JP4382119B2 - 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、非導電性のトレッドゴムに導電層を設けることで電気抵抗対策を施した空気入りタイヤの製造方法と、その空気入りタイヤとに関する。
従来、車両の低燃費化と関係が深い転動抵抗の低減や、濡れた路面での制動性能(WET制動性能)の向上を目的として、トレッドゴムをシリカ高配合とした空気入りタイヤが知られている。ところが、かかるトレッドゴムは、カーボンブラック高配合としたものに比べて電気抵抗が高く、車体やタイヤで発生した静電気の路面への放出を阻害するため、ラジオノイズ等の不具合を生じ易いという問題があった。そこで、シリカ等を配合した非導電性のトレッドゴムに、カーボンブラック等を配合した導電層を設けることで電気抵抗対策を施した空気入りタイヤが開発されている。
例えば、下記特許文献1〜4に記載の空気入りタイヤでは、非導電性のトレッドゴムの端部外周面を導電層で被覆しつつ、ウイングゴム又はサイドウォールゴムとトレッドゴムとの界面に該導電層を配設しており、その導電層の端部をリム又はリムから導電可能な導電性ゴム部(例えばウイングゴムやサイドウォールゴム)に接触させることで、車体やタイヤで発生した静電気を路面に放出するようにしている。
しかしながら、これらのタイヤでは、トレッドゴムの端部外周面にて導電層が広く露出することから、トレッドゴムがある程度摩耗すると導電性能が発揮され難くなり、またショルダー部の偏摩耗により導電経路が分断される場合があるため、導電性能が適切に維持されないという問題がある。しかも、導電層がシート状をなして設けられることから、導電層のボリュームが必要以上に多くなるとともに、トレッド表面に導電層が連続して露出するため、非導電性のトレッドゴムを使用することによる改善効果、すなわちトレッドゴムをシリカ高配合とした場合には燃費性能やWET性能の向上効果が十分に発揮されないという問題がある。
下記特許文献5には、カーカス層に沿って設けられた導電層の一端がトレッドゴムの内部を通ってトレッド表面に露出し、その他端がリムに接触する空気入りタイヤが記載されているが、この導電層はタイヤ周方向に連続するシート状をなすことから、上記のように導電層のボリュームが必要以上に多くなり、トレッド表面に導電層が連続して露出するため、非導電性のトレッドゴムを使用することによる改善効果が十分に発揮されない傾向にある。また、下記特許文献6には、リムストリップゴム(クリンチゴム)からトレッド表面に向かって導電層が渦巻き状に延在する空気入りタイヤが記載されているが、かかる場合には導電経路が必要以上に長くなってしまう。
米国特許第5518055号明細書 特開平10−81110号公報 特開平10−203114号公報 特開2007−8269号公報 米国特許第2339546号明細書 特開2007−176437号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、導電性能を適切に維持できるとともに、非導電性のトレッドゴムを使用することによる改善効果を十分に発揮することができる空気入りタイヤの製造方法と、その空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成することができる。即ち、本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、非導電性のトレッドゴムを形成するトレッド形成工程を含む空気入りタイヤの製造方法において、前記トレッド形成工程が、ショルダー部が仕上げ断面形状よりも小径となるように前記トレッドゴムを形成する第1工程と、ショルダー部のトレッド表面に露出する第1ポジションと、前記第1ポジションよりもタイヤ幅方向外側にてリム又はリムから導電可能な導電性ゴム部に接触する第2ポジションとを交互に通りながら、タイヤ周方向に沿って延在する導電層を設ける第2工程と、前記トレッドゴムのショルダー部に非導電性ゴムを付加して、前記トレッドゴムの仕上げ断面形状を形成する第3工程と、を備え、前記第1ポジション及び前記第2ポジションは、それぞれタイヤ周方向に間隔を置いて複数存在し、前記第2工程では、タイヤ周方向に沿って複数の前記第1ポジションと前記第2ポジションを交互に通るように、導電性の糸状ゴムを巻き付けて前記導電層を設け、それにより線状の導電経路を形成するものである。
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法では、トレッド形成工程において、まず、ショルダー部が仕上げ断面形状よりも小径となるように、非導電性のトレッドゴムを形成する。この非導電性のトレッドゴムは、少なくともタイヤ外周側部分が非導電性ゴムにより形成されていればよい。したがって、トレッドゴムがキャップ/ベースの二層構造を有する場合であれば、ベースゴムの外周に積層されるキャップゴムが非導電性ゴムにより形成されたものとなる。
次に、第1ポジションと第2ポジションとを交互に通るように、タイヤ幅方向位置を変えながらタイヤ周方向に沿って延在する導電層を設ける。第1ポジションは、ショルダー部のトレッド表面に露出する位置であり、第2ポジションは、第1ポジションよりもタイヤ幅方向外側にてリム又はリムから導電可能な導電性ゴム部に接触する位置である。この「リムから導電可能な導電性ゴム部」としては、サイドウォールゴムやリムストリップゴム、カーカス層を構成するカーカスプライ、トレッドゴムに隣接したウイングゴムが例示される。
導電層を設けた後には、トレッドゴムのショルダー部に非導電性ゴムを付加して、トレッドゴムの仕上げ断面形状を形成する。これにより、導電層はトレッドゴムの内部を通ることになり、ショルダー部のトレッド表面からトレッドゴムの内部を通ってリム又は導電性ゴム部に達する導電経路が形成されるため、車体やタイヤに発生した静電気を路面に放出して、ラジオノイズ等の不具合の発生を防止することができる。
本発明では、導電層がトレッド表面からトレッドゴムの内部を通って設けられるため、トレッドゴムがある程度摩耗しても導電性能が適切に発揮されるとともに、ショルダー部の偏摩耗による分断を抑制して、導電性能を好適に維持することができる。しかも、ショルダー部のトレッド表面からリム又は導電性ゴム部に繋がる線状の導電経路が形成されるため、導電性能を維持しながらも導電層のボリュームを大幅に低減できるとともに、導電層がトレッド表面に連続して露出することがない。その結果、非導電性のトレッドゴムを使用することによる改善効果、すなわちトレッドゴムをシリカ高配合とした場合における燃費性能やWET性能の向上効果を十分に発揮することができる。
上記において、前記第1工程にて、ショルダー部がタイヤ幅方向外側に向かうにつれて小径となるように前記トレッドゴムを形成することが好ましい。かかる構成によれば、導電層が、タイヤ幅方向外側に向かってタイヤ径方向内側に傾斜するようにして設けられるため、導電性能を摩耗末期まで維持することができる。
上記において、前記第1工程及び前記第3工程の少なくとも一方にて、非導電性のゴムリボンをタイヤ周方向に沿って巻き付けることにより前記トレッドゴムを形成することが好ましい。かかる構成によれば、第1工程において、ショルダー部が仕上げ断面形状よりも小径となるトレッドゴムを精度良く形成でき、導電層を所望の位置に配設し易くなる。若しくは、第3工程において、仕上げ断面形状を有するトレッドゴムを精度良く形成することができる。
ム糊やゴムセメントなどの導電性液状物により導電層を形成することも考えられるが、本発明は、前記第2工程にて、導電性の糸状ゴムを巻き付けることにより前記導電層を設けるものである。かかる場合、導電性液状物よりなる導電層に比べて導電層の厚みが確保されるため、導電層の断裂や分断を抑制して導電性能をより適切に維持することができる。
上記において、前記糸状ゴムの断面が2つ以上の領域に区画されており、少なくとも1つの領域が導電性ゴムからなるとともに、少なくとも1つの領域が非導電性ゴムからなるものが好ましい。かかる構成によれば、導電層のボリュームを更に低減して、トレッドゴムにおける非導電性ゴムのボリュームを増やすことができるため、非導電性のトレッドゴムを使用することによる改善効果をより十分に発揮することができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部のタイヤ外周側部分を構成する非導電性のトレッドゴムと、ショルダー部のトレッド表面に露出する第1ポジションと、前記第1ポジションよりもタイヤ幅方向外側にてリム又はリムから導電可能な導電性ゴム部に接触する第2ポジションとを交互に通りながら、タイヤ周方向に沿って延在し、前記第1ポジションから前記トレッドゴムの内部を通って前記第2ポジションに達する導電層と、を備え、前記第1ポジション及び前記第2ポジションは、それぞれタイヤ周方向に間隔を置いて複数存在し、タイヤ周方向に沿って複数の前記第1ポジションと前記第2ポジションを交互に通るように、導電性の糸状ゴムを巻き付けて前記導電層が設けられ、それにより線状の導電経路が形成されているものである。
本発明に係る空気入りタイヤには、上記の如き導電層によって、ショルダー部のトレッド表面からトレッドゴムの内部を通ってリム又はリムに導電可能な導電性ゴム部に達する導電経路が形成される。これにより、車体やタイヤに発生した静電気を路面に放出して、ラジオノイズ等の不具合の発生を防止することができる。
また、導電層がトレッド表面からトレッドゴムの内部を通るため、トレッドゴムがある程度摩耗しても導電性能が適切に発揮されるとともに、ショルダー部の偏摩耗による分断を抑制して、導電性能を適切に維持することができる。しかも、ショルダー部のトレッド表面からリム又は導電性ゴム部に繋がる線状の導電経路が形成されるため、導電性能を維持しながらも導電層のボリュームを大幅に低減できるとともに、導電層がトレッド表面に連続して露出することがない。その結果、非導電性のトレッドゴムを使用することによる改善効果、すなわちトレッドゴムをシリカ高配合とした場合における燃費性能やWET性能の向上効果を十分に発揮することができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記導電層が導電性の糸状ゴムよりなる。これにより、導電層の厚みを確保して断裂や分断を抑制できることから、導電性能をより適切に維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る空気入りタイヤの一例を示す斜視断面図である。
空気入りタイヤTは、一対のビード部1と、ビード部1から各々タイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、そのサイドウォール部2の各々のタイヤ径方向外側端にショルダー部(トレッドショルダー)4を介して連なるトレッド部3とを備える。ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビード1aと、硬質ゴムからなるビードフィラー1bとが配設されている。
カーカス層7は、少なくとも1枚(本実施形態では2枚)のカーカスプライからなり、ビード部1の間に架け渡されるようにして配されている。カーカスプライは、タイヤ赤道Cに対して略90°の角度で延びるコードをゴム被覆して形成され、その端部がビード1aを介して巻き上げられた状態で係止されている。カーカス層7の内周には、空気圧保持のためのインナーライナーゴム5が配されている。
カーカス層7のトレッド部3外周には、2枚のベルトプライからなるベルト層6が配され、たが効果による補強を行っている。各ベルトプライは、タイヤ赤道Cに対して25°前後の角度で傾斜して延びるスチールコードにより構成され、該スチールコードがプライ間で互いに逆向きに交差するように積層されている。また、ベルト層6の外周にはベルト補強層8が配設されている。
カーカス層7のビード部1外周には、リム30に接するリムストリップゴム9が配されている。また、カーカス層7のサイドウォール部2外周には、サイドウォールゴム14が配されている。本実施形態では、カーカスプライ、リムストリップゴム9及びサイドウォールゴム14が、原料ゴムに補強剤としてカーボンブラックが高比率で配合された導電性ゴムにより形成されている。したがって、これらの何れもが「リムから導電可能な導電性ゴム部」に相当する。
カーカス層7のトレッド部3外周では、ベルト層6及びベルト補強層8のタイヤ径方向外側に非導電性のトレッドゴム10が配されている。本実施形態のトレッドゴム10は、ベースゴム11と、ベースゴム11の外周に積層されてトレッド部3のタイヤ外周側部分を構成するキャップゴム12との二層構造を有する。また、トレッドゴム10の端部外周面上にサイドウォールゴム14のタイヤ径方向外側端部を積層した、いわゆるサイドオントレッド構造を採用している。
キャップゴム12は、原料ゴムに補強剤としてシリカが高比率で配合された非導電性ゴムにより形成されており、それによって優れた燃費性能とWET制動性能を発揮することができる。ベースゴム11は、導電性ゴムにより形成しても構わないが、本発明では非導電性ゴムにより形成することも可能である。したがって、ベースゴム11及びキャップゴム12の両者をシリカ高配合とすることもでき、かかる場合にはタイヤの転動抵抗を効果的に低減して燃費性能を良好に高めることができる。
ここで、導電性ゴムとしては、体積抵抗率が10Ω・cm未満を示すものが例示され、カーボンブラック以外にも、カーボンファイバーや、グラファイト等のカーボン系、及び金属粉、金属酸化物、金属フレーク、金属繊維等の金属系の公知の導電性付与材を所定量配合することによって得ることができる。また、非導電性ゴムとしては、体積抵抗率が10Ω・cm以上を示すものが例示される。
導電性ゴム及び非導電性ゴムの原料ゴムとしては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上混合して使用される。かかる原料ゴムには、加硫剤や加硫促進剤、可塑剤、老化防止剤等も適宜に配合される。
トレッド表面には、溝部と陸部とからなる種々のトレッドパターンが形成されるが、図1ではタイヤ周方向に延びる主溝15のみを示している。溝部としては、主溝15の他にも、主溝15に交差して延びる横溝や傾斜溝、主溝15よりも浅い副溝などを適宜に設けることができる。なお、符号14aは、サイドウォールゴム14のタイヤ径方向外側端であり、符号14bは、サイドウォールゴム14のタイヤ径方向内側端である。
図2は、空気入りタイヤTのビード部1からショルダー部4に至る範囲のタイヤ外表面を示す展開図である。図3の(A)、(B)、(C)及び(D)は、それぞれ図2のA−A矢視断面、B−B矢視断面、C−C矢視断面及びD−D矢視断面に相当する。
この空気入りタイヤTは、図1〜3に示すように、ショルダー部4のトレッド表面に露出する第1ポジション21と、第1ポジション21よりもタイヤ幅方向外側にてサイドウォールゴム14に接触する第2ポジション22とを交互に通りながら、タイヤ周方向に沿って延在する導電層20を備える。導電層20は、タイヤ幅方向位置を変えながら蛇行しており、第1ポジション21からトレッドゴム10の内部(キャップゴム12の内部)を通って第2ポジション22に到達している。
この導電層20によって、ショルダー部4のトレッド表面からトレッドゴム10の内部を通ってサイドウォールゴム14に達する導電経路が形成される。車体に発生した静電気は、リム30からリムストリップゴム9、サイドウォールゴム14及び導電層20を通って路面に放出され、これによりラジオノイズ等の不具合の発生を防止することができる。
導電層20はトレッド表面からトレッドゴム10の内部を通っているため、トレッドゴム10がある程度摩耗しても導電性能が発揮されるとともに、ショルダー部4の偏摩耗による分断を抑制して、導電性能を適切に維持することができる。本実施形態では、導電層20が、タイヤ幅方向外側に向かってタイヤ径方向内側に傾斜するようにして設けられているため、導電性能を摩耗末期まで十分に維持することができる。
しかも、導電層20が上記の如き形態を有することにより、ショルダー部4のトレッド表面からサイドウォールゴム14に繋がる線状の導電経路が、タイヤ周方向に対する傾斜方向を交互に変えて複数形成されることになる。そのため、導電性能を維持しながらも導電層20のボリュームを大幅に低減できるとともに、導電層20がトレッド表面に連続して露出することがない。その結果、トレッドゴム10をシリカ高配合としたことによる燃費性能やWET性能の向上効果を十分に発揮することができる。
本実施形態の導電層20は、導電性ゴムを押出機などで糸状に成形した導電性の糸状ゴムにより形成されている。そのため、ゴム糊やゴムセメントよりなる薄膜状の導電層に比べて導電層20の厚みが確保され、断裂や分断を抑制して導電性能をより適切に維持することができる。
導電層20は、片側のショルダー部4にだけ設けられていても構わないが、タイヤ幅方向両側のショルダー部4に設けられていることが好ましく、それによりトレッド部3に偏摩耗が発生した場合においても導電性能を適切に維持することができる。また、導電層20は、全体としてタイヤ周方向に沿った環状をなしていることが好ましく、これにより導電層20と路面との接触頻度を高めて導電性能を十分に確保することができる。
導電層20の1周期の長さ(第1ポジション21間のタイヤ周方向の長さ)は、要求される導電性能が適切に発揮されるものであれば特に制限されないが、ショルダー部4における接地長と同等以下であることが好ましい。これにより、接地面内の少なくとも1箇所にて導電層20が露出することになるため、導電層20と路面との接触頻度を確保して導電性能を十分に発揮することができる。
本発明の空気入りタイヤは、上記の如き非導電性のトレッドゴムと導電層とを備えること以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造などが何れも本発明に採用することができる。
次に、この空気入りタイヤTを製造する方法について、図4〜8を参照しながら説明する。なお、本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、非導電性のトレッドゴム10を形成するトレッド形成工程が下記の如き構成である他は、通常のタイヤ製造と同様にして行うことができる。
本実施形態では、部分タイヤPT上に、トレッドゴム10、サイドウォールゴム14及びリムストリップゴム9を形成することで、未加硫のグリーンタイヤを成形する例を示す。部分タイヤPTは、一対のビード部1と、そのビード部1の間に配されるカーカス層7とを備え、カーカス層7の内周にインナーライナーゴム5が配されている。部分タイヤPTは、成形ドラムや剛性コアなどの回転支持体によって、タイヤ周方向に回転自在に支持されている(図5参照)。
トレッド形成工程は、ショルダー部4が仕上げ断面形状よりも小径となるようにトレッドゴム10を形成する第1工程と、タイヤ周方向に沿って導電層20を設ける第2工程と、トレッドゴム10の仕上げ断面形状を形成する第3工程とを備える。以下、これらの工程について詳しく説明する。
まず、第1工程では、図4に示すように、ベルト層6及びベルト補強層8を形成した部分タイヤPT上において、ショルダー部4が仕上げ断面形状よりも小径となるようにトレッドゴム10を形成する。図4では、トレッドゴム10、リムストリップゴム9及びサイドウォールゴム14の仕上げ断面形状の輪郭を破線で示している。トレッドゴム10のショルダー部4は、タイヤ幅方向外側に向かうにつれて小径になっており、その外表面は緩やかな曲面で形成されている。
トレッドゴム10の形成は、図5に示すように、ゴムリボン供給装置16から供給されるゴムリボン17を部分タイヤPT上に巻き付けることによって行うことができ、これによりトレッドゴム10の断面形状を精度良く形成することができる。トレッドゴム10の少なくともキャップゴム12の形成では、ゴムリボン17として非導電性のゴムリボンが用いられる。
次に、第2工程では、図6に示すように、ショルダー部4のトレッド表面に露出する第1ポジション21と、サイドウォールゴム14に接触する第2ポジション22とを交互に通りながら、タイヤ周方向に沿って蛇行しながら延在する導電層20を設ける。第2ポジション22はベースゴム11の端部外周面上に位置しており、これによって、その上に設けられるサイドウォールゴム14に導電層20が接触することになる。
本実施形態では、導電層20が導電性の糸状ゴム25により形成される。すなわち、糸状ゴム25は、ショルダー部4のトレッド表面に露出する第1ポジション21と、サイドウォールゴム14に接触する第2ポジション22とを交互に通るようにして、タイヤ周方向に沿って蛇行しながら巻き付けられる。このような巻き付けは、部分タイヤPTを回転させながら糸状ゴム25の巻き付け位置をタイヤ幅方向に変化させることで簡易に行うことができる。
糸状ゴム25は、導電性ゴムにより1層形成されたものでも構わないが、その断面が2つ以上の領域に区画されていて、少なくとも1つの領域が導電性ゴムからなるとともに、少なくとも1つの領域が非導電性ゴムからなるものが好ましい。図7には、糸状ゴム25の断面が、導電性ゴムからなる領域25aと、キャップゴム12と同じ非導電性ゴムからなる領域25bとに区画されている例を示す。かかる糸状ゴム25によれば、導電性ゴムのボリュームを調整できることから、その断面積を維持しつつ導電層20のボリュームを低減することができる。そのため、例えば、トレッドゴム10における非導電性ゴムのボリュームを増やして、燃費性能やWET性能の向上効果を十分に発揮することができる。
糸状ゴム25のサイズは、要求される導電性能が適切に発揮されるものであれば、特に制限されない。また、糸状ゴム25の断面形状も特に制限されず、図7に示したような楕円形のほか円形や長方形、三角形、半円形などでも構わない。
続いて、第3工程では、図8に示すように、トレッドゴム10のショルダー部4に対して不足分を補うように非導電性ゴム12aを付加し、トレッドゴム10の仕上げ断面形状を形成する。これにより、導電層20は、トレッド表面からトレッドゴム10の内部を通ってサイドウォールゴム14に達することになる。その後、リムストリップゴム9及びサイドウォールゴム14の仕上げ断面形状を形成し、加硫処理を施すことで、図1で示したような空気入りタイヤが成形される。リムストリップゴム9及びサイドウォールゴム14は、所定の断面形状を有する環状のゴム押出品を貼り付けることにより、若しくは、図5に示すような装置を用いて導電性のゴムリボンを巻き付けることにより形成できる。
トレッドゴム10、リムストリップゴム9及びサイドウォールゴム14の仕上げ断面形状は、第1工程と同様にゴムリボンを巻き付けることによって精度良く形成することができる。なお、トレッドゴム10などの仕上げ断面形状は、加硫前のグリーンタイヤの成形に要求される断面形状であり、図1で示した断面形状と一致していなくても構わない。
[別実施形態]
(1)前述の実施形態では、トレッドゴムがキャップ/ベースの二層構造を有する例を示したが、本発明はこれに限られず、トレッドゴムが非導電性ゴムにより1層形成されたものでもよい。また、トレッドゴムは、ゴムリボンを巻き付けて形成したものに限られず、ゴム押出し品を環状に連ねて形成したものでもよい。この場合、第1工程では、ショルダー部が仕上げ断面形状よりも小径となるトレッドゴム押出品を使用し、第3工程では、そのショルダー部の不足分を補ってトレッドゴムの仕上げ断面形状を形成しうる形状のゴム押出品を使用することになる。
(2)前述の実施形態では、第1工程においてトレッドゴムのショルダー部の外表面を緩やかな曲面で形成した例を示したが、これをテーパ状面又は階段状面で形成することにより、ショルダー部がタイヤ幅方向外側に向かうにつれて小径となるようにしてもよい。
(3)本発明では、第2ポジション22がカーカス層7上にあってもよく、かかる場合でもサイドウォールゴム14に導電層20を接触させることができる。しかも、導電層20がカーカスプライに接触することから、サイドウォールゴム14を非導電性ゴムにより形成してタイヤの転動抵抗をより低減することができる。車体に発生した静電気は、リム30からリムストリップゴム9、カーカスプライ及び導電層20を通って路面に放出されることになる。
(4)本発明では、図9に示すように、導電層20をリムストリップゴム9に接触させることも可能である。この場合、タイヤの転動抵抗をより低減するために、サイドウォールゴム14及びカーカスプライを非導電性ゴムにより形成することができる。車体に発生した静電気は、リム30からリムストリップゴム9及び導電層20を通って路面に放出されることになる。また、リムストリップゴム9を非導電性ゴムにより形成した場合には、導電層20をリムストリップゴム9の表面にて露出させ、リム30に接触させるようにしてもよい。
(5)本発明では、トレッドゴムの端部外周面をサイドウォールゴムのタイヤ径方向外側端部上に積層した、いわゆるトレッドオンサイド構造を採用してもよく、そのトレッドゴムに隣接して導電性のウイングゴムを配設した場合には、該ウイングゴムに導電層を接触させるようにしてもよい。
(6)前述の実施形態では、糸状ゴム25をタイヤ周方向に1周巻き付けて導電層20を設ける例を示したが、図10に示すように、接点が形成されるように糸状ゴム25を2周以上巻き付けることで導電層20を設け、そのタイヤ幅方向外側部分を導電性ゴム部(図例ではリムストリップゴム9)に接触させるようにしてもよい。
(7)前述の実施形態では、図11(a)のように導電層20が蛇行して延在する例を示したが、本発明はこれに限られず、図11(b)〜(e)のように延在するものでも構わない。(b)は、導電層20がタイヤ周方向(図11では上下方向)に沿ってジグザグに延在する例であり、(c)は、それを2周させた例である。(d)は、導電層20が矩形波状に延在する例であり、(e)は、導電層20が螺旋状に延在する例である。このような導電層20は、糸状ゴムを巻き付ける際に、その糸状ゴムのタイヤ幅方向位置と、部分タイヤPTの回転量や回転方向とを適宜に調整することによって設けることができる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
(1)導電性能
内圧を200kPaとし、ETRTO/JATMA/TRAで指定されたメジャーリングリム幅で準備したタイヤに、上記規格に従った最大荷重×0.88×0.8の荷重を負荷し、リムを支持する軸からタイヤが接地する金属板に印加電圧(500V)をかけて電気抵抗値を測定した。かかる測定は、未摩耗の新品時と、主溝深さの50%まで摩耗した50%摩耗時との二段階で行った。
(2)WET性能
タイヤを実車に装着し、WET路面上において走行速度100km/hから車両停止に至るまでの制動距離を測定した。比較例1を100として指数評価し、指数が大きいほど制動距離が短く、WET性能に優れていることを示す。
(3)燃費性能(転動抵抗)
内圧を200kPaとし、ETRTO/JATMA/TRAで指定されたメジャーリングリム幅で準備したタイヤを用いて試験を行い、走行速度80km/hにおける転動抵抗を測定した。比較例1を100として指数評価し、指数が大きいほど転動抵抗が小さく低燃費であることを示す。
比較例1
トレッドゴムを構成するキャップゴムが非導電性ゴムにより形成され、該トレッドゴムに導電層が設けられていない空気入りタイヤ(タイヤサイズ:225/55R17 101W)を比較例1とした。上記非導電性ゴムには、補強剤としてシリカを重量比で30%、カーボンブラックを重量比で7%含有させたものを使用した(他例についても同じ。)。
比較例2
トレッドゴムの端部外周面から側面を経由して底面に達する領域に、導電性ゴムにより形成されたゴムシートを配して導電層を設けたこと以外は、比較例1と同じ空気入りタイヤを比較例2とした。上記導電性ゴムには、補強剤としてシリカを重量比で0%、カーボンブラックを重量比で31%含有させたものを使用した(他例についても同じ。)。
実施例1〜10
前述の実施形態で示したような導電層をトレッドゴムに設けたこと以外は、比較例1と同じ空気入りタイヤを実施例とした。なお、導電層は、上記の導電性ゴムよりなる糸状ゴムで形成し、その糸状ゴムの断面形状、幅寸法、厚み寸法、タイヤ周方向におけるサイドウォールゴムとの接触数、及び、巻き付け形態(図11参照)は表1に示すものとした。各例の評価結果を表2に示す。
Figure 0004382119
Figure 0004382119
表1に示すように、比較例1では導電効果が奏されていない。かかる場合には、車体に電気が蓄積されてラジオノイズ等の不具合を生じるおそれがある。比較例2では、摩耗の初期段階で導電効果が奏されているものの、50%摩耗時において導電性能が悪化している。これらに対して、実施例1〜10では、新品時だけでなく50%摩耗時においても導電性能を維持できている。また、導電層のボリュームを大幅に低減しつつ、導電層がトレッド表面に連続して露出することがないため、WET性能と燃費性能とを良好に確保できている。
本発明に係る空気入りタイヤの一例を示す斜視断面図 ビード部からショルダー部に至る範囲のタイヤ外表面を示す展開図 図2のA−A乃至D−D矢視断面を示す図 本発明の空気入りタイヤの製造方法を説明するための断面図 部分タイヤ上にゴムリボンを巻き付ける様子を概略的に示す説明図 本発明の空気入りタイヤの製造方法を説明するための斜視断面図 糸状ゴムの断面図 本発明の空気入りタイヤの製造方法を説明するための斜視断面図 本発明の別実施形態に係るタイヤ外表面の展開図 本発明の別実施形態に係るタイヤ外表面の展開図 糸状ゴムの巻き付けパターンの例を示す概略図
符号の説明
1 ビード部
2 サイドウォール部
3 トレッド部
4 ショルダー部
7 カーカス層
9 リムストリップゴム
10 トレッドゴム
11 ベースゴム
12 キャップゴム
14 サイドウォールゴム
20 導電層
21 第1ポジション
22 第2ポジション
25 糸状ゴム
30 リム

Claims (5)

  1. 非導電性のトレッドゴムを形成するトレッド形成工程を含む空気入りタイヤの製造方法において、
    前記トレッド形成工程が、
    ショルダー部が仕上げ断面形状よりも小径となるように前記トレッドゴムを形成する第1工程と、
    ショルダー部のトレッド表面に露出する第1ポジションと、前記第1ポジションよりもタイヤ幅方向外側にてリム又はリムから導電可能な導電性ゴム部に接触する第2ポジションとを交互に通りながら、タイヤ周方向に沿って延在する導電層を設ける第2工程と、
    前記トレッドゴムのショルダー部に非導電性ゴムを付加して、前記トレッドゴムの仕上げ断面形状を形成する第3工程と、を備え、
    前記第1ポジション及び前記第2ポジションは、それぞれタイヤ周方向に間隔を置いて複数存在し、前記第2工程では、タイヤ周方向に沿って複数の前記第1ポジションと前記第2ポジションを交互に通るように、導電性の糸状ゴムを巻き付けて前記導電層を設け、それにより線状の導電経路を形成することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記第1工程にて、ショルダー部がタイヤ幅方向外側に向かうにつれて小径となるように前記トレッドゴムを形成する請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記第1工程及び前記第3工程の少なくとも一方にて、非導電性のゴムリボンをタイヤ周方向に沿って巻き付けることにより前記トレッドゴムを形成する請求項1又は2に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記糸状ゴムの断面が2つ以上の領域に区画されており、少なくとも1つの領域が導電性ゴムからなるとともに、少なくとも1つの領域が非導電性ゴムからなる請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. トレッド部のタイヤ外周側部分を構成する非導電性のトレッドゴムと、
    ショルダー部のトレッド表面に露出する第1ポジションと、前記第1ポジションよりもタイヤ幅方向外側にてリム又はリムから導電可能な導電性ゴム部に接触する第2ポジションとを交互に通りながら、タイヤ周方向に沿って延在し、前記第1ポジションから前記トレッドゴムの内部を通って前記第2ポジションに達する導電層と、を備え、
    前記第1ポジション及び前記第2ポジションは、それぞれタイヤ周方向に間隔を置いて複数存在し、タイヤ周方向に沿って複数の前記第1ポジションと前記第2ポジションを交互に通るように、導電性の糸状ゴムを巻き付けて前記導電層が設けられ、それにより線状の導電経路が形成されている空気入りタイヤ。
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