虞れが無い。こうした作用は、図4について説明
したようにリフレクタ下半部を前,後進させることによ
って行なわれ、しかもその移動距離は、例えば5.9m
mというように僅少である。その上、リフレクタ下半部
の移動は単純な往復平行移動であって、旋回などを伴わ
ず、かつ、前進位置と後退位置とが位置決めされれば足
り、ファインコントロールを要しないので、例えば図3
の実施例のように安価な駆動ソレノイドコイル5によっ
て駆動すれば足り、かつ作動信頼性が高く、耐久性も優
れた構成とすることが容易であり、生産性も良い。
【0015】
【発明の効果】本発明を適用すると、リフレクタが上下
に2分割されていて、上半部は光源である放電灯に対し
て動かないので、該放電灯から出射してリフレクタの上
半部で反射される光束の光路は変化しない。変化せずに
配光パターンの下半部を照明する。そしてリフレクタの
下半部は光軸方向に前後進する。該下半部の前後進に伴
って該下半部の焦点位置も前後に移動する。リフレクタ
下半部が後退して、その焦点が光源であるアークの後寄
りになると、該アークから出射してリフレクタ下半部
(後退位置)で反射した光束は配光パターンの上半部を
照明する。従って、配光パターンの下半部を照明するリ
フレクタ上半部の反射光束と協働して走行ビームを形成
する。リフレクタの下半部が前進して、その焦点が光源
であるアークの前方に位置すると、該アークから出射し
た光束は焦点の後方の光源から出射した光束として作用
し、反射光束は光軸よりも下向きになる。このため、配
光パターンの下半部を照明するリフレクタ上半部の反射
光束と重畳してすれ違いビームを形成する。前記のよう
にリフレクタを上下に分割する場合、別段の考慮を払わ
ずに切目を入れて分割すると、該切目の所がリフレクタ
としての無効部になったり、有害な迷光を生じたりする
虞れ無しとしないが、本発明においては入射光の存在し
ない影の部分(遮光ストライプの影の部分)に沿って切
目を設けてリフレクタを分割するので、何らの光損失や
有害光を生じない。本発明においては、リフレクタを上
下に2分割して、その下半部を光軸方向に前後進させる
という簡単な構成であるから製造コストが安価であり、
リフレクタ下半部の前,後移動距離は放電灯のアーク長
さと大差の無い短距離であり、その移動の形態は旋回な
どを伴わない単純な平行移動であるから、リフレクタ下
半部の移動を案内して駆動する機構の構成も安価であ
り、しかも、簡単な構成と単純な作動との結果として、
作動信頼性が高く耐久性に優れているという優れた実用
的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯を設けた自動車用前照灯の
1実施例におけるリフレクタ下半部の前,後進に伴う配
光パターンの変化を説明するために示したものであっ
て、(A−1)はリフレクタ下半部後退時の模式的な断
面側面図、(A−2)はリフレクタ下半部後退時の配光
パターン図表、(B−1)はリフレクタ下半部前進時の
模式的な断面側面図、(B−2)はリフレクタ下半部前
進時の配光パターン図表である。
【図2】本発明に係る放電灯を設けた自動車用前照灯の
1実施例を示し、(A)はリフレクタを抽出して描いた
正面図、(B)は放電灯とリフレクタとを描いた斜視図
である。
【図3】上記実施例の自動車用前照灯を、光軸を含む垂
直面で切断して描いた側面断面図である。
【図4】上記実施例において光軸Z上に位置する放電灯
のアークと、リフレクタ上半部の焦点位置と、リフレク
タ下半部が前進したときの焦点位置と、該リフレクタ下
半部が後退したときの焦点位置とを描くとともに、これ
らの関係寸法を付記した図表である。
【図5】遮光ストライプ塗装を施された放電灯の1例と
してのD2R型バルブを説明するために示したものであ
って、(A)は外観斜視図、(B)は遮光ストライプの
作用を表す模式図である。
【符号の説明】
1…放電灯、1a…ソケット、1b…放電管、1c…外
管、1d…遮光ストライプ塗装、2…リフレクタ、3
a,3b…遮光ストライプの影、4…リフレクタ、4a
…放電灯取付孔、4b,4c…切目、4d…リフレクタ
下半部、4d1…リフレクタ下半部・前進位置、、4d2
…リフレクタ下半部・後退位置、4e…リフレクタ上半
部、5…リフレクタ駆動ソレノイドコイル、6…リフレ
クタ上半部配光エリア、7…リフレクタ下半部・後退時
配光エリア、8…リフレクタ下半部・前進時配光エリ
ア、a…放電管に発生するアーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21V 7/16 F21V 14/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光ストライプ塗装を施された放電灯の
    放電部が光軸上に配設されており、上記放電部で発生す
    るアークが光軸とほぼ同方向になっていて、かつ、回転
    放物面状のリフレクタを具備している自動車用の前照灯
    において、 リフレクタの反射面に生じる遮光ストライプの影に沿っ
    て該リフレクタが上下に2分されており、 2分されたリフレクタの上半部が放電灯に対して相対的
    に動かないように設置されるとともに、2分されたリフ
    レクタの下半部は放電灯に対して相対的に、光軸とほぼ
    平行な方向に移動せしめられるように構成されていて、 上記リフレクタの下半部が前照灯の投光方向に前進する
    と、該リフレクタ下半部の焦点が前記のアークよりも前
    方に位置して、リフレクタ上半部の反射光束とリフレク
    タ下半部の反射光束とが重畳されてすれ違いビームを形
    成し、 前記リフレクタの下半部が後退すると、該リフレクタ下
    半部の焦点が前記アークの中央部よりも後方寄りに位置
    して、リフレクタ上半部の反射光束とリフレクタ下半部
    の反射光束とが協働して走行ビームを形成するようにな
    っていることを特徴とする、放電灯を設けた自動車用前
    照灯。
JP08378495A 1995-04-10 1995-04-10 放電灯を設けた自動車用前照灯 Expired - Fee Related JP3223751B2 (ja)

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