JP2013043502A - 車両用シート - Google Patents

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Akihiro Nishida
晃洋 西田
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Abstract

【課題】略下向姿勢から略上向姿勢を介して略水平姿勢まで回動させて使用可能な状態に切り替えたテーブル本体がブラケットと共にシートクッション側のフレームに対して前倒れすることを防止した状態にあるとき、このテーブル本体に対して大きな荷重が掛かったときでも、テーブル本体を略下向姿勢と略上向姿勢との間で回動させる回動軸にも大きな負担が掛かることを防止できる車両用シートのサイドテーブルを提供すること。
【解決手段】車両用シート1は、略下向姿勢に収納されているテーブル本体30を略上向姿勢まで回動させ、略上向姿勢まで回動させたテーブル本体30を略水平姿勢まで倒して使用可能な状態に切り替えたときのシートクッション2側のフレームに対するブラケット20の回動を規制するロック機構Rを有するサイドテーブル5を備えている。ロック機構Rは、ブラケット20の枢着軸20aに対して別体に形成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、サイドテーブルを備えた車両用シートに関する。
従来、シートクッションの側方に略下向姿勢に収納されているテーブル本体をブラケットと共に略上向姿勢まで回動させ、略上向姿勢まで回動させたテーブル本体をブラケットに対して略水平姿勢まで倒して使用可能な状態に切り替え可能なサイドテーブルを備えた車両用シートが既に知られている。ここで、下記特許文献1には、テーブル本体を使用可能な状態に切り替えたとき、シートクッション側のフレーム(特許文献1において、シートクッションの側方に組み付けられているアームレストの骨格フレーム)に対するブラケットの回動をロックするロック機構を備えた車両用シートが開示されている。これにより、使用可能な状態(略水平姿勢)に切り替えたテーブル本体を使用しているとき、テーブル本体がブラケットと共にシートクッション側のフレームに対して前倒れすることを防止できる。
特許第3549029号
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、ロック機構は、2本の回動軸(テーブル本体を略下向姿勢と略上向姿勢との間で回動させる第1の回動軸と、テーブル本体を略上向姿勢と略水平姿勢との間で回動させる第2の回動軸)にそれぞれ形成された切欠がテーブル本体を使用可能な状態に切り替えたときに噛み合うことにより作動する構成となっている。そのため、テーブル本体を使用可能な状態(略水平姿勢)に切り替えたときの第1の回動軸のロックは、この第1の回動軸そのもので行われている。このように第1の回動軸そのものでロックが行われると、この第1の回動軸の軸線に近い位置でロックが行われるため、使用可能な状態(略水平姿勢)に切り替えたテーブル本体を使用しているとき、テーブル本体に対して大きな荷重が掛かると、第1の回動軸にも大きな負担が掛かることとなっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、略下向姿勢から略上向姿勢を介して略水平姿勢まで回動させて使用可能な状態に切り替えたテーブル本体がブラケットと共にシートクッション側のフレームに対して前倒れすることを防止した状態にあるとき、このテーブル本体に対して大きな荷重が掛かったときでも、テーブル本体を略下向姿勢と略上向姿勢との間で回動させる回動軸にも大きな負担が掛かることを防止できる車両用シートのサイドテーブルを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、シートクッション側のフレームに対して枢着されているブラケットと、ブラケットに対してヒンジ結合され、シートクッションの側方に略下向姿勢に収納されているテーブル本体と、略下向姿勢に収納されているテーブル本体をブラケットと共に略上向姿勢まで回動させ、ブラケットと共に略上向姿勢まで回動させたテーブル本体をブラケットに対して略水平姿勢まで倒して使用可能な状態に切り替えたときのシートクッション側のフレームに対するブラケットの回動を規制するロック機構と、を有するサイドテーブルを備えた車両用シートであって、ロック機構は、ブラケットの枢着軸に対して別体に形成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、シートクッションの側方に略下向姿勢に収納されているテーブル本体をブラケットと共に略上向姿勢まで回動させ(引き起こし)、この回動させたテーブル本体をブラケットに対して略水平姿勢まで倒すと、従来技術と同様に、シートクッション側のフレームに対するブラケットの回動を規制できる。すなわち、ロック機構がロック状態に切り替わる。このとき、ブラケットの回動の規制は、従来技術とは異なり、ブラケットを回動させる回動軸そのもので行われることなく、この回動軸に対して別体で設けられたロック機構によって行われている。したがって、従来技術とは異なり、使用可能な状態(略水平姿勢)に切り替えたテーブル本体に対して大きな荷重が掛かっても、この大きな荷重をロック機構が受けるため、この回動軸に大きな負担が掛かることを防止できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、ロック機構は、ブラケットに組み付けられたベースリンクと、ベースリンクに対して枢着され、テーブル本体が略上向姿勢にあるとき、先端がシートクッション側のフレームに対して係合可能なフックと、ベースリンクに対して付勢された状態で枢着された第1のリンクと、フックと第1のリンクとにそれぞれ枢着された第2のリンクと、第1のリンクとテーブル本体とを掛け止めたワイヤ部材と、から構成されており、第1のリンクは、テーブル本体を略上向姿勢から略水平姿勢に倒していくと、第1のリンク自身に作用する付勢力によって、第2のリンクを介して先端がシートクッション側のフレームに対して係合するようにフックを回動させることを特徴とする構成である。
この構成によれば、ロック機構を簡易な構造で実施できる。
図1は、本発明の実施例に係る車両用シートの全体斜視図であり、テーブル本体がアームレストの内部に収納された状態を示している。 図2は、図1のテーブル本体を使用可能な状態に切り替えている途中の状態であり、メインカバーを開けた状態にあるときを示している。 図3は、図2のテーブル本体をさらに使用可能な状態に切り替えている途中の状態であり、テーブル本体を引き起こした起立状態にあるときを示している。 図4は、図3のテーブル本体の使用可能な状態への切り替えが完了した状態を示している。 図5は、図1の側面を示す模式図である。 図6は、図5のロック機構の拡大図である。 図7は、図3の側面を示す模式図である。 図8は、図7のロック機構の拡大図である。 図9は、図4の側面を示す模式図である。 図10は、図9のロック機構の拡大図である。 図11は、図3の正面図である。 図12は、図4の正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜12を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両(図示しない)に組み付けられた状態の車両用シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。また、この車両用シート1は、例えば、3列シートにおける2列目シートである。この2列目シートは、左右に独立した構造となっており、この実施例では、右側の2列目シート、すなわち、運転席の後ろのシートを例に説明することとする。
まず、車両用シート1の全体構成を説明する(図1参照)。車両用シート1は、シートクッション2と、シートクッション2の後端に組み付けられたシートバック3と、シートクッション2の左側(インナ側)に組み付けられた左のアームレスト4と、アームレスト4の内部に収納可能に組み付けられたサイドテーブル5と、シートクッション2の右側(アウタ側)に組み付けられた右のアームレスト6とから構成されている。
以下、これら構成部材であるシートクッション2、シートバック3、左のアームレスト4、サイドテーブル5と、右のアームレスト6を個別に説明していく。なお、シートクッション2とシートバック3と右のアームレスト6は、公知のものでよいため、その詳細な説明は省略することとする。
はじめに、左のアームレスト4(以下、単に「アームレスト4」と記す)から説明していく。アームレスト4は、その骨格を成すフレーム10を備えたボックス体から構成されている。このフレーム10は、シートクッション2の骨格を成すフレーム(図示しないクッションフレーム)に締結されている(図5〜6参照)。また、このフレーム10には、後述するサイドテーブル5のブラケット20を枢着させるための補助フレーム10aが締結されている。
また、このアームレスト4の上面には、シートクッション2に腰掛けた乗員(図示しない)の左手の肘を載せることができるクッション性を有する肘載面12が形成されている。また、このアームレスト4の内部には、後述するブラケット20と共にテーブル本体30を収納可能な収納空間14が形成されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「シートクッションの側方に略下向姿勢に収納されているテーブル本体」に相当する。また、このアームレスト4の前面には、収納空間14に収納したサイドテーブル5を引き起こし可能な開口16が形成されている。
また、このアームレスト4の前面には、開口16を覆い可能なパネル状のメインカバー18がヒンジ結合されている。また、メインカバー18の上部には、メインカバー18の一部を成す格好のサブカバー18aがヒンジ結合されている。これにより、テーブル本体30を略水平姿勢に切り替えても、メインカバー18を閉じることができるため、アームレスト4の見栄えを向上させることができる(図4参照)。
次に、サイドテーブル5を説明する。サイドテーブル5は、ブラケット20とテーブル本体30とロック機構Rとから構成されている(図5〜6参照)。ブラケット20は、略L字を成すアーム状に形成されている。このブラケット20の一端側は、アームレスト4のフレーム10に締結されている補助フレーム10aに対して左右方向を軸方向とする軸回り(回動軸20aの軸回り)可能に枢着されている。
これにより、アームレスト4のフレーム10に締結されている補助フレーム10aに対して左右方向を軸方向とする軸回りに(回動軸20aの軸回りに)ブラケット20を回動させることができる。なお、ブラケット20の回動範囲は、後述するテーブル本体30が略下向姿勢から略上向姿勢までの約180度の範囲と成るように(テーブル本体30が、図5に示す状態から図7に示す状態と成るように)ストッパ(図示しない)によって規制されている。ブラケット20は、このように構成されている。
また、テーブル本体30は、そのベースを成すベース板34と、物品(図示しない)を載せることができるようにベース板34に対して重なり合うように組み付けられた天板36とから構成されている(図6参照)。ベース板34は、ブラケット20の他端側に対して前後方向を軸方向とする軸回り可能にヒンジブラケット32を介して組み付けられている。これにより、ブラケット20に対して前後方向を軸方向とする軸回りにヒンジブラケット32、すなわち、ヒンジブラケット32に一体的に組み付けられているテーブル本体30を回動させることができる。
このヒンジブラケット32には、長孔32aが形成されている。なお、ヒンジブラケット32の回動範囲、すなわち、ヒンジブラケット32に一体的に組み付けられているテーブル本体30の回動範囲は、テーブル本体30が略上向姿勢から略水平姿勢までの約90度の範囲と成るように(テーブル本体30が、図7に示す状態から図9に示す状態と成るように)ストッパ(図示しない)によって規制されている。テーブル本体30は、このように構成されている。
また、ロック機構Rは、ベースリンク40と、フック50と、第1のリンク60と、第2のリンク70と、ワイヤ部材80とから構成されている(図6参照)。ベースリンク40は、略クランク状に形成されたベース部材である。このベースリンク40は、ブラケット20の一端側に締結されている。
フック50は、テーブル本体30が略上向姿勢にあるとき(図8参照)、その先端52がアームレスト4のフレーム10に形成されている2本のピン10bの間に嵌り込み可能な引っ掛け部材である。このフック50は、ベースリンク40の一端側に枢着されている。
第1のリンク60は、略短手状に形成されたリンク部材である。この第1のリンク60は、その一端側がベースリンク40の他端側にスパイラルスプリング66を介して枢着されている。図6において、矢印がスパイラルスプリング66の付勢力の方向を示している。
そして、テーブル本体30が略上向姿勢にあるとき、スパイラルスプリング66からの付勢力が第1のリンク60に作用すると、第1のリンク60は第2のリンク70を押し込むように回動するため、フック50はその先端52がアームレスト4のフレーム10に形成されている2本のピン10bの間に嵌り込むように回動していく。また、この第1のリンク60には、略短手状に形成された補助リンク68が一体を成すように締結されている。この補助リンク68の先端には、長孔68aが形成されている。
第2のリンク70は、略長手状に形成されたリンク部材である。この第2のリンク70は、その一端側が第1のリンク60の他端側に枢着され、その他端側がフック50に枢着されている。
ワイヤ部材80は、その一端側がヒンジブラケット32の長孔32aに掛け留めされ、その他端側が補助リンク68の長孔68aに掛け留めされている。なお、このワイヤ部材80の張力は、テーブル本体30が略下向姿勢、略上向姿勢および略下向姿勢から略上向姿勢の間の姿勢にあるとき、第1のリンク60が第1のリンク60自身に作用するスパイラルスプリング66の付勢力によって第2のリンク70を押し込むことがないように、スパイラルスプリング66を撓ませたまま第1のリンク60の回動が保持状態となるように設定されている。
そのため、この第1のリンク60の回動の保持状態が解消されると、この解消に伴うスパイラルスプリング66の復元力が第1のリンク60に作用する。したがって、上述したように、第1のリンク60は第2のリンク70を押し込むように回動するため、テーブル本体30が略上向姿勢にあるとき、フック50もその先端52がアームレスト4のフレーム10に形成されている2本のピン10bの間に嵌り込むように回動していく。ロック機構Rは、このように構成されている。なお、このように構成されていると、ロック機構Rは、ブラケット20の回動軸20aに対して別体に形成されていることとなる。
続いて、上述した構成から成るサイドテーブル5の作用を説明する。テーブル本体30がアームレスト4の収納空間14に略下向姿勢に収納された状態から説明していく(図1、5〜6参照)。
まず、シートクッション2に着座した図示しない乗員(以下、単に、「乗員」と記す)は、アームレスト4のメインカバー18を開ける作業を行う(図2参照)。次に、乗員は、略下向姿勢に収納されているテーブル本体30をブラケット20と共に略上向姿勢まで回動させる作業を行う(図3、7〜8参照)。すなわち、乗員は、ブラケット20と共にテーブル本体30を前側に約180度だけ引き起こす作業を行う。
次に、乗員は、ブラケット20と共に略上向姿勢まで回動させたテーブル本体30をヒンジブラケット32を介してブラケット20に対して略水平姿勢まで倒す作業を行う(図4、9〜10参照)。すなわち、乗員は、テーブル本体30を右側に約90度だけ倒す作業を行う。
すると、ヒンジブラケット32は、その長孔32aに一端側が掛け留めされているワイヤ部材80の張力が緩む方向に回動するため(図11〜12参照)、ワイヤ部材80の張力によって撓まされていたスパイラルスプリング66が復元していき、この復元力が第1のリンク60に作用する。これにより、上述したように、第1のリンク60は第2のリンク70を押し込むように回動するため、フック50はその先端52がアームレスト4のフレーム10に形成されている2本のピン10bの間に嵌り込むように回動していく(図8、10参照)。
これらの記載が、特許請求の範囲に記載の「第1のリンクは、テーブル本体を略上向姿勢から略水平姿勢に倒していくと、第1のリンク自身に作用する付勢力によって、第2のリンクを介して先端がシートクッション側のフレームに対して係合するようにフックを回動させる」に相当する。
そのため、フック50の先端52は、アームレスト4のフレーム10に形成されている2本のピン10bに係合した状態になる。したがって、アームレスト4のフレーム10に締結されている補助フレーム10aに対するブラケット20の回動を規制できる。この規制された状態が、ロック機構Rのロック状態となる。
なお、略水平姿勢まで倒したテーブル本体30を略上向姿勢まで戻すと、フック50はその先端52のアームレスト4のフレーム10に形成されている2本のピン10bの間に嵌り込みが解消するように回動していく、すなわち、ロック機構Rのロック解除が行われるため、戻したテーブル本体30をさらに略下向姿勢まで戻すことができる。
本発明の実施例に係る車両用シート1は、上述したように構成されている。この構成によれば、アームレスト4の収納空間14に略下向姿勢に収納されているテーブル本体30をブラケット20と共に略上向姿勢まで回動させ(引き起こし)、この回動させたテーブル本体30をブラケット20に対して略水平姿勢まで倒すと、従来技術と同様に、アームレスト4のフレーム10に締結されている補助フレーム10aに対するブラケット20の回動を規制できる。すなわち、ロック機構Rがロック状態に切り替わる。このとき、ブラケット20の回動の規制は、従来技術とは異なり、ブラケット20を回動させる回動軸20aそのもので行われることなく、この回動軸20aに対して別体で設けられたロック機構Rによって行われている。したがって、従来技術とは異なり、使用可能な状態(略水平姿勢)に切り替えたテーブル本体30に対して大きな荷重が掛かっても、この大きな荷重をロック機構Rが受けるため、この回動軸20aに大きな負担が掛かることを防止できる。
また、この構成によれば、ロック機構Rは、ベースリンク40と、フック50と、第1のリンク60と、第2のリンク70と、ワイヤ部材80とから構成されている。そのため、ロック機構Rを簡易な構造で実施できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、『車両用シート』の例として、『右側の2列目シート』を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『左側の2列目シート』であっても構わない。これと同様に、『1列目シート』、『3列目シート』であっても構わない。
また、実施例では、テーブル本体30は、左のアームレスト4の内部に収納されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、右のアームレスト6の内部に収納されていても構わない。その場合、サイドテーブル5は、左右に逆の構造となる。
また、実施例では、テーブル本体30は、左のアームレスト4の内部に収納されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、テーブル本体30は、左のアームレスト4の内部に収納されることなく、露出していても構わない。すなわち、左のアームレスト4そのものが存在しなくても構わない。
1 車両用シート
2 シートクッション
5 サイドテーブル
20 ブラケット
20a 回動軸
30 テーブル本体
40 ベースリンク
50 フック
52 先端
60 第1のリンク
70 第2のリンク
80 ワイヤ部材
R ロック機構

Claims (2)

  1. シートクッション側のフレームに対して枢着されているブラケットと、
    ブラケットに対してヒンジ結合され、シートクッションの側方に略下向姿勢に収納されているテーブル本体と、
    略下向姿勢に収納されているテーブル本体をブラケットと共に略上向姿勢まで回動させ、ブラケットと共に略上向姿勢まで回動させたテーブル本体をブラケットに対して略水平姿勢まで倒して使用可能な状態に切り替えたときのシートクッション側のフレームに対するブラケットの回動を規制するロック機構と、を有するサイドテーブルを備えた車両用シートであって、
    ロック機構は、ブラケットの枢着軸に対して別体に形成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    ロック機構は、
    ブラケットに組み付けられたベースリンクと、
    ベースリンクに対して枢着され、テーブル本体が略上向姿勢にあるとき、先端がシートクッション側のフレームに対して係合可能なフックと、
    ベースリンクに対して付勢された状態で枢着された第1のリンクと、
    フックと第1のリンクとにそれぞれ枢着された第2のリンクと、
    第1のリンクとテーブル本体とを掛け止めたワイヤ部材と、から構成されており、
    第1のリンクは、テーブル本体を略上向姿勢から略水平姿勢に倒していくと、第1のリンク自身に作用する付勢力によって、第2のリンクを介して先端がシートクッション側のフレームに対して係合するようにフックを回動させることを特徴とする車両用シート。








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