JP2017524715A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. （ａ）ＣＤ４０に特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分と、（ｂ）癌の治療において有効性を有するさらなる免疫療法薬とを、対象における固形腫瘍を治療する方法において組み合わせるための、前記（ａ）の抗体またはその抗原結合部分及び／または前記（ｂ）のさらなる免疫療法薬を含む組成物であって、
   ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、以下のＣＤＲ：
   Ｖ _Ｌ ＣＤＲ１：ＣＴＧＳＳＳＮＩＧＡＧＹＮＶＹ ［配列番号１］、
   Ｖ _Ｌ ＣＤＲ２：ＧＮＩＮＲＰＳ ［配列番号２］、
   Ｖ _Ｌ ＣＤＲ３：ＣＡＡＷＤＫＳＩＳＧＬＶ ［配列番号３］、
   Ｖ _Ｈ ＣＤＲ１：ＧＦＴＦＳＴＹＧＭＨ ［配列番号４］、
   Ｖ _Ｈ ＣＤＲ２：ＧＫＧＬＥＷＬＳＹＩＳＧＧＳＳＹＩＦＹＡＤＳＶＲＧＲ ［配列番号５］、及び
   Ｖ _Ｈ ＣＤＲ３：ＣＡＲＩＬＲＧＧＳＧＭＤＬ ［配列番号６］
   を含み、
   前記さらなる免疫療法薬は、ＰＤ１とＰＤ−Ｌ１との間の相互作用を遮断する抗ＰＤ−１抗体である、組成物。
2. 対象における固形腫瘍の治療において相乗的効果を提供するための、請求項１に記載の組成物。
3. 前記固形腫瘍は、腺腫、芽腫、癌腫、類腱腫、線維形成性小円形細胞腫瘍、内分泌腺腫瘍、胚細胞腫瘍、リンパ腫、肉腫、ウィルムス腫瘍、肺腫瘍、結腸腫瘍、リンパ腫瘍、乳房腫瘍、及び黒色腫からなる群から選択される、請求項１または２に記載の組成物。
4. ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、無傷抗体を含むか、またはそれからなる、請求項１〜３のいずれか１項に記載の組成物。
5. ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、Ｆｖフラグメント及びＦａｂ様フラグメントからなる群から選択される、抗原結合フラグメントを含むか、またはそれからなる、請求項１〜３のいずれか１項に記載の組成物。
6. 前記抗体またはその抗原結合部分は、ヒトまたはヒト化である、請求項１〜５のいずれか１項に記載の組成物。
7. ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、
   （ａ）配列番号７の軽鎖可変領域及び／または配列番号８の重鎖可変領域；
   （ｂ）配列番号１１の軽鎖定常領域及び／または配列番号１２の重鎖定常領域；あるいは
   （ｃ）配列番号７及び配列番号１１の軽鎖、ならびに／または配列番号８及び配列番号１２の重鎖
   を含む、請求項１〜６のいずれか１項に記載の組成物。
8. 前記抗ＰＤ−１抗体は、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、ランブロリズマブ、ピディリズマブ、及びＡＭＰ−２２４からなる群から選択される、請求項１〜７のいずれか１項に記載の組成物。
9. 固形腫瘍を治療する方法で使用するための、ＣＤ４０に特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分であって、
   ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、以下のＣＤＲ：
   Ｖ _Ｌ ＣＤＲ１：ＣＴＧＳＳＳＮＩＧＡＧＹＮＶＹ ［配列番号１］、
   Ｖ _Ｌ ＣＤＲ２：ＧＮＩＮＲＰＳ ［配列番号２］、
   Ｖ _Ｌ ＣＤＲ３：ＣＡＡＷＤＫＳＩＳＧＬＶ ［配列番号３］、
   Ｖ _Ｈ ＣＤＲ１：ＧＦＴＦＳＴＹＧＭＨ ［配列番号４］、
   Ｖ _Ｈ ＣＤＲ２：ＧＫＧＬＥＷＬＳＹＩＳＧＧＳＳＹＩＦＹＡＤＳＶＲＧＲ ［配列番号５］、及び
   Ｖ _Ｈ ＣＤＲ３：ＣＡＲＩＬＲＧＧＳＧＭＤＬ ［配列番号６］
   を含み、
   ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、癌の治療において有効性を有するさらなる免疫療法薬と組み合わせて使用するためのものであり、その薬剤は、ＰＤ１とＰＤ−Ｌ１との間の相互作用を遮断する抗ＰＤ−１抗体である、抗体またはその抗原結合部分。
10. 固形腫瘍を治療するための医薬品の調製における、ＣＤ４０に特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分の使用であって、
    ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、配列番号１、２、及び３の軽鎖ＣＤＲ配列ならびに配列番号４、５、及び６の重鎖ＣＤＲ配列を含み、
    ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、癌の治療において有効性を有するさらなる免疫療法薬と組み合わせて使用するためのものであり、その薬剤は、ＰＤ１とＰＤ−Ｌ１との間の相互作用を遮断する抗ＰＤ−１抗体である、使用。
11. （ａ）ＣＤ４０に特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分と、（ｂ）癌の治療において有効性を有するさらなる免疫療法薬であって、その薬剤は、ＰＤ１とＰＤ−Ｌ１との間の相互作用を遮断する抗ＰＤ−１抗体である、さらなる免疫療法薬と、を含む、薬学的組成物であって、ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、以下のＣＤＲ：
    Ｖ _Ｌ ＣＤＲ１：ＣＴＧＳＳＳＮＩＧＡＧＹＮＶＹ ［配列番号１］、
    Ｖ _Ｌ ＣＤＲ２：ＧＮＩＮＲＰＳ ［配列番号２］、
    Ｖ _Ｌ ＣＤＲ３：ＣＡＡＷＤＫＳＩＳＧＬＶ ［配列番号３］、
    Ｖ _Ｈ ＣＤＲ１：ＧＦＴＦＳＴＹＧＭＨ ［配列番号４］、
    Ｖ _Ｈ ＣＤＲ２：ＧＫＧＬＥＷＬＳＹＩＳＧＧＳＳＹＩＦＹＡＤＳＶＲＧＲ ［配列番号５］、及び
    Ｖ _Ｈ ＣＤＲ３：ＣＡＲＩＬＲＧＧＳＧＭＤＬ ［配列番号６］
    を含む、薬学的組成物。
12. 前記抗体またはその抗原結合部分は、請求項４〜７のいずれか１項で定義される通りである、請求項１１に記載の薬学的組成物。
13. 癌の治療において有効性を有する前記さらなる免疫療法薬は、請求項８で定義される通りである、請求項１１または１２に記載の薬学的組成物。
14. （ａ）ＣＤ４０に特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分と、（ｂ）癌の治療において有効性を有するさらなる免疫療法薬であって、その薬剤は、ＰＤ１とＰＤ−Ｌ１との間の相互作用を遮断する抗ＰＤ−１抗体である、さらなる免疫療法薬と、を含む、固形腫瘍を治療するためのキットであって、ＣＤ４０に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合部分は、以下のＣＤＲ：
    Ｖ _Ｌ ＣＤＲ１：ＣＴＧＳＳＳＮＩＧＡＧＹＮＶＹ ［配列番号１］、
    Ｖ _Ｌ ＣＤＲ２：ＧＮＩＮＲＰＳ ［配列番号２］、
    Ｖ _Ｌ ＣＤＲ３：ＣＡＡＷＤＫＳＩＳＧＬＶ ［配列番号３］、
    Ｖ _Ｈ ＣＤＲ１：ＧＦＴＦＳＴＹＧＭＨ ［配列番号４］、
    Ｖ _Ｈ ＣＤＲ２：ＧＫＧＬＥＷＬＳＹＩＳＧＧＳＳＹＩＦＹＡＤＳＶＲＧＲ ［配列番号５］、及び
    Ｖ _Ｈ ＣＤＲ３：ＣＡＲＩＬＲＧＧＳＧＭＤＬ ［配列番号６］
    を含む、キット。
15. 前記抗体またはその抗原結合部分は、請求項４〜７のいずれか１項で定義される通りである、請求項１４に記載のキット。
16. 癌の治療において有効性を有する前記さらなる免疫療法薬は、請求項８で定義される通りである、請求項１４または１５に記載のキット。