JP2527104Y2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JP2527104Y2
JP2527104Y2 JP1990034039U JP3403990U JP2527104Y2 JP 2527104 Y2 JP2527104 Y2 JP 2527104Y2 JP 1990034039 U JP1990034039 U JP 1990034039U JP 3403990 U JP3403990 U JP 3403990U JP 2527104 Y2 JP2527104 Y2 JP 2527104Y2
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JP
Japan
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lamp body
lens
front opening
bulb
lamp
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友一 村上
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、クリアランスランプ、ターンシグナルラン
プ等に適用して好適な車輌用灯具に関するものである。
[従来の技術] 一般に、前照灯装置に隣接して並列配置されるクリア
ランスランプ、ターンシグナルランプ等の車輌用灯具に
あっては、第5図および第6図に示すようにレンズ1の
内面に多数の魚眼レンズステップ2を密集配列させて形
成するか、あるいは灯具ボディの前面開口部をアウター
レンズで覆い、その内側にインナーレンズを配置した二
重レンズ構造を採用し、そのアウターレンズの内面に縦
方向のシリンドリカルレンズステップを、インナーレン
ズに横方向のシリンドリカルレンズステップをそれぞれ
形成していた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の車輌用灯具において
は、特に前者の魚眼レンズステップを形成したレンズに
あっては金型製作が面倒で、コスト高となり、後者はレ
ンズを2つ必要とするため、部品点数および組立工数が
増加し、製造コストが嵩むという欠点があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、魚眼
レンズを形成したり二重レンズ構造とすることなくバル
ブから出た光を上下方向にも左右方向にもコントロール
することができるようにした安価な車輌用灯具を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するため、バルブを収納する
灯具ボディと、この灯具ボディの前面開口部を覆うレン
ズとを備え、前記レンズの内面に軸線が垂直な多数のシ
リンドリカルレンズステップを左右方向に密接して形成
し、前記バルブをそのフィラメントが前記シリンドリカ
ルレンズステップの軸線と平行になるように配置し、前
記灯具ボディの内面上部を前記前面開口部に近づくにし
たがって上方に湾曲する反射面に形成するとともに、前
記前面開口部の上端を下端より前方へ突出させたもので
ある。
[作用] 本考案において、シリンドリカルレンズステップはバ
ルブから出た光を、該ステップの軸線(長手)方向と直
交する方向に拡散させる。バルブフィラメントは軸線が
シリンドリカルレンズステップの軸線と一致すること
で、その全長を利用して光を前記シリンドリカルレンズ
ステップの軸線方向に拡散する。すなわち、フィラメン
トの長手方向にずれた各点から出て灯具ボディ内面のあ
る一つの点に当たって反射した各光は、入、反射角の相
違により、シリンドリカルレンズステップの軸線方向に
拡散される。反射面は灯具ボディの前面開口部にいたる
にしたがい上方に湾曲しているので、垂直方向の光の拡
散がより広範囲になる。
また、灯具ボディの前面開口部は上端が下端より前方
に突出しているので、灯具ボディの内面上部が前面開口
部に近づくにしたがって上方に湾曲していることと相俟
って前面開口部の面積を拡大させる。このため、上下方
向(特に、上方)への光の拡散範囲が一層拡大する。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本考案に係る車輌用灯具をターンシグナルラ
ンプに適用した場合の一実施例を示す一部破断正面図、
第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は第1図のIII
-III線断面図、第4図はレンズの要部斜視図である。こ
れらの図において、ターンシグナルランプ10は、横長箱
型に形成され前面が開放する樹脂製の灯具ボディ11を備
えている。
前記灯具ボディ11は背面部が後方に凸となる放物面状
に形成されて、後頂部にバルブ挿通孔12が開設され、内
面全体がアルミニウムの蒸着等によって反射面13を形成
している。この反射面13は、第3図に示すように、灯具
ボディ11の前面開口部に近づくにしたがって上方に湾曲
する反射面とされる。また、灯具ボディ11の前面開口部
は、第3図に示すようにその上端側が下端側より前方に
突出するとともに、前方に開放する環状のシール溝14が
全周に亙って形成され、さらに内面適宜箇所には灯具ボ
ディ11の内外を連通させる空気抜き孔15が形成されてい
る。このように、灯具ボデイ11の反射面13を灯具ボディ
11の前面開口部に近づくにしたがって上方に湾曲する反
射面に形成するとともに、前記前面開口部の上端を下端
より前方へ突出させておくと、反射面を形成せずまた上
端を突出させない場合、反射面を形成せず上端を下端よ
り前方へ突出させた場合、および反射面を形成し上端を
前方へ突出させない場合に比べて、前面開口部の開口面
積を大きくすることができる。前記空気抜き孔15の外側
開口部にはカバーチューブ16の一端が接続され、このカ
バーチューブ16の他端は雨水、埃等の進入を防止するた
め下方に折り曲げられている。
17は前記灯具ボディ11の前面開口部を塞ぐレンズで、
このレンズ17はその内面周縁部に後方に向かって一体に
突設された周壁部18を有し、この周壁部18が前記シール
溝14内に挿入され、且つ接着剤19によって固着されてい
る。また、レンズ17の内面には縦方向に長い多数のシリ
ンドリカル(かまぼこ型)レンズステップ20が横方向に
密接して並列形成されている。シリンドリカルレンズス
テップ20は断面形状が半円形で、例えば5mmのピッチで
形成されている。
21は前記灯具ボディ11のバルブ挿通孔12より該車輌用
灯具ボディ11内にソケット22を介して挿入配置されたバ
ルブで、このバルブ21はそのフィラメント23をシリンド
リカルレンズステップ20と平行になるよう縦にして、す
なわちフィラメント23の軸線方向が前記シリンドリカル
レンズステップ20の軸線方向と一致するように組み込ま
れている。
なお、24A、24Bはフィラメント23の両端を支持するス
テム、25はターンシグナルランプ10が取り付けられるバ
ンパ、26は灯具ボディ11をバンパ25に固定するスタッド
ボルト、27はナット、28はコードである。
かくしてこのような構成からなるターンシグナルラン
プ10にあっては、バルブ21から出た光を左右方向と上下
方向に拡散させることができる。すなわち、バルブ21の
フィラメント23のある任意の点Q1(第2図)から左右
方向に出た光のうち、灯具ボディ11の放物反射面13上の
前後方向にずれた点P1、P2、P3に当たって光軸と平
行な平行光束となった光L1、L2、L3は、シリンドリ
カルレンズステップ20を透過する際、左右方向に屈折し
て拡散される。一方、フィラメント23の縦方向にずれた
点Q1、Q2、Q3(第3図)から上下方向に出た光のう
ち、灯具ボディ11の放物反射面13上の一点P4に当たっ
て反射した光L4、L5、L6は、光軸に対して上下方向
に拡散され、レンズ17を透過する。また、フィラメント
23は縦方向に長いため、上下方向へ広範囲に亙って拡散
する。この時、光L4、L5、L6はシリンドリカルレン
ズステップ20によって左右方向に屈折する。また、反射
面13の前端部は上方に湾曲しているので、バルブ21から
出た光を垂直方向に拡散する。
また、灯具ボデイ11の反射面13を灯具ボディ11の前面
開口部に近づくにしたがって上方に湾曲する反射面に形
成するとともに、前記前面開口部の上端を下端より前方
へ突出させておくと、上記した通り前面開口部の開口面
積をより一層大きくすることができるので、上下方向
(特に、上方)への光が拡散範囲が拡大し、照明効果を
向上させる。
したがって、魚眼レンズや二重レンズ構造を採用する
必要がなく、光の上下、左右方向のコントロールが容易
である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る車輌用灯具は、レン
ズ内面に軸線が垂直な多数のシリンドリカルレンズステ
ップを左右方向に密接して形成し、バルブフィラメント
をシリンドリカルレンズステップと平行になるように配
置し、前記灯具ボディの内面上部を前記前面開口部に近
づくにしたがって上方に湾曲する反射面に形成するとと
もに、前記前面開口部の上端を下端より前方へ突出させ
たので、構造簡易にして灯具ボディの前面開口部の開口
面積が拡大し、光の拡散範囲を拡大することができる。
したがって、魚眼レンズや二重レンズを用いることなく
バルブから出た光をシリンドリカルレンズステップの長
手方向と、これと直交する方向に効果的に拡散すること
ができ、灯具としての配光性の向上を図ることができる
ので、その実用的効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車輌用灯具をターンシグナルラン
プに適用した場合の一実施例を示す一部破断断面図、第
2図は第1図のII-II線断面図、第3図は第1図のIII-I
II線断面図、第4図はレンズの要部斜視図、第5図は従
来の車輌用灯具の正面図、第6図はレンズの一部破断斜
視図である。 11……灯具ボディ、17……レンズ、20……シリンドリカ
ルレンズステップ、21……バルブ、23……フィラメン
ト、24A、24B……ステム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブを収納する灯具ボディと、この灯具
    ボディの前面開口部を覆うレンズとを備え、前記レンズ
    の内面に軸線が垂直な多数のシリンドリカルレンズステ
    ップを左右方向に密接して形成し、前記バルブをそのフ
    ィラメントが前記シリンドリカルレンズステップの軸線
    と平行になるように配置し、前記灯具ボディの内面上部
    を前記前面開口部に近づくにしたがって上方に湾曲する
    反射面に形成するとともに、前記前面開口部の上端を下
    端より前方へ突出させたことを特徴とする車輌用灯具。
JP1990034039U 1990-03-30 1990-03-30 車輌用灯具 Expired - Lifetime JP2527104Y2 (ja)

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