JP2002280804A - 位相調整基板 - Google Patents

位相調整基板

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JP2002280804A
JP2002280804A JP2001076116A JP2001076116A JP2002280804A JP 2002280804 A JP2002280804 A JP 2002280804A JP 2001076116 A JP2001076116 A JP 2001076116A JP 2001076116 A JP2001076116 A JP 2001076116A JP 2002280804 A JP2002280804 A JP 2002280804A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広帯域に調整することができ、しかも、回路基
板の設計の容易化と、回路基板の小型化と、高次伝搬モ
ードの結合による損失の回避を図ることができる位相調
整基板を提供する。 【解決手段】本発明の第1実施形態4を、金属ベース3
を上側とし、信号配線6が高誘電率基板1と低誘電率基
板2を横断するように、かつ、矢印X2、X3の方向に
移動可能に回路基板5に重ねる。本発明の第1実施形態
4を矢印X2の方向に移動すると、信号配線6が高誘電
率基板1を横断する割合が小さくなり、信号配線6を伝
送する信号の位相を遅らせることができる。本発明の第
1実施形態4を矢印X3の方向に移動すると、信号配線
6が高誘電率基板1を横断する割合が大きくなり、信号
配線6を伝送する信号の位相を進ませることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の信号配
線を伝送する信号の位相を調整する場合等に使用して好
適な位相調整基板に関する。
【0002】たとえば、比誘電率10の誘電体基板に形
成されたマイクロストリップ線路での伝送信号の波長
は、周波数が10MHzの場合には約9.5m、10G
Hzの場合には約9.5mm、40GHzの場合には約
2.37mmとなる。
【0003】したがって、伝送信号の周波数が10GH
z程度であれば、回路基板に実装したICの位置ズレや
回路基板の接続部分の位置ズレ等により信号配線長に設
計値からのズレがあったとしても、ICの動作に影響を
与えることはないが、伝送信号が40GHz程度の高周
波になると、信号配線長の設計値からのズレがICの動
作に大きな影響を与えることになる。
【0004】たとえば、差動信号を与えるICを実装し
た回路基板においては、差動信号配線の長さにバラツキ
があると、ICに与える差動信号の対称性が悪化してI
Cの差動動作に大きな影響を与えてしまう。このような
場合には、差動信号の位相調整を行い、ICに対称性の
良い差動信号を与えるようにする必要がある。
【0005】また、クロックにより同期動作を行う複数
のICを実装した回路基板においては、クロック配線の
長さに設計値からのズレがあると、ICに与えるクロッ
クに位相のバラツキが発生することになり、ICの同期
動作に大きな影響を与えてしまう。このような場合に
は、クロックの位相調整を行い、全てのICに同期の取
れたクロックを与えるようにする必要がある。
【0006】
【従来の技術】従来、回路基板の信号配線を伝送する信
号の位相調整方法として、回路基板に実装するIC内に
位相調整回路を設ける方法と、信号配線長を調整する機
構を設ける方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】IC内に位相調整回路
を設ける方法は、半導体のpn接合容量を利用するもの
であり、広帯域に調整することが難しく、主として発振
器等の狭帯域回路で使用されている。
【0008】また、回路基板においては、伝送信号の波
長が短くなると、高次の伝搬モードが立ちやすく、損失
が極めて大きくなったり、不要な共振を起こしたりとい
った問題が生じてしまう。このため、信号配線長を調整
する機構を設ける方法では、構造設計及び制御が非常に
困難であるという問題点があった。
【0009】また、回路基板においては、周波数が高く
なるほど損失が大きくなるため、信号配線長を極力短く
する必要があるが、部品レイアウトの制限から伝送信号
の位相調整手段を設ける必要がある場合、信号配線長を
調整する機構を設ける方法では、信号配線を引き回すた
めのスペースを設ける必要があるために、さらに信号配
線が伸びてしまうと共に、信号配線間のクロストークも
起きやすくなるため、設計が難しくなるという問題点が
あった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、広帯域に調整
することができ、しかも、回路基板の設計の容易化と、
回路基板の小型化と、高次伝搬モードの結合による損失
の回避を図ることができるようにした位相調整基板を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の位相調整基板
は、誘電率の異なる第1、第2の誘電体基板を水平に配
置して成り、第1、第2の誘電体基板の水平面の形状
は、第1、第2の誘電体基板を横断する位置を変える
と、第1、第2の誘電体基板を横断する割合を変えるこ
とができる形状とされているというものである。
【0012】本発明の位相調整基板は、回路基板の信号
配線が第1、第2の誘電体基板を横断するように、か
つ、横断する割合を可変できるように回路基板に配置し
て使用される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して、
本発明の第1実施形態〜第3実施形態について説明す
る。
【0014】(第1実施形態・・図1〜図4)図1は本
発明の第1実施形態を示す図であり、図1Aは概略的斜
視図、図1Bは概略的平面図、図1Cは図1BのX1−
X1線に沿った概略的断面図である。図1中、1は誘電
率が相対的に高い高誘電率基板、2は誘電率が相対的に
低く、かつ、厚みが高誘電率基板1よりも薄い低誘電率
基板、3は金属ベースであり、本発明の第1実施形態
は、厚みが相対的に厚い三角板状の高誘電率基板1と厚
みが相対的に薄い三角板状の低誘電率基板2とを上面が
水平かつ四角形となるように(面一となるように)配置
することができる金属ベース3に高誘電率基板1と低誘
電率基板2とを上面が水平かつ四角形になるように(面
一となるように)張り合わせたものである。
【0015】図2は本発明の第1実施形態の第1使用方
法を説明するための概略的斜視図である。図2中、4は
本発明の第1実施形態、5は回路基板の一部分、6は回
路基板5の信号配線を示しており、本発明の第1実施形
態の第1使用方法は、図2Aに示すように、本発明の第
1実施形態4を、金属ベース3を上側とし、図2Bに示
すように、信号配線6が高誘電率基板1と低誘電率基板
2を横断するように、かつ、矢印X2、X3の方向に水
平に移動可能に回路基板5に重ねて使用するというもの
である。図2B〜図2Dでは、本発明の第1実施形態4
の厚みは、図示を省略している。
【0016】ここで、図2Cに示すように、本発明の第
1実施形態4を矢印X2の方向に移動すると、信号配線
6が高誘電率基板1を横断する割合が小さくなるので、
信号配線6を伝送する信号の位相を遅らせることができ
る。これに対して、図2Dに示すように、本発明の第1
実施形態4を矢印X3の方向に移動すると、信号配線6
が高誘電率基板1を横断する割合が大きくなるので、信
号配線6を伝送する信号の位相を進ませることができ
る。
【0017】本発明の第1実施形態4においては、高誘
電率基板1と低誘電率基板2を横断する信号配線6の幅
を一定としても、信号配線6のインピーダンス整合が取
れるように高誘電率基板1と低誘電率基板2の厚さが決
定されている。
【0018】また、本発明の第1実施形態4において
は、金属ベース3を有するようにし、信号配線6を伝送
する信号による電磁界が高誘電率基板1及び低誘電率基
板2を通る割合を大きくし、位相調整の効率化を図って
いるが、信号配線6を伝送する信号による電磁界が高誘
電率基板1及び低誘電率基板2を通る割合を更に大きく
するためには、回路基板5の誘電率が低い方が望まし
く、電波吸収材上に信号配線6を形成するようにしても
良い。
【0019】図3は本発明の第1実施形態4の第2使用
方法を説明するための概略的斜視図である。本発明の第
1実施形態4の第2使用方法は、図3Bに示すように、
本発明の第1実施形態4を、金属ベース3を下側とし、
信号配線6が高誘電率基板1と低誘電率基板2を横断す
るように、かつ、矢印X2、X3の方向に水平に移動可
能に回路基板5の裏側(信号配線6が形成されていない
側)に重ねて使用するというものである。なお、本発明
の第1実施形態4の第2使用方法の場合には、本発明の
第1実施形態4を水平方向に移動させる回路基板部分に
は接地導体を形成しないようにし、信号配線6を伝送す
る信号の電磁界が高誘電率基板1及び低誘電率基板2を
通過するようにする。
【0020】ここで、図3Cに示すように、本発明の第
1実施形態4を矢印X3の方向に移動すると、信号配線
6が高誘電率基板1を横断する割合が小さくなるので、
信号配線6を伝送する信号の位相を遅らせることができ
る。これに対して、図3Dに示すように、本発明の第1
実施形態4を矢印X2の方向に移動すると、信号配線6
が高誘電率基板1を横断する割合が大きくなるので、信
号配線6を伝送する信号の位相を進ませることができ
る。
【0021】図4は本発明の第1実施形態4の使用例を
示す概略的平面図である。図4中、7は回路基板、8、
9はIC、10はデータ入力端子、11〜13はデータ
用配線、14はデータ出力端子、15はクロック入力端
子、16〜20はクロック用配線、21、22はクロッ
ク分配器、23はクロック出力端子、24〜26は本発
明の第1実施形態4を図2に示す第1使用方法に従って
移動可能に装着した位相調整装置である。
【0022】この使用例においては、位相調整装置24
によりIC8に与えるクロックの位相調整を行うことが
でき、位相調整装置25によりIC9に与えるクロック
の位相調整を行うことができるので、同期ズレによるI
C8、9の誤動作を回避することができる。また、位相
調整装置26によりデータ信号とクロックとを同期させ
た状態で出力することができるため、回路基板7を備え
るモジュールの後段に接続するモジュールの誤動作を低
減することができる。なお、位相調整装置24〜26を
回路基板7の裏側(信号配線が形成されていない面)に
設置する場合には、回路基板7の表側(信号配線が形成
されている面)を有効に使用することができる。
【0023】以上のように、本発明の第1実施形態4に
よれば、信号配線が高誘電率基板1を横断する割合を調
整することにより、信号配線を伝送する信号の位相調整
を行うことができるので、広帯域に調整することができ
る。また、信号配線を直線に引いたまま自由に位相調整
を行うことができ、信号配線の引き回しの自由度が拡大
するので、回路基板の設計の容易化と、回路基板の小型
化と、高次伝搬モードの結合による損失の回避を図るこ
とができる。
【0024】(第2実施形態・・図5)図5は本発明の
第2実施形態を示す図であり、図5Aは概略的斜視図、
図5Bは概略的平面図、図5Cは図5BのX4−X4線
に沿った概略的断面図である。本発明の第2実施形態
は、高誘電率基板1と低誘電率基板2の接続部分ではイ
ンダクタンス成分が大きくなることから、高誘電率基板
1と低誘電率基板2の接続部分の形状を容量成分が大き
くなるような形状にして信号配線のインピーダンス整合
を図るようにし、その他については、本発明の第1実施
形態と同様に構成したものである。
【0025】本発明の第2実施形態によれば、本発明の
第1実施形態と同様の作用効果を得ることができると共
に、高誘電率基板1と低誘電率基板2を横断する信号配
線のインピーダンス整合を本発明の第1実施形態の場合
よりも精度高く取ることができる。
【0026】(第3実施形態・・図6〜図10)図6は
本発明の第3実施形態の概略的斜視図である。図6中、
27は誘電率が相対的に高い高誘電率基板、28は誘電
率が相対的に低く、かつ、厚みが高誘電率基板27より
も薄い低誘電率基板、29は金属ベースであり、本発明
の第2実施形態は、厚みが相対的に厚い半円板状の高誘
電率基板27と厚みが相対的に薄い半円板状の低誘電率
基板28とを上面が水平かつ円形となるように(面一と
なるように)配置することができる金属ベース29に高
誘電率基板27と低誘電率基板28とを上面が水平かつ
円形となるように(面一となるように)張り合わせたも
のである。
【0027】図7は本発明の第3実施形態の第1使用方
法を説明するための概略的斜視図である。図7A中、3
0は本発明の第3実施形態、31は回路基板の一部分、
32は回路基板31の信号配線を示しており、本発明の
第3実施形態の第1使用方法は、図7Bに示すように、
本発明の第3実施形態30を、金属ベース29を上側と
し、信号配線32が本発明の第3実施形態30の中央部
を避けるようにして高誘電率基板27と低誘電率基板2
8を横断するように、かつ、矢印X5、X6の方向に水
平回転可能に回路基板31に重ねて使用するというもの
である。図7C、図7Dでは、本発明の第3実施形態3
0の厚みは、図示を省略している。
【0028】ここで、図7Cに示すように、本発明の第
3実施形態30を矢印X5の方向に回転すると、信号配
線32が高誘電率基板27を横断する割合が小さくなる
ので、信号配線32を伝送する信号の位相を遅らせるこ
とができる。これに対して、図7Dに示すように、本発
明の第3実施形態30を矢印X6の方向に回転すると、
信号配線32が高誘電率基板27を横断する割合が大き
くなるので、信号配線32を伝送する信号の位相を進ま
せることができる。
【0029】本発明の第3実施形態30においては、高
誘電率基板27と低誘電率基板28を横断する信号配線
32の幅を一定としても、信号配線32のインピーダン
ス整合が取れるように、高誘電率基板27と低誘電率基
板28の厚さが決定されている。
【0030】また、本発明の第3実施形態30において
は、金属ベース29を有するようにし、信号配線32を
伝送する信号による電磁界が高誘電率基板27及び低誘
電率基板28を通る割合を大きくし、位相調整の効率化
を図っているが、信号配線32を伝送する信号による電
磁界が高誘電率基板27及び低誘電率基板28を通る割
合を更に大きくするためには、回路基板31の誘電率が
低い方が望ましく、電波吸収材上に信号配線32を形成
するようにしても良い。
【0031】なお、本発明の第3実施形態30を回路基
板31の裏側(信号配線32が形成されていない側)に
重ねるようにして使用することもできる。但し、この場
合には、本発明の第3実施形態30を重ねる回路基板部
分には接地導体を形成しないようにし、信号配線32を
伝送する信号の電磁界が高誘電率基板29及び低誘電率
基板28を通過するようにする。また、高誘電率基板2
7と低誘電率基板28の接続部分ではインダクタンス成
分が大きくなることから、本発明の第2実施形態のよう
に、高誘電率基板27と低誘電率基板28の接続部分の
形状を容量成分が大きくなるような形状にして信号配線
32のインピーダンス整合の高精度化を図るようにして
も良い。
【0032】図8は本発明の第3実施形態30の第2使
用方法を説明するための概略的斜視図であり、本発明の
第3実施形態30の第2使用方法は、本発明の第3実施
形態30を差動信号の位相調整に使用する場合である。
図8中、33は正相信号配線、34は逆相信号配線であ
る。
【0033】本発明の第3実施形態30の第2使用方法
は、図8Bに示すように、金属ベース29を上側とし、
正相信号配線33及び逆相信号配線34が本発明の第3
実施形態30の中央部を避けるようにして高誘電率基板
27と低誘電率基板28を横断するように、かつ、矢印
X5、X6の方向に水平回転可能に回路基板31に重ね
て使用するというものである。図8C、図8Dでは、本
発明の第3実施形態30の厚みは、図示を省略してい
る。
【0034】ここで、図8Cに示すように、本発明の第
3実施形態30を矢印X5の方向に回転すると、正相信
号配線33が高誘電率基板27を横断する割合が小さく
なるので、正相信号配線33を伝送する正相信号の位相
を遅らせることができると共に、逆相信号配線34が高
誘電率基板27を横断する割合が大きくなるので、逆相
信号配線34を伝送する逆相信号の位相を進ませること
ができる。
【0035】これに対して、図8Dに示すように、本発
明の第3実施形態30を矢印X6の方向に回転させる
と、正相信号配線33が高誘電率基板27を横断する割
合が大きくなるので、正相信号配線33を伝送する正相
信号の位相を進ませることができると共に、逆相信号配
線34が高誘電率基板27を横断する割合が小さくなる
ので、逆相信号配線34を伝送する逆相信号の位相を遅
らせることができる。
【0036】図9は本発明の第3実施形態30の第1使
用例を示す概略的平面図である。本発明の第3実施形態
の第1使用例は、図4に示す回路基板7に対して、位相
調整装置24〜26の代わりに、本発明の第3実施形態
30を回転可能に装着した位相調整装置35〜37を図
7に示す第1使用方法を実行することができるように設
けたものである。
【0037】本発明の第3実施形態30の第1使用例に
おいては、位相調整装置35によりIC8に与えるクロ
ックの位相調整を行うことができ、位相調整装置36に
よりIC9に与えるクロックの位相調整を行うことがで
きるので、同期ズレによるIC8、9の誤動作を回避す
ることができる。また、位相調整装置37によりデータ
信号とクロックとを同期させた状態で出力することがで
きるため、回路基板7を備えるモジュールの後段に接続
するモジュールの誤動作を低減することができる。な
お、位相調整装置35〜37を回路基板7の裏側(信号
配線が形成されていない面)に設置する場合には、回路
基板7の表側(信号配線が形成されている面)を有効に
使用することができる。
【0038】図10は本発明の第3実施形態30の第2
使用例を示す概略的平面図である。図10中、38は回
路基板、39、40はIC、41は正相信号入力端子、
42は逆相信号入力端子、43〜45は正相信号配線、
46〜48は逆相信号配線、49は正相信号出力端子、
50は逆相信号出力端子、51〜53は本発明の第3実
施形態30を回転可能に装着し、本発明の第3実施形態
30の第2使用方法を実行することができるように設け
られた位相調整装置である。
【0039】本発明の第3実施形態30の第2使用例に
おいては、位相調整装置51によりIC39に与える差
動信号の位相調整を行うことができ、位相調整装置52
によりIC40に与える差動信号の位相調整を行うこと
ができるので、差動信号の位相ズレによるIC39、4
0の誤動作を回避することができる。また、位相調整装
置53により、回路基板38を備えるモジュールの後段
に接続するモジュールに与える差動信号の位相調整を行
うことができ、後段に接続するモジュールの誤動作を低
減することができる。
【0040】以上のように、本発明の第3実施形態30
によれば、信号配線が高誘電率基板27を横断する割合
を調整することにより、信号配線を伝送する信号の位相
調整を行うことができるので、広帯域に調整することが
でき、また、特に、差動信号の位相調整を行う場合に効
率的な位相調整を行うことができる。また、信号配線を
直線に引いたまま自由に位相調整を行うことができ、信
号配線の引き回しの自由度が拡大するので、回路基板の
設計の容易化と、回路基板の小型化と、高次伝搬モード
の結合による損失の回避を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の位相調整基板に
よれば、信号配線が第1の誘電体基板を横断する割合と
第2の誘電体基板を横断する割合を調整することによ
り、信号配線を伝送する信号の位相調整を行うことがで
きるので、広帯域に調整することができる。また、信号
配線を直線に引いたまま自由に位相調整が可能であり、
信号配線自身の引き回しの自由度が拡大するので、回路
基板の小型化と、高次伝搬モードの結合による損失の回
避を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態の第1使用方法を説明す
るための概略的斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態の第2使用方法を説明す
るための概略的斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態の使用例を示す概略的平
面図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す概略的斜視図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態の第1使用方法を説明す
るための概略的斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態の第2使用方法を説明す
るための概略的斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態の第1使用例を示す概略
的平面図である。
【図10】本発明の第3実施形態の第2使用例を示す概
略的平面図である。
【符号の説明】
10 データ入力端子 11〜13 データ用配線 14 データ出力端子 15 クロック入力端子 16〜20 クロック用配線 21、22 クロック分配器 23 クロック出力端子 24〜26 位相調整装置 35〜37 位相調整装置 41 正相信号入力端子 42 逆相信号入力端子 43〜45 正相信号用配線 46〜48 逆相信号用配線 49 正相信号出力端子 50 逆相信号出力端子 51〜53 位相調整装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電率の異なる第1、第2の誘電体基板を
    水平に配置して成り、 前記第1、第2の誘電体基板の水平面の形状は、前記第
    1、第2の誘電体基板を横断する位置を変えると、前記
    第1、第2の誘電体基板を横断する割合を変えることが
    できる形状とされていることを特徴とする位相調整基
    板。
  2. 【請求項2】前記第1、第2の誘電体基板は、金属ベー
    スに固定されていることを特徴とする請求項1記載の位
    相調整基板。
  3. 【請求項3】前記第1、第2の誘電体基板の厚さは、第
    1、第2の誘電体基板を横断する信号配線の幅を一定と
    しても、前記信号配線のインピーダンス整合を図ること
    ができる厚さとされていることを特徴とする請求項2記
    載の位相調整基板。
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