JP2009227419A - 吊り下げ用架台 - Google Patents

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正治 大崎
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Abstract

【課題】物体を吊り下げたり、作業者の落下防止に使用する各種機材を干渉することなく取り付けることができ、凹凸のある不整地であっても安定して設置することができ、作業者の落下による衝撃に対しても十分な強度を有し、搬送に際してもワゴン車の室内に搭載して運搬ができる程コンパクトであり、設置や撤収を迅速に行うことができる吊り下げ用架台を提供すること。
【解決手段】平行に配置された2本の支持梁と当該支持梁上の任意の位置に両端部が装着される横梁を有し、前記2本の支持梁は、それぞれ垂直方向に垂下された2本の脚軸によって両端が支持されるとともに、当該脚軸の下方には、当該脚軸の長手方向に沿って移動および固定可能に設けられた脚体が設けられていること。
【選択図】図1

Description

本発明は、人間や物資の吊り下げ又は安全確保を目的として使用する吊り下げ用架台に関するものであり、特にマンホール等の縦穴内に人間や物資を降下させる際に使用する架台に関するものである。
従来、特許文献1記載の「地下埋設設備」が知られている。当該「地下埋設設備」は、3本の脚体を有するものであり、当該3本の脚体を三脚のように組み合わせ、その頂部からワイヤー巻き取り装置に巻回されたワイヤーの端部を垂下させ、当該ワイヤーによって重量物を下ろしたり、吊り上げたりする吊装置である。また、脚体3の先端部にはキャスターが取り付けられており、さらに当該キャスターの取り付け位置が高さ方向に移動可能に形成されている。これにより、当該吊装置は傾斜面であっても使用することができるようになっているものである。
特開2002−37589号公報
上記特許文献1に記載されている三脚状の脚体を有する吊装置は、接地部分が3点であるので、設置する地盤に多少の凹凸があったとしても姿勢は安定したものとなる。また、3点の各脚部に高さを調節する機構がついているので、使用する場所が平らな場所でなくてもある程度、安定して立脚させることができる。
しかし、三脚状の吊装置の場合、物体を吊り下げたり、作業者の落下防止に使用する機材を吊り下げたりする部分は、各脚部の上端部が支持される頂点部分に集中することになる。したがって、物資を昇降させるウインチやクレーンといった機材と、作業者落下防止のための機材を同時に使用する場合には、取り付け位置がほぼ同じになるため両機材が接触してしまうことになる。このように、三脚状の吊装置は、物資用のワイヤーと作業者の落下防止用のワイヤーの垂下位置を十分に異ならせることができないものであった。
さらに、当該吊装置を重量物の吊り下げや、マンホール内へ落下する作業者の体重を瞬時に受け止める安全機具として使用する場合には、三脚を構成する各脚を強固なものにしなければならない。その結果、長く重量のある脚体を有しなければならず、装置として大型であり、搬送、設置、撤収の観点からも不便である。
本願発明は、上記課題に鑑み発明されたものであって
(1)物体を吊り下げたり、作業者の落下防止に使用する各種機材を干渉することなく取り付けることができ、
(2)凹凸のある不整地であっても安定して設置することができ、
(3)作業者の落下による衝撃に対しても十分な強度を有し、
(4)搬送に際してもワゴン車の室内に搭載して運搬ができる程コンパクトであり、
(5)設置や撤収を迅速に行うことができる吊り下げ用架台を提供するものである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は以下の構成を有する。すなわち、
平行に配置された2本の支持梁と当該支持梁上の任意の位置に両端部が装着される横梁を有し、
前記2本の支持梁は、それぞれ垂直方向に垂下された2本の脚軸によって両端が支持されるとともに、
当該脚軸の下方には、当該脚軸の長手方向に沿って移動および固定可能に設けられた脚体が設けられていることを特徴とする吊り下げ用架台。
また、本願請求項2記載の発明は以下の構成を有する。すなわち、
前記脚体は2個一対の組立体として構成されるとともに、当該2個の脚体は前記脚軸の長手方向に沿って相対的に移動可能となっていることを特徴とする請求項1記載の吊り下げ用架台。
(1)本発明に係る吊り下げ用架台は、接地した4本の脚に囲まれるほぼ全領域の上部に、物資を昇降させるウインチ、クレーンといった機材や作業者落下防止のための機材を互いに干渉することなく配置することができる。したがって、機材同士の干渉によって各機材の動作に支障が生じることが無く、物資を昇降させるワイヤーと作業者の落下防止用のワイヤーを干渉させることも無いので、マンホール内での昇降作業を安全に行うことが出来るという効果を有している。
(2)本発明に係る吊り下げ用架台は、4本の脚それぞれが高さを調節することができるようになっており、これにより例えば歩道と道路面との段差を跨がなければならないような状況であっても、正常な姿勢を保ったまま架台を設置することができるという効果を有している。
(3)本発明に係る吊り下げ用架台は、主たる構成要素が全長100cm前後の鋼管で構成されているので、三脚を構成する場合と比較して各要素の全長が短くコンパクトであるにも関わらず、荷重に対する強度が高くなっている。
(4)本発明に係る吊り下げ用架台は、各構成要素が概ね100cm四方程度の大きさであるから運搬の際にも大型車両を必要としない。
(5)本発明に係る吊り下げ用架台は、各構成要素が概ね100cm四方程度の大きさでありかつ一人で持ち運びできる程度に軽量であることと、また、各構成要素の組立および調整がピンの抜き差しを中心としたものであるから、特殊な工具を必要とせず設置や撤収を迅速に行うことができるという効果を有している。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る吊り下げ用架台(以下単に「架台」という)1の概要を表した説明図である。架台1は、主な構成として上部架台2と、当該上部架台2に対して着脱可能に取り付けられる横梁3(3a、3b)と、当該上部架台2を支える脚部4(脚体32、体33、33、34)を有している。
上部架台2は、前記横梁3の両端を支持する形の鋼管である支持梁5aおよび当該支持梁5aの両端より下方に垂下するように設けた2本の脚軸6a、7aを有した第1の主フレーム8aと、同様の構成を有する支持梁5bおよび当該支持梁5bの両端より下方に垂下するように設けた2本の脚軸6b、7bを有した第2の主フレーム8bを有したものとなっている。
また、各支持梁5aと脚軸6a、7aおよび支持梁5bと脚軸6b、7bの間には、それぞれ筋交いのような作用を有する補強棒9が溶接によって取り付けられている。当該構造によって、例えば横梁3aに人間の落下時の荷重が作用したとしても、当該衝撃に対して十分な強度を有するものとなっている。
本実施の形態では、脚軸6aと脚軸7aおよび脚軸6bと脚軸7bとの間隔は、大凡900mmと成るように形成されている。
前記支持梁5a、5bは、両端部を閉鎖した角形の鋼管によって中空体として形成されている。そして、当該各支持梁5a、5bの長手方向の側面には、表裏貫通した貫通孔10が長手方向に沿って複数個設けられている。当該貫通孔10は、前記横梁3aの固定時
に使用するピン64の挿通部位となっている。
また、各脚軸6a、7a、6b、7bの下方にも、それぞれ前記貫通孔10と同様の貫通孔11が、長手方向に沿って一列に複数個設けられている。当該貫通孔11は、前記脚部4を各脚軸6a、7a、6b、7bに対して固定する際に使用するピン69の挿通部位である。本実施の形態では、当該貫通孔11は50mm間隔で一列に10個設けられている。
2個の主フレーム8aおよび8bは、それぞれが有する支持梁5aおよび5bが平行となる状態で、クロスフレーム13、14によって互いに連結されるようになっている。クロスフレーム13、14は、交差した2本の棒を溶接によって接合し、各棒の両端に主フレーム8aおよび8bとの結合部を設けたものとなっている。
本実施の形態では、主フレーム8aおよび8bを構成する脚軸6a、7a、脚軸6b、7bのそれぞれの上半部分に、ボルトを挿通させる孔を設けたブラケットを上下に2カ所づつ設けている。すなわち、主フレーム8aの脚軸6aには、上部ブラケット15aと下部ブラケット16aを設けており、脚軸7aには、上部ブラケット17aと下部ブラケット18aを設けている。また、主フレーム8bの脚軸6bには、上部ブラケット15bと下部ブラケット16bを設けており、脚軸7bには、上部ブラケット17bと下部ブラケット18bを設けている。
前記クロスフレームを構成する棒の先端には、前記各ブラケットを介して突出したボルトの軸を挿通させる被係合部が設けられている。そして、当該被係合部を介して突出したボルトの軸に蝶ナットを螺合することで、クロスフレームの被係合部をブラケットに対して固定するようになっている。
具体的には、クロスフレーム13の一端側の係合部19a、20aを上部ブラケット15aおよび下部ブラケット16aに取り付け、同クロスフレーム13の他端側の係合部19b、20bを上部ブラケット15bおよび下部ブラケット16bに取り付ける。この結合によって、主フレーム8aの脚軸6aと主フレーム8bの脚軸6bを平行を保ったまま固定することができる。本実施の形態では、脚軸6aと脚軸6bの間隔は、大凡900mmと成るように形成されている。
また、クロスフレーム14の一端側の係合部21a、22aを上部ブラケット17aおよび下部ブラケット18aに取り付け、同クロスフレーム14の他端側の係合部21b、22bを上部ブラケット17bおよび下部ブラケット18bに取り付ける。この結合によって、主フレーム8aの脚軸7aと主フレーム8bの脚軸7bを平行を保ったまま固定することができる。
また、脚軸7aと脚軸7bは、間隔が大凡900mmと成るように形成されているので、前記脚軸6aおよび脚軸6bとともに正方形状の配置を成すようになっている。そして、前述のように主フレーム8aおよび8bをクロスフレーム13および14によって結合すると、水平面に対して同じ高さかつ平行を保った角棒状の支持梁5aおよび5bを備えた、水平方向および上下方向に対して高い剛性を発揮する堅固な上部架台2が構成される。
平行に配置された前記上部架台2の支持梁5aおよび5bには、前述したように横梁3が装着されるようになっている。
横梁3の一例としては、図1に示した形状の横梁3aが用いられる。横梁3aは、角形の鋼管によって形成した梁本体23を有し、当該梁本体23の下面両側に支持梁5aおよび5bに対する取付部材24a、24bを設けたものとなっている。
当該取付部材24a、24bは、ともに角形の外形を有する支持梁5aおよび5bを跨ぐように逆U字型の断面を成した部材であり、支持梁の上面と接する上面部を有し、支持梁の両側面とそれぞれ接する対向させて配置した2つの側面壁を有したものとなっている。
当該取付部材24a、24bの側面壁には、固定用のピン64を挿通させるための挿通
孔25が設けられている。当該挿通孔25は、一方の側面壁およびこれと対向する他方の側面壁にもそれぞれに設けられており、一方の側面壁に挿通された固定用のピン64が支持梁5a、5b側面の貫通孔10を介した後、他方の側面壁をも貫通するようになっている。
取付部材24a、24bに設けられた各2カ所の挿通孔25は、その配置間隔が上部架台2の支持梁5a、5bの側面に配置した挿通孔10の配置間隔と同一に形成されている。
取付部材24a、24bを介して支持梁5aおよび5b上に載置された横梁3aは、支持梁5aおよび5bの長手方向に沿って平行に移動できるようになっている。そして、任意の位置で取付部材24a、24bの挿通孔25と支持梁5a、5bの挿通孔10とを一致させ、固定用のピンを挿通することで、両者は固定される。
また、梁本体23の下面には、長手方向に沿って板体27が一体的に設けられている。当該板体27は、梁本体23の下方への撓みを防止する補強部材となっている。また、当該板体27には複数の孔28が設けられており、梁本体23長手方向の任意の位置で各種の機材を吊り下げることができるようになっている。
横梁3aは、上記のように支持梁5a、5b上において平行移動可能であり、かつ横梁3aの長手方向に沿って各種の機材を吊り下げる複数の孔28を有している。したがって、当該架台1は、支持梁5a、5bを支える4本の脚軸6a〜6dによって囲まれた範囲内であれば、その任意の位置に各種の機材を吊り下げることができるようになっている。
また、横梁の他の例としては、前記横梁3aとともに、図1等に示した形状の横梁3bを同時に用いることができる。横梁3bは、丸形の鋼管によって形成した梁本体29を有し、当該梁本体29の下面両側に支持梁5aおよび5bに対する取付部材30a、30bを設けたものである。取付部材30a、30bの構造および取り付け方は、前述した取付部材24a、24bと同じである。また、梁本体29下面両側部分には、それぞれ中央付近から取付部材30a、30bにまで到達する板状体31が設けられている。当該板状体31は、梁本体29の下方への撓みを防止する補強板となっている。
当該横梁3bも、支持梁5a、5b上において平行移動可能であり、かつ横梁3bの長手方向上の任意の位置において、クレーンやウインチを吊り下げるフックを掛けることができるようになっている。したがって、当該架台1は、支持梁5a、5bを支える4本の脚軸6a、7a、6b、7bによって囲まれた範囲内であり、かつ前記横梁3aと干渉しない位置であれば、クレーンやウインチ等の各種の機材を吊り下げることができるようになっている。
次に、上記上部架台2を支える脚部4について説明する。
架台1は、脚部4として、前記上部架台2の脚軸6aと7a、脚軸6bと7bにそれぞれ装着される脚体32、33、34、35を有している。
当該各脚体32、33、34、35は、上端に開口を有し、当該開口から挿通した上部架台2の各脚軸6a、7a、6b、7bをがたつき無く収容できる中空の筒部32a、33a、34a、35aを有し、当該各筒部32a、33a、34a、35aの下端に接地手段36を設けた点で共通の構造を有している。
前記接地手段36は、地面と接する矩形の板状に形成されたゴム板37と、当該ゴム板を保持するハウジング38と、当該ハウジングの中央から上方に向かって立設したネジ軸と、当該ネジ軸に螺合して回転するジャッキハンドル40によって構成されている。前記ネジ軸の上部は、各筒部32a、33a、34a、35aの下端に挿通されており、ジャッキハンドル40の回転に応じて、各筒部32a、33a、34a、35aを上下動させるようになっている。
各筒部32a、33a、34a、35aには、直径方向に表裏貫通した上下2カ所の挿
通孔が設けられている。すなわち、筒部32aには挿通孔41a,41bが設けられ、筒部33aには挿通孔42a,42bが設けられ、筒部34aには挿通孔43a,43bが設けられ、筒部35aには挿通孔44a,44bが設けられている。
当該各挿通孔の上下の間隔は、前述した脚軸6a、7a、脚軸6b、7bに同一ピッチで複数形成した貫通孔の最小間隔に対して整数倍の間隔となるように設けられている。そして、脚軸6a、7a、脚軸6b、7bの貫通孔11と、各脚軸の挿通孔41a,41b、42a,42b、43a,43b、44a,44b一致させてピン69を差し込むことにより、各脚体32、33、34、35を脚軸6a、7a、脚軸6b、7bに対して固定するようになっている。
脚体32の側面には、上下方向に沿った2カ所にブラケット45、46が設けられており、脚体33の側面にも、上下方向に沿った2カ所にブラケット47、48が設けられている。
ブラケット45、46には、それぞれ3つの孔(45a、45b、45c)(46a、46b、46c)が設けられている。当該ブラケット45の孔(45a、45b、45c)とブラケット46の孔(46a、46b、46c)は、距離は離れているものの前記貫通孔11の間隔を基準ピッチとした、同一ピッチ上の配置となるように設けられている。
同様に、ブラケット47、48には、それぞれ前記脚軸6a、脚軸7aの上下の貫通孔の間隔と同一の間隔で3つの孔(47a、47b、47c)(48a、48b、48c)が設けられている。また、ブラケット47の孔(47a、47b、47c)とブラケット48の孔(48a、48b、48c)も、距離は離れているものの前記貫通孔11の間隔を基準ピッチとした、同一ピッチ上の配置となるように設けられている。
ブラケット45、46およびブラケット47、48は、2本の棒状体をX状に交差させた形状のクロスバー49によって連結されるようになっている。クロスバー49が有する各棒状体の端部には、孔を設けた板状体が設けられており、当該板状体の孔と各ブラケットの孔を一致させ、ボルトを挿通して蝶ナットにより締結するようになっている。
ブラケット45および46に対応するクロスバー49の締結用の2個の孔は、その間隔が固定されており、一方(上部)の孔がブラケット45の一番上の孔45aと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット46の一番上の孔46aと一致するようになっている。そして、一方(上部)の孔がブラケット45の中間の孔45bと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット46の中間の孔46bと一致し、一方(上部)の孔がブラケット45の下の孔45cと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット46の中間の孔46cと一致するようになっている。
また、上記とは反対側のブラケット47および48に対応するクロスバー49の締結用の孔もその間隔は固定されており、一方(上部)の孔がブラケット47の一番上の孔47aと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット48の一番上の孔48aと一致するようになっている。そして、一方(上部)の孔がブラケット47の中間の孔47bと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット48の中間の孔48bと一致し、図1に示されているように一方(上部)の孔がブラケット47の下の孔47cと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット48の中間の孔48cと一致するようになっている。
なお、本実施の形態においては、図2(a)に示すように架台1を平坦面に設置した場合には、クロスバー49の一方がブラケット45、46の最上部の孔45a、46aに締結される場合、クロスバー49の他方はブラケット47および48の最下部の孔47c、48cに締結されるようになっている。すなわち、ブラケット45、46と47および48は、その設けられている高さが異なっている。また、脚体33は脚体32よりも全長が長く形成されている。
その理由は、脚体32と脚体33をクロスバー49によって連結可能としつつ、両者の
設置面の高さをより多く異ならせ、段差のある接地面であっても架台1を正常姿勢に保つためである。そのために、脚体33を脚体32に対して相対的に下方に移動させるために、脚体33の全長を脚体32よりも長くし、かつブラケットの位置を異ならせている。
また、脚体34、35も前述した脚体32、脚体33と同様の構成を有している。すなわち、脚体34の側面には、上下方向に沿った2カ所にブラケット50、51が設けられており、脚体35の側面にも、上下方向に沿った2カ所にブラケット52、53が設けられている。
ブラケット50、51には、それぞれ前記脚軸6、脚軸7の上下の貫通孔の間隔と同一の間隔で3つの孔(50a、50b、50c)、(51a、51b、51c)が設けられている。また、ブラケット50の孔(50a、50b、50c)とブラケット51の孔(51a、51b、51c)は、距離は離れているものの互いに同一ピッチとなるように設けられている。
同様に、ブラケット52、53には、それぞれ前記脚軸6、脚軸7の上下の貫通孔の間隔と同一の間隔で3つの孔(52a、52b、52c)(53a、53b、53c)が設けられている。また、ブラケット52の孔(52a、52b、52c)とブラケット53の孔(53a、53b、53c)は、距離は離れているものの互いに同一ピッチとなるように設けられている。
ブラケット50、51およびブラケット52、53は、2本の棒状体をX状に交差させた形状のクロスバー54によって連結されるようになっている。クロスバー54は前記クロスバー49と同一の構成を有したものであり、各棒状体の端部に孔を設けた板状体が設けられており、当該板状体の孔と各ブラケットの孔を一致させ、ボルトを挿通して蝶ナットにより締結するものである。
ブラケット50および51に対応するクロスバー54の締結用の孔は、その間隔が固定されており、一方(上部)の孔がブラケット50の一番上の孔50aと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット51の一番上の孔51aと一致するようになっている。そして、一方(上部)の孔がブラケット50の中間の孔50bと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット51の中間の孔51bと一致し、一方(上部)の孔がブラケット50の下の孔50cと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット51の中間の孔51cと一致するようになっている。
また、上記とは反対側のブラケット52および53に対応するクロスバー54の締結用の孔もその間隔が固定されており、一方(上部)の孔がブラケット52の一番上の孔52aと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット53の一番上の孔53aと一致するようになっている。
そして、一方(上部)の孔がブラケット52の中間の孔52bと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット53の中間の孔53bと一致し、図1に示されているように一方(上部)の孔がブラケット52の下の孔52cと一致している場合には、他方(下部)の孔がブラケット53の中間の孔53cと一致するようになっている。
なお、本実施の形態においては、クロスバー54の一方がブラケット50、51の最上部の孔50a、51aに締結される場合、クロスバー54の他方はブラケット52および53の最下部の孔52c、53cに締結されるように成っている。すなわち、ブラケット50、51と52および53は、その設けられている高さが異なっている。また、脚体35は脚体34よりも全長が長く形成されている。
このように構成したのは、前記脚体32および脚体33と同様に、脚体34と脚体35をクロスバー54によって連結した状態のまま、両者の設置面の高さをより多く異ならせ、段差のある接地面であっても架台1を正常姿勢に保つためである。そのために、脚体35を脚体34対して相対的に下方に移動させるために、脚体35の全長を脚体34よりも
長くし、かつブラケットの位置を異ならせている。
また、上記の説明のように脚体33と脚体32をクロスバー49によって連結し、脚体34と脚体35をクロスバー54によって連結したのは、上部架台2を支える脚部4としての剛性を高めることと、上部架台2に対する組立体4a(脚体33と脚体32)および組立体4b(脚体34と脚体35)毎の取り付け、取り外しを容易にし、現場での組立、撤収を迅速に行えるようにするためである。
次に、架台1の姿勢の調節について説明する。図2は、架台1の右側面を表した側面図であり、説明の便宜上、締結部材であるボルト、蝶ナット、固定用のピン等の記載は省略している。
図2(a)は、架台1を平坦な地面上に設置した状態を表している。この際、脚体32のブラケット45、46の高さと脚体33のブラケット47、48の高さが異なっている。すなわち、ブラケット45、46の最上部の孔45a、46aとブラケット47、48の最下部の孔47c、48cが水平な地面を基準として同じ高さとなるように、各ブラケットが脚体32および脚体33に取り付けられている。そして、ブラケット45、46の各最上部の孔とブラケット47、48の各最下部の孔がクロスバー49によって連結されている。
図2(b)〜(d)は、脚体の部分のみを表した説明図であり、図2(b)は、脚体32に設けたブラケット45、46の各中間の孔45b、46bと、脚体33に設けたブラケット47、48の各中間の孔47b、48bをクロスバー49によって連結した状態を表している。また、同時に脚軸6aに対して脚体32を取付孔1間隔分上昇させ、脚軸6bに対して脚体33を取付孔1間隔分下降させている。この結果、脚体32と脚体33の間には、取付孔2間隔分の段差(100mm)が生じることになる。
同様に、図2(c)は、脚体32に設けたブラケット45、46の各中間の孔45b、46bと、脚体33に設けたブラケット47、48の各最上段の孔47a、48aをクロスバー49によって連結した状態を表している。また、同時に図2(a)の状態と比較して、脚軸6aに対して脚体32を取付孔1間隔分上昇させ、脚軸7aに対して脚体33を取付孔2間隔分下降させている。この結果、脚体32と脚体33の間には、取付孔3間隔分の段差(150mm)が生じることになる。
また、同様に、図2(d)は、脚体32に設けたブラケット45、46の各中間の孔45c、46cと、脚体33に設けたブラケット47、48の各最上段の孔47a、48aをクロスバー49によって連結した状態を表している。また、同時に図2(a)の状態と比較して、脚軸6aに対して脚体32を取付孔1間隔分上昇させ、脚軸7aに対して脚体33を取付孔3間隔分下降させている。この結果、脚体32と脚体33の間には、取付孔4間隔分の段差(200mm)が生じることになる。
また、各脚32〜35の高さの微調整は、それぞれの下端に設けた接地手段36が有するジャッキハンドル40の回転によって行うようになっている。
上記のように、上部架台2の脚軸6a、脚軸7aに取り付けられる脚体32および脚体33は、上部架台2の姿勢を維持するようにそれぞれ高さを調節することができるようになっている。また、上部架台2の他方の脚軸6b、脚軸7bに取り付けられる脚体34および脚体35も、同様に上部架台2の姿勢を維持するようにそれぞれ高さを調節することができるようになっている。
図3は、架台1の使用例を表した説明図である。前述した架台1は、主としてマンホールの縦穴の開口Mを跨ぐように設置されるものである。図は、直径900mmのマンホール上に架台1を設置した状態を表している。
架台1は、主として縦穴を降下する作業者の安全を確保するために、急激な荷重がかかるとワイヤー60の送り出しを停止する安全ブロック61を吊り下げるために使用される。安全ブロック61は、上部にカラビナのような取付金具62を有しており、当該取付金具62を横梁3aに設けた孔28に取り付けることで、横梁3aに吊り下げられるようになっている。ワイヤー60の先端には、作業者が身につけたハーネス等と連結する連結具63が取り付けられている。
横梁3aは、上部架台2の支持梁5a、5b上に載置された取付部材24a、24bを前後動させることによって、任意の位置に平行移動することができるようになっている。移動後の取付部材24a、24bは、抜き差し可能に設けられた固定ピン64によって固定されるようになっている。また、固定ピン64の軸部先端には孔が空けられており、抜け止め用の割ピン65を装着できるようになっている。
横梁3aの平行移動と任意の位置での固定を行えるようにしているのは、作業者の降下等の便宜を考慮してワイヤーが垂下される位置を調節できるようにしたためである。
また、マンホールが設けられている場所によっては、マンホールの直上に架台1を設置できない場合がある。このような場合であっても、マンホールの中心位置近辺に作業者の落下防止に使用する安全ブロック61を設けるために、架台1上における安全ブロック61の取り付け位置を任意に調整できるようにしている。
また、安全ブロック61は、横梁3aの長手方向に沿って複数設けられた孔28の中から選択された任意の穴を利用して取り付けることが出来るようになっている。したがって、前記横梁3aの平行移動とあいまって、架台1の脚部4に囲まれた範囲内の何れの位置においても、安全ブロック61を取り付けることが出来、作業者の昇降作業のしやすさと安全確保を図るようになっている。
また、上部架台2の支持梁5a、5b上には、他の形態に形成された横梁3bが横梁3aと同様に平行移動および固定可能に設けられている。当該横梁3bは、マンホールの蓋を持ち上げたり、重量のある機材を吊るためのクレーンやウインチを取り付けるために使用されるものである。
また、前記横梁3aと横梁3bの双方を支持梁5a、5b上に固定すると、水平方向からの荷重を受けた場合でも、上部架台2を変形しにくくする効果がある。
また、作業者がマンホール内に入坑した後には、4本の脚体32、33、34、35を利用して、マンホールの開口Mを塞ぐように方形のネット66が配置される。ネット66の4隅には、係合用の環またはフック等の係合手段67が設けられており、適宜の方法により4本の脚体32、33、34、35に取り付けられる。
ネット66には、略中央から側縁部にかけて、面ファスナー等の着脱式係合手段によって分離することができる開閉部68が設けられている。当該開閉部68は、例えばネット66の中央部に安全ブロック61のワイヤー60を挿通させた状態で、他の開閉部68を閉じることができ、作業者の作業中に工具や機材をマンホール内に落下させる事故を防止するようになっている。
また、上記構成を有する吊り下げ用架台は、三脚式の架台と比較して設置時の高さを低くすることが出来るので、架台を構成する構成部材を小さく軽量に形成することができる。したがって、本発明に係る吊り下げ用架台は、運搬や組み立て、解体等の作業を少人数でも極めて容易に行うことが出来るという利点を有している。
本発明は、マンホール内に入る作業者の安全を確保する架台に利用可能である。
本実施の形態に係る架台の説明図である。 本実施の形態に係る架台の脚部に関する説明図である。 本実施の形態に係る架台の使用状態を表す説明図である。
符号の説明
1 架台(吊り下げ用架台)
2 上部架台
3(3a、3b) 横梁
4 脚部
5(5a、5b) 支持梁
6(6a、6b) 脚軸
7(7a、7b) 脚軸
8 主フレーム
8a 第1の主フレーム
8b 第2の主フレーム
9 補強棒
10 貫通孔
11 貫通孔
13 クロスフレーム
14 クロスフレーム
15a、15b 上部ブラケット
16a、16b 下部ブラケット
17a、17b 上部ブラケット
18a、18b 下部ブラケット
19a、20a、21a、22a 係合部
23 梁本体
24a、24b 取付部材
25 挿通孔
27 板体
28 孔
29 梁本体
30a、30b 取付部材
31 板状体
32、33、34、35 脚体
32a、33a、34a、35a 筒部
36 接地手段
37 ゴム板
38 ハウジング
40 ジャッキハンドル
41a,41b 挿通孔
42a,42b 挿通孔
43a,43b 挿通孔
44a,44b 挿通孔
45、46 ブラケット
47、48 ブラケット
49 クロスバー
50、51 ブラケット
52、53 ブラケット
54 クロスバー
60 ワイヤー
61 安全ブロック
62 取付金具
64 固定ピン
65 割ピン
66 ネット
67 係合手段
68 開閉部
69 固定ピン
M マンホールの開口

Claims (2)

  1. 平行に配置された2本の支持梁と当該支持梁上の任意の位置に両端部が装着される横梁を有し、
    前記2本の支持梁は、それぞれ垂直方向に垂下された2本の脚軸によって両端が支持されるとともに、
    当該脚軸の下方には、当該脚軸の長手方向に沿って移動および固定可能に設けられた脚体が設けられていることを特徴とする吊り下げ用架台。
  2. 前記脚体は2個一対の組立体として構成されるとともに、当該2個の脚体は前記脚軸の長手方向に沿って相対的に移動可能となっていることを特徴とする請求項1記載の吊り下げ用架台。
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