JPH0541453Y2 - - Google Patents

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JPH0541453Y2
JPH0541453Y2 JP10320389U JP10320389U JPH0541453Y2 JP H0541453 Y2 JPH0541453 Y2 JP H0541453Y2 JP 10320389 U JP10320389 U JP 10320389U JP 10320389 U JP10320389 U JP 10320389U JP H0541453 Y2 JPH0541453 Y2 JP H0541453Y2
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hole
lamp
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valve
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用灯具における防水構造に係
り、特に灯具内の空気の流通を確保するための空
気孔において灯具内への水の侵入を確実に防止す
ることのできる防水構造に関する。
〔従来技術〕
この種の防水構造としては、特開昭57−148804
号がある。これは第7図に示されるように、灯具
ボデイ2に形成された透孔3を取り囲んで筒状の
突出部4が形成され、この突出部4にキヤツプ5
が装着され、キヤツプ5内には、灯具内外の空気
の流通を確保するための連通孔6が形成された構
造となつている。この連通孔6は迷路状となつて
おり、外部から灯具内に水が侵入することを防い
でいる。さらに外部からの水が連通孔6内に侵入
しにくくするために、連通孔6の開口端6aをキ
ヤツプ5の後方や側方や下方(前記公報の実施例
の中には連通孔が側方や下方に開口する例も開示
されている)に向けて形成するようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし前記した従来技術では、上方から水の侵
入防止という点においては有効であるが、側方や
下方からの水の侵入を阻止する上では問題があつ
た。即ち、洗車時には、種々の方向から水が飛来
し、上方からは勿論、後方や側方、時には下方か
らも水が飛来し、この開口端6aから連通孔6内
に侵入した水が灯具ボデイ内に侵入することがあ
るという問題があつた。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、その目的は如何なる方向から飛来する水
に対しても有効である自動車用灯具における防水
構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る自動
車用灯具における防水構造おいては、灯具ボデイ
の所定位置に透光を形成し、この透孔を取り囲ん
で外方に突出する筒状突出部を灯具ボデイと一体
に形成し、この筒状突出部突出端にキヤツプを装
着して、筒状突出部内に前記透孔を外部に連通さ
せる迷路状の連通孔を形成した自動車用灯具にお
ける防水構造において、前記筒状突出部を、突出
端部を下方に延出させたL字型とされるととも
に、前記連通孔の開口端を、連通孔内部より縮径
して灯具ボデイの透孔形成面に対峙する位置に形
成するようにしたものである。
〔作用〕
連通孔の開口端は筒状突出部の下方位置におい
て透孔形成面に対峙しており、上方、後方、側方
及び下方等の如何なる方向からの水の飛来に対し
ても有効にこれを阻止する。即ち、何れの方向か
ら水が飛来しても、連通孔の開口端には水が到達
しにくく、飛来した水が直接開口端に侵入するこ
とはない。しかも連通孔開口端は連通孔内部より
縮径しており、それだけ水の侵入を抑制する。さ
らに連通孔の迷路構造が透孔内への水の侵入を阻
止する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図はテール&ストツプランプとクリアラ
ンスランプとが一体化されたリヤコンビネーシヨ
ンランプの水平断面図であり、第2図はランプの
空気孔形成部の分解斜視図、第3図は空気孔形成
部の一部を構成するバツクカバー側突出部の一部
破断斜視図、第4図は空気孔形成部の縦断面図、
第5図はバルブ支持部の斜視図、第6図はバルブ
支持部の断面図である。
これらの図において、第1図に示すコンビネー
シヨンランプは、符号8で示すテール&ストツプ
ランプと符号9で示すクリアランスランプとが一
体化されたものである。そして符号10は背面部
の開口された容器状の灯具ボデイで、灯具ボデイ
10の背面開口部にはバルブ50,50A,50
Bの装着された灯具ボデイの一部であるバツクカ
バー14が凹凸ランス係合により取着一体化され
ている。凹凸ランス係合部16は、左右方向両側
に設けられており、バツクカバー側の係合突起1
6aと灯具ボデイ10側の係合凹部16bによつ
て構成されている。一方、灯具ボデイ10の前面
開口部には、シール溝11が形成されており、シ
ール溝11には前面レンズ18がシール脚19を
係合させて組み付けられている。前面レンズ18
は、それぞれのランプの機能色(テール&ストツ
プランプは赤色、クリアランスランプは白色)を
帯びたレンズ18A,18Bが一体化された構造
となつている。
バツクカバー14の所定位置には小さな透孔2
2が形成され、そしてこの透孔22を取り囲んで
水平に延びる外方筒状突出部24が形成され、突
出部24の先端開口部にはキヤツプ30が取着さ
れている。突出部24は、先端側略半分の領域2
4aでは円筒形状であるが、付根側の略半分の領
域24bでは下側部が略半分にわたつて切り欠か
れた半円筒形状とされており、突出部24は突出
端部を下方に延出した略L字型となつている。そ
して突出部先端側の円筒領域24aの内部には、
先端部がキヤツプ30に当接状態となつて突出部
24内を上室Bと下室Cに分離する仕切壁26が
形成されている。仕切壁26の突出端部には半円
形状の切欠27が形成されており、仕切壁26で
仕切られた突出部内(上室Bと、下室C)を連絡
している。突出部付根側の半円筒領域下側壁24
b2につながる円筒領域24aの底面壁24a1には
下室Cに連通する小孔28が形成されている。即
ち、突出部24内には、上室B、切欠27、下室
Cおよび小孔28からなり、透孔22を外部に連
通させるコの字状に延びる連通孔36が形成され
ており、透孔22と連通孔36によつてランプ内
の空気の循環を図る空気孔が構成されている。
透孔22は突出部24の上側壁24b1(第4図
参照)に接近した位置に形成されており、突出部
の下側壁24b2の内面24b3との間に段差23a
が形成されている。また仕切壁26は突出部の半
円筒領域下側壁24b2より下方位置に形成されて
おり、下側壁内側24b3と仕切壁上面26aとの
間にも段差23bが形成されている。したがつて
たとえ外部から連通孔36の上室B内に水が侵入
したとしても、侵入した水は段差23b,23a
があるため透孔22内には侵入しにくい構造とな
つている。またキヤツプ30は外フランジ部31
の周設されたゴムや合成樹脂等からなる蓋体で、
外フランジ部31を突出部24の先端開口部周縁
に形成されている内フランジ部25に係合させ、
必要に応じ接着剤を介して固着するようになつて
いる。そしてキヤツプ30を突出部先端開口部に
取着させた状態では、キヤツプの外フランジ部3
1と突出部先端部とは、第4図に示されるうよう
に面一状態となつており、キヤツプ30が他部材
と接触や干渉等して外れるおそがない。
また、バツクカバー14の透孔22形成面と突
出部の円筒領域24aの底面壁24a1との間には
隙間Sが形成されており、小孔28は連通孔36
の下室Cの横断面積より小さい大きさで、この隙
間Sに向かつて、しかもバツクカバー14の透孔
形成面に対向して開口されている。従つて上方か
飛来する水に対しては勿論のこと、左右の側方、
或いは下方から飛来する水に対しても侵入しにく
い開口部配置となつている。またこの小孔28は
円筒領域の下側壁24a2(第4図参照)に接近し
た位置に形成されており、矢印A1のように下方
から水が隙間Sに侵入したとしても、水は矢印
A2のように反転されるので、小孔28から連通
孔36内に水が侵入することがない。またたとえ
矢印A3のように小孔28から水が下室Cに侵入
したとしても、小孔28は連通孔36の最下部位
置に形成されており、水は小孔28から外に流れ
出てしまう。
このように本実施例では、内部に仕切壁26の
形成された筒形状の突出部24と、この突出部2
4の先端開口部に取着されたキヤツプ30とによ
つて、突出部24内に迷路状の連通孔36が形成
されており、ランプ内はこの連通孔36を介して
外気との流通が確保されるとともに、外部からラ
ンプ内への水の侵入が阻止されるようになつてい
る。
また突出部24の円筒状領域24aの下側壁2
4a2には、下方に延びる延出部38が形成されて
おり、連通孔36の開口端である小孔28近傍領
域に向かう水(第4図矢印A4参照)をカツトす
る働きがある。
なお突出部24は、バツクカバー14と一体成
形により成形され、バツクカバー14と円筒状領
域24a間の隙間Sを形成するにはスライド金型
を用いる。
なお前記した実施例では、灯具ボデイの一部で
あるバツクカバー14に空気孔を形成する場合に
ついて説明したが、灯具ボデイ10に空気孔を形
成する場合も同様である。
第5図及び第6図において、符号40は、バツ
クカバー14内側においてバルブ50Aのソケツ
ト部52の外径より僅かに小さい距離だけ隔てて
対向して突出形成されたブラケツトで、バルブ5
0Aはこの対向するブラケツト40,40に挟持
されて固定支持されている。
一対のブラケツト40の対向面には、それぞれ
対向するリブ42,44が突設されており、バル
ブソケツト部52の外周面には、前記リブ42,
44とそれぞれ係合する係合凹部54、Jスロツ
ト56が形成されている。また対向ブラケツト4
0,40間のバツクカバー14にはソケツト支持
部46が突出形成されている。このソケツト支持
部46は断面L字型(第1図参照)とされて、バ
ルブ担持面領域にはバルブソケツト部52を押圧
するばね作用がある。従つてバルブソケツト部5
2の後端部を押圧付勢してJスロツト56のスロ
ツト拡径部57にリブ44を弾性的に係合支持す
る働きがある。またソケツト支持部46の担持面
47はバルブソケツト部52の外周面に整合する
円弧面とされている。そしてバルブソケツト部側
の係合凹部54がリブ42に、Jスロツト56の
拡径部57がリブ44にそれぞれ係合するととも
に、ソケツト部52がソケツト支持部46の担持
面47に当接状態となつてバルブ50Aの位置決
めがされる。なお符号L1で示すリブ42,44
の配設方向、及びソケツト支持部の担持面47の
傾斜方向は、バルブ50の配設方向L2に応じて
設定してやればよい。
またバルブを装着する手順の一例としては、対
向ブラケツト40,40間にソケツト部52を後
端部から挿し込み、Jスロツト56の端部56a
をリブ44に合わせて、リブ44がJスイロツト
56の付根位置となる位置までバルブ50を挿入
する。ソケツト支持部46のばね作用によりリブ
44はスロツト拡径部57に弾性的に支持されて
バルブ50Aが抜け止めされる。次いでリブ44
とスロツト拡径部57を中心としてバルブ50A
をバツクカバー14側に回動させ、リブ42と係
合凹部54とをパツチン係合させる。一方、バル
ブ50Aを外すときには、装着時とは逆の動作を
行なえばよい。即ち、リブ44を中心としてバル
ブ球部がバツクカバー14から離れる方向にバル
ブ50Aを回動し、係合凹部54をリブ42から
無理抜きする。次いでソケツト部52を軸回りに
回動して、リブ44をJスロツト56のスロツト
拡径部57から直線部に移動させれば、ソケツト
支持部のばね作用も働いてバルブ50Aを簡単に
抜き出すことができる。
このように本実施例では、バルブ50Aの着脱
をワンタツチで行なうことができ、バルブの交換
作業に特に便利である。
なおクリアランスランプ側のバルブ50Bの装
着部の構造も、バルブ配設方向が上下方向である
点を除いてテール&ストツプランプランプ側のバ
ルブ50Aの装着部の構造と同一であり、その重
複した説明は省略する。
なお前記した実施例では、バルブソケツト部5
2とこのソケツト部52を挟持するブラケツト4
0間の係合を、突出リブ42,44と係合凹部5
4、Jスロツト56によつて構成しているが、凹
凸係合構造であればこれに限定されるものではな
く、さらにソケツト部とブラケツト部の何れの側
に凸部または凹部を形成するものであつてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係る
自動車用灯具における防水構造においては、灯具
ボデイの透孔と突出部内の連通孔によつて構成さ
れた空気孔を介して等具内の通気が確保されると
ともに、上方、後方、側方及び下方等の如何なる
方向からの水の飛来に対しても確実に防止できる
空気孔構造となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるリヤコンビネ
ーシヨンランプの水平断面図、第2図は空気孔形
成部の分解斜視図、第3図は空気孔形成部を構成
するバツクカバー側突出部の一部を断面で示す斜
視図、第4図は空気孔形成部の断面図、第5図は
バルブ装着部の斜視図、第6図はバルブ装着部の
断面図、第7図は従来の灯具における防水構造の
断面図である。 10……灯具ボデイ、14……灯具ボデイの一
部であるバツクカバー、22……透孔、24……
L字型の外方突出部、24a……L字型突出部の
一部である円筒領域、24b……L字型突出部の
一部である半円筒領域、26……連通孔を迷路状
とする仕切壁、27……仕切壁に形成されている
切欠、28……連通孔の開口端である小孔、30
……キヤツプ、36……連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 灯具ボデイの所定位置に透光が形成され、この
    透孔を取り囲んで外方に突出する筒状突出部が灯
    具ボデイと一体に形成され、この筒状突出部突出
    端にキヤツプが装着されて、筒状突出部内に前記
    透孔を外部に連通させる迷路状の連通孔が形成さ
    れた自動車用灯具における防水構造において、前
    記筒状突出部は、突出端部を下方に延出させたL
    字型とされるとともに、前記連通孔の開口端は、
    連通孔内部より縮径されて灯具ボデイの透孔形成
    面に対峙する位置に形成されてなることを特徴と
    する自動車用灯具における防水構造。
JP10320389U 1989-09-04 1989-09-04 Expired - Lifetime JPH0541453Y2 (ja)

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JP10320389U JPH0541453Y2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04

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