JP2017500249A - 静電気放出要素を有するタイヤ - Google Patents

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マーティン エー. ユルシェビッチ、
マーティン エー. ユルシェビッチ、
アダム ケー. ネスビット
アダム ケー. ネスビット
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ブリヂストン アメリカズ タイヤ オペレーションズ、 エルエルシー
ブリヂストン アメリカズ タイヤ オペレーションズ、 エルエルシー
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/08Electric-charge-dissipating arrangements
    • B60C19/082Electric-charge-dissipating arrangements comprising a conductive tread insert

Abstract

静電気放出要素を有するタイヤ及びタイヤトレッドの種々の実施形態を提供する。【選択図】図1

Description

車両に搭載されたタイヤは、タイヤ走行時の内部摩擦の結果、静電気が生じることが多い。こうした摩擦はゴムタイヤの変形によって生じ得る。車両に搭載されたタイヤには、シリカを用いたトレッドコンパウンドが含まれていることが多く、これが電気抵抗率の高いタイヤトレッドをもたらす。高い電気抵抗率により、タイヤは滞留した電気を容易に放出することができず、その結果、車両の電子機器への妨害、可燃性材料付近での危険な火花放電、又は運転者への不快な放電が生じることがある。
多くのタイヤは、滞留した電気を地面に放出できるように、タイヤのトレッド外周の周囲に配向される導電性材料を含んでいる。しかし、このような導電性材料は、タイヤトレッド又はタイヤ製造工程の不所望な又は高コストの改良を必要とする場合が多い。
最小限の改良によって容易にタイヤトレッドに追加できる導電性要素を有するタイヤが必要とされている。
一実施形態ではタイヤトレッドが提供され、前記タイヤトレッドは、接地面と、内部構成要素接触面と、径方向外縁部及び径方向内縁部を含むスプライス面と、少なくとも1つの導電性要素であって、前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向外縁部まで又はそれを越えて延在し、前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向内縁部まで又はそれを越えて延在し、前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と接触するように配向されており、前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と実質的に平行に配向されている、少なくとも1つの導電性要素と、を含む。
一実施形態ではタイヤが提供され、前記タイヤは、内部構成要素と、タイヤトレッドであって、接地面と、内部構成要素接触面と、径方向外縁部及び径方向内縁部を含むスプライス面と、少なくとも1つの導電性要素であって、前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向外縁部まで又はそれを越えて延在し、前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向内縁部まで又はそれを越えて延在し、前記内部構成要素と接触し、前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と接触するように配向されており、前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と実質的に平行に配向されている、少なくとも1つの導電性要素と、を含む。
別の実施形態ではタイヤが提供され、前記タイヤは、内部構成要素と、タイヤトレッドであって、少なくとも1つのトレッドリブ又は少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つを含むパターンであって、前記少なくとも1つのトレッドリブ及び前記少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つは径方向最外部を含む、パターンと、内部構成要素接触面と、径方向外縁部及び径方向内縁部を含むスプライス面と、少なくとも1つの導電性要素であって、前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向最外部まで又はそれを越えて延在し、前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向内縁部まで又はそれを越えて延在し、前記内部構成要素と接触し、前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と接触するように配向されており、前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と実質的に平行に配向されている、少なくとも1つの導電性要素と、を含む。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部分を構成する添付の図面は、様々な代表的な構成を図示し、及びただ単に様々な代表的な実施形態を図示するために使用される。図面中、同一の構成要素には、同一の参照符号を付す。
導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の斜視図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の斜視図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の斜視図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の斜視図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の斜視図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の分解側面図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の側面図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドを備えるタイヤの例示的実施形態の斜視図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の断面図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の斜視図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の分解側面図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドスプライスの例示的実施形態の側面図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドスプライスの例示的実施形態の側面図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドスプライスの例示的実施形態の側面図を示す。 導電性要素を有するタイヤトレッドの例示的実施形態の分解側面図を示す。
シリカなどの非導電性材料を含むタイヤトレッドは通常、タイヤ中の他のゴム要素よりも高い電気抵抗率を備える。例えば、タイヤ内部の構成要素は、タイヤ内部の構成要素の電気抵抗率を低下させるのに適した量のカーボンブラックを含むことができ、それによりタイヤ内部の構成要素を十分に導電可能にすることができる。一実施形態では、タイヤ内部の構成要素は、アンダートレッド、サブトレッド、タイヤカーカス、タイヤベルト、タイヤ補強プライ、及びこれらに類するもののうち少なくとも1つを含む。
一般に、非導電性材料とは、車両中に滞留した電気による悪影響を回避するに足る率で、車両中に滞留した電気の放出を妨げる電気抵抗率を備えるものである。一実施形態では、非導電性材料は約1011Ω・cm以上の電気抵抗率を備える材料である。別の実施形態では、非導電性材料は約10Ω・cm以上の電気抵抗率を備える材料である。別の実施形態では、非導電性材料は約10Ω・cm以上の電気抵抗率を備える材料である。
一般に、導電性材料とは、車両中の帯電による悪影響を回避するに足る率で、車両中に滞留した電気の放出を許容する電気抵抗率を持つものである。一実施形態では、導電性材料は約10Ω・cm以下の電気抵抗率を備える材料である。別の実施形態では、導電性材料は約10Ω・cm以下の電気抵抗率を備える材料である。別の実施形態では、導電性材料は約10Ω・cm以下の電気抵抗率を備える材料である。別の実施形態では、導電性材料は約10Ω・cm〜約10Ω・cmの電気抵抗率を備える材料である。別の実施形態では、導電性材料は約10Ω・cm〜約10Ω・cmの電気抵抗率を備える材料である。別の実施形態では、導電性材料は約10Ω・cm〜約10Ω・cmの電気抵抗率を備える材料である。
一実施形態では、導電性及び非導電性材料の電気抵抗率は体積抵抗率試験を使用して測定する。別の実施形態では、導電性及び非導電性材料の電気抵抗率はASTM D991試験を使用して測定する。
別の実施形態では、導電性及び非導電性材料の電気抵抗率を、プローブ、試験装置、抵抗/電流計、温湿度計、及び0.003cm(0.001インチ)まで読み取り可能な厚さゲージなどの試験法を使用して測定する場合がある。導電性又は非導電性材料の試験用サンプルは、約15cm(6.0インチ)×15cm(6.0インチ)×0.3cm(0.1インチ)の寸法を有し得る。試験用サンプルの厚さは、試験用サンプルを二分する線に沿って、試験用サンプルの縁部から約5.1cm(2.0インチ)であり得る2箇所で、0.003cm(0.001インチ)まで測定することができる。厚さの測定において参照される試験用サンプルの縁部は、互いに隣接していても、互いにほぼ90度であってもよい。試験用サンプルは、抵抗率測定を行う前に室温下で少なくとも1.0時間、テーブル上に置かれる。試験用サンプルは、試験用サンプルの縁部が導電板の縁部と揃うように試験用器具に配置され、このとき導電板はプローブを通して抵抗計と接続され、そのどれもが試験用サンプルの下側になる。試験用サンプルの残り3箇所の側面は、導電板の縁部と均一に重なり得る。第2のプローブは抵抗計の入力と接続され、試験用サンプル下部に配置された導電板のほぼ中心に位置するように、試験用サンプルの上部に配置され得る。試験装置での試験用サンプル及びプローブの位置にしたがって、電気抵抗率を抵抗計によって測定することができる。一実施形態では、試験用サンプルの抵抗率を試験する前に、プローブ及び試験装置を検証する。
図1は、タイヤトレッド100の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド100は、接地面102、内部構成要素接触面(図示せず)、少なくとも1つの側面104、及びスプライス面106を備える。スプライス面は、径方向外縁部108及び径方向内縁部110を含み得る。一実施形態では、タイヤトレッド100は、少なくとも1つの導電性要素112を含む。
タイヤトレッド100は、タイヤトレッド内で一般に見られる任意の種々の材料を含み得る。タイヤトレッド100は、例えばゴムコンパウンドなどを含む、任意の種々の変形可能な材料を含み得る。一実施形態では、タイヤトレッド100は、トレッドコンパウンドを含む。別の実施形態では、タイヤトレッド100は、非導電性材料を含むトレッドコンパウンドを含む。別の実施形態では、タイヤトレッド100は、シリカを含むトレッドコンパウンドを含む。一実施形態では、タイヤトレッド100は、実質的に非導電性の材料、例えばシリカなどを含む。
一実施形態では、タイヤトレッド100は、まだ完全に硬化されていない、押出加工されたグリーントレッドである。別の実施形態では、タイヤトレッド100は、例えば押出成形、カレンダー工法、及び圧縮成形などの任意の種々の方法によって形成される。別の実施形態では、タイヤトレッド100は硬化されたトレッドである。
タイヤトレッド100は接地面102を備え、該接地面は、タイヤトレッド100がタイヤ内部の構成要素に適用されて硬化を受けるときにタイヤの径方向最外部を構成する。一実施形態では、タイヤトレッド100を利用しているタイヤは、少なくとも1つのトレッドリブ及び/又はトレッドブロック、並びに少なくとも1つの溝を備える。一実施形態では、タイヤトレッド100の少なくとも一部は、タイヤトレッド100がタイヤ内部の構成要素に適用されて硬化を受けるときにタイヤのトレッドリブ及び/又はトレッドブロックの径方向最外部を構成する。
一実施形態では、タイヤトレッド100は、まだ硬化されていないグリーントレッドを含む。タイヤ内部の構成要素に適用すると、タイヤトレッド100は、タイヤカーカス外周の外側の周りに配向され、スプライスの位置でトレッド自体と接合される。タイヤトレッド100がタイヤカーカス外周の外側の周りに配向されるとき、スプライス面106は、第2の対応するスプライス面(図示せず)と突き合わされ得る。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112が、スプライス面106と第2の対応するスプライス面(図示せず)との間のスプライス内に配向される。一実施形態では、導電性要素112は、例えばカーボンブラック、カーボンブラックを含むゴム、金属元素、又は金属元素を含むゴムなどの任意の種々の導電性材料である。
少なくとも1つの導電性要素112は、薄いシート、薄層、又は薄片である導電性材料を含み得る。一実施形態では、導電性要素112は約0.500mmの厚さを備える。別の実施形態では、導電性要素112は約0.400mm〜約0.700mmの厚さを備える。別の実施形態では、導電性要素112は約0.300mm〜約0.900mmの厚さを備える。別の実施形態では、導電性要素112は約0.200mm〜約1.100mmの厚さを備える。導電性要素112の厚さは、タイヤの円周方向の寸法と定義される。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112はスプライス面106と接する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素のそれぞれはスプライス面106と接触するように配向される。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素のそれぞれはスプライス面106と実質的に平行に配向される。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、スプライス面106から径方向外縁部108を越えて延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、スプライス面106から径方向内縁部110を越えて延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、スプライス面106から径方向外縁部108を越えて、かつ径方向内縁部110を越えて延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、スプライス面106から径方向外縁部108まで延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、スプライス面106から径方向内縁部110まで延在する。
少なくとも1つの導電性要素112は、任意の種々の幅を備え得る。一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、タイヤトレッド100の幅未満の幅を備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、タイヤトレッド100の幅と実質的に等しい幅を備える。導電性要素112の幅は、タイヤの横断/軸方向の寸法と定義される。
少なくとも1つの導電性要素112は、タイヤトレッド100の幅にわたって任意の種々の位置に配向することができる。一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、タイヤトレッド100の幅にわたって実質的に中心に位置する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、一方の側面104に近接して配向される。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は第1の側面104に極めて接近して配向されるが、第2の反対側の側面104とは接近しない。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素112は、タイヤトレッド100のタイヤ内部構成要素への適用時又は適用以降、タイヤトレッド100のスプライス内に配向される。実際には、少なくとも1つの導電性要素112は、そのうちの少なくとも一部が径方向内縁部110まで、又はそれを越えて延在し、内部構成要素の少なくとも一部と接触するようにスプライス内に貫入されていてもよい。少なくとも1つの導電性要素112は、そのうちの少なくとも一部が径方向外縁部108まで、又はそれを越えて延在し、接地面102の少なくとも一部付近で終端するようにスプライス内に貫入されていてもよい。
一実施形態では、タイヤトレッド100のスプライスは、タイヤの軸方向と実質的に揃っている。すなわち、タイヤのスプライス境界面は、タイヤの軸方向と実質的に平行な線に沿う。その結果、スプライス面106はタイヤの軸方向と実質的に平行であり得る。別の実施形態では、タイヤトレッド100のスプライスは、タイヤの軸方向に対して角度が付けられている。その結果、スプライス面106はタイヤの軸方向に対して実質的に角度が付けられ得る。一実施形態では、導電性要素112はスプライス面106と実質的に平行に配向される。
一実施形態において、タイヤトレッド100は、少なくとも1つの導電性要素112を含む硬化されたトレッドである。導電性要素112は硬化されて、タイヤトレッド100の端部を形成してもよく、該端部はタイヤ内部の構成要素に適用されるとスプライスの一部を形成する。一実施形態では、タイヤトレッド100は再生処理に使用され、このときタイヤトレッド100はスプライス面106に配向される少なくとも1つの導電性要素112を含む。実際には、スプライス面106に少なくとも1つの導電性要素112を含む硬化されたタイヤトレッド100が、タイヤ内部の構成要素に適用される。タイヤトレッド100は、タイヤ内部の構成要素の径方向外側部分の周りに配向される。タイヤトレッド100の残りの端部は、スプライス面106及び少なくとも1つの導電性要素112と接触するように配向される。
図2は、タイヤトレッド200の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド200は、接地面202、内部構成要素接触面(図示せず)、少なくとも1つの側面204、及びスプライス面206を備える。スプライス面は、径方向外縁部208及び径方向内縁部210を含み得る。一実施形態において、タイヤトレッド200は、少なくとも1つの導電性要素212を含む。少なくとも1つの導電性要素212は、少なくとも1つの側面204に向かって、又はそれと接触するように配向され得る。
図3は、タイヤトレッド300の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド300は、接地面302、内部構成要素接触面(図示せず)、少なくとも1つの側面304、及びスプライス面306を備える。スプライス面は、径方向外縁部308及び径方向内縁部310を含み得る。一実施形態において、タイヤトレッド300は、少なくとも1つの導電性要素312を含む。少なくとも1つの導電性要素312は、タイヤトレッド300の幅にわたって任意の種々の位置に配向される複数の導電性要素を含むことができる。図示されているように、導電性要素312は、タイヤトレッド300の中心線のいずれの側に配向されていてもよい。
図4は、タイヤトレッド400の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド400は、接地面402、内部構成要素接触面(図示せず)、少なくとも1つの側面404、及びスプライス面406を備える。スプライス面は、径方向外縁部408及び径方向内縁部410を含み得る。一実施形態において、タイヤトレッド400は、少なくとも1つの導電性要素412を含む。少なくとも1つの導電性要素412は、タイヤトレッド400の実質的に全幅にわたって延在してよい。少なくとも1つの導電性要素412は、スプライス面406を実質的に覆っていてもよい。
図5は、タイヤトレッド500の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド500は、接地面502、内部構成要素接触面(図示せず)、少なくとも1つの側面504、及びスプライス面506を備える。スプライス面は、径方向外縁部508及び径方向内縁部510を含み得る。一実施形態において、タイヤトレッド500は、少なくとも1つの導電性要素512を含む。少なくとも1つの導電性要素512は、タイヤトレッド500の幅にわたって任意の種々の位置に配向される複数の導電性要素を含むことができる。図示されているように、導電性要素512は、タイヤトレッド500の幅にわたって均等に離間されていてもよい。別の実施形態では、導電性要素512は、タイヤトレッド500の幅にわたって不均等に離間されていてもよい。
図6Aは、スプライスを含むタイヤトレッド600の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド600は、第1の接地面602A、第2の接地面602B、第1の内部構成要素接触面603A、第2の内部構成要素接触面603B、第1の側面604A、第2の側面604B、第1のスプライス面606A、第2のスプライス面606B、第1の径方向外縁部608A、第2の径方向外縁部608B、第1の径方向内縁部610A、及び第2の径方向内縁部610Bを備える。タイヤトレッド600は、第1のスプライス面606Aと第2のスプライス面606Bとの間に配向される少なくとも1つの導電性要素612を含み得る。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素612は、第1の径方向外縁部608A及び第2の径方向外縁部608Bの上部に延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素612は、第1の径方向内縁部610A及び第2の径方向内縁部610Bの下部に延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素612は、第1の径方向外縁部608A及び第2の径方向外縁部608Bまで延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素612は、第1の径方向内縁部610A及び第2の径方向内縁部610Bまで延在する。
一実施形態では、第1のスプライス面606A及び第2のスプライス面606Bは角度を付けて配向され得る。別の実施形態では、第1のスプライス面606A及び第2のスプライス面606Bは実質的に直交して配向され得る。別の実施形態では、第1のスプライス面606A及び第2のスプライス面606Bは実質的に直線断面を含み得る。別の実施形態では、第1のスプライス面606A及び第2のスプライス面606Bは曲断面又はそれ以外の不規則断面を含み得る。
図6Bは、タイヤトレッド600の例示的実施形態を示し、第1の側面604A及び第2の側面604Bは、少なくとも1つの導電性要素612が第1のスプライス面606Aと第2のスプライス面606Bとの間に配向されるように、タイヤ構築時の状態と同様に互いに突き合わされている。図示されているように、少なくとも1つの導電性要素612は、第1の接地面602A、第2の接地面602B、第1の内部構成要素接触面603A、及び第2の内部構成要素接触面603Bのうちの少なくとも1つと接触し得る。
図7は、タイヤトレッド700を有するタイヤの例示的実施形態を示す。タイヤトレッド700は、接地面702、内部構成要素接触面(図示せず)、少なくとも1つの側面704、及びスプライス面706を備える。スプライス面は、径方向外縁部708及び径方向内縁部710を含み得る。一実施形態では、タイヤトレッド700は、少なくとも1つの導電性要素712を備える。少なくとも1つの導電性要素712は、スプライス面706と実質的に接触していてもよい。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素712は、スプライス面706にわたって、及び径方向内縁部710を越えて延在する。タイヤトレッド700が内部構成要素714と完全に接触するとき、少なくとも1つの導電性要素712の少なくとも一部は内部構成要素714の少なくとも一部と接触する。
別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素712は、スプライス面706にわたって、及び径方向外縁部708まで、又はそれを越えて延在する。タイヤトレッド700が内部構成要素714と完全に接触するとき、少なくとも1つの導電性要素712の少なくとも一部は接地面702まで、又はそれを越えて延在する。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素は、内部構成要素714から、接地面702まで又はそれを越えて延在する。タイヤの稼働中、滞留した電気は内部構成要素714から、少なくとも1つの導電性要素712を通って又はそれに沿って、路面、地面、又はその他接地面へと移動し得る。この回路が形成されることにより、滞留した電気は路面、地面、又はその他接地面へと放電される。
タイヤを成形型内に置いて硬化すると、タイヤトレッド700及び接地面702にパターンを付与することができる。パターンは、少なくとも1つのトレッドリブ又はトレッドブロック、及び少なくとも1つの溝を含み得る。少なくとも1つの導電性要素712は、少なくとも1つの導電性要素712が、硬化したタイヤの少なくとも1つのトレッドリブ又はトレッドブロックの径方向の最外部分に延在するように、少なくとも1つのトレッドリブ又はトレッドブロックと横方向に位置合わせされ得る。このような方法では、少なくとも1つの導電性要素712が、硬化したタイヤの稼働中、路面、地面、又はその他接地表面まで延在することが保証され得る。
図8は、タイヤトレッド800の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド800は、接地面802、内部構成要素接触面803、少なくとも1つの側面804、及びスプライス面806を備える。スプライス面は、径方向外縁部808及び径方向内縁部810を含み得る。一実施形態では、タイヤトレッド800は、少なくとも1つの導電性要素812A及び812Bを含む。
図8に図示されているように、タイヤトレッド800は複数の導電性要素812を含み得る。一実施形態では、タイヤトレッド800は、単一の導電性要素を含む。
一実施形態では、内部構成要素接触面803の少なくとも一部は内部構成要素814と接触する。
一実施形態では、タイヤトレッド800は少なくとも1つのトレッドリブ及び/又はトレッドブロック816、並びに少なくとも1つの溝817を含む。一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素、例えば導電性要素812A及び812Bは少なくとも1つのトレッドリブ及び/又はトレッドブロック816と軸方向に位置合わせされる。このような方法では、少なくとも1つの導電性要素812A及び812Bによって、接地面802と内部構成要素814とが接続される。
図9は、タイヤトレッド900の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド900は、接地面902、内部構成要素接触面(図示せず)、少なくとも1つの側面904、及びスプライス面906を備える。スプライス面は、径方向外縁部908及び径方向内縁部910を含み得る。一実施形態では、タイヤトレッド900は、少なくとも1つの導電性要素920を含む。
少なくとも1つの導電性要素920は、接地面902からタイヤトレッド900の厚さを通って、内部構成要素接触面(図示せず)へと延在し得る。一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素920は、スプライス面906から離れた位置でタイヤトレッド900を貫通して延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素920はスプライス面906に沿って及びそれと接触して延在する。
少なくとも1つの導電性要素920は、任意の種々の伸長形状、例えば円筒状、帯状、角錐状、円錐状、立方体状、又は任意の幾何学的形状であってよい。
一実施形態では、単一の導電性要素920は、単一の導電性要素のみが硬化したタイヤ中に含まれるようにタイヤトレッド900を貫通して延在する。
図10は、タイヤトレッド1000の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド1000は、接地面1002、内部構成要素接触面1003、及び少なくとも1つの側面1004を備える。一実施形態では、タイヤトレッド1000は、少なくとも1つの導電性要素1020を含む。別の実施形態では、タイヤトレッド1000は、単一の導電性要素1020を含む。
図11Aは、スプライスを含むタイヤトレッド1100の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド1100は、第1の接地面1102A、第2の接地面1102B、第1の内部構成要素接触面1103A、第2の内部構成要素接触面1103B、第1の側面1104A、第2の側面1104B、第1のスプライス面1106A、第2のスプライス面1106B、第1の径方向外縁部1108A、第2の径方向外縁部1108B、第1の径方向内縁部1110A、及び第2の径方向内縁部1110Bを備える。タイヤトレッド1100は、第1のスプライス面1106Aと第2のスプライス面1106Bとの間に配向される少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bを含み得る。
一実施形態では、タイヤトレッド1100は、複数の導電性要素、例えば1112A及び1112Bを含む。一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは、第1の径方向外縁部1108A及び第2の径方向外縁部1108Bの上部に延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは第1の径方向内縁部1110A及び第2の径方向内縁部1110Bの下部に延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは、第1の接地面1102A及び第2の接地面1102Bそれぞれの少なくとも一部に沿って延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは、第1の内部構成要素接触面1103A及び第2の内部構成要素接触面1103Bそれぞれの少なくとも一部に沿って延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは、第1の径方向外縁部1108A及び第2の径方向外縁部1108Bまで延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは、第1の径方向内縁部1110A及び第2の径方向内縁部1110Bまで延在する。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bの少なくとも一部は、第1の接地面1102A及び第2の接地面1102Bのうちの少なくとも1つの周囲から、第1の内部構成要素接触面1103A及び第2の内部構成要素接触面1103Bのうちの少なくとも1つの周囲まで延在する。
一実施形態では、タイヤトレッド1100はタイヤカーカスに適用される前に長さを切り揃えられる。少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは長さを切り揃えられたタイヤトレッド1100の少なくとも1つの縁部を包み込み得る。例えば、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは、第1の接地面1102A及び第2の接地面1102Bのうちの少なくとも1つに沿って、第1のスプライス面1106A及び第2のスプライス面1106Bのうちの少なくとも1つに沿って、並びに第1の内部構成要素接触面1103A及び第2の内部構成要素接触面1103Bのうちの少なくとも1つに沿って延在し得る。一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112A、1112Bは、第1のスプライス面1106A及び第2のスプライス面1106Bのうちの少なくとも1つと実質的に平行に配向される。
図11B及び図11Cは、スプライスを含むタイヤトレッド1100の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド1100は、第1の接地面1102A、第2の接地面1102B、第1の内部構成要素接触面1103A、第2の内部構成要素接触面1103B、第1の側面1104A、第2の側面1104B、第1のスプライス面1106A、第2のスプライス面1106B、第1の径方向外縁部1108A、第2の径方向外縁部1108B、第1の径方向内縁部1110A、及び第2の径方向内縁部1110Bを備える。タイヤトレッド1100は、第1のスプライス面1106Aと第2のスプライス面1106Bとの間に配向される少なくとも1つの導電性要素1112を含み得る。
図11B及び図11Cに図示されているように、少なくとも1つの導電性要素1112は、第1のスプライス面1106A及び第2のスプライス面1106Bのいずれかに配向され得る。一実施形態では、タイヤトレッド1100はタイヤカーカスに適用される前に長さを切り揃えられる。少なくとも1つの導電性要素1112は、長さを切り揃えられたタイヤトレッド1100の少なくとも1つの縁部を包み込み得る。例えば、少なくとも1つの導電性要素1112は、第1の接地面1102A及び第2の接地面1102Bのうちの少なくとも1つに沿って、第1のスプライス面1106A及び1106Bのうちの少なくとも1つに沿って、並びに第1の内部構成要素接触面1103A及び第2の内部構成要素接触面1103Bのうちの少なくとも1つに沿って延在し得る。実際には、タイヤトレッド1100は、少なくとも1つの導電性要素1112が第1のスプライス面1106Aと第2のスプライス面1106Bとの間に配向されるように、タイヤカーカス周りに配向され、トレッド自体と接合される。一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1112は、第1のスプライス面1106A及び第2のスプライス面1106Bのうちの少なくとも1つと実質的に平行に配向される。
図12は、スプライスを含むタイヤトレッド1200の例示的実施形態を示す。タイヤトレッド1200は、第1の接地面1202A、第2の接地面1202B、第1の内部構成要素接触面1203A、第2の内部構成要素接触面1203B、第1の側面1204A、第2の側面1204B、第1のスプライス面1206A、第2のスプライス面1206B、第1の径方向外縁部1208A、第2の径方向外縁部1208B、第1の径方向内縁部1210A、及び第2の径方向内縁部1210Bを備える。タイヤトレッド1200は、第1のスプライス面1206Aと第2のスプライス面1206Bとの間に配向される少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bを含み得る。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは、第1の径方向外縁部1208A及び第2の径方向外縁部1208Bの上部に延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは第1の径方向内縁部1210A及び第2の径方向内縁部1210Bの下部に延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは、第1の径方向外縁部1208A及び第2の径方向外縁部1208Bまで延在する。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは第1の径方向内縁部1210A及び第2の径方向内縁部1210Bまで延在する。
一実施形態では、タイヤトレッド1200は第1の導電性要素1212A及び第2の導電性要素1212Bを含む。別の実施形態では、タイヤトレッド1200は単一の導電性要素、例えば導電性要素1212A、1212Bのいずれかなどを含む。一実施形態では、第1の導電性要素1212Aは第1のスプライス面1206Aに適用される。別の実施形態では、第2の導電性要素1212Bは第2のスプライス面1206Bに適用される。別の実施形態では、第1の導電性要素1212Aは第1のスプライス面1206Aに適用され、第2の導電性要素1212Bは第2のスプライス面1206Bに適用される。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは、タイヤトレッド1200の幅と実質的に等しい幅を備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは、タイヤトレッド1200の幅未満の幅を備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは、タイヤトレッド1200の幅超の幅を備える。
一実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約0.015mm以上の厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約0.100mm以上の厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約0.500mm以上の厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約0.015mm〜約6.000mmの厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約0.050mm〜約4.000mmの厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約0.100mm〜約2.000mmの厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約0.200mm〜約1.500mmの厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bは約6.000mm未満の厚さTを備える。別の実施形態では、少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bはタイヤ全周未満の厚さTを備える。少なくとも1つの導電性要素1212A、1212Bの厚さTは、タイヤの円周方向の寸法と定義される。
一実施形態では、第1のスプライス面1206A及び第2のスプライス面1206Bは角度を付けて配向され得る。別の実施形態では、第1のスプライス面1206A及び第2のスプライス面1206Bは実質的に直交して配向され得る。別の実施形態では、第1のスプライス面1206A及び第2のスプライス面1206Bは実質的に直線断面を含み得る。別の実施形態では、第1のスプライス面1206A及び第2のスプライス面1206Bは曲断面又はそれ以外の不規則断面を含み得る。
用語「含む(includes)」又は「含むこと(including)」は、本明細書又は特許請求の範囲において使用される限りで、用語「備えること(comprising)」が特許請求の範囲で転換語として用いられる際に解釈されるものと同様に包括的であることが意図される。更に、用語「又は(or)」が用いられる限りで(例えば、A又はB)、「A若しくはB、又は両方とも」であることが意図されている。本出願人らが「A又はBの両方ではなく一方のみ」を示すことを意図する場合、用語「A又はBの両方ではなく一方のみ」が用いられるであろう。したがって、本明細書における用語「又は(or)」の使用は、排他的ではなく、包含的である。Bryan A.Garner,A Dictionary of Modern Legal Usage 624(2d.Ed.1995)を参照されたい。また、用語「中(in)」又は「中へ(into)」が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される限りで、「上(on)」又は「上へ(onto)」を更に意味することが意図される。また、用語「実質的に」が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される限りで、当該技術分野で許容されるような要素及び/又は精度と許容範囲の合理的な程度の内の要素間の関係の性質を示すことが意図される。用語「選択的に(selectively)」が本明細書又は請求項において使用される限りで、装置のユーザは、装置の使用中に必要に応じて、又は所望の通りに、構成要素の特徴若しくは機能を作動させる、又は、停止させることがある場合に、構成要素の状態を参照することが意図される。用語「動作可能に接続され(operatively connected)」が本明細書又は請求項において使用される限りで、特定された構成要素が指定された機能を実行するように接続されていることを意味することが意図される。本明細書及び請求項において使用されるように、単数形「a」、「an」及び「the」は、複数形を含む。最後に、用語「約(about)」が数字と併せて使用されるとき、この数字の±10%を包含することが意図される。言い換えれば、「約10」は、9〜11までを意味することがある。
上述の通り、本出願は、実施形態の記載によって説明され、実施形態は、かなり詳細に説明されているが、請求項に記載された事項の範囲をこのような詳細に減縮すること、又は、何らかの形で制限することは、本出願人の意図ではない。さらなる利点及び変更は、本出願の利益を享受しながら、当業者に容易に明らかになるであろう。その結果、本出願は、この出願のより広い態様において、具体的な詳細、図示された例示的な実施例、又は参照されたいずれの装置にも限定されることがない。全体的な発明概念の趣旨又は範囲から逸脱することなく、このような詳細、実施例、及び装置からの逸脱は、なされることがある。

Claims (24)

  1. タイヤトレッドであって、
    接地面と、
    内部構成要素接触面と、
    径方向外縁部及び径方向内縁部を含むスプライス面と、
    少なくとも1つの導電性要素であって、
    前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向外縁部まで又はそれを越えて延在し、
    前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向内縁部まで又はそれを越えて延在し、
    前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と接触するように配向されており、
    前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と実質的に平行に配向されている、少なくとも1つの導電性要素と、を含む、タイヤトレッド。
  2. 前記少なくとも1つの導電性要素が約0.015mm以上の厚さを備える、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  3. 前記少なくとも1つの導電性要素が前記接地面及び前記内部構成要素接触面のうち少なくとも1つの少なくとも一部に沿って延在する、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  4. 前記少なくとも1つの導電性要素が前記スプライス面から前記径方向外縁部まで延在する、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  5. 前記少なくとも1つの導電性要素が前記スプライス面から前記径方向内縁部を越えて延在する、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  6. 少なくとも1つのトレッドリブ又は少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つを含むパターンであって、
    前記少なくとも1つのトレッドリブ及び前記少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つは径方向最外部を含み、
    前記少なくとも1つの導電性要素が前記スプライス面から前記径方向最外部まで延在する、
    パターンを更に含む、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  7. 前記タイヤトレッドが非導電性材料を含み、前記少なくとも1つの導電性要素がカーボンブラックを含む、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  8. 前記タイヤトレッドが幅を備え、前記少なくとも1つの導電性要素が前記タイヤトレッドの幅未満の幅を備える、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  9. 前記タイヤトレッドが幅を備え、前記少なくとも1つの導電性要素が前記タイヤトレッドの幅と実質的に等しい幅を備える、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  10. タイヤであって、
    内部構成要素と、
    タイヤトレッドであって、
    接地面と、
    内部構成要素接触面と、
    径方向外縁部及び径方向内縁部を含むスプライス面と、
    少なくとも1つの導電性要素であって、
    前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向外縁部まで又はそれを越えて延在し、
    前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向内縁部まで又はそれを越えて延在し、前記内部構成要素と接触し、
    前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と接触するように配向されており、
    前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と実質的に平行に配向されている、少なくとも1つの導電性要素と、を含む、タイヤトレッドと、
    を含む、タイヤ。
  11. 前記少なくとも1つの導電性要素が約0.015mm以上の厚さを備える、請求項10に記載のタイヤトレッド。
  12. 前記少なくとも1つの導電性要素が前記接地面及び前記内部構成要素接触面のうち少なくとも1つの少なくとも一部に沿って延在する、請求項10に記載のタイヤ。
  13. 前記少なくとも1つの導電性要素が前記スプライス面から前記径方向外縁部まで延在する、請求項10に記載のタイヤ。
  14. 前記少なくとも1つの導電性要素が前記スプライス面から前記径方向内縁部を越えて延在し、前記内部構成要素と接触する、請求項10に記載のタイヤ。
  15. 前記タイヤトレッドが、
    少なくとも1つのトレッドリブ又は少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つを含むパターンであって、
    前記少なくとも1つのトレッドリブ及び前記少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つは径方向最外部を含み、
    前記少なくとも1つの導電性要素が前記スプライス面から前記径方向最外部まで延在する、
    パターンを更に含む、請求項10に記載のタイヤ。
  16. 前記タイヤトレッドが非導電性材料を含み、前記少なくとも1つの導電性要素がカーボンブラックを含む、請求項10に記載のタイヤ。
  17. 前記タイヤトレッドが幅を備え、前記少なくとも1つの導電性要素が前記タイヤトレッドの幅未満の幅を備える、請求項10に記載のタイヤ。
  18. 前記タイヤトレッドが幅を備え、前記少なくとも1つの導電性要素が前記タイヤトレッドの幅と実質的に等しい幅を備える、請求項10に記載のタイヤ。
  19. タイヤであって、
    内部構成要素と、
    タイヤトレッドであって、
    少なくとも1つのトレッドリブ又は少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つを含むパターンであって、
    前記少なくとも1つのトレッドリブ及び前記少なくとも1つのトレッドブロックのうちの少なくとも1つは径方向最外部を含む、パターンと、
    内部構成要素接触面と、
    径方向外縁部及び径方向内縁部を含むスプライス面と、
    少なくとも1つの導電性要素であって、
    前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向最外部まで又はそれを越えて延在し、
    前記少なくとも1つの導電性要素は、前記スプライス面から前記径方向内縁部まで又はそれを越えて延在し、前記内部構成要素と接触し、
    前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と接触するように配向されており、
    前記少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、前記スプライス面と実質的に平行に配向されている、少なくとも1つの導電性要素と、を含む、タイヤトレッドと、
    を含む、タイヤ。
  20. 前記少なくとも1つの導電性要素が約0.015mm以上の厚さを備える、請求19に記載のタイヤトレッド。
  21. 前記少なくとも1つの導電性要素が前記接地面及び前記内部構成要素接触面のうち少なくとも1つの少なくとも一部に沿って延在する、請求項19に記載のタイヤ。
  22. 前記タイヤトレッドが非導電性材料を含み、前記少なくとも1つの導電性要素がカーボンブラックを含む、請求項19に記載のタイヤ。
  23. 前記タイヤトレッドが幅を備え、前記少なくとも1つの導電性要素が前記タイヤトレッドの幅未満の幅を備える、請求項19に記載のタイヤ。
  24. 前記タイヤトレッドが幅を備え、前記少なくとも1つの導電性要素が前記タイヤトレッドの幅と実質的に等しい幅を備える、請求項19に記載のタイヤ。
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