JP2018079027A5 - 操作ユニット、ブレーキ装置付キャスター、運搬具、及び物体載置具 - Google Patents

操作ユニット、ブレーキ装置付キャスター、運搬具、及び物体載置具 Download PDF

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そして、上記従来例では、フロントキャスター8とリアキャスター7をそれぞれ制動するための操作機構21,81、キャスターロック装置20,80、押圧停止機構51,83をそれぞれ2組設ける等、構成が複雑で部品数が多いので、スーツケースの重量化を招いている。また、操作機構21の内側機構やキャスターロック装置20、押圧停止機構51をスーツケース1内に配設しているので、その分、スーツケース1内の内容積の減容を招いている。または、その減容を補償するために、スーツケース1の大型化を招いている。さらに、操作機構21自体もI型リンクアーム30を介してスライダ12を駆動してワイヤー42を牽引する等、複雑な構成である。
実施形態に係る操作ユニットは、キャスターの車輪をロックとそのロック解除をするロック装置の動作を、操作ワイヤーを介して制御する操作ユニットであって、前記操作ユニットは、前記車輪の回転をロック状態にするロック操作位置と、ロック解除状態にするロック解除操作位置との間で往復動をする主スライダと、前記操作ワイヤーが接続されるワイヤー接続部を有する副スライダと、前記主スライダに前記往復動をさせる操作部と、を具備している。
そして、前記操作ユニットは、前記主スライダと前記副スライダとの間に介装されて前記主スライダの前記往復動を前記副スライダに弾性を有して伝動させることで前記ワイヤー接続部を変位させる伸縮部と、を具備している。
また、他の実施形態に係るブレーキ装置付キャスターは、前記操作ユニットと、中空旋回軸を固定する一方、被取付体に取り付けられる取付部、車輪を回転可能に支持する支持部を有し取付部に中空旋回軸回りに旋回可能に配設されるキャスター本体及びこのキャスター本体に配設されて車輪をロックするロック装置を具備している。
また、他の実施形態に係るブレーキ装置付キャスターは、車輪を回転可能に支持するキャスター本体を中空旋回軸の周りに旋回可能に支持するキャスターと、前記車輪の回転のロックとロック解除をするロック装置と、前記中空旋回軸の内部に挿通されて前記キャスター本体内に延在し、前記ロック装置に一端が接続された操作ワイヤーと、前記操作ワイヤーが挿通されたアウターチューブと、前記操作ワイヤーの他端が接続された操作ユニット、を具備している。
(a)は、実施形態に係る第1のキャスターのブレーキ装置における操作ユニットのロック時の動作状態を示す背面図、(b)は、同操作ユニットのアンロック(ロック解除)時の動作状態を示す背面図。 図1(a),(b)で示す操作ユニットを具備したキャスターのブレーキ装置を装着したスーツケース外面の開蓋展開図。 図2で示す第1のキャスターのブレーキ装置の全体構成図。 (a)は、図2,図3で示す操作ユニットのロック手動操作時の一部切欠正面図、(b)は、同(a)のスーツケースのシェルを図示省略したときの操作ユニットのアンロック手動操作時の正面図。 図4(a)で示す操作ユニットのスーツケースシェルとフロントパネルを削除したときの正面側の外観斜視図。 (a)は、図5で示す操作ユニットのロック手動操作時の背面斜視図、(b)は、同(a)で示すベースを図示省略したときの分解斜視図。 (a)は、図5等で示す操作ユニットのつまみをアンロック操作位置に押し上げたときの状態を示す外観斜視図、(b)は、同(a)で示すベースカバーを取り外したときの操作ユニットの背面斜視図。 (a)は、図2,図3で示す制動単輪キャスターの一部省略外観正面図、(b)は、同(a)の側面図。 (a)は、図8(a),(b)で示す制動単輪キャスターのロック動作時の要部縦断面図、(b)は、同(a)で示すヘッド本体を図示省略したときの要部縦断面図。 図9(a),(b)等で示す操作ワイヤー、中空旋回軸、第1のロック装置の分解斜視図。 (a)は、制動双輪キャスターの外観正面図、(b)は、同(a)の図中手前側の車輪およびホイールキャップ、ヘッド本体等を省略したときの一部を断面で示す要部正面図。 (a)は、図11(b)で示す制動双輪キャスターの第2のロック装置の要部を上から俯瞰したときの要部斜視図、(b)は、同(a)で示す揺動ストッパを主に示す部分拡大斜視図。 (a)は、図11(b)で示す制動双輪キャスターのアンロック(ロック解除)時の動作状態を一部断面で示す要部正面図、(b)は、同(a)のロック時の動作状態を一部断面で示す要部正面図。 (a)は、他の実施形態に係る回転式の第2の操作ユニットの外観正面図、(b)は、同(a)で示す第2の操作ユニットの一部分解斜視図。 他の実施形態に係るキャリーバッグの要部斜視図。 図15で示すキャリーバッグの第3の操作ユニットの一部切欠正面図。 図15で示すキャリーバッグの底部拡大斜視図。
ユニットベース5bは、その底部外面5d上に矩形平板状のフロントパネル5eを配設している。底部外面5dには、つまみ5fを図中前方へ突出させる矩形のつまみ操作用開口部5gと、アンロックボタン8を図中前方へ突出させるボタン孔8aを形成している。これらつまみ操作用開口部5gとボタン孔8aは、フロントパネル5eにもほぼ同位置に形成されている。
図8(a),(b)に示すように、取付ハウジング12は、その平面中央部において、例えば図9(a),(b)で示す金属製の中空円管状の中空旋回軸13をほぼ直立させた状態で埋設して固定し、中空旋回軸13の外周部には、複数の取付ボス部を周方向に所要の間隔を置いて一体に形成している。これら取付ボス部は、スーツケース2等の鞄類や病院用の床頭台、ベッド、テーブル等の被取付体の所要の取付部にタッピングねじ等によりねじ結合される。
図10にも示すようにブレーキピン18は上端が開口している直胴状の胴部18aと、この胴部18aの図中下端から下方へ向けて漸次縮径する逆円錐台状の先細部18bとを一体に連成し、さらに、この先細部18bの下端部には押圧部18cを突設している。
図10に示すようにブレーキピン18は、その胴部18aの側面に操作ワイヤー6を外側方から胴部18a内に横方向へ挿通させる縦スリットのワイヤー挿通孔18dを形成している。また、ブレーキピン18は、その先細部18bに、操作ワイヤー6の図中下端に配設された係止球6cを収容する係止球収容室18eを形成している。この係止球収容室18eは横方向から係止球6cを挿通させるための円形の開口を有する。
図9(a),(b)に示すように係止球収容室18eとロックばね19を収容する収容室との間には仕切壁18fが形成されている。この仕切壁18fには操作ワイヤー6のみを挿通させて係止球6cの挿通を阻止する縦スリットのワイヤースリット18gが形成されている。操作ワイヤー6は合成樹脂製のアウターチューブ7により軸方向に移動可能に被覆されている。
そして、操作ワイヤー6の下端部(先端部)は、アウターチューブ7と端金23内を挿通してから小球状の係止球6cが射出成型等により一体に形成されている。さらに、この係止球6cは、ロックばね19の環状空間部を軸方向に挿通してからブレーキピン18の側面外側方へ垂下され、その外側方から横移動してワイヤー挿通孔18dを挿通し、ブレーキピン18内へ収容される。
このために、ブレーキピン18内には係止球6cと、これに結合された操作ワイヤー6の下端部が挿入されて固定されている。また、ブレーキピン18内にはその上端開口からロックばね19が挿入されている。
これにより、ブレーキピン18の押圧部18cが車輪16のタイヤ6bに弾性的に押圧され、車輪16がロックされる。すなわち、車輪16は常時ロックされている。
一方、操作ワイヤー6は、図7(b)及び図8(a),(b)に示されるように、その上端部を、横置き円筒状の係止柱6aの胴部側面に固定し、この係止柱6aを上記操作ユニット5の係止用挿入孔11e内にそれぞれ挿入して係止させることにより、この操作ユニット5に接続されている。この操作ユニット5は、ロックばね19のばね力に抗して操作ワイヤー6を図中上方へ所定量引き上げるアンロック(ロック解除)操作を手動操作したときに、第1のロック装置17により車輪16がロックされているロック状態を解除して、車輪16を走行可能にするように構成されている。このアンロック操作は、主スライダ9の係止フレーム9bの係段部9gに係止爪8bが係合することにより保持される。
図1(a)、図6(a),(b)は、このように制動単輪キャスター4がロック状態にあるときの操作ユニット5の動作状態を示している。すなわち、制動単輪キャスター4がロックされているときは、第1のロック装置17のロックばね19のばね力により左右一対の操作ワイヤー6が図中下方へ引き下げられるので、操作ユニット5側では、主スライダ9と左右一対の副スライダ10,11が共に図中下方へ引き下げられ、左右一対の副スライダ10,11の左右一対のワイヤー接続部10b,11bの図中下端がユニットベース5bの図中下端部の下限まで引き下げられて当接する。その当接位置は、ロックばね19の弾性力の引下げ力により弾性的に保持される。すなわち、操作ユニット5のロック操作位置はロックばね19により弾性的に保持される。
このために、係止球6cが操作ワイヤー6により上方へ引き上げられるので、この係止球6cに接続されているブレーキピン18がロックばね19のばね力に抗して図中上方へ引き上げられ、中空旋回軸13の大径部13b内へ引き込まれる。
しかも、ブレーキピン18は、このブレーキピン18内に内蔵されたロックばね19のばね力のみにより、車輪16のタイヤ6bに押圧されて車輪16を常時ロックするという簡素な構成であるので、第1のロック装置17の小型軽量化とさらなるコスト低減を図ることができる。
さらにまた、操作ワイヤー6の図中下端部がコイルスプリングのロックばね19内を挿通する一方、このロックばね19が中空旋回軸13の大径部13bとブレーキピン18内へ収容されているので、係止球6cが係止球収容室18eから外部へ放出されることを防止できる。このために、係止球6cに接続された操作ワイヤー6がブレーキピン18から抜け出ることを防止できる。
これにより、ブレーキピン18が車輪16のロック動作位置とアンロック作位置との間でほぼ正確に上下動できるので、これらロック作とアンロック作を確実に行うことができる。
そして、操作ワイヤー6の長さが適切な所定長よりも若干過不足(ばらつき)がある場合は、その過不足分が副スライダ10,11のワイヤー接続部10b,11bの往復動と、左右一対のコイルスプリング10d,11dのばねの伸縮とにより、自動的に調節される。
各環状係止部205は、その環状外周部に、その中心側へ突出する山形の係凸部205aを周方向に所要の間隔(ピッチ)を置いて形成することにより、これら周方向で隣り合う係凸部205a,205a同士間に、相対的に凹む複数の係凹部205bを周方向に所要のピッチでそれぞれ形成して、係止段部を形成している。これら係凹部205bは、環状係止部205の中心に向けて次第に拡開する台形状の凹部に形成されている。これら左右一対の環状係止部205,205は、その係凸部205a…と各係凹部205b…とを左右方向でそれぞれ一致する位置に設けている。
図12(a)等により示すように、左右一対のストッパ本体206a,206bは、その長手方向中間部の外側面に、水平方向に突出する矩形舌片状の係止舌片206e,206fをそれぞれ突設している。これら係止舌片206e,206fは各環状係止部205の係凹部205bに挿脱可能に挿入される大きさと形状に形成されている。すなわち、これら左右一対の係止舌片206e,206fは、リンクシャフト206dとクロスプレート206cとの中間部に配設されている。
そして、図11(b)と図13(a),(b)に示すように各アウターチューブ7は、第2の中空旋回軸204内に単に出入可能に挿入される挿入先端部の外周に、円筒状の端金23を固着している。この端金23の図中下端から下方の第2のロック装置203側へ、延伸している各操作ワイヤー6の図中下端部は、アウターチューブ7から露出した芯出し状態の芯出し部6bとして延伸している。
このために、左右一対のストッパ本体206a,206bの右端の揺動端がリンクシャフト206d回りに上方へ回動して、左右一対の係止舌片206e,206fが左右一対の環状係止部205の所要の係凹部205b内に嵌入する。
このために、主スライダ9と左右一対の副スライダ10,11は、これら副スライダ10,11、コイルスプリング10d,11dの伸長力と、制動双輪キャスター201のトーションばね208のばね力とにより、操作ワイヤー6を介して図中下方へ引き下げられ、左右一対のワイヤー接続部10b,11bがユニットベース5bの図中下端部に当接して停止する。この停止状態はトーションばね208の図中下方への引下げ力により弾性的に保持される。
このため、図13(a)に示すように左右一対のストッパ本体206a,206bのクロスプレート206cが図中下方へ引き下げられるので、これら左右一対のストッパ本体206a,206bの係止舌片206e,206fが、リンクシャフト206d回りに下方向へ回動して図中下方へ押し下げられる。すると、これまで係止していた係凹部205bから各係止舌片206e,206fが外方へ離脱し、係凹部205bとの係合が解除される。
また、従来、操作ユニット5のロック手動操作時に、左右一対のストッパ本体206a,206bの係止舌片206e,206fの少なくとも一方が、環状係止部205の係凹部205aに当接した場合(すなわち、凸同士の当接)は、操作ユニット5のつまみ5fがロック操作位置の途中で停止する可能性があった。
しかし、第1,第2の実施形態によれば、左右一対のコイルスプリング10d,11dがそれぞれ個別に収縮するので、つまみ5fを所定のロック操作位置まで移動させ、保持させることができる。しかも、各コイルスプリング10d,11dはそれぞれ個別に収縮するので、左右一対の係止舌片206e,206fが環状係止部205の係凸部205aとの当接のタイミングがそれぞれずれていても、つまみ5fをロック操作位置に移動させ、保持することができる。また、この凸と凸の当接時に制動双輪キャスター201を手動で若干押し引きして左右一対の双輪202a,202bを若干回転させて、環状係止部205の係凹部205b,205bの位置を周方向にずらすことにより、左右一対の係止舌片20e,20fを係凹部205b,205b内に嵌入させてロックすることができる。
さらに、この第2のキャスターのブレーキ装置1Aによれば、環状係止部205の係凹部205b内に、揺動ストッパ206の左右一対の係止舌片206e,206fを、左右一対のトーションばね208のばね力により係脱可能に係合させることによりロックするので、そのロックの確実性の向上とそのロックの不意の解除の低減を図ることができる。
また、環状係止部205の係凹部205bと揺動ストッパ206の係止舌片206e,206fとの嵌合により双輪202a,202bをロックし、上記従来例のように棒状の押圧停止バーの先端を車輪のタイヤの踏面に押圧してロックすることもないので、押圧停止バーの局所的な押圧による双輪202a,202bのタイヤの損傷を未然に防止できる。
そして、この第3のキャスターブレーキ装置1Bでは、上記第1のキャスターのブレーキ装置1のように、第1のロック装置17のロックばね19により制動単輪キャスター4の単輪16を常時ロックするように付勢し、操作ワイヤー6を操作ユニット5側へ引き上げたときに、そのロックを解除(アンロック)するように構成してもよく、その逆に、ロックばね19により単輪16を常時アンロックする方向に付勢し、操作ワイヤー6を制動単輪キャスター4側へ引き下げたときに、単輪16をロックするように構成してもよい。さらに、上記制動単輪キャスター4を制動可能な制動双輪キャスター201に置換してもよい。
すなわち、スーツケース400は、そのスーツケース本体400aの底部等のキャスター取付部400bに、上記アウターチューブ7を挿通させるチューブ挿通孔400cを形成しているが、図9(a),(b)や図13(a),(b)等で示すアウターチューブ7の止めフランジ23bはこのチューブ挿通孔400cよりも大径に形成されているので、アウターチューブ7がスーツケース本体400a内に大きく引き込まれた場合には、この止めフランジ23bがチューブ挿通孔400cの外面に当接して、それ以上の引込みを阻止することができる。これにより、アウターチューブ7の抜けを防止できる。なお、図17ではキャスターとして制動単輪キャスター4を使用した場合について図示したが、これを図11(a),(b)や図13(a),(b)等で示す制動双輪キャスター201に置換してもよい。なお、図17では、キャスター取付部40bに、ロック装置を具備していないフリー単輪キャスター3を設けてもよい。
1…第1のキャスターのブレーキ装置、1A…第2のキャスターのブレーキ装置、1B…第3のキャスターのブレーキ装置、3…フリー単輪キャスター、4…制動単輪キャスター、5A…第2の操作ユニット、5a…スライダレバー、5f…つまみ、5fA…回転式つまみ、6…操作ワイヤー、6b…芯出し部、6c…係止球、7…アウターチューブ、8…アンロックボタン、8b…係止爪、8c…コイルばね、9,5A5…主スライダ、9a…主スライダの底部外面、9d,9e…下端突出部、10,11…左右一対の副スライダ、10b,11b…左右一対のワイヤー接続部、10c,11c…上端部、10d,11d…左右一対のコイルスプリング、12…取付ハウジング、13…中空旋回軸、15…ヘッド(キャスター本体)、16…車輪、17…第1のロック装置、18…ブレーキピン(押圧部材)、19…ロックばね、23…端金、23a…挿入部、23b…止めフランジ、201…制動双輪キャスター、202a,202b…双輪、202c…車軸、202e…ホイール、202f…タイヤ、203…第2のロック装置、204…第2の中空旋回軸、205…環状係止部(係止部)、205a…係凸部、205b…係凹部、206…揺動ストッパ、206a,206b…左右一対のストッパ本体、206c…クロスプレート、206d…リンクシャフト、206e,206f…左右一対の係止舌片、207…スリット、208…トーションばね、300…キャリーバッグ、301…メインハンドル、302…キャリーバー、303…第3の操作ユニット、304…カムレバー、305…変換機構、400…スーツケース

Claims (15)

  1. キャスターの車輪をロックとそのロック解除をするロック装置の動作を、操作ワイヤーを介して制御する操作ユニットであって、
    前記操作ユニットは、
    前記車輪の回転をロック状態にするロック操作位置と、ロック解除状態にするロック解除操作位置との間往復動する主スライダと、
    前記操作ワイヤーが接続されるワイヤー接続部を有する副スライダと、
    前記主スライダと前記副スライダとの間に介装されて前記主スライダの前記往復動を前記副スライダに弾性を有して伝動させることで前記ワイヤー接続部を変位させる伸縮部と、
    前記主スライダに前記往復動させる操作部と、を備えていることを特徴とする操作ユニット。
  2. 前記副スライダは、前記主スライダの面上を摺動可能に配置されており、
    前記伸縮部は、前記主スライダの前記面上に配置されている請求項1に記載の操作ユニット。
  3. 前記操作部は、前記主スライダを前記ロック操作位置及び前記ロック解除操作位置それぞれにおいて保持する保持機構を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の操作ユニット。
  4. 前記主スライダに形成される係止部と、
    前記操作部に形成されて前記係止部を前記ロック操作位置で係脱可能に係止する係止爪を有するロック解除操作部、を備え、
    前記係止部が前記係止爪に係止された状態で前記ロック解除操作部が操作されると当該係止が解除されることを特徴とする請求項3に記載の操作ユニット。

  5. 前記操作部に連動して前記操作部の変位を前記主スライダのスライドに変換するカムレバーを備え、
    前記操作部の変位操作に応じて前記主スライダが前記往復動をすることを特徴とする請求項3に記載の操作ユニット。
  6. 前記主スライダにおける前記ワイヤー接続部とは反対側の一端、前記カムレバーの外面に摺動可能に外接することを特徴とする請求項に記載の操作ユニット。
  7. 前記副スライダを複数備えて、
    当該複数の副スライダの各々の前記ワイヤー接続部は、異なるキャスターの前記ロック装置に接続された前記操作ワイヤーに接続されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の操作ユニット。
  8. 記副スライダは、複数のワイヤー接続部を有し、
    1つの前記主スライダの前記往復動が各々の前記ワイヤー接続部に伝動する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作ユニット。
  9. 前記主スライダに前記往復動させるための前記操作部のストローク量は、前記操作ワイヤーの所定長からの誤差を吸収できる量であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の操作ユニット。
  10. 前記操作部は、手動操作可能または自動操作可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の操作ユニット。
  11. 車輪を回転可能に支持するキャスター本体を中空旋回軸の周りに旋回可能に支持するキャスターと、
    前記車輪の回転のロックとロック解除をするロック装置と、
    前記中空旋回軸の内部に挿通されて前記キャスター本体内に延在し、前記ロック装置に一端が接続された操作ワイヤーと、
    前記操作ワイヤーが挿通されたアウターチューブと、
    前記操作ワイヤーの他端が接続された請求項1乃至10のいずれか1項に記載の操作ユニットと、を備えていることを特徴とするブレーキ装置付キャスター。
  12. 前記ロック装置は、
    開口端を有するとともに前記車輪に押圧される押圧部材と、
    前記押圧部材を前記車輪に向けて付勢する付勢部材と、を有して成り、
    前記押圧部材は、前記開口端側が前記中空旋回軸の大径部内に軸方向に摺動可能に収容され、
    前記付勢部材は、その一部が前記押圧部材の内部に収容され、他の一部が前記開口端から突出して前記中空旋回軸の大径部の上端部に当接する、ことを特徴とする請求項11に記載のブレーキ装置付キャスター。
  13. 前記ロック装置は、
    前記車輪に具備された環状係止部の係合凹部に係合させて当該車輪の回転をロックする係止舌片を有する揺動ストッパと、
    前記係止舌片と前記係合凹部との係合を解除する方向に前記揺動ストッパを付勢する付勢部材と、を備えていることを特徴とする請求項11に記載のブレーキ装置付キャスター。
  14. 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のブレーキ装置付キャスターを備えていることを特徴とする運搬具。
  15. 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のブレーキ装置付キャスターを備えていることを特徴とする物体載置具。
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