JP2018009681A - 回動体の軸支構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動体に所定以上の荷重が加わったときの、軸支部品の破損をより確実に防止または抑制する。【解決手段】この回動体の軸支構造は、ベースパネル20に設けられた内側軸受部22と、カップホルダ40Lに設けられて内側軸受部22に回動可能に支持される内側支軸45とを備える。内側軸受部22は、ベースパネル20から離れた側にスリット24s、26sを有する。スリット24s、26sに対向する位置にはセンタカバー80が設けられる。カップホルダ40Lは、ベースパネル20から離れる側に所定以上の荷重を受けたとき、内側支軸45がスリット24s、26sを介して内側軸受部22から外れる方向に移動するとともに、その内側支軸45がセンタカバー80を内側から押圧してセンタカバー80が内側軸受部22から離隔する方向に移動することにより、内側軸受部22から外れる。【選択図】図2

Description

本発明は、ベース部材に設けられる軸受部と、回動体に設けられて軸受部に回動可能に支持される支軸とを備え、ベース部材に対して回動体が支軸まわりで第一の位置と第二の位置とに回動される軸支構造に関する。
この種の軸支構造として、例えば特許文献1に記載の技術が開示されている。同文献に記載の技術では、回動体であるホルダに所定以上の荷重が加わったときに、ホルダの支軸が、ベース部材の正面側に開口するガイド溝端部の突起を乗り越えて、ガイド溝から外れることにより、軸支部品の損傷を防止する。なお、以下、この種の軸支構造において、軸支部品の損傷を防止または抑制するための構造を「軸支部フェールセーフ構造」ともいう。
特許第3402417号公報
しかしながら、特許文献1に記載の軸支部フェールセーフ構造では、ガイド溝端部に設けた突起のみによって支軸の外れを防止するので、支軸がガイド溝から外れる際の荷重のバラツキが大きいという問題がある。そのため、そのバラツキの程度によっては、ホルダの支軸がガイド溝から容易に外れてしまったり、あるいはガイド溝から外れ難くなったりする可能性がある。したがって、同文献に記載の技術では、回動体に所定以上の荷重が加わったときに、ホルダ支軸等の軸支部品の破損を確実に防止または抑制する上で検討の余地がある。
また、同文献に記載の技術では、ガイド溝端部が正面側に向けて視認可能な位置に開口しているので、軸受部の溝が正面側から見えて、見栄えが良くないという問題もある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、回動体に所定以上の荷重が加わったときに、回動体の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制し得る回動体の軸支構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る回動体の軸支構造は、ベース部材に設けられる軸受部と、回動体に設けられて前記軸受部に回動可能に支持される支軸とを備え、前記ベース部材に対して前記回動体が前記支軸まわりで第一の位置と第二の位置とに回動される軸支構造であって、前記軸受部に設けられて前記ベース部材から離れた側に開口するスリットと、該スリットに対向する位置に該スリットを覆うように設けられた規制部材とを有し、前記回動体は、前記ベース部材から離れる側に向かう所定以上の荷重を受けたときに、前記支軸が前記スリットを介して前記軸受部内から外れる方向に移動するとともに、その移動をした前記支軸が前記規制部材を内側から押圧して前記規制部材が前記軸受部から離隔する方向に移動することにより、前記支軸が前記軸受部から外れるように構成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る回動体の軸支構造によれば、前記回動体がベース部材から離れる側に向かう所定以上の荷重を受けたときに、支軸が軸受部内から外れるので、回動体の支軸等の部分の破損を防止または抑制できる。
特に、本発明の一態様に係る回動体の軸支構造によれば、回動体は、支軸がスリットを介して軸受部から外れる方向に移動するとともに、その移動をした支軸が規制部材を押圧して規制部材が軸受部から離隔する方向に移動することにより、支軸が軸受部内から外れるので、軸受部に設けたスリットと、このスリットを覆うように設けた規制部材との協働により、回動体の支軸等の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制できる軸支部フェールセーフ構造を提供できる。
つまり、本発明の一態様に係る回動体の軸支構造であれば、例えば上記特許文献1に開示される、ガイド溝端部に設けた突起のみによって支軸の外れを防止するような軸支部フェールセーフ構造と比べて、スリットによる拘束力を、規制部材の保持力が担う分だけ小さくして、スリットから支軸を外れ易く構成できる。
したがって、支軸がスリットを介して軸受部から外れる際の荷重のバラツキを比較的に小さく管理できる。また、スリットによる拘束力を比較的に小さくできるので、支軸がスリットを介して軸受部から外れる際の、スリットおよび支軸が受ける力を軽減できる。よって、本発明の一態様に係る回動体の軸支構造は、回動体の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制する軸支部フェールセーフ構造として優れている。また、外れた状態の回動体を正規の装着状態に簡単に手で戻すことができる。
また、本発明の一態様に係る回動体の軸支構造によれば、規制部材は、スリットに対向する位置に、該スリットを覆うように設けられているので、軸支部のスリットが覆い隠されるため、外観品質を向上させることもできる。
また、上記課題を解決するために、本発明の他の態様に係る回動体の軸支構造は、ベース部材に同軸に設けられる二つの軸受部と、回動体の左右側面に設けられて前記二つの軸受部それぞれに回動可能に支持される二つの支軸とを備え、前記ベース部材に対して前記回動体が前記二つの支軸まわりで第一の位置と第二の位置とに回動される軸支構造であって、前記二つの軸受部のうち、少なくとも一方の軸受部に設けられた弾性変形可能な規制部を有し、他方の軸受部側から前記一方の軸受部側に前記回動体が所定以上の荷重を受けたときに、前記回動体が前記一方の軸受部側に移動するように前記規制部が弾性変形するとともに、前記他方の軸受部に対応する支軸が前記他方の軸受部から外れるように構成されていることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る回動体の軸支構造によれば、他方の軸受部側から一方の軸受部側に回動体が所定以上の荷重を受けたときに、他方の軸受部に対応する支軸が他方の軸受部から外れるので、回動体の支軸等の軸支部品の破損を防止または抑制できる。
特に、本発明の他の態様に係る回動体の軸支構造によれば、回動体は、二つの軸受部のうち、少なくとも一方の軸受部に設けられた弾性変形可能な規制部を有し、他方の軸受部側から一方の軸受部側に回動体が所定以上の荷重を受けたときに、回動体が一方の軸受部側に移動するように規制部が弾性変形するとともに、他方の軸受部に対応する支軸が他方の軸受部から外れるので、軸受部に設けた弾性変形可能な規制部と、この規制部の弾性変形時に応じて軸受部から外れる支軸との協働により、回動体の側方から作用した荷重に対して、回動体の支軸等の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制できる軸支部フェールセーフ構造を提供できる。
つまり、本発明の他の態様に係る回動体の軸支構造であれば、例えば上記特許文献1に開示される、ガイド溝端部に設けた突起のみによって支軸の外れを防止するような軸支部フェールセーフ構造と比べて、他方の軸受部による回動体の支軸の保持代を、規制部の弾性変形による軸方向移動量が担う分だけ小さくすれば、他方の軸受部から支軸を外れ易く構成できる。また、外れた状態の回動体を正規の装着状態に簡単に手で戻すことができる。
したがって、他方の軸受部内から支軸が外れる際の荷重のバラツキを比較的に小さく管理できる。また、規制部の弾性変形による軸方向への回動体の移動効果により、他方の軸受部による拘束力を比較的に小さくできる。そのため、他方の軸受部内から支軸が外れる際の、他方の軸受部および支軸が受ける荷重を軽減できる。よって、本発明の他の態様に係る回動体の軸支構造は、回動体の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制する軸支部フェールセーフ構造として優れている。
上述のように、本発明によれば、回動体に所定以上の荷重が加わったときに、回動体の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制できる。
本発明の一態様に係る回動体の軸支構造を備える折り畳みテーブルの一実施形態を説明する斜視図であり、同図(a)は、テーブル本体を開いた使用姿勢を示し、同図(b)は、同図(a)の裏面側から見た状態を示している。 図1(a)に示す折り畳みテーブルのカップホルダの軸支構造を説明する斜視図であり、図2(a)はベースパネル中央のカバー体を取り外した状態を示し、また、(b)は同図(a)のA部拡大図である。 図1(a)に示す折り畳みテーブルの説明図であり、図3(a)は、正面やや上方から見た図、(b)は正面図である。 ベースパネルから取り外した状態のカップホルダを示す斜視図である。 カップホルダの支軸部フェールセーフ構造を説明する図であり、同図(a)は、図3(b)のZ−Z断面図、図5(b)は図3(b)のY−Y断面図である。 カップホルダの支軸部フェールセーフ構造を説明する図であり、同図(a)は使用位置における平面図であって要部を破断して示し、(b)は(a)でのB部拡大図である。 ベースパネルから取り外した状態のカバー体を裏面側から見た斜視図である。 カップホルダの支軸部に所定以上の荷重が作用したときのフェールセーフ動作を説明する図であり、同図(a)は、図5(a)に対応し、図8(b)は図5(b)に対応するフェールセーフ時の状態をそれぞれ示している。 カップホルダの支軸部のフェールセーフ時の動作を説明する図であり、同図(a)は左側(外側)から荷重が作用したときのフェールセーフ状態を示し、(b)は右側(内側)から荷重が作用したときのフェールセーフ状態を示している。 カップホルダの支軸部のフェールセーフ時の動作を説明する斜視図であり、同図(a)は左側(外側)から荷重が作用したときのフェールセーフ状態を示し、(b)はそのときの中央のカバー体を取り外した状態を示し、(c)は(b)のC部拡大図を示している。 カップホルダの支軸部のフェールセーフ時の動作を説明する斜視図であり、同図(a)は右側(内側)から荷重が作用したときのフェールセーフ状態を示し、(b)はそのときの中央のカバー体を取り外した状態を示し、(c)は(b)のD部拡大図を示している。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。ここで、本実施形態の回動体の軸支構造は、車両用シートのバックレスト(背もたれ)の背面に装着される折り畳みテーブルに設けられたカップホルダの支軸部に適用した例である。
なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
図1に示すように、本実施形態の折り畳みテーブル10は、ベースパネル20と、テーブル本体30とを有する。ベースパネル20は、平面視が略矩形形状をなすプラスチック製の部材である。ベースパネル20の裏面には、補強リブやバックレストに装着するための係止部が適所に形成されている(同図(b)参照)。ベースパネル20の下部には、車両幅方向で水平方向に延びる支軸CLを有するヒンジ機構50が設けられている。
なお、図示しないバックレストの背面には、例えばプラスチック製のバックレストフィニッシャが装着され、ベースパネル20は、このバックレストフィニッシャの上部側の凹部部分を覆うように、ボルトや留め具等の固定部材によって適所が固定される。
テーブル本体30は、平面視において、ベースパネル20の外形形状と略相似形状をなすプラスチック製の部材である。テーブル本体30は、ベースパネル20下部の支軸CLまわりに自身基端部が回動可能に支持され、テーブル本体30を開いた使用姿勢U(同図(a))からテーブル本体30をベースパネル20側に閉じた格納姿勢(不図示)まで回動可能である。本実施形態では、図1(a)に示すように、使用姿勢Uにおいて、テーブル本体30は、テーブル載置面30mが略水平となる位置に展開される。
なお、テーブル本体30は、車両用シートのバックレストが若干後方へ傾動された通常の起立位置に配置された状態において、使用姿勢Uではテーブル載置面30mが略水平に位置するように設定されるものの、バックレストは、通常、リクライニング機構により傾斜姿勢を調整可能なので、使用姿勢Uにおけるテーブル本体30の水平状態もリクライニング角度に応じて変動する。
ベースパネル20及びテーブル本体30相互は、テーブル本体30をベースパネル20側に閉じた格納姿勢のときに、相互の部材に設けられた噛み合い構造を有するフック部60によって掛着されて格納姿勢が保持される。本実施形態では、フック部60は、上記相互の部材に設けられた噛み合い構造として、図1(a)に示すように、ベースパネル20の上縁部中央に設けられたフック61と、テーブル本体30の上縁部中央に設けられた係合穴65とを有する。テーブル本体30側には、フック61の係合を解除するために搭乗者が手動で押し下げ操作する押しボタン66が設けられている。
フック部60は、格納姿勢にあっては、フック61を係合穴65に弾性的に掛着させて、テーブル本体30の回動運動を規制した状態に保持できる。そして、搭乗者が手で押しボタン66を押し下げると、フック61を押し下げて係合穴65に対する掛着状態から外し、フック部60の係合を解除可能になっている。
さらに、本実施形態では、テーブル本体30は、テーブル本体30をベースパネル20に連結するヒンジ機構50によって、ベースパネル20に対して回動可能、且つ、複数の姿勢の保持およびその解除が可能に支持されている。
ヒンジ機構50は、図1(b)に背面部を示すように、その構成部材として、対をなす二組のカム体51と、コイルスプリング53とを有する。二組のカム体51は、軸方向両側の左右対称な位置に、中央のコイルスプリング53により軸方向外側に付勢された状態で対向配置される。ヒンジ機構50の構成部材は、ベースパネル20およびテーブル本体30それぞれに一体に形成されたヒンジケース70内にその背面側から組み込まれる。
このヒンジ機構50は、ベースパネル20に対してテーブル本体30を搭乗者が手動で相対的に回動させると、コイルスプリング53による付勢力が、各組のカム体51によるカム作用により、両カム体51が互いに所定角度まで相対的に回動する。さらに、その所定角度に応じた位置で、両カム体51のカム面に形成された凹凸形状が所定の係合状態となって、ベースパネル20に対して相対的に所定角度回動した姿勢にテーブル本体30を保持可能になっている。
さらに、この折り畳みテーブル10には、図1(a)に示すように、ベースパネル20の表面21に、折り畳み可能な二組のカップホルダ40L、40Rが左右対称に設けられている。二組のカップホルダ40L、40Rの間には、カバー体であるセンタカバー80が着脱可能に装着される。
各カップホルダ40L、40Rは、図2に示すように、基端部の左右に同軸上に設けられた支軸45,46をそれぞれ有する。センタカバー80は、各カップホルダ40L、40Rの中央側の内側支軸45の部分を覆うように装着され、ベースパネル20の中央部分が見栄え良く保たれる。
各カップホルダ40L、40Rは、左右の支軸45,46まわりに回動可能にベースパネル20にそれぞれ支持されている。これにより、各カップホルダ40L、40Rは、ベースパネル20に対し、左右の支軸45,46の軸線CLh(図3(a)参照)まわりで、第一の位置である折り畳まれた格納位置Hと、第二の位置である展開された使用位置Sとにそれぞれ個別に回動可能になっている。
ベースパネル20の表面21には、折り畳み時に、左右のカップホルダ40L、40Rを収容するための凹部21L、21Rが略相似形状に形成されている。各カップホルダ40L、40Rは、格納位置Hにおいて、左右の凹部21L、21R内に収容可能に装着される。これにより、折り畳み状態でのコンパクトな収容が可能になっている。
また、各カップホルダ40L、40Rは、テーブル本体30の使用姿勢Uにおいて、図2(a)および図3に示すように、テーブル本体30のテーブル載置面30mと略並行となる使用位置Sまで支軸45,46の軸線CLhまわりに回動されて、紙コップ、缶ジュース、飲料容器等のカップ類を支持する役割を果たす。
なお、左右のカップホルダ40L、40Rは、左右対称に形成されている点以外は同様な構成を有する。そのため、以下、左側のカップホルダ40Lについて説明し、右側のカップホルダ40Rについては詳細構造の図示およびその説明を省略する。
カップホルダ40Lは、図4に示すように、固定アーム42を有する扁平形状のホルダ本体41と、ホルダ本体41に対して基端部が水平方向に回動可能に支持された鉤型形状の回動アーム43とを有する。回動アーム43は、固定アーム42との間にカップ類を支持可能な所定空間を隔てて対向配置され、その所定空間の部分がカップ挿入部Kになっている。回動アーム43は、基端部43kに内蔵された不図示のばねによって、固定アーム42側に向けて付勢されている。
カップホルダ40Lは、使用位置Sにて、カップ挿入部Kに上方から挿入されたカップ類の大きさに応じて回動アーム43が水平方向に回動される。そのため、このカップホルダ40Lによれば、カップ類をカップ挿入部Kに挿入すると、大きさ、形状等が異なるカップ類をカップ挿入部K内で良好に把持可能になっている。
ホルダ本体41の外側を向く左側面には、ホルダ本体41の幅方向に進退可能に弾性変形する係合突起41tが設けられている。一方、ベースパネル20には、図2(a)に示すように、カップホルダ40Lが収容される凹部21Lの内側面であって、格納位置Hにおいて係合突起41tと対向する位置に、係合突起41tと係脱可能な係合凹部21dが形成されている。
これにより、カップホルダ40Lは、格納位置Hにて、カップホルダ40L側の係合突起41tとベースパネル20側の係合凹部21dとが互いに係合して、格納位置Hを保持可能になっている。また、搭乗者が、格納位置Hにあるカップホルダ40Lの適所を手で把持し、係合突起41tの弾性変形による保持力に抗して手前に引き出すことにより、カップホルダ40Lを使用位置Sまで回動可能になっている。
さらに、図4に示すように、カップホルダ40Lには、ホルダ本体41の基端部の後端面の略中央部に、ベースパネル20側に向けて突設された使用位置保持爪41kが左右に離隔して二箇所に設けられている。一方、ベースパネル20には、図5(a)に断面を示すように、カップホルダ40Lが収容される凹部21Lの内側面の下部に使用位置保持爪20kが設けられている。
この使用位置保持爪20kは、上記使用位置Sにおいて使用位置保持爪41kと対向する位置に、左右に離隔して二箇所に形成されている。使用位置保持爪20kは、カップホルダ40Lの回動位置に応じ、使用位置保持爪41kとの係合およびその解除が可能に相互の対向方向に弾性変形する。
これにより、カップホルダ40Lは、使用位置Sにて、カップホルダ40L側の使用位置保持爪41kとベースパネル20側の使用位置保持爪20kとが互いに係合して、使用位置Sを保持可能になっている。また、搭乗者が、使用位置Sにあるカップホルダ40Lの適所を手で把持し、使用位置保持爪41kの弾性変形による保持力に抗して格納側に回動させることにより、カップホルダ40Lを格納位置Hに収容可能になっている。
ここで、本実施形態では、各カップホルダ40L、40Rは、所定以上の荷重(モーメント)が加わったとき、それぞれの軸支構造に、軸支部品の損傷を防止または抑制するための、「軸支部フェールセーフ構造」が設けられている。以下、この軸支部フェールセーフ構造について詳しく説明する。なお、上述したように、以下の説明では、カップホルダ40Lについて図示およびその説明を行い、カップホルダ40Rについては適宜省略する。
カップホルダ40Lは、図6に示すように、上記二つの支軸45,46として、ホルダ本体41の左側面に設けられた外側支軸46と、右側面に設けられた内側支軸45とを有する。一方、ベースパネル20側には、二つの支軸45,46の軸線CLhと同軸に、二つの軸受部22,27が設けられている。内側支軸45は、軸方向内方の内側軸受部22に回動可能に枢支され、外側支軸46は、軸方向外方の外側軸受部27に回動可能に枢支されている。
ベースパネルの表面21には、図6(b)に拡大図示するように、ホルダ本体41の外側面に対向する位置に、テーブル本体30の側に膨出する膨隆部28が形成され、この膨隆部28の内側面に、外側支軸46を回動自在に支持する支持穴29が形成されて外側軸受部27を構成している。外側支軸46の基端部には、ホルダ本体41の左側面に、円環状のボス部46tが設けられ、内側支軸45の基端部には、ホルダ本体41の右側面に、円環状のボス部45tが設けられている。
ここで、外側軸受部27に対応する外側支軸46は、内側軸受部22に対応する内側支軸45よりも軸方向の長さが短くなっており、外側支軸46は、支持穴29の開口部の近傍まで(支持穴29の途中部分まで)支持穴29の内部に挿入されている。これにより、外側支軸46は、所定以上の荷重が左側面方向から作用したとき(図1のF2参照)には、内側軸受部22との協働により、支持穴29との嵌合を容易に係脱可能になっている。なお、所定以上の荷重としては、例えば24.5N〜49N程度の荷重が設定される。
一方、内側軸受部22は、図2(b)および図6(b)に示すように、内側支軸45を回動可能に支持する一対の支持腕23,25を有して構成される。一対の支持腕23,25は、ベースパネル20の表面21の下部から表面21に直交する方向にそれぞれ片持ち状態で張り出している。一対の支持腕23,25のうち、第一支持腕23は、軸方向外側(ホルダ本体41側)に設けられ、第二支持腕25は、軸方向内側(ホルダ本体41とは反対側)に設けられている。
第一支持腕23の先端部には、内側支軸45の基端側を支持する第一軸受面24が設けられ、第二支持腕25の先端部には、内側支軸45の先端側を支持する第二軸受面26が第一軸受面24と同軸且つ同径に設けられている。ここで、第一支持腕23の厚さ(軸方向の寸法)は、第二支持腕25の厚さ(軸方向の寸法)よりも薄く形成されている。これにより、第一支持腕23は、所定以上の荷重が左側面方向から作用したとき(図1のF2参照)には、第二支持腕25に比べて容易に軸方向に弾性変形可能になっている。
さらに、一対の支持腕23,25には、スリット24s、26sが設けられている。各スリット24s、26sは、ベースパネル20から離れた側にて、軸方向に沿って各軸受面24、26の周縁部の一部を斜め下方に向けて開口している。これにより、各軸受面24、26は、テーブル載置面30mの側に向けて斜め下方に開口部が形成されている。
各スリット24s、26sの開口幅(軸直方向の寸法)は、内側支軸45の直径よりも狭いため、通常の使用状態では、内側支軸45は各軸受面24,26内に支持され、スリット24s、26sから外れない。しかし、ベースパネル20から離れる側に向かう所定以上の荷重を受けたときには、内側支軸45の押圧によって一対の支持腕23,25が弾性変形してスリット24s、26sの開口幅が広がり、内側支軸45がスリット24s、26sを介して各軸受面24,26内から外れる方向に移動可能になっている。
ここで、図2(b)および図6(b)に示すように、第一支持腕23の第一スリット24sの形成位置(軸直方向の寸法)は、第二支持腕25の第二スリット26sの形成位置(軸方向の寸法)よりも軸直方向の寸法が短い位置に形成されている。そのため、第一スリット24sによる第一軸受面24の開口幅は、第二スリット26sによる第二軸受面26の開口幅よりも広くなっている。
これにより、第一支持腕23は、所定以上の荷重が上方から作用(図1のF1参照)したとき、および、所定以上の荷重が左側面方向から作用(図1のF2参照)したとき、並びに、所定以上の荷重が後方に向けて作用(図1のF3参照)したときのいずれもの場合であっても、内側支軸45は、第二支持腕25の第二軸受面26に比べて、第一軸受面24のスリット24sから外れ易くなっている。
さらに、上記センタカバー80は、図6(b)に要部を示すように、内側軸受部22全体を正面側から覆うように装着される。センタカバー80の裏面には、図7に示すように、上下4箇所の位置に、略Ω字状をなす樹脂製のばね部材である係合フック82、83が設けられている。各係合フック82、83は、図2(a)に示す、ベースパネル20の表面21の対向位置に形成された係合穴21u、21dに着脱可能に係合される。
二つの下部係合フック82は、膨出部81の上部近傍に設けられ、二つの上部係合フック83は、センタカバー80の上部縁部の近傍に設けられている。二つの下部係合フック82相互の離隔距離は、二つの上部係合フック83相互の離隔距離よりも広く設定されている。上部係合フック83は、樹脂製ばねの弾性変位方向が上下方向に配置され、下部係合フック82は、弾性変位方向が左右方向に配置されている。
これにより、センタカバー80は、二つの上部係合フック83に比べて二つの下部係合フック82の方が、ベースパネル20の係合穴21dから外れ易くなっている。なお、センタカバー80の下部係合フック82による保持力は、所定以上の荷重として、荷重F3に応じた押圧力で係合穴21dから外れるように設定されている。
センタカバー80は、装着方向手前側に膨出形成された膨出部81を左右の下部に有する。膨出部81は、ベースパネル20に装着されたときに、内側軸受部22を覆う部分に設けられている。膨出部81の裏面には、凹の円弧状をなす内周面81nが形成されている。膨出部81の内周面81nは、図6(b)に示すように、一対の支持腕23,25のスリット26sの端部に僅かな隙間を隔てて対向するようにベースパネル20に装着される。
以上の構成により、カップホルダ40Lは、ベースパネル20から離れる側に向かう所定以上の荷重(図1のF1〜F4参照)を受けたときに、内側支軸45がスリット24s、26sを介して内側軸受部22内から外れる方向に移動する。
さらに、その移動をした内側支軸45は、センタカバー80の膨出部81の内周面81nを内側から押圧してセンタカバー80を内側軸受部22から離隔する方向に移動させるように構成されている。これにより、センタカバー80が内側軸受部22から離隔する方向に移動することにより、内側支軸45が内側軸受部22から外れるようになっている。
次に、上述した折り畳みテーブル10の動作および作用効果について説明する。
本実施形態の折り畳みテーブル10は、上述したフック部60と、カム体51を有するヒンジ機構50とを備えるので、搭乗者は、フック部60によるテーブル本体30の保持を解除し、テーブル本体30の周縁部等に指をかけてテーブル本体30をバックレストの後方へと回動させることにより、テーブル本体30を略水平となる位置まで回動して、図1(a)に示す使用姿勢Uにすることができる。
また、搭乗者は、この使用姿勢Uからテーブル本体30を前方へと手で回動させて、バックレスト側に閉じた格納姿勢に戻すことにより、フック部60によりテーブル本体30がベースパネル20に掛着されるので、テーブル本体30を閉じることができる。
つまり、この折り畳みテーブル10によれば、搭乗者が手動で、テーブル本体30を閉方向又は開方向に所定角度の回動をさせるだけで、ヒンジ機構50が備えるコイルスプリング53の付勢力と二組のカム体51のカム作用によって、後は自動的にテーブル本体30が回動して、テーブル本体30の開閉操作を容易に行うことができる。また、テーブル本体30が開いた使用姿勢Uの状態を、コイルスプリング53の付勢力と二組のカム体51のカム作用によって自動的にガタツキなく保持できる。
そして、この折り畳みテーブル10は、ベースパネル20の表面21に、折り畳み可能な二組のカップホルダ40L、40Rを備えるので、テーブル本体30の使用姿勢Uにおいて、搭乗者は、各カップホルダ40L、40Rを手で回動させて使用位置Sにすれば、カップ類をカップ挿入部K内で良好に支持できる。
特に、本実施形態の折り畳みテーブル10は、各カップホルダ40L、40Rの軸支構造に、「軸支部フェールセーフ構造」を備えているので、左右の支軸45,46がベースパネル20から離れる側に向かう所定以上の荷重F1〜F4を受けたときに、支軸45,46を軸受部22,27から外すことができる。そのため、各カップホルダ40L、40Rの支軸45、46等の軸支部品の破損を防止または抑制できる。
すなわち、この折り畳みテーブル10に設けた各カップホルダ40L、40Rの軸支構造によれば、図1(a)に示すように、複数の方向から作用した荷重F1〜F4に応じて、各カップホルダ40L、40Rの支軸45、46等の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制することができる。また、外れた状態の各カップホルダ40L、40Rを正規の装着状態に簡単に手で戻すことができる。
具体的には、この折り畳みテーブル10に設けた各カップホルダ40L、40Rの軸支構造によれば、図10に示すように、カップホルダ40Lの横方向外側からの荷重F2に対しては、第二支持腕25に併設された第一支持腕23がホルダ本体41に押される。これにより、第一支持腕23は内側に弾性変形して撓み、この撓みにより、同図(c)に示すように、カップホルダ40Lが内側軸受部22側に移動する。これにより、図9(a)に示すように、外側軸受部27の支持穴29に嵌合する短い外側支軸46が支持穴29から外れるため、カップホルダ40Lの支軸45、46等の軸支部品の損傷を防止できる。また、外側支軸46の長さを調整することにより、外側支軸46が支持穴29から外れるタイミングを容易に変更できるため、外れる際の荷重調整を容易に行うことができる。また、第一支持腕23の厚さ等によって弾性変形量の調整も容易であることから、第一支持腕23の撓み量の調整によっても、外れる際の荷重調整を容易に行うことができる。
さらに、この折り畳みテーブル10に設けた各カップホルダ40L、40Rの軸支構造によれば、図11に示すように、カップホルダ40Lの横方向内側からの荷重F3に対しては、外側軸受部27の支持穴29に嵌合する短い外側支軸46の効果により、外側支軸46が支点となって、カップホルダ40Lの回転方向の動きを許容する。
そのため、カップホルダ40Lの内側支軸45がスリット24s、26sから外れ、次に、内側支軸45が、同図(c)に示すように、内側支軸45の軸受部22を覆うセンタカバー80にその内側から当たる。センタカバー80の下部係合フック82による保持力は荷重F3に応じた押圧力で係合穴21dから外れるように設定されているため、センタカバー80下部の下部係合フック82が係合穴21dから外れる。
これにより、図9(b)に示すように、内側支軸45が軸受部22から外れて、カップホルダ40Lの支軸45、46等の軸支部品の損傷を防止できる。また、図7に示す、センタカバー80の下部に設けた下部係合フック82の係合力を調整(例えば爪の係止形状や係合量、弾性変形量等の調整)することでも、内側支軸45が軸受部22から外れるタイミングを容易に変更できるため、外れる際の荷重調整を容易に行うことができる。
また、カップホルダ40Lの横方向内側からの荷重F3に対しては、センタカバー80の下部係合フック82による保持力で、軸受部22からの最終的な内側支軸45の外れを抑えようとするので、内側支軸45に対するスリット24s、26sによる拘束力を、センタカバー80の下部係合フック82の保持力が担う分だけ小さくして、スリット24s、26sから内側支軸45を外れ易く構成できる。なお、この場合における外れる際の荷重調整についても、上記同様に、下部係合フック82の係合力を調整することで、外れるタイミングを容易に変更できる。
さらに、この折り畳みテーブル10に設けた各カップホルダ40L、40Rの軸支構造によれば、横方向の荷重F2、F3に加えて、カップホルダ40Lの上方からの荷重F1、および、カップホルダ40Lがベースパネル20から離れる後方側に向かう荷重F4に対しても、上述した左右非対称な軸支構造により、荷重F1、F4の支軸45、46に対する作用点に偏倚が生じる。
そのため、図5に示した使用位置Sから荷重F1ないしF4が各カップホルダ40L、40Rに作用した場合、荷重F2、F3のいずれかが作用したときと同様の作用機序によって、内側支軸45がスリット24s、26sから外れることができる。これにより、図8に示すように、所期のフェールセーフ動作が働き、カップホルダ40Lの支軸45、46等の軸支部品の破損をより確実に防止または抑制できる。
さらに、この折り畳みテーブル10に設けた各カップホルダ40L、40Rの軸支構造によれば、内側軸受部22の二つの支持腕23、25を覆うようにセンタカバー80が設けられているので、折り畳みテーブル10の外観品質を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態の折り畳みテーブル10に設けた各カップホルダ40L、40Rの軸支構造によれば、各カップホルダ40L、40Rに荷重が加わったときに、各カップホルダ40L、40Rの軸支部品の破損をより確実に防止または抑制することができる。なお、本発明に係る回動体の軸支構造は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る回動体の軸支構造として、車両用シートのシートバック裏面に装着される折り畳みテーブル10のカップホルダ40L、40Rに適用する例について説明したが、これに限定されない。
つまり、本発明に係る回動体の軸支構造は、折り畳みテーブルのカップホルダに適用する場合であれば、例えば車両以外の、船、電車、飛行機等に搭載される乗物用シートに適用可能である。
また、折り畳みテーブルのカップホルダにも限定されず、ベース部材に設けられる軸受部と、回動体に設けられて軸受部に回動可能に支持される支軸とを備え、ベース部材に対して回動体が支軸まわりで第一の位置と第二の位置とに回動される軸支構造であれば、種々の軸支構造に対して適用できることは勿論である。
但し、回動体が、乗物用シートのシートバックに装備される折り畳みテーブルのカップホルダであれば、この種のカップホルダは、搭乗者の手が当たり易い部位であるため、必要性が高く、軸支部フェールセーフ構造を採用する部位として好適である。
また、例えば上記実施形態では、各カップホルダ40L、40Rは、二つの軸受部22,27のうち、内側軸受部22に設けられた弾性変形可能な規制部として第一支持腕23を有する例を説明したが、これに限定されない。
つまり、規制部として機能する第一支持腕23は、二つの軸受部22,27のうち、いずれか一方または両方に設けてもよい。さらに、第一支持腕23を設けた側とは反対側の軸受部に対し、当該反対側の軸受部からこれに対応する支軸が外れるように、当該支軸の軸方向の長さを短くすることができる。
そのような構成であっても、第一支持腕23を設けた軸受部22,27の反対の側から各カップホルダ40L、40Rが所定以上の荷重を受けたときは、各カップホルダ40L、40Rが、第一支持腕23を設けた側に移動するように第一支持腕23が弾性変形し、第一支持腕23を設けた側とは反対側の軸受部から、当該反対側の軸受部に対応する支軸を外すことができる。
10 折り畳みテーブル
20 ベースパネル(ベース部材)
21 ベースパネルの表面
22 内側軸受部(軸受部)
23 第一支持腕(規制部)
24 第一軸受面
24s 第一スリット
25 第二支持腕
26 第二軸受面
26s 第二スリット
27 外側軸受部(軸受部)
28 膨隆部
29 支持穴
30 テーブル本体
30m テーブル載置面
40L、40R カップホルダ(回動体)
41 ホルダ本体
42 固定アーム
43 回動アーム
44 姿勢保持爪
45 内側支軸(支軸)
46 外側支軸(支軸)
50 ヒンジ機構
51 カム体組
53 コイルスプリング
60 フック部
61 フック
65 係合穴
66 押しボタン
70 ヒンジケース
80 センタカバー(規制部材、カバー体)
81 膨出部
82 下部係合フック
83 上部係合フック
CL 支軸
CLh ホルダ支軸
U 使用姿勢
K カップ挿入部

Claims (6)

  1. ベース部材に設けられる軸受部と、回動体に設けられて前記軸受部に回動可能に支持される支軸とを備え、前記ベース部材に対して前記回動体が前記支軸まわりで第一の位置と第二の位置とに回動される軸支構造であって、
    前記軸受部に設けられて前記ベース部材から離れた側に開口するスリットと、該スリットに対向する位置に該スリットを覆うように設けられた規制部材とを有し、
    前記回動体は、前記ベース部材から離れる側に向かう所定以上の荷重を受けたときに、前記支軸が前記スリットを介して前記軸受部内から外れる方向に移動するとともに、その移動をした前記支軸が前記規制部材を内側から押圧して前記規制部材が前記軸受部から離隔する方向に移動することにより、前記支軸が前記軸受部から外れるように構成されていることを特徴とする回動体の軸支構造。
  2. 前記規制部材は、前記軸受部を覆うカバー体であり、前記ベース部材に対して着脱可能に保持されている請求項1に記載の回動体の軸支構造。
  3. ベース部材に同軸に設けられる二つの軸受部と、回動体の左右側面に設けられて前記二つの軸受部それぞれに回動可能に支持される二つの支軸とを備え、前記ベース部材に対して前記回動体が前記二つの支軸まわりで第一の位置と第二の位置とに回動される軸支構造であって、
    前記二つの軸受部のうち、少なくとも一方の軸受部に設けられた弾性変形可能な規制部を有し、
    他方の軸受部側から前記一方の軸受部側に前記回動体が所定以上の荷重を受けたときに、前記回動体が前記一方の軸受部側に移動するように前記規制部が弾性変形するとともに、前記他方の軸受部に対応する支軸が前記他方の軸受部から外れるように構成されていることを特徴とする回動体の軸支構造。
  4. 前記一方の軸受部および前記規制部を覆うカバー体を更に有する請求項3に記載の回動体の軸支構造。
  5. 前記他方の軸受部に対応する支軸は、前記一方の軸受部に対応する支軸よりも軸方向の長さが短い請求項3または4に記載の回動体の軸支構造。
  6. 前記回動体は、乗物用シートのシートバックに装備される折り畳みテーブルのカップホルダである請求項1〜5のいずれか一項に記載の回動体の軸支構造。
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