JPS6029306B2 - 小流潅漑装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、小流漣概（ｔｒｉｃｋｌｅｉｒｒｉｇａｔｉ
ｏｎ）用装置に関する。

表面レベルでまたはそれ以下で畑の作物に水を与えるた
めに有効な装置が必要なことが長い聞知られている。

特に列をなして成長しているような作物に対しては長い
走程にわたってゆっくりとした一様な速度で水を分配す
ることが重要である。このことは、水が不足しているイ
スラエルでは特に重要である。上の問題は小流溝７既に
より大部分解決できることが分った。

例えば、パイプ、ホース等の水導管にまたはその一部に
連結されている小流藩主既用のいくつかのしたたりまた
は滴下ユニット（ｄｒｉｐｐｅｒｕｎｉｔｓ）が知られ
ている。

このような装置は、なかんずくイスラエル特許明細書第
１３７８７号、第２１００４号、第２５１９７号、第３
４５６６号、第３６９０１号に記載されている。しかし
ながら、前記の多数の滴下ユニットで所望の程度の小流
濃概が達成されたけれども完全には満足のいくものでは
ない。なぜなら、別個の滴下ユニットを製作して、この
ユニットを水導管に導入するかまたは水導管につけ加え
たときにしか完全な薄下系統が存在しないからである。
これらの公知の通下系統は、きわめて費用がかかるとい
う点で付加的な欠点をもっている。

特に、季節の終に土地を耕さなければならない季節の作
物の場合、これらの滴下系統を季節の終に集めて貯蔵し
、再び使用しなければならない。この系統を一時的に使
用するのは大きな浪費であるつｏしかしながら、大きな
面積が関係している多くの作物、特に綿、さとうきび、
メロン等の場合には、その系統の収集がきわめて複雑で
扱いにくいので、一時的な使用が非常に望ましい。

それ故、水導管と滴下ユニットの両方を一体に構成する
装置を設計することが望ましかった。

前記の装置は比較的安価なので、一時的使用が経済的で
ある。最も簡単な装置は所定の距離で孔があいているホ
ースであろう。

しかしながら、このようなホースは、正確で遅いしたた
り速度が得られないので実際的ではない。さらに、非常
に小さな孔が要求されるが、このため非常に長くて望ま
しくない噴射になり、さらに詰まりやすい。また、ホー
スに所定の距離で孔があげられ、これらの孔の中に延び
た細いホースが導入されている装置も知られている。

この装置は、その製造が非常に複雑でありかつその使用
も厄介であるので非常に不満足である。さらに、連結個
所があるため、それらの個所を水密にするよう特別な注
意を払わなければならない。米国特許第３６９８１９５
号の水分配ホースは、外側管状壁とこの外側管状壁から
内方に間隔を置いた内側壁とからなり、内側壁が外側壁
とその全長に沿ってほぼ線接触するように外側壁に固定
された内側管状部材を区画している。

両方の壁にはそれらの間の線接触部と垂直に対向して孔
があげられており、外側壁の方が実質的に多数の開□を
有している。この内側管がホースの全長に沿って水を搬
送しかつ相当程度にその圧力を維持するように作用する
。水が内側壁開口を通って排出され、引続いて谷内側壁
閉口に直ぐ隣接した外側壁関口へ流れそこを通ってした
たるように排出される。また、水を搬送するのに役立つ
主ホースを備え、この主ホースに隣接して比較的小径の
ホースが延びており、両ホースの共通の壁に孔があり、
小さい方の管には外壁にも孔があいていて、その外壁の
孔の数が共通の壁の孔よりも多い他の装置も提案された
。しかしながら、前記の両方の装置は、前述したと同じ
欠点を有する非常に小さい孔に基づいているので、完全
には満足のいくものではない。

さらに、前記の装置の製造がきわめて複雑でかつ費用が
かかる。米国特許明細書第３概７１粉号からは、２つの
ホース状要素が相互に挿入され、前記装置の一方が螺旋
状い溝のついた慣用設計のホースにより構成され、内側
部村が外側要素に緊密に保持され、開□が内側要素に設
けられ、外側要素からの流出部が所望の間隔で設けられ
ている小流またはしたたり溝澱装置が知られている。

この配置も、一つに結合しなければならない２つのホー
スを有するので、完全には満足のいくものではない。か
くして、複雑であってしかも比較的高価である。それ故
、水導管と滴下ユニットの両方を一体に構成する小流藩
主既用装置であって、上記の欠点を克服しかつ一時的使
用が経済的であるように比較的安価な装置を設計するこ
とが望ましい。かくして本発明は、一体のユニットがホ
ース（以下“水搬送ホース”と云う）を構成する材料と
同じ材料で作られ、前記ホースには所定の距離で閉口が
設けられ、これらの開口が水搬送ホースの軸心に平行な
線の上にあり、これらの閉口からしたたりまたは滴下出
口を備えた個々の小孔（以下“散布ホース”と云う）が
延びており「前記ホースの全ての隣接した導管区分が共
通の融合継目を有する小流液勝用装置にある。

散布ホースは、散布ホースへの入口からその出口まで
圧力を減少させるために非常に長くかつその直径を小さ
くしなければならない。これによって所望の遅い分配速
度が達成される。それ故、散布ホースの水導管がきわめ
て長くても、前記ホースをコンパクトに、すなわち螺旋
形、ラビリンス形または同様な適当な形を有するように
することに留意するのが有利である。散布ホースの数、
それらの長さ、直径、それらの形状は本発明の臨界的特
徴ではない。

これらは本装置に必要な特定の要件により決めることが
できる。さらに、散布ホースを水搬送ホースの片側によ
り多く配設しても良い。

すなわち、２本、３本またはいっそう多くの平行ライン
の散布ホースでも良い。本発明による装置の好適な実施
例では、散布ホースへの入口と散布ホースからの出口の
直径が前記ホースの直径よりわずかに大きい。

これによって、入口で詰まったりかつ出口で噴射したり
することが大部分避けられる。所望ならば、散布ホース
の出口を２つのホースに４・分けし、各ホースが別個の
出口を有するようにしても良い。

これらの小分けしたホースを再びそれぞれ２つの異なる
ホースに分離しても良い。これは、時には散布ホースを
長くしたりまたはその直径を小さくしたりしないで比較
的小さい分配速度を得るためになされることがある。詰
まったりすることが確実に起らないようにするために、
猿過装置を水搬送ホースの入口に連結しても良い。水搬
送装置ならびに散布ホースの両方の直径の寸法は、本発
明による装置の臨界的な特徴ではない。

水搬送ホースの直径は例えば１０〜３仇奴でも良い。散
布ホースの直径は必要なしたたり速度の函数でありかつ
散布ホースの長さと形状の函数でもある。

それは０．５肋から３肌までの範囲で変るのが望ましい
。その長さは１−１０メートルの範囲で変るのが望まし
い。本発明による装置は、公知の装置の欠点を実質的に
克服する。

本装置によれば安定した、遅い一様な速度で流れること
が可能であり、かつ一体のュットとして簡単な製造方法
でしかも一度の製造作業で作ることができる。さらに、
本装置は柔軟で曲げることができ、従って包装して貯蔵
してコンパクトな形で輸送することができる。最後に、
ホースの壁が非常に薄く、例えば０．５−１．比伽こで
きることから、本装置はきわめて安価でかつ一時的使用
が経済的である。かくして、季節の終には、装置を集め
て貯蔵する必要がなく、使用地に残しておいて簡単で安
価な慣用の方法で破壊することができる。本装置の製作
材料は本発明の臨界的な特徴ではない。

例えば、腰着、加圧融合（ｆ船ｉｏｎ）、加熱融薮、超
音波融合、放射融合等のように一緒に融合できるシート
、箔、スリーブまたはフィルム状のどんな適当な柔軟な
プラスチックまたは非プラスチック材料でも使用できる
。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレ
ン等の一定のポリオレフィンまたはそれらの混合物を利
用するのが望ましい。本発明による装置は、適当なプラ
スチックまたは非プラスチック材料の一枚または二枚の
薄いシート、箔、スリーブまたはフィルムの融合により
、例えば豚着、加圧融合、加熱融援、超音波融合、放射
融合等により製造するのが望ましい。

これによって装置全体が一回の作業で形成される。本発
明による装置は他の装置の一体部分でも良く、例えば新
芽、温室等のカバーでも良い。このような組合わせ、す
なわち、カバーと本発明による小流溝７既用装置を一枚
または二枚のシートのプラスチックまたは非プラスチッ
ク材料から一つのユニットとして製造することができる
。以下、本発明の実施例を附図を参照して説明する。

全ての添附図面は完全な装置の断面を示す。

対応する部分は同じ参照数字で表わしてある。明瞭にす
るために、散布ホースの各ラインにはただ一つのホース
の部分を示した。隣り合うホース間の全ての継目を斜線
で示した。第２ｂ，３ｂ，４ｂ，５ｂ，６ｂ，７ｂ図に
示した横断面図は対応する図の線Ａ−Ａに沿って切断し
たもので、水圧下にある装置を示す。第２ｃ図に示した
横断面もまた線Ａ−Ａに沿って示してあるが、巻くため
にへこました姿勢で示してある。全ての図面に例示した
装置は、水搬送ホースー、散布ホース２、水搬送ホース
１から散布ホ−ス２への入口３、散布ホース２からの出
口４を備えている。

散布ホース２において水は矢ＥＯにより示されたように
流れる。

第１一５図に示した実施例の散布ホース２は種々の形を
有する。

第４図のものは真直であるのに対し、他の図のものは曲
つている。第６図に示した実施例の散布ホース２は２つ
に小分けされていて出口４′と４″を有する。

第７図に示した実施例は散布ホース１の軸○と平行な２
つのラインの散布ホース２′と２″を有し、これらの散
布ホースは第１図と第２図に示した形と同じ形を有する
。第８図に示した装置は、第１図と第２図に示した滴下
装置と組合わされた一枚のプラスチックシート製のプラ
スチックカバー５を示す。

（水圧下に示した）前記の滴下装置がプラスチックカバ
ーの外側に配設されていてその内側からしたたり落ちる
。第９図に示した装置は、第１図と第２図に示した滴下
装置と組合わせた、二枚のシート６ａと６ｂから作られ
たプラスチックカバーを示す。

（水圧下に示した）前記の滴下装置が配設されていて、
プラスチックカバーの同じ側からしたたり落ちる。

【図面の簡単な説明】

第１図は水が流れるような圧力下にある本発明による装
置の斜視図、第２ａ，２ｂ，２ｃ図は第１図による装置
のそれぞれ縦断面図と横断面図、第３ａ，３ｂ図、第４
ａ，４ｂ図、第５ａ，５ｂ図は本発明による装置の種々
の装置のそれぞれ縦断面図と横断面図、第６ａ，６ｂ図
は散布ホースが２本の散布ホースに小分けされている、
本発明による装置の実施例のそれぞれ縦断面図と横断面
図、第７ａ，７ｂ図は２つのラインの散布ホースを備え
た、本発明による装置の実施例のそれぞれ縦断面図と横
断面図、第８図と第９図は温室等のための一体部品のプ
ラスチックカバーである。 本発明による装置の概略図である。１…水搬送ホース、
２・・・散布ホース、３…関口、４…出口。 一行脇〆 Ｐ族，２〆 ース汐２る． ｆ〒スね，２乙． Ｆ〒スＧ．そ〆 Ｆ７２３汐 Ｆ７０．〆ク ｆスリクク． Ｆ７２．５ひ． ムス技６ク． Ｆ７２６０ 々技あ汐． ム７ね．Ｚ〆 々協スら， ムフスね．夕． Ｆ族．９

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 一体のユニツトが水搬送ホースを構成する材料と同
   じ材料で作られ、前記ホースには所定の距離で開口が設
   けられ、これらの開口が水搬送ホーの軸心に平行な線上
   にあり、これらの開口から滴下出口を備えた個々の小さ
   な散布ホースが延びており、前記ホースの全ての隣接し
   た導管区分が共通の融合継目を有することを特徴とする
   小流潅漑用装置。 ２ 散布ホースが螺旋形、ラビリンスまたは同様な形に
   彎曲している、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ 散布ホースが２本の散布ホースに小分けされている
   、特許請求の範囲第１項または第２項記載の装置。 ４ 前記の小分けされた各ホースがさらに２つの散布ホ
   ースに小分けされている、特許請求の範囲第３項記載の
   装置。 ５ 一つのライン以上の散布ホースがある、特許請求の
   範囲第１項から第４項までのうちのいずれか一つに記載
   の装置。 ６ 材料がプラスチツク材料である、特許請求の範囲第
   １項から第５項までのうちのいずれか一つに記載の装置
   。 ７ 材料がポリオレフインである、特許請求の範囲第６
   項記載の装置。 ８ ポリオレフインがポリエチレン、ポリプロピレン、
   ポリブチレンまたはこれらの混合物を含むグループのう
   ちから選択される、特許請求の範囲第７項記載の装置。 ９ ホースの壁が０．５〜１．０ｍｍの厚さを有する、
   特許請求の範囲第１項から第８項までのうちのいずれか
   一つに記載の装置。１０ 小流潅漑用装置を一体部分と
   して含む、特許請求の範囲第１項から第９項までのうち
   のいずれか一つに記載の装置。