JP2503938Y2 - 灯具の呼吸装置 - Google Patents

灯具の呼吸装置

Info

Publication number
JP2503938Y2
JP2503938Y2 JP4453490U JP4453490U JP2503938Y2 JP 2503938 Y2 JP2503938 Y2 JP 2503938Y2 JP 4453490 U JP4453490 U JP 4453490U JP 4453490 U JP4453490 U JP 4453490U JP 2503938 Y2 JP2503938 Y2 JP 2503938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
air
headlight
air cleaner
contraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4453490U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH046109U (ja
Inventor
豊 川崎
浩介 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4453490U priority Critical patent/JP2503938Y2/ja
Publication of JPH046109U publication Critical patent/JPH046109U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503938Y2 publication Critical patent/JP2503938Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、灯具内の温度差により、該灯具内に起こ
る空気の膨張収縮を吸収するため、該灯具に設けた空気
の出入口の通気管をエンジンのエアクリーナに連通させ
て、灯具内への水等の侵入を防止するようにした灯具呼
吸装置に関する。
〔従来の技術〕 従来の灯具内の温度差による空気の膨張収縮を吸収す
るものとしては、例えば第2図に示すようなものがあ
る。これは自動車のヘッドライト1のハウジング2に取
付けられた呼吸グロメット3であって、ヘッドライト1
の内部の温度が上昇して空気が膨張したときは、ヘッド
ライト1内の空気は呼吸グロメット3を通過して外部に
放出され、温度が低下して空気が収縮したときは、呼吸
グロメット3を通過して外気がヘッドライト1の内部に
導入される。このとき外気に含まれている水分や塵埃な
どがヘッドライト1内に侵入しないように、グロメット
3は第2図に示すような折れ曲った形状となっており、
開口部4はハウジング2の壁面5に向って開口するよう
にしている(実開昭62−103104号公報)。また第3図に
示すように、ヘッドライト6内の空気の膨張収縮を吸収
するために通気管7を接続し、通気管7の反対側の端部
に蛇腹8を接続するものもある(実開昭60−65413号公
報)。これによってヘッドライト6内の空気が膨張収縮
しても、蛇腹8の伸縮によって吸収するが、蛇腹8の内
部とヘッドライト1の内部とが連通し、これは外気と遮
断しているため、水の侵入を完全に防止することができ
る。また第4図に示すように、ヘッドライト18内に外気
を導入するための開口Aをハウジング19に設けると共
に、ヘッドライト18内の空気を外部に放出するための開
口Bをハウジング19に設け、この開口Bに一端が接続さ
れた通気管17の他端をバルブCの下流に接続したものが
ある(実開昭61−4304号公報)。これによって、バルブ
Cの下流の負圧により開口Aからヘッドライト18内に外
気を導入すると共に開口Bからヘッドライト18内の空気
を外部に放出して、ヘッドライト18内に発生する曇りを
防止している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところでこのような従来の灯具呼吸装置にあっては、
呼吸グロメット3の開口部4は、水分や塵埃の侵入を防
ぐためある程度小さいものとなってはいるが、ヘッドラ
イト1の内部負圧の増大により、開口部4の付近に付着
している水滴を、内部に吸い上げてしまうこともある。
また呼吸グロメット3の開口部4はある程度小さくして
あり、しかも壁面5に向って開口するようになってはい
るが、はげしい降雨や道路の水が跳ね返ったような場合
には、勢いのある水が開口部4からヘッドライト1内に
押し込まれることもあり、ヘッドライト1を破損してし
まうという問題があった。
また第3図に示すヘッドライト6のハウジング内部に
通気管7を接続し、通気管7の反対側の端部に蛇腹8を
接続するものにおいては、これによってヘッドライトの
ハウジング内部と外界とが遮断され、ハウジング内への
水の侵入は防止できるが、ヘッドライトのハウジング内
の空気の容積変化は一般的にかならり大きく、また組付
け時の温度によっても容積の変化率が変る為、組付け時
に蛇腹8の伸張量を、その時の温度等に応じて計算して
設定しなればならず、組付けに多くの時間と手数を要す
ることとなる。また蛇腹8はランプの点灯消灯のたびに
伸縮を繰り返すため伸縮部が劣化し易く、劣化して破損
した場合には、外界と遮断するという機能を果たすこと
ができなくなるという問題があった。又ハウジング内に
蛇腹8の伸縮による圧力が常に加わっている為レンズと
ハウジングの接合部が劣化するという問題が有る。また
第4図に示すヘッドライト18にあっては、水分や塵埃が
開口Aから侵入してしまうと共に第2図に示すものと同
様、激しい降雨や道路の水が跳ね返ったような場合に
は、勢いのある水が開口Aからヘッドライト18に押し込
まれることもあり、ヘッドライト18を破損してしまうと
いう問題が有る。
また、ヘッドライト18は通常、車体の前端部分に装着
されるものであるから、開口Aがハウジング19に設けら
れているとは言え、降雨時には水分を多量に含んだ外気
が開口Aからヘッドライト18内に絶えず導入されるた
め、ヘッドライト18内に発生する曇りは完全には防止で
きない。
この考案は、このような従来の課題に着目してなされ
たもので、水分や塵埃が灯具の中に入り込むことがな
く、しかも組付けが容易で耐久性が大きい灯具呼吸装置
を得ることをその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するための手段として、
その構成を、灯具内の温度差により、灯具内の外気と遮
断された空間に起こる空気の膨張収縮を吸収するために
設けた灯具呼吸装置であって、前記灯具に前記空間と連
通する通気管を接続し、該通気管を、エンジンのエアク
リーナのフィルタ下流側に連通させることとした。
〔作用〕
次の本考案の作用を説明する。灯具内の温度差により
内部の空気が膨張収縮しても、その空気は灯具内の空間
に接続した通気管を通ってエンジンのエアクリーナのフ
ィルタ下流側に連通している。エアクリーナはフィルタ
を介して大気と接続しているから、灯具内の温度が変化
しても、その中の空気の膨張収縮は吸収される。しかも
この空間はエアクリーナのフィルタの下流に接続してい
るから、常に清浄な空間であって外部から水分や塵埃が
侵入することもない。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の構成図で、自動車用のヘッドランプ
11とサイドランプ12の夫々の空間に、通気管13,14を接
続し、通気管13,14の他端を、自動車のエンジン10にお
ける空気吸入口のエアクリーナ15のフィルタ16よりも下
流側に接続する。これによりヘッドランプ11及びサイド
ランプ12内のそれぞれの空間は、通気管13,14を介して
エアクリーナ15内の空間と連通する。エアクリーナ15は
フィルタ16を介して大気と接続しているから、ヘッドラ
ンプ11や、サイドランプ12内の温度がどのように変化し
ても、その中の空気の膨張収縮を吸収する。しかも通気
管13,14は、フィルタ16の下流に接続しているから、ヘ
ッドランプ11やサイドランプ12は、水分や塵埃が全くな
い清浄な空間と接続することになる。
通気管13,14をヘッドランプ11,サイドランプ12に接続
するには、従来のグロメット取付部に取付ければ、特別
の加工を必要としない。また通気管13,14をエアクリー
ナ15に取付けるには、エアクリーナ15はある程度大きい
部品であるから、取付場所は充分確保できる。通気管は
適当なフレキシブルな管であればよく、エンジンルーム
内を任意の所を通過して設置することができる。
上記のような構成により、灯具呼吸装置として充分な
機能を発揮するとともに、組付けの際に、内部の空気の
膨張収縮の容積変化を考慮して設定するといった注意を
払う必要もなく、単に通気管を灯具とエアフィルタに接
続するだけで、目的を達することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、灯具内の空
間が通気管によってのみ外部のエアクリーナと連通され
ているので、灯具内の空間で温度差により内部の空気が
膨張収縮してもこれを吸収し、しかも水分や塵埃が灯具
内に侵入することがない。また、該通気管をエンジンの
エアクリーナのフィルタ下流側に連通しているので、水
分を多量に含んだ外気はフィルタにより水分を除去さ
れ、灯具内に水分を含んだ外気が進入することがない。
さらに、エアクリーナは通常フィルタの交換作業を行
うため作業のしやすいエンジンルーム上部に配設されて
おり、通気管の他端はこのエアクリーナに接続されてい
るので、通気管の接続作業が容易である。しかも通気管
を後付けするタイプの車両にあっても通気管を簡単に接
続することができる。
また灯具は通常レンズとハウジングとはシール部材で
シールされている。そして前記灯具は通気管によっての
みエアクリーナと接続されているから、エンジン回転中
は常に灯具内の空間は負圧となり、このためシール部材
がレンズとハウジングとで締めつけられるので、レンズ
とハウジングとの水密性が向上する。また通気管の反対
側の端部に蛇腹を接続するようなものではないので、灯
具内の空気の容積変化率が組付け時の温度によって変る
のに対応するため、組付け時に蛇腹の伸張量を計算して
設定するという必要もなく、組付けの時間と手数とが節
約され、また蛇腹が点灯消灯のたびに伸縮を繰り返して
伸縮部が劣化するという欠点もない灯具呼吸装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の灯具呼吸装置を自動車内に設
置した状態の斜視図、第2図は従来の灯具呼吸装置を示
す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上
面図、(d)はD−D断面図、第3図は従来の他の灯具
呼吸装置の斜視図である。第4図は従来の他の灯具呼吸
装置の断面図である。 11…ヘッドランプ(灯具) 12…サイドランプ(灯具) 13,14…通気管 15…エアクリーナ 16…フィルタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯具内の温度差により、灯具内の外気と遮
    断された空間に起こる空気の膨張収縮を吸収するために
    設けた灯具呼吸装置であって、 前記灯具に前記空間と連通する通気管を接続し、該通気
    管を、エンジンのエアクリーナのフィルタ下流側に連通
    させたことを特徴とする灯具の呼吸装置。
JP4453490U 1990-04-27 1990-04-27 灯具の呼吸装置 Expired - Lifetime JP2503938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4453490U JP2503938Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 灯具の呼吸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4453490U JP2503938Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 灯具の呼吸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH046109U JPH046109U (ja) 1992-01-21
JP2503938Y2 true JP2503938Y2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=31557927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4453490U Expired - Lifetime JP2503938Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 灯具の呼吸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503938Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH046109U (ja) 1992-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4796163A (en) Motor vehicle headlight
US7473306B2 (en) Air cleaner
US6425930B1 (en) Air cleaner with self-mounted inlet shroud seal
JP4402036B2 (ja) 自動車用ヘッドランプの換気構造
JP2503938Y2 (ja) 灯具の呼吸装置
US10718300B2 (en) High performance air intake system
JP2004190671A (ja) 内燃機関のための粗空気を吸い込むための装置
JPH0740247Y2 (ja) 車両用灯具の通気構造
GB2179872A (en) Air filter
JPS595006B2 (ja) 取替え可能なろ過器
JPS6348002Y2 (ja)
SU1632805A1 (ru) Вентил ционное устройство кабины транспортного средства
KR0126132Y1 (ko) 탈습장치가 설치된 자동차용 램프
KR100513474B1 (ko) 트럭용 부트러버와 로워덕트의 실링 구조
SU1662635A1 (ru) Фильтр дл очистки воздуха
JPH0425770Y2 (ja)
JPH0645203U (ja) 自動車用ヘッドランプの通気構造
KR100587808B1 (ko) 드레인 파이프가 마련된 차량 흡기계 호스의 컨넥팅 구조
JPS6321044Y2 (ja)
JP3054252U (ja) ヘッドライトハウジングの通気構造
JPS6017375Y2 (ja) キヤブオ−バ−トラツクの吸気装置
JPS6012742Y2 (ja) ラジエ−タ−の防塵装置
KR0138930B1 (ko) 에어덕트 하우징을 갖는 자동차의 차체구조
JPS607222Y2 (ja) ラジエ−タ−の防塵装置
KR200309181Y1 (ko) 자동차 램프케이스의 통기용 캡