JP2018025757A - 電子機器及びその製造方法 - Google Patents

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佳克 今関
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Abstract

【課題】狭額縁化及び低コスト化を可能とする。【解決手段】第1基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基体と、第2導電層と、を備え、前記第2基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、電子機器及びその製造方法に関する。
近年、表示装置を狭額縁化するための技術が種々検討されている。一例では、樹脂製の第1基板の内面と外面とを貫通する孔の内部に孔内接続部を有する配線部と、樹脂製の第2基板の内面に設けられた配線部とが基板間接続部によって電気的に接続される技術が開示されている。
特開2002−40465号公報
本実施形態の目的は、狭額縁化及び低コスト化が可能な電子機器及びその製造方法を提供することにある。
一実施形態によれば、
第1基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基体と、第2導電層と、を備え、前記第2基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備える、電子機器が提供される。
一実施形態によれば、
第1基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基体と、第2導電層と、を備え、前記第2基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備え、前記第2導電層は、第1領域において、被検出物の接触あるいは接近を検出する検出部と、前記第1領域と隣り合う第2領域において、前記検出部に繋がった端子部と、を備え、前記第1孔は前記端子部に形成される、電子機器が提供される。
一実施形態によれば、
第1基体及び第1導電層を備えた第1基板と、第2基体及び第2導電層を備え前記第2基体が前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基板と、を用意し、前記第2基板にレーザー光を照射して前記第2基体を貫通する第1孔を形成し、前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材を形成する、電子機器の製造方法が提供される。
図1は、本実施形態の表示装置DSPの構成例を示す断面図である。 図2は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図3は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図4は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図5は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図6は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図7は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図8は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図9Aは、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図9Bは、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図9Cは、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。 図10は、本実施形態の表示装置DSPの一構成例を示す平面図である。 図11は、図10に示した表示パネルPNLの基本構成及び等価回路を示す図である。 図12は、図10に示した表示パネルPNLの一部の構造を示す断面図である。 図13は、センサSSの一構成例を示す平面図である。 図14は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す平面図である。 図15は、図10及び図14に示した検出電極Rx1の検出部RSの構成例を示す図である。 図16Aは、図10に示した接続用孔V1を含むA−B線で切断した表示パネルPNLの断面図である。 図16Bは、図16Aに示したパッドP1及び第2絶縁層12を示す平面図である。 図17は、本実施形態の表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図18は、本実施形態の表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図19は、本実施形態の表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。 図20Aは、比較例1を示す断面図である。 図20Bは、比較例2を示す断面図である。 図21は、本実施形態の第1変形例を示す平面図である。 図22は、本実施形態の第2変形例を示す平面図である。 図23は、図22に示した端子部RT32を含むC−D線で切断した表示装置DSPの断面図である。 図24は、本実施形態の第3変形例を示す断面図である。 図25は、図24に示したシールSE及び第3導電層L3を示す断面図である。 図26は、本実施形態の表示装置DSPの構成例を示す断面図である。 図27は、第2基体20に形成される第1孔VAの構成例を示す斜視図である。 図28Aは、第1孔VAの他の構成例を示す断面図である。 図28Bは、第1孔VAの他の構成例を示す断面図である。 図28Cは、第1孔VAの他の構成例を示す断面図である。 図29Aは、第1孔VAの他の構成例を示す断面図である。 図29Bは、第1孔VAの他の構成例を示す断面図である。 図29Cは、第1孔VAの他の構成例を示す断面図である。 図30は、図10に示したパッドP1を拡大した平面図である。 図31は、図10に示した接続用孔V1を含むA−B線で切断した表示パネルPNLの一構成例を示す断面図である。 図32は、表示パネルPNLの他の構成例を示す断面図である。 図33は、表示パネルPNLの他の構成例を示す断面図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
本実施形態においては、電子機器の一例として表示装置を開示する。この表示装置は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ、ゲーム機器等の種々の装置に用いることができる。本実施形態にて開示する主要な構成は、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置等の自発光型の表示装置、電気泳動素子等を有する電子ペーパ型の表示装置、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を応用した表示装置、或いはエレクトロクロミズムを応用した表示装置などに適用可能である。
≪第1実施形態:第1構成例≫
図1は、本実施形態の表示装置DSPの第1構成例を示す断面図である。第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。第1方向X及び第2方向Yは、表示装置DSPを構成する基板の主面と平行な方向に相当し、第3方向Zは、表示装置DSPの厚さ方向に相当する。ここでは、第2方向Y及び第3方向Zによって規定されるY−Z平面における表示装置DSPの一部の断面を示している。
表示装置DSPは、第1基板SUB1と、第2基板SUB2と、接続材Cと、配線基板SUB3とを備えている。第1基板SUB1及び第2基板SUB2は、第3方向Zに対向している。以下の説明において、第1基板SUB1から第2基板SUB2に向かう方向を上方(あるいは、単に上)と称し、第2基板SUB2から第1基板SUB1に向かう方向を下方(あるいは、単に下)と称する。また、第2基板SUB2から第1基板SUB1に向かって見ることを平面視という。また、図1のY−Z平面(あるいは、図示しないが第1方向X及び第3方向Zによって規定されるX−Z平面)における表示装置DSPの断面を見ることを断面視という。
第1基板SUB1は、第1基体10と、第1基体10の第2基板SUB2と対向する側に位置する第1導電層L1と、を備えている。第1基体10は、第2基板SUB2と対向する主面10Aと、主面10Aとは反対側の主面10Bとを有している。図示した例では、第1導電層L1は、主面10Aに位置している。なお、図示しないが、第1基体10と第1導電層L1との間や、第1導電層L1の上には、各種絶縁層や各種導電層が配置されていてもよい。
第2基板SUB2は、第2基体20と、第2導電層L2とを備えている。第2基体20は、第1基板SUB1と対向する主面20Aと、主面20Aとは反対側の主面20Bとを有している。第2基体20は、その主面20Aが第1導電層L1と対向し、且つ、第1導電層L1から第3方向Zに離間している。図示した例では、第2導電層L2は、主面20Bに位置している。第1基体10、第1導電層L1、第2基体20、及び、第2導電層L2は、この順に第3方向Zに並んでいる。第1導電層L1と第2基体20との間には、空気層が位置しているが、後述するように絶縁層が位置している場合もあり得るし、絶縁層の他に導電層が位置していてもよい。なお、図示しないが、第2基体20と第2導電層L2との間や、第2導電層L2の上には、各種絶縁層や各種導電層が配置されていてもよい。第1基板SUB1と第2基板SUB2との間にも、各種絶縁層や各種導電層が配置されていてもよい。
第1基体10及び第2基体20は、例えばガラスによって形成されており、より具体的には、無アルカリガラスによって形成されている。また、第1基体10及び第2基体20は、樹脂基板であってもよい。第1導電層L1及び第2導電層L2は、例えば、モリブデン、タングステン、チタン、アルミニウム、銀、銅、クロムなどの金属材料や、これらの金属材料を組み合わせた合金や、インジウム錫酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)などの透明な導電材料などによって形成され、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。接続材Cは、銀などの金属材料を含み、その粒径が数ナノメートルから数十ナノメートルのオーダーの微粒子を含むものであることが望ましい。
配線基板SUB3は、第1基板SUB1に実装され、第1導電層L1と電気的に接続されている。このような配線基板SUB3は、例えば可撓性を有するフレキシブル基板である。なお、本実施形態で適用可能なフレキシブル基板とは、その少なくとも一部分に、屈曲可能な材料によって形成されたフレキシブル部を備えていればよい。例えば、本実施形態の配線基板SUB3は、その全体がフレキシブル部として構成されたフレキシブル基板であってもよいし、ガラスエポキシなどの硬質材料によって形成されたリジッド部及びポリイミドなどの屈曲可能な材料によって形成されたフレキシブル部を備えたリジッドフレキシブル基板であってもよい。
ここで、本実施形態における第1導電層L1と第2導電層L2との接続構造について詳述する。第2基板SUB2において、第2基体20は、主面20Aと主面20Bとの間を貫通する第1孔VAを有している。図示した例では、第1孔VAは、第2導電層L2も貫通している。一方、第1基板SUB1においては、第1導電層L1は、第1孔VAと第3方向Zで対向する第2孔VBを有している。また、第1基体10は、第2孔VBと第3方向Zで対向する凹部CCを有している。凹部CC、第2孔VB、及び、第1孔VAは、この順に第3方向Zに並んでいる。凹部CCは、主面10Aから主面10Bに向かって形成されているが、図示した例では、主面10Bまで貫通していない。一例では、凹部CCの第3方向Zに沿った深さは、第1基体10の第3方向Zに沿った厚さの約1/5〜約1/2である。なお、第1基体10は、凹部CCの代わりに、主面10Aと主面10Bとの間を貫通する孔を有していてもよい。第2孔VB及び凹部CCは、いずれも第1孔VAの直下に位置している。第1孔VA、第2孔VB、及び、凹部CCは、第3方向Zに沿った同一直線上に位置しており、接続用孔Vを形成している。このような接続用孔Vは、第2基板SUB2の上方からレーザー光を照射したり、エッチングしたりすることによって形成される。
接続材Cは、第1孔VAを通って第1導電層L1及び第2導電層L2を電気的に接続している。図示した例では、接続材Cは、第2基板SUB2において、第2導電層L2の上面LT2、第1孔VAにおける第2導電層L2の内面LS2、及び、第1孔VAにおける第2基体20の内面20Sにそれぞれ接触している。これらの内面LS2及び20Sは、第1孔VAの内面を形成している。また、接続材Cは、第1基板SUB1において、第2孔VBにおける第1導電層L1の内面LS1、及び、凹部CCにもそれぞれ接触している。内面LS1は、第2孔VBの内面を形成している。なお、図示した例では、接続材Cは、第1孔VA、第2孔VB、及び、凹部CCを埋めるように充填されているが、少なくともそれらの内面に設けられていればよい。このような接続材Cは、第1導電層L1と第2導電層L2との間において途切れることなく連続的に形成されている。
これにより、第2導電層L2は、接続材C及び第1導電層L1を介して配線基板SUB3と電気的に接続される。このため、第2導電層L2に対して信号を書き込んだり、第2導電層L2から出力された信号を読み取ったりするための制御回路は、配線基板SUB3を介して第2導電層L2と接続可能となる。
図20Aは、比較例1を示す断面図である。この比較例1においては、第2導電層L2は、第1導電層L1と接続されていない。このため、第2導電層L2に対して信号を書き込んだり、第2導電層L2から出力された信号を読み取ったりするために、第2導電層L2に接続された配線基板SUB4が必要となる。つまり、比較例1においては、第1基板SUB1に実装された配線基板SUB3の他に、第2基板SUB2に実装された配線基板SUB4が必要となる。
図20Bは、比較例2を示す断面図である。比較例2は、比較例1と比較して、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に有機絶縁層OIを有する点で相違している。
本実施形態によれば、第1基板SUB1に実装される配線基板SUB3の他に、第2基板SUB2に配線基板SUB4が実装される比較例1(図20A参照)及び比較例2(図20B参照)と比較して、第2導電層L2と制御回路とを接続するために、図20A及び図20B中に示した配線基板SUB4を第2基板SUB2に実装する必要がなくなる。また、配線基板SUB4を実装するための端子部や、第2導電層L2と配線基板SUB4とを接続するための配線が不要となる。このため、第1方向X及び第2方向Yで規定されるX-Y平面において、第2基板SUB2の基板サイズを縮小することができるとともに、表示装置DSPの周縁部の額縁幅を縮小することができる。また、不要となる配線基板SUB4のコストを削減することができる。これにより、狭額縁化及び低コスト化が可能となる。
次に、本実施形態の他の構成例について図2乃至図9Cを参照しながらそれぞれ説明する。
≪第2構成例≫
図2に示した第2構成例は、図1に示した第1構成例と比較して、接続材Cが第1導電層L1の上面LT1に接触している点で相違している。すなわち、接続材Cは、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に位置する側面CAを有している。側面CAは、第1孔VA及び第2孔VBと重なる位置よりも外方に位置し、図示した例では、第1導電層L1と第2基体20との間に位置している。
このような第2構成例においても、上記第1構成例と同様の効果が得られる。加えて、接続材Cが第2孔VBにおける第1導電層L1の内面LS1のみならず、第1導電層L1の上面LT1にも接触しているため、接続材Cの第1導電層L1との接触面積を拡大することができ、接続材Cと第1導電層L1との接続不良を抑制することができる。
≪第3構成例≫
図3に示した第3構成例は、図2に示した第2構成例と比較して、表示装置DSPが第1導電層L1と第2基体20との間に位置する有機絶縁層OIを備え、有機絶縁層OIが第1孔VA及び第2孔VBに繋がった第3孔VCを有する点で相違している。ここでの有機絶縁層OIとは、例えば、後述する第2絶縁層、遮光層、カラーフィルタ、オーバーコート層、配向膜や、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を接着するシールなどが含まれる。後に図12を参照して説明するが、第2絶縁層12や第1配向膜AL1などは第1基板SUB1に備えられ、遮光層BM、カラーフィルタCF、オーバーコート層OC、第2配向膜AL2などは第2基板SUB2に備えられる。但し、本実施形態における有機絶縁層OIは、その全体がすべて有機絶縁層によって形成されていなくてもよく、その一部に無機絶縁層を含んでいてもよい。
第3孔VCは、第1孔VA及び第2孔VBと比較して、第2方向Yに拡張されている。なお、第3孔VCは、第2方向Yのみならず、X−Y平面内における全方位に亘って第1孔VA及び第2孔VBよりも拡張されている。凹部CC、第2孔VB、第3孔VC、及び、第1孔VAは、この順に第3方向Zに並んでいる。有機絶縁層OIは、第1導電層L1の上面LT1と接触しているが、第3孔VCにおいて、一部の上面LT1を露出している。
接続材Cは、第1孔VA、第2孔VB、及び、第3孔VCにおいて途切れることなく設けられ、第1導電層L1及び第2導電層L2を電気的に接続している。接続材Cは、有機絶縁層OIの内面OISに接触し、第1基板SUB1において第1導電層L1の内面LS1及び第1導電層L1の上面LT1にもそれぞれ接触している。
このような第3構成例においても、上記同様の効果が得られる。加えて、有機絶縁層OIの第3孔VCにおいて接続材Cが第1導電層L1の内面LS1及び上面LT1にも接触しているため、接続材Cの第1導電層L1との接触面積を拡大することができ、接続材Cと第1導電層L1との接続不良を抑制することができる。
なお、ここでは、第3孔VCが第1孔VA及び第2孔VBと比較して拡張されている例を示したが、接続材Cと第1導電層L1との十分な導電性を得られる場合には、第3孔VCの径は、X−Y平面内において第1孔VA及び第2孔VB各々の径と同じ、あるいは小さくてもよい。
≪第4構成例≫
図4に示した第4構成例は、図3に示した第3構成例と比較して、第2基板SUB2が第2導電層L2及び接続材Cを覆う保護材PFを備えた点で相違している。図示した例では、保護材PFは、第2基体20の主面20Bも覆っている。なお、接続材Cが第1孔VA、第2孔VB、及び、第3孔VCの内面に設けられ且つ各孔の中心部付近に充填されなかった場合には、接続材Cが中空部分を有する。このような場合には、保護材PFが接続材Cの中空部分に充填されてもよい。保護材PFは、例えばアクリル系樹脂などの有機絶縁材料によって形成されている。
このような第4構成例においても、上記同様の効果が得られる。加えて、第2導電層L2及び接続材Cを保護することができる。
≪第5構成例≫
図5に示した第5構成例は、図3に示した第3構成例と比較して、第2基板SUB2が第2導電層L2を覆う保護材PF1を備えた点で相違している。図示した例では、第2導電層L2及び第2基体20の主面20Bは、保護材PF1によって覆われているが、第2導電層L2のうち、第1孔VAの周囲は保護材PF1によって覆われていない。接続材Cは、第1孔VAの周囲において第2導電層L2の上面LT2に接触するとともに、さらに、その周囲において保護材PF1の上面T3に接触している。
このような第5構成例においても、上記同様の効果が得られるのに加えて、第2導電層L2を保護することができる。
以下に、第5構成例に適用可能な製造方法の一例を説明する。
第1の製造方法では、第2基板SUB2の全面に保護材PF1を形成した後に、第1孔VAを形成する領域より一回り大きい領域に亘って保護材PF1を除去する。なお、保護材PF1は、一例では有機絶縁材料によって形成されるが、無機絶縁材料によって形成されてもよい。このような保護材PF1を除去する手法としては、レーザーを照射する手法や、フォトリソグラフィ技術を利用してパターニングする手法などが適用可能である。有機絶縁材料によって形成された保護材PF1を除去する際に、レーザーを照射する手法を適用した場合、レーザーを照射した領域よりも大きい領域に亘って保護材PF1が除去される。その後、第1孔VAを形成し、接続材Cを形成する。第1孔VA及び接続材Cの形成例については後述する。
第2の製造方法では、第1孔VAを形成する領域より一回り大きい領域を除いて、保護材PF1を選択的に形成する。その後、第1孔VAを形成し、接続材Cを形成する。
このような製造方法を適用することにより、第1孔VAの周辺において、第2導電層L2と保護材PF1との間に段差が形成される。このため、第1孔VAに接続材Cを形成した際に、接続材Cが保護材PF1を乗り上げにくくなり、接続材Cの過度の広がりを抑制することができる。
≪第6構成例≫
図6に示した第6構成例は、図5に示した第5構成例と比較して、第2基板SUB2が接続材Cを覆う保護材PF2を備えた点で相違している。図示した例では、保護材PF2は、接続材Cの周囲において保護材PF1に接触している。なお、保護材PF2は、接続材Cが中空部分を有する場合には、中空部分に充填されてもよい。また、保護材PF2は、接続材Cの周囲だけでなく、保護材PF1を覆って配置されていてもよい。このような第6構成例においても、上記同様の効果が得られるのに加えて、第2導電層L2及び接続材Cを保護することができる。
≪第7構成例≫
図7に示した第7構成例は、図3に示した第3構成例と比較して、有機絶縁層OIが内部に導電性粒子CPを含んでいる点で相違している。このような第7構成例においても、上記同様の効果が得られる。加えて、導電性粒子CPが第3孔VCに位置する接続材Cと接触することにより、第3孔VCで接続材Cが途切れたとしても、途切れた接続材C同士を導電性粒子CPによって導通させることができ、信頼性を向上することができる。
≪第8構成例≫
図8に示した第8構成例は、図3に示した第3構成例と比較して、接続材Cが第1孔VA、第2孔VB、第3孔VC、及び、凹部CCのそれぞれの内面に設けられ、接続材Cの中空部分に導電性の充填材FMが充填された点で相違している。充填材FMは、例えば銀等の導電性粒子を含むペーストを硬化させたものである。このような第8構成例においても、上記同様の効果が得られる。加えて、接続材Cが途切れたとしても、充填材FMが第1導電層L1及び第2導電層L2を電気的に接続させることができ、信頼性を向上することができる。また、接続材Cに中空部分が形成されたことに起因する第3方向Zの段差を緩和することができる。
≪第9構成例≫
図9Aに示した第9構成例は、図8に示した第8構成例と比較して、接続材Cの中空部分に絶縁性の充填材FIが充填された点で相違している。充填材FIは、例えば有機絶縁材料によって形成されている。このような第9構成例においても、上記同様の効果が得られるのに加えて、接続材Cを保護することができる。
≪第10構成例≫
図9Bに示した第10構成例は、図3に示した第3構成例と比較して、接続用孔Vが有機絶縁層OIとは異なる位置に形成された点で相違している。図示した例では、接続用孔Vは、有機絶縁層OIよりも配線基板SUB3に近接する側に位置している。あるいは、接続用孔Vは、有機絶縁層OIと第2基体20の端部20Eとの間に位置している。有機絶縁層OIは、例えば、第1基板SUB1と第2基板SUB2とを接着するシールを含む。このような第10構成例においても、上記同様の効果が得られる。
≪第11構成例≫
図9Cに示した第11構成例は、図3に示した第3構成例と比較して、接続用孔Vが設けられる有機絶縁層OIAとは別に、第1基体10と第2基体20との間に有機絶縁層OIBが設けられた点で相違している。有機絶縁層OIAは、有機絶縁層OIBと第2基体20の端部20Eとの間に位置している。有機絶縁層OIBは、例えば、第1基板SUB1と第2基板SUB2とを接着するシールを含む。有機絶縁層OIAは、例えば、第1基板SUB1に備えられる各種有機絶縁層や、第2基板SUB2に備えられる各種有機絶縁層を含む。このような第11構成例においても、上記同様の効果が得られる。
≪センサ付き表示装置≫
図10は、本実施形態の表示装置DSPの一構成例を示す平面図である。ここでは、表示装置DSPの一例として、センサSSを搭載した液晶表示装置について説明する。
表示装置DSPは、表示パネルPNL、ICチップI1、配線基板SUB3などを備えている。表示パネルPNLは、液晶表示パネルであり、第1基板SUB1と、第2基板SUB2と、シールSEと、表示機能層(後述する液晶層LC)と、を備えている。第2基板SUB2は、第1基板SUB1に対向している。シールSEは、図10において右上がりの斜線で示した部分に相当し、第1基板SUB1と第2基板SUB2とを接着している。
表示パネルPNLは、画像を表示する表示領域DA、及び、表示領域DAを囲む額縁状の非表示領域NDAを備えている。表示領域DAは、例えば第1領域に相当し、シールSEによって囲まれた内側に位置している。非表示領域NDAは、例えば表示領域(第1領域)DAと隣り合う第2領域に相当する。シールSEは、非表示領域NDAに位置している。
ICチップI1は、配線基板SUB3に実装されている。なお、図示した例に限らず、ICチップI1は、第2基板SUB2よりも外側に延出した第1基板SUB1に実装されていてもよいし、配線基板SUB3に接続される外部回路基板に実装されていてもよい。ICチップI1は、例えば、画像を表示するのに必要な信号を出力するディスプレイドライバDDを内蔵している。ここでのディスプレイドライバDDは、後述する信号線駆動回路SD、走査線駆動回路GD、及び、共通電極駆動回路CDの少なくとも一部を含むものである。また、図示した例では、ICチップI1は、タッチパネルコントローラなどとして機能する検出回路RCを内蔵している。なお、検出回路RCは、ICチップI1とは異なる他のICチップに内蔵されていてもよい。
表示パネルPNLは、例えば、第1基板SUB1の下方からの光を選択的に透過させることで画像を表示する透過表示機能を備えた透過型、第2基板SUB2の上方からの光を選択的に反射させることで画像を表示する反射表示機能を備えた反射型、あるいは、透過表示機能及び反射表示機能を備えた半透過型のいずれであってもよい。
センサSSは、表示装置DSPへの被検出物の接触あるいは接近を検出するためのセンシングを行うものである。センサSSは、複数の検出電極Rx(Rx1、Rx2…)を備えている。検出電極Rxは、第2基板SUB2に設けられており、上記の第2導電層L2に相当する。これらの検出電極Rxは、それぞれ第1方向Xに延出し、第2方向Yに間隔をおいて並んでいる。図10では、検出電極Rxとして、検出電極Rx1乃至Rx4が図示されているが、ここでは、検出電極Rx1に着目してその構造例について説明する。
すなわち、検出電極Rx1は、検出部RSと、端子部RT1と、接続部CNとを備えている。
検出部RSは、表示領域DAに位置し、第1方向Xに延出している。検出電極Rx1においては、主として検出部RSがセンシングに利用される。図示した例では、検出部RSは、帯状に形成されているが、より具体的には、図15を参照して説明するように微細な金属細線の集合体によって形成されている。また、1つの検出電極Rx1は、2本の検出部RSを備えているが、3本以上の検出部RSを備えていてもよいし、1本の検出部RSを備えていてもよい。
端子部RT1は、非表示領域NDAの第1方向Xに沿った一端側に位置し、検出部RSに繋がっている。接続部CNは、非表示領域NDAの第1方向Xに沿った他端側に位置し、複数の検出部RSを互いに接続している。図10において、一端側とは表示領域DAよりも左側に相当し、他端側とは表示領域DAよりも右側に相当する。端子部RT1の一部は、平面視でシールSEと重なる位置に形成されている。
一方で、第1基板SUB1は、上記の第1導電層L1に相当するパッドP1及び配線W1を備えている。パッドP1及び配線W1は、非表示領域NDAの一端側に位置し、平面視でシールSEと重なっている。パッドP1は、平面視で端子部RT1と重なる位置に形成されている。また、パッドP1は、一例では、台形状に形成されているが、他の多角形状や、円形状や楕円形状に形成されていてもよい。配線W1は、パッドP1に接続され、第2方向Yに沿って延出し、配線基板SUB3を介してICチップI1の検出回路RCと電気的に接続されている。
接続用孔V1は、端子部RT1とパッドP1とが対向する位置に形成されている。また、接続用孔V1は、端子部RT1を含む第2基板SUB2及びシールSEを貫通するとともに、パッドP1を貫通する場合もあり得る。図示した例では、接続用孔V1は、平面視で円形であるが、その形状は図示した例に限らず、楕円形などの他の形状であってもよい。図1などを参照して説明したように、接続用孔V1には、接続材Cが設けられている。これにより、端子部RT1とパッドP1とが電気的に接続される。つまり、第2基板SUB2に設けられた検出電極Rx1は、第1基板SUB1に接続された配線基板SUB3を介して検出回路RCと電気的に接続される。検出回路RCは、検出電極Rxから出力されたセンサ信号を読み取り、被検出物の接触あるいは接近の有無や、被検出物の位置座標などを検出する。
図示した例では、奇数番目の検出電極Rx1、Rx3…の各々の端子部RT1、RT3…、パッドP1、P3…、配線W1、W3…、接続用孔V1、V3…は、いずれも非表示領域NDAの一端側に位置している。また、偶数番目の検出電極Rx2、Rx4…の各々の端子部RT2、RT4…、パッドP2、P4…、配線W2、W4…、接続用孔V2、V4…は、いずれも非表示領域NDAの他端側に位置している。このようなレイアウトによれば、非表示領域NDAにおける一端側の幅と他端側の幅とを均一化することができ、狭額縁化に好適である。
図示したように、パッドP3がパッドP1よりも配線基板SUB3に近接するレイアウトでは、配線W1は、パッドP3の内側(つまり、表示領域DAに近接する側)を迂回し、パッドP3と配線基板SUB3との間で配線W3の内側に並んで配置されている。同様に、配線W2は、パッドP4の内側を迂回し、パッドP4と配線基板SUB3との間で配線W4の内側に並んで配置されている。
図11は、図10に示した表示パネルPNLの基本構成及び等価回路を示す図である。表示パネルPNLは、表示領域DAにおいて、複数の画素PXを備えている。ここで、画素とは、画素信号に応じて個別に制御することができる最小単位を示し、例えば、後述する走査線と信号線とが交差する位置に配置されたスイッチング素子を含む領域に存在する。複数の画素PXは、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配置されている。また、表示パネルPNLは、表示領域DAにおいて、複数本の走査線G(G1〜Gn)、複数本の信号線S(S1〜Sm)、共通電極CEなどを備えている。走査線Gは、各々第1方向Xに延出し、第2方向Yに並んでいる。信号線Sは、各々第2方向Yに延出し、第1方向Xに並んでいる。なお、走査線G及び信号線Sは、必ずしも直線的に延出していなくてもよく、それらの一部が屈曲していてもよい。共通電極CEは、複数の画素PXに亘って配置されている。走査線G、信号線S、及び、共通電極CEは、それぞれ非表示領域NDAに引き出されている。非表示領域NDAにおいて、走査線Gは走査線駆動回路GDに接続され、信号線Sは信号線駆動回路SDに接続され、共通電極CEは共通電極駆動回路CDに接続されている。信号線駆動回路SD、走査線駆動回路GD、及び、共通電極駆動回路CDは、第1基板SUB1上に形成されてもよいし、これらの一部或いは全部が図10に示したICチップI1に内蔵されていてもよい。
各画素PXは、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CE、液晶層LC等を備えている。スイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタ(TFT)によって構成され、走査線G及び信号線Sと電気的に接続されている。より具体的には、スイッチング素子SWは、ゲート電極WG、ソース電極WS、及び、ドレイン電極WDを備えている。ゲート電極WGは、走査線Gと電気的に接続されている。図示した例では、信号線Sと電気的に接続された電極をソース電極WSと称し、画素電極PEと電気的に接続された電極をドレイン電極WDと称する。
走査線Gは、第1方向Xに並んだ画素PXの各々におけるスイッチング素子SWと接続されている。信号線Sは、第2方向Yに並んだ画素PXの各々におけるスイッチング素子SWと接続されている。画素電極PEの各々は、共通電極CEと対向し、画素電極PEと共通電極CEとの間に生じる電界によって液晶層LCを駆動している。保持容量CSは、例えば、共通電極CEと画素電極PEとの間に形成される。
図12は、図10に示した表示パネルPNLの一部の構造を示す断面図である。ここでは、表示装置DSPを第1方向Xに沿って切断した断面図を示す。図示した表示パネルPNLは、主として基板主面にほぼ平行な横電界を利用する表示モードに対応した構成を有している。なお、表示パネルPNLは、基板主面に対して垂直な縦電界や、基板主面に対して斜め方向の電界、或いは、それらを組み合わせて利用する表示モードに対応した構成を有していてもよい。横電界を利用する表示モードでは、例えば第1基板SUB1及び第2基板SUB2のいずれか一方に画素電極PE及び共通電極CEの双方が備えられた構成が適用可能である。縦電界や斜め電界を利用する表示モードでは、例えば、第1基板SUB1に画素電極PE及び共通電極CEのいずれか一方が備えられ、第2基板SUB2に画素電極PE及び共通電極CEのいずれか他方が備えられた構成が適用可能である。なお、ここでの基板主面とは、X−Y平面と平行な面である。
第1基板SUB1は、第1基体10、信号線S、共通電極CE、金属層M、画素電極PE、第1絶縁層11、第2絶縁層12、第3絶縁層13、第1配向膜AL1などを備えている。なお、ここでは、スイッチング素子や走査線、これらの間に介在する各種絶縁層等の図示を省略している。
第1絶縁層11は、第1基体10の上に位置している。図示しない走査線やスイッチング素子の半導体層は、第1基体10と第1絶縁層11の間に位置している。信号線Sは、第1絶縁層11の上に位置している。第2絶縁層12は、信号線S、及び、第1絶縁層11の上に位置している。共通電極CEは、第2絶縁層12の上に位置している。金属層Mは、信号線Sの直上において共通電極CEに接触している。図示した例では、金属層Mは、共通電極CEの上に位置しているが、共通電極CEと第2絶縁層12との間に位置していてもよい。第3絶縁層13は、共通電極CE、及び、金属層Mの上に位置している。画素電極PEは、第3絶縁層13の上に位置している。画素電極PEは、第3絶縁層13を介して共通電極CEと対向している。また、画素電極PEは、共通電極CEと対向する位置にスリットSLを有している。第1配向膜AL1は、画素電極PE及び第3絶縁層13を覆っている。
走査線G、信号線S、及び、金属層Mは、モリブデン、タングステン、チタン、アルミニウムなどの金属材料によって形成され、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。共通電極CE及び画素電極PEは、ITOやIZOなどの透明な導電材料によって形成されている。第1絶縁層11及び第3絶縁層13は無機絶縁層であり、第2絶縁層12は有機絶縁層である。
なお、第1基板SUB1の構成は、図示した例に限らず、画素電極PEが第2絶縁層12と第3絶縁層13との間に位置し、共通電極CEが第3絶縁層13と第1配向膜AL1との間に位置していてもよい。このような場合、画素電極PEはスリットを有していない平板状に形成され、共通電極CEは画素電極PEと対向するスリットを有する。また、画素電極PE及び共通電極CEの双方が櫛歯状に形成され、互いに噛み合うように配置されていてもよい。
第2基板SUB2は、第2基体20、遮光層BM、カラーフィルタCF、オーバーコート層OC、第2配向膜AL2などを備えている。
遮光層BM及びカラーフィルタCFは、第2基体20の第1基板SUB1と対向する側に位置している。遮光層BMは、各画素を区画し、信号線Sの直上に位置している。カラーフィルタCFは、画素電極PEと対向し、その一部が遮光層BMに重なっている。カラーフィルタCFは、赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタ、青色カラーフィルタなどを含む。オーバーコート層OCは、カラーフィルタCFを覆っている。第2配向膜AL2は、オーバーコート層OCを覆っている。
なお、カラーフィルタCFは、第1基板SUB1に配置されてもよい。カラーフィルタCFは、4色以上のカラーフィルタを含んでいてもよい。白色を表示する画素には、白色のカラーフィルタが配置されてもよいし、無着色の樹脂材料が配置されてもよいし、カラーフィルタを配置せずにオーバーコート層OCを配置してもよい。
検出電極Rxは、第2基体20の主面20Bに位置している。検出電極Rxは、上記の通り、第2導電層L2に相当し、金属を含む導電層、ITOやIZO等の透明な導電材料によって形成されていてもよいし、金属を含む導電層の上に透明導電層が積層されていてもよいし、導電性の有機材料や、微細な導電性物質の分散体などによって形成されていてもよい。
第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1は、第1基体10と照明装置BLとの間に位置している。第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2は、検出電極Rxの上に位置している。第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2は、必要に応じて位相差板を含んでいてもよい。
次に、本実施形態の表示装置DSPに搭載されるセンサSSの一構成例について説明する。以下に説明するセンサSSは、例えば相互容量方式の静電容量型であり、誘電体を介して対向する一対の電極間の静電容量の変化に基づいて、被検出物の接触あるいは接近を検出するものである。
図13は、センサSSの一構成例を示す平面図である。
図示した構成例では、センサSSは、センサ駆動電極Tx、及び、検出電極Rxを備えている。図示した例では、センサ駆動電極Txは、右下がりの斜線で示した部分に相当し、第1基板SUB1に設けられている。また、検出電極Rxは、右上がりの斜線で示した部分に相当し、第2基板SUB2に設けられている。センサ駆動電極Tx及び検出電極Rxは、X−Y平面において、互いに交差している。検出電極Rxは、第3方向Zにおいて、センサ駆動電極Txと対向している。
センサ駆動電極Tx及び検出電極Rxは、表示領域DAに位置し、それらの一部が非表示領域NDAに延在している。図示した例では、センサ駆動電極Txは、それぞれ第2方向Yに延出した帯状の形状を有し、第1方向Xに間隔を置いて並んでいる。検出電極Rxは、それぞれ第1方向Xに延出し、第2方向Yに間隔を置いて並んでいる。検出電極Rxは、図10を参照して説明したように、第1基板SUB1に設けられたパッドに接続され、配線を介して検出回路RCと電気的に接続されている。センサ駆動電極Txの各々は、配線WRを介して共通電極駆動回路CDと電気的に接続されている。なお、センサ駆動電極Tx及び検出電極Rxの個数やサイズ、形状は特に限定されるものではなく種々変更可能である。
センサ駆動電極Txは、上記の共通電極CEを含み、画素電極PEとの間で電界を発生させる機能を有するとともに、検出電極Rxとの間で容量を発生させることで被検出物の位置を検出するための機能を有している。
共通電極駆動回路CDは、表示領域DAに画像を表示する表示駆動時に、共通電極CEを含むセンサ駆動電極Txに対してコモン駆動信号を供給する。また、共通電極駆動回路CDは、センシングを行うセンシング駆動時に、センサ駆動電極Txに対してセンサ駆動信号を供給する。検出電極Rxは、センサ駆動電極Txへのセンサ駆動信号の供給に伴って、センシングに必要なセンサ信号(つまり、センサ駆動電極Txと検出電極Rxとの間の電極間容量の変化に基づいた信号)を出力する。検出電極Rxから出力された検出信号は、図10に示した検出回路RCに入力される。
なお、上記した各構成例におけるセンサSSは、一対の電極間の静電容量(上記の例ではセンサ駆動電極Txと検出電極Rxとの間の静電容量)の変化に基づいて被検出物を検出する相互容量方式に限らず、検出電極Rxの静電容量の変化に基づいて被検出物を検出する自己容量方式であってもよい。
図14は、本実施形態の表示装置DSPの他の構成例を示す平面図である。図14に示した構成例は、図10に示した構成例と比較して、検出電極Rx1、Rx2、Rx3…がそれぞれ第2方向Yに延出し、第1方向Xに間隔をおいて並んでいる点で相違している。図示した例では、検出部RSは、表示領域DAにおいて第2方向Yに延出している。また、端子部RT1、RT2、RT3…は、表示領域DAと配線基板SUB3との間で第1方向Xに間隔をおいて並んでいる。接続用孔V1、V2、V3…は、第1方向Xに間隔をおいて並んでいる。なお、図示しないが、表示装置DSPは、第1方向Xに延出し第2方向Yに間隔をおいて並んだセンサ駆動電極を備えていてもよい。
図14に示した構成例は、検出電極Rxを利用した自己容量方式のセンサSSに適用可能であり、また、図示しないセンサ駆動電極及び検出電極Rxを利用した相互容量方式のセンサSSにも適用可能である。
図15は、図10及び図14に示した検出電極Rx1の検出部RSの構成例を示す図である。
図15(A)に示す例では、検出部RSは、メッシュ状の金属細線MSによって形成されている。金属細線MSは、端子部RT1に繋がっている。図15(B)に示す例では、検出部RSは、波状の金属細線MWによって形成されている。図示した例では、金属細線MWは、鋸歯状であるが、正弦波状などの他の形状であってもよい。金属細線MWは、端子部RT1に繋がっている。
端子部RT1は、例えば検出部RSと同一材料によって形成されている。端子部RT1には、円形の接続用孔V1が形成されている。
図16Aは、図10に示した接続用孔V1を含むA−B線で切断した表示パネルPNLの断面図である。ここでは、説明に必要な主要部のみを図示している。
第1基板SUB1は、第1基体10、第1導電層L1に相当するパッドP1、有機絶縁層に相当する第2絶縁層12などを備えている。第1導電層L1は、例えば、図12に示した信号線Sと同一材料によって形成されている。第1基体10とパッドP1との間、及び、第1基体10と第2絶縁層12との間には、図12に示した第1絶縁層11や、他の絶縁層や他の導電層が配置されていてもよい。
第2基板SUB2は、第2基体20、第2導電層L2に相当する検出電極Rx1、有機絶縁層に相当する遮光層BM及びオーバーコート層OCなどを備えている。
シールSEは、有機絶縁層に相当し、第2絶縁層12とオーバーコート層OCとの間に位置している。液晶層LCは、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間の間隙に位置している。なお、図示しないが、第2絶縁層12とシールSEとの間には、図12に示した金属層M、第3絶縁層13、第1配向膜AL1が介在していてもよい。また、オーバーコート層OCとシールSEとの間には、図12に示した第2配向膜AL2が介在していてもよい。
接続用孔V1は、第2基体20及び検出電極Rxの端子部RTを貫通する第1孔VA、パッドP1を貫通する第2孔VB、各種有機絶縁層を貫通する第3孔VC、及び、第1基体10に形成された凹部CCを含んでいる。第3孔VCは、第2絶縁層12を貫通する第1部分VC1、シールSEを貫通する第2部分VC2、及び、遮光層BM及びオーバーコート層OCを貫通する第3部分VC3を有している。接続材Cは、接続用孔V1に設けられ、パッドP1と検出電極Rxとを電気的に接続している。
第2絶縁層12は、パッドP1と第2基体20との間に位置し、パッドP1の上面LT1に接触している。接続材Cは、パッドP1の上面LT1と、第2孔VBにおけるパッドP1の内面LS1とに接触している。
図16Bは、図16Aに示したパッドP1及び第2絶縁層12を示す平面図である。
平面視において、第1部分VC1の大きさは、第2孔VBの大きさより大きい。パッドP1の上面LT1のうち接続材Cと接触している領域RAは、第1部分VC1が第2絶縁層12を覆っていない領域である。本実施形態において、領域RAは、平面視にて環状に形成されている。領域RAには、斜線を付している。第2孔VB及び第1部分VC1の形状は、平面視(X−Y平面)にて円形状に形成されている。第1部分VC1の第1方向Xに沿った幅W21は、第2孔VBの第1方向Xに沿った幅W22よりも大きい。また、第2孔VB及び第1部分VC1の形状が平面視で円形状の場合、第1部分VC1の第2方向Yに沿った幅は、第2孔VBの第2方向Yに沿った幅よりも大きい。なお、第2孔VB及び第1部分VC1は真円に限らず、楕円形など他の円形状であってもよく、円形以外の形状であってもよい。例えば第2孔VB及び第1部分VC1が楕円形状に形成されている場合、それらの幅は長軸の長さ(長径)に相当する幅であってもよいし、短軸の長さ(短径)に相当する幅であってもよい。また、第2孔VB及び第1部分VC1は、それらの輪郭が蛇行していてもよい。なお、上記領域RAの形状は、環状に限定されるものではなく、種々変形可能である。
上述したセンサSSを備える表示装置DSPによれば、第2基板SUB2に設けられた検出電極Rxは、接続用孔Vに設けられた接続材Cにより、第1基板SUB1に設けられたパッドPと接続されている。このため、検出電極Rxと検出回路RCとを接続するための配線基板を第2基板SUB2に実装する必要がなくなる。つまり、第1基板SUB1に実装された配線基板SUB3は、表示パネルPNLに画像を表示するのに必要な信号を伝送するための伝送路を形成するとともに、検出電極Rxと検出回路RCとの間で信号を伝送するための伝送路を形成する。したがって、配線基板SUB3の他に別個の配線基板を必要とする構成例と比較して、配線基板の個数を削減することができ、コストを削減することができる。また、第2基板SUB2に配線基板を接続するためのスペースが不要となるため、表示パネルPNLの非表示領域、特に、配線基板SUB3が実装される端辺の幅を縮小することができる。これにより、狭額縁化及び低コスト化が可能となる。
≪表示装置の製造方法≫
次に、上述した表示装置DSPの製造方法の一例について図17乃至図19を参照しながら説明する。
まず、図17(A)に示すように、表示パネルPNLを用意する。図示した表示パネルPNLは、少なくとも第1基体10及び第1導電層L1を備えた第1基板SUB1と、少なくとも第2基体20及び第2導電層L2を備えた第2基板SUB2とを備えている。この表示パネルPNLにおいては、第2基体20が第1導電層L1と対向し、且つ、第2基体20が第1導電層L1から離間した状態で、第1基板SUB1と第2基板SUB2とがシールSEによって接着されている。なお、ここでの第1導電層L1とは、例えば図16Aに示したパッドP1などに相当し、第2導電層L2とは、例えば図16Aに示した検出電極Rx1などに相当する。
このような表示パネルPNLの製造方法の一例について説明する。すなわち、第1基体10の主面10A上に第1導電層L1や第2絶縁層12などを形成した第1基板SUB1を用意する。一方で、第2基体20の主面20A上に遮光層BM、オーバーコート層OCなどを形成した第2基板SUB2を用意する。この時点で、第2基板SUB2の主面20Bには、第2導電層は形成されていない。これらの第1基板SUB1及び第2基板SUB2のいずれか一方に、ループ状のシールSEを形成し、シールSEの内側に液晶材料を滴下する。その後、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を貼り合せ、シールSEを硬化させて、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を接着する。その後、フッ化水素酸(HF)などのエッチング液により第1基体10及び第2基体20をそれぞれエッチングし、第1基体10及び第2基体20を薄板化する。その後、第2基体20の主面20Bに第2導電層L2を形成する。これにより、図17(A)に示す表示パネルPNLが製造される。
また、表示パネルPNLの製造方法の他の例について説明する。すなわち、上記の例と同様に第1基板SUB1を用意する一方で、第2基体20の主面20A上に遮光層BM、オーバーコート層OCなどを形成し、且つ、第2基体20の主面20B上に第2導電層L2を形成した第2基板SUB2を用意する。その後、シールSEを形成し、液晶材料を滴下した後に、第1基板SUB1及び第2基板SUB2を接着する。これにより、図17(A)に示す表示パネルPNLが製造される。
続いて、図17(B)に示すように、第2基板SUB2にレーザー光Lを照射する。図示した例では、レーザー光Lは、第2導電層L2の上方から照射される。レーザー光源としては、例えば炭酸ガスレーザー装置などが適用可能であるが、ガラス材料及び有機系材料に穴あけ加工ができるものであればよく、エキシマレーザー装置なども適用可能である。
このようなレーザー光Lが照射されることにより、図17(C)に示すように、第2基体20及び第2導電層L2を貫通する第1孔VAが形成される。また、図示した例では、レーザー光Lが照射された際に、第1孔VAの直下に位置する遮光層BM及びオーバーコート層OCを貫通する第3部分VC3、第3部分VC3の直下に位置するシールSEを貫通する第2部分VC2、第2部分VC2の直下に位置する第2絶縁層12を貫通する第1部分VC1、第1部分VC1の直下に位置する第1導電層L1を貫通する第2孔VB、第2孔VBの直下に位置する第1基体10の凹部CCも同時に形成される。これにより、第1導電層L1と第2導電層L2とを接続するための接続用孔V1が形成される。
レーザー光Lの照射により、表示パネルPNLに熱エネルギーが与えられると、パッドP1を形成している金属材料よりも、第2絶縁層12を形成している有機絶縁材料の方が、昇華し易い。このため、上述したように、第3孔VCは、第1孔VA及び第2孔VBよりも拡張して形成されている。
続いて、図18に示すように、第1導電層L1及び第2導電層L2を電気的に接続する接続材Cを形成する。
より具体的には、まず、図18(A)に示すように、チャンバーCB内に表示パネルPNLを設置した後に、チャンバーCB内の空気を排出し、真空中(大気圧より低い気圧の環境下)で第1孔VAに接続材Cを注入する。このとき、接続材Cが第1導電層L1まで流れ込まずに、接続材Cと第1導電層L1との間に空間SPが形成される場合がある。但し、空間SPは、真空である。
その後、図18(B)に示すように、チャンバーCB内に空気、不活性ガス等の気体を導入することで真空度を低下させ、空間SPと表示パネルPNLの周囲との気圧差により、接続材Cが第1孔VAから第3孔VC、第2孔VB、及び、凹部CCに流れ込み、接続材Cを第1導電層L1に接触させる。接続材Cは、第1導電層L1の内面LS1及び上面LT1に接触する。
その後、図18(C)に示すように、接続材Cに含まれる溶剤を除去することにより、接続材Cの体積が減少し、中空部分HLが形成される。このように形成された接続材Cは、第1孔VAにおいて第2導電層L2及び第2基体20にそれぞれ接触し、第3孔VCにおいて遮光層BM、オーバーコート層OC、シールSE、及び、第2絶縁層12にそれぞれ接触し、第2孔VBにおいて第1導電層L1に接触し、凹部CCにおいて第1基体10に接触している。
なお、図18を参照して説明した接続材Cの形成方法は一例にすぎず、これに限定されるものではない。例えば、大気圧下で第1孔VAに接続材Cを注入した後に、接続材Cに含まれる溶剤を除去する手法であっても、上記と同様の接続材Cを形成することができる。
続いて、図19(A)に示すように、保護材PFを形成する。図示した例では、保護材PFは、接続材Cの中空部分HLに充填されるとともに、第2導電層L2及び接続材Cを覆っている。これにより、第2基板SUB2の表面SUB2Aは、ほぼ平坦化され、接続用孔V1と重なる部分の段差を緩和することができる。
続いて、図19(B)に示すように、第2光学素子OD2を保護材PFに接着する。図示した例では、第2光学素子OD2は、接続用孔V1と重なる部分にも延在している。接続用孔V1に起因した段差が保護材PFによって緩和されているため、第2光学素子OD2を接着した際、第2光学素子OD2の下地の段差による第2光学素子OD2の剥離を抑制することができる。
≪第1変形例≫
図21は、本実施形態の第1変形例を示す平面図である。第1変形例は、表示装置DSPの変形例に相当する。図21に示す第1変形例は、図10に示した構成例と比較して、第2基板SUB2に設けられる検出電極Rxの各々が複数の端子部RTを備えている点で相違している。図21では、検出電極Rx1乃至Rx4が図示されているが、ここでは、検出電極Rx1に着目してその構造例について説明する。
すなわち、検出電極Rx1は、検出部RS11及びRS12と、端子部RT11及びRT12と、接続部CN11及びCN12とを備えている。
検出部RS11及びRS12の各々は、表示領域DAに位置し、第1方向Xに延出している。図示した例では、1つの検出電極Rx1は、2本の検出部RS11及びRS12を備えているが、3本以上の検出部RSを備えていてもよいし、1本の検出部RSを備えていてもよい。
接続部CN11及びCN12は、いずれも非表示領域NDAに位置し、表示領域DAを挟んで反対側に位置している。接続部CN11及びCN12は、それぞれ第2方向Yに延出し、第2方向Yに並んだ検出部RS11及びRS12を互いに接続している。
端子部RT11及びRT12は、非表示領域NDAに位置し、接続部CN11に接続されている。
一方で、第1基板SUB1は、1つの検出電極Rxに対応する複数のパッドP11及びP12を備えている。パッドP11及びP12は、配線W1接続されている。パッドP11及びP12は、平面視でそれぞれ端子部RT11及びRT12と重なる位置に形成されている。
接続用孔V11は、端子部RT11とパッドP11とが対向する位置に形成されている。図1などを参照して説明したように、接続用孔V11には、接続材Cが設けられている。これにより、端子部RT11とパッドP11とが電気的に接続される。同様に、接続用孔V12は、端子部RT12とパッドP12とが対向する位置に形成され、図示しない接続材Cによって端子部RT12とパッドP12とが電気的に接続されている。
このような第1変形例によれば、1つの検出電極Rxが複数の端子部RTを有し、且つ、各端子部RTに対向するパッドPが設けられ、それぞれの端子部RTとパッドPとが接続材Cによって電気的に接続されることにより、たとえ1つの端子部RTとパッドPとの間で接続不良が発生したとしても、他の端子部RTとパッドPとの間で電気的に接続することが可能となり、信頼性を向上することができる。
≪第2変形例≫
図22は、本実施形態の第2変形例を示す平面図である。第2変形例は、検出電極Rxにおける端子部RTの変形例に相当する。ここでは、図21において点線で囲んだ端子部RT32を含む検出電極Rx3に着目して説明するが、図22に示す第2変形例は上記した他の構成例における端子部にも適用できることは言うまでもない。図23は、図22に示した端子部RT32を含むC−D線で切断した表示装置DSPの断面図である。
検出電極Rx3は、そのほぼ全体が第1層L31及び第2層L32を備えた積層体によって構成されている。つまり、検出電極Rx3において、検出部、接続部、及び、端子部は、いずれも積層体によって構成されている。なお、検出電極Rx3は、2層構造に限定されるものではなく、3層以上の積層体であってもよい。
第1層L31は、低抵抗の導電層であり、検出電極Rx3の主要部を構成する。一例では、第1層L31は、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、銅(Cu)、クロム(Cr)などの金属材料、又は、これらの金属材料を組み合わせた合金によって形成された金属層である。
第2層L32は、第1層L31での反射を抑制する反射抑制層であり、第1層L31よりも低い反射率を有し、実質的にその表面の色が黒として視認される黒化層である。第2層L32は、一例では、第1層L31の電気抵抗よりも高い電気抵抗を有している。第2層L32は、導電材料によって形成されてもよいし、絶縁材料によって形成されてもよい。第2層L32は、それ自身が多層体であってもよいし、単層体であってもよい。また、第2層L32は、黒色樹脂などの有機系材料によって形成されてもよいし、金属酸化物などの無機系材料によって形成されてもよいし、有機系材料及び無機系材料の双方によって形成されてもよい。
例えば、第2層L32は、互いに屈折率の異なる複数の誘電体層が積層された誘電体多層体によって構成されている。一例では、高屈折率の誘電体層は、TiO,Nb,またはTaによって形成され、低屈折率の誘電体層は、SiO,またはMgFによって形成される。
他の例では、第2層L32は、黒色樹脂などの光吸収材によって構成されている。
図22に示すように、端子部RT32は、第2層L32が除去された開口部APを有している。開口部APは、第1層L31まで貫通している。図22では、右上がりの斜線で示した領域は第1層L31及び第2層L32が積層された領域に相当し、右下がりの斜線で示した領域は第2層L32が除去され第1層L31が存在する領域に相当する。このような開口部APは、端子部RT32の輪郭に沿って形成されており、図示した例では、微小な円形の開口APAが環状に繋がった形状を有している。なお、開口部APの形状は、図示した例に限らず、また、微小な開口APAが不連続に形成されていてもよい。開口APAは、例えばレーザー光を照射することによって形成できる。
端子部RT32の中央部には、接続用孔V32が形成されている。接続材Cは、端子部RT32に接触するとともに接続用孔V32を通ってパッドP32に接触している。接続材Cは、端子部RT32の開口部APにおいて、導電層である第1層L31に接触している。接続材Cの中空部分には、充填材FIが充填されている。充填材FIは、接続材Cのみならず、検出電極Rx3の第2層L32や開口部APにおける第1層L31なども覆っている。なお、検出電極Rx3は、その全体が保護材によって覆われていてもよい。
このような第2変形例によれば、接続用孔V32にペースト状の接続材Cを注入した際に、第2層L32に対する接続材Cの濡れ性が第1層L31に対する接続材Cの濡れ性よりも低い場合に、開口部APにおいて接続材Cが第1層L31の表面で広がり、検出電極Rx3と接続材Cとの導電性を向上することができる。また、第1層L31のみならず第2層L32も導電性を有する場合には、接続材Cが開口部APの第1層L31及び非開口部の第2層L32の双方と接触するため、接続材Cの検出電極Rx3との接触面積を拡大することができる。
≪第3変形例≫
図24は、本実施形態の第3変形例を示す断面図である。第3変形例は、表示装置DSPの変形例に相当する。図24に示す第3変形例は、図16Aに示した構成例と比較して、接続材CがパッドP1(第1導電層L1)だけではなく第3導電層L3にも接触している点で相違している。
第1基板SUB1は、第3導電層L3をさらに有している。第3導電層L3は、第2絶縁層12とシールSEとの間に位置している。第3導電層L3は、例えば、モリブデン、タングステン、チタン、アルミニウム、銀、銅、クロムなどの金属材料や、これらの金属材料を組み合わせた合金などによって形成され、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。例えば、第3導電層L3は、図12に示した金属層Mとともに、同一材料を利用し、同時に形成可能である。第3導電層L3は、パッドP1に電気的に接続されている。本変形例において、第3導電層L3は、第2絶縁層12に形成されたコンタクトホールCHを通り、パッドP1に接触している。接続用孔V1は、第3導電層L3を貫通した第4孔VDを有している。第4孔VDは、第1部分VC1と第2部分VC2とに繋がっている。
図25は、図24に示したシールSE及び第3導電層L3を示す断面図である。第4孔VDは、平面視にて円形に形成されている。第2部分VC2は、X−Y平面内における全方位に亘って第4孔VDよりも拡張されている。平面視において、第2部分VC2の大きさは、第4孔VDの大きさより大きい。第2部分VC2の第1方向Xに沿った幅W23は、第4孔VDの第1方向Xに沿った幅W24よりも大きい。
本変形例においても、レーザー光の照射により、表示パネルPNLに熱エネルギーが与えられると、第3導電層L3を形成している金属材料よりも、第2絶縁層12を形成している有機絶縁材料、及び、シールSEを形成している有機絶縁材料の方が、昇華し易い。このため、上述したように、第1部分VC1及び第2部分VC2の大きさは、第4孔VDの大きさより大きくなる。
第3導電層L3は、第2絶縁層12及びシールSEで覆われていない環状の部分RIを有している。接続材Cは、第3導電層L3の環状の部分RIに接触している。図25において、環状の部分RIには、斜線を付している。
なお、接続用孔V1を形成するために表示パネルPNLにレーザー光の照射した後、アッシングを行なってもよい。これにより、接続用孔V1の内部に存在し得る有機絶縁材料の残渣を除去することができるため、上記環状の部分RIを一層むき出しにすることができる。
第3変形例によれば、接続材Cは、パッドP1だけではなく、第3導電層L3にも接触している。したがって、接続材Cの第3導電層L3との接触面積の分、接触面積を拡大することができる。
≪第2実施形態:第1構成例≫
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、接続用孔Vのうち、主に第1孔VAに着目して説明する。
図26は、本実施形態の表示装置DSPの第1構成例を示す断面図である。
第2基体20は、第1基板SUB1と対向する主面20Aと、主面20Aとは反対側の主面20Bとを有している。主面20Aは第1主面に相当し、主面20Bは第2主面に相当する。主面20Aは、第1導電層L1と対向し、且つ、第1導電層L1から第3方向Zに離間している。図示した例では、第2導電層L2は、主面20Bに位置している。第1基体10、第1導電層L1、第2基体20、及び、第2導電層L2は、この順に第3方向Zに並んでいる。第1導電層L1と第2基体20との間には、有機絶縁層OIが位置しているが、無機絶縁層や他の導電層が位置している場合もあり得るし、空気層が位置していてもよい。
接続材Cは、第2基板SUB2において、第2導電層L2の上面LT2及び内面LS2、及び、第2基体20の内面20Sにそれぞれ接触している。また、接続材Cは、有機絶縁層OIの内面OISに接触している。また、接続材Cは、第1基板SUB1において、第1導電層L1の上面LT1及び内面LS1、及び、凹部CCにもそれぞれ接触している。図示した例では、接続材Cは、第1孔VAの内面(つまり、内面LS2及び内面20S)、第3孔VCの内面(つまり、内面OIS)、第2孔VBの内面(つまり、内面LS1)、及び、凹部CCにそれぞれ設けられているが、各孔の中心部付近には接続材Cは充填されていない。このため、接続材Cは、中空部分を有する。このような形状の接続材Cは、大気圧下、あるいは、大気圧より低い気圧の環境下で第1孔VAから注入され、接続材Cに含まれる溶剤を除去することによって形成される。
接続材Cの中空部分には、絶縁性の充填材FIが充填されている。図示した例では、充填材FIは、主面20B上において第2導電層L2と重なった接続材Cを覆うとともに、接続材Cと重なっていない第2導電層L2を覆っており、第2基体20の主面20Bに接触している。充填材FIは、例えば、アクリル系樹脂などの有機絶縁材料によって形成されている。なお、接続材Cは、第1孔VA、第3孔VC、第2孔VB、及び、凹部CCを埋めるように充填されていてもよい。このような接続材Cは、第1導電層L1と第2導電層L2との間において途切れることなく連続的に形成されている。これにより、第2導電層L2は、接続材C及び第1導電層L1を介して配線基板SUB3と電気的に接続される。
このような第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、接続材Cが第2導電層L2の内面LS2のみならず上面LT2にも接触しているため、接続材Cの第2導電層L2との接触面積を拡大することができ、接続材Cと第2導電層L2との接続不良を抑制することができる。また、接続材Cが第1導電層L1の内面LS1のみならず上面LT1にも接触しているため、接続材Cの第1導電層L1との接触面積を拡大することができ、接続材Cと第1導電層L1との接続不良を抑制することができる。また、接続材Cの中空部分に充填材FIが充填されることにより、接続材Cに中空部分が形成されたことに起因する第3方向Zの段差を緩和することができる。また、充填材FIは、接続材C及び第2導電層L2を覆っているため、第2導電層L2及び接続材Cを保護することができる。
加えて、本実施形態によれば、第1孔VAは、主面20Aに沿った第1部分VA1と、主面20Bに沿った第2部分VA2とを備え、第1部分VA1は第2部分VA2よりも小さい。言い換えると、第1孔VAの第1部分VA1は主面20A内に設けられており、第2部分VA2は主面20B内に設けられている。さらに言い換えると、第1部分VA1は第1主面20Aにおける第1孔VAの界面であり、第2部分VA2は第2主面20Bにおける第1孔VAの界面であるといえる。断面視においては、第1孔VAは、第3方向Zに沿って上方に向かうにしたがって(つまり、主面20Aから主面20Bに向かうにしたがって)第2方向Yの幅が拡大する順テーパー状に形成されている。また、断面視において、内面20Sは、直線状に形成されている。内面20Sと主面20Bとのなす角度θは、90°より大きな鈍角である。なお、内面20Sは、図示した例に限らず、断面視において直線および曲線の少なくとも一方を含む形状である。
このような形状の第1孔VAにおいては、後述する接続材Cの形成過程において、より多くの接続材Cが内面20Sに配置される。一例では、第2部分VA2付近の内面20Sに配置された接続材Cの第2方向Yの幅W11は、凹部CCに配置された接続材Cの第2方向Yの幅W12よりも大きい。また、なす角度θが鈍角であるため、第2導電層L2に接触した接続材Cと、内面20Sに接触した接続材Cとの途切れを抑制することができる。
なお、詳述しないが、第2孔VBや凹部CCの第2方向Yの幅は、第1部分VA1の第2方向Yの幅と同一かそれ以下であり、第2部分VA2の第2方向Yの幅より小さい。
図27は、第2基体20に形成される第1孔VAの第1構成例を示す斜視図である。
図示した例では、第1部分VA1及び第2部分VA2は、いずれも円形状に形成されている。第1孔VAは、円錐台状に形成されている。第1部分VA1は図27において右上がりの斜線で示した領域に相当し、第2部分VA2は図27において右下がりの斜線で示した領域に相当する。第1部分VA1の面積は、第2部分VA2の面積よりも小さい。また、第1部分VA1の直径D1は、第2部分VA2の直径D2よりも小さい。ここでの直径D1及びD2は、第1方向Xに沿った長さに相当する。一例では、直径D2は、直径D1の2〜4倍である。また、第1部分VA1の中心O1、及び、第2部分VA2の中心O2は、第2基体20の法線(第3方向Z)に平行な同一直線LA上に位置している。
≪第2構成例≫
図28Aは、第1孔VAの第2構成例を示す断面図である。図28Aに示す第2構成例は、図26に示す第1構成例と比較して、内面20Sが断面視において曲線20Cを含む形状に形成されている点で相違している。なお、内面20Sは、複数の曲線20Cを組み合わせた形状に形成されていてもよい。
≪第3構成例≫
図28Bは、第1孔VAの第3構成例を示す断面図である。図28Bに示す第3構成例は、図26に示す第1構成例と比較して、内面20Sが断面視において直線20L及び曲線20Cを含む形状に形成されている点で相違している。図示した例では、直線20Lは第1部分VA1側に位置し、曲線20Cは第2部分VA2側に位置している。なお、直線20Lが第2部分VA2側に位置し、曲線20Cが第1部分VA1側に位置していてもよい。また、第2基体20の第3方向Zに沿った厚さの1/2の中間位置20Mを基準としたとき、曲線20Cは、中間位置20Mよりも第2部分VA2側に位置しているが、中間位置20Mを超えて第1部分VA1側に延びていてもよい。
≪第4構成例≫
図28Cは、第1孔VAの第4構成例を示す断面図である。図28Cに示す第4構成例は、図26に示す第1構成例と比較して、内面20Sが断面視において直線20L、及び、曲線20C1及び20C2を含む形状に形成されている点で相違している。図示した例では、曲線20C1は第1部分VA1側に位置し、曲線20C2は第2部分VA2側に位置し、直線20Lは曲線20C1と曲線20C2との間に位置している。なお、内面20Sは、複数の直線20Lと複数の曲線20Cとを組み合わせた形状に形成されていてもよい。
≪第5構成例≫
図29Aは、第1孔VAの第5構成例を示す断面図である。図29Aに示す第5構成例では、第1孔VAは、第1部分VA1と第2部分VA2との間に第3部分VA3を有している。第3部分VA3は、X−Y平面と平行であり、中間位置20Mよりも第1部分VA1側に位置している。
第1孔VAは、第1部分VA1と第3部分VA3との間、及び、第3部分VA3と第2部分VA2との間のそれぞれにおいて、第3方向Zに沿って上方に向かうにしたがって第2方向Yの幅が拡大する順テーパー状に形成されている。図示した例では、内面20Sのうち、第3部分VA3と第2部分VA2との間の内面S23は、第1部分VA1と第3部分VA3との間の内面S13よりも緩斜面である。つまり、第3部分VA3と内面S23とのなす角度θ3は、第1部分VA1と内面S13とのなす角度θ1よりも大きい。なお、θ1及びθ3は、いずれも鈍角である。また、図29A乃至図29Cにおいて、内面S13及びS23は、いずれも断面視において直線であってもよいし、曲線であってもよいし、直線と曲線とを組み合わせた形状であってもよい。
≪第6構成例≫
図29Bは、第1孔VAの第6構成例を示す断面図である。図29Bに示す第6構成例は、図29Aに示す第5構成例と比較して、第1孔VAが第1部分VA1と第3部分VA3との間において第2方向Yにほぼ一定の幅を有する点で相違している。図示した例では、なす角度θ1は、ほぼ90°である。
≪第7構成例≫
図29Cは、第1孔VAの第7構成例を示す断面図である。図29Cに示す第7構成例は、図29Aに示す第5構成例と比較して、第1孔VAが第1部分VA1と第3部分VA3との間において、第3方向Zに沿って上方に向かうにしたがって第2方向Yの幅が縮小する逆テーパー状に形成されている点で相違している。図示した例では、なす角度θ1は、鋭角である。
≪パッドの変形例≫
図30は、図10に示したパッドP1を拡大した平面図である。ここでは、第2方向Yに沿ったパネル端部PNLEに位置するパッドP1を図示し、パッドP1に接続される配線やパッドP1の周囲の配線等の図示を省略している。図示した例では、パッドP1は、八角形状に形成されている。また、パッドP1は、シールSEと重なり、例えば、図12に示した信号線Sと同一材料によって形成されている。パッドP1には、パッドP1を貫通するスリットSTが形成されている。図示した例では、スリットSTは、それぞれ第2方向Yに延出し、第1方向Xに並んでいる。これにより、シールSEが感光性樹脂材料を用いて形成される場合に、感光性樹脂材料のうち、パッドP1と重なる領域はスリットSTを介して露光されるため、シールSEの未硬化を防ぐことができる。なお、パッドP1に形成されるスリットSTの個数や、スリットSTの形状については図示した例に限らない。
ここで、パッドP1と、第1孔VA、第2孔VB、及び、第3孔VCとの位置関係に着目する。平面視において、パッドP1を貫通する第2孔VBは、第1孔VAの第1部分VA1とほぼ同一の位置に形成され、且つ、第1部分VA1とほぼ同じ大きさに形成されている。第1部分VA1及び第2孔VBは、パッドP1の第1方向X及び第2方向Yの幅よりも小さい円形状に形成され、パッドP1のほぼ中央に位置している。スリットSTは、第2孔VBの周囲に位置している。第1孔VAの第2部分VA2は、第1部分VA1よりも大きく、図示した例では、パッドP1よりも大きい。このように、第1孔VAは、上記の通り順テーパー状に形成されるため、第1孔VAのうちの少なくとも第1部分VA1あるいは第2孔VBがパッドP1より小さく形成されていればよく、第2部分VA2はパッドP1より大きく形成されていてもよい。
シールSEは、図26に示した有機絶縁層OIに含まれる。図示した第3孔VCは、シールSEを含む有機絶縁層OIをパッドP1まで貫通している。図30に右上がりの斜線で示すように、第2孔VBと第3孔VCとの間の領域BCは、パッドP1(スリットSTを含む)のうち、有機絶縁層OIと重なっていない領域に相当する。領域BCは、環状に形成されている。図26に示した接続材Cは、領域BCに位置するパッドP1と接触する。
図示した例では、第1部分VA1及び第2孔VBは、図30に実線で示すように、隣り合う2つのスリットSTに跨って形成されている。なお、第1部分VA1及び第2孔VBは、図30に点線で示すように、2つのスリットSTの間に形成され、いずれのスリットSTとも重ならないように形成されていてもよい。
≪表示パネル:第1構成例≫
図31は、図10に示した接続用孔V1を含むA−B線で切断した表示パネルPNLの第1構成例を示す断面図である。ここでは、説明に必要な主要部のみを図示している。
第1基板SUB1は、第1基体10、第1導電層L1に相当するパッドP1、有機絶縁層OIに相当する第2絶縁層12などを備えている。第1基体10とパッドP1との間、及び、第1基体10と第2絶縁層12との間には、図12に示した第1絶縁層11や、他の絶縁層や他の導電層が配置されていてもよい。
第2基板SUB2は、第2基体20、第2導電層L2に相当する検出電極Rx1、有機絶縁層OIに相当する遮光層BM及びオーバーコート層OCなどを備えている。検出電極Rx1の少なくとも検出部RS及び端子部RT1の一部は、保護材PFによって覆われている。保護材PFは、例えば、アクリル系樹脂などの有機絶縁材料によって形成されている。
シールSEは、有機絶縁層OIに相当し、第2絶縁層12とオーバーコート層OCとの間に位置している。液晶層LCは、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に位置している。なお、図示しないが、第2絶縁層12とシールSEとの間には、図12に示した金属層M、第3絶縁層13、第1配向膜AL1が介在していてもよい。また、オーバーコート層OCとシールSEとの間には、図12に示した第2配向膜AL2が介在していてもよい。
接続用孔V1は、第2基体20及び検出電極Rxの端子部RTを貫通する第1孔VA、パッドP1を貫通する第2孔VB、各種有機絶縁層OIを貫通する第3孔VC、及び、第1基体10に形成された凹部CCを含んでいる。第3孔VCは、第2絶縁層12を貫通する第1部分VC1、シールSEを貫通する第2部分VC2、及び、遮光層BM及びオーバーコート層OCを貫通する第3部分VC3を有している。シールSEと第2絶縁層12との間に第1配向膜AL1が介在している場合、第1部分VC1は、第1配向膜AL1も貫通している。シールSEとオーバーコート層OCとの間に第2配向膜AL2が介在している場合、第3部分VC3は、第2配向膜AL2も貫通している(図12参照)。第1部分VC1、第2部分VC2、及び、第3部分VC3は、この順に第3方向Zに並んでいる。第2部分VC2は、第1部分VC1及び第3部分VC3と繋がっている。
接続材Cは、接続用孔V1に設けられ、パッドP1と検出電極Rxとを電気的に接続している。接続材Cの中空部分には、絶縁性の充填材FIが充填されている。接続用孔V1において、接続材Cと接触する部材についてより具体的に説明する。すなわち、接続材Cは、第1孔VAにおいて、端子部RT1及び第2基体20にそれぞれ接触している。また、接続材Cは、第3部分VC3において、遮光層BM及びオーバーコート層OCにそれぞれ接触し、第2部分VC2においてシールSEに接触し、さらに、第1部分VC1において第2絶縁層12に接触している。また、接続材Cは、第2孔VBにおいてパッドP1に接触し、凹部CCにおいて第1基体10に接触している。図示した例では、パッドP1にスリットSTが設けられているため、接続材Cは、スリットSTにおいてパッドP1の側面PSにも接触している。このため、パッドP1にスリットSTが設けられていない場合と比較して、パッドP1と接続材Cとの接触面積を拡大することができる。
≪表示パネル:第2構成例≫
図32は、図10に示した接続用孔V1を含むA−B線で切断した表示パネルPNLの第2構成例を示す断面図である。なお、ここでは、パッドP1のスリットの図示を省略している。
図32に示した第2構成例は、図31に示した第1構成例と比較して、第2絶縁層12がパッドP1よりも表示領域DAに近接した側に端部12Eを有する点で相違している。つまり、第2絶縁層12は、パッドP1とシールSEとの間には設けられていない。なお、パッドP1及び第2絶縁層12と、シールSEとの間には、第1配向膜AL1が介在している場合があり得る。
このような第2構成例においても、第1構成例と同様の効果が得られる。
≪表示パネル:第3構成例≫
図33は、図10に示した接続用孔V1を含むA−B線で切断した表示パネルPNLの第3構成例を示す断面図である。
図33に示した第3構成例は、図31に示した第1構成例と比較して、第3導電層に相当する上部パッドMPを備えた点で相違している。上部パッドMPは、第2絶縁層12とシールSEとの間に位置している。このような上部パッドMPは、図12に示した金属層Mと同一材料によって形成されている。また、上部パッドMPは、金属層Mと同一層に形成されてもよい。上部パッドMPは、パッドP1の上方に位置している。第2絶縁層12は、パッドP1と上部パッドMPとの間に位置している。また、第2絶縁層12は、パッドP1まで貫通する貫通部VPを有している。上部パッドMPは、貫通部VPを通ってパッドP1と電気的に接続されている。上部パッドMPは、第3孔VCに繋がった第4孔VDを有している。図示した例では、第4孔VDは、第3孔VCの第1部分VC1及び第2部分VC2に繋がっている。接続材Cは、パッドP1に接触しているのに加えて、上部パッドMPにも接触している。
このような第3構成例によれば、第1構成例と同様の効果が得られる。さらに、第1構成例と比較して、接続材Cと接触する上部パッドMPの分だけ接触面積を拡大することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、狭額縁化及び低コスト化が可能な表示装置及びその製造方法を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本明細書にて開示した構成から得られる表示装置の一例を以下に付記する。
(1)
第1基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基体と、第2導電層と、を備え、前記第2基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、
を備える、電子機器。
(2)
前記第1導電層は、前記第1孔と対向する第2孔を有する、(1)に記載の電子機器。
(3)
前記第1導電層は、第1上面と、前記第2孔に面する第1内面とを有し、
前記接続材は、前記第1上面及び前記第1内面に接触している、(2)に記載の電子機器。
(4)
前記第1基体は、前記第2孔と対向する凹部を有する、(2)に記載の電子機器。
(5)
前記接続材は、前記凹部に接触している、(4)に記載の電子機器。
(6)
前記第2導電層は、前記第2基体の前記第1導電層と対向する側とは反対側に位置する、(1)に記載の電子機器。
(7)
前記第1導電層と前記第2基体との間に位置する有機絶縁層を備え、前記有機絶縁層は、前記第1孔及び前記第2孔に繋がった第3孔を有する、(2)に記載の電子機器。
(8)
前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられた第1有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、を備え、
前記第3孔は、前記第1有機絶縁層を貫通する第1部分と、前記シールを貫通する第2部分と、前記第2有機絶縁層を貫通する第3部分とを有する、(7)に記載の電子機器。
(9)
前記第2導電層は、第2上面と、前記第1孔に面する第2内面とを有し、
前記接続材は、前記第2上面及び前記第2内面に接触している、(1)に記載の電子機器。
(10)
前記第2導電層は、第1層と、前記第1層に重なり前記第1層より低い反射率を有する第2層と、前記第2層が除去され前記第1層を露出する開口部と、を有し、
前記接続材は、前記第2層と接触するとともに、前記開口部において前記第1層と接触している、(1)に記載の電子機器。
(11)
前記第1導電層は、第1上面を有し、
前記第1導電層と前記第2基体との間に位置し前記第1上面に接触する有機絶縁層を備え、
前記有機絶縁層は、前記第1孔に繋がった第3孔を有し、
前記接続材は、前記第3孔を通って前記第1上面に接触している、(1)に記載の電子機器。
(12)
前記第1導電層は、前記第1孔と対向する第2孔と、前記第2孔に面する第1内面とを有し、
前記接続材は、前記第1内面に接触している、(11)に記載の電子機器。
(13)
平面視において、前記第3孔は前記第2孔より大きい、(12)に記載の電子機器。
(14)
前記第1上面のうち前記接続材と接触している部分は、環状に形成されている、(11)に記載の電子機器。
(15)
前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられ前記第1上面に接触する第1有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、を備え、
前記第3孔は、前記第1有機絶縁層を貫通する第1部分と、前記シールを貫通する第2部分と、を有し、
前記第1基板は、前記第1有機絶縁層と前記シールとの間に位置し前記第1導電層に電気的に接続された第3導電層を備え、
前記第3導電層は、前記第1有機絶縁層及び前記シールで覆われていない環状の部分を有し、
前記接続材は、前記環状の部分に接触している、(11)に記載の電子機器。
(16)
前記第2基体は、前記第1導電層と対向する第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有し、
前記第1孔は、前記第1主面と前記第2主面とを貫通し、
前記第1孔は、前記第1主面内に設けられた第1部分と、前記第2主面内に設けられた第2部分とを備え、前記第1部分は、前記第2部分よりも小さい、(1)に記載の電子機器。
(17)
前記第1孔は、断面視で、前記第1主面から前記第2主面に向かうにしたがって、幅が増加する、(16)に記載の電子機器。
(18)
前記第1部分及び前記第2部分は円形状であり、前記第1孔は円錐台状に形成されている、(16)に記載の電子機器。
(19)
前記第1部分及び前記第2部分のそれぞれの中心は、前記第2基体の法線に平行な同一直線上に位置している、(18)に記載の電子機器。
(20)
前記第1孔は、前記第1部分と前記第2部分との間に、断面視で直線および曲線の少なくとも一方を含む、(16)に記載の電子機器。
(21)
前記第1導電層は、前記第2孔の周囲にスリットを有する、(2)に記載の電子機器。
(22)
前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられた第1有機絶縁層と、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、を備え、
前記第1基板は、前記第1有機絶縁層と前記シールとの間に位置し前記第1導電層と電気的に接続された第3導電層を備え、
前記第3導電層は、前記第3孔に繋がった第4孔を有する、(8)に記載の電子機器。
(23)
第1基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基体と、第2導電層と、を備え、前記第2基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備え、
前記第2導電層は、
第1領域において、被検出物の接触あるいは接近を検出する検出部と、
前記第1領域と隣り合う第2領域において、前記検出部に繋がった端子部と、
を備え、
前記第1孔は前記端子部に形成される、電子機器。
(24)
前記第1導電層と電気的に接続され、前記第2導電層から出力されたセンサ信号を読み取る検出回路を備える、(23)に記載の電子機器。
(25)
前記第1基板は、前記検出部と交差するセンサ駆動電極を備える、(24)に記載の電子機器。
(26)
第1基体及び第1導電層を備えた第1基板と、第2基体及び第2導電層を備え前記第2基体が前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基板と、を用意し、
前記第2基板にレーザー光を照射して前記第2基体を貫通する第1孔を形成し、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材を形成する、
電子機器の製造方法。
(27)
前記レーザー光を照射した際に、前記第1孔と対向する位置の前記第1導電層を貫通する第2孔を形成する、(26)に記載の電子機器の製造方法。
(28)
前記レーザー光を照射した際に、前記第2孔と対向する位置の前記第1基体に凹部を形成する、(27)に記載の電子機器の製造方法。
(a1)
第1ガラス基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2ガラス基体と、第2導電層と、を備え、前記第2ガラス基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、
を備える、電子機器。
(a2)
前記第1導電層は、前記第1孔と対向する第2孔を有する、(a1)に記載の電子機器。
(a3)
前記接続材は、前記第1導電層の上面及び前記第2孔における前記第1導電層の内面に接触している、(a2)に記載の電子機器。
(a4)
前記第1ガラス基体は、前記第2孔と対向する凹部を有する、(a2)または(a3)に記載の電子機器。
(a5)
前記接続材は、前記凹部に接触している、(a4)に記載の電子機器。
(a6)
前記第2導電層は、前記第2ガラス基体の前記第1導電層と対向する側とは反対側に位置する、(a1)乃至(a5)のいずれか1項に記載の電子機器。
(a7)
第1ガラス基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2ガラス基体と、第2導電層と、を備え、前記第2ガラス基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備え、
前記第2導電層は、
第1領域において、被検出物の接触あるいは接近を検出する検出部と、
前記第1領域と隣り合う第2領域において、前記検出部に繋がった端子部と、
を備え、
前記第1孔は前記端子部に形成される、電子機器。
(a8)
前記第1導電層と電気的に接続され、前記第2導電層から出力されたセンサ信号を読み取る検出回路を備える、(a7)に記載の電子機器。
(a9)
前記第1基板は、前記第2導電層と交差するセンサ駆動電極を備える、(a7)または(a8)に記載の電子機器。
(a10)
前記第1導電層と前記第2ガラス基体との間に位置する有機絶縁層を備え、前記有機絶縁層は、前記第1孔及び前記第2孔に繋がった第3孔を有する、(a2)に記載の電子機器。
(a11)
前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられた第1有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、を備え、
前記第3孔は前記第1有機絶縁層を貫通する第1孔と、前記シールを貫通する第2孔と、前記第2有機絶縁層を貫通する第3孔とを有する、(a10)に記載の電子機器。
(a12)
前記接続材は、前記第2導電層の上面及び内面に接触している、(a1)乃至(a11)のいずれか1項に記載の電子機器。
(a13)
前記第2導電層は、第1層と、第1層より低い反射率を有する第2層との積層体を有し、
前記第2導電層と前記接続材とが接触する領域では、前記第2層が除去された開口部を有し、
前記接続材は、前記開口部で前記第1層と接触する、(a1)乃至(a11)のいずれか1項に記載の電子機器。
(a14)
第1ガラス基体及び第1導電層を備えた第1基板と、第2ガラス基体及び第2導電層を備え前記第2ガラス基体が前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基板と、を用意し、
前記第2基板にレーザー光を照射して前記第2ガラス基体を貫通する第1孔を形成し、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材を形成する、
電子機器の製造方法。
(a15)
前記レーザー光を照射した際に、前記第1孔と対向する位置の前記第1導電層を貫通する第2孔を形成する、(a14)に記載の電子機器の製造方法。
(a16)
前記レーザー光を照射した際に、前記第2孔と対向する位置の前記第1ガラス基体に凹部を形成する、(a15)に記載の電子機器の製造方法。
(b1)
第1ガラス基体と、第1導電層と、を有する第1基板と、
前記第1ガラス基体及び前記第1導電層と対向した第2ガラス基体と、第2導電層と、を有する第2基板と、
前記第1導電層と前記第2ガラス基体との間に位置し前記第1導電層の上面に接した有機絶縁層と、
前記第2ガラス基体を貫通する第1孔と、前記第1導電層を貫通し前記第1孔と対向した第2孔と、前記有機絶縁層を貫通し前記第1孔と前記第2孔とに繋がった第3孔と、を有した接続用孔と、
前記接続用孔を通って前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続した接続材と、を備え、
前記接続材は、前記第1導電層の前記上面と、前記第2孔における前記第1導電層の内面とに接触している、
電子機器。
(b2)
平面視において、前記第3孔の大きさは前記第2孔の大きさより大きい、(b1)に記載の電子機器。
(b3)
前記第1導電層の前記上面のうち前記接続材と接触している領域は、前記有機絶縁層で覆われていない、(b1)に記載の電子機器。
(b4)
前記領域は、環状に形成されている、(b3)に記載の電子機器。
(b5)
前記第2導電層は、前記第2ガラス基体の前記第1導電層と対向する側とは反対側に位置している、(b1)に記載の電子機器。
(b6)
前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられ前記第1導電層の前記上面に接した第1有機絶縁層と、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、を含み、
前記第3孔は、前記第1有機絶縁層を貫通する第1部分と、前記シールを貫通する第2部分と、前記第2有機絶縁層を貫通する第3部分と、を有する、(b1)に記載の電子機器。
(b7)
前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられ前記第1導電層の前記上面に接した第1有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、を含み、
前記第3孔は、前記第1有機絶縁層を貫通する第1部分と、前記シールを貫通する第2部分と、を有し、
前記第1基板は、前記第1有機絶縁層と前記シールとの間に位置し前記第1有機絶縁層及び前記シールで覆われていない環状の部分を含み前記第1導電層に電気的に接続された第3導電層を有し、
前記接続用孔は、前記第3導電層を貫通し前記第1部分と前記第2部分とに繋がった第4孔を有し、
前記接続材は、前記環状の部分に接触している、(b1)に記載の電子機器。
(b8)
第1ガラス基体と、第1導電層と、を有する第1基板と、
前記第1ガラス基体及び前記第1導電層と対向した第2ガラス基体と、第2導電層と、を有する第2基板と、
前記第1導電層と前記第2ガラス基体との間に位置し前記第1導電層の上面に接した有機絶縁層と、
前記第2ガラス基体を貫通する第1孔と、前記第1導電層を貫通し前記第1孔と対向した第2孔と、前記有機絶縁層を貫通し前記第1孔と前記第2孔とに繋がった第3孔と、を有した接続用孔と、
前記接続用孔を通って前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続した接続材と、を備え、
前記接続材は、前記第1導電層の前記上面と、前記第2孔における前記第1導電層の内面とに接触し、
前記第2導電層は、第1領域に位置した検出部と、前記第1領域と隣り合う第2領域に位置し前記検出部につながった端子部と、を有し、
前記第1孔は、前記第2領域に設けられ、
前記接続材は、前記第2領域にて前記端子部に電気的に接続されている、
電子機器。
(b9)
前記第1導電層と電気的に接続され前記第2導電層から出力されるセンサ信号を読み取る検出回路を備える、(b8)に記載の電子機器。
(b10)
前記第1基板は、前記検出部と交差するセンサ駆動電極を有する、(b8)に記載の電子機器。
(c1)
第1ガラス基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有する第2ガラス基体と、前記第2主面に位置する第2導電層と、を備え、前記第1主面と前記第2主面とを貫通する第1孔を有する第2基板と、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備え、
前記第1孔は、前記第1主面内に設けられた第1部分と、前記第2主面内に設けられた第2部分とを備え、前記第1部分は、前記第2部分よりも小さい、電子機器。
(c2)
前記第1孔は、断面視で、前記第1主面から前記第2主面に向かうにしたがって、幅が増加する、(c1)に記載の電子機器。
(c3)
前記第1部分及び前記第2部分は円形状であり、前記第1孔は円錐台状に形成されている、(c1)または(c2)に記載の電子機器。
(c4)
前記第1部分及び前記第2部分のそれぞれの中心は、前記第2ガラス基体の法線に平行な同一直線上に位置している、(c3)に記載の電子機器。
(c5)
前記第1孔の内面は、断面視で直線および曲線の少なくとも一方を含む、(c1)または(c2)に記載の電子機器。
(c6)
前記接続材は、前記第2導電層の上面及び前記第1孔における前記第2導電層の内面に接触している、(c1)乃至(c5)のいずれか1項に記載の電子機器。
(c7)
前記第1導電層は、前記第1孔と対向する第2孔を有する、(c1)乃至(c6)のいずれか1項に記載の電子機器。
(c8)
前記接続材は、前記第1導電層の上面及び前記第2孔における前記第1導電層の内面に接触している、(c7)に記載の電子機器。
(c9)
前記第1ガラス基体は、前記第2孔と対向する凹部を有し、
前記接続材は、前記凹部に接触している、(c7)または(c8)に記載の電子機器。
(c10)
前記第1導電層は、前記第2孔の周囲にスリットを有する、(c7)乃至(c9)のいずれか1項に記載の電子機器。
(c11)
第1ガラス基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有する第2ガラス基体と、前記第2主面に位置する第2導電層と、を備え、前記第1主面と前記第2主面とを貫通する第1孔を有する第2基板と、
前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備え、
前記第1孔は、前記第1主面内に設けられた第1部分と、前記第2主面内に設けられた第2部分とを備え、前記第1部分は、前記第2部分よりも小さく、
前記第2導電層は、第1領域において、被検出物の接触あるいは接近を検出する検出部と、前記第1領域と隣り合う第2領域において、前記検出部に繋がった端子部と、を備え、前記第1孔は、前記端子部に形成される、電子機器。
(c12)
前記第1導電層と電気的に接続され、前記第2導電層から出力されたセンサ信号を読み取る検出回路を備えた、(c11)に記載の電子機器。
(c13)
前記第1基板は、前記第2導電層と交差するセンサ駆動電極を備えた、(c11)または(c12)に記載の電子機器。
(c14)
前記第1領域は複数の画素が配置された表示領域であり、前記第2領域は前記表示領域を囲む非表示領域である、(c11)乃至(c13)のいずれか1項に記載の電子機器。
(c15)
第1ガラス基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有する第2ガラス基体と、前記第2主面に位置する第2導電層と、を備え、前記第1主面と前記第2主面とを貫通する第1孔を有する第2基板と、
前記第1導電層と前記第2ガラス基体との間に位置し、前記第1孔に繋がった第3孔を有する有機絶縁層と、
前記第1孔及び前記第3孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備え、
前記第1孔は、前記第1主面内に設けられた第1部分と、前記第2主面内に設けられた第2部分とを備え、前記第1部分は、前記第2部分よりも小さい、電子機器。
(c16)
前記有機絶縁層は、
前記第1基板に設けられた第1有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、を備え、
前記第3孔は、前記第1有機絶縁層を貫通する第1孔と、前記シールを貫通する第2孔と、前記第2有機絶縁層を貫通する第3孔と、を有する、(c15)に記載の電子機器。
(c17)
前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられた第1有機絶縁層と、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、を備え、
前記第1有機絶縁層と前記シールとの間に位置し、前記第1導電層と電気的に接続された第3導電層を備え、
前記第3導電層は、前記第3孔に繋がった第4孔を有する、(c16)に記載の電子機器。
DSP…表示装置 PNL…表示パネル SS…センサ
SUB1…第1基板 SUB2…第2基板 SUB3…配線基板
10…第1基体 20…第2基体
L1…導電層 L2…導電層 C…接続材
VA…第1孔 VB…第2孔 VC…第3孔 CC…凹部
V…接続用孔
Rx…検出電極 RS…検出部 RT…端子部
P…パッド W…配線
OI…有機絶縁層 SE…シール
DA…表示領域(第1領域) NDA…非表示領域(第2領域)
RC…検出回路

Claims (28)

  1. 第1基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
    前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基体と、第2導電層と、を備え、前記第2基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、
    前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、
    を備える、電子機器。
  2. 前記第1導電層は、前記第1孔と対向する第2孔を有する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1導電層は、第1上面と、前記第2孔に面する第1内面とを有し、
    前記接続材は、前記第1上面及び前記第1内面に接触している、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1基体は、前記第2孔と対向する凹部を有する、請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記接続材は、前記凹部に接触している、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第2導電層は、前記第2基体の前記第1導電層と対向する側とは反対側に位置する、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記第1導電層と前記第2基体との間に位置する有機絶縁層を備え、前記有機絶縁層は、前記第1孔及び前記第2孔に繋がった第3孔を有する、請求項2に記載の電子機器。
  8. 前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられた第1有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、を備え、
    前記第3孔は、前記第1有機絶縁層を貫通する第1部分と、前記シールを貫通する第2部分と、前記第2有機絶縁層を貫通する第3部分とを有する、請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記第2導電層は、第2上面と、前記第1孔に面する第2内面とを有し、
    前記接続材は、前記第2上面及び前記第2内面に接触している、請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記第2導電層は、第1層と、前記第1層に重なり前記第1層より低い反射率を有する第2層と、前記第2層が除去され前記第1層を露出する開口部と、を有し、
    前記接続材は、前記第2層と接触するとともに、前記開口部において前記第1層と接触している、項求項1に記載の電子機器。
  11. 前記第1導電層は、第1上面を有し、
    前記第1導電層と前記第2基体との間に位置し前記第1上面に接触する有機絶縁層を備え、
    前記有機絶縁層は、前記第1孔に繋がった第3孔を有し、
    前記接続材は、前記第3孔を通って前記第1上面に接触している、請求項1に記載の電子機器。
  12. 前記第1導電層は、前記第1孔と対向する第2孔と、前記第2孔に面する第1内面とを有し、
    前記接続材は、前記第1内面に接触している、請求項11に記載の電子機器。
  13. 平面視において、前記第3孔は前記第2孔より大きい、請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記第1上面のうち前記接続材と接触している部分は、環状に形成されている、請求項11に記載の電子機器。
  15. 前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられ前記第1上面に接触する第1有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、を備え、
    前記第3孔は、前記第1有機絶縁層を貫通する第1部分と、前記シールを貫通する第2部分と、を有し、
    前記第1基板は、前記第1有機絶縁層と前記シールとの間に位置し前記第1導電層に電気的に接続された第3導電層を備え、
    前記第3導電層は、前記第1有機絶縁層及び前記シールで覆われていない環状の部分を有し、
    前記接続材は、前記環状の部分に接触している、請求項11に記載の電子機器。
  16. 前記第2基体は、前記第1導電層と対向する第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有し、
    前記第1孔は、前記第1主面と前記第2主面とを貫通し、
    前記第1孔は、前記第1主面内に設けられた第1部分と、前記第2主面内に設けられた第2部分とを備え、前記第1部分は、前記第2部分よりも小さい、請求項1に記載の電子機器。
  17. 前記第1孔は、断面視で、前記第1主面から前記第2主面に向かうにしたがって、幅が増加する、請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記第1部分及び前記第2部分は円形状であり、前記第1孔は円錐台状に形成されている、請求項16に記載の電子機器。
  19. 前記第1部分及び前記第2部分のそれぞれの中心は、前記第2基体の法線に平行な同一直線上に位置している、請求項18に記載の電子機器。
  20. 前記第1孔は、前記第1部分と前記第2部分との間に、断面視で直線および曲線の少なくとも一方を含む、請求項16に記載の電子機器。
  21. 前記第1導電層は、前記第2孔の周囲にスリットを有する、請求項2に記載の電子機器。
  22. 前記有機絶縁層は、前記第1基板に設けられた第1有機絶縁層と、前記第2基板に設けられた第2有機絶縁層と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せるシールと、を備え、
    前記第1基板は、前記第1有機絶縁層と前記シールとの間に位置し前記第1導電層と電気的に接続された第3導電層を備え、
    前記第3導電層は、前記第3孔に繋がった第4孔を有する、請求項8に記載の電子機器。
  23. 第1基体と、第1導電層と、を備えた第1基板と、
    前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基体と、第2導電層と、を備え、前記第2基体を貫通する第1孔を有する第2基板と、
    前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材と、を備え、
    前記第2導電層は、
    第1領域において、被検出物の接触あるいは接近を検出する検出部と、
    前記第1領域と隣り合う第2領域において、前記検出部に繋がった端子部と、
    を備え、
    前記第1孔は前記端子部に形成される、電子機器。
  24. 前記第1導電層と電気的に接続され、前記第2導電層から出力されたセンサ信号を読み取る検出回路を備える、請求項23に記載の電子機器。
  25. 前記第1基板は、前記検出部と交差するセンサ駆動電極を備える、請求項24に記載の電子機器。
  26. 第1基体及び第1導電層を備えた第1基板と、第2基体及び第2導電層を備え前記第2基体が前記第1導電層と対向し且つ前記第1導電層から離間した第2基板と、を用意し、
    前記第2基板にレーザー光を照射して前記第2基体を貫通する第1孔を形成し、
    前記第1孔を通って前記第1導電層及び前記第2導電層を電気的に接続する接続材を形成する、
    電子機器の製造方法。
  27. 前記レーザー光を照射した際に、前記第1孔と対向する位置の前記第1導電層を貫通する第2孔を形成する、請求項26に記載の電子機器の製造方法。
  28. 前記レーザー光を照射した際に、前記第2孔と対向する位置の前記第1基体に凹部を形成する、請求項27に記載の電子機器の製造方法。
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