JP2018053595A - 墜落防止装置取付部材及び支柱支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】墜落防止装置の掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱を梁部材に対して固定する際に、当該梁部材周辺の部材との干渉を避ける。【解決手段】建設現場に設置された建物の躯体において安全帯のフックを掛け留めておくために立てられる支柱10と、支柱10の下方に位置し、支柱10を起立状態で支持するために躯体を構成する鉄骨梁Bに固定されるベース部18と、を備える。ベース部18は、ベース部18の外縁が鉄骨梁Bの上面の外縁の内側に位置するように鉄骨梁Bの上側フランジ部Bfの上面に載置された状態で鉄骨梁Bに固定される。【選択図】図2

Description

本発明は、墜落防止装置取付部材及び支柱支持具に係り、特に、墜落防止装置の掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱を有する墜落防止装置取付部材、及び、当該支柱を支持する支柱支持具に関する。
建物の建設現場において高所作業時の墜落を防止する目的で安全帯等の墜落防止装置が用いられることは既に周知である。また、墜落防止装置を利用する際には、建設途中の建物の躯体において墜落防止装置を適切に取り付ける必要がある。具体的に説明すると、躯体を構成する鉄骨梁に支柱を固定し、この支柱を利用して親綱や引掛け帯(例えば、カラビナ付きのベルトやロープ)を取り付け、これらに墜落防止装置の掛留部(具体的にはフック)を掛け留める。
また、鉄骨梁に支柱を固定する方法としては、特許文献1に記載の固定方法が挙げられる。特許文献1に記載の固定方法によれば、図6に示すように、支柱100の下部に固定金具101を取り付け、この固定金具101を、H形鋼からなる鉄骨梁102のフランジ部102aに把持固定することで支柱100が鉄骨梁102に固定されるようになる。
特開2009−121129号公報
しかしながら、特許文献1に記載の固定方法にて支柱100を鉄骨梁102に固定すると、図6に示すように、支柱100や固定金具101が鉄骨梁102の横(脇位置)に位置するようになり、この鉄骨梁102周辺に位置する部材、例えば、鉄骨梁102周辺に配置される小梁やその上に配置される床材と干渉してしまう虞がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、墜落防止装置の掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱を梁部材に対して固定する際に、当該梁部材周辺の部材との干渉を避けるように固定することが可能な墜落防止装置取付部材及び支柱支持具を提供することである。
前記課題は、本発明の墜落防止装置取付部材によれば、作業現場に設置された構造体において掛留部を備えた墜落防止装置を取り付ける際に用いられる墜落防止装置取付部材であって、前記掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱と、該支柱の下方に位置し、前記支柱を起立状態で支持するために前記構造体を構成する梁部材に固定されるベース部と、を備え、該ベース部は、該ベース部の外縁が前記梁部材の上面の外縁の内側に位置するように前記上面に載置された状態で前記梁部材に固定されることにより解決される。
上記のように構成された墜落防止装置取付部材では、墜落防止装置の掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱を、作業現場に設置された構造体を構成する梁部材に固定する際に、支柱の下方に位置するベース部を梁部材の上面に載置して固定する。この際、ベース部の外縁は、梁部材の上面の外縁の内側に位置する。これにより、ベース部が梁部材の上面の外側にはみ出して当該梁部材の周辺にある部材と干渉する状況を、適切に回避することが可能となる。
また、上記の墜落防止装置取付部材において、前記支柱と、前記支柱が着脱可能な支柱支持具とによって構成され、前記支柱支持具は、前記支柱と係合することで前記支柱を起立状態で支持する係合部と、該係合部の下方に位置する前記ベース部と、を備えると、好適である。
上記の構成であれば、支柱と、支柱が着脱可能な支柱支持具とに分離することが可能であるため、支柱と支柱支持具とを別々に運搬することが可能となり、墜落防止装置取付部材の取り扱い易さが向上する。
また、上記の墜落防止装置取付部材において、前記係合部は、前記支柱の下部が差し込まれる差し込み穴を有し、該差し込み穴に前記支柱の下部が差し込まれることで前記支柱と係合すると、より好適である。
上記の構成であれば、差し込み穴に支柱の下部を差し込むことで支柱が支柱支持部に装着されるようになり、支柱の装着がより容易になる。
また、上記の墜落防止装置取付部材において、前記ベース部が前記梁部材に固定された状態では、前記差し込み穴の開口が、前記梁部材の周辺に設置された床材の上端面よりも高い位置に在ると、更に好適である。
上記の構成では、差し込み穴の開口が、梁部材の周辺に設置された床材の上端面よりも高い位置に在るため、その分、支柱の下端部を差し込み穴に差し込み易くなり、支柱の装着がより一層容易になる。
また、上記の墜落防止装置取付部材において、前記支柱支持具は、前記係合部と前記ベース部の間に配置された伸縮自在な伸縮部を更に有し、該伸縮部が伸縮することにより前記係合部の高さが変えられてもよい。
上記の構成では、伸縮部の伸縮により係合部の高さ(すなわち、支柱支持具の全長)を調整することが可能となる。これにより、支柱周辺の状況に応じて、支柱の固定位置を鉛直方向において変更することが可能となる。
また、上記の墜落防止装置取付部材において、前記ベース部は、前記支柱支持具のうち、前記ベース部以外の本体部分に対して着脱可能な状態で該本体部分に組み付けられていてもよい。
上記の構成では、ベース部が支柱支持具の本体部分に対して着脱可能である。これにより、例えば梁部材のサイズに合わせてベース部を交換することが可能となる。
また、前述した課題は、本発明の支柱支持具によれば、作業現場に設置された構造体において掛留部を備える墜落防止装置を取り付ける際に、前記掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱を支持する支柱支持具であって、前記支柱と係合することで前記支柱を起立状態で支持する係合部と、該係合部の下方に位置し、前記構造体を構成する梁部材に固定されるベース部と、を備え、該ベース部は、該ベース部の外縁が前記梁部材の上面の外縁の内側に位置するように前記上面に載置された状態で前記梁部材に固定されることにより解決される。
上記の支柱支持具であれば、支柱を梁部材に対して固定する際に、当該梁部材周辺の部材との干渉を避けるように固定することが可能となる。
本発明によれば、墜落防止装置の掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱を梁部材に対して固定する際に、当該梁部材周辺の部材との干渉を避けて固定することが可能になる。
本発明の第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材についての説明図である。 第一実施形態に係る支柱支持具が梁部材に固定された状態を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る支柱支持具を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る支柱支持具を示す図である。 本発明の第四実施形態に係る支柱支持具を示す図である。 従来の墜落防止装置取付部材を示す図である。
以下、本発明の実施例について複数の実施形態を挙げて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<第一実施形態>
第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材(以下、墜落防止装置取付部材1)について図1及び2を参照しながら説明する。墜落防止装置取付部材1は、建物の建設現場(作業現場に相当)に設置された建物の躯体(構造物に相当)において作業者が安全帯H(墜落防止装置)を取り付ける際に用いられる。なお、躯体は、鉄骨構造の躯体であり、H形鋼からなる鉄骨梁B(梁部材に相当)を用いて構成される。
ここで、安全帯Hについて説明すると、安全帯Hは、一般的な安全帯であり、掛留部としてのフックHaと、フックHaが取り付けられたベルトやロープからなる命綱Hbとを有する。そして、作業者は、安全帯Hを装着して作業(高所作業)を行うにあたり、フックHaを親綱や引掛け帯(例えば、カラビナ付きのベルトやロープ)に掛け留める。なお、第一実施形態では、墜落防止装置取付部材1の支柱10に接続された引掛け帯13のカラビナ14にフックHaが掛け留められる。
次に、墜落防止装置取付部材1の構成について説明する。墜落防止装置取付部材1は、図1に図示した支柱10及び支柱支持具15によって構成されている。支柱10は、棒状部材からなり、フックHaを掛け留めておくために鉄骨梁B上に立てられる。ここで、支柱10が立てられる鉄骨梁Bは、略水平に配置され、鉛直方向において高所作業時の作業床と略同じ又は若干低い位置に設置されている。
また、支柱10の下部11は、図1に示すようにネジ部となっている。また、支柱10の上部には引掛け帯13が接続金具を介して接続されている。引掛け帯13の先端部にはフックHaが掛けられるカラビナ14が取り付けられている。また、引掛け帯13の一部は、セーフティロック機能が搭載された巻き取り装置12内に収容されている。
支柱支持具15は、支柱10の下方で支柱10を支持する金具である。支柱10は、支柱支持具15に対して着脱可能となっている。より具体的に説明すると、支柱支持具15の上部には、中実ブロック型の係合部16が設けられており、この係合部16の上部には差し込み穴16aが形成されている。この差し込み穴16aは、ネジ穴となっており、その上部開口は、係合部16の上端面の略中央に位置している。そして、差し込み穴16aに支柱10の下部11が差し込まれることで係合部16が支柱10と係合する。つまり、支柱10が支柱支持具15に装着される(組み付けられる)。反対に、支柱10の下部11を差し込み穴16aから抜き出すことにより、支柱10が支柱支持具15から取り外される(分離する)。
支柱支持具15の構成について詳しく説明すると、支柱支持具15は、作業者が片手で把持可能なサイズとなっている。また、図1に示すように、支柱支持具15は、ベース部18と、ベース部18以外の本体部分15hとによって構成されている。本体部分15hは、上述した係合部16と、係合部16を下方から支える脚部17とを有する。係合部16は、前述したように支柱10と係合可能であり、支柱10と係合することにより支柱10を起立状態で支持する部分である。脚部17は、係合部16の下部に溶接にて固定されている。なお、第一実施形態に係る脚部17は、上面視でX字状に交差した金属プレート(リブ板)によって形成されている。
ベース部18は、支柱支持具15の底部をなし、支柱支持具15が支柱10を起立状態で支持するにあたり上記の鉄骨梁Bに固定される部分である。ベース部18は、上面視で略正方形状の金属プレートからなる。また、ベース部18にはボルト穴18aが複数箇所形成されている。なお、ベース部18の形状については、特に限定されないが、ボルト穴18aの形成位置を考慮すると、上面視で矩形状(特に略正方形)であるのが望ましい。また、第一実施形態では、リブ板によって構成された脚部17が、略正方形をなすベース部18の上面の対角線上に配置された状態でベース部18に溶接されている。このような位置関係により、脚部17がベース部18に対して良好に溶接されるようになる。
以上のような構成の支柱支持具15は、鉄骨梁Bの上側フランジ部Bf上にセットされる。より具体的に説明すると、ベース部18が、図2に示すように上側フランジ部Bfの上面に載置される。この際、ベース部18に形成されたボルト穴18aが上側フランジ部Bfに形成されたボルト穴Baに対応する(厳密には連通する)ように、上側フランジ部Bf上でベース部18が位置決めされる。その後、ボルトによって、ベース部18が上側フランジ部Bfに固定(締結)される。
また、図2に示すように、上側フランジ部Bf上でベース部18が位置決めされる際、ベース部18の外縁が上側フランジ部Bfの上面の外縁の内側に位置するように位置決めされ、かかる状態でベース部18が上側フランジ部Bfに固定される。つまり、ベース部18は、上側フランジ部Bfの幅内(横幅内)に収まった状態で上側フランジ部Bfに固定されている。この結果、ベース部18が上側フランジ部Bfの外側にはみ出して鉄骨梁Bの周囲にある他の建材と干渉してしまう状況を、適切に回避することが可能となる。
なお、支柱支持具15の各部(すなわち、係合部16、脚部17及びベース部18)を上方から見た際、ベース部18の面積が最も広く、係合部16及び脚部17の各々の外縁がベース部18の外縁の内側に位置している。したがって、ベース部18を上側フランジ部Bfに固定した状態では、支柱支持具15すべてが上側フランジ部Bfの幅内(横幅内)に収まっていることになる。この結果、支柱支持具15の各部が上側フランジ部Bfの外側にはみ出して鉄骨梁Bの周囲の建材と干渉してしまう状況を、より適切に回避することが可能である。
さらに、ベース部18を上側フランジ部Bfに固定した状態において、係合部16の差し込み穴16aは、上側フランジ部Bfの幅方向(図2にて矢印にて表記)における上側フランジ部Bfの略中央に位置する。したがって、ベース部18を上側フランジ部Bfに固定した状態で支柱10を係合部16に係合させると(つまり、支柱支持具15に支柱10を支持させると)、支柱10が上側フランジ部Bfの幅内(横幅内)に位置するようになる。この結果、支柱10が上側フランジ部Bfの外側にはみ出して鉄骨梁Bの周囲の建材と干渉してしまう状況を、適切に回避することが可能である。
また、ベース部18を上側フランジ部Bfに固定した状態では、図2に示すように、支柱支持具15の上端面(つまり、差し込み穴16aの開口が形成された係合部16の上端面)が、鉄骨梁Bの周辺に設置された床材Fの上端面よりも高い位置に在る。このような位置関係であれば、支柱10を支柱支持具15に装着する時点で既に鉄骨梁B周辺に床材Fが敷設されたとしても、容易に支柱10を装着することが可能となる。
<第二実施形態>
第二実施形態に係る墜落防止装置取付部材(以下、墜落防止装置取付部材2)について図3を参照しながら説明する。墜落防止装置取付部材2は、図3に示すように、支柱20及び支柱支持具21によって構成される。また、支柱支持具21は、本体部分21h及びベース部24を備える。ベース部24は、第一実施形態に係るベース部18と同様の構成となっており、ボルト穴24aを複数備えている。
また、本体部分21hは、係合部22を有すると共に、係合部22とベース部24との間に配置された伸縮部23を脚部17の代わりに有する。この伸縮部23は、その高さ方向において伸縮自在に構成されている。図3に図示の構成では、伸縮部23がネジ部と当該ネジ部分に螺合するナット部とによって構成されている。ナット部は、係合部22の下面に溶接にて固定されている。そして、ネジ部のうち、ナット部内に収容されている部分の長さを変化させることで、伸縮部23がその高さ方向において伸縮する。なお、伸縮部23の伸縮機構については、特に限定されるものではなく、伸縮部23の幅(横幅)が広がらないように伸縮部23を伸縮させるものである限り、制限なく利用可能である。
以上のように第二実施形態では、伸縮自在な伸縮部23が設けられており、伸縮部23が伸縮することで係合部22の高さが変わる。これにより、第二実施形態では、支柱20周辺の状況に応じて伸縮部23を伸縮させることで、支柱20の固定位置を鉛直方向において変更することが可能となる。
上記の点において、第二実施形態に係る墜落防止装置取付部材2は、第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と異なるが、それ以外の構成については第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と同様であり、第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と同様の効果を奏するものである。
<第三実施形態>
第三実施形態に係る墜落防止装置取付部材(以下、墜落防止装置取付部材3)について図4を参照しながら説明する。墜落防止装置取付部材3は、図4に示すように、支柱30及び支柱支持具31によって構成される。また、支柱支持具31は、本体部分31h及びベース部32を備える。ベース部32は、第一実施形態に係るベース部18と同様の構成となっており、ボルト穴32aを複数備えている。
また、第三実施形態では、ベース部32が本体部分31hに対して着脱可能な状態で当該本体部分31hに組み付けられている。すなわち、第三実施形態では、本体部分31hに組み付けられているベース部32を本体部分31hから取り外した上で、新たなベース部32を用意し、当該ベース部32を本体部分31hに組み付けることが可能である。これにより、例えば鉄骨梁Bの上側フランジ部Bfのサイズに合わせてベース部32を適当なサイズのベース部32に交換することが可能となる。
上記の点において、第三実施形態に係る墜落防止装置取付部材3は、第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と異なるが、それ以外の構成については第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と同様であり、第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と同様の効果を奏するものである。
<第四実施形態>
第四実施形態に係る墜落防止装置取付部材(以下、墜落防止装置取付部材4)について図5を参照しながら説明する。墜落防止装置取付部材4は、図5に示すように、支柱40と支柱支持部41とベース部42とを有する。支柱40は、下部11がネジ部となっていない点を除き、第一実施形態の支柱10と同様の構成となっている。支柱支持部41は、第一実施形態の支柱支持具15に相当し、支柱40よりも大径な中実円柱型の鋼材からなる。ベース部42は、第一実施形態に係るベース部18と同様の構成となっており、ボルト穴42aを複数備えている。
そして、第四実施形態では、支柱40と支柱支持部41とが溶接にて接合されており、支柱40とは反対側でベース部42が支柱支持部41に溶接にて連結されている。すなわち、第四実施形態では、支柱40と支柱支持部41とベース部42とが一体化しており分離不能となっている。かかる点において、第四実施形態に係る墜落防止装置取付部材4は、第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と異なるが、それ以外の構成については第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と同様であり、第一実施形態に係る墜落防止装置取付部材1と同様の効果を奏するものである。
なお、支柱が支柱支持具に対して着脱自在となった構成(すなわち、第一実施形態)では、支柱と支柱支持具とが別々に分かれているため、運搬や取り扱いがより容易となる。かかる点では、第一実施形態の方が第四実施形態よりも好ましい。
1,2,3,4 墜落防止装置取付部材
10,20,30,40 支柱
11 下部
12 巻き取り装置
13 引掛け帯
14 カラビナ
15,21,31 支柱支持具
15h,21h,31h 本体部分
16,22 係合部
16a 差し込み穴
17 脚部
18,24,32,42 ベース部
18a,24a,32a,42a ボルト穴
23 伸縮部
41 支柱支持部
100 支柱
101 固定金具
102 鉄骨梁
102a フランジ部
B 鉄骨梁(梁部材)
Ba ボルト穴
Bf 上側フランジ部
F 床材
H 安全帯(墜落防止装置)

Claims (7)

  1. 作業現場に設置された構造体において掛留部を備えた墜落防止装置を取り付ける際に用いられる墜落防止装置取付部材であって、
    前記掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱と、
    該支柱の下方に位置し、前記支柱を起立状態で支持するために前記構造体を構成する梁部材に固定されるベース部と、を備え、
    該ベース部は、該ベース部の外縁が前記梁部材の上面の外縁の内側に位置するように前記上面に載置された状態で前記梁部材に固定されることを特徴とする墜落防止装置取付部材。
  2. 前記支柱と、前記支柱が着脱可能な支柱支持具とによって構成され、
    前記支柱支持具は、
    前記支柱と係合することで前記支柱を起立状態で支持する係合部と、
    該係合部の下方に位置する前記ベース部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の墜落防止装置取付部材。
  3. 前記係合部は、前記支柱の下部が差し込まれる差し込み穴を有し、該差し込み穴に前記支柱の下部が差し込まれることで前記支柱と係合することを特徴とする請求項2に記載の墜落防止装置取付部材。
  4. 前記ベース部が前記梁部材に固定された状態では、前記差し込み穴の開口が、前記梁部材の周辺に設置された床材の上端面よりも高い位置に在ることを特徴する請求項3に記載の墜落防止装置取付部材。
  5. 前記支柱支持具は、前記係合部と前記ベース部の間に配置された伸縮自在な伸縮部を更に有し、
    該伸縮部が伸縮することにより前記係合部の高さが変えられることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の墜落防止装置取付部材。
  6. 前記ベース部は、前記支柱支持具のうち、前記ベース部以外の本体部分に対して着脱可能な状態で該本体部分に組み付けられていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の墜落防止装置取付部材。
  7. 作業現場に設置された構造体において掛留部を備える墜落防止装置を取り付ける際に、前記掛留部を掛け留めておくために立てられる支柱を支持する支柱支持具であって、
    前記支柱と係合することで前記支柱を起立状態で支持する係合部と、
    該係合部の下方に位置し、前記構造体を構成する梁部材に固定されるベース部と、を備え、
    該ベース部は、該ベース部の外縁が前記梁部材の上面の外縁の内側に位置するように前記上面に載置された状態で前記梁部材に固定されることを特徴とする支柱支持具。
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