JP2018058875A - 細菌感染を処置するための方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象における細菌感染を処置及び防止する方法、対象における細菌感染の処置及び防止に使用するための医薬を調製するための方法、及び薬学的及び獣医学的抗菌組成物の提供。【解決手段】治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩を対象に投与するステップを含み、細菌コロニー形成又は感染が、細菌作用物質によって引き起こされる方法。対象がヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、トリ、魚及びウマから選択される、方法。細菌作用物質がグラム陽性である、方法。ロベニジンを0.1〜250mg/体重kgの用量で投与する、方法。【選択図】なし

Description

本発明は、対象における細菌感染を処置及び防止する方法、対象における細菌感染の処置及び防止に使用するための医薬を調製するための方法、及び薬学的及び獣医学的抗菌組成物に関する。
疾患を引き起こすグラム陽性(G+ve)(黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、腸球菌(Enterococcus)種、及び肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae))、並びにグラム陰性(G−ve)病原体(大腸菌(Escherichia coli)、エンテロバクター(Enterobacter)種、サルモネラ(Salmonella)種、アシネトバクター・バウマンニイ(Acmeiobacter baumannii)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、及び緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の多剤耐性の蔓延の顕著な増大は、新しい抗感染症薬の投資の前例のないグローバルな低下と一致している。多剤耐性(MDR)細菌感染のために現在登録されている選択肢はわずかしかなく、臨床医に狭いスペクトル及び有毒な副作用のかなりの潜在性を伴ったコリスチンなどのより古い世代の薬物を考慮することを強いている。更に、薬物開発パイプラインを進んでいる新規クラスの抗感染治療剤は、より少ない。
2000年以来、ほぼ15年の期間、わずか5つの新規の作用機序(MOA)抗菌剤、すなわち、2000年のリネゾリド(オキサゾリジノン)、2003年のダプトマイシン(リポペプチド)、2007年のレタパムリン(プロイロムチリン)、2011年のフィダキソマイシン(マクロライドチアクマイシン)、及び2012年のベダキリン(ジアリールキノリン)がUS FDAによって認可されている。特に、これらの作用物質のいずれも、グラム陰性菌に対して有意な活性を有さない。新規のMOA抗菌剤は、2013年に認可されておらず、2014年においてこれまで、ともに現存するクラスの類似体であるテジゾリド及びダルババンシンのみが、米国での認可のために推奨されている。開発の様々な段階に300超の抗感染薬が存在する一方、これらの薬の大多数は、新しい効能について研究を受けている以前に認可された抗菌化合物又はこれらの誘導体である。
更に、動物特異的病原体の多剤耐性の蔓延は、動物における抗菌薬の登録及び使用のより多数の規制とともに、獣医を伝統的なクラスの抗微生物薬にますます頼る状態にさせている。動物からヒトへのMDR人畜共通感染生物の移動のリスクも、いくつかの最近登録された抗微生物剤、例えば、フルオロキノロン、並びに第三及び第四世代セファロスポリンなどの使用に対する更なる制限の要求に導いている。
ヒト及び動物の病原体中の抗菌耐性の発達の疫学
耐性発達の進化の多くは、重要なMDR生物の疫学の変化によって推進される。かつて人間の病院及び老人介護施設にのみ制限されていたが、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)株は、現在では憂慮すべき比率で地域社会から単離されている。更に、市中MRSA株は、パントン−バレンタインロイコシジン(PVL)毒素、皮膚及び軟組織病変、並びに著しい関連死亡率を伴った急速な電撃性壊死性肺炎に結び付けられる毒性因子を担持する可能性が高い。最近、MRSA株は、家畜、ウマ、及びコンパニオンアニマルを含むいくつかの重要な動物種において宿主適応した状態になっており、ヒトから動物及び動物からヒトへの移動の日常的なケースが記録されている。これは、株伝播及び公衆衛生にとって重要な結果を有する。MRSA鼻腔保菌についての751人のオーストラリア獣医の最近の調査により、小動物獣医の4.9%及びほとんど動物と接触しない獣医の0.9%と比較して、ウマの獣医の注目すべき21.4%がMRSA陽性であることが判明した。MRSAのこれらの生態学的シフトは、リネゾリドなどのMRSAのために特に開発された新薬に対する耐性の出現とともに、新しいMRSA抗感染薬が緊急に必要とされていることを裏付ける。更に、そのときMRSAを処置するためにバンコマイシンを使用する病院は、またもや限られた代替の抗微生物薬選択を用いて、病院の患者におけるバンコマイシン−耐性腸球菌(Enterococci)(VRE)感染症のアウトブレイクに対処しなければならない。
大腸菌(E. coli)O25b:ST131などの高度に伝染性の強いMDRグラム陰性菌の地域社会内でのグローバルな出現及び広がりは、細菌性病原体が毒性及び耐性決定基の両方を同時に進化させ得ることを裏付ける。最近のMRSA疫学に反響して、ヒトにおける尿路及び血流感染症の主な原因である大腸菌O25b:ST131は、現在ではコンパニオンアニマルにおける腸外感染症、及び家禽から単離されている。フルオロキノロン並びに広域スペクトルのベータ−ラクタム及びカルバペネムに対する組み合わされた耐性を有する大腸菌O25b:ST131及び他のMDR腸内細菌科(Enterobacteriaceae)の増大しつつある重大さは、カルバペネムファミリーにおける漸増的な進展は別として、G−veスペクトル抗感染薬の開発の最近のブレークスルーがわずかしかないことを特に考慮すると別の心配な傾向である。
世界保健機関は、抗生物質耐性を世界的な健康への3つの主要な将来の脅威の1つとして特定した。米国疾病管理予防センター(CDC)からの最近の報告では、「米国において、200万超の人が抗生物質耐性感染症で毎年病気になっており、少なくとも23,000人が結果として死亡している」と推定された。抗生物質耐性感染症の単一の症例を処置及び管理することに関連した米国単独での追加の医療費は、1年当たり18,588米国ドルから29,069米国ドルの間であり、毎年200億米国ドル超の米国健康システムへの全体的な直接コストをもたらしていると推定される。更に、生産性の損失の観点からの米国の家庭へのコストは、1年当たり350億米国ドル超と推定されている。欧州連合(EU)内の25000の患者が、多くのEU国が世界のベストプラクティスの病院サーベイランス及び感染症コントロールストラテジーを有するにもかかわらず、MDR細菌での感染症で依然として毎年死亡する。EUは、保健医療費をかけており、MDR感染症に関連した生産性の損失は、少なくとも1年当たり少なくとも15億ユーロであると推定されている。
有効性が抗菌耐性機構によってますます弱められている現在利用可能な抗菌剤を添加し、置き換える新規作用機序を有する抗菌剤の未だ対処されていない臨床的必要性がある。多耐性菌による感染の処置における代替の抗菌薬の必要性が残っている。しかし、米国感染症学会及び欧州疾病管理予防センターによって報告されているように、現存する処置に対して有望な結果をもたらす新薬はほとんど開発されていない(非特許文献1)。
Infectious Diseases Society of America 2010、Clinical Infectious Diseases、50(8):1081〜1083頁
本発明の目的は、先行技術の欠陥の少なくとも1つを克服することである。
上記に示した背景技術の考察は、本発明の理解を促進することだけを意図している。この考察は、参照される材料のいずれも、本願の優先日におけるものと共通の一般的な知識の一部である、又は一部であったことの確認又は承認ではない。
本発明の一態様によれば、対象における細菌コロニー形成又は感染を処置又は防止する方法であって、治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩を対象に投与するステップを含む方法が提供される。この態様では、細菌コロニー形成又は感染は、細菌作用物質(bacterial agent)によって引き起こされる。
本発明の別の態様によれば、対象における細菌コロニー形成又は感染を処置するための医薬の製造におけるロベニジン、又は治療的に許容されるその塩の使用が提供される。この態様では、細菌コロニー形成又は感染は、細菌作用物質によって引き起こされる。
対象は、細菌によってコロニー形成又は感染をすることができる任意の対象であり得る。対象は、哺乳動物であってもよく、又は魚若しくはトリであってもよい。好ましくは、対象は、それだけに限らないが、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、他の反芻動物種、ブタ、ウマ、トリ、又は魚を含む群から選択される。
本明細書において、ロベニジン(1,2−ビス[(E)−(4−クロロフェニル)メチリデンアミノ]グアニジンとしても公知であり、また、本明細書中、NCL812と記載される)は、次の化学構造式で表される化合物を意味する。
ロベニジンは、0.1mg/体重1kg〜250mg/体重1kg、好ましくは、1mg/体重1kg〜100mg/体重1kg、より好ましくは5mg/体重1kg〜50mg/体重1kgを含む群から選択される用量で対象に投与され得る。ロベニジンは、毎時間、毎日3回;毎日2回;毎日;1日おき;毎週2回;毎週1回;2週間に1回;毎月1回;2カ月に1回からなる群から選択される投薬スケジュールを使用して、又は定速若しくは可変速度注入によって対象に投与され得る。好ましくは、ロベニジンは、コロニー形成又は感染の兆し及び症状が少なくとも部分的に処置又は軽減されるまで投与される。
一実施形態では、処置後の対象の血液中のロベニジン(又はロベニジン代謝産物)の濃度は、それだけに限らないが、2時間の時点で0.1から10μg/mLの間、12時間後に1から200μg/mLの間;24時間後に0.1から5μg/mLの間;48時間後に0.01から2μg/mLの間;72時間後に0.0001から1μg/mLの間を含む群から選択される範囲内である。好ましくは、濃度は、それだけに限らないが、12時間後に200μg/mL未満;24時間後に5μg/mL未満;48時間後に1μg/L未満、及び72時間後に0.5μg/mL未満を含む群から選択される。
細菌感染を引き起こす作用物質は、細菌作用物質である。好適な一実施形態では、作用物質は、原虫種でない。好適な一実施形態では、作用物質は、コクシジウム原虫でない。より好ましくは、作用物質は、ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)でも、以下の論文で論じられているJyndevad DenmarkからHansenらによって収集された土壌試料中に存在する従属栄養細菌種でもない:Hansenら、2012、Chemosphere、86:212〜215頁、及びHansenら、2009、Environmental Pollution、157:474〜480頁。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陰性である。別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性である。別の実施形態では、細菌作用物質は、細胞壁を有さない。別の実施形態では、細菌感染は、グラム陰性、グラム陽性、及び細胞壁を有さない細菌作用物質からなる群から選択される少なくとも2種の作用物質の混合物によって引き起こされる。
細菌感染を引き起こす細菌作用物質は、それだけに限らないが、ブドウ球菌(Staphylococcus)種、連鎖球菌(Streptococcus)、腸球菌種、ロイコノストック(Leuconostoc)種、コリネバクテリウム(Corynebacterium)種、アルカノバクテリア(Arcanobacteria)種、トルエペレラ(Trueperella)種、ロドコッカス(Rhodococcus)種、バチルス(Bacillus)種、嫌気性球菌(Anaerobic Cocci)、嫌気性グラム陽性非芽胞形成性桿菌(Bacilli)、アクチノマイセス(Actinomyces)種、クロストリジウム(Clostridium)種、ノカルディア(Nocardia)種、エリジペロスリックス(Erysipelothrix)種、リステリア(Listeria)種、キトコッカス(Kytococcus)種、マイコプラズマ(Mycoplasma)種、ウレアプラズマ(Ureaplasma)種、及びマイコバクテリウム(Mycobacterium)種からなる群から選択されるグラム陽性細菌作用物質であり得る。
一実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、ブドウ球菌種を含む群から選択される。ブドウ球菌種の例としては、スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis)、スタフィロコッカス・ヘモリティカス(Staphylococcus haemolyticus)、スタフィロコッカス・ルグドゥネンシス(Staphylococcus lugdunensis)、スタフィロコッカス・サプロフィティカス(Staphylococcus saprophyticus)、スタフィロコッカス・アウリクラーリス(Staphylococcus auricularis)、スタフィロコッカス・カピティス(Staphylococcus capitis)、スタフィロコッカス・カプラエ(Staphylococcus caprae)、スタフィロコッカス・カルノーサス(Staphylococcus carnosus)、スタフィロコッカス・コーニイ(Staphylococcus cohnii)、スタフィロコッカス・ホミニス(Staphylococcus hominis)、スタフィロコッカス・パステウリ(Staphylococcus pasteuri)、スタフィロコッカス・ペッテンコフェリ(Staphylococcus pettenkoferi)、スタフィロコッカス・プルベレリー(Staphylococcus pulvereri)、スタフィロコッカス・サッカロリティカス(Staphylococcus saccharolyticus)、スタフィロコッカス・シミュランス (Staphylococcus simulans)、スタフィロコッカス・シュライフェリ(Staphylococcus schleiferi)、スタフィロコッカス・ワーネリ(Staphylococcus warneri)、スタフィロコッカス・キシローサス(Staphylococcus xylosus)、スタフィロコッカス・アーレッタエ(Staphylococcus arlettae)、スタフィロコッカス・カセオリティカス(Staphylococcus caseolyticus)、スタフィロコッカス・クロモゲネス(Staphylococcus chromogenes)、スタフィロコッカス・コンディメンティ(Staphylococcus condimenti)、スタフィロコッカス・デルフィニ(Staphylococcus delphini)、スタフィロコッカス・エクオルム(Staphylococcus equorum)、スタフィロコッカス・フェリス(Staphylococcus felis)、スタフィロコッカス・フレウレッティイ(Staphylococcus fleurettii)、スタフィロコッカス・ガリナルム(Staphylococcus gallinarum)、スタフィロコッカス・ヒイカス(Staphylococcus hyicus)、スタフィロコッカス・インターメディウス(Staphylococcus intermedius)、スタフィロコッカス・クルーシイ(Staphylococcus kloosii)、スタフィロコッカス・レンタス(Staphylococcus lentus)、スタフィロコッカス・ルトラエ(Staphylococcus lutrae)、スタフィロコッカス・ムスカエ(Staphylococcus muscae)、スタフィロコッカス・ネパレンシス(Staphylococcus nepalensis)、スタフィロコッカス・ピスシフェルメンタンス(Staphylococcus piscifermentans)、スタフィロコッカス・シュードインターメディウス(Staphylococcus pseudintermedius)、スタフィロコッカス・シウリ(Staphylococcus sciuri)、スタフィロコッカス・シミアエ(Staphylococcus simiae)、スタフィロコッカス・サクシヌス(Staphylococcus succinus)、及びスタフィロコッカス・ビツリヌス(Staphylococcus vitulinus)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、連鎖球菌種を含む群から選択される。連鎖球菌種の例としては、ストレプトコッカス・アガラクチアエ(Streptococcus agalactiae)、ストレプトコッカス・アラクトリティカス(Streptococcus alactolyticus)、ストレプトコッカス・アンギノーサス(Streptococcus anginosus)、ストレプトコッカス・カニス(Streptococcus canis)、ストレプトコッカス・コンステラタス(Streptococcus constellatus)、トレプトコッカス・クリセタス(Streptococcus cricetus)、ストレプトコッカス・クリスタタス(Streptococcus cristatus)、ストレプトコッカス・ダウネイ(Streptococcus downei)、ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ亜種ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgalactiae subsp. dysgalactiae)、ストレプトコッカス・ディスガテクティアエ亜種エクイシミリス(Streptococcus dysgalactiae subsp. equisimilis)、ストレプトコッカス・エクイ亜種エクイ(Streptococcus equi subsp. equi)、ストレプトコッカス・エクイ亜種ズーエピデミカス(Streptococcus equi subsp. zooepidemicus)、ストレプトコッカス・フェルス(Streptococcus ferus)、ストレプトコッカス・ガロリティカス亜種ガロリティカス(Streptococcus gallolyticus subsp. gallolyticus)(以前にストレプトコッカス・ボビス(Streptococcus bovis)生物型i)、ストレプトコッカス・ガロリティカス亜種パスツーリアヌス(Streptococcus gallolyticus subsp. pasteurianus)(以前にストレプトコッカス・ボビス生物型ii/2)、ストレプトコッカス・ゴルドニイ(Streptococcus gordonii)、ストレプトコッカス・ハイオインテスティナリス(Streptococcus hyointestinalis)、ストレプトコッカス・ハイオバギナーリス(Streptococcus hyovaginalis)、ストレプトコッカス・インファンタリウス(Streptococcus infantarius)、ストレプトコッカス・インファンタリウス亜種インファンタリウス(Streptococcus infantarius subsp infantarius)、ストレプトコッカス・インファンティス(Streptococcus infantis)、ストレプトコッカス・イニアエ(Streptococcus iniae)、ストレプトコッカス・インターメディウス(Streptococcus intermedius)、ストレプトコッカス・ルテティエンシス(Streptococcus lutetiensis)(以前にストレプトコッカス・ボビス生物型ii.1)、ストレプトコッカス・マカカエ(Streptococcus macacae)、ストレプトコッカス・ミティス(Streptococcus mitis)、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)、ストレプトコッカス・オラリス(Streptococcus oralis)、ストレプトコッカス・オリスラッティ(Streptococcus orisratti)、ストレプトコッカス・パラサングイニス(Streptococcus parasanguinis)、ストレプトコッカス・ペロリス(Streptococcus peroris)、肺炎連鎖球菌、ストレプトコッカス・ポルシナス(Streptococcus porcinus)、ストレプトコッカス・シュードインターメディウス(Streptococcus pseudintermedius)、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコッカス・ラッティ(Streptococcus ratti)、ストレプトコッカス・サリバリウス(Streptococcus salivarius)、ストレプトコッカス・サングイニス(Streptococcus sanguinis)、ストレプトコッカス・ソブリナス(Streptococcus sobrinus)、ブタ連鎖球菌(Streptococcus suis)、サーモフィルス菌(Streptococcus thermophilus)、ストレプトコッカス・ベスティブラリス(Streptococcus vestibularis)、並びに栄養バリアント(欠乏した)連鎖球菌(アビトロフィア・デフェクティバ(Abiotrophia defectiva)、グラニュリカテラ・アディアセンス(Granulicatella adiacens)、グラニュリカテラ・エレガンス(Granulicatella elegans)、及びグラニュリカテラ・パラ−アディアセンス(Granulicatella para-adiacens))、並びに関連種、例えば、ロシア・ムシラジノーサ(Rothia mucilaginosa)(以前にストマトコッカス・ムシラギノサス(Stomatococcus mucilaginosus))及びペディオコッカス(Pediococcus)などがある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、腸球菌種を含む群から選択される。腸球菌種の例としては、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、エンテロコッカス・ガリナルム(Enterococcus gallinarum)、エンテロコッカス・デュランス(Enterococcus durans)、エンテロコッカス・アビウム(Enterococcus avium)、エンテロコッカス・ラフィノーサス(Enterococcus raffinosus)、エンテロコッカス・パレンス(Enterococcus pallens)、エンテロコッカス・ギルブス(Enterococcus gilvus)、エンテロコッカス・セコルム(Enterococcus cecorum)、エンテロコッカス・マロドーラツス(Enterococcus malodoratus)、エンテロコッカス・イタリクス(Enterococcus italicus)、エンテロコッカス・サングイニコラ(Enterococcus sanguinicola)、エンテロコッカス・ムンチイ(Enterococcus mundtii)、エンテロコッカス・カセリフラブス(Enterococcus casseliflavus)/フラベッセンス(flavescens)、エンテロコッカス・ディスパー(Enterococcus dispar)、エンテロコッカス・ヒラエ(Enterococcus hirae)、エンテロコッカス・シュードアビウム(Enterococcus pseudoavium)、及びエンテロコッカス・ボービス(Enterococcus bovis)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、ロイコノストック種を含む群から選択される。ロイコノストック種の例としては、ロイコノストック・メセンテロイデス(Leuconostoc mesenteroides)、ロイコノストック・シュードメセンテロイデス(Leuconostoc pseudomesenteroides)、ロイコノストック・パラメセンテロイデス(Leuconostoc paramesenteroides)、ロイコノストック・シトレウム(Leuconostoc citreum)、及びロイコノストック・ラクティス(Leuconostoc lactis)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、コリネバクテリウム種を含む群から選択される。コリネバクテリウム種の例としては、非親油性発酵性コリネバクテリウム種、例えば、コリネバクテリウム・アルセランス(Corynebacterium ulcerans)、コリネバクテリウム・シュードツベルクロシス(Corynebacterium pseudotuberculosis)、コリネバクテリウム・ゼローシス(Corynebacterium xerosis)、コリネバクテリウム・ストリアツム(Corynebacterium striatum)、コリネバクテリウム・ミヌティシマム(Corynebacterium minutissimum)、コリネバクテリウム・アミコラツム(Corynebacterium amycolatum)、コリネバクテリウム・グルクロノリティカム、コリネバクテリウム・アルゲントラテンス(Corynebacterium argentoratense)、コリネバクテリウム・マトルコティイ(Corynebacterium matruchotii)、コリネバクテリウム・リエゲリイ(Corynebacterium riegelii)、コリネバクテリウム・コンフサム(Corynebacterium confusum)、コリネバクテリウム・シスタイティディス(Corynebacterium cystitidis)、コリネバクテリウム・ジフテリア(Corynebacterium diphtheria)、コリネバクテリウム・シミュランス(Corynebacterium simulans)、コリネバクテリウム・スンドスバレンス(Corynebacterium sundsvallense)、コリネバクテリウム・ソムセニイ(Corynebacterium thomssenii)、コリネバクテリウム・フレネイ(Corynebacterium freneyi)、及びコリネバクテリウム・アウリムコスム(Corynebacterium aurimucosum)など、非親油性非発酵性コリネバクテリウム種、例えば、コリネバクテリウム・アフェルメンタンス・アフェルメンタンス(Corynebacterium afermentans afermentans)、コリネバクテリウム・オーリス(Corynebacterium auris)、偽ジフテリア菌(Corynebacterium pseudodiphtheriticum)、及びコリネバクテリウム・プロピンクム(Corynebacterium propinquum)など、並びに親油性コリネバクテリウム種、例えば、コリネバクテリウム・ジェイケイウム(Corynebacterium jeikeium)、コリネバクテリウム・ウレアリティカム(Corynebacterium urealyticum)、コリネバクテリウム・アフェルメンタンス・リポフィルム(Corynebacterium afermentans lipophilum)、コリネバクテリウム・アクコレンス(Corynebacterium accolens)、コリネバクテリウム・マクギンレイ(Corynebacterium macginleyi)、コリネバクテリウム・ツベルクロステアリカム(Corynebacterium tuberculostearicum)、コリネバクテリウム・クロッペンステッティイ(Corynebacterium kroppenstedtii)、コリネバクテリウム・クツシェリ(Corynebacterium kutscheri)、コリネバクテリウム・ピロサム(Corynebacterium pilosum)、コリネバクテリウム・ボビス(Corynebacterium bovis)、CDCコリネ型群F−1とG、及びコリネバクテリウム・リポフィロフラバム(Corynebacterium lipophiloflavum)など、並びに他のコリネバクテリウム種、例えば、ツリセラ(Turicella)、アルスロバクター(Arthrobacter)、ブレビバクテリウム(Brevibacterium)、デルマバクター(Dermabacter)、ロシア(Rothia)、オエルスコビア(Oerskovia)、ミクロバクテリウム(Microbacterium)、及びレイフソニア・アクアティカ(Leifsonia aquatica)などがある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、アルカノバクテリア種を含む群から選択される。アルカノバクテリア種の例としては、A.ヘモライティカム(A. haemolyticum)、A.ピオゲネス(A. pyogenes)(トルエペレラ・ピオゲネス(Trueperella pyogenes)として現在公知、当初はアクチノマイセス・ピオゲネス(Actinomyces pyogenes)として公知)、及びA.ベルナルディアエ(A. bernardiae)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、ロドコッカス種を含む群から選択される。ロドコッカス種の例としては、ロドコッカス・エクイ(Rhodococcus equi)、ロドコッカス・エリスロポリス(Rhodococcus erythropolis)、ロドコッカス・ファシアンス(Rhodococcus fascians)、及びロドコッカス・ロドクラウス(Rhodococcus rhodochrous)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、ゴルドニア(Gordonia)種を含む群から選択される。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、ツカムレラ(Tsukamurella)種を含む群から選択される。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、アコレプラズマ(Acholeplasma)種を含む群から選択される。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、クロシエラ・エクイ(Crossiella equi)などのアクチノバクテリア(Actinobacteria)を含む群から選択される。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、バチルス種を含む群から選択される。バチルス種の例としては、炭疽菌(Bacillus anthracis)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)、バチルス・サークランス(Bacillus circulans)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・スファエリカス(Bacillus sphaericus)、枯草菌(Bacillus subtilis)、ブレビバチルス・ブレービス(Brevibacillus brevis)、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus)、及びパエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、嫌気性球菌を含む群から選択される。嫌気性球菌の例としては、アナエロココッカス・ムルドキイ(Anaerococcus murdochii)、アナエロコッカス・プレボティイ(Anaerococcus prevotii)、アナエロコッカス・テトラデイウス(Anaerococcus tetradius)、アナエロコッカス・オクタビウス(Anaerococcus octavius)、アナエロコッカス・ハイドロゲナリス(Anaerococcus hydrogenalis)、アナエロコッカス・ラクトリティカス(Anaerococcus lactolyticus)、アナエロコツカス・バギナリス(Anaerococcus vaginalis)、アトポビウム・パルブルム(Atopobium parvulum)、フィネゴルディア・マグナ(Finegoldia magna)、ガリコーラ・バーネサエ(Gallicola barnesae)、ゲメラ・アサッカロリティカ(Gemella asaccharolytica)、ゲメラ・バーゲリ(Gemella bergeri)、ゲメラ・クニクリ(Gemella cuniculi)、ゲメラ・ヘモリサンス(Gemella haemolysans)、ゲメラ・モルビロルム(Gemella morbillorum)、ゲメラ・パラティカニス(Gemella palaticanis)、ゲメラ・サングイニス(Gemella sanguinis)、パルビモナス・ミクラ(Parvimonas micra)、ペプトコッカス・ニガー(Peptococcus niger)、ペプトニフィラス・アサッカロリチカス(Peptoniphilus asaccharolyticus)、ペプトニフィラス・ゴルバキイ(Peptoniphilus gorbachii)、ペプトニフィラス・インドリカス(Peptoniphilus indolicus)、ペプトニフィラス・ハレイ(Peptoniphilus harei)、ペプトニフィラス・イボリイ(Peptoniphilus ivorii)、ペプトニフィラス・ラクリモリス(Peptoniphilus lacrimalis)、ペプトニフィラス・オルセニイ(Peptoniphilus olsenii)、ペプトストレプトコッカス・ストマティス(Peptostreptococcus stomatis)、ペプトストレプトコッカス・アナエロビウス(Peptostreptococcus anaerobius)、ルミノコッカス・プロダクタス(Ruminococcus productus)、スラッキア・ヘリオトリニレデューセンス(Slackia heliotrinireducens)、及びスタフィロコッカス・サッカロリティカス(Staphylococcus saccharolyticus)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、嫌気性グラム陽性非芽胞形成性桿菌を含む群から選択される。嫌気性グラム陽性非芽胞形成性桿菌の例としては、アロスカルドビア・オムニコレンス(Alloscardovia omnicolens)、アトポビウム(Atopobium)種(アトポビウム・ミヌタム(Atopobium minutum)、アトポビウム・リマエ(Atopobium rimae)、アトポビウム・パルブルム、及びアトポビウム・バギナエ(Atopobium vaginae)など)、ビフィドバクテリウム(Bifidobacteria)(ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(Bifidobacteria adolescentis)、ビフィドバクテリウム・デンティウム(Bifidobacteria dentium)、ビフィドバクテリウム・スカルドビイ(Bifidobacteria scardovii))、カタバクター・ホンコンジェンシス(Catabacter hongkongensis)、コリンゼラ・アエロファシエンス(Collinsella aerofaciens)、エガセラ(Eggerthella)(エガセラ・レンタ(Eggerthella lenta)、エガセラ・ホンコンジェンシス(Eggerthella hongkongensis)、及びエガセラ・シネンシス(Eggerthella sinensis)など)、ユウバクテリウム(Eubacterium)及び関連種(ユウバクテリウム・ノダタム(Eubacterium nodatum)、ユウバクテリウム・テヌエ(Eubacterium tenue)、ユウバクテリウム・ブラキー(Eubacterium brachy)、ユウバクテリウム・インファーマム(Eubacterium infirmum)、ユウバクテリウム・ミヌタム(Eubacterium minutum)、ユウバクテリウム・ノダタム、ユウバクテリウム・サフェヌム(Eubacterium saphenum)、ユウバクテリウム・スルシ(Eubacterium sulci)、フィリファクター・アロキス(Filifactor alocis)、モギバクテリウム・チミダム(Mogibacterium timidum)、モギバクテリウム・ベスカム(Mogibacterium vescum)、シュードラミバクター・アラクトリティクス(Pseudoramibacter alactolyticus)、ブレイディア・エクストルクタ(Bulleidia extructa)、及びソロバクテリウム・ムーレイ(Solobacterium moorei)など)、ラクトバチルス(Lactobacillus)種(ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバチルス・アシドフィラス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・イナース(Lactobacillus iners)、及びラクトバチルス・アルチュネンシス(Lactobacillus ultunensis)など)、モビルンカス(Mobiluncus)種(モビルンカス・クルティシイ(Mobiluncus curtisii)、モビルンカス・ムリエリス(Mobiluncus mulieris)など)、モリエラ・インドリゲネス(Moryella indoligenes)、オルセネラ・オーラル(Olsenella oral)種(オルセネラ・ウリ(Olsenella uli)及びオルセネラ・プロフューザ(Olsenella profusa)など)、オリバクテリウム・シナス(Oribacterium sinus)、プロピオニバクテリウム(Propionibacterium)(プロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)及びプロピオニバクテリウム・プロピオニカム(Propionibacterium propionicum)など)、スラッキア・エキシグア(Slackia exigua)、並びにツリシバクター・サングイニス(Turicibacter sanguinis)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、アクチノマイセス種を含む群から選択される。アクチノマイセス種の例としては、アクチノマイセス・イスラエリイ(Actinomyces israelii)、アクチノマイセス・ナエスランディイ(Actinomyces naeslundii)、アクチノマイセス・ビスコサス(Actinomyces viscosus)、アクチノマイセス・オドントリティカス(Actinomyces odontolyticus)、アクチノマイセス・メイエリー(Actinomyces meyeri)、及びアクチノマイセス・ゲレンセリアエ(Actinomyces gerencseriae)(以前にアクチノマイセス・イスラエリイ血清型II)、アクチノマイセス・ユーロパエウス(Actinomyces europaeus)、アクチノマイセス・ノウイイ(Actinomyces neuii)、アクチノマイセス・ラディンガエ(Actinomyces radingae)、アクチノマイセス・グラエベニッツィイ(Actinomyces graevenitzii)、アクチノマイセス・ホーデオブルネリス(Actinomyces hordeovulneris)、アクチノマイセス・ツリセンシス(Actinomyces turicensis)、アクチノマイセス・ゲオルギアエ(Actinomyces georgiae)、アルカノバクテリウム(アクチノマイセス)・ピオゲネス(Arcanobacterium(Actinomyces) pyogenes)、アルカノバクテリウム(アクチノマイセス)・ベルナルディアエ(Arcanobacterium(Actinomyces) bernardiae)、アクチノマイセス・フンケイ(Actinomyces funkei)、アクチノマイセス・リングナエ(Actinomyces lingnae)、アクチノマイセス・ホウストネンシス(Actinomyces houstonensis)、及びアクチノマイセス・カーディフェンシス(Actinomyces cardiffensis)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、クロストリジウム種を含む群から選択される。クロストリジウム種の例としては、クロストリジウム・バラティイ(Clostridium baratii)、クロストリジウム・バイファーメンタンス(Clostridium bifermentans)、ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)、ボツリヌス菌(A、B、C、D、E、F、G型)、クロストリジウム・ブチリカム(Clostridium butyricum)、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)、ヒストリチクム菌(Clostridium histolyticum)、クロストリジウム・ノビイ(Clostridium novyi)(A型)、クロストリジウム・ノビイ(B型)、ウェルシュ菌、ウェルシュ菌(A〜E型)、クロストリジウム・ラモーサム(Clostridium ramosum)、クロストリジウム・セプティカム(Clostridium septicum)、クロストリジウム・ソルデリ(Clostridium sordelli)、クロストリジウム・スフェノイデス(Clostridium sphenoides)、クロストリジウム・ターティウム(Clostridium tertium)、及び破傷風菌(Clostridium tetani)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、ノカルディア種を含む群から選択される。ノカルディア種の例としては、ノカルディア・アステロイデス(Nocardia asteroides)、ノカルディア・ブラジリエンシス(Nocardia brasiliensis)、ノカルディア・ファルシニカ(Nocardia farcinica)、ノカルディア・ノヴァ(Nocardia nova)、カルディア・オタイティディスカビアラム(Nocardia otitidiscaviarum)、及びノカルディア・トランスバレンシス(Nocardia transvalensis)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、ブタ丹毒菌(Erysipelothrix rhusiopathiae)などのエリジペロトリックス種を含む群から選択される。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)などのリステリア種を含む群から選択される。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、キトコッカス・シュロエテリ(Kytococcus schroeteri)などのキトコッカス種を含む群から選択される。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、マイコバクテリウム種を含む群から選択される。マイコバクテリウム種の例としては、マイコバクテリウム・アブセサス(Mycobacterium abscessus)、マイコバクテリウム・アルペンセ(Mycobacterium arupense)、マイコバクテリウム・アジアティカム(Mycobacterium asiaticum)、マイコバクテリウム・オーバネンス(Mycobacterium aubagnense)、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(Mycobacterium avium complex)、マイコバクテリウム・ボルレティイ(Mycobacterium bolletii)、マイコバクテリウム・ボルレティイ、マイコバクテリウム・ブランデリ(Mycobacterium branderi)、マイコバクテリウム・カネッティ(Mycobacterium canettii)、マイコバクテリウム・カプラエ(Mycobacterium caprae)、マイコバクテリウム・セラータム(Mycobacterium celatum)、マイコバクテリウム・ケロナエ(Mycobacterium chelonae)、マイコバクテリウム・チマエラ(Mycobacterium chimaera)、マイコバクテリウム・コロンビエンス(Mycobacterium colombiense)、マイコバクテリウム・コンセプショネンス(Mycobacterium conceptionense)、マイコバクテリウム・コンスピキュウム(Mycobacterium conspicuum)、マイコバクテリウム・エレファンティス(Mycobacterium elephantis)、マイコバクテリウム・ファルシノゲネス(Mycobacterium farcinogenes)、マイコバクテリウム・フロレンティナム(Mycobacterium florentinum)、マイコバクテリウム・フォルトゥイタム(Mycobacterium fortuitum)群、マイコバクテリウム・ゲナベンス(Mycobacterium genavense)、マイコバクテリウム・グッディイ(Mycobacterium goodii)、マイコバクテリウム・ヘモフィルム(Mycobacterium haemophilum)、マイコバクテリウム・ヘッケスホルネンス(Mycobacterium heckeshornense)、イコバクテリウム・ハイデルベルゲンス(Mycobacterium heidelbergense)、マイコバクテリウム・ヒューストネンス(Mycobacterium houstonense)、マイコバクテリウム・イムノゲナム(Mycobacterium immunogenum)、マイコバクテリウム・インタージェクタム(Mycobacterium interjectum)、マイコバクテリウム・イントラセルラーレ(Mycobacterium intracellulare)、マイコバクテリウム・セネガレンス(Mycobacterium senegalense)、マイコバクテリウム・アフリカナム(Mycobacterium africanum)、マイコバクテリウム・アビウム亜種パラツベルクローシス(Mycobacterium avium subsp paratuberculosis)、マイコバクテリウム・カンサシイ(Mycobacterium kansasii)、マイコバクテリウム・ラクス(Mycobacterium lacus)、マイコバクテリウム・レンティフラバム(Mycobacterium lentiflavum)、らい菌(Mycobacterium leprae)、マイコバクテリウム・レプラエムリウム(Mycobacterium lepraemurium)、マイコバクテリウム・マジェリテンス(Mycobacterium mageritense)、マイコバクテリウム・マルモエンス(Mycobacterium malmoense)、マイコバクテリウム・マリナム(Mycobacterium marinum)、マイコバクテリウム・マッシリエンス(Mycobacterium massiliense)、マイコバクテリウム・ミクロティ(Mycobacterium microti)、マイコバクテリウム・モンテフィオレンス(Mycobacterium montefiorense)(ウナギ)、マイコバクテリウム・モナセンス(Mycobacterium monacense)、マイコバクテリウム・ムコゲニカム(Mycobacterium mucogenicum)、マイコバクテリウム・ネブラスケンス(Mycobacterium nebraskense)、マイコバクテリウム・ネオオーラム(Mycobacterium neoaurum)、マイコバクテリウム・ノボカストレンス(Mycobacterium novocastrense)、マイコバクテリウム・パルストレ(Mycobacterium palustre)、マイコバクテリウム・パルメンス(Mycobacterium parmense)、マイコバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phlei)、マイコバクテリウム・フォカイクム(Mycobacterium phocaicum)、マイコバクテリウム・ピニペディイ(Mycobacterium pinnipedii)、マイコバクテリウム・ポルシナム(Mycobacterium porcinum)、マイコバクテリウム・シュードショットシイ(Mycobacterium pseudoshottsii)(魚)、マイコバクテリウム・シュードツベルクロシス(Mycobacterium pseudotuberculosis)、マイコバクテリウム・サスカチェワネンス(Mycobacterium saskatchewanense)、マイコバクテリウム・スクロフラセウム(Mycobacterium scrofulaceum)、マイコバクテリウム・セヌエンス(Mycobacterium senuense)、マイコバクテリウム・セプティカム(Mycobacterium septicum)、マイコバクテリウム・シミアエ(Mycobacterium simiae)、マイコバクテリウム・スメグマティス(Mycobacterium smegmatis)、マイコバクテリウム・ツルガイ(Mycobacterium szulgai)、マイコバクテリウム・テラエ/クロゲニカムコンプレックス(Mycobacterium terrae/chromogenicum complex)、マイコバクテリウム・トリプレックス(Mycobacterium triplex)、ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、マイコバクテリウム・トゥシアエ(Mycobacterium tusciae)、マイコバクテリウム・アルセランス(Mycobacterium ulcerans)、マイコバクテリウム・ウォリンスキイ(Mycobacterium wolinskyi)、及びマイコバクテリウム・ゼノピ(Mycobacterium xenopi)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、トルエペレラ種を含む群から選択される。トルエペレラ種の例としては、トルエペレラ・アボルティスイス(Trueperella abortisuis)、トルエペレラ・ベルナルディアエ(Trueperella bernardiae)、トルエペレラ・ビアロウィエゼンシス(Trueperella bialowiezensis)、トルエペレラ・ボナシ(Trueperella bonasi)、トルエペレラ・ピオゲネス、アルカノバクテリウム・ピオゲネスがある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性、グラム陰性、又は細胞壁を有さず、それだけに限らないが、家畜病原体を含む群から選択される。家畜病原体の例としては、アクチノバクラム・スイス(Actinobaculum suis)、アクチノマイセス・ボビス(Actinomyces bovis)、アルカノバクテリウム・ピオゲネス、炭疽菌、セレウス(cereus)、リケニフォルミス(licheniformis)、プミルス(pumilus)、メラニノゲニカス(melaninogenicus)、サブティリス(subtilis)、ボツリヌス菌、ショウベイ(chauvoei)、ヘモライティカム(haemolyticum)、ノビイ(novyi)、パーフリンゲンス(perfringens)、セプティカム(septicum)、ソルデリイ(sordellii)、テタニ(tetani)、コリナム(colinum)、コリネバクテリウム・シュードツベルクロシス、レナレ(renale)、デルマトフィルス・コンゴレンシス(Dermatophilus congolensis)、腸球菌種(E.フェカリス(E. faecalis)、E.フェシウム(E. faecium)、E.デュランス(E. durans)、E.アビウム(E. avium)、E.ヒラエ(E. hirae)など)、ブタ丹毒菌、リステリア・イバノビイ(Listeria ivanovii)、グレイー(grayi)、イノキュア(innocua)、シーリジェリー(seeligeri)、ウェルシメリー(welshimeri)、モノサイトゲネス(monocytogenes)、マイコバクテリウム・アビウム(Mycobacterium avium)、ボービス(bovis)、パラツベルクローシス(paratuberculosis)(ヨーネ病)、マイコプラズマ、カプリコラム亜種カプリニューモニアエ(capricolum subsp. capripneumoniae)、亜種カプリコラム(subsp. capricolum)、M.マイコイデス亜種マイコイデス(M. mycoides subsp mycoides)、M.アガラクティアエ(M. agalactiae)、M.オビニューモニアエ(M. ovipneumoniae)、M.コンジャンクティバエ(M. conjunctivae)、M.アルギニニ(M. arginini)、M.ボービス(M. bovis)、及びM.プトレファシエンス(M. putrefaciens)など)、マイコプラズマ・ボービス(Mycoplasma bovis)、ディスパー(dispar)、マイコイデス亜種マイコイデス(mycoides subsp. mycoides)(伝染性ウシ胸膜肺炎CBPPなど)、マイコプラズマ・ガリセプティカム(Mycoplasma gallisepticum)(MG)、アイオワエ・メレアグリディス(iowae meleagridis)(MM)、シノビアエ(synoviae)(MS)、マイコプラズマ・ヘモスイス(Mycoplasma haemosuis)(以前にエペリスロゾーン・スイス(Eperythrozoon suis))、アルカレッセンス(alkalescens)、ボービゲニタリウム(bovigenitalium)、ボービリニス(bovirhinis)、ボーボクリ(bovoculi)、カリフォルニカム(californicum)、カナデンス(canadense)、シノス(cynos)、イクイゲニタリウム(equigenitalium)、ガテアエ(gateae)、ヘモカニス(haemocanis)、ヘモフェリス(haemofelis)、ハイオニューモニアエ(hyopneumoniae)、ハイオリニス、ハイオシノビアエ(hyosynoviae)、アイオワエ(iowae)、リーチイ(leachii)、メレアグリディス(meleagridis)、マイコイデス亜種カプリ(mycoides subsp capri)、ウェニオニイ(wenyonii)、スイス(suis)、ロドコッカス・エクイ、スタフィロコッカス・エピデルミディス、スタフィロコッカス・シミュランス、スタフィロコッカス・フェリス、スタフィロコッカス・キシローサス、スタフィロコッカス・クロモゲネス、スタフィロコッカス・ワーネリ、スタフィロコッカス・ヘモリティカス、スタフィロコッカス・シウリ、スタフィロコッカス・サプロフィティカス、スタフィロコッカス・ホミニス、スタフィロコッカス・カプラエ、スタフィロコッカス・コーニイ亜種コーニイ(Staphylococcus cohnii subsp. cohnii)、スタフィロコッカス・コーニイ亜種ウレアリティカス(Staphylococcus cohnii subsp. urealyticus)、スタフィロコッカス・カピティス亜種カピティス(Staphylococcus capitis subsp. capitis)、スタフィロコッカス・カピティス亜種ウレアリティカス(Staphylococcus capitis subsp. urealyticus)、スタフィロコッカス・ヒイカス、黄色ブドウ球菌、スタフィロコッカス・シュードインターメディウス、スタフィロコッカス・デルフィニ、スタフィロコッカス・シュライフェリ亜種コアグランス(Staphylococcus schleiferi subsp. coagulans)、黄色ブドウ球菌亜種アナエロビウス、ストレプトコッカス・ユベリス(Streptococcus uberis)、ストレプトコッカス・カニス、ストレプトコッカス・アガラクチアエ、ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgalactiae)、化膿連鎖球菌、ストレプトコッカス・ボビス、ストレプトコッカス・エクイ亜種ズーエピデミカス、ストレプトコッカス・エクイナス(Streptococcus equinus)、ストレプトコッカス・エクイ(Streptococcus equi)ストレプトコッカス・エクイ亜種エクイ、ストレプトコッカス・エクイシミリス(Streptococcus equisimilis)(ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ亜種エクイシミリス、ポルシナス(porcinus)、スイス、ズーエピデミカス(zooepidemicus)、ストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus zooepidemicus)ストレプトコッカス・エクイ亜種ズーエピデミカス、ストレプトコッカス・ディスガテクティアエ亜種エクイシミリス、プロピオニバクテリウム・アクネス、プロピオニバクテリウム・グラヌローサム(Propionibacterium granulosum)、ユウバクテリウム、ペプトコッカス・インドリカス(Peptococcus indolicus)、及びペプトストレプトコッカス・アナエロビウス;並びに以下のグラム陰性属の様々な種:アクチノバチルス(Actinobacillus)、アエロモナス(Aeromonas)、アナプラズマ(Anaplasma)、アルコバクター(Arcobacter)、アビバクテリウム(Avibacterium)、バクテロイデス(Bacteroides)、バルトネラ(Bartonella)、ボルデテラ(Bordetella)、ボレリア(Borrelia)、ブラキスピラ(Brachyspira)、ブルセラ(Brucella)、カンピロバクター(Campylobacter)、カプノサイトファガ(Capnocytophaga)、クラミジア(Chlamydia)、クラミドフィラ(Chlamydophila)、クリセオバクテリウム(Chryseobacterium)、コクシエラ(Coxiella)、サイトファーガ(Cytophaga)、ディケロバクター(Dichelobacter)、エドワージエラ(Edwardsiella)、エールリキア(Ehrlichia)、エシェリキア(Escherichia)、フラボバクテリウム(Flavobacterium)、フランシセラ(Francisella)、フソバクテリウム(Fusobacterium)、ガリバクテリウム(Gallibacterium)、ヘモフィラス(Haemophilus)、ヒストフィラス(Histophilus)、クレブシエラ(Klebsiella)、ローソニア(Lawsonia)、レプトスピラ(Leptospira)、マンヘイミア(Mannheimia)、メガスファエラ(Megasphaera)、モラクセラ(Moraxella)、ネオリケッチア(Neorickettsia)、ニコレテラ(Nicoletella)、オルニソバクテリウム(Ornithobacterium)、パスツレラ(Pasteurella)、フォトバクテリウム(Photobacterium)、ピシクラミジア(Piscichlamydia)、ピシリケッチア(Piscirickettsia)、ポルフィロモナス(Porphyromonas)、プレボテラ(Prevotella)、プロテウス(Proteus)、シュードモナス(Pseudomonas)、リケッチア(Rickettsia)、リエメレラ(Riemerella)、サルモネラ、ストレプトバチルス(Streptobacillus)、テナチバキュラム(Tenacibaculum)、ビブリオ(Vibrio)、及びエルシニア(Yersinia)がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陽性であり、それだけに限らないが、コンパニオンアニマル種、例えば、ネコ、イヌ、及びウマなどの病原体を含む群から選択される。このような病原体の例としては、ウマの病原体、例えば、ストレプトコッカス・エクイ、ストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus zooepidemicus)、ロドコッカス・エクイ、クロストリジウム・ディフィシル、ウェルシュ菌、コリネバクテリウム・シュードツベルクロシス、クロストリジウム・ピリフォルメ(Clostridium piliforme)、アクチノマイセス・ボビス、黄色ブドウ球菌、β-溶血性連鎖球菌(Steptococcus)種、デルマトフィルス・コンゴレンセ(Dermatophilus congolense)、破傷風菌、及びボツリヌス菌などがある。更なる例としては、イヌ及びネコの病原体、例えば、ブドウ球菌種、連鎖球菌種、クロストリジウム種、アクチノマイセス種、腸球菌種、ノカルディア種、マイコプラズマ種、及びマイコバクテリウム種がある。
別の実施形態では、細菌作用物質は、グラム陰性であり、以下の代表的な科及び種からなる群から選択される:アセトバクテラセアエ(Acetobacteraceae):− ロゼオモナス・サービカリス(Roseomonas cervicalis);ロゼオモナス・ファウリアエ(Roseomonas fauriae);ロゼオモナス・ジラーディイ(Roseomonas gilardii).−− アエロモナダセアエ(Aeromonadaceae):− アエロモナス・アロサッカロフィラ(Aeromonas allosaccharophila);アエロモナス・アクアリオルム(Aeromonas aquariorum);アエロモナス・カビアエ(Aeromonas caviae);アエロモナス・ヒドロフィラ(Aeromonas hydrophila)(及び亜種);アエロモナス・サルモニシダ(Aeromonas salmonicida);アエロモナス・シュベルティイ(Aeromonas schubertii);アエロモナス・ベロニイ次亜種ソブリア(Aeromonas veronii biovar sobria)(アエロモナス・ソブリア(Aeromonas sobria)).−− アルカリゲナセアエ(Alcaligenaceae):− アクロモバクター・キシロソキシダンス(Achromobacter xylosoxidans);アルカリゲネス・フェーカリス(Alcaligenes faecalis);ボルデテラ・アンソルピイ(Bordetella ansorpii);ボルデテラ・アビウム(Bordetella avium);ボルデテラ・ブロンキセプチカ(Bordetella bronchiseptica);ボルデテラ・ヒンジイ(Bordetella hinzii);ボルデテラ・ホルメシイ(Bordetella holmesii);パラ百日咳菌(Bordetella parapertussis);百日咳菌(Bordetella pertussis);ボルデテラ・ペツリイ(Bordetella petrii);ボルデテラ・トレマツム(Bordetella trematum);オリゲラ・ウレオリティカ(Oligella ureolytica);オリゲラ・ウレスラリス(Oligella urethralis).−− アナプラズマ科(Anaplasmataceae):− アナプラズマ・ファゴサイトフィルム(Anaplasma phagocytophilum);アナプラズマ・プラチス(Anaplasma platys);アナプラズマ・ボビス(Anaplasma bovis);アナプラズマ・センツラレ(Anaplasma centrale);アナプラズマ・マーギナレ(Anaplasma marginale);アナプラズマ・オドコイレイ(Anaplasma odocoilei);アナプラズマ・オビス(Anaplasma ovis);エールリキア・カニス(Ehrlichia canis);エールリキア・シャフィンシス(Ehrlichia chaffeensis);エールリキア・エウィンギイ(Ehrlichia ewingii);エールリキア・ムリス(Ehrlichia muris);エールリキア・オビナ(Ehrlichia ovina);エールリキア・ルミナンティウム(Ehrlichia ruminantium);ネオエールリキア・ロトリス(Neoehrlichia lotoris);ネオエールリキア・ミクレンシス(Neoehrlichia mikurensis);ネオリケッチア・ヘルミンソエカ(Neorickettsia helminthoeca);ネオリケッチア・リスティシイ(Neorickettsia risticii);ネオリケッチア・センネツ(Neorickettsia sennetsu);ウォルバキア・ピピエンティス(Wolbachia pipientis).−− アルマティモナダセアエ(Armatimonadaceae):− アルマティモナス・ロセア(Armatimonas rosea).−− バクテロイダセアエ(Bacteroidaceae):− バクテロイデス・フォーサイス(Bacteroides forsythus);バクテロイデス・フラギリス(Bacteroides fragilis);バクテロイデス・メラニノジェニクス(Bacteroides melaninogenicus);バクテロイデス・ルベル(Bacteroides ruber);バクテロイデス・ウレオリティカス(Bacteroides ureolyticus)(Bacteroides urealtyicus).−− バルトネラセアエ(Bartonellaceae):− バルトネラ・アルサティカ(Bartonella alsatica);バルトネラ・オーストラリス(Bartonella australis);バルトネラ・バシリフォルミス(Bartonella bacilliformis);バルトネラ・バートレシイ(Bartonella birtlesii);バルトネラ・ボービス(Bartonella bovis);バルトネラ・カプレオリ(Bartonella capreoli);バルトネラ・コメリイ(Bartonella chomelii);バルトネラ・クラリゲイアエ(Bartonella clarridgeiae);バルトネラ・ドシアエ(Bartonella doshiae);バルトネラ・エリザベサエ(Bartonella elizabethae);バルトネラ・グラハミイ(Bartonella grahamii);バルトネラ・ヘンセラエ(Bartonella henselae);バルトネラ・コエレラエ(Bartonella koehlerae);バルトネラ・ペロミシ(Bartonella peromysci);バルトネラ・ホセエンシス(Bartonella phoceensis);バルトネラ・クインタナ(Bartonella quintana);バルトネラ・ラッチマッシリエンシス(Bartonella rattimassiliensis);バルトネラ・ロカリマエ(Bartonella rochalimae);バルトネラ・シェーンブヘンシス(Bartonella schoenbuchensis);バルトネラ・タルパエ(Bartonella talpae);バルトネラ・タミアエ(Bartonella tamiae);バルトネラ・タイロリイ(Bartonella taylorii);バルトネラ・トリボコルム(Bartonella tribocorum);バルトネラ・ビンソニイ亜種バーコフィー(Bartonella vinsonii subsp. berkhoffii);バルトネラ・ビンソニイ亜種アルペンシス(Bartonella vinsonii subsp. arupensis);バルトネラ・ビンソニイ亜種ビンソニイ(Bartonella vinsonii subsp. vinsonii).−− ブデロビブリオナセアエ(Bdellovibrionaceae):− ブデロビブリオ(Bdellovibrio)種.−− ブラキスピラ科:− ブラキスピラ・ハンプソニイ(Brachyspira hampsonii)、ブラキスピラ・ハイオディセンテリアエ(Brachyspira hyodysenteriae)、ブラキスピラ・ムルドチイ(Brachyspira murdochii)、ブラキスピラ・ピロシコリ(Brachyspira pilosicoli)を含むブラキスピラ(Brachyspira)種.−− ブルセラ科(Brucellaceae):− ブルセラ・アボルタス(Brucella abortus);ブルセラ・カニス(Brucella canis);
ブルセラ・セティ(Brucella ceti);ブルセラ・メリテンシス(Brucella melitensis);ブルセラ・オビス(Brucella ovis);ブルセラ・ピンニペジアリス(Brucella pinnipedialis);ブルセラ・スイス(Brucella suis);オクロバクトラム・アンスロピ(Ochrobactrum anthropi);オクロバクトラム・インターメディウム(Ochrobactrum intermedium).−− バークホルデリア科(Burkholderiaceae):− バークホルデリア・アルボリス(Burkholderia arboris)(Burkholderia aboris);バークホルデリア・アムビファリア(Burkholderia ambifaria)(遺伝子型VII);バークホルデリア・アンシナ(Burkholderia anthina)(遺伝子型VIII);バークホルデリア・セノセファシア(Burkholderia cenocepacia)(遺伝子型III);バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(遺伝子型I);バークホルデリア・ジフサ(Burkholderia diffusa);バークホルデリア・ドロサ(Burkholderia dolosa)(遺伝子型VI);バークホルデリア・ラテンス(Burkholderia latens);バークホルデリア・マレイ(Burkholderia mallei);バークホルデリア・メタリカ(Burkholderia metallica);バークホルデリア・マルティボランス(Burkholderia multivorans)(遺伝子型II);バークホルデリア・シュードマレイ(Burkholderia pseudomallei);バークホルデリア・ピロシニア(Burkholderia pyrrocinia)(遺伝子型IX);バークホルデリア・セミナリス(Burkholderia seminalis);バークホルデリア・スタビリス(Burkholderia stabilis)(遺伝子型IV);バークホルデリア・ユボネンシス(Burkholderia ubonensis)(遺伝子型X);バークホルデリア・ベトナミエンシス(Burkholderia vietnamiensis)(遺伝子型V);キュープリアビダス・パウクルス(Cupriavidus pauculus);キュープリアビダス・ギラルディイ(Cupriavidus gilardii);ラルストニア・ピケッティイ(Ralstonia pickettii);ラルストニア・マンニトリリティカ(Ralstonia mannitolilytica);スファエロティルス・ヒッペイ(Sphaerotilus hippei);スファエロティルス・モンタヌス(Sphaerotilus montanus);スファエロティルス・ナタンス(Sphaerotilus natans).−− カンピロバクテラセアエ(Campylobacteraceae):−アルコバクター・スキロイイ(Arcobacter skirrowii)を含むアルコバクター(Arcobacter)種;カンピロバクター・コリ(Campylobacter coli);カンピロバクター・コンシサス(Campylobacter concisus);カンピロバクター・カーブス(Campylobacter curvus);カンピロバクター・フェタス(Campylobacter fetus);カンピロバクター・グラシリス(Campylobacter gracilis);カンピロバクター・ヘルベティカス(Campylobacter helveticus);カンピロバクター・ホミニス(Campylobacter hominis);カンピロバクター・ハイオインテスティナリス(Campylobacter hyointestinalis);カンピロバクター・インスラエニグラエ(Campylobacter insulaenigrae);カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni);カンピロバクター・ラニエナエ(Campylobacter lanienae);カンピロバクター・ラリ(Campylobacter lari);カンピロバクター・ラリディス(Campylobacter laridis);カンピロバクター・ムコサリス(Campylobacter mucosalis);カンピロバクター・レクタス(Campylobacter rectus);カンピロバククー・ショウアエ(Campylobacter showae);カンピロバクター・スプトルム(Campylobacter sputorum);カンピロバクター・ウプサリエンシス(Campylobacter upsaliensis).−− カンジダタス(Candidatus):− ピシクラミジア・サルモニス(Piscichlamydia salmonis).−− カーディオバクテリアセアエ(Cardiobacteriaceae):− カーディオバクテリウム・ホミニス(Cardiobacterium hominis);カーディオバクテリウム・バルバルム(Cardiobacterium valvarum);ディケロバクター・ノドサス(Dichelobacter nodosus).−− クラミジア科(Chlamydiaceae):− クラミジア・アビウム(Chlamydia avium)、クラミジア・ガリナセア(Chlamydia gallinacea)、クラミジア・ムリダルム(Chlamydia muridarum)、クラミジア・スイス(Chlamydia suis)、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)を含むクラミジア(Chlamydia)種;クラミドフィラ・ニューモニアエ(Chlamydophila pneumoniae)、クラミドフィラ・ペコルム(Chlamydophila pecorum)、クラミドフィラ・シタッシ(Chlamydophila psittaci)、クラミドフィラ・アボルタス(Chlamydophila abortus)、クラミドフィラ・カビアエ(Chlamydophila caviae)、及びクラミドフィラ・フェリス(Chlamydophila felis)を含むクラミドフィラ(Chlamydophila)種.−− クトノモナダセアエ(Chthonomonadaceae):− クトノモナス・カリディロセア(Chthonomonas calidirosea).−− コマモナス科(Comamonadaceae):− コマモナス・テストステロニ(Comamonas testosteroni);ベルミネフロバクター(Verminephrobacter)種.−− コクシエラ科(Coxiellaceae):− コクシエラ・バーネッティイ(Coxiella burnetii).−− サイトファーガ科(Cytophagaceae):− サイトファーガ・コルムナリス(Cytophaga columnaris);サイトファーガ・ハッチンソニイ(Cytophaga hutchinsonii);フレキシバクター・エキニシダ(Flexibacter echinicida);フレキシバクター・エレガンス(Flexibacter elegans);フレキシバクター・フレキシリス(Flexibacter flexilis);フレキシバクター・リトラリス(Flexibacter litoralis);フレキシバクター・ポリモーフス(Flexibacter polymorphus);フレキシバクター・ロゼオルス(Flexibacter roseolus);フレキシバクター・ルベー(Flexibacter ruber).−− デスルフォビブリオ科(Desulfovibrionaceae):− ビロフィラ・ワーズワーシア(Bilophila wadsworthia);ローソニア・イントラセルラリス(Lawsonia intracellularis).−− 腸内細菌科:− セデセア・ダヴィスアエ(Cedecea davisae);セデセア・ラパゲイ(Cedecea lapagei);セデセア・ネテリ(Cedecea neteri);アマロナティカス(amalonaticus);サイトロバクター・ディバーサス(Citrobacter diversus);サイトロバクター・フレウンディイ(Citrobacter freundii);サイトロバクター・コセリ(Citrobacter koseri);クロノバクター・コンディメンティ(Cronobacter condimenti);クロノバクター・デュブリネンシス(Cronobacter dublinensis);クロノバクター・ヘルベティカス(Cronobacter helveticus);クロノバクター・マロナティカス(Cronobacter malonaticus);クロノバクター・ムイトジェンシイ(Cronobacter muytjensii);クロノバクター・プルベリス(Cronobacter pulveris);クロノバクター・サカザキイ(Cronobacter sakazakii);クロノバクター・ツリセンシス(Cronobacter turicensis);クロノバクター・ユニバーサリス(Cronobacter universalis);クロノバクター・ズリケンシス(Cronobacter zurichensis);エドワージエラ・イクタルリ(Edwardsiella ictaluri);エドワージエラ・タルダ(Edwardsiella tarda);エンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes);エンテロバクター・アグロメランス(Enterobacter agglomerans);エンテロバクター・クロアカエ(Enterobacter cloacae);エンテロバクター・コワニイ(Enterobacter cowanii);エシェリキア・アルベルティイ(Escherichia albertii);AIEC=接着性侵襲性大腸菌、EaggEC=腸管凝集性大腸菌;EHEC=腸管出血性大腸菌;EIEC=腸管組織侵入性大腸菌;EPEC=腸管病原性大腸菌;ETEC=腸内毒素原性大腸菌;ExPEC=腸外病原性大腸菌、NMEC=新生児髄膜炎大腸菌、NTEC=壊死性毒素産生性(necrotoxigenic)大腸菌、UPEC=尿路疾患性大腸菌を含む大腸菌(Escherichia coli);エシェリキア・ファグソニイ(Escherichia fergusonii);エウィンゲラ・アメリカナ(Ewingella americana);ハフニア・アルベイ(Hafnia alvei);ハフニア・パラルベイ(Hafnia paralvei);クレブシエラ・グラニュロマティス(Klebsiella granulomatis);クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca);肺炎桿菌;クライベラ・アスコルバータ(Kluyvera ascorbata);クライベラ・クリオクレッセンス(Kluyvera cryocrescens);モーガネラ・モーガニイ(Morganella morganii);パントエア(Pantoea)(以前にエンテロバクター(Enterobacter))・アグロメランス(agglomerans);フォトラブダス・アシンビオティカ(Photorhabdus asymbiotica);プレシオモナス・シゲロイデス(Plesiomonas shigelloides);プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis);プロテウス・ペンネリ(Proteus penneri);プロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris);プロビデンシア・アルカリファシエンス(Providencia alcalifaciens);プロビデンシア・レットゲリ(Providencia rettgeri);プロビデンシア・スチュアーティイ(Providencia stuartii);ラオウルテラ・エレクトリカ(Raoultella electrica);ラオウルテラ・オルニチノリティカ(Raoultella ornithinolytica);ラオウルテラ・プランティコーラ(Raoultella planticola);ラオウルテラ・テリジェナ(Raoultella terrigena);サルモネラ・ボンゴリ(Salmonella bongori)、サルモネラ・エンテリカ亜種エンテリカ(Salmonella enterica subspecies enterica)(多くの血清型);セラチア・リクファシエンス(Serratia liquefaciens)(Serratia liquifaciens);セラチア・マルセッセンス(Serratia marcescens)(Serratia marcesans);シゲラ・ボイディイ(Shigella boydii);シゲラ・ディセンテリアエ(Shigella dysenteriae);シゲラ・フレクスネリ(Shigella flexneri);シゲラ・ソンネイ(Shigella sonnei);エルシニア・エンテロコリティカ(Yersinia enterocolitica);ペスト菌(Yersinia pestis);エルシニア・シュードツベルクローシス(Yersinia pseudotuberculosis);エルシニア・ラッケリ(Yersinia ruckeri).−− フィンブリイモナダセアエ(Fimbriimonadaceae):− フィンブリイモナス・ギンセンギソリ(Fimbriimonas ginsengisoli).−− フラボバクテリアセアエ(Flavobacteriaceae):− バージイエラ・ズーヘルカム(Bergeyella zoohelcum);カプノサイトファガ・カニモーサス(Capnocytophaga canimorsus);カプノサイトファガ・シノデグミ(Capnocytophaga cynodegmi);カプノサイトファガ・ジンジバーリス(Capnocytophaga gingivalis);カプノサイトファガ・グラヌロサ(Capnocytophaga granulosa);カプノサイトファガ・ヘモリティカ(Capnocytophaga haemolytica);カプノサイトファガ・リードベッテリ(Capnocytophaga leadbetteri);カプノサイトファガ・オクラセア(Capnocytophaga ochracea);カプノサイトファガ・スプーティゲナ(Capnocytophaga sputigena);クリセオバクテリウム・インドロゲネス(Chryseobacterium indologenes);クリセオバクテリウム・ピシコラ(Chryseobacterium piscicola);エリザベトキンギア・メニンゴセプティカ(Elizabethkingia meningoseptica);フラボバクテリウム・ブランキオフィラム(Flavobacterium branchiophilum);フラボバクテリウム・コルムナーレ(Flavobacterium columnare);フラボバクテリウム・オンコリンキ(Flavobacterium oncorhynchi);フラボバクテリウム・ピスシシダ(Flavobacterium piscicida);フラボバクテリウム・サイクロフィルム(Flavobacterium psychrophilum);ミロイデス・オドラータス(Myroides odoratus);ミロイデス・オドラティミマス(Myroides odoratimimus);オルニソバクテリウム・リノトラケアレ(Ornithobacterium rhinotracheale);
リエメレラ・アナティペステイファー(Riemerella anatipestifer);リエメレラ・コロンビーナ(Riemerella columbina);リエメレラ・コルンビファリンギス(Riemerella columbipharyngis);テナチバキュラム・ジセントラルキ(Tenacibaculum dicentrarchi);テナチバキュラム・ディスカラー(Tenacibaculum discolor)(Tenacibaculum discolour);テナチバキュラム・ガライクム(Tenacibaculum gallaicum);テナチバキュラム・マリティマム(Tenacibaculum maritimum);テナチバキュラム・ソレアエ(Tenacibaculum soleae);ウィークセラ・ビローサ(Weeksella virosa).−− フランシセラ科(Francisellaceae):− フランシセラ・ツラレンシス亜種ツラレンシス(Francisella tularensis subsp. tularensis);フランシセラ・ツラレンシス亜種ホラークティカ(Francisella tularensis subsp. holarctica);フランシセラ・ツラレンシス亜種ノビシダ(Francisella tularensis subsp. novicida);フランシセラ・フィロミラギア(Francisella philomiragia);フランシセラ・ノアツネンシス(Francisella noatunensis);フランシセラ・ノアツネンシス亜種オリエンタリス(Francisella noatunensis subsp. orientalis)(フランシセラ・アシアチカ(Francisella asiatica)とも呼ばれる).−− フソバクテリア科(Fusobacteriaceae):− フソバクテリウム・ネクロフォーラム(Fusobacterium necrophorum)、フソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)、フソバクテリウム・ポリモーフム(Fuso-bacterium polymorphum)を含むフソバクテリウム(Fusobacterium)種.−− ヘリコバクター科(Helicobacteraceae):− ヘリコバクター・シナエディ(Helicobacter cinaedi);ヘリコバクター・フェネリアエ(Helicobacter fennelliae);ピロリ菌(Helicobacter pylori).−− レジオネラ科(Legionellaceae):− レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、及びレジオネラ・アニーサ(Legionella anisa);レジオネラ・バーミンガメンシス(Legionella birminghamensis);レジオネラ・ボゼマニイ(Legionella bozemanii)(Legionella bozemannii);レジオネラ・シンシナティエンシス(Legionella cincinnatiensis);レジオネラ・デュモフィイ(Legionella dumoffii);レジオネラ・フィーレイイ(Legionella feeleii);レジオネラ・ゴルマニイ(Legionella gormanii);レジオネラ・ハッケリアエ(Legionella hackeliae);レジオネラ・ジョーダニス(Legionella jordanis);レジオネラ・ランシンゲンシス(Legionella lansingensis);レジオネラ・ロングビーチアエ(Legionella longbeachae);タトロキア・マセアケルニイ(Legionella maceachernii);レジオネラ・ミクダデイ(Legionella micdadei);レジオネラ・オークリジェンシス(Legionella oakridgensis);レジオネラ・パリシエンシス(Legionella parisiensis);レジオネラ・セントヘレンシ(Legionella sainthelensi)(Legionella sainthelens);レジオネラ・ツクソネンシス(Legionella tucsonensis)(Legionella tusconensis);レジオネラ・ワズワーシイ(Legionella wadsworthii);レジオネラ・ウォルターシイ(Legionella waltersii)を含む他の種.−− レプトスピラ科(Leptospiraceae):− レプトスピラ・アレクサンデリー(Leptospira alexanderi)(レプトスピラ・アレクサンデリー血清型ヘブドマディス(Leptospira alexanderi serovar Hebdomadis)、レプトスピラ・アレクサンデリー血清型マンハオ3(Leptospira alexanderi serovar Manhao 3)を含む);レプトスピラ・アルストニ(Leptospira alstoni)(レプトスピラ・アルストニ血清型ピングチャング(Leptospira alstoni serovar Pingchang)、レプトスピラ・アルストニ血清型シクアン(Leptospira alstoni serovar Sichuan)を含む);レプトスピラ・ビフレクサ(Leptospira biflexa)(レプトスピラ・ビフレクサ血清型アンコナ(Leptospira biflexa serovar Ancona)、レプトスピラ・ビフレクサ血清型カネラ(Leptospira biflexa serovar Canela)を含む);レプトスピラ・ボルグピータセニイ(Leptospira borgpetersenii)(レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型ハルジョ(Leptospira borgpetersenii serovar Hardjo)、レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型ハルジョ−ボビス(Leptospira borgpetersenii serovar Hardjo-bovis)、レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型ポモナ(Leptospira borgpetersenii serovar Pomona)、レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型タラッソビ(Leptospira borgpetersenii serovar Tarassovi)を含む);レプトスピラ・ブローミイ(Leptospira broomii)(レプトスピラ・ブローミイ(Leptospira broomii)血清型ハーストブリッジを含む);レプトスピラ・ファイネイ(Leptospira fainei)(レプトスピラ・ファイネイ血清型ハーストブリッジ(Leptospira fainei serovar Hurstbridge)を含む);レプトスピラ・イドニイ(Leptospira idonii);レプトスピラ・イナダイ(Leptospira inadai)(レプトスピラ・イナダイ血清型ライム(Leptospira inadai serovar Lyme)、レプトスピラ・イナダイ血清型マラヤ(Leptospira inadai serovar Malaya)を含む);レプトスピラ・インターロガンス(Leptospira interrogans)(レプトスピラ・インターロガンス血清型オーストラリス(Leptospira interrogans serovar Australis)、レプトスピラ・インターロガンス血清型オータムナリス(Leptospira interrogans serovar Autumnalis)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ブラティスラバ(Leptospira interrogans serovar Bratislava)、レプトスピラ・インターロガンス血清型カニコーラ(Leptospira interrogans serovar Canicola)、レプトスピラ・インターロガンス血清型グリポティフォーサ(Leptospira interrogans serovar Grippotyphosa)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ハルジョ(Leptospira interrogans serovar Hardjo)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ハルジョ−ボビス(Leptospira interrogans serovar Hardjo-bovis)、レプトスピラ・インターロガンス血清型イクテロヘモラジア(Leptospira interrogans serovar Icterohaemorrhagiae)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ポモナ(Leptospira interrogans serovar Pomona)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ピロゲネス(Leptospira interrogans serovar Pyrogenes)、レプトスピラ・インターロガンス血清型タラッソビ(Leptospira interrogans serovar Tarassovi)を含む);レプトスピラ・カースクネリー(Leptospira kirschneri)(レプトスピラ・カースクネリー血清型ブルガリカ(Leptospira kirschneri serovar Bulgarica)、レプトスピラ・カースクネリー血清型シノプテリ(Leptospira kirschneri serovar Cynopteri)、レプトスピラ・カースクネリー血清型グリポティフォーサ(Leptospira kirschneri serovar Grippotyphosa)を含む);レプトスピラ・メチイ(Leptospira kmetyi);レプトスピラ・リセラシアエ(Leptospira licerasiae);レプトスピラ・メイエリー(Leptospira meyeri)(レプトスピラ・メイエリー血清型ソフィア(Leptospira meyeri serovar Sofia)を含む);レプトスピラ・ノグチイ(Leptospira noguchii)(レプトスピラ・ノグチイ血清型パナマ(Leptospira noguchii serovar Panama)、レプトスピラ・ノグチイ血清型ポモナ(Leptospira noguchii serovar Pomona)を含む);レプトスピラ・サンタロサイ(Leptospira santarosai);レプトスピラ・テルプストラエ(Leptospira terpstrae);レプトスピラ・バンチエリイ(Leptospira vanthielii);レプトスピラ・ウェイリイ(Leptospira weilii)(レプトスピラ・ウェイリイ血清型セレドニ(Leptospira weilii serovar Celledoni)、レプトスピラ・ウェイリイ血清型サルミン(Leptospira weilii serovar Sarmin)を含む);レプトスピラ・ウォルバキイ(Leptospira wolbachii);レプトスピラ・ウォルフィイ(Leptospira wolffii);レプトスピラ・ヤナガワエ(Leptospira yanagawae).−− レプトトリキア科(Leptotrichiaceae):− レプトトリキア・ブカリス(Leptotrichia buccalis);ストレプトバチルス・モニリフォルミス(Streptobacillus moniliformis).−− メチロバクテリウム科(Methylobacteriaceae):− メチロバクテリウム・エクストルケンス(Methylobacterium extorquens)群;メチロバクテリウム・フジサワエンス(Methylobacterium fujisawaense);メチロバクテリウム・メソフィリカム(Methylobacterium mesophilicum);メチロバクテリウム・ザトマニイ(Methylobacterium zatmanii).−− モラクセラ科(Moraxellaceae):− アシネトバクター・バウマンニイ(Acinetobacter baumannii)(ゲノム種2);アシネトバクター・バイリイ(Acinetobacter baylyi);アシネトバクター・ブーヴェティイ(Acinetobacter bouvetii);アシネトバクター・カルコアセチカス(Acinetobacter calcoaceticus)(ゲノム種1);アシネトバクター・ゲルネリ(Acinetobacter gerneri);アシネトバクター・グリモンティイ(Acinetobacter grimontii);アシネトバクター・ヘモリティカス(Acinetobacter haemolyticus)(ゲノム種4);アシネトバクター・ジョンソニイ(Acinetobacter johnsonii)(ゲノム種7);
アシネトバクター・ジュニイ(Acinetobacter junii)(ゲノム種5);アシネトバクター・ルヴォフィイ(Acinetobacter lwoffii)(Acinetobacter lwoffi)(ゲノム種8/9);アシネトバクター・パルブス(Acinetobacter parvus);アシネトバクター・レイディオレジステンス(Acinetobacter radioresistens)(ゲノム種12);アシネトバクター・シンドレリ(Acinetobacter schindleri);アシネトバクター・タンドイイ(Acinetobacter tandoii);アシネトバクター・チェルンベルギアエ(Acinetobacter tjernbergiae);アシネトバクター・タウネリ(Acinetobacter towneri);アシネトバクター・ウルシンギイ(Acinetobacter ursingii);アシネトバクター・べネチアヌス(Acinetobacter venetianus);モラクセラ・アトランタエ(Moraxella atlantae);モラクセラ・ベーブレイ(Moraxella boevrei);モラクセラ・ボービス(Moraxella bovis);モラクセラ・ボーボクリ(Moraxella bovoculi);モラクセラ・カニス(Moraxella canis);モラクセラ・カプラエ(Moraxella caprae);モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis);モラクセラ・カビアエ(Moraxella caviae);モラクセラ・クニクリ(Moraxella cuniculi);モラクセラ・エクイ(Moraxella equi);モラクセラ・ラクナータ(Moraxella lacunata);モラクセラ・リンカーニイ(Moraxella lincolnii);モラクセラ・マカカエ(Moraxella macacae);モラクセラ・ノンリクエファシエンス(Moraxella nonliquefaciens);モラクセラ・オブロンガ(Moraxella oblonga);モラクセラ・オスロエンシス(Moraxella osloensis);モラクセラ・オビス(Moraxella ovis);サイクロバクター・フェニルピルビカ(Moraxella phenylpyruvica);モラクセラ・プルラニマリウム(Moraxella pluranimalium);モラクセラ・ポルシ(Moraxella porci).−− モリテラセアエ(Moritellaceae):− モリテラ・アビシ(Moritella abyssi);モリテラ・ダサネンシス(Moritella dasanensis);モリテラ・ジャポニカ(Moritella japonica);モリテラ・マリナ(Moritella marina);モリテラ・プロファンダ(Moritella profunda);モリテラ・ビスコーサ(Moritella viscosa);モリテラ・ヤヤノシイ(Moritella yayanosii).−− ナイセリア科(Neisseriaceae):− クロモバクテリウム・ビオラセウム(Chromobacterium violaceum);エイケネラ・コローデンス(Eikenella corrodens);キンゲラ・デニトリフィカンス(Kingella denitrificans)、キンゲラ・キンガエ(Kingella kingae)、キンゲラ・オラリス(Kingella oralis)、キンゲラ・ポトス(Kingella potus);ナイセリア・シネレア(Neisseria cinerea);ナイセリア・エロンガータ(Neisseria elongata);ナイセリア・フラベッセンス(Neisseria flavescens);淋菌(Neisseria gonorrhoeae);ナイセリア・ラクタミカ(Neisseria lactamica);髄膜炎菌(Neisseria meningitidis);ナイセリア・ムコーサ(Neisseria mucosa);ナイセリア・ポリサッカレア(Neisseria polysaccharea);ナイセリア・シッカ(Neisseria sicca);ナイセリア・サブフラバ(Neisseria subflava);ナイセリア・ウィーバリ(Neisseria weaveri)(Neisseria weaver);ビトレオスチラ(Vitreoscilla)種.−− ニトロソモナス科(Nitrosomonadaceae):− ニトロソモナス・ユートロファ(Nitrosomonas eutropha);ニトロソモナス・ハロフィラ(Nitrosomonas halophila);ニトロソモナス・オリゴトロファ(Nitrosomonas oligotropha).−− パスツレラ科(Pasteurellaceae):− アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス(Actinobacillus actinomycetemcomitans);アクチノバチルス・エクリ(Actinobacillus equuli);アクチノバチルス・リグニエレシイ(Actinobacillus lignieresii);アクチノバチルス・プルロニューモニアエ(Actinobacillus pleuropneumoniae);アクチノバチルス・セミニス(Actinobacillus seminis);アクチノバチルス・サクシノゲネス(Actinobacillus succinogenes);アクチノバチルス・ウレアエ(Actinobacillus ureae);アグレガチバクター・アクチノミセテムコミタンス(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)、アグレガチバクター・セグニス(Aggregatibacter segnis)、アグレガチバクター・アフロフィルス(Aggregatibacter aphrophilus);アビバクテリウム・アビウム(Avibacterium avium);アビバクテリウム・エンドカルジチジス(Avibacterium endocarditidis);アビバクテリウム・ガリナルム(Avibacterium gallinarum);アビバクテリウム・パラガリナルム(Avibacterium paragallinarum);アビバクテリウム・ボランティウム(Avibacterium volantium);ビベルステイニア・トレハロシ(Bibersteinia trehalosi)(Bibersteinia trehalose);ガリバクテリウム・アナティス(Gallibacterium anatis);ガリバクテリウム(Gallibacterium)遺伝種1;ガリバクテリウム(Gallibacterium)遺伝種2;ガリバクテリウム(Gallibacterium)遺伝種3;ガリバクテリウム(Gallibacterium)群V;ガリバクテリウム・メロプシッタシ(Gallibacterium melopsittaci);ガリバクテリウム・サルピンギチジス(Gallibacterium salpingitidis);ガリバクテリウム・トレハロシフェルメンタンス(Gallibacterium trehalosifermentans);ヘモフィラス・エジプティウス(Haemophilus aegyptius);ヘモフィラス・アビウム(Haemophilus avium);ヘモフィラス・デュクレイー(Haemophilus ducreyi);ヘモフィラス・ヘモリティカス(Haemophilus haemolyticus);インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae);ヘモフィラス・パラヘモリティカス(Haemophilus parahaemolyticus);ヘモフィラス・パラインフルエンザエ(Haemophilus parainfluenzae);ヘモフィラス・パラスイス(Haemophilus parasuis);ヒストフィラス・ソムニー(Histophilus somni);マンヘイミア・カビアエ(Mannheimia caviae);マンヘイミア・グルコシダ(Mannheimia glucosida);マンヘイミア・グラニュロマティス(Mannheimia granulomatis);マンヘイミア・ヘモリティカ(Mannheimia haemolytica);マンヘイミア・ルミナリス(Mannheimia ruminalis);マンヘイミア・バリゲナ(Mannheimia varigena);ニコレテラ・セモリナ(Nicoletella semolina);パスツレラ・エロゲネス(Pasteurella aerogenes);パスツレラ・ベッティアエ(Pasteurella bettyae);パスツレラ・カバリイ(Pasteurella caballi);パスツレラ・カニス(Pasteurella canis);パスツレラ・ダグマティス(Pasteurella dagmatis);パスツレラ・ムルトシダ(Pasteurella multocida)(亜種ムルトシダ(multocida)、セプティカム(septicum)、ガリシダ(gallicida));パスツレラ・ニューモトロピカ(Pasteurella pneumotropica);パスツレラ・ストマティス(Pasteurella stomatis);パスツレラ・トレハロシ(Pasteurella trehalosi).−− ピシリケッチア科(Piscirickettsiaceae):− ピシリケッチア・サルモニス(Piscirickettsia salmonis).−− プレシオモナダセアエ(Plesiomonadaceae):− プレシオモナス・シゲロイデス(Plesiomonas shigelloides).−− ポリアンギウム科(Polyangiaceae):− ソランギウム・セルロスム(Sorangium cellulosum).−− ポルフィロモナス科(Porphyromonadaceae):− ディスゴノモナス・カプノサイトファゴイデス(Dysgonomonas capnocytophagoides);ディスゴノモナス・ガデイ(Dysgonomonas gadei);ディスゴノモナス・ホフスタジイ(Dysgonomonas hofstadii);ディスゴノモナス・モッシイ(Dysgonomonas mossii);ディスゴノモナス・オリザルビ(Dysgonomonas oryzarvi);ディスゴノモナス・ウィンペンニイ(Dysgonomonas wimpennyi);ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis).−− プレボテラ科(Prevotellaceae):− プレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)、プレボテラ・メラニノジェニカ(Prevotella melaninogenica)を含むプレボテラ(Prevotella)種.−− シュードモナス科:− クリセオモナス・ルテオラ(Chryseomonas luteola);緑膿菌;シュードモナス・ルテオラ(Pseudomonas luteola);シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens);シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida);シュードモナス・スタッツェリ(Pseudomonas stutzeri);シュードモナス・オリジハビタンス(Pseudomonas oryzihabitans).−− リゾビウム科(Rhizobiaceae):− アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens);リゾビウム・ラジオバクター(Rhizobium radiobacter).−− リケッチア科(Rickettsiaceae):− オリエンティア・クト(Orientia chuto);オリエンティア・ツツガムシ(Orientia tsutsugamushi);リケッチア・アエスクリマンニイ(Rickettsia aeschlimannii);リケッチア・アフリカーエ(Rickettsia africae);リケッチア・アカリ(Rickettsia akari);リケッチア・アルガシイ(Rickettsia argasii);リケッチア・アシアティカ(Rickettsia asiatica);リケッチア・オーストラリス(Rickettsia australis);リケッチア・ベリイ(Rickettsia bellii);リケッチア・カナデンシス(Rickettsia canadensis);リケッチア・コノーリイ(Rickettsia conorii);リケッチア・コオレイ(Rickettsia cooleyi);リケッチア・フェリス(Rickettsia felis);リケッチア・ヘイロンジャンゲンシス(Rickettsia heilongjiangensis);リケッチア・ヘルベティカ(Rickettsia helvetica);リケッチア・ホネイ(Rickettsia honei);リケッチア・ホオグストラアリイ(Rickettsia hoogstraalii);リケッチア・フリネンシス(Rickettsia hulinensis);リケッチア・フリニイ(Rickettsia hulinii);リケッチア・ジャポニカ(Rickettsia japonica);リケッチア・マルミオニイ(Rickettsia marmionii);リケッチア・マルチネト(Rickettsia martinet);リケッチア・マッシリアーエ(Rickettsia massiliae);リケッチア・モナセンシス(Rickettsia monacensis);リケッチア・モンタネンシス(Rickettsia montanensis);リケッチア・モンテイロイ(Rickettsia monteiroi);
リケッチア・モレリ(Rickettsia moreli);リケッチア・パルケリー(Rickettsia parkeri);リケッチア・ピーコッキイ(Rickettsia peacockii);リケッチア・フィリピイ(Rickettsia philipii);発疹チフスリケッチア(Rickettsia prowazekii);リケッチア・ラオウルチイ(Rickettsia raoultii);リケッチア・リピセプハリー(Rickettsia rhipicephali);リケッチア・リケッチイ(Rickettsia rickettsii);リケッチア・シビリカ(Rickettsia sibirica)亜群;リケッチア・スロバカ(Rickettsia slovaca);リケッチア・タムラエ(Rickettsia tamurae);リケッチア・ティフィー(Rickettsia typhi).−− シュワネラ科(Shewanellaceae):− シュワネラ・プトレファシエンス(Shewanella putrefaciens).−− スフィンゴモナス科(Sphingomonadaceae):− スフィンゴバクテリウム・マルチボラム(Sphingobacterium multivorum);スフィンゴバクテリウム・スピリティボラム(Sphingobacterium spiritivorum);スフィンゴモナス・パウシモビリス(Sphingomonas paucimobilis).−− スピリルム科(Spirillaceae):− スピリルム・ミヌス(Spirillum minus);スピリルム・ボルタンス(Spirillum volutans);スピリルム・ウィノグラドスキイ(Spirillum winogradskyi).−− スピロヘータ科(Spirochaetaceae):− ボレリア・アフゼリイ(Borrelia afzelii);ボレリア・アンセリナ(Borrelia anserina);ボレリア・ビセッティ(Borrelia bissettii);ボレリア・ブルグドルフェリ(Borrelia burgdorferi);ボレリア・コリアセアエ(Borrelia coriaceae);ボレリア・デュトニイ(Borrelia duttonii);ボレリア・ガリニイ(Borrelia garinii);ボレリア・ハームシイ(Borrelia hermsii);ボレリア・ヒスパニカ(Borrelia hispanica);ボレリア・ジャポニカ(Borrelia japonica);ボレリア・ロネスタリ(Borrelia lonestari);ボレリア・ルシタニアエ(Borrelia lusitaniae);ボレリア・ミヤモトイ(Borrelia miyamotoi);ボレリア・パルケリ(Borrelia parkeri);ボレリア・ペルシカ(Borrelia persica);ボレリア・レカレンティス(Borrelia recurrentis);ボレリア・スピエルマニイ(Borrelia spielmanii);ボレリア・ツリカタエ(Borrelia turicatae);ボレリア・ツリカタエ;ボレリア・バレイシアナ(Borrelia valaisiana);トレポネーマ・カラテウム(Treponema carateum);トレポネーマ・パリダム種エンデミカム(Treponema pallidum ssp. endemicum);トレポネーマ・パリダム種パリダム(Treponema pallidum ssp. pallidum);トレポネーマ・パリダム種ペルテヌエ(Treponema pallidum ssp. pertenue).−− サクシニビブリオ科(Succinivibrionaceae):− アナエロビオスピリルム(Anaerobiospirillum)種.−− ステレラ科(Sutterellaceae):− ステレラ・ワーズワーシア(Sutterella wadsworthia)を含むステレラ(Sutterella)種.−− テルムス科(Thermaceae):− メイオサーマス(Meiothermus)種.−− サーモトガ科(Thermotogaceae):− サーモトガ・ネアポリタナ(Thermotoga neapolitana).−− ヴェイヨネラ科(Veillonellaceae):− ディアリスター(Dialister)種;メガモナス(Megamonas)種;メガスファエラ(Megasphaera)種;ペクチナータス(Pectinatus)種;ペロシヌス(Pelosinus)種;プロピオニスポラ(Propionispora)種;スポロミュサ(Sporomusa)種;ベイロネラ(Veillonella)種;ザイモフィラス(Zymophilus)種.−− ビブリオ科(Vibrionaceae):− フォトバクテリウム・ダムセラエ(Photobacterium damselae);ビブリオ・アダプタツス(Vibrio adaptatus);ビブリオ・アルギノリティカス(Vibrio alginolyticus);ビブリオ・アザシイ(Vibrio azasii);ビブリオ・キャンプベリイ(Vibrio campbellii);コレラ菌(Vibrio cholera);ビブリオ・ダムセラエ(Vibrio damselae)(Vibrio damsel);ビブリオ・フルビアリス(Vibrio fluvialis);ビブリオ・ファーニシイ(Vibrio furnisii);グリモンチア・ホリザエ(Vibrio hollisae);ビブリオ・メチニコフィイ(Vibrio metschnikovii);ビブリオ・ミミカス(Vibrio mimicus);ビブリオ・パラヘモリティカス(Vibrio parahaemolyticus);ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus).−− ボルバキア科(Wolbachieae):− ボルバキア(Wolbachia)種.−− キサントモナス科(Xanthomonadaceae):− ルテイモナス・アエスツアリイ(Luteimonas aestuarii);ルテイモナス・アクアティカ(Luteimonas aquatica);ルテイモナス・コンポスチ(Luteimonas composti);ルテイモナス・ルティマリス(Luteimonas lutimaris);ルテイモナス・マリナ(Luteimonas marina);ルテイモナス・メフィティス(Luteimonas mephitis);ルテイモナス・バドサ(Luteimonas vadosa);シュードキサントモナス・ブレーグベルネンシス(Pseudoxanthomonas broegbernensis);シュードキサントモナス・ジャポネンシス(Pseudoxanthomonas japonensis);ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia);並びにステノトロホモナス・ニトリティレデュセンス(Stenotrophomonas nitritireducens)
最も好ましくは、細菌感染を引き起こす細菌作用物質は、グラム陰性であり、アシネトバクター(Acinetobacter)種、アエロモナス・ヒドロフィラ(Aeromonas hydrophila)、サイトロバクター(Citrobacter)種、エンテロバクター種、大腸菌、肺炎桿菌、モーガネラ・モーガニイ(Morganella morganii)、緑膿菌、及びステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)を含む群から選択される。
別の好適な実施形態では、細菌コロニー形成又は感染を引き起こす細菌作用物質は、コロニー形成又は感染を処置するのに使用される慣例的な抗生物質に対して耐性を有する。好適な一実施形態では、細菌作用物質は、アミノグリコシド(例えば、ゲンタマイシン、トブラマイシン、アミカシン、若しくはネチルマイシン);抗MRSAセファロスポリン(例えば、セフタロリン);抗緑膿菌性ペニシリン+β−ラクタマーゼ阻害剤(例えば、チカルシリン−クラブラン酸若しくはピペラシリン−タゾバクタム);カルバペネム(例えば、エルタペネム、イミペネム、メロペネム、若しくはドリペネム);非広域スペクトルセファロスポリン;第1及び第2世代セファロスポリン(例えば、セファゾリン若しくはセフロキシム);広域スペクトルセファロスポリン;第3及び第4世代セファロスポリン(例えば、セフォタキシム若しくはセフトリアキソン);セファマイシン(例えば、セフォキシチン若しくはセフォテタン);フルオロキノロン(例えば、シプロフロキサシン);葉酸経路阻害剤(例えば、トリメトプリム−スルファメトキサゾール);グリシルサイクリン(例えば、チゲサイクリン);モノバクタム(例えば、アズトレオナム);ペニシリン(例えば、アンピシリン);ペニシリン+β−ラクタマーゼ阻害剤(例えば、アモキシシリン−クラブラン酸若しくはアンピシリン−スルバクタム);フェニコール(例えば、クロラムフェニコール);ホスホン酸(例えば、ホスホマイシン);ポリミキシン(例えば、コリスチン);並びにテトラサイクリン(例えば、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、若しくはミノサイクリン)の1種又は複数を含む群から選択される化合物に対して耐性を有する。好ましくは、これらの化合物に対して耐性を有する細菌作用物質は、グラム陰性である。
好ましくは、細菌作用物質は、ペニシリン、セファロスポリン、カルバペネム、モノバクタム及び他のβ−ラクタム抗生物質、フシダン、アミノグリコシド、フルオロキノロン、ストレプトグラミン、テトラサイクリン、グリシルサイクリン、クロラムフェニコール及び他のフェニコール、マクロライド及びケトライド、リンコサミド、オキサゾリジノン、アミノシクリトール、ポリミキシン、糖ペプチド、リポペプチド、バシトラシン、ムピリシン(mupiricin)、プロイロムチリン、リファマイシン、スルホンアミド、及びトリメトプリムを含む群から選択される化合物に対して耐性を有する。より好ましくは、化合物は、β−ラクタム、糖ペプチド、リポペプチド、マクロライド、オキサゾリジノン、及びテトラサイクリンを含む群から選択される。好ましくは、細菌作用物質は、化合物が、以下:0.001μg/mL〜10,000μg/mL;0.01μg/mL−1000μg/mL;0.10μg/mL〜100μg/mL;及び1μg/mL〜50μg/mLから選択される濃度範囲であるとき、化合物に対して耐性を有する。
最も好ましくは、細菌感染を引き起こす細菌作用物質は、それだけに限らないが、グラム陽性菌を含む群から選択される。細菌作用物質は、最も好ましくは、黄色ブドウ球菌、スタフィロコッカス・シュードインターメディウス、肺炎連鎖球菌、化膿連鎖球菌、ストレプトコッカス・アガラクチアエ、ストレプトコッカス・ユベリス、エンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェカリス、及びクロストリジウム・ディフィシルを含む群から選択されるグラム陽性細菌作用物質である。
好適な一実施形態では、細菌作用物質は、細胞壁を有さない。好ましくは、細菌作用物質は、マイコプラズマ種、マイコプラズマ・アガラクティアエ(Mycoplasma agalactiae)、マイコプラズマ・アルカレッセンス(Mycoplasma alkalescens)、マイコプラズマ・アンフォリフォルメ(Mycoplasma amphoriforme)、マイコプラズマ・アルギニニ(Mycoplasma arginini)、マイコプラズマ・ボービゲニタリウム(Mycoplasma bovigenitalium)(Mycoplasma bovigenitalum)、マイコプラズマ・ボービリニス(Mycoplasma bovirhinis)、マイコプラズマ・ボービス、マイコプラズマ・ボーボクリ(Mycoplasma bovoculi)、マイコプラズマ・ブカーレ(Mycoplasma buccale)、マイコプラズマ・カリフォルニカム(Mycoplasma californicum)、マイコプラズマ・カナデンス(Mycoplasma canadense)、マイコプラズマ・カプリコラム亜種カプリコラム(Mycoplasma capricolum subsp. capricolum)、マイコプラズマ・カプリコラム亜種カプリニューモニアエ(Mycoplasma capricolum subsp. capripneumoniae)、マイコプラズマ・コンジャンクティバエ(Mycoplasma conjunctivae)、マイコプラズマ・シノス(Mycoplasma cynos)、マイコプラズマ・ディスパー(Mycoplasma dispar)、マイコプラズマ・イクイゲニタリウム(Mycoplasma equigenitalium)、マイコプラズマ・ファウシウム(Mycoplasma faucium)、マイコプラズマ・フェリス(Mycoplasma felis)、マイコプラズマ・フェルメンタンス(Mycoplasma fermentans)(インコグニタス株)、マイコプラズマ・ガリセプティカム、マイコプラズマ・ガテアエ(Mycoplasma gateae)、マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)、マイコプラズマ・ヘモカニス(Mycoplasma haemocanis)、マイコプラズマ・ヘモフェリス(Mycoplasma haemofelis)、マイコプラズマ・ヘモスイス(以前にエペリスロゾーン・スイス)、マイコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis)、マイコプラズマ・ヒオニューモニエ(Mycoplasma hyopneumoniae)、マイコプラズマ・ハイオリニス(Mycoplasma hyorhinis)、マイコプラズマ・ハイオシノビアエ(Mycoplasma hyosynoviae)、マイコプラズマ・アイオワエ・メレアグリディス(Mycoplasma iowae meleagridis)(MM)、マイコプラズマ・アイオワエ(Mycoplasma iowae)、マイコプラズマ・リーチイ(Mycoplasma leachii)、マイコプラズマ・リポフィラム(Mycoplasma lipophilum)、マイコプラズマ・メレアグリディス(Mycoplasma meleagridis)、マイコプラズマ・マイコイデス亜種カプリ(Mycoplasma mycoides subsp capri)、マイコプラズマ・マイコイデス亜種マイコイデス(Mycoplasma mycoides subsp mycoides)、マイコプラズマ・マイコイデス亜種マイコイデス(Mycoplasma mycoides subsp. mycoides)(伝染性ウシ胸膜肺炎CBPPなど)、マイコプラズマ・オラーレ(Mycoplasma orale)、マイコプラズマ・オビニューモニアエ(Mycoplasma ovipneumoniae)、マイコプラズマ・オビス(Mycoplasma ovis)、マイコプラズマ・ペネトランス(Mycoplasma penetrans)、マイコプラズマ・ピラム(Mycoplasma pirum)、マイコプラズマ・ニューモニアエ(Mycoplasma pneumoniae)、マイコプラズマ・プリマタム(Mycoplasma primatum)、マイコプラズマ・プトレファシエンス(Mycoplasma putrefaciens)、マイコプラズマ・サリバリウム(Mycoplasma salivarium)、マイコプラズマ・スペルマトフィラム(Mycoplasma spermatophilum)、マイコプラズマ・スイス(Mycoplasma suis)、マイコプラズマ・シノビアエ(Mycoplasma synoviae)(MS)、マイコプラズマ・ウェニオニイ(Mycoplasma wenyonii)、マイコプラズマ、ウレアプラズマ種、ウレアプラズマ・パルバム(Ureaplasma parvum)、ウレアプラズマ・ウレアリティカム(Ureaplasma urealyticum)、ウレアプラズマ、及びウレアプラズマ・ディベルサム(Ureaplasma diversum)を含む群から選択される。
別の最も好適な実施形態では、細菌作用物質は、黄色ブドウ球菌である。
別の好適な実施形態では、細菌作用物質は、アミノグリコシド(例えば、ゲンタマイシン);アンサマイシン(例えば、リファンピシン);抗MRSAセファロスポリン(例えば、セフタロリン);抗ブドウ球菌β−ラクタム(若しくはセファマイシン)(例えば、オキサシリン若しくはセフォキシチン);カルバペネム(例えば、エルタペネム、イミペネム、メロペネム、若しくはドリペネム);非広域スペクトルセファロスポリン;第1及び第2世代セファロスポリン(例えば、セファゾリン若しくはセフロキシム);広域スペクトルセファロスポリン;第3及び第4世代セファロスポリン(例えば、セフォタキシム若しくはセフトリアキソン);セファマイシン(例えば、セフォキシチン若しくはセフォテタン);フルオロキノロン(例えば、シプロフロキサシン若しくはモキシフロキサシン);葉酸経路阻害剤(例えば、トリメトプリム−スルファメトキサゾール);フシダン(fucidane)(例えば、フシジン酸);糖ペプチド(例えば、バンコマイシン、テイコプラニン、若しくはテラバンシン);グリシルサイクリン(例えば、チゲサイクリン);リンコサミド(例えば、クリンダマイシン);リポペプチド(例えば、ダプトマイシン);マクロライド(例えば、エリスロマイシン);オキサゾリジノン(例えば、リネゾリド若しくはテジゾリド);フェニコール(例えば、クロラムフェニコール);ホスホン酸(例えば、ホスホマイシン);ストレプトグラミン(例えば、キヌプリスチン−ダルホプリスチン);並びにテトラサイクリン(例えば、テトラサイクリン、ドキシサイクリン若しくはミノサイクリン)の1種又は複数を含む群から選択される化合物に対して耐性を有する。好ましくは、これらの化合物に耐性を有する細菌作用物質は、グラム陽性である。
別の最も好適な実施形態では、細菌作用物質は、肺炎連鎖球菌である。肺炎連鎖球菌は、β−ラクタム及びマクロライドの1種又は複数に対して耐性を有する株であり得る。
別の最も好適な実施形態では、細菌作用物質は、化膿連鎖球菌である。
別の最も好適な実施形態では、細菌作用物質は、ストレプトコッカス・アガラクチアエである。
別の最も好適な実施形態では、細菌作用物質は、エンテロコッカス・フェシウム又はエンテロコッカス・フェカリスである。エンテロコッカス・フェシウム又はエンテロコッカス・フェカリスは、アミノグリコシド(例えば、ゲンタマイシン(高レベル)又はストレプトマイシン(例えば、ストレプトマイシン(高レベル));カルバペネム(例えば、イミペネム、メロペネム、又はドリペネム);フルオロキノロン(例えば、シプロフロキサシン、レボフロキサシン、又はモキシフロキサシン);糖ペプチド(例えば、バンコマイシン又はテイコプラニン);グリシルサイクリン(例えば、チゲサイクリン);リポペプチド(例えば、ダプトマイシン);オキサゾリジノン(例えば、リネゾリド);ペニシリン(例えば、アンピシリン);ストレプトグラミン(例えば、キヌプリスチン−ダルホプリスチン);テトラサイクリン(例えば、ドキシサイクリン又はミノサイクリン)の1つ以上に対して耐性を有する株であり得る。
別の最も好適な実施形態では、細菌作用物質は、クロストリジウム・ディフィシルである。
対象における細菌感染は、黄色ブドウ球菌(MDR、XDR、PDR、又はメチシリン感受性若しくは耐性株)によって引き起こされる院内肺炎、或いは肺炎連鎖球菌(β−ラクタム及びマクロライドに対して耐性を有するものなどの多剤耐性株[MDRSP]を含む)によって引き起こされる侵襲性肺炎球菌疾患、例えば、肺炎、気管支炎、急性副鼻腔炎、中耳炎、結膜炎、髄膜炎、菌血症、敗血症、骨髄炎、敗血症性関節炎、心内膜炎、腹膜炎、心膜炎、蜂巣炎、及び脳膿瘍など、黄色ブドウ球菌(メチシリン感受性及び耐性株)、化膿連鎖球菌、又はストレプトコッカス・アガラクチアエによって引き起こされる同時の骨髄炎の有無にかかわらず、糖尿病性足感染症を含む合併症の皮膚及び皮膚構造感染症、黄色ブドウ球菌(メチシリン感受性及び耐性株)又は化膿連鎖球菌によって引き起こされる合併症のない皮膚及び皮膚構造感染症、同時の菌血症を有する場合を含む、肺炎連鎖球菌(多剤耐性株[MDRSP]を含む)、又は黄色ブドウ球菌(メチシリン感受性及び耐性株)によって引き起こされる市中肺炎、並びにメチシリン感受性及びメチシリン耐性分離株によって引き起こされる、右側感染性心内膜炎を有するものを含む黄色ブドウ球菌血流感染症(菌血症)、同時の菌血症を有する場合を含むバンコマイシン耐性腸球菌感染症、並びにクロストリジウム・ディフィシル関連下痢症(CDAD)の処置を含む群から選択される疾患を引き起こし得る。
グラム陰性生物は、ヒト及び他の動物種における多くの感染症の重要な原因である。骨及び関節感染症(グラム陰性生物又は混合細菌は、化膿性脊椎炎及び敗血症性関節炎の重要な原因である)、心血管系感染症(HACEK群 − ヘモフィラス・パラインフルエンザエ(Haemophilus parainfluenzae)、ヘモフィラス・アフロフィラス(Haemophilus aphrophilus)、アグレガチバクター・アクチノミセテムコミタンス(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)、カーディオバクテリウム・ホミニス(Cardiobacterium hominis)、エイケネラ・コローデンス(Eikenella corrodens)、キンゲラ・キンガエ(Kingella kingae)によって引き起こされる心内膜炎を含む)、中枢神経系感染症(細菌性髄膜炎の最も一般的な原因は、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)、肺炎連鎖球菌であり、ワクチン接種されていない幼児では、ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenzae)b型(Hib)であり、生後3カ月未満の新生児及び乳児では、ストレプトコッカス・アガラクチアエ(B群連鎖球菌)であり、大腸菌及び他の好気性グラム陰性桿菌は、重要な病原体であり、脳膿瘍又は硬膜下膿瘍、感染生物は、根本的な素因となる原因とともに様々となるが、起源の可能性のある部位が耳である場合、腸内グラム陰性桿菌が一般に関与する)、眼感染症(共通の病原体としては、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)(Haemophilus influenza)、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)、又はクラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)がある)、胃腸管感染症(腸内毒素原性大腸菌(ETEC)、サルモネラ、カンピロバクター、シゲラ(Shigella)、コレラ菌(Vibrio cholera)、及びエルシニア・エンテロコリティカ(Yersinia enterocolitica)を含めて広範囲の病原体が関係している)、生殖器感染症(細菌性膣炎は、高濃度の嫌気性(例えば、モビルンカス種)並びに他の選好性細菌(ガードネレラ・バギナリス(Gardnerella vaginalis)及びアトポビウム・バギナエ(Atopobium vaginae)を含む)、並びにマイコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis)を伴った多微生物性臨床的症候群であり;性行為感染によらない骨盤内炎症性疾患(PID)は、通常、嫌気性菌、通性グラム陰性菌、及びマイコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis)を含む混合膣内フローラによって引き起こされ、一方、性行為感染によるPIDは、通常、C.トラコマチス(C. trachomatis)又は淋菌(N. gonorrhoeae)によって開始され、M.ゲニタリウム(M. genitalium)感染症が無視できない数の場合において関与しているという証拠がそろってきている)、腹腔内感染症(内臓穿孔に起因する腹膜炎は、好気性及び嫌気性腸内フローラを伴った多微生物性感染症であり、一方、突発性細菌性腹膜炎(SBP)は、通常、腸内グラム陰性桿菌、例えば、大腸菌及びクレブシエラ(Klebsiella)種などによって引き起こされ、肺炎桿菌は、次第に同定されている肝臓膿瘍の原因である)、市中肺炎(マイコプラズマ・ニューモニアエ(Mycoplasma pneumoniae)、クラミドフィラ(クラミジア)・ニューモニアエ(Chlamydophila pneumoniae)、クラミドフィラ(クラミジア)・シッタシ(Chlamydophila psittaci)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenza)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumonia)を含む好気性グラム陰性桿菌、緑膿菌、アシネトバクター・バウマンニイ、バークホルデリア・シュードマレイ(Burkholderia pseudomallei))、外耳炎(急性びまん性を含む)(細菌培養により一般に、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、並びにプロテウス(Proteus)及びクレブシエラ(Klebsiella)種が生じる)、中耳炎(急性を含む)(共通の細菌性病原体としては、肺炎連鎖球菌、インフルエンザ菌、及びモラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)がある)、敗血症(重症を含む)(アシネトバクター・バウマンニイ、散在性淋菌性敗血症、グラム陰性腸内細菌、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)(髄膜炎菌性敗血症)、及び緑膿菌を含む)、全身性感染症(紅斑熱(リケッチア(Rickettsia))及びツツガムシ病(オリエンティア(Orientia))、ブルセラ症、猫ひっかき病及び他のバルトネラ感染症、レプトスピラ症、ライム病、類鼻疽、Q熱、腸チフス及びパラチフス(腸熱炎)、尿路感染症(急性膀胱炎、急性腎盂腎炎、再発性尿路感染症、並びにカテーテル関連(atheter−associated)細菌尿症及び尿路感染症)。
ヒトにおいて、グラム陰性菌は、腹腔内感染症(IAI)、尿路感染症(UTI)、院内感染肺炎、及び菌血症の共通の原因である。大腸菌、肺炎桿菌(K. pneumoniae)、及び緑膿菌(P. aeruginosa)は、病院環境内で重要な病原体であり、すべての病原体の27%及びすべてのグラム陰性病原体の70%を占め、医療関連感染を引き起こしている[Sievert DM、Ricks P、Edwards JRら、Antimicrobial−resistant pathogens associated with healthcare−associated infections: summary of data reported to the National Healthcare Safety Network at the Centers for Disease Control and Prevention、2009−2010.、Infect Control Hosp Epidemiol.、2013;34:1〜14頁]。
グラム陰性菌は、現在の療法に対する耐性の割合が上昇していることを示している。拡張型β−ラクタマーゼ(ESBL)酵素の産生は、耐性の共通機構である。ESBLを産生する大腸菌及び肺炎桿菌(K. pneumoniae)の割合は、これらの細菌が、広く使用されている抗微生物薬に対して次第に耐性になっているという結果を伴って実質的に上昇している。
緑膿菌(P. aeruginosa)は、米国において院内肺炎の最も一般的なグラム陰性の原因であり、カテーテル関連UTIの2番目に一般的な原因である。
大腸菌は、UTIの最も一般的な原因である。MDR株を含めて、ESBLを産生する大腸菌及び肺炎桿菌(K. pneumonia)、並びに緑膿菌(P. aeruginosa)によって引き起こされるUTIの症例は増大している。ESBLを産生する大腸菌及び肺炎桿菌(K. pneumoniae)は、合併症のIAI(clIAI)を有する患者においても頻繁に単離されている。
緑膿菌(P. aeruginosa)は、臨床的に挑戦的な、且つ伝染性の強い病原体であり、これは、ヒトにおける一般的な感染症、例えば、院内肺炎、UTI、IAI、及び血流感染症などの原因となり得る。緑膿菌(P. aeruginosa)は、人工呼吸器関連肺炎を引き起こす最も一般的なグラム陰性生物であり、カテーテル関連UTIの2番目に一般的な原因である。
グラム陰性菌によって引き起こされる感染症の数の増加は、耐性の上昇する割合を伴っている。この課題に対処する処置の選択肢は、ますます限られている。現在及び将来において患者の要望に対処する新しい抗生物質の極めて重要な必要性がある。
別の好適な実施形態では、ロベニジン、又は治療的に許容されるその塩は、細菌作用物質の細胞壁の完全性を除去若しくは実質的に除去し、又は低減する化合物又は作用物質と一緒に投与される。一例として、化合物は、βラクタム、ホスホマイシン、リゾチーム、ポリミキシン、及びエチレンジアミン四酢酸(EDTA)などのキレート化剤からなる群から選択される。一例として、作用物質は、細胞壁の完全性を低減する免疫学的薬剤(抗体又はワクチンなど)である。好適な一実施形態では、ロベニジン又は治療的に許容されるその塩は、グラム陰性細菌作用物質又はグラム陽性細菌作用物質の外側細胞壁の完全性を除去若しくは実質的に除去し、又は弱める化合物と一緒に投与される。
本発明の別の態様によれば、治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩を含む抗菌性医薬組成物が提供される。
本発明の別の態様によれば、治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩を含む抗菌性獣医学的組成物が提供される。
対象における細菌感染又はコロニー形成を処置又は防止する方法は、本発明の医薬組成物又は獣医学的組成物の投与も含み得る。
医薬組成物は、薬学的に許容される賦形剤又は担体を任意選択で含み得る。獣医学的組成物は、獣医学的に許容される賦形剤又は担体を任意選択で含み得る。
本発明の医薬組成物又は獣医学的組成物は、好ましくは、1mg/g〜500mg/g;5mg〜400mg/g;10mg/g〜200mg/g;20mg/g〜100mg/g;30mg/g〜70mg/g;及び40mg/g〜60mg/gからなる群から選択される濃度でロベニジン、又は薬学的に許容される塩を含有する。
別の実施形態では、医薬組成物又は獣医学的組成物は、不純物を含み、ここで、組成物の総重量のパーセンテージとしての不純物の量は、20%未満の不純物(組成物の総重量によって);15%未満の不純物;10%未満の不純物;8%未満の不純物;5%未満の不純物;4%未満の不純物;3%未満の不純物;2%未満の不純物;1%未満の不純物;0.5%未満の不純物;0.1%未満の不純物からなる群から選択される。一実施形態では、医薬組成物又は獣医学的組成物は、微生物不純物又は二次代謝産物を含み、ここで、組成物の総重量のパーセンテージとしての微生物不純物の量は、5%未満;4%未満;3%未満;2%未満;1%未満;0.5%未満;0.1%未満;0.01%未満;0.001%未満からなる群から選択される。一実施形態では、医薬組成物又は獣医学的組成物は、滅菌されており、密閉及び滅菌された容器内で保存される。一実施形態では、医薬組成物又は獣医学的組成物は、検出可能なレベルの微生物汚染を含有しない。
ロベニジンは、医薬品又は獣医グレードであることが好ましい。商業的量のロベニジンを合成する方法は、当該技術分野で広く利用可能である。商業的量の医薬品又は獣医グレードのロベニジンは、Zhejiang Esigma Animal Health Co., Ltd.(中華人民共和国海寧市)から入手することができる。
本発明の医薬組成物又は獣医学的組成物は、更なる抗微生物剤を含み得る。更なる抗微生物剤は、抗真菌剤又は抗菌剤であり得る。対象における細菌感染又はコロニー形成を処置又は防止する方法は、更なる抗微生物剤とともにロベニジンを投与することも含み得る。
一実施形態では、抗真菌剤は、それだけに限らないが、エキノカンジン(アニデュラファンギン、カスポファンギン、ミカファンギン)、ポリエン(アンホテリシンB、カンジシジン、フィリピン、フンギクロミン(ペンタマイシン)、ハキマイシン、ハマイシン、ルセンソマイシン、メパルトリシン、ナタマイシン、ナイスタチン、ペシロシン、ペリマイシン)を含む天然に存在する作用物質、並びにグリセオフルビン、オリゴマイシン、ピロルニトリン、シッカニン、及びビリジンを含む他の天然に存在する抗真菌剤を含む群から選択される。抗真菌剤は、それだけに限らないが、アリルアミン(ブテナフィン、ナフチフィン、テルビナフィン)、イミダゾール(ビホナゾール、ブトコナゾール、クロルミダゾール、クリンバゾール、クロコナゾール(Croconazole)(クロコナゾール(Cloconazole))、クロトリマゾール、エベルコナゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、フルトリマゾール、ホスフルコナゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ラノコナゾール、ルリコナゾール、ミコナゾール、ネチコナゾール、オモコナゾール、硝酸オキシコナゾール、パルコナゾール、セルタコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール)、チオカルバメート(リラナフタート、トルシクラート、トリンダート、トルナフタート)、トリアゾール(フルコナゾール、イサブコナゾール、イトラコナゾール、ポサコナゾール、ラブコナゾール、サペルコナゾール、テルコナゾール、ボリコナゾール)、並びに他の合成作用物質、例えば、アクリソルシン、アモロルフィン、ブロモサリチルクロラニリド(ブロモクロロサリチルアニリド)、ブクロサミド、プロピオン酸カルシウム、クロルフェネシン、シクロピロクス、クロキシキン(Cloxyquin)(クロキシキン(Cloxiquine))、コパラフィナート、エキサラミド、フルシトシン、ハロプロギン、ヘキセチジン、ロフルカルバン、ニフラテル、ニフロキシム、ピロクトン、ヨウ化カリウム、プロピオン酸、ピリチオン、サリチルアニリド、パラクロロ安息香酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、スルベンチン、テノニトロゾール、トリアセチン、トリメトレキセート、ウンデシレン酸(ウンデセン酸)、及びプロピオン酸亜鉛などを含む群から選択される合成化合物であり得る。
本発明の組成物は、それだけに限らないが、β−ラクタマーゼ阻害剤(アビバクタム、クラブラン酸、スルバクタム、スルタミシリン、タゾバクタム)、腎臓ジペプチダーゼ阻害剤(シラスタチン)、及び腎臓保護剤(ベタミプロン)を含む群から選択される抗生物質補助剤を含み得る。
一実施形態では、本発明の組成物は、それだけに限らないが、バキロプリム、ブロジモプリム、イクラプリム、オルメトプリム、ピリメタミン、テトロキソプリム、トリメトプリムを含む2,4−ジアミノピリミジン;ノボビオシンを含むアミノクマリン;スペクチノマイシンを含むアミノシクリトール;アミカシン、アプラマイシン、アルベカシン、ベカナマイシン、ブチロシン、ジベカシン、ジヒドロストレプトマイシン、エチマイシン、ホルチマイシン(アストロマイシン)、フラミセチン、ゲンタマイシン、ハイグロマイシンB、イセパマイシン、カナマイシン、ミクロノマイシン、ネオマイシン、ネチルマイシン、パロモマイシン、プラゾマイシン、リボスタマイシン、シソマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、ベルダマイシンを含むアミノグリコシド;オマダサイクリンを含むアミノメチルサイクリン;アジダンフェニコール、クロラムフェニコール、フロルフェニコール、チアンフェニコールを含むアンフェニコール;リファブチン、リファミド、リファンピン(リファンピシン)、リファマイシン、リファペンチン、リファキシミンを含むアンサマイシン;アクリジン誘導体(アクリフラビン、アミノアクリジン、エタクリジン、プロフラビンを含む)、ビスピリジン(オクテニジン二塩酸塩を含む)、臭素化サリチルアニリド(ブロムサランを含む)、クロルヘキシジン、フェノール誘導体(チモール及びトリクロサンを含む)、第4アンモニウム化合物(アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロリド、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、セトリモニウムを含む)を含む消毒剤;シクロセリン、デラマニド、エタンブトール、エチオナミド、イソニアジド(フチバジド)、モリナミド、p−アミノサリチル酸(PAS)、プロチオナミド、ピラジナミド、テリジドン、チオアセタゾン、チオカルリドを含む抗結核剤;アルサニル酸、ロキサルソンを含むヒ素剤;ナイシン、ブリラシジン(PMX−30063)を含むバクテリオシン;ロラカルベフを含むβ−ラクタムカルバセフェム;ビアペネム、ドリペネム、エルタペネム、ファロペネム、イミペネム、メロペネム、パニペネム、ラズペネム、リチペネム、スロペネム、テビペネム、トモペネムを含むβ−ラクタムカルバペネム;セファセトリル、セファクロル、セファドロキシル、セファレキシン、セファログリシン、セファロニウム、セファロリジン、セファロチン、セファマンドール、セファピリン、セファトリジン、セファザフルール、セファゼドン、セファゾリン、セフカペン、セフジニル、セフジトレン、セフェピム、セフェタメト、セフィキシム、セフメノキシム、セフォジジム、セフォニシド、セフォペラゾン、セフォラニド、セフォセリス、セフォタキシム、セフォチアム、セフォベシン、セフォゾプラン、セフピミゾール、セフピラミド、セフピロム、セフポドキシム、セフプロジル、セフキノム、セフラジン、セフロキサジン、セフスロジン、セフタロリン、セフタジジム、セフテラム、セフテゾール、セフチブテン、セフチオフル、セフチゾキシム、セフトビプロール、セフトロザン、セフトラジン(Ceftradine)、セフトレゾール(Ceftrezole)、セフトリアキソン、セフトロキサジン(Ceftroxadine)、セフロキシム、セフゾナム、ピブセファレキシンを含むβ−ラクタムセファロスポリン;セフブペラゾン、セフメタゾール、セフミノクス、セフォテタン、セフォキシチンを含むβ−ラクタムセファマイシン;アズトレオナム、カルモナム、チゲモナムを含むβ−ラクタムモノバクタム;フロモキセフ、ラタモキセフ、モキサラクタムを含むβ−ラクタムオキサセフェム;アムジノシリン(メシリナム)、アモキシシリン、アンピシリン、アパルシリン、アスポキシシリン、アジドシリン、アズロシリン、バカンピシリン、カルベニシリン、カリンダシリン、シクラシリン、クレミゾールペニシリン、クロメトシリン、クロキサシリン、シクラシリン、ジクロキサシリン、エピシリン、フェンベニシリン、フロキサシリン(フルクロキサシリン)、ヘタシリン、レナンピシリン、メシリナム、メタンピシリン、メチシリンナトリウム、メズロシリン、ナフシリン、オキサシリン、ペナメシリン、ペネタマートヨウ化水素酸塩、ペニシリンG、ペニシリンGベンザチン、ペニシリンGプロカイン、ペニシリンN、ペニシリンO、ペニシリンV、フェネチシリンカリウム、ピペラシリン、ピバンピシリン、ピブメシリナム、プロピシリン、キナシリン、スルベニシリン、スルタミシリン、タランピシリン、テモシリン、チカルシリンを含むβ−ラクタムペニシリン;ビコザマイシンを含むビシクロマイシン;AN3365(アミノメチルベンゾオキサボロール)、GSK2251052(ロイシル−tRNA合成酵素阻害剤)を含むホウ素含有抗菌剤;ホスホマイシンを含む環状エステル;脂肪酸合成阻害剤(FabI)、AFN−1252、MUT056399、FAB−001;アバロフロキサシン、バロフロキサシン、ベシフロキサシン、キンフロキサシン(Chinfloxacin)、シノキサシン、シプロフロキサシン、クリナフロキサシン、ダノフロキサシン、デラフロキサシン、ジフロキサシン、エノキサシン、エンロフロキサシン、フィナフロキサシン、フレロキサシン、フルメキン、ガレノキサシン、ガチフロキサシン、ゲミフロキサシン、グレパフロキサシン、イバフロキサシン、レボフロキサシン、ロメフロキサシン、マルボフロキサシン、ミロキサシン、モキシフロキサシン、ナジフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、オルビフロキサシン、パズフロキサシン、ペフロキサシン、プラドフロキサシン、プルリフロキサシン、ロソキサシン、ルフロキサシン、サラフロキサシン、シタフロキサシン、スパルフロキサシン、テマフロキサシン、トスフロキサシン、トロバフロキサシン、ザボフロキサシンを含むフルオロキノロン;フシジン酸を含むフシダン;ラモプラニンを含むグリコリポデプシペプチド;アボパルシン、ダルババンシン、ノルバンコマイシン、オリタバンシン、テイコプラニン、テラバンシン、バンコマイシンを含む糖ペプチド;バンベルマイシン(バンベルマイシン、モエノマイシン、フラボホスホリポール)を含むグリコホスホリピド;チゲサイクリンを含むグリシルサイクリン;ヒブリド、カダゾリド(Cadazolid)(オキサゾリジノン−キノロン)、TD−1792(糖ペプチド−セファロスポリン);クリンダマイシン、リンコマイシン、ピルリマイシンを含むリンコサミド;ダプトマイシン、スロトマイシンを含むリポペプチド;アジスロマイシン、カルボマイシン、セスロマイシン、クラリスロマイシン、ジリスロマイシン、エリスロマイシン、フィダキソマイシン、フルリスロマイシン、ガミスロマイシン、ジョサマイシン、キタサマイシン、ロイコマイシン、メロイマイシン、ミデカマイシン、ミオカマイシン、ミロサマイシン、オレアンドマイシン、プリマイシン、ロキタマイシン、ロサラマイシン、ロキシスロマイシン、セデカマイシン、ソリスロマイシン、スピラマイシン、テリスロマイシン、テルデカマイシン、チルジピロシン、チルミコシン、トロレアンドマイシン、ツラスロマイシン、チロシン、チルバロシンを含むマクロライド;フラルタドン、フラジジン、フラゾリドン、塩化フラゾリウム、ニフラテル、ニフルホリン、ニフロキサジド、ニフルピリノール、ニフルトイノール、ニフルジド、ニトロフラール、ニトロフラントイン、ニトロフラゾンを含むニトロフラン;ジメトリダゾール、メトロニダゾール、オルニダゾール、ロニダゾール、セクニダゾール、チニダゾールを含むニトロイミダゾール;アビラマイシン、エベルニノマイシンを含むオリゴサッカライド;アウリクロセン(Auriclosene)、クロロキシン、クロルキナルドール、クリオキノール、クロホクトール、ハルキノール、ロチリブシン、マンデル酸、メテナミン(ヘキサミン)、ニタゾール、ニトロキソリン、ペルクロゾン(Perchlozone)、タウロリジン、テノ酸、キシボルノールを含む他の抗菌剤;エペレゾリド、リネゾリド、ポシゾリド、ラデゾリド、ステゾリド、テジゾリド(トレゾリド)を含むオキサゾリジノン;GSK1322322を含むペプチドデホルミラーゼ阻害剤;オミガナン、ペキシガナンを含むペプチド;レタパムリン、チアムリン、バルネムリンを含むプロイロムチリン;ライドロマイシン、ラサロシド、マデュラマイシン、モネンシン、ナラシン、サリノマイシン、センデュラマイシンを含むポリエーテルイオノフォア;コリスチン、ポリミキシンBを含むポリミキシン;アンホマイシン、バシトラシン、カプレオマイシン、エンズラシジン、エンラマイシン、エンビオマイシン、フサフンギン、グラミシジン、イセガナン、マガイニン、ノシヘプチド、リストセチン、チオストレプトン、ツベラクチノマイシン、チロシジン、チロトリシン、ビオマイシンを含むポリペプチド;ムピロシンを含むシュードモン酸;ナリジクス酸、ネモノキサシン、オキソリン酸、オゼノキサシン、ピペミド酸、ピロミド酸を含むキノロン;カルバドックス、オラキンドックスを含むキノキサリン;クロファジミンを含むリミノフェナジン(riminofenazine);アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シムバスタチンを含むスタチン;ダルホプリスチン、フロプリスチン、リノプリスチン、プリスチナマイシン、キヌプリスチン、ビルギニアマイシンを含むストレプトグラミン;ノウルセオスリシンを含むストレプトスリシン;アセチルスルファメトキシピラジン、クロラミン−B、クロラミン−T、ジクロラミンT、ホルモスルファチアゾール、マフェニド、N4−スルファニリルスルファニルアミド、ノプリルスルファミド、N−スルファニリル−3,4−キシルアミド、オルマオスルファチアゾール(Ormaosulfathiazole)、フタリルスルフアセトアミド、フタリルスルファチアゾール、サラゾスルファジミジン、スクシニルスルファチアゾール、スルファベンズアミド、スルファカルバミド、スルファセタミド、スルファクロルピリダジン、スルファクリソイジン、スルファクロジン、スルファシチン、スルファジアジン、スルファジクラミド、スルファジメトキシン、スルファジミジン、スルファドキシン、スルファエチドール、スルファグアニジン、スルファグアノール、スルファレン、スルファロクス酸、スルファメラジン、スルファメテル、スルファメタジン、スルファメチゾール、スルファメトミジン、スルファメトキサゾール、スルファメトキシピリダジン、スルファメチルチアゾール、スルファメトピラジン、スルファメトロール、スルファミドクリソイジン、スルファモノメトキシン、スルファモキソール、スルファニルアミド、スルファニル尿素、スルファペリン、スルファフェナゾール、スルファプロキシリン、スルファピラジン、スルファピリジン、スルファキノキサリン、スルファチアゾール、スルファチオ尿素、スルファトロキサゾール、スルフィソミジン、スルフイソキサゾール(スルファフラゾール)を含むスルホンアミド;アセジアスルホン、ダプソン、グルコスルホンナトリウム、p−スルファニリルベンジルアミン、スクシスルホン、スルファニル酸、スルホキソンナトリウム、チアゾールスルホンを含むスルホン;クロルテトラサイクリン、クロモサイクリン、デメクロサイクリン、ドキシサイクリン、エラバサイクリン、グアメサイクリン、リメサイクリン、メクロサイクリン、メタサイクリン、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、ペニメピサイクリン、ピパサイクリン、ロリテトラサイクリン、サレサイクリン、及びテトラサイクリンを含むテトラサイクリンを含む群から選択される更なる抗生物質を含む。
本発明の組成物は、それだけに限らないが、結合剤及び圧縮助剤、コーティング剤及びフィルム、着色剤、希釈剤及びビヒクル、崩壊剤、乳化剤及び可溶化剤、香料及び甘味料、忌避剤、流動促進剤及び滑剤、可塑剤、防腐剤、噴霧剤、溶媒、安定剤、懸濁剤、並びに増粘剤を含む群から選択される賦形剤を更に含み得る。
本発明の更なる態様によれば、対象における細菌感染を処置又は防止する方法で使用される場合の医療用デバイスが提供される。
本発明の更なる態様によれば、本発明の組成物を含む医療用デバイスが提供される。本発明の組成物は、任意の徐放形態であり得、且つ/又は医療用デバイスのコーティングの形態であり得る。
医療用デバイスは、インプラント、プラスター、絆創膏、及び対象における細菌感染に適用される他の包帯材を含む群から選択される形態であり得る。
本発明の更なる態様によれば、細菌を死滅させる方法であって、細菌をロベニジン又は治療的に許容されるその塩と接触させるステップを含む、方法が提供される。
本発明の更なる態様によれば、細菌を死滅させるためのロベニジン又は治療的に許容されるその塩の使用であって、細菌をロベニジン又は治療的に許容されるその塩と接触させるステップを含む、使用が提供される。
本明細書で使用する用語は、指定されていない限り当技術分野におけるこれらの慣例的な意味を有することになる。
本発明の更なる特徴を、これらのいくつかの限定されない実施形態の以下の説明でより完全に記載する。この記載は、本発明を例示する目的のためにもっぱら含まれている。これは、上記に示した本発明の広い概要、開示、又は記載に対する限定として理解されるべきでない。説明を添付の図面を参照して行う。
実施例1による個々の黄色ブドウ球菌分離株の最小阻害濃度の表を示す図である。 実施例1による個々の腸球菌分離株の最小阻害濃度の表を示す図である。 実施例1による個々の肺炎連鎖球菌分離株の最小阻害濃度の表を示す図である。 MRSA、VRE、及び肺炎連鎖球菌のオーストラリア分離株についてのNCL812のMIC50、MIC90、MIC最頻値、及びMIC範囲の表を示す図である。アンピシリンの比較によるMIC値は、括弧内に示されている。 実施例2による黄色ブドウ球菌ATCC29213に対するNCL812(ロベニジン)及びリネゾリドの最小阻害濃度値の表を示す図である。 実施例2による黄色ブドウ球菌におけるDNA巨大分子合成に対するNCL812の効果のグラフを示す図である。 実施例2による黄色ブドウ球菌におけるRNA巨大分子合成に対するNCL812の効果のグラフを示す図である。 実施例2による黄色ブドウ球菌(ATCC29213)におけるタンパク質巨大分子合成に対するNCL812の効果のグラフを示す図である。 実施例2による黄色ブドウ球菌(ATCC29213)における細胞壁巨大分子合成に対するNCL812の効果のグラフを示す図である。 実施例2による黄色ブドウ球菌(ATCC29213)における脂質巨大分子合成に対するNCL812の効果のグラフを示す図である。 実施例2による黄色ブドウ球菌(ATCC29213)における巨大分子合成に対するNCL812の効果を要約するグラフを示す図である。 実施例3による黄色ブドウ球菌(ATCC29213)からのATP放出に対するNCL812の効果のグラフを示す図である。 実施例4による、使用した分離株についての黄色ブドウ球菌クローン/分離株の名称、タイプ、源、耐性記録、クリンダマイシン耐性状態、多遺伝子座配列タイプ(MLST)、ブドウ球菌カセット染色体(SCCmec)タイプ、クローン複合体、パントン−バレンタインロイコシジン状態(PVL)、及びspaタイプの表を示す図である。MSSA;メチシリン感受性黄色ブドウ球菌。HA−MRSA;院内メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。CA−MRSA;コミュニティ関連メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。M.B;M.Barton(南オーストラリア大学)。G;Gribbles病理学(南オーストラリア)。J.P.;J.Perry(アデレード大学)。VIMP;Veterinary Immunology,Microbiology,&Public Healthの学生のNares(アデレード大学)。S.P.;S.Polyak (アデレード大学)。G.C.;Geoff Coombs(PathWest Laboratory Medicine、西オーストラリア)。Em;エリスロマイシン。Ci;シプロフロキサシン。Gn;ゲンタマイシン。Tm;トリメトプリム。Te;テトラサイクリン。FA;フシジン酸。Rf;リファンピシン。Mp;ムピロシン。 実施例4による、使用した分離株についての黄色ブドウ球菌クローン/分離株の名称、タイプ、源、耐性記録、クリンダマイシン耐性状態、多遺伝子座配列タイプ(MLST)、ブドウ球菌カセット染色体(SCCmec)タイプ、クローン複合体、パントン−バレンタインロイコシジン状態(PVL)、及びspaタイプの表を示す図である。MSSA;メチシリン感受性黄色ブドウ球菌。HA−MRSA;院内メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。CA−MRSA;コミュニティ関連メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。M.B;M.Barton(南オーストラリア大学)。G;Gribbles病理学(南オーストラリア)。J.P.;J.Perry(アデレード大学)。VIMP;Veterinary Immunology,Microbiology,&Public Healthの学生のNares(アデレード大学)。S.P.;S.Polyak (アデレード大学)。G.C.;Geoff Coombs(PathWest Laboratory Medicine、西オーストラリア)。Em;エリスロマイシン。Ci;シプロフロキサシン。Gn;ゲンタマイシン。Tm;トリメトプリム。Te;テトラサイクリン。FA;フシジン酸。Rf;リファンピシン。Mp;ムピロシン。 実施例4による選択された表現型及び遺伝子型試験に対する陽性を報告する推測して同定された黄色ブドウ球菌分離株のパーセンテージの表を示す図である。HA−MRSA;院内黄色ブドウ球菌。CA−MRSA;コミュニティ関連黄色ブドウ球菌。黄色ブドウ球菌分離株は、プロテインAラテックス凝集(プロテインA)、スライドコアグラーゼ、フォーゲス−プロスカウエル、及びポリミキシンB耐性試験に対して試験陽性、並びにspa遺伝子のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)及びリアルタイムPCR増幅について試験陽性であると同定された。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌分離株は、上述した基準に対して試験陽性、並びにmecA遺伝子のPCR及びリアルタイムPCRについて陽性の分離株と同定された。 実施例4によるカービー−バウアーディスク拡散法を使用する抗菌剤に対する黄色ブドウ球菌分離株の耐性の表を示す図である。HA−MRSA;院内メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。CA−MRSA;コミュニティ関連メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。 実施例4によるメチシリン耐性と分類された20種の黄色ブドウ球菌株における同定されたmec遺伝子複合体の数及びパーセンテージに表を示す図である。オキサシリン及びセフォテタンに対して表現型耐性を発現するそれぞれのブドウ球菌カセット染色体(SCCmec)複合体及びタイプ、並びにリアルタイムmecA状態、並びにmecA遺伝子のリアルタイムPCRからの融点分析から得られた平均の負のdF/dTピークが示されている。括弧内の数字はパーセンテージを示す。 mec遺伝子複合体によってグループ分けされたメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(S. aureus)分離株、A(n=4)、B(n=10)、C2(n=4)、及び未分類(n=2)におけるmecA遺伝子のリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応後の負の導関数プロット−dF/dTの平均融点ピークを示すグラフを示す図である。異なる、上に付けた文字で示されたグループは、実施例4によれば有意に異なる(P<0.05)。 実施例4による抗菌薬NCL812及びβ−ラクタム抗菌薬アンピシリンの特性の表を示す図である。予備試験から判定された詳細なジメチルスルホキシド(DMSO)中の抗菌薬の溶解性、陽イオン調整ミューラー−ヒントンIIブロス(CAMHB)中の溶解性、及びメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する平均最小阻害濃度(MIC)(24時間におけるμg/ml)、並びにこの本試験中に判定されたもの。ATCC49775;メチシリン感受性黄色ブドウ球菌分離株及びATCC対照株。MRSA580;メチシリン耐性黄色ブドウ球菌分離株#580。MRSA698;メチシリン耐性黄色ブドウ球菌分離株#698。 実施例4による、黄色ブドウ球菌臨床分離株に対する新規抗菌薬NCL812及びβラクタム抗菌薬アンピシリンのin vitro活性の表を示す図である。HA−MRSA;院内メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。CA−MRSA;コミュニティ関連メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。MIC;最小阻害濃度(μg/ml)。MBC;最小殺菌濃度(μg/ml)。MIC/MBC範囲;すべての分離株についての最小及び最大のMIC/MBC。MIC/MBC50;分離株の50%が阻害されるMIC/MBC。MIC/MBC90;分離株の90%が阻害されるMIC/MBC。 実施例4による、ブロス微量希釈法を使用するメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(S. aureus)ATCC49775に対する未添加増殖対照、アンピシリン、及び異なる濃度の抗菌剤NCL812の光学密度のグラフを示す図である。試験したNCL812の濃度は、最大で24時間のインキュベーションの試験条件下で判定してMIC及びMICの4倍であった。アンピシリンは、MICで試験した。殺菌活性は、抗菌薬について0、1、2、4、8、12、及び24時間において試験した。 実施例4による、10mlバイアル中の臨床検査標準協会大量希釈法を使用するNCL812の細菌活性を実証する、メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(S. aureus)ATCC49775の死滅動態曲線のグラフを示す図である。試験した抗菌薬の濃度は、試験条件で判定して1×及び4×MICであった。殺菌活性は、抗菌薬を添加して0、1、2、4、8、12、及び24時間後に判定した。殺菌活性は、初期接種量からの3−log10(99.9%)の生菌数の減少として定義した。 実施例5による6種の異なる抗菌薬についての20種の肺炎連鎖球菌分離株の抗菌薬感受性の表を示す図である。 実施例5による6種の異なる抗菌薬についての20種の肺炎連鎖球菌分離株の抗菌薬感受性の表を示す図である。 実施例5による、4μg/ml NCL812及び0.0023μg/ml アンピシリンに曝露した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39のマクロブロス希釈アッセイ中のpHの変化を示すグラフを示す図である。 実施例5による、NCL062及び5%塩化コリンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の48時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、NCL812で処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の14時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、アンピシリンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の14時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、図40から採用したNCL812で処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の12時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、アンピシリンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の48時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、エリスロマイシンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の48時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、NCL812及び5%塩化コリンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の48時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、NCL812及び5%塩化コリンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の12時間のタイム−キルを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、48時間の時間にわたってアンピシリンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の最小殺菌濃度(MBC)を例示するグラフを示す図である。 実施例5による、48時間の時間にわたってエリスロマイシンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の相対MBCを例示するグラフを示す図である。 実施例5による、24時間にわたるタイム−キルのマクロブロス希釈からのNCL812で処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の生菌数(log10CFU/ml)を例示するグラフを示す図である。 実施例5による、24時間にわたるタイム−キルのマクロブロス希釈からのアンピシリンで処置した肺炎連鎖球菌(S. pneumoniae)株D39の生菌数(log10CFU/ml)を例示するグラフを示す図である。 実施例5による、処置した、及び未処置のD39の平均細胞膜厚を例示する棒グラフである。 実施例5による、処置した(16μg/ml NCL812)、及び未処置のD39試料の細胞膜周辺腔の平均幅を例示する棒グラフである。 実施例6による、試験したスタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株を示す表である。 実施例6による、試験したスタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株の抗生物質耐性プロファイルを示す表である。 実施例7による、グラム陰性大腸菌スフェロプラストに対するNCL812の有効性を示すグラフである。 実施例9による、製剤BからのNCL812の累積放出を例示するグラフである。 実施例11による、異なる濃度のNCL812、最大で24時間のインキュベーションでの黄色ブドウ球菌KC01の死滅動態アッセイを示す図である。 実施例11による、異なる濃度のNCL812、最大で24時間のインキュベーションでのエンテロコッカス・フェカリスUSA01の死滅動態アッセイを示す図である。
概要
本発明を詳細に記載する前に、本発明は、特定の例示した方法又は本明細書に開示の組成物に限定されないことが理解されるべきである。本明細書で使用する専門用語は、本発明の特定の実施形態を記載する目的のためだけであり、限定的であるように意図されていないことも理解されるべきである。
特許又は特許出願を含む本明細書で参照するすべての刊行物は、その全体が参照により組み込まれている。しかし、本明細書で述べる出願は、本発明に関連して使用された場合のある刊行物中で参照された手順、プロトコール、及び試薬を記載及び開示する目的のために単に参照されている。本明細書で参照する任意の刊行物の引用は、本発明が先行発明によってそのような開示に先行する権利がないことを承認するものとして解釈されるべきでない。
更に、本発明の実施では、別段の指定のない限り、当技術分野の技術の範囲内の慣例的な微生物学的技法を利用する。このような慣例的な技法は、熟練労働者に公知である。
本明細書で使用する場合、且つ添付の特許請求の範囲において、単数形「a」、「an」、及び「the」は、脈絡により別段に明らかに示されていない限り複数形を含む。
別段の指定のない限り、本明細書で使用するすべての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載するものと同様の、又は均等な任意の材料及び方法を、本発明を実施するのに使用してもよいが、好適な材料及び方法が本明細書に記載されている。
本明細書に記載の発明は、値(例えば、サイズ、濃度、用量など)の1つ又は複数の範囲を含み得る。値の範囲は、範囲を定義する値、及び範囲の境界を定義するその値に直接隣接する値と同じ又は実質的に同じ成果をもたらす範囲に隣接する値を含めて、範囲内のすべての値を含むことが理解されるであろう。
本発明の医薬組成物又は獣医学的組成物は、投与方法、標的部位、患者の生理状態、及び投与される他の医薬に応じて様々な単位投与量で投与され得る。例えば、経口投与に適した単位剤形としては、固体剤形、例えば、粉末、錠剤、ピル、及びカプセルなど、並びに液体剤形、例えば、エリキシル剤、シロップ、溶液、及び懸濁液などがある。活性成分は、滅菌液体剤形で非経口的に投与されてもよい。ゼラチンカプセルは、活性成分及び不活性成分、例えば、粉末担体、グルコース、ラクトース、スクロース、マンニトール、デンプン、セルロース又はセルロース誘導体、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ナトリウムサッカリン、タルカム、炭酸マグネシウムなどを含有し得る。
語句「治療有効量」は、本明細書で使用する場合、細菌感染又はコロニー形成に関連する細胞増殖を阻害するのに十分な量を指す。すなわち、本発明の方法又は組成物による治療有効量のロベニジンの投与への言及は、実質的な殺菌又は静菌活性が細菌感染の実質的な阻害を引き起こす治療効果を指す。用語「治療有効量」は、本明細書において、所望の生物学的、治療的、及び/又は予防的結果をもたらす組成物の十分な量を指す。所望の結果は、細菌感染若しくはコロニー形成の排除、又は疾患の兆し、症状、若しくは原因の低減及び/若しくは軽減、又は生物系の任意の他の所望の変更がある。任意の個々の場合における有効量は、日常の実験を使用して当業者によって判定され得る。医薬組成物又は獣医学的組成物に関して、有効量は、疾患状態又はその兆し若しくは症状の調節において推奨される投与量であり得る。有効量は、使用される組成物及び使用される投与経路に応じて異なる。有効量は、薬物動態学的及び薬力学的特性、並びに特定の患者の様々な要因、例えば、年齢、体重、性別など、並びに疾患又は疾患を引き起こす微生物によって影響される範囲を考慮して日常的に最適化される。
本明細書で言及する場合、用語「処置」又は「処置する」は、状態の症状及び兆しの完全又は部分的な除去を指す。例えば、細菌感染又はコロニー形成の処置では、処置により、感染の兆しが完全又は部分的に除去される。好ましくは感染の処置では、処置により、感染性細菌性病原体が低減又は排除され、微生物治癒(microbial cure)がもたらされる。
本明細書で言及する場合、用語「細菌」は、原核微生物の大きなドメインのメンバーを指す。典型的には、長さが数マイクロメートルの細菌は、球からロッド及びらせんに及ぶいくつかの形状を有し、個々の細胞として存在し得、又は多様な数及び形状の直鎖若しくはクラスターで存在し得る。好ましくは、用語「細菌」並びにその形容詞「細菌性の」は、細菌、例えば、グラム陽性ブドウ球菌種、連鎖球菌(Streptocccus)種、バチルス種、腸球菌種、リステリア種、マイコプラズマ種、及び嫌気性細菌など;グラム陰性大腸菌、エンテロバクター種、クレブシエラ(Klebsiella)種、及びシュードモナス(Pseudomonas)種;並びに無細胞壁細菌、例えば、マイコプラズマ種及びウレアプラズマ種などを指す。この用語は、抗生物質感受性株又は抗生物質耐性株を指す場合がある。好適な実施形態では、この用語は、MRSA又はMRSPを指す。別の好適な実施形態では、この用語は、MDRブドウ球菌種、連鎖球菌種、腸球菌種、クロストリジウム・ディフィシル、大腸菌、エンテロバクター種、クレブシエラ(Klebsiella)種、及びシュードモナス(Pseudomonas)種を指す。
本明細書で言及する場合、用語「メチシリン耐性細菌」(メチシリン耐性ブドウ球菌など)は、ペニシリン、カルバペネム、及び第1〜第4世代セファロスポリン含めて、しかし第5世代抗MRSAセファロスポリン(例えば、セフタロリン)を含めないすべてのβ−ラクタムに対して任意の用量で耐性を実証する細菌分離株を指す。多剤耐性(MDR)は、3種以上の抗微生物薬カテゴリー中の少なくとも1種の作用物質に対する後天性非感受性と定義され、超多剤耐性(XDR)は、2種未満の抗微生物薬カテゴリーを除いてすべてにおいて少なくとも1種の作用物質に対する非感受性(すなわち、細菌分離株は、わずか1種又は2種のカテゴリーに対して感受性のままである)と定義され、全剤耐性(PDR)は、現在利用可能なすべての抗微生物薬カテゴリー中のすべての作用物質に対する非感受性と定義される。
感受性、MDR、XDR、及びPDR細菌の一例には、以下が含まれる。以下の抗菌薬カテゴリー(並びに作用物質)のすべてに対して感受性である可能性が高い黄色ブドウ球菌の野生型抗菌薬未曝露分離株:アミノグリコシド(例えば、ゲンタマイシン);アンサマイシン(例えば、リファンピシン);抗MRSAセファロスポリン(例えば、セフタロリン);抗ブドウ球菌β−ラクタム(又はセファマイシン)(例えば、オキサシリン又はセフォキシチン);カルバペネム(例えば、エルタペネム、イミペネム、メロペネム、又はドリペネム);非広域スペクトルセファロスポリン;第1及び第2世代セファロスポリン(例えば、セファゾリン又はセフロキシム);広域スペクトルセファロスポリン;第3及び第4世代セファロスポリン(例えば、セフォタキシム又はセフトリアキソン);セファマイシン(例えば、セフォキシチン又はセフォテタン);フルオロキノロン(例えば、シプロフロキサシン又はモキシフロキサシン);葉酸経路阻害剤(例えば、トリメトプリム−スルファメトキサゾール);フシダン(例えば、フシジン酸);糖ペプチド(例えば、バンコマイシン、テイコプラニン、又はテラバンシン);グリシルサイクリン(例えば、チゲサイクリン);リンコサミド(例えば、クリンダマイシン);リポペプチド(例えば、ダプトマイシン);マクロライド(例えば、エリスロマイシン);オキサゾリジノン(例えば、リネゾリド又はテジゾリド);フェニコール(例えば、クロラムフェニコール);ホスホン酸(例えば、ホスホマイシン);ストレプトグラミン(例えば、キヌプリスチン−ダルホプリスチン);並びにテトラサイクリン(例えば、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、又はミノサイクリン)。3種超の抗微生物薬カテゴリー中の1種を超える作用物質に対して非感受性である分離株は、MDR(例えば、すべてのMRSAは、MDRの定義を満たす)として分類される。1種又は2種の抗微生物薬カテゴリーを除いてすべてにおける1種を超える作用物質に対して非感受性である分離株は、XDRとして分類される。すべての列挙される抗菌剤に対して非感受性である分離株は、PDRである。
薬学的及び獣医学的に許容される塩には、本開示の化合物の生物学的効果及び特性を保持し、且つ生物学的に、又は別段に望ましくなくない塩が含まれる。多くの場合では、本明細書に開示の化合物は、アミノ及び/若しくはカルボキシル基、又はこれらと同様の基の存在によって酸性及び/又は塩基性塩を形成することができる。許容される塩基付加塩は、無機及び有機塩基から調製され得る。無機塩基に由来する塩としては、単なる例として、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、及びマグネシウム塩がある。有機塩基に由来する塩としては、それだけに限らないが、1級、2級、及び3級アミン、例えば、単なる例として、アルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、置換アルキルアミン、ジ(置換アルキル)アミン、トリ(置換アルキル)アミン、アルケニルアミン、ジアルケニルアミン、トリアルケニルアミン、置換アルケニルアミン、ジ(置換アルケニル)アミン、トリ(置換アルケニル)アミン、シクロアルキルアミン、ジ(シクロアルキル)アミン、トリ(シクロアルキル)アミン、置換シクロアルキルアミン、二置換シクロアルキルアミン、三置換シクロアルキルアミン、シクロアルケニルアミン、ジ(シクロアルケニル)アミン、トリ(シクロアルケニル)アミン、置換シクロアルケニルアミン、二置換シクロアルケニルアミン、三置換シクロアルケニルアミン、アリールアミン、ジアリールアミン、トリアリールアミン、ヘテロアリールアミン、ジヘテロアリールアミン、トリヘテロアリールアミン、複素環式アミン、ジヘテロ環式アミン、トリヘテロ環式アミン、混合ジ−及びトリ−アミンの塩があり、この場合、アミン上の置換基の少なくとも2つは、異なっており、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環式などからなる群から選択される。2又は3個の置換基がアミノ窒素と一緒に複素環式又はヘテロアリール基を形成するアミンも含まれる。
薬学的及び獣医学的に許容される酸付加塩は、無機及び有機酸から調製され得る。使用され得る無機酸としては、単なる例として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などがある。使用され得る有機酸としては、単なる例として、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸などがある。
本開示において有用な化合物の薬学的又は獣医学的に許容される塩は、慣例的な化学的方法によって、塩基性又は酸性部分を含有する親化合物から合成され得る。一般に、このような塩は、水中若しくは有機溶媒中、又はこの2つの混合物中で、これらの化合物の遊離酸又は塩基形態を、化学量論の適切な塩基又は酸と反応させることによって調製することができ、一般に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、又はアセトニトリルのような非水媒質が好適である。適当な塩のリストは、Remington's Pharmaceutical Sciences.、17版、Mack Publishing Company、Easton、Pa.(1985)、1418頁に見出され、その開示は、参照により本明細書に組み込まれている。このような許容される塩の例は、ヨウ化物、酢酸塩、酢酸フェニル、トリフルオロ酢酸塩、アクリル酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸、メトキシ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、o−アセトキシ安息香酸塩、ナフタレン−2−ベンゾエート、臭化物、イソ酪酸塩、フェニル酪酸塩、γ−ヒドロキシ酪酸塩、β−ヒドロキシ酪酸塩、ブチン−l,4−ジオエート、ヘキシン−l,4−ジオエート、ヘキシン−1,6−ジオエート、カプロン酸塩、カプリル酸塩、塩化物、桂皮酸塩、クエン酸塩、デカン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グリコール酸塩(glycollate)、ヘプタン酸塩、馬尿酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、ヒドロキシマレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、ニコチン酸塩、イソニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、フタル酸塩、テレフタル酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、プロピオル酸塩、プロピオン酸塩、フェニルプロピオン酸塩、サリチル酸塩、セバシン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、ピロ硫酸塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−ブロモフェニルスルホネート、クロロベンゼンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホネート、メタンスルホン酸塩(merhanesulfonate)、ナフタレン−1−スルホネート、ナフタレン−2−スルホネート、p−トルエンスルホネート、キシレンスルホン酸塩、酒石酸塩などである。
本発明の医薬組成物又は獣医学的組成物は、必要に応じて他の薬学的に許容される賦形剤と一緒に、従来の様式で製剤化して、経口、非経口、又は局部投与に適した形態にすることができる。投与方法としては、非経口、例えば、筋肉内、皮下、及び静脈内投与など、経口投与、感染部位への局部投与及び直接投与、例えば、眼内、耳内、子宮内、鼻腔内、乳房内、腹腔内、及び病巣内を挙げることができる。
本発明の医薬組成物又は獣医学的組成物は、経口投与用に製剤化され得る。伝統的な不活性成分を添加して、望ましい色、味覚、安定性、緩衝能、分散系、又は他の公知の望ましい特徴をもたらしてもよい。例としては、弁柄、シリカゲル、ラウリル硫酸ナトリウム(sodium laurel sulphate)、二酸化チタン、食用白インクなどがある。慣例的な希釈剤を使用して圧縮錠剤を作製することができる。錠剤及びカプセルはともに、ある時間にわたって薬剤を連続的に放出するための徐放製剤として製造され得る。圧縮錠剤は、糖衣錠若しくはフィルムコート錠、又は胃腸管での選択的な崩壊のための腸溶性錠剤の形態であり得る。経口投与用液体剤形は、患者コンプライアンスを高めるために着色料及び/又は香味料を含有し得る。一例として、NCL812を含む経口製剤は、以下の賦形剤の任意の1種又は組合せを含む錠剤であり得る:リン酸水素カルシウムデハイドレート(dehydrate)、微結晶性セルロース、ラクトース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びタルク。
本明細書に記載の組成物は、液体製剤の形態であり得る。好適な液体組成物の例としては、溶液、エマルジョン、注射液、カプセル中に含有された溶液がある。液体製剤は、溶媒中に溶解した治療剤を含む溶液を含み得る。一般に、治療剤が溶解し、対象に投与することができる、所望の効果を有する任意の溶媒が使用され得る。一般に、所望の効果を有する任意の濃度の治療剤を使用することができる。いくつかのバリエーションにおける製剤は、不飽和、飽和、又は過飽和溶液である溶液である。溶媒は、純粋な溶媒であってもよく、又は液体溶媒コンポーネントの混合物であってもよい。いくつかのバリエーションでは、形成される溶液は、in situゲル化製剤である。使用され得る溶液の溶媒及びタイプは、このような薬物送達技術に精通したした者に周知である。
本明細書に記載の組成物は、液体懸濁液の形態であり得る。液体懸濁液は、当技術分野で公知の標準手順によって調製され得る。液体懸濁液の例としては、マイクロエマルション、錯化合物(complexing compound)の形成、及び安定化懸濁液がある。液体懸濁液は、不希釈又は濃縮形態であり得る。経口使用のための液体懸濁液は、適当な防腐剤、抗酸化剤、並びに分散剤、懸濁剤、増粘剤、乳化剤、湿潤剤、可溶化剤、安定化剤、香味剤及び甘味剤、着色剤などの1種又は複数として機能する当技術分野で公知の他の賦形剤を含有し得る。液体懸濁液は、グリセロール及び水を含有し得る。
本明細書に記載の組成物は、経口ペーストの形態であり得る。経口ペーストは、当技術分野で公知の標準手順によって調製され得る。
本明細書に記載の組成物は、筋肉内注射などの注射用液体製剤の形態であり得、当技術分野で公知の方法を使用して調製され得る。例えば、液体製剤は、ポリビニルピロリドンK30及び水を含有し得る。
本明細書に記載の組成物は、局部用調製物の形態であり得る。局部用調製物は、ローション剤又はクリームの形態であり得、当技術分野で公知の方法を使用して調製され得る。例えば、ローション剤は、水性又は油性基剤とともに製剤化され得、増粘剤、乳化剤、フレグランス又は芳香物質、防腐剤、キレート化剤、pH調節剤、抗酸化剤などとして機能する当技術分野で公知の1種又は複数の賦形剤を含み得る。例えば、NCL812を含む局部製剤は、以下の賦形剤のいずれか1種又は組合せを含むゲルであり得る:PEG4000、PEG200、グリセロール、プロピレングリコール。NCL812化合物は、SoluPlus(BASF、www.soluplus.com)を使用して固体分散系に更に製剤化され得、以下の賦形剤のいずれか1つ又は組合せを用いて製剤化され得る:PEG4000、PEG200、グリセロール、プロピレングリコール。
エアロゾル投与については、本発明の組成物は、無毒性界面活性剤及び噴霧剤と一緒に微粉化形態で提供される。界面活性剤は、好ましくは噴霧剤中に可溶性である。このような界面活性剤は、脂肪酸のエステル又は部分エステルを含み得る。
本発明の組成物は、代わりに、当技術分野で公知のものなどのナノテクノロジー薬物送達技法を使用して製剤化され得る。ナノテクノロジーベース薬物送達システムは、生物学的利用能、患者コンプライアンスを改善すること、及び副作用を低減することという利点を有する。
本発明の組成物の製剤は、化合物の溶解性に基づいてナノ懸濁液又はナノエマルジョンの形態でナノ粒子を準備することを含む。ナノ懸濁液は、ボトムアップ又はトップダウン技術によって調製され、適当な賦形剤で安定化されたナノサイズ薬物粒子の分散系である。この手法は、飽和溶解性を増強し、溶解特性を改善するために、芳しくない水及び脂質溶解性を有するロベニジンに適用され得る。この技法の一例は、Sharma and Garg、(2010)(Pure drug and polymer−based nanotechnologies for the improved solubility,stability,bioavailability,and targeting of anti−HIV drugs.、Advanced Drug Delivery Reviews、62:491〜502頁)に示されている。飽和溶解性は、温度、溶解媒質の特性、及び粒径(1〜2μm未満)に依存する化合物特異的定数であると理解されるであろう。
本発明の組成物は、ナノ懸濁液(nansuspension)の形態で提供され得る。ナノ懸濁液については、表面積が増大すると、飽和溶解性が増大し得る。ナノ懸濁液は、1μm未満の粒子からなるコロイド薬物送達システムである。本発明の組成物は、ナノ結晶懸濁液、固体脂質ナノ粒子(SLN)、ポリマーナノ粒子、ナノカプセル、ポリマーミセル及びデンドリマーを含むナノ懸濁液の形態であり得る。ナノ懸濁液は、トップダウン手法を使用して調製され得、この場合、より大きい粒子が、湿式粉砕及び高圧ホモジナイゼーションを含む当技術分野で公知の様々な技法によってナノメートル寸法に低減され得る。代わりに、ナノ懸濁液は、ボトムアップ技法を使用して調製され得、この場合、粒子の制御された沈澱が溶液から実施され得る。
本発明の組成物は、ナノエマルジョンの形態で提供され得る。ナノエマルジョンは、典型的には、液滴サイズが100〜500nmの範囲内であり、目的の化合物が、疎水性相中に存在する透明な水中油型又は油中水型二相系である。ナノエマルジョンを調製すると、本明細書に記載のロベニジンの溶解性を改善することができ、生物学的利用能がより良好になる。ナノサイズ懸濁液は、ポリマー及び界面活性剤などの静電気的又は立体的安定化のための作用物質を含み得る。SLNの形態での組成物は、トリグリセリドなどの生分解性脂質、ステロイド、ワックス、並びに乳化剤、例えば、ダイズレシチン、卵レシチン、及びポロキサマーなどを含み得る。SLN調製物の調製では、融解した脂質中に薬物を溶解/分散させ、その後高温又は低温でホモジナイズする場合がある。高温ホモジナイゼーションが使用される場合、融解した脂質相を水相中に分散させ、エマルジョンを調製することができる。これを冷却によって固化してSLNを実現することができる。低温ホモジナイゼーションが使用される場合、脂質相を液体窒素中で固化し、粉砕してミクロンサイズにすることができる。得られた粉末を、水性界面活性剤溶液中で高圧ホモジナイゼーションに付すことができる。
本明細書に記載のロベニジンは、油/液体脂質中に溶解させ、安定化させてエマルジョン製剤にすることができる。ナノエマルジョンは、高及び低エネルギー液滴縮小技法を使用して調製され得る。高エネルギー法として、高圧ホモジナイゼーション、超音波処理、及びマイクロ流動化を挙げることができる。低エネルギー法が使用される場合、溶媒拡散及び相反転により、自然発生的ナノエマルジョンが生成されることになる。ナノエマルジョン中で使用される脂質は、トリグリセリド、ダイズ油、サフラワー油、及びゴマ油を含む群から選択され得る。他のコンポーネント、例えば、乳化剤、抗酸化剤、pH調節剤、及び防腐剤なども添加され得る。
組成物は、制御放出製剤の形態であり得、分解性若しくは非分解性ポリマー、ヒドロゲル、有機ゲル、又はポリエーテルイオノフォアの放出を調節する他の物理的構造物を含み得る。このような製剤は、望ましい色、安定性、緩衝能、分散系、又は他の公知の望ましい特徴をもたらすために添加される追加の不活性成分を含み得ることが理解される。このような製剤は、リポソーム、例えば、エマルジョン、発泡体、ミセル、不溶性単分子層、液晶、リン脂質分散系、層状層などを更に含み得る。本発明で使用するためのリポソームは、中性の及び負に帯電したリン脂質、並びにコレステロールなどのステロールを一般に含めた標準的なベシクル形成脂質から形成され得る。
本発明の製剤は、特にナノテクノロジー技法を使用して調製される製剤について、NCL812溶解性及び/又は安定性の増大という利点を有し得る。NCL812の安定性及び/又は安定性をこのように増大させると、経口及び/又は非経口剤形について生物学的利用能を改善し、薬物曝露を増大させることができる。
本明細書全体にわたって、脈絡により別段に要求されない限り、単語「含む(comprise)」、又は「含む(comprises)」若しくは「含む(comprising)」などの変形は、述べられた整数又は整数の群を含むことを暗示するが、任意の他の整数又は整数の群の除外を暗示しないことが理解されるであろう。
(実施例1)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性腸球菌種(VRE)、及び肺炎連鎖球菌におけるNCL812の最小阻害濃度(MIC)。
本明細書中における本実施例及び他の実施例において、NCL812という用語は、ロベニジンを示すために用いられる。
本試験は、新たな抗菌剤NCL812の最小阻害濃度(MIC)を判定するために行った。抗菌剤は、細菌に対する認知された狭スペクトルの活性及び新規作用機序を有する潜在的に新しいクラスの薬物を代表する。本試験は、現存する抗菌薬クラスに対する抗菌耐性の発生が問題となるヒトの3種の主要な日和見病原体:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性腸球菌種(VRE)、及び肺炎連鎖球菌に注目した。
材料及び方法
細菌分離株の収集及び同定
61種の試験分離株を臨床的な診断上の微生物学実験室から調達した。MRSA分離株を、選択的ブリリアンスMRSA発色寒天(Oxoid)上で最初に培養した。疑わしいコロニーは、この寒天上のこれらのコロニー外観に基づいて選択し、黄色ブドウ球菌としての同定は、非選択的ヒツジ血液寒天上のコロニー特性、並びに表現型特性、例えば、グラム染色、カタラーゼ試験陽性、コアグラーゼ試験(ウサギ血漿を使用するチューブコアグラーゼ試験)陽性、及びクランピング因子(Oxoid Staphytectラテックス試験を用いた凝集)、フォーゲス−プロスカウアー試験陽性、及びトレハロースから酸を産生する能力などを使用して判定した。セフォキシチン耐性スクリーン陽性により、分離株をMRSAとして確認した。すべての腸球菌分離株に標準的な生化学的同定を行った。生化学的プロファイリングにより、VRE分離株の4種をエンテロコッカス・フェカリスとして、残りをエンテロコッカス・フェシウムとして暫定的に同定した。しかしながら、これは、ヒトの腸球菌株に対して100%信頼できるものではなく、同一性を100%確認するためには、API−ZYMプロファイリングを用いる完全な生化学的プロファイリングを行う。すべての肺炎連鎖球菌分離株は、標準的な生化学的プロファイリングに基づいて同定した。
抗菌薬の調製
1000mg/g(すなわち100%)の規定効力を有する分析グレードNCL812(バッチ20081214)を得た。粉末を、研究施設で、ロックしたフリーザ内にて−20℃の温度で保存した。原液(25.6mg/ml)のアリコート(1ml)をDMSO中で調製し、−80℃で保存し、使用直前に解凍した。
最小阻害濃度アッセイ
最小阻害濃度試験は、CLSI規格(CLSI2008)に従って行った。90μLの試験化合物溶液の1種又はアンピシリンを、各ウェルにCAMHBを90μL含有した96ウェルプレートの最端列に添加した。次いで、当該溶液を行に亘って順次希釈し、ポジティブ及びネガティブコントロール用に2列を残した。羊血液寒天(SBA)の一晩培養物から得た新鮮なコロニーを、9.1g/L生理食塩水に添加することにより、細菌懸濁物を調製した。この懸濁物は、4×10〜5×10CFU/mLの濃度に調整した。該懸濁物の濃度は、分光光度計を600nmの波長で用いて光学密度(OD)を測定することにより求め、補正濃度(correct concentration)として、1.00〜1.20の光学密度を有することが求められた。該懸濁物1mLを生理食塩水9mLに添加した後、ネガティブコントロールウェルを除く全てのウェルにこれを10μL添加し、各ウェルにおける最終濃度を4×10〜5×10CFU/mLとした。次いで、試験物を37℃で24時間インキュベートし、目視と、波長600nmでのマイクロプレートリーダによるOD測定値とで評価した。これらの試験は2連で行ったが、矛盾が観察された場合には、繰り返し行った。
最小阻害濃度(MIC)は、細菌の増殖を阻害した抗生物質の最低濃度として、目視とOD測定値とにより測定した。機密情報に係る制約、例えば、分子量など化合物構造に関する情報開示の制約に鑑みて、試験化合物とアンピシリンとの間で直接統計比較(direct statistical comparisons)は、行うことができなかった。代わりに、MIC値を照合し、分離株の50%及び90%に対する各化合物の最低濃度(それぞれ、MIC50及びMIC90と称する)の測定に用いた。次いで、これらの値とMIC値の範囲とを、試験化合物間の直接比較、及びアンピシリンとの一般比較に用いた。
結果
ATCC対照株について得たアンピシリンMIC値は、CLSI推奨に基づいて予期される正常範囲内であった。各分離株のNCL812及びアンピシリンのMIC値を、図1(MRSA分離株)、図2(VRE分離株)、及び図3(肺炎連鎖球菌分離株)に示す。
試験した各細菌種についてのNCL812のMIC50、MIC90、MIC最頻値、及びMIC範囲をまとめて図4に示す。
NCL812のMIC値は、3つの種のそれぞれの中及び間で顕著に一致した。MIC50及びMIC90値は、MRSA、VRE、及び肺炎連鎖球菌分離株についてともに等しく(4μg/ml)、分離株の10%未満がこの数値の1〜2希釈下、又はわずか1希釈上のMIC値を示した。
(実施例2)
黄色ブドウ球菌巨大分子合成に対するNCL812の効果
材料及び方法
試験化合物
試験化合物NCL812を周囲温度の条件下で実験施設に輸送し、次いでアッセイするまで2〜8℃で保存した。原液は、NCL812乾燥粉末を100% DMSO中で6,400μg/mlの濃度に溶解させることによって作製した。
最小阻害濃度試験
MICアッセイ法は、臨床検査標準協会によって記載された手順、又はCLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute. Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria That Grow Aerobically;Approved Standard−8版.、CLSI文献M07−A8[ISBN 1−56238−689−1].、Clinical and Laboratory Standards Institute、940 West Valley Road、Suite 1400、Wayne、Pennsylvania 19087−19898 USA、2009)に従い、自動液体ハンドラーを使用して連続希釈及び液体移動を行った。MICアッセイに使用した培地は、ミューラーヒントンIIブロス(MHB II− Becton Dickinson、Sparks、MD;カタログ番号212322;ロット9044411)であった。黄色ブドウ球菌ATCC29213は、品質管理株として機能を果たし、リネゾリドを、アッセイをバリデートするための品質管理抗生物質として利用した。NCL812及びリネゾリドはともに、100% DMSO中に溶解させた後、成長培地に添加した。
巨大分子合成アッセイ
細菌及び増殖条件
全細胞DNA、RNA、細胞壁、タンパク質、及び脂質合成に対するNCL812の効果を、黄色ブドウ球菌ATCC29213を使用して調査した。細胞をトリプチカーゼダイズ寒天上で35℃にて一晩増殖させた。プレートからのコロニーを使用して、ミューラーヒントンブロスII(MHBII)10mlに接種し、シェーカー内で35℃及び200rpmでインキュベートしながら初期指数増殖期(OD600=0.2〜0.3)まで培養物を増殖させた。
DNA、RNA、及びタンパク質合成
細胞が初期指数期に到達したとき、培養液100μLを、100% DMSO中の様々な濃度の試験化合物又は20×最終濃度の対照抗生物質(5μL)を含有する三つ組のウェルに添加した。5% DMSO処置培養液は、すべての実験の「薬物無し」対照として機能を果たした。各反応に添加される薬物のボリュームを構成するために105%でMHBII中に、又はタンパク質合成反応についてM9最少培地中に細胞を添加した。室温で15分インキュベートした後、[H]チミジン(DNA合成)、[H]ウリジン(RNA合成)、又は[H]ロイシン(タンパク質合成)を、実験に応じて1反応当たり0.5〜1.0μCiで添加した。反応を室温で15〜30分間進行させ、次いで冷5%トリクロロ酢酸(TCA)又は5% TCA/2%カザミノ酸(タンパク質合成のみ)12μLを添加することによって停止した。反応物を氷上で30分間インキュベートし、TCAで沈澱した材料を25mm GF/Aフィルターで収集した。冷5% TCA 5mlで3回洗浄した後、100%エタノール5mLで2回フィルターをすすぎ、乾燥させ、次いでBeckman LS3801液体シンチレーションカウンターを使用して計数した。
細胞壁合成
初期指数増殖期における細菌細胞をM9最少培地に移し、上述したように100% DMSO中の様々な濃度の試験化合物又は20×最終濃度の対照抗生物質(5μL)を含有する1.5mLエッペンドルフチューブ(100μL/チューブ)に添加した。37℃で5分インキュベートした後、[14C]N−アセチルグルコサミン(0.4μCi/反応)を各チューブに添加し、37℃の加熱ブロック中で45分間インキュベートした。各チューブに8%SDS 100μLを添加することによって反応を停止した。次いで反応物を加熱ブロック中で95℃にて30分間加熱し、冷却し、短時間遠心分離し、プレウェットHAフィルター(0.45μM)上にスポットした。0.1% SDS 5mLで3回洗浄した後、脱イオン水5mlで2回フィルターをすすぎ、乾燥させ、次いでBeckman LS3801液体シンチレーションカウンターを使用して計数した。
脂質合成
細菌細胞をMHBIIブロス中で初期指数増殖期まで増殖させ、上述したように様々な濃度の試験化合物又は対照抗生物質を含有する1.5mLエッペンドルフチューブに(三つ組で)添加した。室温で5分インキュベートした後、[H]グリセロールを1反応当たり0.5μCiで添加した。
反応を室温で15分間進行させ、次いでクロロホルム/メタノール(1:2)375μLを添加することによって停止し、その後、各添加後に20秒間ボルテックスした。次いでクロロホルム(125μL)を各反応物に添加し、ボルテックスし、その後、dHO 125μLを添加し、ボルテックスした。反応物を13,000rpmで10分間遠心分離し、次いで有機相150μLをシンチレーションバイアルに移し、ドラフト内で少なくとも1時間乾燥させた。次いで試料を、液体シンチレーション計数を介して計数した。
結果
感受性試験を、NCL812及び黄色ブドウ球菌ATCC29213を用いて行って、巨大分子合成アッセイで必要とされる薬物の濃度を判定した。
図5は、NCL812のMICは、4μg/mLであり、一方、品質管理作用物質リネゾリドは、CLSIで確立された品質管理範囲(Clinical and Laboratory Standards Institute Performance Standards for Antimicrobial Susceptibility Testing;Nineteenth Informational Supplement.、CLSI文献M100−S20[ISBN 1−56238−716−2].、Clinical and Laboratory Standards Institute、940 West Valley Road、Suite 1400、Wayne、Pennsylvania 19087−1898 USA、2010)内であったことを示す。NCL812の沈澱が、同一の様式で準備されたが黄色ブドウ球菌の種菌を受けなかったプレート内で8μg/mL以上で観察された。巨大分子合成阻害試験を、黄色ブドウ球菌ATCC29213のMIC値(4μg/ml)の0、0.25、0.5、1、2、4、又は8倍に等しいNCL812の濃度を使用して実施した(図6〜11)。
図6は、DNA合成に対するNCL812の効果を示す。NCL812は、MICの0.25倍で阻害無し、0.5倍で40%の阻害、及びMICでおよそ95%の阻害を実証した。これは、MIC(0.5μg/ml)の8倍でおよそ51%を示した対照シプロフロキサシンと比較される。
RNA合成のNCL812阻害の結果は、リファンピシンが陽性対照として機能を果たす状態で、DNA合成試験と非常に同様であった(図7)。DNA及びRNA合成アッセイで利用したミューラーヒントンブロスII中で、MICの4〜8倍で沈澱が観察されたことに留意されるべきである。
タンパク質合成は、NCL812のMIC値の0.25、0.5、及び1倍で用量依存的な様式で阻害され、MICで、最大で97%の阻害を示した(図8)。リネゾリドは、MIC(2μg/ml)の8倍でタンパク質合成のおよそ61%の阻害を実証した。NCL812の沈澱は、タンパク質合成アッセイにおいてMICの4及び8倍で起こった。
図9では、NCL812も、細胞壁合成のある程度の用量依存的阻害を示したが、MICの1〜2倍で阻害の大きな増大があった。しかし、阻害は、それぞれMICの4倍及び8倍でおよそ68%及び52%に低下した。細胞壁合成アッセイに使用したM9最少培地中で、MICの2、4、及び8倍でNCL812の沈澱が起こった。それが阻害の低下の原因である可能性が高い。それに対し、陽性対照バンコマイシンは、MIC(2μg/ml)の8倍で96%の阻害を示した。
NCL812は、DNA及びRNA合成について示したものと、脂質合成に対して同様の阻害プロファイルを実証し、MICでおよそ90%の阻害に到達した(図10)。陽性対照阻害剤セルレニンは、MIC(32μg/mL)の8倍で72%の阻害を実証した。
図11は、5つすべての巨大分子合成反応の複合を表す。阻害曲線は、各経路について同様であったことを観察することができ、NCL812による同時のいくつかの経路の包括的阻害を示唆する。NCL812は、細胞膜を標的にし、本質的なイオン及び/又は代謝産物の漏出を引き起こし、それによって細胞合成経路を包括的に活動停止させる可能性がある。
要約すると、NCL812は、黄色ブドウ球菌の増殖培養液中でDNA、RNA、タンパク質、細胞壁、及び脂質経路を阻害した。経路の用量依存的阻害のいくつかの事例が観察されたが、5つすべての巨大分子合成反応は、NCL812に対して同様に感受性であった。
(実施例3)
黄色ブドウ球菌からのATP放出に対するNCL812の効果
材料及び方法
試験化合物
試験化合物NCL812を周囲温度の条件下で出荷し、次いでアッセイするまで2〜8℃で保存した。原液は、NCL812乾燥粉末を100% DMSO中で1,600μg/mlの濃度に溶解させることによって作製した。比較ための剤は、ポリミキシンB(Sigma P−4932(Lot 044K1 1905))とした。
試験生物
黄色ブドウ球菌ATCC29213は、アメリカンタイプカルチャーコレクション(Manassas、VA)から最初に取得した。
ATP放出アッセイ
CellTiter−Glo発光細胞生存能アッセイ(Promega)を利用して、細菌からのATPの漏出を測定した。培養物をミューラー−ヒントンブロスII中で初期指数期(600nmでの光学密度単位として0.2〜0.3)まで増殖させ、次いでガイドとして各化合物のMICを利用して7つの異なる濃度のNCL812又はポリミキシンB(陽性対照)で処置した(MICの0、0.25、0.5、1、2、3、4、又は8倍)。陰性対照に、各アッセイにおける最終DMSO濃度を表す2% DMSOを与えた。薬物に曝露して30分後に、細胞を遠心分離によって沈降させ、ATPの存在について上清を分析した。結果を培地に放出されたATP濃度として表現した(μM)。
結果
NCL812のMICは、4μg/mlであると以前に判定されていた。ATP放出アッセイは、黄色ブドウ球菌を指数期まで増殖させ、次いで用量依存的応答を検出する目的で、MICの倍数で抗生物質を添加することによって行った。
図12に示したように、陽性対照ポリミキシンBは、黄色ブドウ球菌細胞から用量依存的様式でATPを放出し、最大放出は、MIC(256μg/ml)の8倍でおよそ0.34μMのATPであった。NCL812の存在下でのATP放出は、MICの0.5〜1倍で用量依存的であり、MIC(4μg/ml)で観察された最大放出(0.33μM)をもたらした。ATP放出は、実際には、MICの2〜8倍でその後減少した。以前の試験において、NCL812の沈澱が、ミューラーヒントンブロスII中で、MICの4〜8倍で観察されたことに留意されるべきである。
要約すると、NCL812は、活発に増殖中の黄色ブドウ球菌細胞からのATPの用量依存的放出を実証した。増殖培地中への細胞からのATP放出は、MIC値で最大レベルに到達し、この後、より高い用量でのATP放出の減少が続いた。データは、NCL812が、黄色ブドウ球菌の細胞膜と相互作用し、ATPなどの重要な代謝産物を漏出させ得ることを示した。
(実施例4)
メチシリン耐性及びメチシリン感受性黄色ブドウ球菌に対するNCL812のin vitro抗菌活性
材料及び方法
抗微生物剤
NCL812の原液(25.6mg/mL)のアリコートをジメチルスルホキシド中で調製し、−80℃で保存し、使用直前に解凍した。アンピシリンストックは、Sigma−Aldrich(オーストラリア)から得た。抗微生物薬ディスクは、Thermo Fisher Scientific(オーストラリア)から得た。
微生物
MRSAの29臨床分離株(図13)を、黄色ブドウ球菌対照生物ATCC49775とともに得た。分離株の同定は、スライドコアグラーゼ試験、フォーゲス−プロスカウエル試験、ポリミキシンB感度(300ユニット)、及びStaphytect Plus Protein Aラテックススライド凝集(Thermo Fisher Scientific Australia)を含む慣例的な表現型方法によって確認した。細菌を40%グリセロールブロス中で−80℃にて保存し、37℃でインキュベートしたヒツジ血液寒天(SBA)上でストックからルーチン的に増殖させた。後続の実験では、24時間未満の新鮮な培養液のみを使用した。
分離株のレジストタイピング(resistotyping)
分離株収集物の抗生物質感受性プロファイリングは、ミューラー−ヒントン寒天上で臨床検査標準協会(CLSI)によって推奨されたように、カービー・バウアーディスク拡散を使用して行った。分離株を37℃にてSBA上で一晩増殖させた。コロニーを生理食塩水中に懸濁させた。濁度を0.5 McFarland標準に調整し、懸濁液を培地にわたって散在させた。抗生物質ディスクを、接種した培地上に移し、37℃で24時間インキュベートした後に分析した。カービー−バウアー試験に基づいてβ−ラクタム耐性でなかったMRSAと標識された分離株を、5μg/ml アンピシリンを添加したプレートカウント寒天上でストックから増殖させ、繰り返し試験に付した。理由は、ペニシリン結合タンパク質2a発現は、β−ラクタム抗微生物薬への曝露によって誘導され得るためである。
MRSA状態を確認するためのプロテインA及びmecA遺伝子の分子検出
分離株同一性を、spa(プロテインA)及びmecA(メチシリン耐性)遺伝子を標的にする、新規なデュプレックス従来のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)試験を使用して遺伝子型で確認した。更に、分離株を、mecA及びspa SybrグリーンリアルタイムPCRにおいて試験した。それぞれの一晩細菌継代培養のおよそ10のコロニーを1×リン酸緩衝溶液(pH7.4)中に懸濁させ、ボルテックスした。分離株を、製造者のプロトコールに従って、QIAamp(登録商標)DNA Mini Kit(Qiagen、オーストラリア)を使用してDNA抽出に付した。鋳型DNAを溶出緩衝液50μL中に溶出し、PCRにおいて直接使用し、又は20℃で保存した後、spa順方向(5’−TGATACAGTAAATGACATTG−3’)及び逆方向(5’−TTCTTATCAACAACAAGTTC−3’)プライマー、並びにmecA順方向(5’−TTCGTGTCTTTTAATAAGTGAGG−3’)及び逆方向(5’−ATGAAGTGGTAAATGGTAATATCG−3’)プライマー(Invitrogen、オーストラリア)を使用してDNAを増幅させた。慣例的なPCR増幅を、HotStarTaq Plus Master Mix(Qiagen、オーストラリア)10μL、0.5μMの各spaプライマー、0.2μMの各mecAプライマー、及び抽出されたDNA 3μLを含有する20μLのボリュームで実施した。自動サーマルサイクラー(T100サーマルサイクラー、Bio−Rad)を、spa及びmecA遺伝子のPCR増幅のために使用した。
表1:PCR及びRTPCR反応条件
それぞれ325及び120bpのmecA及びspa増幅産物が、GelRed染色、その後の2%アガロースゲル中の電気泳動によって検出された。
最小阻害濃度試験
NCL812及び陽性対照としてのアンピシリンのin vitro活性を、陽イオン調整ミューラー−ヒントンIIブロス中で、CLSIによって推奨されたブロス微量希釈によって判定した。2倍希釈の各抗微生物剤を含有するマイクロタイタープレートに、最終ボリューム100μl中の約10CFU/mlの各分離株を接種した。プレートを37℃で24時間インキュベートした。濁度(OD600の吸光度)を、Microplate Manager(登録商標)バージョン5.2.1(Bio−Rad)中のBio−Rad Benchmark Plusマイクロプレート分光光度計を使用して測定した。最小阻害濃度(MIC)エンドポイントを、細菌増殖を阻害した、分光光度計によって評価される最小抗微生物薬濃度として定義した。CLSIによって定義されたブレイクポイントを使用して対照生物としてATCC49775を分離株収集物中に含めた。MIC50、MIC90(それぞれ全生物の下位50%及び90%の増殖を阻害した濃度)、並びにMIC範囲(最小及び最大)を計算して、分離株収集物の抗微生物薬感受性をプロファイリングした。
殺菌活性
NCL812の殺菌活性を、CLSIガイドラインを使用して最小殺菌濃度(MBC)の判定及びタイム−キル分析によって確立した。MBCを、元の種菌の99.95%が排除される最小薬物濃度として定義した。
ATCC49775のタイム−キルアッセイを、1×及び4×MICに等しい抗微生物薬濃度で、マイクロタイタープレート中、及び大量希釈アッセイのためのやはり10mlのボリューム中の陽イオン調整ミューラー−ヒントンIIブロス中で実施した。大量希釈アッセイにおける殺菌活性を、初期接種量からの3−log10の減少として同定した。細菌をSBA上で37℃にて一晩培養した。コロニーをブロス中に懸濁させ、濁度を0.5McFarland標準に調整して、約10CFU/mlの細菌懸濁液を得た。細菌懸濁液を、振盪しながら37℃でインキュベートした。アリコートを、抗微生物薬を添加して0、1、2、4、8、12、及び24時間後に取り出し、希釈し、SBA上に蒔き、37℃で48時間インキュベートし、生菌数を判定した。600nmでBio−Rad Benchmark Plusマイクロプレート分光光度計を使用して光学密度変化を監視することによって、黄色ブドウ球菌の比濁増殖曲線(Turbidimetric growth curve)を、マイクロタイタープレートアッセイについて得た。光学密度は、抗微生物薬を添加して0、1、2、4、8、12、及び24時間後に測定した。
統計的方法
微生物学的データを、CLSIガイドラインを使用して解釈した。スチューデントt−検定、フィッシャーの直接確率検定、分散分析、及び適切な場合、対象間効果の試験についての一般化線形モデルを使用してデータを検査した。差異は、IBM SPSS(登録商標)バージョン19.0(アデレード大学)において0.05レベルで有意であると見なした。
結果
黄色ブドウ球菌同一性及びmecA状態の確認
ラテックス凝集試験により、30種すべての分離株がプロテインA陽性であることが確認された。分離株は、スライド凝集を使用してコアグラーゼ活性について陽性と試験された。フォーゲス−プロスカウエル及びポリミキシンB耐性試験により、1種のメチシリン感受性分離株;MSSA DE−25を除いて、すべての分離株が黄色ブドウ球菌であることが確認された(図14)。spa遺伝子PCR増幅に基づいて、この分離株は、プロテインAラテックス凝集及びスライドコアグラーゼ試験において陽性の試験にもかかわらず、黄色ブドウ球菌分離株として同定されなかった。このイヌ起源ブドウ球菌種は、生化学的特性に基づいてスタフィロコッカス・シュードインターメディウスと同定された。mecAの慣例的及びリアルタイムPCRの結果により、分離株の66.66%が、mecA遺伝子を持つことに基づいてメチシリン耐性を有すると分類されることが確認された。mecA遺伝子を検出するための慣例的PCRとリアルタイムPCRの能力の間に有意な差異はなかった(P>0.05)。
黄色ブドウ球菌の抗微生物薬感受性プロファイル
抗微生物薬感受性アッセイにより、HA−MRSA分離株は、複数の抗微生物薬クラスに対する耐性の最高平均普及率を有することが明らかになった(P<0.000)。CA−MRSA分離株は、2番目に耐性であり(P<0.007)、その後にメチシリン感受性ブドウ球菌(staphylococci)が続いた(P<0.037)(図15)。オキサシリン耐性は、それぞれHA−MRSA及びCA−MRSA分離株の80.00%及び10.00%においてのみ発現された。セフォテタン耐性は、それぞれHA−MRSA及びCA−MRSA分離株の80.00%及び20.00%において発現された。オキサシリン及びセフォテタンは、MRSAを検出するその能力において有意に異ならなかったが(P>0.05)、検出は、ディスク拡散と比較した場合にmecA PCRを使用すると有意に改善された(P<0.013)。HA−MRSA分離株の大部分は、アモキシシリン−クラブラン酸、セフォテタン、セファレキシン、クリンダマイシン、エリスロマイシン、オキサシリン、及びペニシリン−Gに対して耐性を発現した一方、CA−MRSA分離株の大部分は、クリンダマイシン、エリスロマイシン、及びペニシリン−Gのみに対して耐性であった。試験した分離株のいずれもバンコマイシン耐性でなかった。全体的に、最も普及している耐性表現型は、ペニシリン−G(83.33%)、エリスロマイシン(73.33%)、及びクリンダマイシン(43.33%)であった一方、わずか1種の分離株(3.33%)がトリメトプリム−スルファメトキサゾール及びリファンピシンに対して耐性であった。
mec遺伝子複合体の相互作用
mec遺伝子複合体Aに属するすべてのMRSA分離株は、オキサシリン及びセフォテタンの両方に対して耐性を発現した(図16)。しかし、mec遺伝子複合体B MRSA分離株の20%のみが、これらの抗微生物薬に対して表現型的に耐性であった。mec遺伝子複合体C2に属するMRSA分離株のうち、わずか1種の分離株がオキサシリンに対してメチシリン耐性を発現し、わずか2種の分離株がセフォテタンに対して耐性を発現した。分類されていないMRSA分離株は、オキサシリン及びセフォテタンに対して完全な耐性を発現した。
mecAリアルタイムPCRの負の導関数プロット−dF/dTに対する融点ピークは、mec遺伝子複合体間で異なっていた(P<0.003)(図17)。平均で、mec遺伝子複合体B及び分類されていない分離株は、他のSCCmecタイプより高い融点ピークを実証した(P<0.012)。
NCL812の物理的性質及びMIC
NCL812の初期試験から、DMSOに可溶であるが、陽イオン調整ミューラー−ヒントンIIブロス中に溶解させたとき、濁った溶液が生成した(CAMHB)(図18)。初期試験において、NCL812は、一貫したMIC値を有することが判明した(図18)。
in vitro抗菌薬活性:最小阻害濃度
化合物NCL812のMIC50及びMIC90値(4及び4〜8μg/ml)を図19に示す。MIC値は、黄色ブドウ球菌の分類(感受性、HA−又はCA−MRSA)によって異なった(P<0.005)。多くの場合では、NCL812は、HA−MRSAと比較したとき、CA−MRSA及びメチシリン感受性ブドウ球菌(staphylococci)に対する活性を1希釈有意に増大させた(それぞれP<0.002及びP<0.020)が、メチシリン感受性ブドウ球菌(staphylococci)及びCA−MRSAのMIC値間で有意な差異はなかった(P>0.05)。アンピシリンのMIC値は、CLSIガイドラインに基づいて予期される正常範囲内であった。
in vitro抗菌薬活性:最小殺菌濃度
NCL812から判定されたMBCは、それぞれ黄色ブドウ球菌分離株の93.33%及び83.33%についてのMICと等価であった(図19)。すべての残りの場合では、MBCは、1希釈高かった。NCL812について、MBCは、それぞれ2〜8μg/ml及び4〜16μg/mlの範囲であった。
タイム−キル試験
ATCC49775の比濁増殖曲線と比較すると、微量希釈アッセイにおいて、1×及び4×MICでNCL812を添加した陽イオン調整ミューラーヒントンIIブロス中にATCC49775を接種したとき、目に見える細菌増殖は観察されなかった(それぞれP<0.033及びP<0.038)(図20)。
10ml大量希釈アッセイで分析した場合、1×及び4×MICで抗微生物薬を添加し、ATCC49775を接種したブロスは、増殖対照と比較したとき、両NCL912について生菌数の有意な低減を示した(0.000<P<0.008)(図21)。更に、NCL812のタイム−キルプロファイルは、有意に異ならなかった(P>0.05)。両抗菌剤は、細菌の再増殖が観察された、抗微生物薬を添加しておよそ8〜12時間後まで殺菌性のままであった。NCL812の殺活性のかなりの変動が8〜24時間で観察された。NCL812は、24時間までにもはや殺菌性でなかったが、1×MICで観察された生菌数は、添加されていないブロスから得られたものより有意に低いままであった(P<0.046)。
要約すると、上記に示した実施例は、NCL812によるメチシリン感受性ブドウ球菌(staphylococci)及びMRSAの両方に対する殺菌活性を実証する。MIC及びMBC値は、選択した分離株にわたって一貫して低い(MICrange2〜8μg/ml)。NCL812は、流行性UK EMRSA−15、EMRSA−16、及びEMRSA−17、Irish EMRSA−1、AUS EMRSA−3、NY/JAPAN HA−MRSA、及び支配的なCA−MRSAクローンを含む一般的な多剤耐性MRSA分離株に対して良好なin vitro抗微生物活性を保持した。NCL812は、黄色ブドウ球菌株として最初に同定された1種のS.シュードインターメディウス(S. pseudintermedius)分離株に対しても活性であった。
予備試験は、NCL812が、黄色ブドウ球菌細胞膜を標的にし、アデノシン−5’−トリホスフェートなどの重要な代謝産物を用量依存的に放出させることを示唆する。糖脂質、リポペプチド、リポタンパク質、脂肪酸、中性脂質、リン脂質、及びバイオサーファクタントを含めて、細菌膜二重層、又は細菌内の膜機能に不可欠なタンパク質の混乱は、自然において遍在する多数の大きな抗微生物薬の標的である。NCL812は、低分子量(500Da以下)合成化合物であるが、これは、高分子量環状リポデプシペプチド抗微生物剤ダプトマイシン、又は化学構造が現在利用可能でない低分子量キノロン由来HT61を含む、グラム陽性細胞膜を標的にする他の抗微生物薬と同様の様式で殺菌活性を発揮すると確かに思われる。これらの親油性抗菌剤の多くは、狭いポリンチャネルを含有し、細胞内への一部の化合物の正味の貫通を低減する外側脂質二重層膜の存在に起因してグラム陰性微生物に対して有効でない。
微生物培地中で低濃度でさえNCL812が不溶性であることは、この抗微生物薬の両親媒性及びオリゴマーの性質を反映する可能性があり、生物学的に活性であるのは溶液中のNCL812だけである可能性が高いので、実際のMICは、観察されるよりはるかに低い場合があることを示唆する。タイム−キル試験では、NCL812は、ATCC49775に対して急速なin vitro殺菌活性を発揮した。
重要なことに、この抗微生物薬の見かけ上の短いin vitro半減期は、抗微生物薬を添加して12時間後に観察された細菌再増殖をもたらした。これは、生存可能な細菌集団が抗微生物薬の不活化の前のNCL812の初期の曝露を乗り切る場合、細菌の再増殖が起こることを示唆する。これらの試験におけるNCL812に対する耐性の発生は、回収、洗浄、及びMIC試験の後にNCL812に対して感受性のままであった試験細菌から除外した。NCL812の見かけ上の短いin vitro半減期は、将来のin vivo適用にとって望ましい特性であり得る一方、NCL812は、十分な全身濃度を維持するために将来のin vivo安全性及び有効性実験において8時間毎に投与される必要があり得ることを確かに示唆するが、NCL化合物シリーズは、時間依存性ではなく濃度依存性の抗微生物薬であることがタイム−キルプロファイルから見えてくるはずである。
メチシリン感受性MRSA表現型を克服するために、ディスク拡散インキュベーション時間を24時間から48時間に延長すると、mecR遺伝子の遅い抑制解除が補償される。より長いインキュベーションの効果は検査しなかったが、MRSA分離株の試料サイズが小さいことが、mec複合体の相互作用の更なる調査を妨げた。遺伝子技法は、本試験における分離株のmecA状態を確認するのに、表現型方法と比較したとき、有意に改善された感度のものであった。遺伝子技法は、MRSAを検出するための常法として常に使用されるわけではないが、ブドウ球菌種分離株中のmecA遺伝子の存在のリアルタイムPCR同定は、診断上のゴールドスタンダードのままである。
(実施例5)
肺炎連鎖球菌の新しい抗微生物剤のin vitro薬力学。
材料及び方法
肺炎球菌の抗微生物薬感受性
肺炎球菌株及び増殖条件
8種の特徴付けられた実験室株及び12種の臨床分離株を含んだ20種の肺炎球菌分離株を得た。
表2:試験した分離株の特徴付け
National Collection of Type Cultures(NCTC)対照株D39を、すべてのMIC及びMBCアッセイの増殖対照として使用した。D39は、一貫したNCL812のMIC及びMBCを示した明確なin vivo病因を有する文書で十分に立証された実験室株であるので、死滅動態、耐性ポイントアッセイ(point of resistance assay)、及び透過型電子顕微鏡(TEM)のために後に指定された。
すべてのin vitroアッセイについて、新鮮な肺炎球菌分離株を、ウマ血液寒天(HBA)プレート(5% COを添加した37℃の39g/Lコロンビア血液寒天ベース[Oxoid]5%[v/v]脱線維素ウマ血液[Oxoid])上で一晩(O/N)増殖させた。5%脱線維素ヒツジ血液を含むミューラー−ヒントン血液寒天(MHSBA Roseworthy Media and Blood Service)を、臨床検査標準協会(CLSI)標準によって指示されたようにディスク拡散分析に使用した。5% COを添加した37℃の、陽イオン調整ミューラーヒントンブロス(CAHMB、[Difco])を含む4%の溶解したウマ血液(LHB)からなるブロス中で肺炎球菌(Pneumococci)をルーチン的に増殖させた。ウマ血清ブロス(HSB、ニュートリエントブロス[10g/Lペプトン、10g/L Lab Lemco(Oxiod)、及び5g/L NaCl]中、10%(v/v)ドナーウマ血清)も一部のMICアッセイで使用した。分離株を−80℃にてHSB中で保存した。
抗生物質ストック及び試薬
NCL812は、Neoculiにより乾燥粉末形態で提供された。合計256mgを100% ジメチルスルホキシド(DMSO) 10ml中に分注して25.6mg/mLのストックを作製し、次いでこれをCAHMB中で1:100に希釈して256μg/mlの最終ワーキングストックを作製した。アンピシリン乾燥粉末は、Sigma A0166からのものであった。元の25.6mg/mlストックを生理食塩水中で1:100、1:4、1:20に希釈し、最後にCAMHB中で1:16に希釈して0.18μg/mlの最終ワーキングストックを作製した。エリスロマイシンは、Sigma E077から得、塩化コリンは、Roche Diagnosticsから得た。0.05μg/mlエリスロマイシン20マイクロリットルをCAMHB 4.980ml中で1:25に希釈して0.2μg/mlの最終ワーキングストックを得た。特異的死滅動態アッセイのために塩化コリン(0.5%)を4% LHB:CAMHBに添加した。
肺炎球菌分離株の抗微生物薬感受性の画定
12種の異なる抗微生物薬(図22)に対する分離株の感受性を、CLSI及び抗菌薬感受性試験に関する欧州委員会(EUCAST)の方法によって判定した。抗微生物薬は、CLSI及びEUCASTのガイドラインに基づいて選択した。肺炎連鎖球菌に対するシプロフロキサシン以外の抗微生物薬についてのゾーン直径は、CLSI標準によって判定し、肺炎連鎖球菌に対するシプロフロキサシン抗微生物薬感受性についてのゾーン直径は、EUCASTによって判定した。
表3:ゾーン直径の解釈標準
標準化された細菌懸濁液を、滅菌綿スワブを使用してMHSBA上に散在させた。肺炎連鎖球菌の細菌懸濁液を、分光光度計を使用して0.08から0.1の間のOD600nmに標準化し、次いで1:20に希釈した。細菌コロニーをO/Nウマ血液寒天プレートから採取した。1:20細菌懸濁液の純度を保証するために、50μLをウマ血液寒天上に広げて蒔き、5% COとともに37℃でO/Nインキュベートした。CFUを計算し、初期のプレートカウントと比較した。抗生物質ディスク(Sigma)を、CLSI標準に従ってディスクディスペンサー(Oxoid)を使用して配置した。MHSBAプレートを、5% CO中で37℃にて16時間〜24時間インキュベートした。完全な阻害のゾーンを、自然光反射増殖に対して定規を使用して最寄りのミリメートルまで三つ組で測定し、最頻値を各分離株の直径として表した。肺炎球菌分離株を、CLSI標準及び品質管理(QC)範囲によって感受性、中程度(I)、又は耐性(R)として類別した(表22)。
NCL812のMIC50、MIC90、MIC範囲及びMBC50、MBC90、MBC範囲の判定
表2に列挙したすべての分離株のNCL812のMICを、5% CO中で37℃にて24時間インキュベートした後、96ウェルマイクロタイタートレイを使用して、細菌増殖の指標として600nmにおける光学密度(OD600nm)(Spectramax分光光度計、Molecular Devices Corporation)を測定することによって判定した。[マイクロブロス希釈液及び96ウェルトレイを、以下の方法によって準備する:4% LHB:CAMHB 90μLを、多チャンネルピペットを使用してすべてのウェル中にアリコートする。ワーキング抗微生物薬ストック90μLは、1:2希釈によってトレイに連続希釈しなかった。陰性ブロス対照及び希釈液対照を、96ウェルトレイのセットアップを計画するとき考慮に入れた。]次いで細菌懸濁液10μLを96ウェルトレイ中の適切なウェルに添加した。適切な陽性(抗微生物薬無し)、陰性(抗微生物薬又は細菌無し)、及び陰性希釈液(抗微生物薬及びブロスの連続希釈液対照)対照を各アッセイに含めた。死滅動態アッセイのMBC及びプレートカウントを、HBA上に96ウェルマイクロタイタートレイの各ウェルから20μLをアリコートし、5% COとともに37℃でインキュベートすることによって判定した。MBCは、希釈係数を考慮に入れて、肺炎連鎖球菌の99.95%阻害によって判定した。MIC及びMBCは、四つ組で判定し、最頻値を代表値として採用した。MIC50、MIC90、及びMIC範囲、並びにMBC50、MBC90、及びMBC範囲は、CLSI標準によって判定した。MIC50及びMIC90又はMBC50及びMBC90は、分離株のすべてのMIC及びMBCが最小から最高まで配列されるとき、それぞれ、分離株の合計量の50及び90パーセンタイルを阻害した最小濃度によって定義される。
株D39を使用してNCL812を用いたマイクロブロス希釈タイムキル試験
細菌懸濁液を、128μg/mLの出発濃度を有するNCL812を含有する96ウェルマクロタイタートレイに三つ組で添加し、0.25μg/mLの濃度まで順次1:2で連続希釈した。陰性希釈液対照を中央値の増殖値から減じることによって、全体的な細菌生産の適当な指標を得た。96ウェルトレイを5% CO中で37℃にてインキュベートし、OD600を、最初の12時間にわたって2時間毎に読み取り、その後、600nmで24及び48時間において最終的な読み取りを行った。このデータを更に補充するために、96ウェルトレイが14時間にわたって分光光度計(Spectramax分光光度計、Molecular Devices Corporation)を使用して30分間隔毎に自動的に読み取られた別個の実験を実施して、元のマイクロブロス希釈試験から観察された増殖曲線の傾向を確認した。
株D39を使用してNCL812を用いたMBCタイムキル試験
MBC死滅動態アッセイでは、3つの96ウェルマイクロタイタートレイを準備した。特定の時点で、これらのトレイから得たアリコートを、HBA上で、5% CO中で37℃にてインキュベートした後に生菌数計測を行い、MBCを、増殖させて24時間後に判定した。
NCL812を用いたD39のマクロブロス希釈タイムキル試験
細菌懸濁液及びワーキング抗生物質ストックを上述したように調製した。[マクロブロス希釈液を調製するために、20mlチューブにそれぞれ、4% LHB:CAMHB 9mlを満たした。ワーキング抗微生物薬ストック9mlを、チューブの1つに添加したとき、1:2に希釈し、次いで高濃度から低濃度の抗微生物薬まで連続希釈した。肺炎連鎖球菌細菌懸濁液1mlを、陽性対照を含む適切なチューブに添加した。最初の12時間にわたって10分毎にNCL812で処置したチューブを穏やかに手動で傾けながら、5% COとともに37℃でチューブをインキュベートした。増殖の最初の12時間の間の2〜3時間毎に、次いで24時間及び48時間に、各細菌懸濁液50μLをHBA上に広げて蒔き、5% COとともに37℃で16〜24時間インキュベートした。]
表4:抗菌剤の濃度
最初の12時間にわたって10分毎に穏やかに手作業で傾けながら、5% CO中で37℃にて培養液をインキュベートした。各濃度のアリコート50μLからの生菌数を、5% CO中で37℃にて24時間インキュベートした後読み取った。各試料のpHを、pH指示薬ストリップを使用して特定の時点で測定した。コンフルエントな増殖は、1プレート当たり1000超のコロニーが計数されたとき定義した。殺菌効果は、各濃度について24時間において判定して元の細胞懸濁液の3−log10−単位の低減(99.9%)として定義した。
NCL812の耐性ポイントアッセイ
マクロブロス希釈液を上述したように調製した。株D39のブロス培養液(10ml)を、2μg/ml及び4μg/mlのNCL812、並びに0.022μg/mlのアンピシリンの存在下で、5% CO中で37℃にて6時間インキュベートした。試料を、101.45×gの相対遠心力(RCF)で10分間遠心分離し、リン酸緩衝溶液(PBS)50mlで2回洗浄して、いずれの残留抗微生物薬、並びに/又は細菌最終産物及び培地も除去した。洗浄した細菌を再懸濁させ、MICを実施した。
D39細胞膜超微細構造に対するNCL812の効果
透過型電子顕微鏡法
細胞膜の形態学的外観及び形態計測分析を、透過型電子顕微鏡法(TEM)を使用して判定した。細菌懸濁液、及びD39の培養液10mlを以前のように調製した。10分毎に培養液を穏やかに手動で傾けながら、5% CO中で37℃にて試料をインキュベートした。培養液を1μg/ml、4μg/ml、又は16μg/mlのNCL812に曝露し、101.45×gで20分間遠心分離することによって6又は12時間で回収し、PBS 50mlで2回洗浄した。TEM作業の決定的な時点は、死滅動態試験から作成された増殖曲線中の傾向を分析することによって判定した。試料を、20%グリセロールを含有するPBS中に再懸濁させ、必要になるまで−80℃で保存した。固定する前に、遠心分離し、PBS 50mlで3回氷上にて洗浄することによって20%グリセロールを除去した。
肺炎連鎖球菌の細胞壁超微細構造を検査する以前の試験によって定義された改良プロトコールを使用して試料を固定した(Hammerschmidt,S.ら、2005、Infect Immun、73:4653〜4667頁)。リシン酢酸塩ベースホルムアルデヒド−グルタルアルデヒドルテニウムレッド−オスミウム固定手順では、2%ホルムアルデヒド、2.5%グルタルアルデヒド、0.075%ルテニウムレッド、及び0.075Mのリシン酢酸塩を含有するカコジル酸緩衝液で1時間細菌ペレットを固定した。0.075%ルテニウムレッドを含有するカコジル酸緩衝液で3回洗浄した後、2%ホルムアルデヒド、2.5%グルタルアルデヒド、及び0.075%ルテニウムレッドを含有するカコジル酸緩衝液中の第2の固定を1.5時間行った。0.075%ルテニウムレッドを含有するカコジル酸緩衝液で3回細胞を引き続いて洗浄し、0.075%ルテニウムレッドを含有するカコジル酸塩中の1%四酸化オスミウムで最終固定を1時間行った。次いで0.075%ルテニウムレッドのみを含有するカコジル酸緩衝液中で3回試料を洗浄した。
段階的な一連のエタノール(70、90、95、及び100%)を使用して10〜20分間、各ステップについて2回、試料を洗浄及び脱水した。100%エタノール中の50:50 LR White樹脂を使用して1時間、試料に浸潤させ、100% LR White樹脂で1時間引き続いて洗浄し、100% LR whiteの第3の変更でO/N放置して樹脂の十分な浸潤を保証した。次いで試料を新鮮なLR White樹脂中に包埋し、50℃で48時間インキュベートした。ガラスナイフを使用して切片を1μmに切断し、トルイジンブルー(Toluidene Blue)で染色し、400倍にて光学顕微鏡(light microcrope)下で眺め、染色された肺炎球菌(Pneumococci)の存在を同定した。次いで少なくとも4枚の超薄切片を、ダイヤモンドナイフを使用して90nmに切断し、マトリックスグリッド上に、1グリッド当たり1切片配置した。次いで超薄切片を5分間隔で代わりに酢酸ウラニル及びクエン酸鉛で染色し、その後、各曝露の間に蒸留水で3回洗浄した。次いで染色された切片をグリッド上に配置し、Philips CM100透過型電子顕微鏡で25000倍から130000倍の間で眺めた。画像を130000倍の拡大率で得、analySIS[Olympus Soft Imaging Systems]を使用して分析した。
統計分析
統計分析は、Windows(登録商標)用統計プログラムGraphPad Prism(5版、GraphPad Software Inc.)を使用して行った。増殖曲線については、提示したデータは、マクロブロス希釈試験を除いて各データ点について、平均及び平均の標準誤差(SEM)(エラーバーとして表した)であった。マクロブロス希釈試験では、このアッセイに伴う高コストに起因して複数のレプリケートを得ることができなかった。両側の対応のないt−検定を実施した。
結果
肺炎連鎖球菌におけるNCL812の薬力学
20種の肺炎連鎖球菌分離株の品質管理ディスク拡散分析
ディスク拡散分析に使用した12種の抗微生物薬のうち9種は、EUCASTによって確立されたQC範囲を有していたが、QC範囲は、アモキシシリン−クラブラネート、クラリスロマイシン、及びクリンダマイシンについて定義されなかった(表3)。
WCH16及びWCH184は、少なくとも2種の抗微生物薬に対してともに耐性であった一方、EF3030及びWCH137は、トリメトプリム−スルファメトキサゾールに対してそれぞれ中程度及び耐性であった(図22)。他の残りの16種の分離株は、12種すべての抗微生物薬に対して感受性であった。アンピシリンに対する感度を各分離株について確認し、アンピシリンを後のマイクロブロス希釈アッセイにおける陽性対照として使用することを可能にした(図22)。
異なる培地中のNCL812の溶解性及び活性
NCL812を100%DMSOには溶解した(brought)が、CAMHB又はPBSに更に希釈すると、濁りを生じた。
表5:NCL812及びアンピシリン溶解性の視覚分析
10% HSB(ウマ血清220mLを濾過してLemcoニュートリエントブロス180ml中10%にする)を使用してNCL812についてのMICアッセイにおいて肺炎連鎖球菌株D39を増殖させると、NCL812で処置したD39についてMICが3倍増大し、陽性アンピシリン対照について2倍増大した。
表6:異なる培地中のNCL812活性の差
予め準備された96ウェルマイクロタイタートレイの保存条件が異なっても、D39についてのMICに変化はなかった。
表7:マイクロブロス希釈のための、準備されたマイクロタイタートレイの保存条件
マクロブロス希釈中、培地のpHは、適切な対照と比較して変化しなかった(図23)。
NCL812に対する肺炎連鎖球菌in vitro感受性の判定
NCL812のMIC50、MIC90、MIC範囲の判定
20種類すべての株について試験したところ、NCL812は、8μg/mlのMIC50及びMIC90、並びに4〜8μg/mlのMIC範囲を呈した。アンピシリンのMICは、肺炎球菌分離株における抗微生物薬耐性のエンドポイントとしてマイクロブロス希釈を使用して最近公開された知見と同等であり、したがって、NCL812について得られたMICの正確さが確認された。
表8:NCL812及びアンピシリンで処置された分離株のMIC及びMBC値
NCL812のMBC50、MBC90、MBC範囲の判定
最小殺菌濃度(それぞれMBC50、MBC90、及びMBC範囲)を、20種すべての分離株について、NCL812及びアンピシリンについて判定した。
表9:各肺炎球菌分離株についてのNCL812のMIC及びMBC値
NCL812で処置したD39のマイクロブロス希釈タイムキル試験
サブ阻害濃度(2μg/ml以下)のNCL812に曝露されたD39は、48時間の期間にわたって、曝露されていない対照と同様に増殖した(図24)。より高い濃度のNCL812(16μg/ml以上)は、48時間にわたって細菌増殖をもたらさなかった(図24)。これらの増殖特性は、Spectramax分光光度計を使用するマイクロブロス死滅動態試験によってバリデートされた。この試験では、NCL812及びアンピシリンについて、14時間にわたって30分間隔で増殖を測定した(OD600として表した)(図25及び26)。NCL812で処置されたD39についての指数関数的増殖の開始を図27に示す。
NCL812で処置したD39の増殖を、48時間にわたって、アンピシリン又はエリスロマイシンで処置したD39と比較した(図28及び29)。アンピシリンで処置したD39は、48時間にわたって、NCL812に曝露されたD39と同様の増殖を呈した(図28)。エリスロマイシン処置D39は、NCL812と非常に異なる増殖曲線を生じ、濃度間の増殖のより大きい差異が観察された(図29)。48時間の期間にわたって培地に5%塩化コリンを添加しても、陽性及び増殖対照と比較して、NCL812について増殖の有意な差異は生じなかった(図30及び31)。
耐性ポイント試験
4μg/ml以下のNCL812で処置したD39は、4つの独立した実験で示されたように、6時間で増殖の対数期に入った(図24)。5から6時間の間のNLC812に対する抗微生物薬耐性の可能性を、2μg/mlのNCL812、4μg/mlのNCL812、及び0.0225μg/mlのアンピシリンに6時間曝露したD39に対してMICを更に判定することによって調査した。結果は、増殖対照、及びアンピシリンと比較して、NCL812に曝露されたD39のすべての試料についてMICの有意な増大を示さなかった。
表10:2μg/ml又は4μg/mlのNCL812に6時間曝露したD39のMIC及びMBC値
D39増殖対照:4%LHB:CAMHB中で6時間にわたって増殖させた肺炎連鎖球菌株D39。
**D39増殖2対照:生理食塩水中に再懸濁させ(0.1 OD600)、滅菌生理食塩水中で1/20に希釈したHBA O/N上の肺炎連鎖球菌株D39。
特定の時点で相対MBCを測定することによるマイクロブロス希釈
NCL812及び対照抗微生物薬アンピシリン及びエリスロマイシン(図32及び33)について48時間インキュベートしたブロス希釈アッセイを使用することから特定の時間間隔で相対MBCを判定した。D39についてのアンピシリン(0.023μg/ml)及びエリスロマイシン(0.00275μg/ml)のMICは、他の肺炎連鎖球菌分離株の公開された知見と同様の範囲であった。NCL812、アンピシリン及びエリスロマイシンの増殖の比較による差を観察した(図32及び33)。アンピシリン及びエリスロマイシンは、細菌の時間依存性低減を実証した。NCL812は、速い殺菌作用を呈し、5時間以内のMBCのおおよそ3分の1の減少によって立証された。NCL812について一貫した殺菌濃度(8μg/ml)が全48時間にわたって維持された。
NCL812を用いたD39のマクロブロス希釈タイムキル試験
各時点の生菌数を、NCL812(図34)及びアンピシリン(図35)について、log10CFU/mlの低減として表した。一貫したコンフルエントな増殖(2×10CFUの限界によって判定された)が、曝露されていない対照及び2μg/mlのNCL812について観察された。128μg/mlのNCL812についての完全な殺菌活性(3−logのCFUの低減によって定義される)が、3時間での4−logのコロニー形成単位(CFU)の低減によって観察され、16μg/mlから64μg/mlの間の濃度のNCL812は、8時間以内に細菌増殖を排除することにおいて有効であった(図34)。4μg/ml及び8μg/mlのNCL812は、曝露して11時間後に不活化されると思われ、理由は、この時点後の株D39の増殖の増大が観察されたためである(図34)。
透過型電子顕微鏡法
形態計測分析により、増殖対照と比較して、6時間にわたって16μg/mlのNCL812に曝露された株D39における細胞膜の有意な変化が明らかになった。4μg/ml及び12時間の培養で処置した試料は、各セクションで入手可能な細菌細胞の欠如に起因して形態計測分析に考慮しなかった。処置された試料は、未処置の試料と比較して(4.35±0.24nm)、有意により厚い細胞膜を持っていた(6.43±0.29nm)(p<0.0001)(図36)。16μg/mlのNCL812で処置されたD39の細胞膜周辺腔(細胞膜と細胞壁と間の細胞内空間)は、未処置の試料(3.91±0.14nm)と比較して有意に広かった(4.54±0.096nm)(p<0.001)(図37)。
表11:平均細胞膜厚及び周辺腔
要約すると、NCL812は、肺炎連鎖球菌株コレクションについて高度に一貫したMIC及び等価なMBCを生じ、これがこの生物に対して殺菌性であることを確認した。48時間の期間にわたって相対MBCを測定した死滅動態実験では、一貫した殺菌効果がNCL812に最初に曝露してから6時間後にD39において誘発された。
殺菌活性のこの実証は、肺炎連鎖球菌で最初に観察されるものである。これは、NCL812がin vitroで肺炎球菌に対して有効であることを実証する。
血液、血清、又はブロス中のコンポーネント間の競合的結合により、NCLの抗微生物活性が減少した。これは、異なるブロスタイプ及び希釈剤間で観察されるMICの増大に反映された。これらの試験の完了後に、最近の独立した研究により、PBS中のNCL812の沈澱が確認され、100% DMSO中の最初の希釈液に続いて4% DMSOを含有する水中の完全な溶解性が報告された。水溶性のNCL812は、in vivo生物学的利用能、及び血液又は血清タンパク質の間の負の相互作用を大いに改善することになる。
本試験の知見に基づくと、NCL812は、時間依存性品質とは対照的に濃度依存性殺菌活性を呈すると思われるので、β−ラクタム又はマクロライドクラスと異なる肺炎連鎖球菌に対する作用機序を呈する。in vivoでのNCL812の最大薬物動態学的血清濃度を同定すると、その濃度依存性薬力学的活性の確認に役立つであろう。更に、塩化コリンを培地に添加することにより、NCLの作用機序が、細胞壁コリン結合タンパク質への親和性と関連しておらず、したがって、細胞壁に関連していない場合があることが確認された。
6時間にわたって16μg/mLのNCL812で処置されたD39の細胞膜及び細胞膜周辺腔の形態計測分析は、細胞膜及び細胞膜周辺腔が、対照試料と比較して処置された試料中でより大きいことを示した。膜サイズの見かけ上の増大は、細胞膜直下の電子密度の高い細胞内物質の蓄積に起因し得る。細胞膜周辺腔のサイズの増大は、潜在的に脱分極又はATP阻害による細胞膜の混乱に起因している場合がある。NCL812の作用機序は、カルシウム依存性でない場合があり、理由は、NCL812とルテニウムレッド、脂質二重層のカルシウムチャネル阻害剤との間の競合的結合が電子顕微鏡写真で観察されなかったと思われるためである。
結論として、このin vitro試験は、NCL812が肺炎連鎖球菌の細胞膜を標的にすると思われる即効性の濃度依存性殺菌性抗微生物薬として多くの望ましい特性を有することを実証した。これらの特性は、急性肺炎球菌感染を処置するのに望ましい。NCL812は、細胞膜を標的にする作用機序を持ち得るので、これは、β−ラクタム及びマクロライドなどの時間依存性抗微生物薬よりはるかに急速に、且つ細胞内標的を有するフルオロキノロンなどの他の殺菌性濃度依存性抗微生物薬より潜在的により有効に作用する可能性がある。
(実施例6)
オーストラリア由来のスタフィロコッカス・シュードインターメディウスのメチシリン感受性及びメチシリン耐性分離株の特徴付け、並びに新しい抗ブドウ球菌化合物の事前のin vitro有効性
材料及び方法
メチシリン感受性スタフィロコッカス・シュードインターメディウス(MSSP)及びメチシリン耐性スタフィロコッカス・シュードインターメディウス(MRSP)の試料収集及び同定
合計23種のスタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株をイヌから得た(図38)。
10種のメチシリン感受性及び13種のメチシリン耐性スタフィロコッカス・シュードインターメディウスを本試験のために収集した。分離株を、オキサシリンに対するin vitro耐性に基づいてメチシリン耐性として表現型的に分類し、標準手順によってmecA遺伝子の存在について遺伝的に分類した。
ディスク拡散技法を使用するオキサシリン及びセフォキシチン感受性試験、並びにエプシロメーター(Epsilometer)試験を実施した。mecA遺伝子の同定は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を使用して実施した。
CLSIディスク拡散感受性試験を、以下の抗微生物薬について23種のスタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株に対して実施した:ペニシリン、アモキシシリン、エリスロマイシン、ゲンタマイシン、クリンダマイシン、シプロフロキサシン、セファレキシン、クロラムフェニコール、テトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、バンコマイシン、セフォテタン、モキシフロキサシン、及びリファンピン(図39)。
最小阻害濃度(MIC)及び最小殺菌濃度(MBC)試験を、NCL812についてCLSI法を使用して行い、対照としてアンピシリンを含む。次いで、抗ブドウ球菌化合物を23種すべての分離株に対して試験し、最小阻害濃度(MIC)を標準プロトコールによって判定した。MICを判定した後、最小殺菌濃度を実施して、これらの化合物が、静菌性であるか殺菌性であるかを判定した。
結果
mecA遺伝子は、MRSPの13種の分離株中に存在し、10種のMSSP中で陰性であった。すべてのMRSP分離株は、ディスク拡散(17mm以下)及びE−試験MIC(0.5mg/L以上)に基づくとオキサシリンに対して耐性であった。
セフォキシチン耐性ブレイクポイントを24mm以下に設定した場合、試験したMRSPの3/13(23%)及び5/13(38%)が、セフォキシチンに対して感受性であった。セフォキシチン耐性ブレイクポイントを30mm以下に設定した場合、Veterinary Diagnostic Laboratoryで試験したMRSPの1/13(7.7%)のみが感受性であった。
MRSP分離株は、複数の抗生物質クラスに対して耐性であった。13種のMRSP分離株のうち、13種すべてがリファンピンに対して感受性であった。3/13(23%)がクロラムフェニコールに対して感受性であり、10/13(77%)がバンコマイシンに対して感受性であった。
興味深いことに、MRSP分離株の3/13(23%)がアモキシシリンに対して感受性であり、8/13(62%)がセファロチンに対して感受性であり、12/13(92%)がセフォテタンに対して感受性であり、12/13(92%)がモキシフロキサシンに対して感受性であった。
23種すべての分離株が、MICに基づくとNCL812に対して感受性であった。更に、NCL812は、最小殺菌濃度(MBC)に基づくと殺菌性であることが示された。
スタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株に対するNCL812のMIC範囲は、1μg/mLから4μg/mLの間であることが判明した。
表12:スタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株に対するNCL812のMIC範囲
スタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株に対するNCL812のMIC50及びMIC90は、それぞれ2μg/mL及び4μg/mLであった。スタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株に対するNCL812のMIC最頻値及びMIC範囲は、それぞれ2μg/mL及び1〜4μg/mLであった。
表13:スタフィロコッカス・シュードインターメディウス分離株に対するNCL812のMIC値
メチシリン耐性スタフィロコッカス・シュードインターメディウス(MRSP)は、イヌ、ネコ、及びウマにおいて新たに出現した問題である。2種の主要なクローンMRSP系列が、欧州(ST71)及び北米(ST68)においてイヌから報告されている。日本においてイヌに影響するMRSPの諸報告及び香港において獣医ワーカーにおけるMRSPの単一のケースもあった。
本試験では、mecA遺伝子の存在及びオキサシリンに対するin vitro耐性の組合せを使用してMRSPを判定した。セフォキシチン感受性は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌についてのオキサシリンの代理として使用されていた。しかし、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及びコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(Staphylococci)のヒト分離株について推奨された解釈上のガイドラインを使用するセフォキシチンディスク拡散試験は、MRSPの同定において信頼できない。30mm以下=耐性及び31以上=感受性というセフォキシチンブレイクポイント耐性が、Bemisら、2012によって提案された。本試験は、このブレイクポイントがメチシリン耐性スタフィロコッカス・シュードインターメディウスの予測においてより信頼できるものであり得ることで意見が一致している。MRSP分離株は一般に、複数の抗生物質クラスに対して耐性を有する。したがって、細菌培養及び抗生物質感受性は、抗生物質の適切な選択を可能にするためにすべての疑わしいMRSP感染に推奨される。本試験で留意される制限事項は、アモキシシリン並びにセファロスポリン(セファロチン及びセフォテタン)に対するMRSP分離株の見かけ上のin vitro感受性である。NCL812は、MSSP及びMRSPの両方の23種すべての分離株に対して有効であった。より大きいスケールの試験が、スタフィロコッカス・シュードインターメディウスに対するNCL812の有効性を確認する正当な理由となり、理由は、それが、家庭動物において新たに出現したMRSP感染に対する安全な代替の抗生物質選択肢をもたらし得るためである。
(実施例7)
グラム陰性生物に対するNCL812の活性
本試験の目的は、NCL812の抗菌活性の標的がグラム陰性細胞内に存在するかどうかを判定することであった。NCL812の標的がグラム陰性細胞内にあるかどうかを判定するために、外膜と、細胞壁の大部分を、アンピシリンを用いて除去し、次いで、変性細胞(スフェロプラストとして知られる)を、各種濃度のNCL812で処置した。
スフェロプラスト状態の誘発
大腸菌ATCC25922を、寒天上37℃で一晩増殖させた。一晩培養物の2つのコロニーを用いて、陽イオン調整ミューラーヒントンブロス約20mlに植菌した。植菌したブロスを、37℃で18時間インキュベートした。一晩ブロス培養物6mlを、添加済み陽イオン調整ミューラーヒントンブロス(50mg/mlアンピシリン、0.4Mスクロース、8mM MgSOを添加)20mlに添加し、37℃で一晩インキュベートした。スフェロプラストの形成を、位相差顕微鏡を用いて確認した。
NCL812の活性
スフェロプラスト培養物3mlを各試験管に添加し、適切な濃度のNCL812を含有するDMSO50μlを各試験管に添加した。DMSOを単独で50μl、対照試験管に添加した。スフェロプラストを24時間インキュベートし、0、2、4、6、8、及び24時間の時点でサンプルを20μl取った。20μlのサンプルを、1:10で順次希釈し、適切な希釈物の10μlサンプルを、3連でブレインハートインフュージョン培地にスポットした。ブレインハートインフュージョン培地を、37℃で48時間インキュベートし、24時間と48時間の時点でコロニーを計数して、コロニー形成単位の数を求めた。
NCL812処置スフェロプラストの画像化
NCL812化合物に24時間曝露後にサンプルを取り、トリパンブルーで染色し、画像化した。
結果
99%を超えるスフェロプラスト誘発率が、一貫して観察された。NCL812の標的が、大腸菌細胞内に存在することが分かり、NCL812の濃度が32μg/ml以上になると、コロニー形成単位の有意な減少が経時で観察された(図40)。実験は、3連で繰り返し行い、1つの代表例を図40に示した。NCL812化合物に24時間曝露後に取ったスフェロプラストの画像から、NCL812濃度の上昇に伴って多形性細胞が発達頻度が高くなることが示された(データ示さず)。これらの結果は、グラム陰性細菌に対する抗菌剤としてのNCL812の有効性を示す。
(実施例8)
NCL812の製剤
以下の製剤を、当技術分野における標準方法を使用して調製した。
製剤A − 局部製剤 − NCL812を含むPEGベースゲル
PEG4000 4.0g;
PEG200 3.5g;
プロピレングリコール 0.6g;
水 1.9g;及び
NCL812 0.204g
PEG4000、PEG200、及びプロピレングリコールを混合し、150℃に、且つすべての固体結晶が溶解するまで加熱した。NCL812を水に添加し、完全に懸濁されるまで30分間超音波処理した。NCL812溶液及びゲル溶液を混合し、冷却及び凝固させた。製剤Aは、許容される粘度、皮膚塗布の容易さ、均一な懸濁液、及び一貫した且つ優れたテクスチャを実証した。
製剤B − 局部製剤 − NCL812を含むPEGベースゲル
PEG4000 3.0g;
PEG8000 1.0g;
PEG200 3.0g;
プロピレングリコール 1.0g;
水 1.9g;及び
NCL812 0.202g
PEG4000、PEG8000、PEG200、及びプロピレングリコールを混合し、150℃に、且つすべての固体結晶が溶解するまで加熱した。NCL812を水に添加し、完全に懸濁されるまで30分間超音波処理した。NCL812溶液及びゲル溶液を混合し、冷却及び凝固させた。製剤Bは、許容される粘度、皮膚塗布の容易さ、均一な懸濁液、及び一貫した且つ優れたテクスチャを実証した。
製剤C − 局部製剤 − NCL812−Solplusを含むPEGベースゲル
PEG4000 2.5g;
PEG200 4.0g;
プロピレングリコール 2.5g;
水 1.0g;及び
NCL812−SolPlusの固体分散系 1.8g
Solplusは、BASF(www.soluplus.com)から購入した。NCL812−SolPlusを、当技術分野における標準方法を使用して調製した。
PEG4000、PEG200、NCL812−SolPlus、及びプロピレングリコールを混合し、150℃に、且つすべての固体結晶が溶解するまで加熱した。水を添加し、次いで溶液を超音波処理した。溶液を冷却及び凝固させた。製剤Cは、許容される粘度、皮膚塗布の容易さ、均一な懸濁液、及び一貫した且つ優れたテクスチャを実証した。
製剤D − 錠剤製剤
リン酸水素カルシウムデハイドレート 30mg;
微結晶性セルロース 80mg;
ラクトース 50mg;
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 8mg
タルク 1.5mg
NCL812 10mg
賦形剤を秤量し、5分間混合した。混合物を錠剤プレス機のフィードホッパーに供給し、当技術分野における標準手順に従って機械を稼働した。
製剤Dは、許容される錠剤硬度、崩壊、及び脆性(frability)を実証した。
製剤E − 経口懸濁液
グリセロール 2.0ml;
無水エタノール 1.5ml;
NCL812 600mg;及び
ビヒクル(Ora Sweet及びOra Plus、1:1) 60mlまで。
NCL812粉末を75μm篩に通して篩にかけた。篩にかけたNCL812 600mgをグリセロール2.0ml及び無水エタノール1.5mlと混合した。混合物を乳鉢に入れ、すべてのNCL812が均一に懸濁されるまで手作業で粉砕した。懸濁液を30分間超音波処理した。次いでビヒクル(Ora SweetとOra Plusの混合物55ml)を懸濁液に添加し、更に10分間粉砕した。Ora plusとOra sweetの混合物を用いて、メスシリンダーに移すことによって60mlまでボリュームを構成した。
製剤Eは、許容される懸濁液を実証し、許容される短期間安定性を実証した。
製剤F − 筋肉内注射剤
ポリビニルピロリドンK30(PVPK30) 20mg/ml;
NCL812 0.09mg/ml;及び
水 50ml。
2パーセントのw/v PVP K30溶液を、PVP K30 1.0gをMilliQ水50mlに添加することによって調製した。次いで溶液を超音波処理器内に30分間置いて平衡化し、NCL812 4.5mgをPVP溶液に添加し、25±1℃に温度を制御して、24時間の期間にわたって10rpmの最大速度でインキュベーターシェーカー上に置いた。溶液を5mlバイアルに移し、透明度、外観、pH、及び短期間安定性について点検した。溶液のpHは、7.25であった。
製剤Fは、許容される透明性及び短期間安定性を実証した。
(実施例9)
製剤BからのNCL812の放出
本試験の目的は、実施例9で調製した製剤BからのNCL812及びNCL099の放出を測定することであった。
フランツ拡散セルを利用して、NCL812のその局部製剤からの放出速度を定量化した。所望の放出媒体として選択した無水エタノール5ミリリットルをレセプターチャンバー内に装填した。レセプター液の温度を、ウォータージャケットを使用して32±1℃で一定に保った。0.45μmの孔サイズを有するアセチルセルロース膜(Pall Corporation)を選択し、ドナーとレセプターチャンバーとの間に配置した。その後、いくつかの検査試料(製剤B)をドナーチャンバー内に装填した。試料採取ポートを通じて0.25、0.50、0.75、1、2、3、4、5、6、7、8、及び24時間の通常の時間間隔で、レセプター液1ミリリットルを収集した。新鮮な無水エタノール1ミリリットルをレセプターチャンバーに直ちに戻した。UV−HPLCを利用して、入手したレセプター液の内容物を分析した。
図41は、経時的なNCL812の累積放出を提示する。本試験により、製剤BがNCL812について許容される放出プロファイルをもたらすことが実証される。
(実施例10)
他のクラスの抗微生物剤との相乗作用試験
方法
チェッカーボード法(Gunicsら、2000、Int.J.Antimicrob.Agents.、14:239〜42頁)を使用して、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、エリスロマイシン(マクロライド)、アンピシリン(β−ラクタム広域スペクトル)、ゲンタマイシン(アミノグリコシド)、シプロフロキサシン(フルオロキノロン)、スルファメトキサゾール(スルホンアミド)、又はペニシリンG(β−ラクタム狭スペクトル)と組み合わせたNCL812の相互作用(相乗作用、アンタゴニズム、効果無し)を見出した。初期の実験について、黄色ブドウ球菌T3−129の実験室株を使用したが、この株は、抗微生物薬のいくつかについて一貫性のない結果を与えたので、すべての試験した抗微生物薬に対して感受性であったMK1と命名されたブドウ球菌種の新しい株(明示的な種同定は現在進行中)を、後続の試験で使用した。
最初に、各抗生物質単独のMICをCLSI標準ガイドラインに従って判定した。第2に、NCL812の上記抗生物質のそれぞれとの組合せを2通りに試験した。組合せの効果を評価するために、部分阻害濃度(FIC)を以下の通り各抗生物質について計算した:
試験した抗生物質のFIC=組合せでの試験した抗生物質のMIC/抗生物質単独のMIC。
NCL812のFIC=組合せでのNCL812のMIC/NCL812単独のMIC。
FIC=FIC指数=NCL812のFIC+それぞれの試験した抗生物質のFIC。
チェッカーボードガイドラインに従って、相乗作用(S)をFIC<0.5.として定義した。効果無し(NE)を0.5<FIC<4として定義した。アンタゴニズム(A)を4<FICとして定義した。
結果
NCL812と8種の抗生物質との間のMIC、FIC、FIC、及び相互作用を表14に示す。別個のクラスの抗微生物剤を代表する8種の試験した化合物のいずれも、抗菌剤がNCL812に添加されるとき、NCL812との正の(相乗効果)又は負の(アンタゴニズム)相互作用を示さず、相加効果と一致する。
表14:NCL812と8種の抗生物質との間のMIC、FIC、FIC、及び相互作用
(実施例11)
黄色ブドウ球菌及びエンテロコッカス・フェカリスの抗微生物薬感受性分離株に対するNCL812の効果
材料及び方法
株情報
2種の黄色ブドウ球菌分離株:黄色ブドウ球菌MK01ヒト皮膚株及び黄色ブドウ球菌KC01ウマ皮膚株を以下の実験で使用した。これらの分離株を、Remel Staphaurex市販キットを含むグラム染色及び生化学的方法によって同定した。1種のエンテロコッカス・フェカリス分離株(USA01)は、VRE株と同定されなかった。この分離株は、以前に種分化していたので、血液寒天上の純粋な特徴的な増殖の観察を除いて更なる試験に付さなかった。
最小殺菌濃度(MBC)の調査
CLSI方法
以前の実験と同様に、MICから開始する各ウェルの内容物10μLをコロンビアSBAプレート上に接種し、37℃で48時間インキュベートした。プレートを24及び48時間に検査し、MBCを、細菌のコロニーがプレート上で観察されなかった(又は増殖の有意な阻害が対照と比較して観察された)NCL812の最小濃度として記録した(CLSI 2005)。
黄色ブドウ球菌KC01&E.フェカリスUSA01方法の死滅動態アッセイ
それぞれMRSA又はVREであると判定されなかった黄色ブドウ球菌KC01及びE.フェカリスUSA01を、コロンビアSBA上で37℃にて一晩増殖させた。次いで細菌の2〜3のコロニーをCAMHB(陽イオン調整ミューラーヒントンブロス)中に懸濁させ、0.08〜0.10のOD600に調整した。細菌懸濁液を1:10に希釈した。細菌1ミリリットルを様々な濃度(最大で4×MIC)のNCLを含有するCAMHB 9mLに添加して、1〜3×10CFU/mlの最終細菌濃度を実現した。チューブを、一定に振盪させながら37℃でインキュベートした。様々な時点で存在する生菌の数を判定するために、アリコート100μLを各チューブから取り出し、希釈した。次いで各希釈液100μLをコロニーカウント寒天上に2通りに散在させ、37℃で48時間インキュベートした。24時間後に、各プレート上に存在するコロニーの数を計数し、したがって元の懸濁液中に存在する生菌の数を数え上げた。プレートを48時間後に再点検した。
結果
最小阻害濃度(MIC)
分離株黄色ブドウ球菌MK01及びKC01、並びにE.フェカリスUSA01のNCL812のMICを調査した。結果は、黄色ブドウ球菌MK01=4〜8μg/mL、黄色ブドウ球菌KC01=2μg/mL、E.フェカリスUSA01=4μg/mLであった。
黄色ブドウ球菌分離株MK01及びKC01を調査し、増殖が観察されないか、又は低濃度のNCL812(2μg/ml)での増殖のみが観察され、NCL812は、黄色ブドウ球菌に対して殺菌性であることを示した。しかし、試験したE.フェカリス分離株(USA01)については、細菌の増殖が試験したNCL812のすべての濃度で観察された。濃度の増大とともに細菌の数が明白に低減したが、黄色ブドウ球菌についての増殖無しと比較して、増殖が存在した。これらの結果の概要を表15に見ることができる。表15は、2種の非MRSA黄色ブドウ球菌分離株及び1種の非VRE E.フェカリス分離株に対するNCL812のMBC試験についての結果を示す。各MBC試験を2通りに実施した。結果の変化は、48時間で観察されなかった。表16は、20種のMRSA分離株についてのNCL812のMBC値(μg/mL)を示す。各MBC試験は、NCL812のMIC濃度から開始してMICの16倍まで2通りに実施した。表17は、10種のVRE分離株についてのNCL812のMBC値(μg/mL)を示す。各MBC試験は、NCL812のMIC濃度から開始してMICの32倍まで2通りに実施した。
表15:2種の非MRSA黄色ブドウ球菌分離株及び1種の非VREエンテロコッカス・フェカリス分離株に対するNCL812のMBC試験
表16:20種のMRSA分離株についてのNCL812のMBC値(μg/ml)
表17:10種のVRE分離株についてのNCL812のMBC値(μg/ml)
黄色ブドウ球菌KC01&E.フェカリスUSA01方法の死滅動態アッセイ
コロニー計数法をt=0、120、240、及び360分で実施し、次いで24時間で再び実施した。2時間の時点で、黄色ブドウ球菌KC01は、初期数から最小の2.5log10の細菌数の低減、及び同じ時点における対照と比較して3log10超の低減を示した。最小の2log10の低減は、6時間のインキュベーションにおいて依然として明白であったが、24時間後に、存在する細菌の数は、増大しており、対照と有意に異ならなかった。
同様の結果がE.フェカリスUSA01で得られたが、観察された細菌数の低減は、黄色ブドウ球菌KC01より少なかった。2log10のCFU/mLの低減が増殖対照と比較して2時間において観察された。しかし、元の細菌数と比較したCFU/mLの低減は、1log10をわずかに上回るだけであった。NCL812の4〜16μg/mLの濃度で、細菌数のこの低減は、6時間の時点まで一貫したままであった。しかし、32及び64μg/mLの濃度で、同じ時間にわたっておよそ1log10の細菌数の上昇があった。24時間において、すべての濃度での細菌数は、増殖対照とほとんど同じレベルまで増加していた。
黄色ブドウ球菌及びE.フェカリスのこれらの株で観察された結果は、試験したすべてのMRSA及びVRE株についての死滅動態アッセイで観察された結果と一致する。NCL812の異なる濃度、最大で24時間のインキュベーションでの黄色ブドウ球菌KC01の死滅動態アッセイを、図42に示す。NCL812の異なる濃度、最大で24時間のインキュベーションでのエンテロコッカス・フェカリスUSA01の死滅動態アッセイを、図43に示す。
(実施例12)
NCL812の投与によるin vivoでの細菌感染の処置方法
本試験の目的は、マウスの皮膚感染の処置におけるNCL812を含有する治験獣医製品の有効性を判定することであった。
モデルの概要
有用な動物モデルシステムは、実施するのに臨床的に妥当な、実験的にロバストな、倫理的に許容される、好都合なものであるはずであり、信頼できる且つ再現可能な結果をもたらすはずである。クロトン油−炎症性皮膚モデル(Akiyama,H.、H.Kanzaki、Y.Abe、J.Tada、及びJ.Arata(1994)、「Staphylococcus aureus infection on experimental croton oil−inflamed skin in mice」、Journal of Dermatological Science、8(1):1〜10頁)、やけどした皮膚モデル(Stieritz,D.D.、A.Bondi、D.McDermott、及びE.B.Michaels、(1982)、「A burned mouse model to evaluate anti−pseudomonas activity of topical agents」、Journal of Antimicrobial Chemotherapy、9(2):133〜140頁)、皮膚縫合−創傷モデル(McRipley,R.J.及びR.R.Whitney、(1976)、「Characterization and Quantitation of Experimental Surgical−Wound Infections Used to Evaluate Topical Antibacterial Agents」、Antimicrobial Agents and Chemotherapy、10(1):38〜44頁)、皮膚テープストリッピングモデル(Kugelberg,E.、T.Norstrom、T.K.Petersen、T.Duvold、D.I.Andersson、 and D.Hughes、(2005)、「Establishment of a Superficial Skin Infection Model in Mice by Using Staphylococcus aureus and Streptococcus pyogenes」、Antimicrobial Agents and Chemotherapy、49(8):3435〜3441頁)、並びに線状全層メスカット法(linear full thickness scalpel cut method)(Guo,Y.、R.I.Ramos、J.S.Cho、N.P.Donegan、A.L.Cheung、及びL.S.Miller、(2013)、「In Vivo Bioluminescence Imaging To Evaluate Systemic and Topical Antibiotics against Community−Acquired Methicillin−Resistant Staphylococcus aureus−Infected Skin Wounds in Mice」、Antimicrobial Agents and Chemotherapy、57(2):855〜863頁)を含めて、記載されている局部的な皮膚感染の多くの動物モデルがある。
本試験を行う前の予備試験より、上述したモデルの詳細な試験から生じる皮膚感染の新しい方法が確立された。簡単に言えば、試験マウスを麻酔し、背側の皮膚の1区画を刈り込んで皮膚を露出させ、皮膚の円形範囲を手持ちパンチで除去し、中心腔とともに背側に創傷を残す。創傷に既知数のチャレンジ生物を感染させる。感染させておよそ4〜6時間後に、創傷をビヒクル製剤又は活性製剤で局部的に処置する。感染した皮膚創傷を、合計14処置にわたって12時間毎に再処置する。マウスを人道的に安楽死させ、元の感染した創傷の範囲を解剖し、取り出し、その細菌内容物を標準微生物学的試験によって定量化する。このように、活性製剤を用いた処置に起因する細菌濃度の変化を、ビヒクル対照と比較した細菌負担の低減を検査することによって容易に判定することができる。
材料及び方法
感染種菌の調製
細菌(黄色ブドウ球菌)の新鮮な培養液をヒツジ血液寒天上で37℃にて16〜18時間増殖させた。2〜3の典型的なコロニーを選択し、トリプティックソイブロス10ml中に懸濁させ、振盪インキュベーター(240rpm)内で37℃にて一晩インキュベートした。一晩懸濁液をボルテックスし、新鮮なトリプティックソイブロス中に希釈した(1:100)(ブロス9.9ml中100μl[0.1ml])。中期対数期細菌を得るために、新鮮な懸濁液を振盪インキュベーター(上記の通り)内で3時間インキュベートした。7,500rpmで10分分間遠心分離することによって細菌をペレット化した。ブロス上清を除去し、細菌をリン酸緩衝溶液(PBS)10ml中に懸濁させた。これらのステップを更に2回繰り返した。ブランクとして生理食塩水を用いて分光光度計を使用して、600nmで吸光度を測定することによって懸濁液の密度を点検することによって、2.5×10CFU/mlの細菌密度と一致するおよそ0.100の読みでの標的密度を確認した。輸送中の冷蔵を維持するための氷のレンガを有する施錠可能な輸送箱内に配置されたラック中に懸濁液を置き、その後マウス皮膚感染実験室に到着した後、涼しい部屋内で保存した。最終的な懸濁液を徹底的に混合した後、マウスに創られた皮膚創傷に接種した。
懸濁液の純度及び正確さを保証するために、ロックボックス内に置く前に以下のステップを実施した。
細菌懸濁液の純度は、SBA(ヒツジ血液寒天)プレート上に最終的な懸濁液100μlを散在させ、これを37℃で18時間インキュベートし、検査して1種のコロニータイプの均一な増殖を確認することによって保証した。エッペンドルフチューブ中に生理食塩水を準備し(チューブ1本当たりおよそ900μl)、試料100μlを取り出し、第1のエッペンドルフチューブに添加し、混合物をボルテックスし、生理食塩水を含有する第2のエッペンドルフチューブを使用して繰り返すことによって、生菌数計測を最終的な懸濁液に対して実施した。このプロセスを5〜6本のチューブについて継続した。最後に、5番目及び6番目の希釈液100μlをプレートカウント寒天上に蒔き、37℃で18時間インキュベートし、コロニー計数法を実施してCFU/mlがおよそ2.5×10であることを確認した。創傷に接種した後、このプロセスを繰り返して汚染又は生菌数の減少が手術の時間中に起こらなかったことを保証した。
皮膚創傷外科手術
各マウスを誘導チャンバー内に入れ、2%イソフルランを使用して麻酔を誘導した。それぞれの麻酔されたマウスの目を、角膜の脱水を防止するために獣医学用の目の潤滑剤で覆った。各マウスを誘導チャンバーから取り出し、個々の麻酔ノーズコーン(aesthetic nose cone)の前で手術範囲上に配置した。麻酔下で、麻酔の深さ(痛みに対する応答、瞬目反射、骨格筋緊張)、並びに呼吸器及び心臓機能の評価について各マウスを監視した。背中の皮膚の毛髪を、機械クリッパーで手術範囲から剪毛した。剪毛した範囲をペーパータオルに施した70%エタノール、その後10%w/vポビドン−ヨウ素溶液を使用して浄化した。ヨウ素溶液が乾燥した後、非ステロイド性抗炎症剤(anti−inflammatroy agent)メロキシカムの皮下注射を投与した。背側の皮膚を穏やかにつまむことによって、耳パンチ/生検パンチを使用して円形全層創傷を創ることを可能にした。ビヒクル対照並びにNCL812処置マウスの創傷に、マイクロピペットを使用して細菌懸濁液10μl(2.5×10CFU/10μl)を接種した。細菌懸濁液が乾燥した後、マウスをマウス番号で標識された個々の回収箱内に入れた。接種の時間を記録した。各マウスの初期体重を適切なスコアシートに記録した。マウスは、5分以内に完全な意識を回復した。回復したマウスを個々の収納容器に戻し、術後又は麻酔薬合併症について毎時間監視した。
手術後のケア(手術後の4時間)
マウスを術後合併症について評価し、知見を診療所の記録シート(clinic record sheet)に記録した。各マウスを、過剰な取り扱い又は手術部位に触れることを回避して、IVCから慎重に取り出し、評価容器内に入れた。マウスが評価容器内に入った後、これを評価し、知見を手術後のカルテシートに記録した。示唆された健康ブレイクポイント(wellness breakpoint)に到達したときはいつでも、術後の鎮痛を施し、カルテシートに記録した。
動物の監視及び日々のケア
抗生物質投与(7am及び6pm)。ビヒクル又はNCL812軟膏の第1の投与を、手術して4時間後に行った。各軟膏容器を投与の前に秤量し、重量を記録した。各マウスを慎重に拘束した。軟膏(ビヒクル又はNCL812)を病変範囲に塗布し、処置したマウスをIVCに戻し、そこで各マウスを観察して、軟膏が毛づくろいによって直ちに除去されなかったことを保証した。投与後の軟膏容器の重量を記録した。ビヒクル及び活性NCL製品を、合計で14の連続した処置にわたって第1の投与後に12時間毎に皮膚創傷部に塗布した。NCL812軟膏(実施例8に提示した製剤B)は、20mg/gの濃度でロベニジンを含有していた。およそ0.1〜0.2gの軟膏を各機会に塗布し、28から56mgの間のNCL812の総局部的用量を18gから25gの間の体重のマウスに送達した。
日々の監視。各マウスの監視を1日1回、12pmごろに行った。各マウスを、過剰な取り扱い又は手術部位に触れることを回避して、IVCから慎重に取り出し、観察容器内に入れた。容器内にいる間の毛皮、姿勢、目、挙動、発声、及び活動を慎重に評価し、知見を評価シートに記録した。マウスの糞便(ケージの床上又は容器内)を粘稠度について点検し、知見を記録した。マウスが容器内にいる間に各マウスの体重を判定し、体重の変化を計算し、記録した。観察容器をエタノールで消毒し、乾燥させるために取っておき、一方、新鮮な容器を次のマウスのために使用した。1日おきについて、マウスを、2%イソフルランを使用して再び麻酔し、サイズ参照用の定規を使用して写真を撮った。これらの写真を、治験期間中の病変サイズ及び感染進行を評価するのに使用した。
組織分析及び抗菌薬有効性の評価
7日の皮膚創傷評価期間の最後に、すべての試験マウスを安楽死させた後、創傷部を収集し、死後の検査を行った。皮膚創傷部を各マウスの背側から解剖した。試料を試料チューブ内に入れ、秤量した後、PBS 1ml及び滅菌した組織ホモジナイゼーションビーズを添加した。組織試料を、組織ホモジナイザー(Next Advance Bullet Blender)を使用して10分間ホモジナイズし、次いでおよそ30秒間ボルテックスした。上清100μlを取り出し、PBS 900μlを含有するエッペンドルフチューブ内に入れた。この手順を、合計8希釈にわたる連続希釈を使用して繰り返した。最後に、各希釈液100μlをプレートカウント寒天上に、2通りにピペットで移し、37℃で一晩インキュベートした。元の懸濁液10マイクロリットルをヒツジ血液寒天上に置き、培養液の純度を評価し、37℃で一晩インキュベートした。翌日、生菌数計測を、インキュベートしたプレートカウント寒天プレートを使用して実施し、回収した株としての黄色ブドウ球菌(チャレンジ生物)の同一性を確認した。
結果
ビヒクル処置群において観察された組織1g当たりの平均コロニー数は、5,888,436(6.77log10)であった。NCL812群において観察された組織1g当たりの平均コロニー数は、141,254(5.15log10)であった。組織1グラム当たりのlog10コロニー形成単位及び%低減を以下の表に要約する。
表15:ビヒクル及び処置の局部投与後の組織1グラム当たりのLog10コロニー形成単位及びパーセンテージ低減
NCL812で処置すると、感染黄色ブドウ球菌の数の高レベルの低減がもたらされることがこの表から明らかである。これらの結果は、in vivoでの細菌コロニー形成又は感染の有効な処置を実証する。

Claims (38)

  1. 対象における細菌コロニー形成又は感染を処置又は防止する方法であって、治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩を前記対象に投与するステップを含み、前記細菌コロニー形成又は感染が、細菌作用物質によって引き起こされることを特徴とする方法。
  2. 前記対象が、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、トリ、魚、及びウマの種を含む群から選択される請求項1に記載の方法。
  3. 前記ロベニジン、0.1mg/体重1kg〜250mg/体重1kgの範囲内の用量で前記対象に投与される請求項1から2のいずれかに記載の方法。
  4. 前記細菌作用物質が、グラム陽性である請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記細菌作用物質が、アビトロフィア・デフェクティバ(Abiotrophia defectiva)、アコレプラズマ(Acholeplasma)種、アクチノバクラム・スイス(Actinobaculum suis)、アクチノマイセス・ボビス(Actinomyces bovis)、アクチノマイセス・ユーロパエウス(Actinomyces europaeus)、アクチノマイセス・ゲオルギアエ(Actinomyces georgiae)、アクチノマイセス・ゲレンセリアエ(Actinomyces gerencseriae)、アクチノマイセス・グラエベニッツィイ(Actinomyces graevenitzii)、アクチノマイセス・ホーデオブルネリス(Actinomyces hordeovulneris)、アクチノマイセス・イスラエリイ(Actinomyces israelii)血清型II、アクチノマイセス・イスラエリイ、アクチノマイセス・メイエリー(Actinomyces meyeri)、アクチノマイセス・ナエスランディイ(Actinomyces naeslundii)、アクチノマイセス・ノウイイ(Actinomyces neuii)、アクチノマイセス・オドントリティカス(Actinomyces odontolyticus)、アクチノマイセス・ラディンガエ(Actinomyces radingae)、アクチノマイセス(Actinomyces)種、アクチノマイセス・ツリセンシス(Actinomyces turicensis)、アクチノマイセス・ビスコサス(Actinomyces viscosus)、アロスカルドビア・オムニコレンス(Alloscardovia omnicolens)、アナエロコッカス・ハイドロゲナリス(Anaerococcus hydrogenalis)、アナエロコッカス・ラクトリティカス(Anaerococcus lactolyticus)、アナエロココッカス・ムルドキイ(Anaerococcus murdochii)、アナエロコッカス・オクタビウス(Anaerococcus octavius)、アナエロコッカス・プレボティイ(Anaerococcus prevotii)、アナエロコッカス・テトラデイウス(Anaerococcus tetradius)、アナエロコツカス・バギナリス(Anaerococcus vaginalis)、アルカノバクテリウム(アクチノマイセス)・ベルナルディアエ(Arcanobacterium(Actinomyces) bernardiae)、アルカノバクテリウム(アクチノマイセス)・ピオゲネス(Arcanobacterium(Actinomyces) pyogenes)、アルカノバクテリウム・ベルナルディアエ、アルカノバクテリウム・カルジフェンシス(Arcanobacterium cardiffensis)、アルカノバクテリウム・フンケイ(Arcanobacterium funkei)、アルカノバクテリウム・ヘモライティカム(Arcanobacterium haemolyticum)、アルカノバクテリウム・ホウストネンシス(Arcanobacterium houstonensis)、アルカノバクテリウム・リングナエ(Arcanobacterium lingnae)、アルカノバクテリウム・ピオゲネス(アクチノマイセス・ピオゲネス(Actinomyces pyogenes))、アルスロバクター(Arthrobacter)、アトポビウム・ミヌタム(Atopobium minutum)、アトポビウム・パルブルム(Atopobium parvulum)、アトポビウム・リマエ(Atopobium rimae)、アトポビウム(Atopobium)種、アトポビウム・バギナエ(Atopobium vaginae)、炭疽菌(Bacillus anthracis)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)、バチルス・サークランス(Bacillus circulans)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・メラニノゲニカス(Bacillus melaninogenicus)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・スファエリカス(Bacillus sphaericus)、枯草菌(Bacillus subtilis)、ベータ溶血性連鎖球菌(Streptococcus)(Steptococcus)種、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(Bifidobacteria adolescentis)、ビフィドバクテリウム・デンティウム(Bifidobacteria dentium)、ビフィドバクテリウム・スカルドビイ(Bifidobacteria scardovii)、ビフィドバクテリウム(Bifidobacteria)、ブレビバチルス・ブレービス(Brevibacillus brevis)、ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus)、ブレビバクテリウム(Brevibacterium)、ブレイディア・エクストルクタ(Bulleidia extructa)、カタバクター・ホンコンジェンシス(Catabacter hongkongensis)、CDCコリネ型群F−1及びG、破傷風菌(Clostridium tetani)(Clostridiium tetani)、クロストリジウム・バラティイ(Clostridium baratii)、クロストリジウム・バイファーメンタンス(Clostridium bifermentans)、ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)(A、B、C、D、E、F、G型)、ボツリヌス菌、クロストリジウム・ブチリカム(Clostridium butyricum)、クロストリジウム・ショウベイ(Clostridium chauvoei)、クロストリジウム・コリナム(Clostridium colinum)、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)、クロストリジウム・ヘモライティカム(Clostridium haemolyticum)、ヒストリチクム菌(Clostridium histolyticum)、クロストリジウム・ノビイ(Clostridium novyi)A型、クロストリジウム・ノビイB型、クロストリジウム・ノビイ、ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)A型、ウェルシュ菌A〜E型、ウェルシュ菌、クロストリジウム・ピリフォルメ(Clostridium piliforme)、クロストリジウム・ラモーサム(Clostridium ramosum)、クロストリジウム・セプティカム(Clostridium septicum)、クロストリジウム・ソルデリ(Clostridium sordelli)、クロストリジウム・スフェノイデス(Clostridium sphenoides)、クロストリジウム・スピロフォルム(Clostridium spiroforme)、クロストリジウム(Clostridium)種、クロストリジウム・ターティウム(Clostridium tertium)、破傷風菌、コリンゼラ・アエロファシエンス(Collinsella aerofaciens)、コリネバクテリウム・アクコレンス(Corynebacterium accolens)、コリネバクテリウム・アフェルメンタンス・アフェルメンタンス(Corynebacterium afermentans afermentans)、コリネバクテリウム・アフェルメンタンス・リポフィルム(Corynebacterium afermentans lipophilum)、コリネバクテリウム・アミコラツム(Corynebacterium amycolatum)、
    コリネバクテリウム・アルゲントラテンス(Corynebacterium argentoratense)、コリネバクテリウム・アウリムコスム(Corynebacterium aurimucosum)、コリネバクテリウム・オーリス(Corynebacterium auris)、コリネバクテリウム・ボビス(Corynebacterium bovis)、コリネバクテリウム・コンフサム(Corynebacterium confusum)、コリネバクテリウム・シスタイティディス(Corynebacterium cystitidis)、コリネバクテリウム・ジフテリア(Corynebacterium diphtheria)、コリネバクテリウム・フレネイ(Corynebacterium freneyi)、コリネバクテリウム・グルクロノリティカム(Corynebacterium glucuronolyticum)、コリネバクテリウム・ジェイケイウム(Corynebacterium jeikeium)、コリネバクテリウム・クロッペンステッティイ(Corynebacterium kroppenstedtii)、コリネバクテリウム・クツシェリ(Corynebacterium kutscheri)、コリネバクテリウム・リポフィロフラバム(Corynebacterium lipophiloflavum)、コリネバクテリウム・マクギンレイ(Corynebacterium macginleyi)、コリネバクテリウム・マトルコティイ(Corynebacterium matruchotii)、コリネバクテリウム・ミヌティシマム(Corynebacterium minutissimum)(orynebacterium minutissimum)、コリネバクテリウム・ピロサム(Corynebacterium pilosum)、コリネバクテリウム・プロピンクム(Corynebacterium propinquum)、偽ジフテリア菌(Corynebacterium pseudodiphtheriticum)、コリネバクテリウム・シュードツベルクロシス(Corynebacterium pseudotuberculosis)、コリネバクテリウム・レナレ(Corynebacterium renale)、コリネバクテリウム・リエゲリイ(Corynebacterium riegelii)、コリネバクテリウム・シミュランス(Corynebacterium simulans)、コリネバクテリウム・ストリアツム(Corynebacterium striatum)、コリネバクテリウム・スンドスバレンス(Corynebacterium sundsvallense)、コリネバクテリウム・ソムセニイ(Corynebacterium thomssenii)、コリネバクテリウム・ツベルクロステアリカム(Corynebacterium tuberculostearicum)(Corynebacterium tuberculostearum)、コリネバクテリウム・アルセランス(Corynebacterium ulcerans)、コリネバクテリウム・ウレアリティカム(Corynebacterium urealyticum)、コリネバクテリウム・ゼローシス(Corynebacterium xerosis)、クロシエラ・エクイ(Crossiella equi)、デルマバクター(Dermabacter)、デルマトフィルス・コンゴレンセ(Dermatophilus congolense)、デルマトフィルス・コンゴレンシス(Dermatophilus congolensis)、エガセラ・ブラキ(Eggerthella brachy)、エガセラ・ホンコンジェンシス(Eggerthella hongkongensis)、エガセラ・インフィルムム(Eggerthella infirmum)、エガセラ・レンタ(Eggerthella lenta)、エガセラ・ミヌタム(Eggerthella minutum)、エガセラ・ノダタム(Eggerthella nodatum)、エガセラ・サフェヌム(Eggerthella saphenum)、エガセラ・シネンシス(Eggerthella sinensis)、エガセラ・スルシ(Eggerthella sulci)、エガセラ・テヌエ(Eggerthella tenue)、エガセラ(Eggerthella)、エンテロコッカス・アビウム(Enterococcus avium)、エンテロコッカス・ボービス(Enterococcus bovis)、エンテロコッカス・カセリフラブス(Enterococcus casseliflavus)/フラベッセンス(flavescens)、エンテロコッカス・セコルム(Enterococcus cecorum)、エンテロコッカス・ディスパー(Enterococcus dispar)、エンテロコッカス・デュランス(Enterococcus durans)、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、エンテロコッカス・ガリナルム(Enterococcus gallinarum)、エンテロコッカス・ギルブス(Enterococcus gilvus)、エンテロコッカス・ヒラエ(Enterococcus hirae)、エンテロコッカス・イタリクス(Enterococcus italicus)、エンテロコッカス・マロドーラツス(Enterococcus malodoratus)、エンテロコッカス・ムンチイ(Enterococcus mundtii)、エンテロコッカス・パレンス(Enterococcus pallens)、エンテロコッカス・シュードアビウム(Enterococcus pseudoavium)、エンテロコッカス・ラフィノーサス(Enterococcus raffinosus)、エンテロコッカス・サングイニコラ(Enterococcus sanguinicola)、腸球菌(Enterococcus)種、ブタ丹毒菌(Erysipelothrix rhusiopathiae)、ユウバクテリウム(Eubacterium)、フィリファクター・アロキス(Filifactor alocis)、フィネゴルディア・マグナ(Finegoldia magna)、ガリコーラ・バーネサエ(Gallicola barnesae)、ゲメラ・アサッカロリティカ(Gemella asaccharolytica)、ゲメラ・バーゲリ(Gemella bergeri)、ゲメラ・クニクリ(Gemella cuniculi)、ゲメラ・ヘモリサンス(Gemella haemolysans)、ゲメラ・モルビロルム(Gemella morbillorum)、ゲメラ・パラティカニス(Gemella palaticanis)、ゲメラ・サングイニス(Gemella sanguinis)、ゴルドニア(Gordonia)種、グラニュリカテラ・アディアセンス(Granulicatella adiacens)、グラニュリカテラ・エレガンス(Granulicatella elegans)、グラニュリカテラ・パラ−アディアセンス(Granulicatella para-adiacens)、キトコッカス・シュロエテリ(Kytococcus schroeteri)、ラクトバチルス・アシドフィラス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、
    ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス・イナース(Lactobacillus iners)、ラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス(Lactobacillus)種、ラクトバチルス・アルチュネンシス(Lactobacillus ultunensis)、レイフソニア・アクアティカ(Leifsonia aquatica)(Leifsonia aquatic)、ロイコノストック・シトレウム(Leuconostoc citreum)、ロイコノストック・ラクティス(Leuconostoc lactis)、ロイコノストック・メセンテロイデス(Leuconostoc mesenteroides)、ロイコノストック・パラメセンテロイデス(Leuconostoc paramesenteroides)、ロイコノストック・シュードメセンテロイデス(Leuconostoc pseudomesenteroides)、リステリア・グレイー(Listeria grayi)、リステリア・イノキュア(Listeria innocua)、リステリア・イバノビイ(Listeria ivanovii)、リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)、リステリア・シーリジェリー(Listeria seeligeri)、リステリア・ウェルシメリー(Listeria welshimeri)、ミクロバクテリウム(Microbacterium)、モビルンカス・クルティシイ(Mobiluncus curtisii)、モビルンカス・ムリエリス(Mobiluncus mulieris)、モビルンカス(Mobiluncus)種、モギバクテリウム・チミダム(Mogibacterium timidum)、モギバクテリウム・ベスカム(Mogibacterium vescum)、モリエラ・インドリゲネス(Moryella indoligenes)、マイコバクテリウム・セネガレンス(Mycobacterium senegalense)、マイコバクテリウム・アブセサス(Mycobacterium abscessus)、マイコバクテリウム・アフリカナム(Mycobacterium africanum)、マイコバクテリウム・アルペンセ(Mycobacterium arupense)、マイコバクテリウム・アジアティカム(Mycobacterium asiaticum)、マイコバクテリウム・オーバネンス(Mycobacterium aubagnense)、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(Mycobacterium avium complex)、マイコバクテリウム・アビウム亜種パラツベルクローシス(Mycobacterium avium subsp paratuberculosis)、マイコバクテリウム・アビウム(Mycobacterium avium)、マイコバクテリウム・ボルレティイ(Mycobacterium bolletii)、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)、マイコバクテリウム・ブランデリ(Mycobacterium branderi)、マイコバクテリウム・カネッティ(Mycobacterium canettii)、マイコバクテリウム・カプラエ(Mycobacterium caprae)、マイコバクテリウム・セラータム(Mycobacterium celatum)、マイコバクテリウム・ケロナエ(Mycobacterium chelonae)、マイコバクテリウム・チマエラ(Mycobacterium chimaera)、マイコバクテリウム・コロンビエンス(Mycobacterium colombiense)、マイコバクテリウム・コンセプショネンス(Mycobacterium conceptionense)、マイコバクテリウム・コンスピキュウム(Mycobacterium conspicuum)、マイコバクテリウム・エレファンティス(Mycobacterium elephantis)、マイコバクテリウム・ファルシノゲネス(Mycobacterium farcinogenes)、マイコバクテリウム・フロレンティナム(Mycobacterium florentinum)、マイコバクテリウム・フォルトゥイタム(Mycobacterium fortuitum)群、マイコバクテリウム・ゲナベンス(Mycobacterium genavense)、マイコバクテリウム・グッディイ(Mycobacterium goodii)、マイコバクテリウム・ヘモフィルム(Mycobacterium haemophilum)、マイコバクテリウム・ヘッケスホルネンス(Mycobacterium heckeshornense)、イコバクテリウム・ハイデルベルゲンス(Mycobacterium heidelbergense)、マイコバクテリウム・ヒューストネンス(Mycobacterium houstonense)、マイコバクテリウム・イムノゲナム(Mycobacterium immunogenum)、マイコバクテリウム・インタージェクタム(Mycobacterium interjectum)、マイコバクテリウム・イントラセルラーレ(Mycobacterium intracellulare)、マイコバクテリウム・カンサシイ(Mycobacterium kansasii)、マイコバクテリウム・ラクス(Mycobacterium lacus)、マイコバクテリウム・レンティフラバム(Mycobacterium lentiflavum)、らい菌(Mycobacterium leprae)、マイコバクテリウム・レプラエムリウム(Mycobacterium lepraemurium)、マイコバクテリウム・マジェリテンス(Mycobacterium mageritense)、マイコバクテリウム・マルモエンス(Mycobacterium malmoense)、マイコバクテリウム・マリナム(Mycobacterium marinum)、マイコバクテリウム・マッシリエンス(Mycobacterium massiliense)、マイコバクテリウム・ミクロティ(Mycobacterium microti)、マイコバクテリウム・モンテフィオレンス(Mycobacterium montefiorense)(ウナギ)、マイコバクテリウム・モナセンス(Mycobacterium monacense)(Mycobacterium moracense)、マイコバクテリウム・ムコゲニカム(Mycobacterium mucogenicum)、マイコバクテリウム・ネブラスケンス(Mycobacterium nebraskense)、マイコバクテリウム・ネオオーラム(Mycobacterium neoaurum)、マイコバクテリウム・ノボカストレンス(Mycobacterium novocastrense)、マイコバクテリウム・パルストレ(Mycobacterium palustre)、マイコバクテリウム・パラツベルクローシス(Mycobacterium paratuberculosis)(ヨーネ病)、
    マイコバクテリウム・パルメンス(Mycobacterium parmense)、マイコバクテリウム・フレイ(Mycobacterium phlei)、マイコバクテリウム・フォカイクム(Mycobacterium phocaicum)、マイコバクテリウム・ピニペディイ(Mycobacterium pinnipedii)、マイコバクテリウム・ポルシナム(Mycobacterium porcinum)、マイコバクテリウム・シュードショットシイ(Mycobacterium pseudoshottsii)(魚)、マイコバクテリウム・シュードツベルクロシス(Mycobacterium pseudotuberculosis)、マイコバクテリウム・サスカチェワネンス(Mycobacterium saskatchewanense)、マイコバクテリウム・スクロフラセウム(Mycobacterium scrofulaceum)、マイコバクテリウム・セヌエンス(Mycobacterium senuense)、マイコバクテリウム・セプティカム(Mycobacterium septicum)、マイコバクテリウム・シミアエ(Mycobacterium simiae)、マイコバクテリウム・スメグマティス(Mycobacterium smegmatis)、マイコバクテリウム(Mycobacterium)種、マイコバクテリウム・ツルガイ(Mycobacterium szulgai)、マイコバクテリウム・テラエ/クロゲニカムコンプレックス(Mycobacterium terrae/chromogenicum complex)、マイコバクテリウム・トリプレックス(Mycobacterium triplex)、ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、マイコバクテリウム・トゥシアエ(Mycobacterium tusciae)、マイコバクテリウム・アルセランス(Mycobacterium ulcerans)、マイコバクテリウム・ウォリンスキイ(Mycobacterium wolinskyi)、マイコバクテリウム・ゼノピ(Mycobacterium xenopi)、マイコバクテリウム、ノカルディア・アステロイデス(Nocardia asteroides)、ノカルディア・ブラジリエンシス(Nocardia brasiliensis)、ノカルディア・ファルシニカ(Nocardia farcinica)、ノカルディア・ノヴァ(Nocardia nova)、カルディア・オタイティディスカビアラム(Nocardia otitidiscaviarum)、ノカルディア(Nocardia)種、ノカルディア・トランスバレンシス(Nocardia transvalensis)、オエルスコビア(Oerskovia)、オルセネラ・オーラル(Olsenella oral)種、オルセネラ・プロフューザ(Olsenella profusa)(Olsenella profuse)、オルセネラ・ウリ(Olsenella uli)、オリバクテリウム・シナス(Oribacterium sinus)、パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)、パルビモナス・ミクラ(Parvimonas micra)、ペディオコッカス(Pediococcus)、ペプトコッカス・インドリカス(Peptococcus indolicus)、ペプトコッカス・ニガー(Peptococcus niger)、ペプトニフィラス・アサッカロリチカス(Peptoniphilus asaccharolyticus)、ペプトニフィラス・ゴルバキイ(Peptoniphilus gorbachii)、ペプトニフィラス・ハレイ(Peptoniphilus harei)、ペプトニフィラス・インドリカス(Peptoniphilus indolicus)、ペプトニフィラス・イボリイ(Peptoniphilus ivorii)、ペプトニフィラス・ラクリモリス(Peptoniphilus lacrimalis)、ペプトニフィラス・オルセニイ(Peptoniphilus olsenii)、ペプトストレプトコッカス・アナエロビウス(Peptostreptococcus anaerobius)、ペプトストレプトコッカス・ストマティス(Peptostreptococcus stomatis)、プロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)、プロピオニバクテリウム・グラヌローサム(Propionibacterium granulosum)、プロピオニバクテリウム・プロピオニカム(Propionibacterium propionicum)、プロピオニバクテリウム(Propionibacterium)、シュードラミバクター・アラクトリティクス(Pseudoramibacter alactolyticus)、ロドコッカス・エクイ(Rhodococcus equi)、ロドコッカス・エリスロポリス(Rhodococcus erythropolis)、ロドコッカス・ファシアンス(Rhodococcus fascians)(Rhodococcus fasciens)、ロドコッカス・ロドクラウス(Rhodococcus rhodochrous)、ロシア(Rothia)、ルミノコッカス・プロダクタス(Ruminococcus productus)、スラッキア・エキシグア(Slackia exigua)、スラッキア・ヘリオトリニレデューセンス(Slackia heliotrinireducens)、ソロバクテリウム・ムーレイ(Solobacterium moorei)、スタフィロコッカス・アーレッタエ(Staphylococcus arlettae)、黄色ブドウ球菌亜種アナエロビウス(Staphylococcus aureus subsp. anaerobius)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、スタフィロコッカス・アウリクラーリス(Staphylococcus auricularis)、スタフィロコッカス・カピティス亜種カピティス(Staphylococcus capitis subsp. capitis)、スタフィロコッカス・カピティス亜種ウレアリティカス(Staphylococcus capitis subsp. urealyticus)、スタフィロコッカス・カピティス(Staphylococcus capitis)、スタフィロコッカス・カプラエ(Staphylococcus caprae)、
    スタフィロコッカス・カルノーサス(Staphylococcus carnosus)、スタフィロコッカス・カセオリティカス(Staphylococcus caseolyticus)、スタフィロコッカス・クロモゲネス(Staphylococcus chromogenes)、スタフィロコッカス・コーニイ亜種コーニイ(Staphylococcus cohnii subsp. cohnii)、スタフィロコッカス・コーニイ亜種ウレアリティカス(Staphylococcus cohnii subsp. urealyticus)、スタフィロコッカス・コーニイ(Staphylococcus cohnii)、スタフィロコッカス・コンディメンティ(Staphylococcus condimenti)、スタフィロコッカス・デルフィニ(Staphylococcus delphini)、スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis)、スタフィロコッカス・エクオルム(Staphylococcus equorum)、スタフィロコッカス・フェリス(Staphylococcus felis)、スタフィロコッカス・フレウレッティイ(Staphylococcus fleurettii)、スタフィロコッカス・ガリナルム(Staphylococcus gallinarum)、スタフィロコッカス・ヘモリティカス(Staphylococcus haemolyticus)、スタフィロコッカス・ホミニス(Staphylococcus hominis)、スタフィロコッカス・ヒイカス(Staphylococcus hyicus)、スタフィロコッカス・インターメディウス(Staphylococcus intermedius)、スタフィロコッカス・クルーシイ(Staphylococcus kloosii)、スタフィロコッカス・レンタス(Staphylococcus lentus)、スタフィロコッカス・ルグドゥネンシス(Staphylococcus lugdunensis)、スタフィロコッカス・ルトラエ(Staphylococcus lutrae)、スタフィロコッカス・ムスカエ(Staphylococcus muscae)、スタフィロコッカス・ネパレンシス(Staphylococcus nepalensis)、スタフィロコッカス・パステウリ(Staphylococcus pasteuri)、スタフィロコッカス・ペッテンコフェリ(Staphylococcus pettenkoferi)、スタフィロコッカス・ピスシフェルメンタンス(Staphylococcus piscifermentans)、スタフィロコッカス・シュードインターメディウス(Staphylococcus pseudintermedius)、スタフィロコッカス・プルベレリー(Staphylococcus pulvereri)、スタフィロコッカス・サッカロリティカス(Staphylococcus saccharolyticus)、スタフィロコッカス・サプロフィティカス(Staphylococcus saprophyticus)、スタフィロコッカス・シュライフェリ亜種コアグランス(Staphylococcus schleiferi subsp. coagulans)、スタフィロコッカス・シュライフェリ(Staphylococcus schleiferi)、スタフィロコッカス・シウリ(Staphylococcus sciuri)、スタフィロコッカス・シミアエ(Staphylococcus simiae)、スタフィロコッカス・シミュランス(Staphylococcus simulans)、ブドウ球菌(Staphylococcus)種、スタフィロコッカス・サクシヌス(Staphylococcus succinus)、スタフィロコッカス・ビツリヌス(Staphylococcus vitulinus)、スタフィロコッカス・ワーネリ(Staphylococcus warneri)、スタフィロコッカス・キシローサス(Staphylococcus xylosus)、スタフィロコッカス・ビツリヌス、ストマトコッカス・ムシラギノサス(Stomatococcus mucilaginosus)(ロシア・ムシラジノーサ(Rothia mucilaginosa)と再分類された)、ストレプトコッカス・アガラクチアエ(Streptococcus agalactiae)、ストレプトコッカス・アンギノーサス(Streptococcus anginosus)種群(ストレプトコッカス・インターメディウス(Streptococcus intermedius)、ストレプトコッカス・コンステラタス(Streptococcus constellatus)、及びストレプトコッカス・アンギノーサス、ストレプトコッカス・ボビス(Streptococcus bovis)種群(S.ガロリティカス亜種ガロリティカス(S. gallolyticus subsp. gallolyticus)(以前にS.ボビス(S. bovis)生物型I)、ストレプトコッカス・ボビス、ストレプトコッカス・カニス(Streptococcus canis)、ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ亜種ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgalactiae subsp. dysgalactiae)、S.エクイ亜種エクイ(S. equi subsp. equi)、S.エクイ亜種ズーエピデミカス(S. equi subsp. zooepidemicus)、S.ポルシナス(S. porcinus)、S.カニス(S. canis)、ブタ連鎖球菌(S. suis)、S.イニアエ(S. iniae))、ストレプトコッカス・ディスガテクティアエ亜種エクイシミリス(Streptococcus dysgalactiae subsp. equisimilis)、ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgalactiae)、ストレプトコッカス・エクイ(Streptococcus equi)(ストレプトコッカス・エクイ亜種エクイ(Streptococcus equi subsp equi))、
    ストレプトコッカス・エクイ亜種ズーエピデミカス(Streptococcus equi subsp. zooepidemicus)、ストレプトコッカス・エクイ、ストレプトコッカス・エクイナス(Streptococcus equinus)、ストレプトコッカス・エクイシミリス(Streptococcus equisimilis)(ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ亜種エクイシミリス)、ストレプトコッカス・ガロリティカス亜種パスツーリアヌス(Streptococcus gallolyticus subsp. pasteurianus)(以前にS.ボビス(S. bovis)生物型II/2)、ストレプトコッカス・インファンタリウス亜種インファンタリウス(Streptococcus infantarius subsp infantarius)、ストレプトコッカス・ルテティエンシス(Streptococcus lutetiensis)(以前にS.ボビス(S. bovis)生物型II/1)、ストレプトコッカス・ミティス(Streptococcus mitis)種群(S.クリスタタス(S. cristatus)、S.インファンティス(S. infantis)、S.ミティス(S. mitis)、S.オラリス(S. oralis)、S.ペロリス(S. peroris)、S.オリスラッティ(S. orisratti)、及びストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)種群(S.クリセタス(S. cricetus)、S.ダウネイ(S. downei)、S.フェルス(S. ferus)、S.ハイオバギナーリス(S. hyovaginalis)、S.マカカエ(S. macacae)、S.ミュータンス(S. mutans)、S.ラッティ(S. ratti)、S.ソブリナス(S. sobrinus)、サングイニス(Sanguinis)群、S.ゴルドニイ(S. gordonii)、S.パラサングイニス(S. parasanguinis)、S.サングイニス(S. sanguinis))、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)、ストレプトコッカス・ポルシナス(Streptococcus porcinus)、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコッカス・サリバリウス(Streptococcus salivarius)種群(S.アラクトリティカス(S. alactolyticus)、S.ハイオインテスティナリス(S. hyointestinalis)、S.インファンタリウス(S. infantarius)、S.サリバリウス(S. salivarius)、S.サーモフィラス(S. thermophilus)、S.ベスティブラリス(S. vestibularis))、連鎖球菌種、ブタ連鎖球菌(Streptococcus suis)、ストレプトコッカス・ユベリス(Streptococcus uberis)、ストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus zooepidemicus)ストレプトコッカス・エクイ亜種ズーエピデミカス、ストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus zooepidemicus)、トルエペレラ・アボルティスイス(Trueperella abortisuis)、トルエペレラ・ベルナルディアエ(Trueperella bernardiae)、トルエペレラ・ビアロウィエゼンシス(Trueperella bialowiezensis)、トルエペレラ・ボナシ(Trueperella bonasi)、トルエペレラ・ピオゲネス(Trueperella pyogenes)(アルカノバクテリウム・ピオゲネス)、ツカムレラ(Tsukamurella)種、ツリセラ(Turicella)、及びツリシバクター・サングイニス(Turicibacter sanguinis)(Turicibacter sanguine)を含む群から選択される請求項4に記載の方法。
  6. 前記細菌作用物質が、黄色ブドウ球菌、スタフィロコッカス・シュードインターメディウス、肺炎連鎖球菌、化膿連鎖球菌、ストレプトコッカス・アガラクチアエ、エンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェカリス、及びクロストリジウム・ディフィシルを含む群から選択される請求項5に記載の方法。
  7. 前記細菌作用物質が、グラム陰性である請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記細菌作用物質が、アセトバクテラセアエ(Acetobacteraceae):− ロゼオモナス・サービカリス(Roseomonas cervicalis);ロゼオモナス・ファウリアエ(Roseomonas fauriae);ロゼオモナス・ジラーディイ(Roseomonas gilardii).−− アエロモナダセアエ(Aeromonadaceae):− アエロモナス・アロサッカロフィラ(Aeromonas allosaccharophila);アエロモナス・アクアリオルム(Aeromonas aquariorum);アエロモナス・カビアエ(Aeromonas caviae);アエロモナス・ヒドロフィラ(Aeromonas hydrophila)(及び亜種);アエロモナス・サルモニシダ(Aeromonas salmonicida);アエロモナス・シュベルティイ(Aeromonas schubertii)(Aeromonas shubertii);アエロモナス・ベロニイ次亜種ソブリア(Aeromonas veronii biovar sobria)(アエロモナス・ソブリア(Aeromonas sobria)).−− アルカリゲナセアエ(Alcaligenaceae):− アクロモバクター・キシロソキシダンス(Achromobacter xylosoxidans);アルカリゲネス・フェーカリス(Alcaligenes faecalis);ボルデテラ・アンソルピイ(Bordetella ansorpii);ボルデテラ・アビウム(Bordetella avium);ボルデテラ・ブロンキセプチカ(Bordetella bronchiseptica);ボルデテラ・ヒンジイ(Bordetella hinzii);ボルデテラ・ホルメシイ(Bordetella holmesii);パラ百日咳菌(Bordetella parapertussis);百日咳菌(Bordetella pertussis);ボルデテラ・ペツリイ(Bordetella petrii);ボルデテラ・トレマツム(Bordetella trematum);オリゲラ・ウレオリティカ(Oligella ureolytica);オリゲラ・ウレスラリス(Oligella urethralis).−− アナプラズマ科(Anaplasmataceae):− アナプラズマ・ファゴサイトフィルム(Anaplasma phagocytophilum);アナプラズマ・プラチス(Anaplasma platys);アナプラズマ・ボビス(Anaplasma bovis);アナプラズマ・センツラレ(Anaplasma centrale);アナプラズマ・マーギナレ(Anaplasma marginale);アナプラズマ・オドコイレイ(Anaplasma odocoilei);アナプラズマ・オビス(Anaplasma ovis);エールリキア・カニス(Ehrlichia canis);エールリキア・シャフィンシス(Ehrlichia chaffeensis);エールリキア・エウィンギイ(Ehrlichia ewingii);エールリキア・ムリス(Ehrlichia muris);エールリキア・オビナ(Ehrlichia ovina);エールリキア・ルミナンティウム(Ehrlichia ruminantium);ネオエールリキア・ロトリス(Neoehrlichia lotoris);ネオエールリキア・ミクレンシス(Neoehrlichia mikurensis);ネオリケッチア・ヘルミンソエカ(Neorickettsia helminthoeca);ネオリケッチア・リスティシイ(Neorickettsia risticii);ネオリケッチア・センネツ(Neorickettsia sennetsu);ウォルバキア・ピピエンティス(Wolbachia pipientis).−− アルマティモナダセアエ(Armatimonadaceae):− アルマティモナス・ロセア(Armatimonas rosea).−− バクテロイダセアエ(Bacteroidaceae):− バクテロイデス・フォーサイス(Bacteroides forsythus);バクテロイデス・フラギリス(Bacteroides fragilis);バクテロイデス・メラニノジェニクス(Bacteroides melaninogenicus);バクテロイデス・ルベル(Bacteroides ruber);バクテロイデス・ウレオリティカス(Bacteroides ureolyticus)(Bacteroides urealtyicus).−− バルトネラセアエ(Bartonellaceae):− バルトネラ・アルサティカ(Bartonella alsatica);バルトネラ・オーストラリス(Bartonella australis);バルトネラ・バシリフォルミス(Bartonella bacilliformis);バルトネラ・バートレシイ(Bartonella birtlesii);バルトネラ・ボービス(Bartonella bovis);バルトネラ・カプレオリ(Bartonella capreoli);バルトネラ・コメリイ(Bartonella chomelii);バルトネラ・クラリゲイアエ(Bartonella clarridgeiae);バルトネラ・ドシアエ(Bartonella doshiae);バルトネラ・エリザベサエ(Bartonella elizabethae);バルトネラ・グラハミイ(Bartonella grahamii);バルトネラ・ヘンセラエ(Bartonella henselae);バルトネラ・コエレラエ(Bartonella koehlerae);バルトネラ・ペロミシ(Bartonella peromysci);バルトネラ・ホセエンシス(Bartonella phoceensis);バルトネラ・クインタナ(Bartonella quintana);バルトネラ・ラッチマッシリエンシス(Bartonella rattimassiliensis);バルトネラ・ロカリマエ(Bartonella rochalimae);バルトネラ・シェーンブヘンシス(Bartonella schoenbuchensis);バルトネラ・タルパエ(Bartonella talpae);バルトネラ・タミアエ(Bartonella tamiae);バルトネラ・タイロリイ(Bartonella taylorii);バルトネラ・トリボコルム(Bartonella tribocorum);バルトネラ・ビンソニイ亜種バーコフィー(Bartonella vinsonii subsp. berkhoffii);バルトネラ・ビンソニイ亜種アルペンシス(Bartonella vinsonii subsp. arupensis);バルトネラ・ビンソニイ亜種ビンソニイ(Bartonella vinsonii subsp. vinsonii).−− ブデロビブリオナセアエ(Bdellovibrionaceae):− ブデロビブリオ(Bdellovibrio)種.−− ブラキスピラ科:− ブラキスピラ・ハンプソニイ(Brachyspira hampsonii)、ブラキスピラ・ハイオディセンテリアエ(Brachyspira hyodysenteriae)、ブラキスピラ・ムルドチイ(Brachyspira murdochii)、ブラキスピラ・ピロシコリ(Brachyspira pilosicoli)を含むブラキスピラ(Brachyspira)種.−− ブルセラ科(Brucellaceae):− ブルセラ・アボルタス(Brucella abortus);ブルセラ・カニス(Brucella canis);ブルセラ・セティ(Brucella ceti);ブルセラ・メリテンシス(Brucella melitensis);ブルセラ・オビス(Brucella ovis);ブルセラ・ピンニペジアリス(Brucella pinnipedialis);ブルセラ・スイス(Brucella suis);オクロバクトラム・アンスロピ(Ochrobactrum anthropi);オクロバクトラム・インターメディウム(Ochrobactrum intermedium).−− バークホルデリア科(Burkholderiaceae):− バークホルデリア・アルボリス(Burkholderia arboris)(Burkholderia aboris);バークホルデリア・アムビファリア(Burkholderia ambifaria)(遺伝子型VII);バークホルデリア・アンシナ(Burkholderia anthina)(遺伝子型VIII);バークホルデリア・セノセファシア(Burkholderia cenocepacia)(遺伝子型III);バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(遺伝子型I);バークホルデリア・ジフサ(Burkholderia diffusa);バークホルデリア・ドロサ(Burkholderia dolosa)(遺伝子型VI);バークホルデリア・ラテンス(Burkholderia latens);バークホルデリア・マレイ(Burkholderia mallei);バークホルデリア・メタリカ(Burkholderia metallica);バークホルデリア・マルティボランス(Burkholderia multivorans)(遺伝子型II);バークホルデリア・シュードマレイ(Burkholderia pseudomallei);バークホルデリア・ピロシニア(Burkholderia pyrrocinia)(遺伝子型IX);バークホルデリア・セミナリス(Burkholderia seminalis);バークホルデリア・スタビリス(Burkholderia stabilis)(遺伝子型IV);バークホルデリア・ユボネンシス(Burkholderia ubonensis)(遺伝子型X);バークホルデリア・ベトナミエンシス(Burkholderia vietnamiensis)(遺伝子型V);キュープリアビダス・パウクルス(Cupriavidus pauculus);キュープリアビダス・ギラルディイ(Cupriavidus gilardii);ラルストニア・ピケッティイ(Ralstonia pickettii);ラルストニア・マンニトリリティカ(Ralstonia mannitolilytica);スファエロティルス・ヒッペイ(Sphaerotilus hippei);スファエロティルス・モンタヌス(Sphaerotilus montanus);スファエロティルス・ナタンス(Sphaerotilus natans).−− カンピロバクテラセアエ(Campylobacteraceae):−アルコバクター・スキロイイ(Arcobacter skirrowii)を含むアルコバクター(Arcobacter)種;カンピロバクター・コリ(Campylobacter coli);カンピロバクター・コンシサス(Campylobacter concisus);カンピロバクター・カーブス(Campylobacter curvus);カンピロバクター・フェタス(Campylobacter fetus);カンピロバクター・グラシリス(Campylobacter gracilis);カンピロバクター・ヘルベティカス(Campylobacter helveticus);カンピロバクター・ホミニス(Campylobacter hominis);カンピロバクター・ハイオインテスティナリス(Campylobacter hyointestinalis);カンピロバクター・インスラエニグラエ(Campylobacter insulaenigrae);カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni);カンピロバクター・ラニエナエ(Campylobacter lanienae);カンピロバクター・ラリ(Campylobacter lari);カンピロバクター・ラリディス(Campylobacter laridis);カンピロバクター・ムコサリス(Campylobacter mucosalis);カンピロバクター・レクタス(Campylobacter rectus);カンピロバククー・ショウアエ(Campylobacter showae);カンピロバクター・スプトルム(Campylobacter sputorum);カンピロバクター・ウプサリエンシス(Campylobacter upsaliensis).−− カンジダタス(Candidatus):− ピシクラミジア・サルモニス(Piscichlamydia salmonis).−− カーディオバクテリアセアエ(Cardiobacteriaceae):− カーディオバクテリウム・ホミニス(Cardiobacterium hominis);カーディオバクテリウム・バルバルム(Cardiobacterium valvarum);ディケロバクター・ノドサス(Dichelobacter nodosus).−− クラミジア科(Chlamydiaceae):− クラミジア・アビウム(Chlamydia avium)、クラミジア・ガリナセア(Chlamydia gallinacea)、クラミジア・ムリダルム(Chlamydia muridarum)、クラミジア・スイス(Chlamydia suis)、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)を含むクラミジア(Chlamydia)種;クラミドフィラ・ニューモニアエ(Chlamydophila pneumoniae)、クラミドフィラ・ペコルム(Chlamydophila pecorum)、クラミドフィラ・シタッシ(Chlamydophila psittaci)、クラミドフィラ・アボルタス(Chlamydophila abortus)、クラミドフィラ・カビアエ(Chlamydophila caviae)、及びクラミドフィラ・フェリス(Chlamydophila felis)を含むクラミドフィラ(Chlamydophila)種.−− クトノモナダセアエ(Chthonomonadaceae):− クトノモナス・カリディロセア(Chthonomonas calidirosea).−− コマモナス科(Comamonadaceae):− コマモナス・テストステロニ(Comamonas testosteroni);ベルミネフロバクター(Verminephrobacter)種.−− コクシエラ科(Coxiellaceae):− コクシエラ・バーネッティイ(Coxiella burnetii).−− サイトファーガ科(Cytophagaceae):− サイトファーガ・コルムナリス(Cytophaga columnaris);サイトファーガ・ハッチンソニイ(Cytophaga hutchinsonii);フレキシバクター・エキニシダ(Flexibacter echinicida);
    フレキシバクター・エレガンス(Flexibacter elegans);フレキシバクター・フレキシリス(Flexibacter flexilis);フレキシバクター・リトラリス(Flexibacter litoralis);フレキシバクター・ポリモーフス(Flexibacter polymorphus);フレキシバクター・ロゼオルス(Flexibacter roseolus);フレキシバクター・ルベー(Flexibacter ruber).−− デスルフォビブリオ科(Desulfovibrionaceae):− ビロフィラ・ワーズワーシア(Bilophila wadsworthia);ローソニア・イントラセルラリス(Lawsonia intracellularis).−− 腸内細菌科(Enterobacteriaceae):− セデセア・ダヴィスアエ(Cedecea davisae);セデセア・ラパゲイ(Cedecea lapagei);セデセア・ネテリ(Cedecea neteri);アマロナティカス(amalonaticus);サイトロバクター・ディバーサス(Citrobacter diversus);サイトロバクター・フレウンディイ(Citrobacter freundii);サイトロバクター・コセリ(Citrobacter koseri);クロノバクター・コンディメンティ(Cronobacter condimenti);クロノバクター・デュブリネンシス(Cronobacter dublinensis);クロノバクター・ヘルベティカス(Cronobacter helveticus);クロノバクター・マロナティカス(Cronobacter malonaticus);クロノバクター・ムイトジェンシイ(Cronobacter muytjensii);クロノバクター・プルベリス(Cronobacter pulveris);クロノバクター・サカザキイ(Cronobacter sakazakii);クロノバクター・ツリセンシス(Cronobacter turicensis);クロノバクター・ユニバーサリス(Cronobacter universalis);クロノバクター・ズリケンシス(Cronobacter zurichensis);エドワージエラ・イクタルリ(Edwardsiella ictaluri);エドワージエラ・タルダ(Edwardsiella tarda);エンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes);エンテロバクター・アグロメランス(Enterobacter agglomerans);エンテロバクター・クロアカエ(Enterobacter cloacae);エンテロバクター・コワニイ(Enterobacter cowanii);エシェリキア・アルベルティイ(Escherichia albertii);AIEC=接着性侵襲性大腸菌(E. coli)、EaggEC=腸管凝集性大腸菌;EHEC=腸管出血性大腸菌;EIEC=腸管組織侵入性大腸菌;EPEC=腸管病原性大腸菌;ETEC=腸内毒素原性大腸菌;ExPEC=腸外病原性大腸菌、NMEC=新生児髄膜炎大腸菌、NTEC=壊死性毒素産生性大腸菌、UPEC=尿路疾患性大腸菌を含む大腸菌(Escherichia coli);エシェリキア・ファグソニイ(Escherichia fergusonii);エウィンゲラ・アメリカナ(Ewingella americana);ハフニア・アルベイ(Hafnia alvei);ハフニア・パラルベイ(Hafnia paralvei);クレブシエラ・グラニュロマティス(Klebsiella granulomatis);クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca);肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae);クライベラ・アスコルバータ(Kluyvera ascorbata);クライベラ・クリオクレッセンス(Kluyvera cryocrescens);モーガネラ・モーガニイ(Morganella morganii);パントエア(Pantoea)(以前にエンテロバクター(Enterobacter))・アグロメランス(agglomerans);フォトラブダス・アシンビオティカ(Photorhabdus asymbiotica);プレシオモナス・シゲロイデス(Plesiomonas shigelloides);プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis);プロテウス・ペンネリ(Proteus penneri);プロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris);プロビデンシア・アルカリファシエンス(Providencia alcalifaciens);プロビデンシア・レットゲリ(Providencia rettgeri);プロビデンシア・スチュアーティイ(Providencia stuartii);ラオウルテラ・エレクトリカ(Raoultella electrica);ラオウルテラ・オルニチノリティカ(Raoultella ornithinolytica);ラオウルテラ・プランティコーラ(Raoultella planticola);ラオウルテラ・テリジェナ(Raoultella terrigena);サルモネラ・ボンゴリ(Salmonella bongori)、サルモネラ・エンテリカ亜種エンテリカ(Salmonella enterica subspecies enterica)(多くの血清型);セラチア・リクファシエンス(Serratia liquefaciens)(Serratia liquifaciens);セラチア・マルセッセンス(Serratia marcescens)(Serratia marcesans);シゲラ・ボイディイ(Shigella boydii);シゲラ・ディセンテリアエ(Shigella dysenteriae);シゲラ・フレクスネリ(Shigella flexneri);シゲラ・ソンネイ(Shigella sonnei);エルシニア・エンテロコリティカ(Yersinia enterocolitica);ペスト菌(Yersinia pestis);エルシニア・シュードツベルクローシス(Yersinia pseudotuberculosis);エルシニア・ラッケリ(Yersinia ruckeri).−− フィンブリイモナダセアエ(Fimbriimonadaceae):− フィンブリイモナス・ギンセンギソリ(Fimbriimonas ginsengisoli).−− フラボバクテリアセアエ(Flavobacteriaceae):− バージイエラ・ズーヘルカム(Bergeyella zoohelcum);カプノサイトファガ・カニモーサス(Capnocytophaga canimorsus);カプノサイトファガ・シノデグミ(Capnocytophaga cynodegmi);カプノサイトファガ・ジンジバーリス(Capnocytophaga gingivalis);カプノサイトファガ・グラヌロサ(Capnocytophaga granulosa);カプノサイトファガ・ヘモリティカ(Capnocytophaga haemolytica);カプノサイトファガ・リードベッテリ(Capnocytophaga leadbetteri);カプノサイトファガ・オクラセア(Capnocytophaga ochracea);カプノサイトファガ・スプーティゲナ(Capnocytophaga sputigena);クリセオバクテリウム・インドロゲネス(Chryseobacterium indologenes);クリセオバクテリウム・ピシコラ(Chryseobacterium piscicola);エリザベトキンギア・メニンゴセプティカ(Elizabethkingia meningoseptica);フラボバクテリウム・ブランキオフィラム(Flavobacterium branchiophilum);フラボバクテリウム・コルムナーレ(Flavobacterium columnare);フラボバクテリウム・オンコリンキ(Flavobacterium oncorhynchi);フラボバクテリウム・ピスシシダ(Flavobacterium piscicida);フラボバクテリウム・サイクロフィルム(Flavobacterium psychrophilum);ミロイデス・オドラータス(Myroides odoratus);ミロイデス・オドラティミマス(Myroides odoratimimus);オルニソバクテリウム・リノトラケアレ(Ornithobacterium rhinotracheale);リエメレラ・アナティペステイファー(Riemerella anatipestifer);リエメレラ・コロンビーナ(Riemerella columbina);リエメレラ・コルンビファリンギス(Riemerella columbipharyngis);テナチバキュラム・ジセントラルキ(Tenacibaculum dicentrarchi);テナチバキュラム・ディスカラー(Tenacibaculum discolor)(Tenacibaculum discolour);テナチバキュラム・ガライクム(Tenacibaculum gallaicum);テナチバキュラム・マリティマム(Tenacibaculum maritimum);テナチバキュラム・ソレアエ(Tenacibaculum soleae);ウィークセラ・ビローサ(Weeksella virosa).−− フランシセラ科(Francisellaceae):− フランシセラ・ツラレンシス亜種ツラレンシス(Francisella tularensis subsp. tularensis);フランシセラ・ツラレンシス亜種ホラークティカ(Francisella tularensis subsp. holarctica);フランシセラ・ツラレンシス亜種ノビシダ(Francisella tularensis subsp. novicida);フランシセラ・フィロミラギア(Francisella philomiragia);フランシセラ・ノアツネンシス(Francisella noatunensis);フランシセラ・ノアツネンシス亜種オリエンタリス(Francisella noatunensis subsp. orientalis)(フランシセラ・アシアチカ(Francisella asiatica)とも呼ばれる).−− フソバクテリア科(Fusobacteriaceae):− フソバクテリウム・ネクロフォーラム(Fusobacterium necrophorum)、フソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)、フソバクテリウム・ポリモーフム(Fuso-bacterium polymorphum)を含むフソバクテリウム(Fusobacterium)種.−− ヘリコバクター科(Helicobacteraceae):− ヘリコバクター・シナエディ(Helicobacter cinaedi);ヘリコバクター・フェネリアエ(Helicobacter fennelliae);ピロリ菌(Helicobacter pylori).−− レジオネラ科(Legionellaceae):− レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、及びレジオネラ・アニーサ(Legionella anisa);レジオネラ・バーミンガメンシス(Legionella birminghamensis);レジオネラ・ボゼマニイ(Legionella bozemanii)(Legionella bozemannii);レジオネラ・シンシナティエンシス(Legionella cincinnatiensis);レジオネラ・デュモフィイ(Legionella dumoffii);レジオネラ・フィーレイイ(Legionella feeleii);レジオネラ・ゴルマニイ(Legionella gormanii);レジオネラ・ハッケリアエ(Legionella hackeliae);レジオネラ・ジョーダニス(Legionella jordanis);レジオネラ・ランシンゲンシス(Legionella lansingensis);レジオネラ・ロングビーチアエ(Legionella longbeachae);
    タトロキア・マセアケルニイ(Legionella maceachernii);レジオネラ・ミクダデイ(Legionella micdadei);レジオネラ・オークリジェンシス(Legionella oakridgensis);レジオネラ・パリシエンシス(Legionella parisiensis);レジオネラ・セントヘレンシ(Legionella sainthelensi)(Legionella sainthelens);レジオネラ・ツクソネンシス(Legionella tucsonensis)(Legionella tusconensis);レジオネラ・ワズワーシイ(Legionella wadsworthii);レジオネラ・ウォルターシイ(Legionella waltersii)を含む他の種.−− レプトスピラ科(Leptospiraceae):− レプトスピラ・アレクサンデリー(Leptospira alexanderi)(レプトスピラ・アレクサンデリー血清型ヘブドマディス(Leptospira alexanderi serovar Hebdomadis)、レプトスピラ・アレクサンデリー血清型マンハオ3(Leptospira alexanderi serovar Manhao 3)を含む);レプトスピラ・アルストニ(Leptospira alstoni)(レプトスピラ・アルストニ血清型ピングチャング(Leptospira alstoni serovar Pingchang)、レプトスピラ・アルストニ血清型シクアン(Leptospira alstoni serovar Sichuan)を含む);レプトスピラ・ビフレクサ(Leptospira biflexa)(レプトスピラ・ビフレクサ血清型アンコナ(Leptospira biflexa serovar Ancona)、レプトスピラ・ビフレクサ血清型カネラ(Leptospira biflexa serovar Canela)を含む);レプトスピラ・ボルグピータセニイ(Leptospira borgpetersenii)(レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型ハルジョ(Leptospira borgpetersenii serovar Hardjo)、レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型ハルジョ−ボビス(Leptospira borgpetersenii serovar Hardjo-bovis)、レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型ポモナ(Leptospira borgpetersenii serovar Pomona)、レプトスピラ・ボルグピータセニイ血清型タラッソビ(Leptospira borgpetersenii serovar Tarassovi)を含む);レプトスピラ・ブローミイ(Leptospira broomii)(レプトスピラ・ブローミイ(Leptospira broomii)血清型ハーストブリッジを含む);レプトスピラ・ファイネイ(Leptospira fainei)(レプトスピラ・ファイネイ血清型ハーストブリッジ(Leptospira fainei serovar Hurstbridge)を含む);レプトスピラ・イドニイ(Leptospira idonii);レプトスピラ・イナダイ(Leptospira inadai)(レプトスピラ・イナダイ血清型ライム(Leptospira inadai serovar Lyme)、レプトスピラ・イナダイ血清型マラヤ(Leptospira inadai serovar Malaya)を含む);レプトスピラ・インターロガンス(Leptospira interrogans)(レプトスピラ・インターロガンス血清型オーストラリス(Leptospira interrogans serovar Australis)、レプトスピラ・インターロガンス血清型オータムナリス(Leptospira interrogans serovar Autumnalis)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ブラティスラバ(Leptospira interrogans serovar Bratislava)、レプトスピラ・インターロガンス血清型カニコーラ(Leptospira interrogans serovar Canicola)、レプトスピラ・インターロガンス血清型グリポティフォーサ(Leptospira interrogans serovar Grippotyphosa)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ハルジョ(Leptospira interrogans serovar Hardjo)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ハルジョ−ボビス(Leptospira interrogans serovar Hardjo-bovis)、レプトスピラ・インターロガンス血清型イクテロヘモラジア(Leptospira interrogans serovar Icterohaemorrhagiae)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ポモナ(Leptospira interrogans serovar Pomona)、レプトスピラ・インターロガンス血清型ピロゲネス(Leptospira interrogans serovar Pyrogenes)、レプトスピラ・インターロガンス血清型タラッソビ(Leptospira interrogans serovar Tarassovi)を含む);レプトスピラ・カースクネリー(Leptospira kirschneri)(レプトスピラ・カースクネリー血清型ブルガリカ(Leptospira kirschneri serovar Bulgarica)、レプトスピラ・カースクネリー血清型シノプテリ(Leptospira kirschneri serovar Cynopteri)、レプトスピラ・カースクネリー血清型グリポティフォーサ(Leptospira kirschneri serovar Grippotyphosa)を含む);レプトスピラ・メチイ(Leptospira kmetyi);レプトスピラ・リセラシアエ(Leptospira licerasiae);レプトスピラ・メイエリー(Leptospira meyeri)(レプトスピラ・メイエリー血清型ソフィア(Leptospira meyeri serovar Sofia)を含む);レプトスピラ・ノグチイ(Leptospira noguchii)(レプトスピラ・ノグチイ血清型パナマ(Leptospira noguchii serovar Panama)、レプトスピラ・ノグチイ血清型ポモナ(Leptospira noguchii serovar Pomona)を含む);レプトスピラ・サンタロサイ(Leptospira santarosai);レプトスピラ・テルプストラエ(Leptospira terpstrae);レプトスピラ・バンチエリイ(Leptospira vanthielii);レプトスピラ・ウェイリイ(Leptospira weilii)(レプトスピラ・ウェイリイ血清型セレドニ(Leptospira weilii serovar Celledoni)、レプトスピラ・ウェイリイ血清型サルミン(Leptospira weilii serovar Sarmin)を含む);レプトスピラ・ウォルバキイ(Leptospira wolbachii);レプトスピラ・ウォルフィイ(Leptospira wolffii);レプトスピラ・ヤナガワエ(Leptospira yanagawae).−− レプトトリキア科(Leptotrichiaceae):− レプトトリキア・ブカリス(Leptotrichia buccalis);ストレプトバチルス・モニリフォルミス(Streptobacillus moniliformis).−− メチロバクテリウム科(Methylobacteriaceae):− メチロバクテリウム・エクストルケンス(Methylobacterium extorquens)群;メチロバクテリウム・フジサワエンス(Methylobacterium fujisawaense);メチロバクテリウム・メソフィリカム(Methylobacterium mesophilicum);メチロバクテリウム・ザトマニイ(Methylobacterium zatmanii).−− モラクセラ科(Moraxellaceae):− アシネトバクター・バウマンニイ(Acinetobacter baumannii)(ゲノム種2);アシネトバクター・バイリイ(Acinetobacter baylyi);アシネトバクター・ブーヴェティイ(Acinetobacter bouvetii);アシネトバクター・カルコアセチカス(Acinetobacter calcoaceticus)(ゲノム種1);アシネトバクター・ゲルネリ(Acinetobacter gerneri);アシネトバクター・グリモンティイ(Acinetobacter grimontii);アシネトバクター・ヘモリティカス(Acinetobacter haemolyticus)(ゲノム種4);アシネトバクター・ジョンソニイ(Acinetobacter johnsonii)(ゲノム種7);アシネトバクター・ジュニイ(Acinetobacter junii)(ゲノム種5);アシネトバクター・ルヴォフィイ(Acinetobacter lwoffii)(Acinetobacter lwoffi)(ゲノム種8/9);アシネトバクター・パルブス(Acinetobacter parvus);アシネトバクター・レイディオレジステンス(Acinetobacter radioresistens)(ゲノム種12);アシネトバクター・シンドレリ(Acinetobacter schindleri);アシネトバクター・タンドイイ(Acinetobacter tandoii);アシネトバクター・チェルンベルギアエ(Acinetobacter tjernbergiae);アシネトバクター・タウネリ(Acinetobacter towneri);アシネトバクター・ウルシンギイ(Acinetobacter ursingii);アシネトバクター・べネチアヌス(Acinetobacter venetianus);モラクセラ・アトランタエ(Moraxella atlantae);モラクセラ・ベーブレイ(Moraxella boevrei);モラクセラ・ボービス(Moraxella bovis);モラクセラ・ボーボクリ(Moraxella bovoculi);モラクセラ・カニス(Moraxella canis);モラクセラ・カプラエ(Moraxella caprae);モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis);モラクセラ・カビアエ(Moraxella caviae);モラクセラ・クニクリ(Moraxella cuniculi);モラクセラ・エクイ(Moraxella equi);モラクセラ・ラクナータ(Moraxella lacunata);モラクセラ・リンカーニイ(Moraxella lincolnii);モラクセラ・マカカエ(Moraxella macacae);モラクセラ・ノンリクエファシエンス(Moraxella nonliquefaciens);モラクセラ・オブロンガ(Moraxella oblonga);モラクセラ・オスロエンシス(Moraxella osloensis);モラクセラ・オビス(Moraxella ovis);サイクロバクター・フェニルピルビカ(Moraxella phenylpyruvica);モラクセラ・プルラニマリウム(Moraxella pluranimalium);モラクセラ・ポルシ(Moraxella porci).−− モリテラセアエ(Moritellaceae):− モリテラ・アビシ(Moritella abyssi);モリテラ・ダサネンシス(Moritella dasanensis);モリテラ・ジャポニカ(Moritella japonica);モリテラ・マリナ(Moritella marina);モリテラ・プロファンダ(Moritella profunda);モリテラ・ビスコーサ(Moritella viscosa);モリテラ・ヤヤノシイ(Moritella yayanosii).−− ナイセリア科(Neisseriaceae):− クロモバクテリウム・ビオラセウム(Chromobacterium violaceum);エイケネラ・コローデンス(Eikenella corrodens);キンゲラ・デニトリフィカンス(Kingella denitrificans)、キンゲラ・キンガエ(Kingella kingae)、キンゲラ・オラリス(Kingella oralis)、キンゲラ・ポトス(Kingella potus);ナイセリア・シネレア(Neisseria cinerea);ナイセリア・エロンガータ(Neisseria elongata);ナイセリア・フラベッセンス(Neisseria flavescens);淋菌(Neisseria gonorrhoeae);ナイセリア・ラクタミカ(Neisseria lactamica);髄膜炎菌(Neisseria meningitidis);ナイセリア・ムコーサ(Neisseria mucosa);ナイセリア・ポリサッカレア(Neisseria polysaccharea);ナイセリア・シッカ(Neisseria sicca);ナイセリア・サブフラバ(Neisseria subflava);ナイセリア・ウィーバリ(Neisseria weaveri)(Neisseria weaver);ビトレオスチラ(Vitreoscilla)種.−− ニトロソモナス科(Nitrosomonadaceae):− ニトロソモナス・ユートロファ(Nitrosomonas eutropha);ニトロソモナス・ハロフィラ(Nitrosomonas halophila);ニトロソモナス・オリゴトロファ(Nitrosomonas oligotropha).−− パスツレラ科(Pasteurellaceae):− アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス(Actinobacillus actinomycetemcomitans);アクチノバチルス・エクリ(Actinobacillus equuli);アクチノバチルス・リグニエレシイ(Actinobacillus lignieresii);アクチノバチルス・プルロニューモニアエ(Actinobacillus pleuropneumoniae);アクチノバチルス・セミニス(Actinobacillus seminis);アクチノバチルス・サクシノゲネス(Actinobacillus succinogenes);アクチノバチルス・ウレアエ(Actinobacillus ureae);アグレガチバクター・アクチノミセテムコミタンス(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)、アグレガチバクター・セグニス(Aggregatibacter segnis)、アグレガチバクター・アフロフィルス(Aggregatibacter aphrophilus);アビバクテリウム・アビウム(Avibacterium avium);アビバクテリウム・エンドカルジチジス(Avibacterium endocarditidis);アビバクテリウム・ガリナルム(Avibacterium gallinarum);アビバクテリウム・パラガリナルム(Avibacterium paragallinarum);アビバクテリウム・ボランティウム(Avibacterium volantium);ビベルステイニア・トレハロシ(Bibersteinia trehalosi)(Bibersteinia trehalose);ガリバクテリウム・アナティス(Gallibacterium anatis);ガリバクテリウム(Gallibacterium)遺伝種1;ガリバクテリウム(Gallibacterium)遺伝種2;
    ガリバクテリウム(Gallibacterium)遺伝種3;ガリバクテリウム(Gallibacterium)群V;ガリバクテリウム・メロプシッタシ(Gallibacterium melopsittaci);ガリバクテリウム・サルピンギチジス(Gallibacterium salpingitidis);ガリバクテリウム・トレハロシフェルメンタンス(Gallibacterium trehalosifermentans);ヘモフィラス・エジプティウス(Haemophilus aegyptius);ヘモフィラス・アビウム(Haemophilus avium);ヘモフィラス・デュクレイー(Haemophilus ducreyi);ヘモフィラス・ヘモリティカス(Haemophilus haemolyticus);インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae);ヘモフィラス・パラヘモリティカス(Haemophilus parahaemolyticus);ヘモフィラス・パラインフルエンザエ(Haemophilus parainfluenzae);ヘモフィラス・パラスイス(Haemophilus parasuis);ヒストフィラス・ソムニー(Histophilus somni);マンヘイミア・カビアエ(Mannheimia caviae);マンヘイミア・グルコシダ(Mannheimia glucosida);マンヘイミア・グラニュロマティス(Mannheimia granulomatis);マンヘイミア・ヘモリティカ(Mannheimia haemolytica);マンヘイミア・ルミナリス(Mannheimia ruminalis);マンヘイミア・バリゲナ(Mannheimia varigena);ニコレテラ・セモリナ(Nicoletella semolina);パスツレラ・エロゲネス(Pasteurella aerogenes);パスツレラ・ベッティアエ(Pasteurella bettyae);パスツレラ・カバリイ(Pasteurella caballi);パスツレラ・カニス(Pasteurella canis);パスツレラ・ダグマティス(Pasteurella dagmatis);パスツレラ・ムルトシダ(Pasteurella multocida)(亜種ムルトシダ(multocida)、セプティカム(septicum)、ガリシダ(gallicida));パスツレラ・ニューモトロピカ(Pasteurella pneumotropica);パスツレラ・ストマティス(Pasteurella stomatis);パスツレラ・トレハロシ(Pasteurella trehalosi).−− ピシリケッチア科(Piscirickettsiaceae):− ピシリケッチア・サルモニス(Piscirickettsia salmonis).−− プレシオモナダセアエ(Plesiomonadaceae):− プレシオモナス・シゲロイデス(Plesiomonas shigelloides).−− ポリアンギウム科(Polyangiaceae):− ソランギウム・セルロスム(Sorangium cellulosum).−− ポルフィロモナス科(Porphyromonadaceae):− ディスゴノモナス・カプノサイトファゴイデス(Dysgonomonas capnocytophagoides);ディスゴノモナス・ガデイ(Dysgonomonas gadei);ディスゴノモナス・ホフスタジイ(Dysgonomonas hofstadii);ディスゴノモナス・モッシイ(Dysgonomonas mossii);ディスゴノモナス・オリザルビ(Dysgonomonas oryzarvi);ディスゴノモナス・ウィンペンニイ(Dysgonomonas wimpennyi);ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis).−− プレボテラ科(Prevotellaceae):− プレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)、プレボテラ・メラニノジェニカ(Prevotella melaninogenica)を含むプレボテラ(Prevotella)種.−− シュードモナス科:− クリセオモナス・ルテオラ(Chryseomonas luteola);緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa);シュードモナス・ルテオラ(Pseudomonas luteola);シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens);シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida);シュードモナス・スタッツェリ(Pseudomonas stutzeri);シュードモナス・オリジハビタンス(Pseudomonas oryzihabitans).−− リゾビウム科(Rhizobiaceae):− アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens);リゾビウム・ラジオバクター(Rhizobium radiobacter).−− リケッチア科(Rickettsiaceae):− オリエンティア・クト(Orientia chuto);オリエンティア・ツツガムシ(Orientia tsutsugamushi);リケッチア・アエスクリマンニイ(Rickettsia aeschlimannii);リケッチア・アフリカーエ(Rickettsia africae);リケッチア・アカリ(Rickettsia akari);リケッチア・アルガシイ(Rickettsia argasii);リケッチア・アシアティカ(Rickettsia asiatica);リケッチア・オーストラリス(Rickettsia australis);リケッチア・ベリイ(Rickettsia bellii);リケッチア・カナデンシス(Rickettsia canadensis);リケッチア・コノーリイ(Rickettsia conorii);リケッチア・コオレイ(Rickettsia cooleyi);リケッチア・フェリス(Rickettsia felis);リケッチア・ヘイロンジャンゲンシス(Rickettsia heilongjiangensis);リケッチア・ヘルベティカ(Rickettsia helvetica);リケッチア・ホネイ(Rickettsia honei);リケッチア・ホオグストラアリイ(Rickettsia hoogstraalii);リケッチア・フリネンシス(Rickettsia hulinensis);リケッチア・フリニイ(Rickettsia hulinii);リケッチア・ジャポニカ(Rickettsia japonica);リケッチア・マルミオニイ(Rickettsia marmionii);リケッチア・マルチネト(Rickettsia martinet);リケッチア・マッシリアーエ(Rickettsia massiliae);リケッチア・モナセンシス(Rickettsia monacensis);リケッチア・モンタネンシス(Rickettsia montanensis);リケッチア・モンテイロイ(Rickettsia monteiroi);リケッチア・モレリ(Rickettsia moreli);リケッチア・パルケリー(Rickettsia parkeri);リケッチア・ピーコッキイ(Rickettsia peacockii);リケッチア・フィリピイ(Rickettsia philipii);発疹チフスリケッチア(Rickettsia prowazekii);リケッチア・ラオウルチイ(Rickettsia raoultii);リケッチア・リピセプハリー(Rickettsia rhipicephali);リケッチア・リケッチイ(Rickettsia rickettsii);リケッチア・シビリカ(Rickettsia sibirica)亜群;リケッチア・スロバカ(Rickettsia slovaca);リケッチア・タムラエ(Rickettsia tamurae);リケッチア・ティフィー(Rickettsia typhi).−− シュワネラ科(Shewanellaceae):− シュワネラ・プトレファシエンス(Shewanella putrefaciens).−− スフィンゴモナス科(Sphingomonadaceae):− スフィンゴバクテリウム・マルチボラム(Sphingobacterium multivorum);スフィンゴバクテリウム・スピリティボラム(Sphingobacterium spiritivorum);スフィンゴモナス・パウシモビリス(Sphingomonas paucimobilis).−− スピリルム科(Spirillaceae):− スピリルム・ミヌス(Spirillum minus);スピリルム・ボルタンス(Spirillum volutans);スピリルム・ウィノグラドスキイ(Spirillum winogradskyi).−− スピロヘータ科(Spirochaetaceae):− ボレリア・アフゼリイ(Borrelia afzelii);ボレリア・アンセリナ(Borrelia anserina);ボレリア・ビセッティ(Borrelia bissettii);ボレリア・ブルグドルフェリ(Borrelia burgdorferi);ボレリア・コリアセアエ(Borrelia coriaceae);ボレリア・デュトニイ(Borrelia duttonii);ボレリア・ガリニイ(Borrelia garinii);ボレリア・ハームシイ(Borrelia hermsii);ボレリア・ヒスパニカ(Borrelia hispanica);ボレリア・ジャポニカ(Borrelia japonica);ボレリア・ロネスタリ(Borrelia lonestari);ボレリア・ルシタニアエ(Borrelia lusitaniae);ボレリア・ミヤモトイ(Borrelia miyamotoi);ボレリア・パルケリ(Borrelia parkeri);ボレリア・ペルシカ(Borrelia persica);ボレリア・レカレンティス(Borrelia recurrentis);ボレリア・スピエルマニイ(Borrelia spielmanii);ボレリア・ツリカタエ(Borrelia turicatae);ボレリア・ツリカタエ;ボレリア・バレイシアナ(Borrelia valaisiana);トレポネーマ・カラテウム(Treponema carateum);トレポネーマ・パリダム種エンデミカム(Treponema pallidum ssp. endemicum);トレポネーマ・パリダム種パリダム(Treponema pallidum ssp. pallidum);トレポネーマ・パリダム種ペルテヌエ(Treponema pallidum ssp. pertenue).−− サクシニビブリオ科(Succinivibrionaceae):− アナエロビオスピリルム(Anaerobiospirillum)種.−− ステレラ科(Sutterellaceae):− ステレラ・ワーズワーシア(Sutterella wadsworthia)を含むステレラ(Sutterella)種.−− テルムス科(Thermaceae):− メイオサーマス(Meiothermus)種.−− サーモトガ科(Thermotogaceae):− サーモトガ・ネアポリタナ(Thermotoga neapolitana).−− ヴェイヨネラ科(Veillonellaceae):− ディアリスター(Dialister)種;メガモナス(Megamonas)種;メガスファエラ(Megasphaera)種;ペクチナータス(Pectinatus)種;ペロシヌス(Pelosinus)種;プロピオニスポラ(Propionispora)種;スポロミュサ(Sporomusa)種;ベイロネラ(Veillonella)種;ザイモフィラス(Zymophilus)種.−− ビブリオ科(Vibrionaceae):− フォトバクテリウム・ダムセラエ(Photobacterium damselae);ビブリオ・アダプタツス(Vibrio adaptatus);ビブリオ・アルギノリティカス(Vibrio alginolyticus);ビブリオ・アザシイ(Vibrio azasii);ビブリオ・キャンプベリイ(Vibrio campbellii);コレラ菌(Vibrio cholera);ビブリオ・ダムセラエ(Vibrio damselae)(Vibrio damsel);ビブリオ・フルビアリス(Vibrio fluvialis);ビブリオ・ファーニシイ(Vibrio furnisii);グリモンチア・ホリザエ(Vibrio hollisae);ビブリオ・メチニコフィイ(Vibrio metschnikovii);ビブリオ・ミミカス(Vibrio mimicus);ビブリオ・パラヘモリティカス(Vibrio parahaemolyticus);ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus).−− ボルバキア科(Wolbachieae):− ボルバキア(Wolbachia)種.−− キサントモナス科(Xanthomonadaceae):− ルテイモナス・アエスツアリイ(Luteimonas aestuarii);ルテイモナス・アクアティカ(Luteimonas aquatica);ルテイモナス・コンポスチ(Luteimonas composti);ルテイモナス・ルティマリス(Luteimonas lutimaris);ルテイモナス・マリナ(Luteimonas marina);ルテイモナス・メフィティス(Luteimonas mephitis);ルテイモナス・バドサ(Luteimonas vadosa);シュードキサントモナス・ブレーグベルネンシス(Pseudoxanthomonas broegbernensis);シュードキサントモナス・ジャポネンシス(Pseudoxanthomonas japonensis);ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia);並びにステノトロホモナス・ニトリティレデュセンス(Stenotrophomonas nitritireducens)を含む群から選択される請求項7に記載の方法。
  9. 前記細菌作用物質が、アシネトバクター種、アエロモナス・ヒドロフィラ(Aeromonas hydrophila)、サイトロバクター(Citrobacter)種、エンテロバクター種、大腸菌、肺炎桿菌、モーガネラ・モーガニイ(Morganella morganii)、緑膿菌、及びステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)を含む群から選択される請求項8に記載の方法。
  10. 前記ロベニジンが、前記細菌作用物質の前記細胞壁の完全性を低減する化合物と一緒に投与される請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記細菌作用物質が、細胞壁を有さない請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記細菌作用物質が、マイコプラズマ種、マイコプラズマ・アガラクティアエ(Mycoplasma agalactiae)、マイコプラズマ・アルカレッセンス(Mycoplasma alkalescens)、マイコプラズマ・アンフォリフォルメ(Mycoplasma amphoriforme)、マイコプラズマ・アルギニニ(Mycoplasma arginini)、マイコプラズマ・ボービゲニタリウム(Mycoplasma bovigenitalium)(Mycoplasma bovigenitalum)、マイコプラズマ・ボービリニス(Mycoplasma bovirhinis)、マイコプラズマ・ボービス(Mycoplasma bovis)、マイコプラズマ・ボーボクリ(Mycoplasma bovoculi)、マイコプラズマ・ブカーレ(Mycoplasma buccale)、マイコプラズマ・カリフォルニカム(Mycoplasma californicum)、マイコプラズマ・カナデンス(Mycoplasma canadense)、マイコプラズマ・カプリコラム亜種カプリコラム(Mycoplasma capricolum subsp. capricolum)、マイコプラズマ・カプリコラム亜種カプリニューモニアエ(Mycoplasma capricolum subsp. capripneumoniae)、マイコプラズマ・コンジャンクティバエ(Mycoplasma conjunctivae)、マイコプラズマ・シノス(Mycoplasma cynos)、マイコプラズマ・ディスパー(Mycoplasma dispar)、マイコプラズマ・イクイゲニタリウム(Mycoplasma equigenitalium)、マイコプラズマ・ファウシウム(Mycoplasma faucium)、マイコプラズマ・フェリス(Mycoplasma felis)、マイコプラズマ・フェルメンタンス(Mycoplasma fermentans)(インコグニタス株)、マイコプラズマ・ガリセプティカム(Mycoplasma gallisepticum)(MG)、マイコプラズマ・ガテアエ(Mycoplasma gateae)、マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)、マイコプラズマ・ヘモカニス(Mycoplasma haemocanis)、マイコプラズマ・ヘモフェリス(Mycoplasma haemofelis)、マイコプラズマ・ヘモスイス(Mycoplasma haemosuis)(以前にエペリスロゾーン・スイス(Eperythrozoon suis))、マイコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis)、マイコプラズマ・ヒオニューモニエ(Mycoplasma hyopneumoniae)、マイコプラズマ・ハイオリニス(Mycoplasma hyorhinis)、マイコプラズマ・ハイオシノビアエ(Mycoplasma hyosynoviae)、マイコプラズマ・アイオワエ・メレアグリディス(Mycoplasma iowae meleagridis)(MM)、マイコプラズマ・アイオワエ(Mycoplasma iowae)、マイコプラズマ・リーチイ(Mycoplasma leachii)、マイコプラズマ・リポフィラム(Mycoplasma lipophilum)、マイコプラズマ・メレアグリディス(Mycoplasma meleagridis)、マイコプラズマ・マイコイデス亜種カプリ(Mycoplasma mycoides subsp capri)、マイコプラズマ・マイコイデス亜種マイコイデス(Mycoplasma mycoides subsp mycoides)、マイコプラズマ・マイコイデス亜種マイコイデス(Mycoplasma mycoides subsp. mycoides)(伝染性ウシ胸膜肺炎CBPPなど)、マイコプラズマ・オラーレ(Mycoplasma orale)、マイコプラズマ・オビニューモニアエ(Mycoplasma ovipneumoniae)、マイコプラズマ・オビス(Mycoplasma ovis)、マイコプラズマ・ペネトランス(Mycoplasma penetrans)、マイコプラズマ・ピラム(Mycoplasma pirum)、マイコプラズマ・ニューモニアエ(Mycoplasma pneumoniae)、マイコプラズマ・プリマタム(Mycoplasma primatum)、マイコプラズマ・プトレファシエンス(Mycoplasma putrefaciens)、マイコプラズマ・サリバリウム(Mycoplasma salivarium)、マイコプラズマ・スペルマトフィラム(Mycoplasma spermatophilum)、マイコプラズマ・スイス(Mycoplasma suis)、マイコプラズマ・シノビアエ(Mycoplasma synoviae)(MS)、マイコプラズマ・ウェニオニイ(Mycoplasma wenyonii)、マイコプラズマ(Mycoplasma)、ウレアプラズマ(Ureaplasma)種、ウレアプラズマ・パルバム(Ureaplasma parvum)、ウレアプラズマ・ウレアリティカム(Ureaplasma urealyticum)、ウレアプラズマ、及びウレアプラズマ・ディベルサム(Ureaplasma diversum)を含む群から選択される請求項11に記載の方法。
  13. 前記細菌作用物質が、グラム陽性、グラム陰性、又は細胞壁を有さず、それだけに限らないが、以下の家畜病原体:アクチノバクラム・スイス、アクチノマイセス・ボビス、アルカノバクテリウム・ピオゲネス、炭疽菌、セレウス(cereus)、リケニフォルミス(licheniformis)、プミルス(pumilus)、メラニノゲニカス(melaninogenicus)、サブティリス(subtilis)、ボツリヌス菌、ショウベイ(chauvoei)、ヘモライティカム(haemolyticum)、ノビイ(novyi)、パーフリンゲンス(perfringens)、セプティカム、ソルデリイ(sordellii)、テタニ(tetani)、コリナム(colinum)、コリネバクテリウム・シュードツベルクロシス、レナレ(renale)、デルマトフィルス・コンゴレンシス、腸球菌種(E.フェカリス(E. faecalis)、E.フェシウム(E. faecium)、E.デュランス(E. durans)、E.アビウム(E. avium)、E.ヒラエ(E. hirae)など)、ブタ丹毒菌、リステリア・イバノビイ、グレイー(grayi)、イノキュア(innocua)、シーリジェリー(seeligeri)、ウェルシメリー(welshimeri)、モノサイトゲネス(monocytogenes)、マイコバクテリウム・アビウム、ボビス(bovis)、パラツベルクローシス(paratuberculosis)(ヨーネ病)、マイコプラズマ、カプリコラム亜種カプリニューモニアエ(capricolum subsp. capripneumoniae)、亜種カプリコラム(subsp. capricolum)、M.マイコイデス亜種マイコイデス(M. mycoides subsp mycoides)、M.アガラクティアエ(M. agalactiae)、M.オビニューモニアエ(M. ovipneumoniae)、M.コンジャンクティバエ(M. conjunctivae)、M.アルギニニ(M. arginini)、M.ボービス(M. bovis)、及びM.プトレファシエンス(M. putrefaciens)など)、マイコプラズマ・ボービス、ディスパー(dispar)、マイコイデス亜種マイコイデス(mycoides subsp. mycoides)(伝染性ウシ胸膜肺炎CBPPなど)、マイコプラズマ・ガリセプティカム(MG)、アイオワエ・メレアグリディス(iowae meleagridis)(MM)、シノビアエ(synoviae)(MS)、マイコプラズマ・ヘモスイス(以前にエペリスロゾーン・スイス)、アルカレッセンス(alkalescens)、ボービゲニタリウム(bovigenitalium)(bovigenitalum)、ボービリニス(bovirhinis)、ボーボクリ(bovoculi)、カリフォルニカム(californicum)、カナデンス(canadense)、シノス(cynos)、イクイゲニタリウム(equigenitalium)、ガテアエ(gateae)、ヘモカニス(haemocanis)、ヘモフェリス(haemofelis)、ハイオニューモニアエ(hyopneumoniae)、ハイオリニス(hyorhinis)、ハイオシノビアエ(hyosynoviae)、アイオワエ(iowae)、リーチイ(leachii)、メレアグリディス(meleagridis)、マイコイデス亜種カプリ(mycoides subsp capri)、ウェニオニイ(wenyonii)、スイス(suis)、ロドコッカス・エクイ、スタフィロコッカス・エピデルミディス、スタフィロコッカス・シミュランス、スタフィロコッカス・フェリス、スタフィロコッカス・キシローサス、スタフィロコッカス・クロモゲネス、スタフィロコッカス・ワーネリ、スタフィロコッカス・ヘモリティカス、スタフィロコッカス・シウリ、スタフィロコッカス・サプロフィティカス、スタフィロコッカス・ホミニス、スタフィロコッカス・カプラエ、スタフィロコッカス・コーニイ亜種コーニイ、スタフィロコッカス・コーニイ亜種ウレアリティカス、スタフィロコッカス・カピティス亜種カピティス、スタフィロコッカス・カピティス亜種ウレアリティカス、スタフィロコッカス・ヒイカス、黄色ブドウ球菌、スタフィロコッカス・シュードインターメディウス、スタフィロコッカス・デルフィニ、スタフィロコッカス・シュライフェリ亜種コアグランス、黄色ブドウ球菌亜種アナエロビウス(Staphylococcus aureus subsp. anaerobius)、ストレプトコッカス・ユベリス、ストレプトコッカス・カニス、ストレプトコッカス・アガラクチアエ、ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ、化膿連鎖球菌、ストレプトコッカス・ボビス、ストレプトコッカス・エクイ亜種ズーエピデミカス、ストレプトコッカス・エクイナス(Streptococcus equinus)、ストレプトコッカス・エクイ(ストレプトコッカス・エクイ亜種エクイ)、ストレプトコッカス・エクイシミリス(ストレプトコッカス・ディスガラクティアエ亜種エクイシミリス)、ポルシナス(porcinus)、スイス、ズーエピデミカス(zooepidemicus)、ストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus zooepidemicus)ストレプトコッカス・エクイ亜種ズーエピデミカス、ストレプトコッカス・ディスガテクティアエ亜種エクイシミリス、プロピオニバクテリウム・アクネス、プロピオニバクテリウム・グラヌローサム、ユウバクテリウム、ペプトコッカス・インドリカス、及びペプトストレプトコッカス・アナエロビウス;アクチノバチルス(Actinobacillus)、アエロモナス(Aeromonas)、アナプラズマ(Anaplasma)、アルコバクター、アビバクテリウム(Avibacterium)、バクテロイデス(Bacteroides)、バルトネラ(Bartonella)、ボルデテラ(Bordetella)、ボレリア(Borrelia)、ブラキスピラ、ブルセラ(Brucella)、カンピロバクター(Campylobacter)、カプノサイトファガ(Capnocytophaga)、クラミジア、クラミドフィラ(Chlamydophila)、クリセオバクテリウム(Chryseobacterium)、コクシエラ(Coxiella)、サイトファーガ(Cytophaga)、ディケロバクター(Dichelobacter)、エドワージエラ(Edwardsiella)、エールリキア(Ehrlichia)、エシェリキア(Escherichia)、フラボバクテリウム(Flavobacterium)、フランシセラ(Francisella)、フソバクテリウム(Fusobacterium)、ガリバクテリウム(Gallibacterium)、ヘモフィラス(Haemophilus)、ヒストフィラス(Histophilus)、クレブシエラ(Klebsiella)、ローソニア(Lawsonia)、レプトスピラ(Leptospira)、マンヘイミア(Mannheimia)、メガスファエラ(Megasphaera)、モラクセラ(Moraxella)、ネオリケッチア(Neorickettsia)、オルニソバクテリウム(Ornithobacterium)、パスツレラ(Pasteurella)、フォトバクテリウム(Photobacterium)、ピシクラミジア(Piscichlamydia)、ピシリケッチア(Piscirickettsia)、ポルフィロモナス(Porphyromonas)、プレボテラ(Prevotella)、プロテウス(Proteus)、シュードモナス(Pseudomonas)、リケッチア(Rickettsia)、リエメレラ(Riemerella)、サルモネラ(Salmonella)、ストレプトバチルス(Streptobacillus)、テナチバキュラム(Tenacibaculum)、ビブリオ(Vibrio)、及びエルシニア(Yersinia)を含む群から選択される請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記感染又はコロニー形成が、グラム陽性菌、グラム陰性菌、及び細胞壁を有さない細菌を含む群から選択される少なくとも2種の細菌作用物質の混合物によって引き起こされる請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記細菌作用物質が、ペニシリン、セファロスポリン、カルバペネム、モノバクタム、及び他のβ−ラクタム抗生物質、フシダン、アミノグリコシド、フルオロキノロン、ストレプトグラミン、テトラサイクリン、グリシルサイクリン、クロラムフェニコール、及び他のフェニコール、マクロライド、及びケトライド、リンコサミド、オキサゾリジノン、アミノシクリトール、ポリミキシン、糖ペプチド、リポペプチド、バシトラシン、ムピリシン、プロイロムチリン、リファマイシン、スルホンアミド、及びトリメトプリムを含む群から選択される1種又は複数の化合物に対して耐性を有する請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記細菌作用物質が、β−ラクタム、糖ペプチド、リポペプチド、マクロライド、オキサゾリジノン、及びテトラサイクリンを含む群から選択される1種又は複数の化合物に対して耐性を有する請求項15に記載の方法。
  17. 前記細菌作用物質が、前記化合物が、以下:0.001Mg/mL〜10,000Mg/mL;0.01pg/mL〜1,000pg/mL;0.10pg/mL〜100Mg/mL;及び1Mg/mL〜50Mg/mLから選択される濃度範囲であるとき、前記化合物に対して耐性を有する請求項15又は16に記載の方法。
  18. 前記対象における前記細菌感染又はコロニー形成が、黄色ブドウ球菌又は肺炎連鎖球菌によって引き起こされる院内肺炎;黄色ブドウ球菌、化膿連鎖球菌、又はストレプトコッカス・アガラクチアエによって引き起こされる合併症の皮膚及び皮膚構造感染症;肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumonia)によって引き起こされる肺炎、気管支炎、急性副鼻腔炎、中耳炎、結膜炎、髄膜炎、菌血症、敗血症、骨髄炎、敗血症性関節炎、心内膜炎、腹膜炎、心膜炎、蜂巣炎、及び脳膿瘍を含む侵襲性肺炎球菌疾患;黄色ブドウ球菌又は化膿連鎖球菌によって引き起こされる合併症のない皮膚及び皮膚構造感染症;肺炎連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、又は黄色ブドウ球菌によって引き起こされる市中肺炎;メチシリン感受性及びメチシリン耐性分離株によって引き起こされる血流感染症(菌血症);バンコマイシン耐性腸球菌感染症;クロストリジウム・ディフィシル関連下痢症(CDAD);並びにグラム陰性、グラム陽性、又は混合細菌性骨及び関節感染症;中枢神経系感染症;眼感染症;胃腸管感染症;生殖器感染症;腹腔内感染症;気道感染症;外耳炎;中耳炎;敗血症;全身性感染症;腹腔内感染症(IAI);尿路感染症(UTI);並びに菌血症を含む群から選択される徴候を実質的に引き起こす請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩が、経口投与によって前記対象に投与される請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩が、非経口投与によって前記対象に投与される請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩が、局部投与によって前記対象に投与される請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  22. 治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩、及び任意選択で薬学的に許容される賦形剤又は担体を含むことを特徴とする抗菌性医薬組成物。
  23. 治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩、及び任意選択で獣医学的に許容される賦形剤又は担体を含むことを特徴とする抗菌性獣医学的組成物。
  24. 抗菌剤及び抗真菌剤を含む群から選択される更なる抗微生物剤を含む請求項22から23のいずれかに記載の組成物。
  25. 経口投与用に適応されている請求項22から23のいずれかに記載の組成物。
  26. 非経口投与用に適応されている請求項22から23のいずれかに記載の組成物。
  27. 局部投与用に適応されている請求項22から23のいずれか記載の組成物。
  28. 対象における細菌コロニー形成又は感染を処置するための医薬の製造におけるロベニジン、又は治療的に許容されるその塩の使用。
  29. 治療有効量のロベニジン、又は治療的に許容されるその塩を前記対象に投与することを含む請求項28に記載の使用。
  30. 前記ロベニジンが、0.1mg/体重1kg〜250mg/体重1kgの範囲内の用量で前記対象に投与される請求項29に記載の使用。
  31. 前記医薬が、経口投与によって前記対象に投与される請求項28から30のいずれか一項に記載の使用。
  32. 前記医薬が、非経口投与によって前記対象に投与される請求項28から30のいずれか一項に記載の使用。
  33. 前記医薬が、局部投与によって前記対象に投与される請求項28から30のいずれか一項に記載の使用。
  34. 対象における細菌コロニー形成又は感染を処置又は防止する方法において使用する場合の医療用デバイスであって、請求項24から27のいずれか一項に記載の組成物を含むことを特徴とする医療用デバイス。
  35. 対象における細菌又はコロニー形成感染に適用されるプラスター、絆創膏、包帯材、又はインプラントを含む群から選択される形態である請求項34に記載の医療用デバイス。
  36. 細菌を死滅させる方法であって、前記細菌をロベニジン、又は治療的に許容されるその塩と接触させるステップを含むことを特徴とする方法。
  37. 細菌を死滅させるためのロベニジン、又は治療的に許容されるその塩の使用であって、前記細菌をロベニジン、又は治療的に許容されるその塩と接触させるステップを含むことを特徴とする使用。
  38. 添付の実施例及び図面を参照して実質的に本明細書に記載されていることを特徴とする方法、組成物、デバイス、又は使用。
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