JP6439341B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S45/00Arrangements within vehicle lighting devices specially adapted for vehicle exteriors, for purposes other than emission or distribution of light
    • F21S45/40Cooling of lighting devices
    • F21S45/42Forced cooling
    • F21S45/43Forced cooling using gas
    • F21S45/435Forced cooling using gas circulating the gas within a closed system

Description

この発明は、ファンを備える車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、LEDと、複数のフィンが設けられているヒートシンクと、ファンと、コネクタが設けられているアタッチメントと、を有するものである。LEDを点灯することにより、所定の配光パターンが外部に照射される。一方、ファンを駆動させることにより、空気の強制対流を発生させて、LEDにおいて発生してヒートシンクのフィンに伝わって熱を空気中に放出させるものである。
特開2013−134980号公報
ところが、従来の車両用灯具は、コネクタとフィンとの相対位置関係について何ら考慮されていない。このために、コネクタに外部電源側のコネクタを取り付けるためのスペースにより、フィンの一部を除く場合がある。この場合においては、放熱効果が低下する場合があり、十分な放熱効果が得られない場合がある。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、十分な放熱効果が得られない場合がある、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、光源と、ヒートシンク部材と、を備え、ヒートシンク部材が、光源が取り付けられているベース部と、ベース部の一面に設けられていて、電源側コネクタが取り付けられることにより光源に給電するコネクタ部と、ベース部に設けられている複数枚のフィン部と、から構成されていて、コネクタ部が、光源の中心もしくはほぼ中心を通る光軸に対して水平方向の一方の側にオフセットされた位置に配置されていて、複数枚のフィン部の長手方向が、光軸に対して傾斜していて、ベース部の一面に設けられている複数枚のフィン部が、光軸に対して水平方向においてコネクタ部とは反対側である他方の側にオフセットされた位置に配置されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、複数枚のフィン部と上部または下部に配置されているファンを備え、光源の中心もしくはほぼ中心とファンの中心もしくはほぼ中心とを結ぶ中心線と、複数枚のフィン部の長手方向とが、平行もしくはほぼ平行であり、中心線およびフィン部の長手方向と、電源側コネクタがコネクタ部に取り付けられる方向とが、交差している、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、ファンのケーシングが、ベース部の辺(縁)とほぼ一致し、もしくは、ベース部の辺(縁)よりも内側に位置する、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、中心線に対して交差するファンの幅と複数枚のフィン部の設置幅とが、一致もしくはほぼ一致している、ことを特徴とする。
この発明(請求項5にかかる発明)は、中心線が、ファンの幅および複数枚のフィン部の設置幅の中心もしくはほぼ中心を通る、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、ベース部の一面に設けられている複数枚のフィン部が、コネクタ部から光軸側にオフセットされた位置に配置されている。このために、電源側コネクタがコネクタ部に取り付けられるスペースにより、複数枚のフィン部の一部を除く必要がない。これにより、放熱効果が低下するようなことがなく、十分な放熱効果が得られるものである。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示すランプユニットの平面図(図2におけるI矢視図)である。 図2は、ランプユニットを示す後側斜め上から見た斜視図である。 図3は、ランプユニットのヒートシンク部材およびファンを示す底面図(図2におけるIII矢視図)である。 図4は、ランプユニットを示す一部縦断面図(一部垂直断面図、図1におけるIV−IV線断面図)である。 図5は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態2を示すランプユニットのヒートシンク部材およびファンを示す底面図(図3に対応する図)である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図4において、破線矢印は、空気の流れを示すものである。また、図4において、光源、ファンのハッチングを省略してある。この明細書および別紙の特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図4は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用灯具1の説明)
図において、符号1は、この実施形態1における車両用灯具である。前記車両用灯具1は、車両(図示せず)の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用灯具1は、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、光源2と、リフレクタ3と、投影レンズ4と、ヒートシンク部材5と、ファン6と、ホルダ部材7と、を備える。前記光源2および前記リフレクタ3および前記投影レンズ4および前記ファン6および前記ホルダ部材7は、取付部材と兼用の前記ヒートシンク部材5にそれぞれ取り付けられている。
前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)は、灯室(図示せず)を画成する。前記光源2および前記リフレクタ3および前記投影レンズ4および前記ヒートシンク部材5および前記ファン6および前記ホルダ部材7は、プロジェクタタイプのランプユニットを構成する。前記ランプユニット2、3、4、5、6、7は、ロービーム配光パターン(図示せず)を前記車両の前方に照射するランプユニットである。
前記ランプユニット2、3、4、5、6、7は、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。なお、前記灯室内には、図示されていないが、ハイビーム照射ランプユニット、ADB照射ランプユニット、フォグランプ、コーナリングランプ、クリアランスランプ、ターンシグナルランプ、オーバーヘッドサインランプ、デイタイムランニングランプなどの他のランプユニットが配置されている場合がある。
(光源2の説明)
前記光源2は、この例では、半導体型光源であって、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源を使用する。前記光源2は、光を放射する発光面を有する発光部と、基板部と、から構成されている。
(リフレクタ3の説明)
前記リフレクタ3は、たとえば、樹脂部材や金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの耐熱性が高くかつ光不透過性の材料からなる。前記リフレクタ3は、前側部分および下側部分が開口し、かつ、後側部分および上側部分および左右両側部分が閉塞した中空形状をなす。前記リフレクタ3の閉塞部分の凹内面には、回転楕円面(楕円)を基本(基調)とした自由曲面からなる反射面30が設けられている。
前記反射面30は、自由曲面から構成されている。前記反射面30は、第1焦点F1および第2焦点(もしくは第2焦線)と、前記第1焦点F1と前記第2焦点とを結ぶ光軸Zと、を有する。前記第1焦点F1は、前記光源2の中心O1にもしくはその近傍に位置する。前記反射面30は、前記光源2からの光を反射光として前記投影レンズ4側に反射させるものである。
(投影レンズ4の説明)
前記投影レンズ4は、たとえば、PC材、PMMA材、PCO材などの樹脂製のレンズからなるものである。すなわち、前記光源2から放射される光は、高い熱を持たないので、前記投影レンズ4として樹脂製のレンズを使用することができる。
前記投影レンズ4は、前記リフレクタ3およびシェード(図示せず)と共に、前記光源2からの光を所定の配光パターンこの例では前記ロービーム配光パターンとして、外部すなわち車両の前方に照射(投影)する光学部材を構成するものである。前記投影レンズ4は、入射面と、出射面と、フランジ部と、から構成されている。前記投影レンズ4の後側焦点(物空間側の焦点面であるメリジオナル像面)は、前記反射面30の前記第2焦点に一致もしくはほぼ一致する。
(ヒートシンク部材5の説明)
前記ヒートシンク部材5は、熱伝達(熱伝導)が良い部材(熱抵抗が小さい部材)から構成されている。前記ヒートシンク部材5は、取付部50、51と、コネクタ部52と、複数枚のフィン部53、54と、から構成されている。
前記取付部50、51は、平面視もしくは底面視形状がほぼ三角形の水平な板形状をなしているベース部としての水平取付板部50と、前記水平取付板部50の車両の前側の底辺から一体に設けられている垂直な板形状をなしている垂直取付板部51と、からなる。
前記水平取付板部50の一面(上面)には、前記光源2と前記リフレクタ3とが取付部材やスクリューなどにより取り付けられている。前記垂直取付板部51の一面(前面)には、前記投影レンズ4が前記ホルダ部材7を介して取付部材やスクリューなどにより取り付けられている。
前記水平取付板部50の前記光軸Zよりも一側(左側)の一端部分は、段部を介して他の部分よりも一段下がっている。前記水平取付板部50の一端部分の一面(上面)には、前記コネクタ部52が設けられている。前記コネクタ部52は、前記光軸Zから一側(左側)にオフセットされた位置に配置されている。
前記コネクタ部52は、車両の後側が開口した角筒形状をなす。前記コネクタ部52には、端子(ターミナル)が設けられている。前記端子は、前記光源2の前記基板を介して前記発光チップに電気的に接続されている。
前記コネクタ部52には、電源側コネクタ8が着脱可能に取り付けられていてかつ断続可能に電気的に接続されるものである。前記コネクタ部52に前記電源側コネクタ8が取り付けられることにより、前記光源2には、外部電源(バッテリー)からの電力が供給される。
前記水平取付板部50の前記一端部分の一面および前記段部の側面に囲まれたスペース(空間)は、前記電源側コネクタ8が前記コネクタ部52に取り付けられるスペースをなすものである。前記電源側コネクタ8が前記コネクタ部52に取り付けられる方向Aは、前記光軸Zと平行もしくはほぼ平行である。
複数枚の前記フィン部53、54は、前記水平取付板部50の一面(上面)に設けられている複数枚の上フィン部53と、前記水平取付板部50の他面(下面)に設けられている複数枚の下フィン部54と、からなる。複数枚の前記上フィン部53は、前記水平取付板部50の前記光軸Zよりも他側(右側)の部分であって、車両の後側の部分、すなわち、前記リフレクタ3が位置する部分以外の部分の一面(上面)に一体に設けられている。複数枚の前記下フィン部54は、前記水平取付板部50の前記他側部分の他面(下面)に一体に設けられている。前記水平取付板部50の前記他側部分の一面には、複数枚の前記上フィン部53と別個に、自然対流用フィン部56が一体に設けられている。
複数枚の前記フィン部53、54の長手方向は、前記光軸Zに対して傾斜している。前記水平取付板部50の一面(上面)に設けられている複数枚の前記上フィン部53は、前記コネクタ部52から前記光軸Z側(右側)にオフセットされた位置に配置されている。
複数枚の前記上フィン部53および複数枚の前記下フィン部54は、等間隔もしくはほぼ等間隔に配置されていて、かつ、長手方向Bに延設されている。前記水平取付板部50の前記他側部分であって、車両の後側の部分には、開口部55が設けられている。前記開口部55においては、複数枚の前記上フィン部53と複数枚の前記下フィン部54とが連接している。複数枚の前記上フィン部53は、上端と、後端と、がそれぞれ開口している。複数枚の前記下フィン部54は、下端と、前端と、後端と、がそれぞれ開口している。
(ファン6の説明)
前記ファン6は、空気(図4中の破線矢印を参照)を軸方向の一方(下方)から吸い込んで軸方向の他方(上方)に吐き出す軸流タイプのファンである。前記ファン6は、モータ(図示せず)と、前記モータにより回転させられる羽根車60と、前記羽根車60に設けられているブレード61と、前記モータおよび前記羽根車60および前記ブレード61を覆うケーシング62と、から構成されている。
前記ケーシング62は、正方形筒形状をなす。前記ケーシング62の4角部には、取付ボス部63が一体に設けられている。前記取付ボス部63は、前記水平取付板部50にスクリューにより取り付けられている。前記ケーシング62の相互に対向する2側壁は、前記光源2の中心O1もしくはほぼ中心O1と前記ファン6の中心O2もしくはほぼ中心O2とを結ぶ中心線Cと、平行もしくはほぼ平行である。また、前記ケーシング62の残りの相互に対向する2側壁は、前記中心線Cと、垂直もしくはほぼ垂直である。この結果、前記取付ボス部63は、前記中心線C上から外れている。なお、前記ケーシング62の4角部のうち少なくとも2角部に取付ボス部63を一体に設けても良い。
前記ファン6の前記ケーシング62の4側壁のうち少なくとも1側壁は、ベース部としての前記水平取付板部50の辺(縁)とほぼ一致し、もしくは、前記水平取付板部50の辺(縁)よりも内側に位置する。すなわち、前記ケーシング62の前記中心線Cと垂直もしくはほぼ垂直である1側壁と、前記水平取付板部50の後方他側(右側)の辺とは、ほぼ一致している。前記ケーシング62の前記中心線Cと平行もしくはほぼ平行である1側壁は、前記水平取付板部50の後方一側(左側)の辺よりも若干内側に位置する。前記ケーシング62の残りの2側壁は、前記水平取付板部50の前方の辺よりも内側に位置する。
前記ファン6は、複数枚の前記フィン部53、54の下部に配置されている。すなわち、前記ファン6は、空気の排出側(吹き出し側)が複数枚の前記下フィン部54の開口下端に対向していて、空気を下側から上側に複数枚の前記下フィン部54の前記開口下端に向けて強制的に送る。また、前記ファン6は、前記光源2よりも後側(前記投影レンズ4と反対側)に位置する。
前記ファン6および複数枚の前記フィン部53、54の大部分は、前記光軸Zに対して、前記コネクタ部52と反対側に配置されている。前記中心線Cに対して交差(直交もしくはほぼ直交)する前記ファン6の幅Wと複数枚の前記フィン部53、54の設置幅(以下、単に「幅」と称する)Wとは、一致もしくはほぼ一致している。
複数枚の前記フィン部53、54の前記長手方向Bは、前記中心線Cと平行もしくはほぼ平行である。前記電源側コネクタ8の前記コネクタ部52への前記取付方向Aと、複数枚の前記フィン部53、54の前記長手方向Bとは、交差している。すなわち、複数枚の前記フィン部53、54の前記長手方向Bおよび前記光源2の中心O1もしくはほぼ中心O1と前記ファン6の中心O2もしくはほぼ中心O2とを結ぶ前記中心線Cは、前記光軸Zに対して傾斜している。前記中心線Cは、前記ファン6の前記幅Wおよび複数枚の前記フィン部53、54の前記幅Wを2分もしくはほぼ2分している。すなわち、前記中心線Cは、前記ファン6の前記幅Wおよび複数枚の前記フィン部53、54の前記幅(設置幅)Wの中心もしくはほぼ中心を通る。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源2を点灯発光させる。すると、光源2から放射された光は、リフレクタ3の反射面30で投影レンズ4側に反射する。その反射光の一部は、シェードによりカットオフされる。シェードによりカットオフされなかった反射光の残りは、投影レンズ4の入射面から投影レンズ4中に入射する。その入射光は、投影レンズ4の出射面から、ロービーム配光パターンとして、外部すなわち車両の前方に照射される。
ここで、光源2において発生する熱の大部分は、ヒートシンク部材5の水平取付板部50および垂直取付板部51を介して複数枚のフィン部53、54に伝わる。一方、ファン6のモータを駆動させると、羽根車60とブレード61とが回転する。これにより、図4中の破線矢印に示すように、空気が、強制的に、ファン6の下側から吸い込まれて上側、すなわち、ヒートシンク部材5の複数枚の下フィン部54の開口下端側に吐き出される。
ファン6から強制的に突出されて送られてきた空気は、複数枚の下フィン部54の開口下端から複数枚の下フィン部54の間に下側から上側に進む。その空気の一部は、ヒートシンク部材5の水平取付板部50の開口部55を通過して複数枚の上フィン部53の間に下側から上側に進む。また、その空気の一部は、ヒートシンク部材5の水平取付板部50の下面に当たって前方に流れる。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1における車両用灯具1は、ベース部としての水平取付板部50の一面(上面)に設けられている複数枚の上フィン部53が、コネクタ部52から光軸Z側にオフセットされた位置に配置されている。このために、電源側コネクタ8がコネクタ部52に取り付けられるスペースにより、複数枚の上フィン部53の一部を除く必要がない。これにより、放熱効果が低下するようなことがなく、十分な放熱効果が得られるものである。しかも、電源側コネクタ8をコネクタ部52に取り付ける取付作業性が維持されもしくは向上される。
この実施形態1における車両用灯具1は、光源2の中心O1もしくはほぼ中心O1とファン6の中心O2もしくはほぼ中心O2とを結ぶ中心線Cと、複数枚のフィン部53、54の長手方向Bとが、平行もしくはほぼ平行であり、中心線Cおよび複数枚のフィン部53、54の長手方向Bと、電源側コネクタ8のコネクタ部52への取付方向Aとが、交差している。この結果、電源側コネクタ8がコネクタ部52に取り付けられるスペースにより、ファン6と複数枚のフィン部53、54との相対位置をずらす必要がない。しかも、ファン6による空気の強制対流を光源2側に確実に送ることができる。これにより、さらに十分な放熱効果が得られるものである。
特に、電源側コネクタ8のコネクタ部52への取付方向Aと複数枚の上フィン部53の長手方向Bとが、平行もしくはほぼ平行であり、かつ、光軸Zと平行もしくはほぼ平行である場合においては、電源側コネクタ8のコネクタ部52への取付スペースにより、複数枚の上フィン部53が広い範囲に亘って除かれる場合がある。これに対して、この実施形態1における車両用灯具1は、前記の通り、中心線Cおよび複数枚のフィン部53、54の長手方向Bと電源側コネクタ8のコネクタ部52への取付方向Aとが交差している。この結果、電源側コネクタ8のコネクタ部52への取付方向Aが光軸Zと平行もしくはほぼ平行である場合であっても、電源側コネクタ8のコネクタ部52への取付スペースにより、複数枚の上フィン部53が広い範囲に亘って除かれる場合がない。これにより、十分な放熱効果が得られ、一方、電源側コネクタ8の取付作業性が向上されるものである。
この実施形態1における車両用灯具1は、ファン6のケーシング62の4側壁のうち少なくとも1側壁が、水平取付板部50の辺とほぼ一致し、もしくは、水平取付板部50の辺よりも内側に位置する。このために、ファン6による空気の強制対流の全部もしくは大部分を複数枚のフィン部53、54に送ることができる。これにより、放熱効果が低下するようなことがなく、十分な放熱効果が得られるものである。
この実施形態1における車両用灯具1は、光源2の中心O1もしくはほぼ中心O1とファン6の中心O2もしくはほぼ中心O2とを結ぶ中心線Cに対して交差するファン6の幅Wと複数枚のフィン部53、54の幅(設置幅)Wとが、一致もしくはほぼ一致している。このために、ファン6による空気の強制対流を複数枚のフィン部53、54全体に送ることができる。これにより、放熱効果が低下するようなことがなく、十分な放熱効果が得られるものである。
この実施形態1における車両用灯具1は、光源2の中心O1もしくはほぼ中心O1とファン6の中心O2もしくはほぼ中心O2とを結ぶ中心線Cが、ファン6の幅Wおよび複数枚のフィン部53、54の幅(設置幅)Wの中心もしくはほぼ中心を通る。すなわち、中心線Cがファン6の幅Wおよび複数枚のフィン部53、54の幅Wを2分もしくはほぼ2分している。これにより、ファン6による空気の強制対流を光源2側にほぼ均等に送ることができる。この結果、さらに十分な放熱効果が得られるものである。
この実施形態1における車両用灯具1は、ファン6のケーシング62の相互に対向する2側壁が中心線Cと平行もしくはほぼ平行であり、また、ファン6のケーシング62の残りの相互に対向する2側壁が中心線Cと垂直もしくはほぼ垂直である。このために、ファン6のケーシング62の4角部に取付ボス部63を一体に設けても、その取付ボス部63を中心線C上から外すことができる。これにより、ファン6による空気の強制対流を取付ボス部63に邪魔されずに光源2側に確実に送ることができる。この結果、さらに十分な放熱効果が得られるものである。
(実施形態2の構成、作用、効果の説明)
図5は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる車両用灯具について説明する。図中、図1〜図4と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1の車両用灯具1は、図3に示すように、正方形筒形状をなすファン6のケーシング62の相互に対向する2側壁を中心線Cと平行もしくはほぼ平行とし、また、正方形筒形状をなすファン6のケーシング62の残りの相互に対向する2側壁を中心線Cと垂直もしくはほぼ垂直とするものである。これにより、正方形筒形状をなすファン6のケーシング62の4角部に一体に設けられている取付ボス部63が中心線C上から外れているものである。
これに対して、この実施形態2にかかる車両用灯具は、図5に示すように、正方形筒形状をなすファン6のケーシング62の相互に対向する2側壁を光軸Zと平行もしくはほぼ平行とし、また、正方形筒形状をなすファン6のケーシング62の残りの相互に対向する2側壁を光軸Zと垂直もしくはほぼ垂直とし、正方形筒形状をなすファン6のケーシング62の4角部のうち中心線C上から外れている2角部に取付ボス部63を一体に設けるものである。
この実施形態2にかかる車両用灯具は、上記のごとき構成からなるので、前記の実施形態1の車両用灯具1とほぼ同様の作用、効果を達成することができる。
(実施形態1、2以外の例の説明)
なお、この実施形態1、2においては、プロジェクタタイプのランプユニット2、3、4、5、6、7について説明するものである。ところが、この発明においては、プロジェクタタイプのランプユニット2、3、4、5、6、7以外のランプユニット、たとえば、レンズ直射タイプのランプユニット、リフレクタタイプのランプユニットであっても良い。
また、この実施形態1、2においては、ロービーム配光パターンが得られるものである。ところが、この発明においては、ロービーム配光パターン以外の配光パターン、たとえば、ロービーム配光パターンとハイビーム配光パターンとが得られるもの、あるいは、ハイビーム配光パターンのみが得られるもの、あるいは、フォグビーム配光パターンが得られるものなどであっても良い。
さらに、この実施形態1、2においては、ファン6を備えるものである。ところが、この発明においては、ファン6を備えなくても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、コネクタ部52をベース部としての水平取付板部50の上面に設けたものである。ところが、この発明においては、コネクタ部52をベース部としての水平取付板部50の下面に設けたものであっても良い。
1 車両用灯具
2 光源
3 リフレクタ
30 反射面
4 投影レンズ
5 ヒートシンク部材
50 水平取付板部(ベース部)
51 垂直取付板部
52 コネクタ部
53 上フィン部
54 下フィン部
55 開口部
56 自然対流用フィン部
6 ファン
60 羽根車
61 ブレード
62 ケーシング
63 取付ボス部
7 ホルダ部材
8 電源側コネクタ
A 取付方向
B 長手方向
C 中心線
F1 第1焦点
O1 光源の中心
O2 ファンの中心
W 幅
Z 光軸

Claims (5)

  1. 光源と、ヒートシンク部材と、を備え、
    前記ヒートシンク部材は、前記光源が取り付けられているベース部と、前記ベース部の一面に設けられていて、電源側コネクタが取り付けられることにより前記光源に給電するコネクタ部と、前記ベース部に設けられている複数枚のフィン部と、から構成されていて、
    前記コネクタ部は、前記光源の中心もしくはほぼ中心を通る光軸に対して水平方向の一方の側にオフセットされた位置に配置されていて、
    複数枚の前記フィン部の長手方向は、前記光軸に対して傾斜していて、
    前記ベース部の一面に設けられている複数枚の前記フィン部は、前記光軸に対して水平方向において前記コネクタ部とは反対側である他方の側にオフセットされた位置に配置されている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 複数枚の前記フィン部と上部または下部に配置されているファンを備え、
    前記光源の中心もしくはほぼ中心と前記ファンの中心もしくはほぼ中心とを結ぶ中心線と、複数枚の前記フィン部の長手方向とは、平行もしくはほぼ平行であり、
    前記中心線および前記フィン部の長手方向と、前記電源側コネクタが前記コネクタ部に取り付けられる方向とは、交差している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ファンのケーシングは、前記ベース部の辺とほぼ一致し、もしくは、前記ベース部の辺よりも内側に位置する、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  4. 前記中心線に対して交差する前記ファンの幅と複数枚の前記フィン部の設置幅とは、一致もしくはほぼ一致している、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用灯具。
  5. 前記中心線は、前記ファンの幅および複数枚の前記フィン部の設置幅の中心もしくはほぼ中心を通る、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用灯具。
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