JP2017210132A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs

Abstract

【課題】装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックの成長を抑制すること。
【解決手段】トレッド部2と、ビード部3と、サイドウォール部4と、を備える空気入りタイヤ1であって、サイドウォール部4は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸のリッジ51aがタイヤ周方向に隣接して配置されたセレーション部51Aが形成された第1装飾部5と、第1装飾部5のタイヤ周方向の端部に隣接して配置され、外表面に凸で突起状のリッジ61e、62e、63e、71e、72e、73eがタイヤ周方向に隣接して配置されたセレーション部61E、62E、63E、71E、72E、73Eが形成された第2装飾部6、7と、第2装飾部6、7に隣接して配置され、第2装飾部6、7よりもタイヤ幅方向内側に凹んだ凹部8、9と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に装着される空気入りタイヤに関する。
自動車等の車両に装着される空気入りタイヤには、サイドウォール部の外表面に、ブランド名やサイズなどを表示する文字や図形などを含む標章や、模様が形成された装飾部が形成されているタイヤがある。
例えば、特許文献1には、タイヤ径方向内側とタイヤ径方向外側とに連通する第一領域と、径方向リブ帯及び周方向リブ帯により少なくとも3方向を連続的に囲まれた第二領域とを有する装飾部を備える空気入りタイヤが記載されている。特許文献1に記載の空気入りタイヤは、第一領域及び第二領域のうち少なくとも一方にリッジを設け、第一領域と第二領域との模様のコントラストを異ならせている。特許文献2には、サイドウォール部の外表面に、タイヤ径方向に対して45°以下の傾斜角で配された複数の小溝からなるセレーションが形成された空気入りタイヤが記載されている。特許文献2に記載の空気入りタイヤのセレーションは、小溝のタイヤ半径方向の最外点と最内点との間で溝深さが変化する。特許文献3には、第1装飾帯と第2装飾帯とを有する装飾帯を備える空気入りタイヤが記載されている。特許文献3に記載の空気入りタイヤの第1装飾帯は、第1セグメント表示帯の弧の半径中心点が空気入りタイヤの外周より外側に設けられている。
特開2015−000613号公報 特許第5520334号公報 特開2006−347202号公報
ところで、空気入りタイヤは、荷重がかかることで、繰り返し撓む。空気入りタイヤは、繰り返し撓みが生じることで、装飾部の模様の一部に応力が集中し、応力が集中した部分を起点としてクラックが発生するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックの成長を抑制することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、を備える空気入りタイヤであって、前記サイドウォール部は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置されたセレーションが形成された第1装飾部と、前記第1装飾部のタイヤ周方向の端部に隣接して配置され、外表面に凸で突起状のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置されたセレーションが形成された第2装飾部と、前記第2装飾部に隣接して配置され、前記第2装飾部よりもタイヤ径方向内側に凹んだ凹部とを有する。
空気入りタイヤは、サイドウォール部が、第1装飾部と、第1装飾部のタイヤ周方向の端部に隣接して配置された第2装飾部と、第2装飾部に隣接して配置され、第2装飾部より凹んだ凹部とを有する。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックが成長することを抑制することができる。
前記第1装飾部は、複数の前記リッジの、タイヤ径方向の内側端縁における前記第1装飾部の接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、前記第2装飾部は、複数の前記リッジの、タイヤ径方向の内側端縁における前記第2装飾部の接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、前記第1装飾部は、前記リッジのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向が、前記第2装飾部の前記リッジのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向と異なることが好ましい。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックが成長することを抑制することができる。
前記サイドウォール部は、文字や図形が形成された標章部を有し、前記標章部は、外表面に複数のリッジが形成されていることが好ましい。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性がより向上する。
前記第2装飾部は、タイヤ径方向に複数に分割された個別第2装飾部を有し、前記凹部は、前記個別第2装飾部の間に配置されていることが好ましい。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックが成長することを抑制することができる。
前記第2装飾部は、タイヤ径方向外側にある前記個別第2装飾部が、タイヤ径方向内側にある前記個別第2装飾部よりもタイヤ周方向に長く、タイヤ径方向外側にある前記個別第2装飾部は、タイヤ周方向において、前記第1装飾部側に突出していることが好ましい。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックが成長することを抑制することができる。
前記凹部は、前記第2装飾部の前記第1装飾部と対面していない側のタイヤ周方向の端部と隣接していることが好ましい。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックが成長することを抑制することができる。
前記凹部は、前記第1装飾部と前記第2装飾部との間に配置されていることが好ましい。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックが成長することを抑制することができる。
前記凹部は、前記第2装飾部のタイヤ径方向内側の端部とタイヤ径方向外側の端部とにそれぞれ配置されていることが好ましい。これにより、空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックが成長することを抑制することができる。
本発明にかかる空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックの成長を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの側面図である。 図2は、図1に示す空気入りタイヤの第1装飾部と第2装飾部と凹部とを拡大して示す拡大側面図である。 図3は、図2のA−A線断面図である。 図4は、図2のB−B線断面図である。 図5は、図1に示す空気入りタイヤの標章部を拡大して示す拡大側面図である。 図6は、空気入りタイヤの評価試験結果を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と平行な方向をいい、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)から離れる側をいう。タイヤ周方向とは、回転軸を中心軸とする周方向である。また、タイヤ径方向とは、回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ赤道面とは、回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。また、タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側の部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から最も離れている部分間の距離である。また、タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面上にあって空気入りタイヤ1の周方向に沿う線をいう。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの側面図である。図2は、図1に示す空気入りタイヤの第1装飾部と第2装飾部と凹部とを拡大して示す拡大側面図である。図3は、図2のA−A線断面図である。図4は、図2のB−B線断面図である。図5は、図1に示す空気入りタイヤの標章部を拡大して示す拡大側面図である。空気入りタイヤ1は、図1に示すように、路面と接触する領域を含むトレッド部2と、この空気入りタイヤ1をリムにリム組みした際にリムと嵌合するビード部3と、リムにリム組みし、車両に装着した際に最もタイヤ幅方向外側で視認できるサイドウォール部4と、により構成されている。
サイドウォール部4は、トレッド部2とビード部3とにはさまれた領域である。サイドウォール部4は、タイヤ周方向に延在する円環である内輪41と外輪42が形成されている。内輪41と外輪42とは、タイヤ径方向の中心を中心とした円である。外輪42は、内輪41よりも径が大きい円である。本実施形態のサイドウォール部4は、内輪41と外輪42とで囲われた円環状の領域が、タイヤ径方向の所定領域に、最もタイヤ幅方向外側の位置、空気入りタイヤ1の骨格をなすカーカス(図示せず)がビード部3で折り返された端部(カーカス巻上げ部)の位置およびカーカスが重なる部分(カーカススプライス部)を含む領域に設けられる。サイドウォール部4は、図1に示すように、内輪41と外輪42とで囲われた円環状の領域に、第1装飾部5と第2装飾部6、第2装飾部7と凹部8、凹部9と標章表示部(装飾部)10とを有する。
より具体的には、空気入りタイヤ1は、第1装飾部5と第2装飾部6と第2装飾部7と凹部8と凹部9と標章表示部10とが、サイドウォール部4に周方向に並んで配置されている。本実施形態の空気入りタイヤ1は、サイドウォール部4に、第1装飾部5と一対の第2装飾部6、7と凹部8、9と標章表示部10とが2組配置されている。具体的には、2つの第1装飾部5は、タイヤ径方向の中心を挟んで向かい合って配置されている。第1装飾部5のタイヤ周方向の両端部には、第2装飾部6、7がそれぞれ配置されている。第2装飾部6の周囲を囲って、凹部8が配置されている。第2装飾部7の周囲を囲って、凹部9が配置されている。2つの標章表示部10は、2組の第1装飾部5と第2装飾部6、7と凹部8、9との間に配置されている、サイドウォール部4の平坦部に配置されている。サイドウォール部4に配置される第1装飾部5と第2装飾部6、7と凹部8、9と標章表示部10とは、2組に限定されない。また、2つの標章表示部10は、異なる標章としてもよい。
第1装飾部5は、サイドウォール部4のタイヤ径方向の所定範囲かつタイヤ周方向の所定範囲に沿って延在する形状に形成されている。第1装飾部5は、外縁が辺5aと、辺5bと、辺5cと、辺5dと、辺5eと、辺5fと、辺5gと、辺5hで形成される多角形形状である。第1装飾部5は、多角形で囲われた内部にセレーション部51Aが形成されている。
辺5aは、第1装飾部5の内側端縁であり、内輪41に沿って延在している。辺5bは、第1装飾部5の外側端縁であり、外輪42と対面した位置に、外輪42に沿って延在している。第1装飾部5は、辺5aの一方の端部と辺5bの一方の端部とを、辺5cと、辺5dと、辺5eと、で結んでおり、辺5aの他方の端部と辺5bの他方の端部とを、辺5fと、辺5gと、辺5hとで結んでいる。辺5cは、タイヤ径方向内側の端部が辺5aの一方端部と接続し、タイヤ径方向外側に向かって伸びている。辺5cは、タイヤ径方向外側に向かうにしたがって、辺5aの他方の端部に近づく方向に傾いている。つまり、辺5cは、辺5aとのなす角が鋭角となっている。辺5dは、タイヤ径方向内側の端部が辺5cのタイヤ径方向外側の端部と接続し、タイヤ径方向外側に向かって伸びている。辺5dは、タイヤ径方向外側に向かうにしたがって、辺5aの他方の端部に近づく方向に傾いている。辺5dは、辺5cよりも辺5a側に傾斜している。つまり辺5dは、辺5cよりもタイヤ周方向側に近い向きに傾いている。辺5eは、タイヤ径方向内側の端部が辺5dのタイヤ径方向外側の端部と接続し、タイヤヤ径方向外側に向かって伸びている。辺5eは、タイヤ径方向外側の端部が辺5bの一方の端部と接続している。辺5eは、タイヤ径方向外側に向かうにしたがって、辺5aの他方の端部に近づく方向に傾いている。辺5eは、辺5dよりも辺5aから離れる方向に傾斜している。つまり辺5dは、辺5dよりもタイヤ径方向に近い向きに傾いている。辺5fは、タイヤ径方向内側の端部が辺5aの一方端部と接続し、タイヤ径方向外側に向かって伸びている。辺5fは、タイヤ径方向外側に向かうにしたがって、辺5aの一方の端部から離れる方向に傾いている。つまり、辺5fは、辺5aとのなす角が鈍角となっている。辺5gは、タイヤ径方向内側の端部が辺5fのタイヤ径方向外側の端部と接続し、タイヤ径方向外側に向かって伸びている。辺5gは、タイヤ径方向外側に向かうにしたがって、辺5aの他方の端部に近づく方向に傾いている。辺5gは、辺5fよりも辺5a側に傾斜している。つまり辺5gは、辺5fよりもタイヤ周方向側に近い向きに傾いている。辺5hは、タイヤ径方向内側の端部が辺5gのタイヤ径方向外側の端部と接続し、タイヤヤ径方向外側に向かって伸びている。辺5hは、タイヤ径方向外側の端部が辺5bの一方の端部と接続している。辺5hは、タイヤ径方向外側に向かうにしたがって、辺5aの他方の端部に近づく方向に傾いている。辺5hは、辺5gよりも辺5aから離れる方向に傾斜している。つまり辺5gは、辺5gよりもタイヤ径方向に近い向きに傾いている。
セレーション部51Aは、第1装飾部5の全面に形成されている。セレーション部51Aは、外表面に凸のリッジ51aがタイヤ周方向に隣接して配置されている。
図2、図3を用いてリッジ51aについて説明する。リッジ51aは、タイヤ幅方向に突出した突起であり、外表面の任意の一方向に延在している。リッジ51aは、第1装飾部5のタイヤ径方向内側とタイヤ径方向外側との間に延在する山稜状の凸部である。リッジ51aは、同一のセレーション部51Aにおいて、タイヤ径方向の内側端縁における第1装飾部5との接線とのなす角、すなわち、タイヤ径方向の辺5aの接線とのなす角(以下「リッジ配列角度」という。)が同一の角度α1となる。角度α1は、15°以上60°以下とすることが好ましい。
リッジ51aは、延在方向に直交する方向の断面形状が、サイドウォール部4の外表面に対して、凸、つまり、タイヤ幅方向外側に突出した形状となる。リッジ51aは、最もタイヤ幅方向外側の部分である頂面51a1と、最もタイヤ幅方向内側の部分である底面51a2と、頂面51a1と底面51a2との間を接続する側面51a3とを有する。頂面51a1と底面51a2との間の距離、すなわち、リッジ51aの深さh1は、0.1mm以上0.8mm以下とすることが好ましい。頂面51a1の幅、すなわち、リッジ51aの幅w1は、0.1mm以上0.8mm以下とすることが好ましい。リッジ51aは、隣接するリッジ51aとの距離(配列ピッチ)p1が一定間隔で配置されている。リッジ51aの配列ピッチp1は、0.3mm以上1.0mm以下とすることが好ましい。リッジ51aの配列ピッチp1を上記範囲とすることで、装飾領域に適切な間隔でリッジ51aを配置することができる。
図1、図2に戻り第2装飾部6、7の構成を説明する。第2装飾部6は、第1装飾部5のタイヤ周方向の一方の端部に隣接して配置されている。第2装飾部7は、第1装飾部5のタイヤ周方向の他方の端部に隣接して配置されている。すなわち、第2装飾部6と第2装飾部7は、1つの第1装飾部5の両端にそれぞれ配置されている。
第2装飾部6は、第1装飾部5のタイヤ周方向の一方の端部、つまり、辺51c、51d、51eに隣接して配置されている。第2装飾部6は、タイヤ径方向に複数に分割された個別第2装飾部61と、個別第2装飾部62と、個別第2装飾部63とを有する。本実施形態では、第2装飾部6は、タイヤ径方向内側から外側に、個別第2装飾部61、62、63が間隔を空けて順に配置されている。
個別第2装飾部61は、外縁が4つの辺61a、61b、61c、61dで形成されている矩形状である。辺61aは、タイヤ径方向内側の辺であり、タイヤ周方向に延在している。辺61aは、内輪41と対面して、内輪41よりもタイヤ方向外側に配置されている。辺61bは、辺61aよりタイヤ径方向外側に配置されている。辺61bは、タイヤ周方向に延在している。辺61bの長さは、辺61aよりも長い。個別第2装飾部61は、辺61aと辺61bの端部同士を、辺61c、61dが接続している。辺61cは、辺61aと辺61bの第1装飾部5のタイヤ周方向側の端部と接続し、辺51cに隣接して配置されている。辺61dは、辺61cとは反対側の端部を接続している。
個別第2装飾部61は、全面にセレーション部61Eが形成されている。セレーション部61Eは、複数の凸のリッジ61eがタイヤ周方向に隣接して形成されている。リッジ61eは、形成されている向き以外は、リッジ51aと同様である。リッジ61eのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向は、第1装飾部5のリッジ51aのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向と異なる方向となる。リッジ61eは、リッジ51aの延在方向と異なる方向に延在する。リッジ61eは、同一のセレーション部61Eにおいて、リッジ配列角度が同一の角度α2となる。角度α2は、15°以上60°以下とすることが好ましい。
個別第2装飾部62は、外縁が4つの辺62a、62b、62c、62dで形成されている矩形状である。辺62aは、タイヤ径方向内側の辺であり、タイヤ周方向に延在している。辺62aは、辺61bと対面して、辺61bよりもタイヤ方向外側に配置されている。辺62bは、辺62aよりタイヤ径方向外側に配置されている。辺62bは、タイヤ周方向に延在している。辺62bの長さは、辺62aよりも長い。個別第2装飾部62は、辺62aと辺62bの端部同士を、辺62c、62dが接続している。辺62cは、辺62aと辺62bの第1装飾部5のタイヤ周方向側の端部と接続し、辺51cに隣接して配置されている。辺62dは、辺62cとは反対側の端部を接続している。辺62cは、辺61cをタイヤ径方向外側に延長した線分上に配置されている。辺62dは、辺61dをタイヤ径方向外側に延長した線分上に配置されている。
個別第2装飾部62は、全面にセレーション部62Eが形成されている。セレーション部62Eは、セレーション部61Eと同様の構成であり、複数の凸のリッジ62eがタイヤ周方向に隣接して形成されている。リッジ62eは、リッジ61eと同様の構成である。
個別第2装飾部63は、タイヤ周方向において、個別第2装飾部61、62よりも大きく第1装飾部5側に突出している。個別第2装飾部63は、外縁が4つの辺63a、63b、63c、63dで形成されている矩形状である。辺63aは、タイヤ径方向内側の辺であり、タイヤ周方向に延在している。辺63aは、一部が辺62bと対面して、辺62bよりもタイヤ方向外側に配置されている。辺63aは、一部が辺5dとも対面し、辺5dよりもタイヤ方向外側に配置されている。辺63bは、辺63aよりタイヤ径方向外側に配置されている。辺63bは、タイヤ周方向に延在している。辺63bの長さは、辺63aよりも長い。個別第2装飾部63は、辺63aと辺63bの端部同士を、辺63c、63dが接続している。辺63cは、辺63aと辺63bの第1装飾部5のタイヤ周方向側の端部と接続し、辺51eに隣接して配置されている。辺63dは、辺63cとは反対側の端部を接続している。
個別第2装飾部63は、全面にセレーション部63Eが形成されている。セレーション部63Eは、セレーション部61Eと同様の構成であり、複数の凸のリッジ63eがタイヤ周方向に隣接して形成されている。リッジ63eは、リッジ61eと同様の構成である。
第2装飾部7は、第1装飾部5のタイヤ周方向の他方の端部に隣接して配置されている。第2装飾部7は、第2装飾部6と同様に構成され、タイヤ径方向に複数に分割された個別第2装飾部71と、個別第2装飾部72と、個別第2装飾部73と、を有する。個別第2装飾部71は、個別第2装飾部61と同様の形状である。個別第2装飾部72は、個別第2装飾部62と同様の形状である。個別第2装飾部73は、個別第2装飾部63と同様の形状である。
凹部8は、第2装飾部6に隣接して配置されている。凹部8は、第2装飾部6よりもタイヤ径方向内側に凹んでいる。凹部8は、第1凹部81と、第2凹部82と、第3凹部83と、第4凹部84と、第5凹部85と、第6凹部86と、第7凹部87と、第8凹部88と、を有する。
第1凹部81は、個別第2装飾部61と個別第2装飾部62との間に配置されている。より詳しくは、第1凹部81は、辺61bと辺62aとの間に配置されている。第2凹部82は、個別第2装飾部62と個別第2装飾部63との間に配置されている。より詳しくは、第2凹部82は、辺62bと辺63aとの間に配置されている。第3凹部83は、個別第2装飾部61の第1装飾部5と対面していない側のタイヤ周方向の端部、すなわち、辺61dと隣接している。第4凹部84は、個別第2装飾部62の第1装飾部5と対面していない側のタイヤ周方向の端部、すなわち、辺62dと隣接している。第4凹部84は、第3凹部83をタイヤ径方向外側に延長した線分上の位置に配置されている。第5凹部85は、個別第2装飾部63の第1装飾部5と対面していない側のタイヤ周方向の端部、すなわち、辺63dと隣接している。第5凹部85は、第3凹部83をタイヤ径方向外側に延長した線分上の位置に配置されている。
第6凹部86は、第1装飾部5と第2装飾部6との間に配置されている。第6凹部86は、曲部86aと、曲部86bとを有する。曲部86aにおける第6凹部86の角度は、鈍角である。第6凹部86は、辺61c、62c、63aの一部、63cと、辺5c、5d、5eの間に配置されている。
第7凹部87は、個別第2装飾部61と内輪41との間に配置されている。より詳しくは、第7凹部87は、辺61aと隣接して配置されている。第8凹部88は、個別第2装飾部63と外輪42との間に配置されている。より詳しくは、第8凹部88は、辺63bと隣接して配置されている。
次に、図4を用いて第1凹部81について説明する。第1凹部81と第2凹部82と第3凹部83と第4凹部84と第5凹部85と第6凹部86と第7凹部87と第8凹部88とは、基本的に同様の構成であるので、以下代表して第1凹部81について説明する。第1凹部81は、延在方向に直交する方向の断面形状が、サイドウォール部4の外表面に対して、凹、つまり、タイヤ幅方向内側に凹んだ形状となる。第1凹部81の深さh2は、0mm以上0.5mm以下とすることが好ましく、0mmより大きく0.5mm以下とすることがより好ましい。第1凹部81の幅w2は、2mm以上5mm以下とすることが好ましい。第1凹部81は、リッジ62eの底面62e2、リッジ63eの底面63e2よりタイヤ径方向内側に凹んでいる。
凹部9は、第2装飾部7に隣接して配置されている。凹部9は、凹部8と同様の構成である。凹部9は、第1凹部91と、第2凹部92と、第3凹部93と、第4凹部94と、第5凹部95と、第6凹部96と、第7凹部97と、第8凹部98とを有する。第1凹部91と、第2凹部92と、第3凹部93と、第4凹部94と、第5凹部95と、第6凹部96と、第7凹部97と、第8凹部98とは、第1凹部81と、第2凹部82と、第3凹部83と、第4凹部84と、第5凹部85と、第6凹部86と、第7凹部87と、第8凹部88と同様の形状であるので、説明を省略する。第6凹部86は、曲部96aを有する。曲部96aにおける第6凹部96の角度は、鋭角である。
標章表示部10は、平坦部11と、タイヤを識別するためのブランド名やサイズなどを表示する文字や図形などの標章部12とを有する。標章部12は、平坦部11に形成する突起の形状や凹部の形状で文字や図形を表現する。平坦部11に形成する突起の形状や凹部は、上述したリッジのように一方向に延在する突起を並列に形成した形状とし、リッジの長さを調整して文字を表現してもよい。
セレーション部12Aは、標章部12の外表面に形成されている。セレーション部12Aは、外表面に凸のリッジ12aがタイヤ周方向に隣接して配置されている。リッジ12aは、形成されている向き以外は、リッジ51aと同様である。リッジ12aのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向は、リッジ51a、61e、62e、63e、71e、72e、73eのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向と異なる。リッジ12aは、リッジ51a、61e、62e、63e、71e、72e、73eの延在方向と異なる方向に延在する。リッジ12aは、同一のセレーション部12Aにおいて、リッジ配列角度が同一の角度α3となる。α3は、90°とすることが好ましい。リッジ12aは、タイヤ径方向に延在している。
空気入りタイヤ1は、以上のような構成であり、タイヤ周方向において、標章表示部10を、2組の、第1装飾部5と一対の第2装飾部6、7と凹部8、9とで挟んでいる。このため、空気入りタイヤ1は、標章表示部10の標章部12の視認性を高めることができる。また、標章表示部10は、平坦な平坦部11に標章部12が配置されているので、標章部12の視認性をより高めることができる。しかも、第1装飾部5と第2装飾部6、7と標章部12には、それぞれタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向が異なるリッジ51aと、リッジ61e、62e、63e、71e、72e、73eと、リッジ12aが形成されている。これにより、空気入りタイヤ1は、標章表示部10の標章部12の視認性をより高めることができる。
空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向において、標章表示部10を、2組の、第1装飾部5と、第1装飾部5のタイヤ周方向の端部に隣接してそれぞれ配置された第2装飾部6、7と、第2装飾部6、7に隣接して配置された凹部8、9とで挟んでいる。第1装飾部5と第2装飾部6、7には、タイヤ径方向の線分に対する傾斜方向が異なるリッジ51aと、リッジ61e、62e、63e、71e、72e、73eが形成されている。さらに、第1装飾部5と第2装飾部6、7との間、個別第2装飾部61、62、63の間、個別第2装飾部71、72、73の間、第2装飾部6、7と標章表示部10との間、第2装飾部6、7のタイヤ径方向の端部に凹部8、9が配置されている。このため、例えば、第1装飾部5のタイヤ周方向端部で発生したクラックが成長したとしても、第2装飾部6、7と凹部8、9とによって、クラックがさらに標章表示部10側へと成長することが抑制される。このようにして、空気入りタイヤ1は、クラックが成長して、標章表示部10まで到達することを抑制することができる。
このように、空気入りタイヤ1は、装飾部としての標章表示部10の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックの成長を抑制することができる。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、3つの個別第2装飾部61、62、63、71、72、73が配置されているものとして説明したが、個別第2装飾部の数は、これに限定されるものではない。
次に、試験例を用いて、空気入りタイヤについてより詳細に説明する。本試験例では、タイヤサイズが275/45R20 110V リムサイズが20×9.5Jの空気入りタイヤを用いた。本試験例では、空気入りタイヤは、リッジの深さh1が0.3mm、リッジの幅w1が0.3mm、配列ピッチp1が0.7mmで配置されている。上記大きさの空気入りタイヤ1のサイドウォール部4に、比較例、実施例の装飾領域となる第1装飾部5と第2装飾部6、7と凹部8、9と標章表示部10とを形成して、各種評価項目の評価を行った。図6は、空気入りタイヤの評価試験結果を示す。
また、本試験例では、比較例の空気入りタイヤは、第2装飾部6、7と凹部8、9とが配置されていないものとした。第1装飾部5のリッジ配列角度α1を90°、標章表示部10にはリッジが配置されていないものとした。
また、本試験例では、実施例として、実施例1から実施例8の空気入りタイヤを評価した。実施例1の空気入りタイヤは、第2装飾部6、7と凹部8、9とを有して、第1装飾部5のリッジ配列角度α1および第2装飾部6、7のリッジ配列角度α2を45°、標章表示部10にはリッジを配置せず、第2装飾部6、7は1つの個別第2装飾部61、71を有し、第2装飾部6、7のタイヤ周方向端部に凹部8、9が配置され、それ以外の凹部8、9は配置されていないものとした。より詳しくは、実施例1の空気入りタイヤは、第3凹部83、93と第4凹部84、94と第5凹部85、95とを有し、第1凹部81、91と第2凹部82、92と第6凹部86、96と第7凹部87、97と第8凹部88、98とは配置されていないものとした。
実施例2の空気入りタイヤは、第1装飾部5と第2装飾部6、7との間に凹部8、9が配置され、それ以外の凹部8、9は配置されていないものとした。より詳しくは、実施例2の空気入りタイヤは、第6凹部86、96を有し、第1凹部81、91と第2凹部82、92と第3凹部83、93と第4凹部84、94と第5凹部85、95と第7凹部87、97と第8凹部88、98とは配置されていないものとした。他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。
実施例3の空気入りタイヤは、第2装飾部6、7のタイヤ径方向端部に凹部8、9が配置され、それ以外の凹部8、9は配置されていないものとした。より詳しくは、実施例3の空気入りタイヤは、第7凹部87、97と第8凹部88、98とを有し、第1凹部81、91と第2凹部82、92と第3凹部83、93と第4凹部84、94と第5凹部85、95と第6凹部86、96とは配置されていないものとした。他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。
実施例4の空気入りタイヤは、第2装飾部6、7のリッジ配列角度α2を−45°とした。他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。
実施例5の空気入りタイヤは、標章表示部10にはリッジが配置されているものとした。他の条件は、実施例4の空気入りタイヤと同一である。
実施例6の空気入りタイヤは、第2装飾部6、7として3つの個別第2装飾部61、62、63、71、72、73を有するものとした。他の条件は、実施例5の空気入りタイヤと同一である。
実施例7の空気入りタイヤは、個別第2装飾部61、62、63、71、72、73のタイヤ周方向の長さを、個別第2装飾部61、62、63、71、72、73の順で大きくしたものとした。他の条件は、実施例6の空気入りタイヤと同一である。
実施例8の空気入りタイヤは、第2装飾部6、7と凹部8、9とを有して、第1装飾部5のリッジ配列角度α1は45°、第2装飾部6、7のリッジ配列角度α2を−45°、標章表示部10にはリッジが配置され、第2装飾部6、7は3つの個別第2装飾部61、62、63、71、72、73を有し、第1凹部81、91と第2凹部82、92と第3凹部83、93と第4凹部84、94と第5凹部85、95と第6凹部86、96と第7凹部87、97と第8凹部88、98とが配置されたものとした。
本試験例では、上述した比較例、実施例のぞれぞれの空気入りタイヤについて、視認性、耐久性(クラック成長抑制性)の2つの項目を評価した。視認性は、サイドウォール部の標章表示部の標章部がどの程度目立つかを目視によって評価した。評価結果は、比較例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほどサイドウォール部の標章表示部の標章部の視認性が優れていることを示す。耐久性は、サイドウォール部のクラックに対する耐久性である。本試験例では、サイドウォール部の第1装飾部のタイヤ周方向の端部近傍(端部より50mm以内の範囲)におけるクラックの発生と成長を目視によって評価した。クラックは、幅1.5mm以上、長さ5mm以上のものを1つとしてカウントした。空気入りタイヤに空気圧100kPaを充填し、室内ドラム試験機により、4.5kNの荷重を負荷させて、サイドウォール部の外表面から10mmにて濃度100pphmのオゾンを照射し、速度80km/hで50時間にわたり連続走行させ、走行後の各空気入りタイヤについて、それぞれクラックの発生個数を測定し評価した。評価結果は、比較例の空気入りタイヤにおけるクラックの発生個数を100とした指数値で算出した。数字が大きいほど耐久性が優れている、具体的にはクラック成長をより抑制できていることを示す。
図6に示すように、比較例よりも実施例の方が、2項目の評価がいずれも高いことがわかる。以上より、本発明の空気入りタイヤは、装飾部の模様の視認性を低下させず、かつ、クラックが発生したとしても、クラックの成長を抑制することができることがわかる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 ビード部
4 サイドウォール部
41 内輪
42 外輪
5 第1装飾部
51A セレーション部
51a リッジ
6 第2装飾部
61 個別第2装飾部
61E セレーション部
61e リッジ
62 個別第2装飾部
62E セレーション部
62e リッジ
63 個別第2装飾部
63E セレーション部
63e リッジ
7 第2装飾部
71 個別第2装飾部
71E セレーション部
71e リッジ
72 個別第2装飾部
72E セレーション部
72e リッジ
73 個別第2装飾部
73E セレーション部
73e リッジ
8 凹部
9 凹部
10 標章表示部(装飾部)
11 平坦部
12 標章部
12A セレーション部
12a リッジ
α1 リッジ配列角度
α2 リッジ配列角度

Claims (8)

  1. トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、を備える空気入りタイヤであって、
    前記サイドウォール部は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置されたセレーションが形成された第1装飾部と、前記第1装飾部のタイヤ周方向の端部に隣接して配置され、外表面に凸で突起状のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置されたセレーションが形成された第2装飾部と、前記第2装飾部に隣接して配置され、前記第2装飾部よりもタイヤ幅方向内側に凹んだ凹部と、を有する空気入りタイヤ。
  2. 前記第1装飾部は、複数の前記リッジの、タイヤ径方向の内側端縁における前記第1装飾部の接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、
    前記第2装飾部は、複数の前記リッジの、タイヤ径方向の内側端縁における前記第2装飾部の接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、
    前記第1装飾部は、前記リッジのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向が、前記第2装飾部の前記リッジのタイヤ径方向の線分に対する傾斜方向と異なる請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記サイドウォール部は、文字や図形が形成された標章部を有し、
    前記標章部は、外表面に複数のリッジが形成されている請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第2装飾部は、タイヤ径方向に複数に分割された個別第2装飾部を有し、
    前記凹部は、前記個別第2装飾部の間に配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第2装飾部は、タイヤ径方向外側にある前記個別第2装飾部が、タイヤ径方向内側にある前記個別第2装飾部よりもタイヤ周方向に長く、
    タイヤ径方向外側にある前記個別第2装飾部は、タイヤ周方向において、前記第1装飾部側に突出している請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記凹部は、前記第2装飾部の前記第1装飾部と対面していない側のタイヤ周方向の端部と隣接している請求項1から5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記凹部は、前記第1装飾部と前記第2装飾部との間に配置されている請求項1から6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記凹部は、前記第2装飾部のタイヤ径方向内側の端部とタイヤ径方向外側の端部とにそれぞれ配置されている請求項1から7のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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