JP2018074506A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化可能なアンテナ装置を提供する。【解決手段】本発明の実施形態としてのアンテナ装置は、第一の開口を囲み、周方向の一部を分断する第一の空隙が形成された導体を有する第一のスプリットリング共振器と、 前記第一のスプリットリング共振器に対向し、第二の開口を囲み、周方向の一部を分断する第二の空隙が形成された導体を有する第二のスプリットリング共振器と、前記第一のスプリットリング共振器または前記第二のスプリットリング共振器に電気的に接続された給電線と、を備え、前記第一のスプリットリング共振器は前記第二のスプリットリング共振器と電気的に接続されておらず、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向から見て、前記第一の空隙は前記第二の空隙と重ならない。【選択図】図1

Description

この発明の実施形態は、アンテナ装置に関する。
複数のスプリットリング共振器(SRR:Split Ring Resonator)を導体ビアで電気的に接続したアンテナ装置が知られている。このアンテナ装置において、面積を大きくすることなく、共振周波数を下げる方法として、SRRが有する空隙の幅を狭くすることがある。しかしながら、製造上の理由により、空隙の幅を狭くするにも限界がある。このため、共振周波数をある周波数以下にすることができず、アンテナ装置の小型化にも限界がある。
国際公開第2013/027824号
この発明の実施形態は、小型化可能なアンテナ装置を提供する。
本発明の実施形態としてのアンテナ装置は、第一の開口を囲み、周方向の一部を分断する第一の空隙が形成された導体を有する第一のスプリットリング共振器と、前記第一のスプリットリング共振器に対向し、第二の開口を囲み、周方向の一部を分断する第二の空隙が形成された導体を有する第二のスプリットリング共振器と、前記第一のスプリットリング共振器または前記第二のスプリットリング共振器に給電する給電線と、を備え、前記第一のスプリットリング共振器は前記第二のスプリットリング共振器と電気的に接続されておらず、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向から見て、前記第一の空隙は前記第二の空隙と重ならない。
第一の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の側面図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の等価回路図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の第一の変形例を示す図。 図4Aのアンテナ装置の側面図。 図4Aのアンテナ装置の側面図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の第二の変形例を示す図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の第三の変形例を示す図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の第四の変形例を示す図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の第五の変形例を示す図。 第一の実施形態に係るアンテナ装置の第六の変形例を示す図。 図9Aのアンテナ装置の側面図。 図9Aのアンテナ装置の側面図。 第二の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 第二の実施形態に係るアンテナ装置の第一の変形例を示す図。 第二の実施形態に係るアンテナ装置の第二の変形例を示す図。 第三の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 図13Aのアンテナ装置の側面図。 図13Aのアンテナ装置の側面図。 第三の実施形態に係るアンテナ装置の第一の変形例を示す図。 第三の実施形態に係るアンテナ装置の第二の変形例を示す図。 第三の実施形態に係るアンテナ装置の第三の変形例を示す図。 第三の実施形態に係るアンテナ装置の第四の変形例を示す図。 第三の実施形態に係るアンテナ装置の第五の変形例を示す図。 第四の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 図19Aのアンテナ装置の側面図。 図19Aのアンテナ装置の側面図。 第四の実施形態に係るアンテナ装置の第一の変形例を示す図。 第四の実施形態に係るアンテナ装置の第二の変形例を示す図。 第五の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 第五の実施形態に係るアンテナ装置の第一の変形例を示す図。 第五の実施形態に係るアンテナ装置の第二の変形例を示す図。 第六の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 第六の実施形態に係るアンテナ装置の第一の変形例を示す図。 第六の実施形態に係るアンテナ装置の第二の変形例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の第一の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成の一例を示す図である。図2(A)は、図1のアンテナ装置をY軸負方向から見た側面図である。
アンテナ装置は、2つの導体層101a、101bと、2つの導体層101a、101b間に配置された絶縁層(誘電体層)100とを備える。
絶縁層100は、例えばテフロン、エポキシ、アルミナ、セラミックなどの誘電体層でもよいし、発泡プラスチックによる層でもよい。絶縁層100として、リジッド基板でもよいし、折り曲げ可能なフレキシブル基板を用いてもよい。
第一の導体層101aおよび第二の導体層101bは、例えば銅、アルミ、金、銀などの金属や導電性の材料、もしくはこれらの組み合わせにより構成される。第一の導体層101aおよび第二の導体層101bは、シートでもよいし、導体膜をパターンニングした導体パターンでもよいし、格子状に配置した微細なワイヤー、リード線でもよいし、これらの組合せでもよい。
第一の導体層101aは、絶縁層100の上面からZ軸正方向側に一定の距離を開けて配置されている。第二の導体層101bは、絶縁層100の下面からZ軸負方向側に一定の距離を開けて配置されている。第一の導体層101aと第二の導体層101bは、絶縁層100を介して対向しており、概ね平行になっている。第一の導体層101aおよび第二の導体層101bは平面である必要はなく、折り曲げられたフレキシブル基板上の導体のように曲面でもよい。
第一の導体層101aと絶縁層100との間は空気の層となっている。ただし、空気以外の絶縁層でもよい。第二の導体層101bと絶縁層100との間は空気の層となっている。ただし、空気以外の絶縁層でもよい。第一の導体層101aおよび第二の導体層101bは図示しない機構によって、図示の位置に支持されている。また、図1および図2(A)から絶縁層100を除去し、第一の導体層101aと第二の導体層101bの間が空気の層のみでもよい。
図2(B)は、アンテナ装置の他の構成例を示す側面図である。第一の導体層101aおよび第二の導体層101bを、絶縁層100の表面に直接形成した例が示される。また、図2(C)は、第一の導体層101aと絶縁層100との間に絶縁層111を配置し、第二の導体層101bと、絶縁層100との間に絶縁層112を配置した例を示す。この場合、第一の導体層101aと絶縁層111とでプリント基板が構成され、第二の導体層101bと絶縁層112とでプリント基板が構成されてもよい。以下では、図2(A)の構成を想定して、説明を行う。
図1に示すように、第一の導体層101aは、スプリットリング共振器(Split Ring Resonator:SRR)104aを含む。SRR104aは、開口103aを囲み、周方向の一部を分断する空隙102aが形成された導体である。
第二の導体層101bはスプリットリング共振器(Split Ring Resonator:SRR)104bを含む。SRR104bは、開口103bを囲み、周方向の一部を分断する空隙102bが形成された導体である。
図の例では、SRR104a、104bは、シート状素材または導体パターンにより形成される場合を想定しているが、前述したように、ワイヤーまたはリード線などにより構成することも可能である。
また、SRR104a、104bは、互いに電気的に絶縁されている(電気的に接続されていない)。
SRR104a、104bが互いに対向する方向から見て、空隙102aおよび空隙102bは互いに重ならない。SRR104a、104bが互いに対向する方向は、Z軸方向(正方向または負方向)、すなわち、第一の導体層101aまたは第二の導体層101bの表面に垂直な方向に相当する。例えば、空隙102aをZ軸負方向に射影した領域は、空隙102bと重ならない。
開口103a、103bの形状は、図1のように四角形でもよいし、楕円や多角形、曲線と直線を組み合わせた複雑な形状でもよい。開口103a、103bの形状が異なっていてもよい。
SRR104a、104bは、第一の導体層101aまたは第二の導体層101bの任意の場所に形成されて構わない。例えば、SRR104a、104bは、第一の導体層101aまたは第二の導体層101bの端部に形成されても、中心付近に形成されてもよい。
第一の導体層101aは、さらに給電線105を含む。給電線105は、SRR104aと電気的に接続されており、SRR104に電力を供給(給電)する。給電線105と、SRR104aを形成する導体の一部(X軸方向に給電線105と対向する導体部分)とにより、コプレーナ線路が形成される。コプレーナ線路によりアンテナへの給電を行う。給電線路として、マイクロストリップ線路など、他の給電方式の線路を用いても構わない。給電線105には、高周波信号を生成するRF(Radio Frequency)回路から高周波信号が供給される。高周波信号が供給されると、SRR104aおよびSRR104bが共振し、空間に電磁波が放射される。つまり、SRR104aおよびSRR104bは、アンテナとして機能する。なお、給電線105は、図1のように、開口103aを囲む導体の一部を分断しているが、給電線105が別の層に設けられる場合など、導体の一部を分断せずに配置してもよい。
図3は、図1のアンテナ装置の等価回路図である。SRR104aの等価回路は、インダクタL1とキャパシタ(コンデンサ)C1を直列に接続したLC回路によって表される。SRR104bの等価回路は、インダクタL2とキャパシタC2を直列に接続したLC回路によって表される。これらのLC回路が、キャパシタC12を介して互いに接続されている。キャパシタC12は、第一の導体層101aおよび第二の導体層101b間の層(図1の例では絶縁層100と空気の層)によって形成される。インダクタL1とキャパシタC1のインダクタンスおよびキャパシタンスを、それぞれL1、C1によって表すことがある。インダクタL2とキャパシタC2のインダクタンスおよびキャパシタンスを、それぞれL2、C2によって表すことがある。キャパシタC12のキャパシタンスをC12によって表すことがある。
以上の構成により、小型なアンテナ装置を実現できる。以下、この理由について説明する。
SRR104aの共振周波数は、SRR104aのインダクタンスL1とキャパシタンスC1との積の平方根に反比例する。同様に、SRR104bの共振周波数は、SRR104bのインダクタンスL2とキャパシタンスC2との積の平方根に反比例する。したがって、共振周波数を下げる(アンテナを波長比で小型化する)には、インダクタンスL1、L2とキャパシタンスC1、C2を大きくすることが考えられる。SRR104a、104bの開口103a、103bの面積を大きくすることでインダクタンスL1、L2は大きくできるが、アンテナの面積が大きくなってしまう。アンテナを大きくすることなく共振周波数を下げる方法として、キャパシタンスC1、C2を大きくすることがある。キャパシタンスC1、C2を大きくするには、空隙102a、102bを狭くすることが考えられる。しかし、製造上の理由から、空隙102a、102bの幅を狭くするにも限界がある。例えば、基板上にSRRを生成する場合、空隙の幅を、基板の最小導体間隔以下にすることはできない。
本実施形態では、SRR104a、104b同士を電気的に接続しないことで、キャパシタンスC12を発生させている。このキャパシタンスC12により、共振周波数を低くできる。絶縁層100を薄くするとSRR104a、104b間のキャパシタンスC12が増大し、共振周波数をより低くできる。さらに、本実施形態ではZ軸方向から見たときに、空隙102a、102bが互いに重ならない。これにより、キャパシタンスC12をより大きくでき、共振周波数をより低くできる。これについてさらに詳しく説明する。Z軸方向から見たときに、空隙102a、102bが互いに一致する状態から、一方のSRRをXY平面に平行な回転させると、共振周波数が次第に低くなり、空隙102a、102bが互いに反対に位置するときに(後述する図4A参照)共振周波数が最も低くなることがシミュレーションにより観測されている。これは、空隙102a、102bが互いに一致するときキャパシタンスC12が最も小さく、互いに反対に位置するとき、最もキャパシタンスC12が大きくなることを意味する。よって、本実施形態では、Z軸方向から見たときに、空隙102a、102bが少なくとも重ならないようにすることで、アンテナサイズを大きくすることなく、キャパシタンスC12を大きくし、SRR104a、104bの共振周波数を低くできる。
以下に、第一の実施形態の変形例を示す。
図4Aは、第一の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。図4BはY軸負方向から見た側面図、図4CはY軸正方向から見た側面図である。空隙102bを、Z軸方向から見て、空隙102aの反対側に配置している。このように空隙102bを配置することで、SRR104a、104bの間のキャパシタンスがより増大するため、共振周波数をより低くすることができる。
図5は、第二の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。このアンテナ装置は、グラウンド板付きコプレーナ線路で給電するアンテナ装置である。第二の導体層101bは、グラウンド付きコプレーナ線路のグラウンド106を含んでいる。給電線105と、SRR104aを形成する導体の一部(X軸方向に給電線105と対向する導体部分)と、絶縁層100と、空気の層(絶縁層100と第一および第二の導体層との間)と、グラウンド106とにより、グラウンド付きコプレーナ線路が形成する。グラウンド106は図示しない構造により、SRR104aと電気的に接続されており、SRR104bとは電気的に接続されていない。グラウンド板付きコプレーナ線路で給電すると、給電線105からの不要な電磁波の放射を抑えることができるため、アンテナの指向性の乱れ、および効率の低下を防げる。なお、図5の例では、SRR104bの導体の面積を、図1等よりも大きくしているが、これによるアンテナの特性の変化はほとんどない。これは、電流が開口103bの輪郭に沿って流れるためである。前述した他のアンテナ装置でも、本変形例と同様にSRR104bの導体の面積を大きくしてもよい。
図6は、第三の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。SRR104aの周囲の導体の面積が小さくされている。電流は、開口103aの輪郭に沿って流れるため、SRR104aの周囲の導体の面積を減らしても、アンテナの動作には影響を与えない。導体の面積を減らすことで、第一の導体層101aと第二の導体層101bの導体の面積の大きさを近づけることができるため、プリント基板上にアンテナ装置を形成する場合、基板の反りを低減することができる。
図7は、第四の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。このアンテナ装置では、マイクロストリップ線路で給電を行う。第二の導体層101bは、マイクロストリップ線路のグラウンド106を含む。給電線105と、絶縁層100と、空気の層(絶縁層100と第一および第二の導体層との間)と、グラウンド106とにより、マイクロストリップ線路が形成される。マイクロストリップ線路で給電することで、第一の導体層101aの導体の面積が小さくなるため、空いた領域に、例えば回路部品や配線などを配置することができる。なお、図4の構成と同様、空隙102bがSRR104aの空隙102aと反対側に形成されている。SRR104bとグラウンド106は電気的に接続されていない。
図8は、第五の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。図7と同様に、マイクロストリップ線路で給電を行う。空隙102aは、Y軸方向に沿って、図1等と反対側に形成されている。給電線105は、開口103aを囲む導体を分断することなく、SRR104aに接続されている。また、空隙102bは、Z軸方向から見て、空隙102aと反対側に形成されている。SRR104bを構成する導体の一部(空隙102bと反対側の部分)が、グラウンド106と電気的に接続されている。空隙102bを介して対向する部分同士が電気的に接続されていなければ、このようにSRR104bの一部がグラウンド106に接続されても問題ない。
図9Aは、第六の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。図9BはY軸負方向から見た側面図である。図9Cは、Y軸正方向から見た側面図である。SRR104bにおいて、開口103bを囲む導体部分に、空隙102bに加えて、空隙102cが設けられている。空隙102bと空隙102cは、Y軸方向に沿って互いに反対側に形成されている。このように複数の空隙を設けると、複数のキャパシタンスが直列に追加されるため、合成のキャパシタンスが小さくなり、SRR104bの共振周波数が高くなる。一方、SRR104a、104bの間のキャパシタンス(図3のC12参照)はほとんど変化しないため、SRR104aの共振周波数はほとんど変化しない。したがって、アンテナの大きさを保ったまま、SRR104aは低い周波数で共振し、SRR104bは高い周波数で共振するといった多共振化の効果が得られる。
この例では、空隙102aと空隙102cとがZ軸方向から見て互いに重なっているが、空隙102bは、空隙102aと重なっていないため、前述した本実施形態の効果を得ることができる。つまり、SRR104bの導体に複数の空隙が設けられている場合は、それらの内の一部の空隙が、空隙102aと重なっていてもよい。
SRR104aに複数の空隙を形成し、SRR104bに一つの空隙を形成してもよい。この場合も、図9A〜図9Cのアンテナ装置と同様の効果(小型かつ多共振)を得られる。
前述した実施形態および各変形例において、第一の導体層の上(Z軸正方向)や第二の導体層の下(Z軸負方向)にさらに別の絶縁層または別の導体層またはこれらの両方があっても良い。例えば、基板のソルダーレジストまたは半導体パッケージの封止樹脂が形成されてもよい。また、4層基板の2層のみを用いて、第一の実施形態のアンテナ装置を形成してもよい。
[第二の実施形態]
図10は、本発明の第二の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成の一例を表す図である。図10のアンテナ装置は、第一の実施形態の図4A〜図4Cの構成を基本としている。図4A〜図4Cとの差分を中心に説明する。
SRR204aは、空隙202aによって隔てられた導体部分にそれぞれ接続された、互いに平行な帯状の導体206aを含む。また、SRR204bは、空隙202bによって隔てられた導体部分にそれぞれ接続された、互いに平行な帯状の導体206bを含む。
帯状の導体206a、206bは、Z軸方向から見て屈曲しており、L字状の形状を有する。ただし、帯状の導体206a、206bは、直線状に形成されてもよいし、曲線状に形成されてもよい。帯状の導体206a、206bの形状は互いに異なっていてもよい。
帯状の導体206a間には容量が形成され、これによりSRR204aのキャパシタンスが増大する。同様に、帯状の導体206b間に容量が形成され、これによりSRR204bのキャパシタンスが増大する。よって、アンテナ(SRR204a、204b)の共振周波数をより下げることができる。帯状の導体206a、206bを長くすることで、これらのキャパシタンスがさらに増大し、SRR204a、204bの共振周波数をさらに下げることができる。
以下、第二の実施形態の変形例を示す。
図11は、第一の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。SRR204bは帯状の導体206bを備えているが、SRR204aは、帯状の導体を備えていない。このような構成にすることで、SRR204bのキャパシタンスのみが増大し、SRR204bの共振周波数を低くできる。したがって、アンテナの面積を保ったまま、一方のSRRの共振周波数の低周波化と、多共振化の効果が得られる。SRR204aが帯状の導体を備え、SRR206bが帯状の導体を備えない場合も、同様の効果が得られる。
図12は、第二の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。帯状の導体206bは、開口203bの外側に延伸されている。外側に延伸されたことによって、わずかにアンテナが大きくなるが、延伸された分だけキャパシタンスが増大するため、共振周波数を下げることができる。同様に、帯状の導体206aも開口203aの外側に延伸されていてもよい。
以上の変形例以外に、図4A〜図9Cに示したように、アンテナ装置を変形してもよい。
[第三の実施形態]
図13Aは、本発明の第三の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成の一例を示す図である。図13BはY軸負方向から見た側面図、図13CはY軸正方向から見た側面図である。
第三の実施形態は第一の実施形態または第二の実施形態を基本とする。アンテナ装置は、第一の導体層301aの上方(Z軸正方向)に、絶縁層300bを介して、第三の導体層301cを備える。絶縁層300bは、第三の導体層301cと、第一の導体層301aとの間に配置されている。絶縁層300bは、絶縁層300aと同様、種々の構成が可能である。第三の導体層301cは、給電線305を備えている。すなわち、給電線305は、第一および第二の導体層が互いに対向する方向(Z軸方向)に沿って、第一および第二の導体層と異なる位置に設けられている。給電線305は、柱状の導体307を介して、第一の導体層301aのSRR304aと電気的に接続されている。
柱状の導体307は、ドリルまたはレーザーで形成した穴の内側をメッキしたビアでもよいし、ピンヘッダや導線、金属製のネジなどでもよい。第一の導体層301aと給電線305との電気的接続を確実にするために、これらがはんだ付けされていてもよい。
第一の導体層301aはグラウンド306を備える。給電線305とグラウンド306と絶縁層300bとによりマイクロストリップ線路が形成されている。グラウンド306はSRR304aと電気的に分離されている。ただし、空隙302aを挟んで対向する部分同士は電気的に接続されない限り、グラウンド306がSRR304aに接続されても動作に支障はない。
給電線305を第三の導体層301cに配置することで、給電線305とSRR304aの接続位置をより自由に選べるようになるため、インピーダンス整合を取りやすくなる(例えば、開口303aを囲む矩形の導体の短辺に給電線を接続できる)。また、給電線305が開口303aの内部を通過することがないため、アンテナがより安定して動作するようになる。さらに、帯状の導体(図10または図12参照)を形成する場合には、開口303aの内部に帯状の導体を長く形成できるため、アンテナの共振周波数をより低くすることができる。
図13A〜図13Cの例では、第一の導体層301aの上方に第三の導体層301cを配置したが、別の構成例として、第二の導体層301bの下方(Z軸負方向)に、第三の導体層を配置し、第三の導体層に給電線を形成してもよい。また、第三の導体層と第二の導体層301bとの間に、絶縁層を配置してもよい。給電線と第二の導体層301bとを、柱状の導体等により接続してもよい。接続の方法は、上記の例と同様でよい。
以下に、第三の実施形態の変形例を示す。
図14は、第一の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。このアンテナ装置では、マイクロストリップ線路のグラウンド306が、第一の導体層301aではなく、第二の導体層301bに設けられている。これによりマイクロストリップ線路の特性インピーダンスが高くなるため、アンテナの入力インピーダンスが高い場合にインピーダンス整合をとりやすくなる。
図15は、第二の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。第三の導体層301cが、第一の導体層301aと第二の導体層301bの間に配置されている。第三の導体層301cと第一の導体層301aとの間には、絶縁層300bが配置されている。第三の導体層301cと第二の導体層301bとの間には、絶縁層300aが配置されている。第一の導体層301aが、マイクロストリップ線路のグラウンド306を備えており、グラウンド306は、柱状の導体307を介して、給電線305と接続されている。Z軸方向から見てグラウンド306が給電線305を覆っているため、給電線305から第一の導体層301a側への不要な電磁波の放射を抑圧することができる。なお、第二の導体層301bにグラウンドを形成することも可能である。この場合は、第二の導体層301b側への不要な放射を抑圧できる。
図16は、第三の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。第一の導体層301aと第二の導体層301bにそれぞれグラウンド306a、306bが設けられている。給電線305と絶縁層300b、300aとグラウンド306b、306aとこれらの間に存在する空気層とで、ストリップ線路が構成される。グラウンド306bは、図示しないビアなどによって、第一の導体層301aと電気的に接続されている。グラウンド306bとSRR304bは電気的に接続されていない。グラウンド306a、306bによって給電線305が覆われているため、第一の導体層301aおよび第二の導体層301b方向への給電線305からの不要な電磁波の放射を抑圧できる。
図17は、第四の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。グラウンド306bがSRR304bと電気的に接続されており(ただし空隙302bを挟んで対向する部分同士は短絡されない)、グラウンド306aは、SRR304aと電気的に接続されていない。グラウンド306bは、図示しないビアなどによって、グラウンド306aと電気的に接続されている。これによっても、図16の構成と同様の効果を得ることができる。
図18は、第五の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。上述した図16の第三の変形例において、グラウンド306a、306bを、柱状の導体307aと、複数の柱状の導体307bとで電気的に接続したものである。また、給電線305として、同軸線路を用いている。同軸線路(給電線)は、複数の柱状の導体307bに囲まれている。同軸線路を用いることで、絶縁層300a、300bの中を伝搬する不要な電磁波の放射も抑圧することができる。
第三の実施形態および各変形例(図13A〜図18)において、上方向(Z軸正方向)または下(Z軸負方向)またはこれらの両方に、別の絶縁層や別の導体層がさらにあってもよい。また、4層基板の3層のみを用いて第三の実施形態および各変形例のアンテナ装置を実現してもよい。また、矛盾の生じない限り、第一の実施形態および第二の実施形態と同様に変形してもよい。
[第四の実施形態]
図19Aは、本発明の第四の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成の一例を表す図である。図19BはY軸負方向から見た側面図、図19CはY軸正方向から見た側面図である。第四の実施形態は、第一乃至第三の実施形態を基本とし、導体層とSRRの数がそれぞれ3以上であることを特徴とする。一つの導体層に配置するSRRの数は1個以下である(導体層の数が4以上の場合、SRRの数が0個の導体層が存在しても良い)。
図19Aのアンテナ装置は、第一の実施形態に係る図4Aの構成の下方(Z軸負方向)に、絶縁層400aを介して、第三の導体層401cを配置したものに相当する。より詳細には、第二の導体層401bの下方に、絶縁層400aを介して第三の導体層401cが配置されている。別の構成例として、第三の導体層が、第一の導体層401aの上方(Z軸正方向)に、絶縁層を介して配置されてもよい。
第三の導体層401cは、SRR404cを備えている。SRR404cは、開口403cを囲み、周方向の一部を分断する空隙402cが形成された導体である。SRR404cは、絶縁層400aを介して、SRR404bと対向している。SRR404cは、SRR404bおよびSRR404aと電気的に分離している。
Z軸方向から見て、第三の導体層401cの空隙402cは、第二の導体層401bの空隙402bと重なっていない。このため第1の実施形態で述べたのと同様の理由で、第二の導体層401bと第三の導体層401c間の容量のキャパシタンスの増加の効果を得ることができる。空隙402aと空隙402bも、互いに重なっておらず、第一の導体層401aと第二の導体層401b間の容量のキャパシタンスの増加の効果を得ることができる。
ただし、第三の導体層401cの空隙402cが、第二の導体層401bの空隙402bと重なっていてもかまわない(つまり、空隙402b、402cの位置関係は問わない)。第三の導体層401cの空隙402cと第二の導体層401bの空隙402bが互いに重なっていても、第一の導体層401aの空隙402aと第二の導体層401bの空隙402bは互いに重なっていないため、第1の実施形態と同様にアンテナ装置の小型化の効果が得られる。
このように、互いに電気的に分離したSRRの個数が増えると、SRR間のキャパシタンスが増大するため、共振周波数をより低くできる。
以下に、第四の実施形態の変形例を示す。
図20は、第一の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。第二の導体層401bと第三の導体層401cのSRR404b、404cが、周方向沿って複数の柱状の導体406によって電気的に接続されている。ただし、空隙402bを挟んで対向する導体部分同士は短絡されず、空隙402cを挟んで対向する導体部分同士は短絡されないものとする。Z軸方向から見て、空隙402bと空隙402cは、互いに重なっている。SRR404b、404c同士を電気的に接続するとSRR404b、404c間のキャパシタンスがなくなるが、第二の導体層401bと第三の導体層401cの間の絶縁層400aの厚みが変化しても、アンテナ(SRR404b、404c)の共振周波数がほとんど変化しなくなる(共振周波数が安定する)。
例えば絶縁層の厚さが薄い基板などでは、絶縁層の厚さの寸法公差の割合が大きいことがある。また、絶縁層の種類によっては(例えばテフロンなどの場合)、温度変化によって絶縁層の厚さが大きく変化する。SRR間のキャパシタンスは、絶縁層の厚さに依存するため、これらの絶縁層の上下に配置されたSRR同士が電気的に接続されていない場合、絶縁層の厚さのばらつきによって、アンテナの共振周波数が敏感に変化してしまう。
図20の構成では、SRR404b、404c同士が電気的に接続されているため、SRR404b、404cの共振周波数が安定し、絶縁層の厚さが変化しても所望の周波数でアンテナが安定して動作する。さらに、絶縁層400aによる誘電体損失を低減できるため、アンテナの効率が向上する。なお、SRR404a、404bは電気的に接続されていないため、これまでの実施形態と同様に、本変形例のアンテナ装置も小型化の効果が得られる。
図21は、第二の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。空隙402cの位置が、図20と反対側になっている。さらに、空隙402aを挟んで対向する導体部分に、互いに平行な帯状の導体407aが接続され、空隙402bを挟んで対向する導体部分に、互いに平行な帯状の導体407bが接続され、空隙402cを挟んで対向する導体部分に、互いに平行な帯状の導体407cが接続されている。このように帯状の導体を追加することで、各SRRのキャパシタンスが増大し、共振周波数が低くなる。
図21の例では、第一の導体層401a、第二の導体層401bおよび第三の導体層401cのすべてに帯状の導体407a、407b、407cをそれぞれ追加したが、これらのうちの一部の導体層、例えば第三の導体層401cのみに帯状の導体を追加してもよい。
図21の例では、第一の導体層401aに給電線405が設けられていたが、別の導体層に給電線を設けてもよい。例えば4層基板において第一の導体層、第二の導体層、第四の導体層にSRR、第三の導体層に給電線を設けてもよい。矛盾の生じない限り、第一乃至第三の実施形態と同様に、本アンテナ装置を変形してもよい。
[第五の実施形態]
図22は、本発明の第五の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成の一例を表す図である。第五の実施形態は、第一乃至第四の実施形態を基本とし、少なくとも一つの導体層が、互いに電気的に接続されていない複数のSRRを備えることを特徴とする。
図22のアンテナ装置は、第一の実施形態に係る図4のアンテナ装置の第一の導体層の開口の内部に新たにSRRを追加したものに相当する。より詳細には、図22に示すように、第一の導体層501aの開口503aの内部に、SRR504cが追加されている。SRR504cは、開口503cを囲む、周方向の一部を分断する空隙502cを備えた導体である。SRR504cは、SRR504aおよびSRR504bが互いに対向する方向(Z軸方向)に直交する方向(X軸方向またはY軸方向)から見て、SRR504aと同じ位置に配置されている。このように、第一の導体層501aは、2つのSRR504a、504cを含む。これらのSRRは、電気的に接続されていない。同一の導体層に、電気的に接続されていない複数のSRRを配置することで、これら複数のSRR間にキャパシタンスが発生する。このキャパシタンスにより、これらのSRRの共振周波数を低くすることができる。
図23は、第一の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。この例では、第一の導体層501aではなく、第二の導体層501bに複数のSRRを設けている。第二の導体層501bの開口503bの内部に、SRR504cが追加されている。したがって、第二の導体層501bは、2つのSRR504b、504cを含む。これらのSRRは、電気的に接続されていない。これによっても図22の構成と同様の効果を得ることができる。
図24は、第二の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。図23と異なる点は、SRR504cが、SRR504bの開口503bの内部ではなく、外側に設けられていることである。その他の構成は、図23と同様である。
矛盾の生じない限り、第一乃至第四の実施形態と同様に変形が可能である。例えば、第一から第n(nは3以上の整数)の導体層のうち少なくとも1つの導体層に複数個のSRRを形成してよい。
[第六の実施形態]
図25は、本発明の第六の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成の一例を表す図である。第六の実施形態は、第一乃至第五の実施形態を基本とするが、第一乃至第五の実施形態とはSRRの構造が異なる。すなわち、第六の実施形態のSRRは、導体層に形成したスリットにより構成される。
第一の導体層601aにSRR604aが形成されている。SRR604aは、導体部603aを囲み、周方向の両端が互いに分離している開口パターン(スリット)である。両端同士は互いに対向している。導体部603aと、スリットの外側の導体部とは、スリットの互いに対向する両端間の導体部分(結合部)602aによって結合されている。
また、第二の導体層601bにSRR604bが形成されている。SRR604bは、導体部603bを囲み、周方向の両端が互いに分離している開口パターン(スリット)である。両端同士は互いに対向している。導体部603bと、スリットの外側の導体部とは、スリットの互いに対向する端間の導体部分(結合部)602bによって結合されている。
Z軸方向から見て、第一の導体層601aの結合部602aと、第二の導体層601bの結合部602bとは互いに重ならない。すなわち、結合部602aをZ軸負方向に射影した領域は、結合部602bと重ならない。図の例では、結合部602aと結合部602bは、Z軸方向から見て互いに反対側に位置する。
第一の導体層601aは、給電線605を備えている。給電線605は、第一の導体層601aの導体部603aと電気的に接続される。給電線605はスリット604aを分断しないように配置されている。SRR604a、604bでは、スリットに沿った磁流が発生するが、給電線605がスリット604aを分断すると、磁流が分断されてしまい、共振しなくなるためである。
第六の実施形態のSRRは、第一乃至第五の実施形態におけるSRRの導体と導体のない領域とを反転させたような構成を有する。電磁界的に双対の関係(電界と磁界、電流と磁流をそれぞれ入れ替えた関係)があるため、このように反転させても、共振周波数などのアンテナの特性は本質的に変わらない。したがって、第一乃至第五の実施形態と同様の動作が得られ、よって、小型なアンテナ装置を実現できる。
なお、共振周波数は、SRRの構成によって決定されるため、給電線の導体と導体のない領域を入れ替える必要はない。
以下に第六の実施形態の変形例を示す。
図26は、第一の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。スリット604aの両端に、互いに平行な帯状のスリット(開口パターン)606aが結合されている。図の例では、帯状のスリット606aの幅は、スリット604aと同じであるが、同じでなくてもよい。また、図の帯状のスリット606aは、L字状を有するが、他の形状でもよい。
同様に、スリット604bの両端に、互いに平行な帯状のスリット(開口パターン)606bが結合されている。図の例では、帯状のスリット606bの幅は、スリット604bと同じであるが、同じでなくてもよい。また、図の帯状のスリット606bは、L字状を有するが、他の形状でもよい。
本変形例のSRRは、第一乃至第五の実施形態における帯状の導体を有するSRRと電磁界的に双対の関係にある。
以上の構成により、第一乃至第五の実施形態における帯状の導体が接続されたSRRを有するアンテナ装置と同様に、アンテナ装置を大きくすることなく共振周波数を低くすることができる。
図27は、第二の変形例に係るアンテナ装置の概略構成図である。第二の導体層601bに、SRR604bとSRR604cが形成されている。SRR604cは、導体部603cを囲み、周方向の両端が互いに分離しているスリット(開口パターン)である。両端同士は互いに対向している。同一の導体層にスリットによる複数のSRRを形成することで、第一乃至第五の実施形態における複数のSRRを形成した場合と同様に、共振周波数の低周波数化および多共振化の効果が得られる。
矛盾の生じない限り、第一乃至第五の実施形態と同様の変形が可能である。
例えば、給電線605が、SRR604aおよびSRR604bが対向する方向(Z軸方向)に沿って、SRR604aおよびSRR604bと異なる位置に設けられてもよい。具体的に、第一の導体層601aからZ軸正方向に離れた位置、第二の導体層601bからZ軸負方向に離れた位置に、給電線を配置してもよい。または、第一の導体層601aと第二の導体層601bとの間に、第三の導体層を配置し、第三の導体層に給電線を配置してもよい。
また、第一の導体層601aおよび第二の導体層601bに加えて、第三の導体層〜第nの導体層を配置し、第三の導体層〜第nの導体層の少なくとも1つまたは全部に、スリットによるSRRを形成してもよい。また、第一の導体層〜第nの導体層のうちの任意の2つ以上が導体を介して電気的されてもよい。この際、当該2つ以上の導体層以外の導体層のうち互いに対向する任意の2つの導体層におけるスリットの両端間の導体部分は、Z軸方向から見て互いに重ならない。
ここで述べた以外の変形も、一乃至第五の実施形態およびそれらの各変形例と同様にして可能である。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100、200、300a、300b、400a、400b、500、600:絶縁層
101a、201a、301a、401a、501a、601a:第一の導体層
101b、201b、301b、401b、501b、601b:第二の導体層
301c、401c:第三の導体層
102a、202a、302a、402a、502a:空隙
102b、202b、302b、402b、502b:空隙
402c、502c:空隙
103a、203a、303a、403a、503a:開口
103b、203b、303b、403b、503b:開口
403c、503c:開口
104a、204a、304a、404a、504a、604a:スプリットリング共振器(SRR)
104b、204b、304b、404b、504b、604b:スプリットリング共振器(SRR)
404c、504c:スプリットリング共振器(SRR)
105、205、305、405、505、605:給電線
111,112:絶縁層
106、306:グラウンド
206a、407a:帯状の導体
206b、406b:帯状の導体
407c:帯状の導体
307、307a、307b、406:柱状の導体
602a、602b、602c:結合部
603a、603b、603c:導体部
606a、606b:帯状のスリット

Claims (16)

  1. 第一の開口を囲み、周方向の一部を分断する第一の空隙が形成された導体を有する第一のスプリットリング共振器と、
    前記第一のスプリットリング共振器に対向し、第二の開口を囲み、周方向の一部を分断する第二の空隙が形成された導体を有する第二のスプリットリング共振器と、
    前記第一のスプリットリング共振器または前記第二のスプリットリング共振器に給電する給電線と、を備え、
    前記第一のスプリットリング共振器は前記第二のスプリットリング共振器と電気的に接続されておらず、
    前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向から見て、前記第一の空隙は前記第二の空隙と重ならない
    アンテナ装置。
  2. 前記第一の空隙および前記第二の空隙は、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向から見て、互いに反対側に位置する
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第一のスプリットリング共振器は、前記第一の空隙を介して対向する導体部分にそれぞれ接続された、互いに平行な帯状の導体を含む、または、
    前記第二のスプリットリング共振器は、前記第二の空隙を介して対向する導体部分にそれぞれ接続された、互いに平行な帯状の導体を含む
    請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記給電線は、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が対向する方向に沿って、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器と異なる位置に設けられた
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 第三の開口〜第nの開口を囲み、周方向の一部を分断する第三の空隙〜第nの空隙が形成された導体を有する第三のスプリットリング共振器〜第nのスプリットリング共振器をさらに備え、前記nは3以上の整数であり、
    前記第一のスプリットリング共振器〜第nのスプリットリング共振器は、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が対向する方向に沿って、それぞれ異なる位置に設けられた
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第一のスプリットリング共振器〜第nのスプリットリング共振器のうちの任意の2つ以上が導体を介して電気的に接続されており、
    前記導体を介して接続された前記2つ以上のスプリットリング共振器以外のスプリットリング共振器のうちの任意の2つの対向するスプリットリング共振器の前記空隙は、互いに重ならない
    請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向に直交する方向から見て、前記第一のスプリットリング共振器または前記第二のスプリットリング共振器と同じ位置に配置された別のスプリットリング共振器をさらに備えた
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向に直交する方向から見て、前記第一のスプリットリング共振器〜前記第nのスプリットリング共振器のうち少なくとも1つと同じ位置に配置された別のスプリットリング共振器をさらに備えた
    請求項5または6に記載のアンテナ装置。
  9. 第一の導体層に形成され、第一の導体部を囲み、周方向の端が互いに分離している第一のスリットを有する第一のスプリットリング共振器と、
    前記第一の導体層に対向する第二の導体層に形成され、第二の導体部を囲み、周方向の端が互いに分離している第二のスリットを有する第二のスプリットリング共振器と、
    前記第一の導体層または前記第二の導体層に電気的に接続された給電線と、を備え、
    前記第一の導体層は前記第二の導体層と電気的に接続されておらず、
    前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向から見て、前記第一のスリットの前記端間の導体部分は、前記第二のスリットの前記端間の導体部分と重ならない
    アンテナ装置。
  10. 前記第一のスリットの前記端間の導体部分と、前記第二のスリットの前記端間の導体部分は、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が互いに対向する方向から見て、互いに反対側に位置する
    請求項9に記載のアンテナ装置。
  11. 前記第一のスプリットリング共振器は、前記第一のスリットの両端にそれぞれ結合された、互いに平行な帯状のスリットを含む、または、
    前記第二のスプリットリング共振器は、前記第二のスリットの両端にそれぞれ結合された、互いに平行な帯状のスリットを含む
    請求項9または10に記載のアンテナ装置。
  12. 前記給電線は、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器が対向する方向に沿って、前記第一のスプリットリング共振器および前記第二のスプリットリング共振器と異なる位置に設けられた
    請求項9ないし11のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  13. 第三の導体層〜第nの導体層に形成され、第三の導体部〜第nの導体部を囲み、周方向の端が互いに対向する第三のスリット〜第nのスリットを有する第三のスプリットリング共振器〜第nのスプリットリング共振器をさらに備え、前記nは3以上の整数である
    請求項9ないし12のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  14. 前記第一の〜第nの導体層のうちの任意の2つ以上が導体を介して電気的に接続されており、
    前記2つ以上の導体層以外の任意の対向する2つの導体層における前記スリットの端間の導体部分は、前記2つの導体層同士が対向する方向から見て、互いに重ならない
    請求項13に記載のアンテナ装置。
  15. 前記第一の導体層または前記第二の導体層に形成され、導体部を囲み、周方向の端が互いに分離しているスリットを有する別のスプリットリング共振器をさらに備えた
    請求項8ないし12のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  16. 前記第一の導体層〜前記第nの導体層のうちの少なくとも1つに形成され、導体部を囲み、周方向の端が互いに分離しているスリットを有する別のスプリットリング共振器をさらに備えた
    請求項13または14に記載のアンテナ装置。
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