JP6232844B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
また、車両の燃費向上および車両の最高速度の向上のために、転動中の空気入りタイヤの空気抵抗を低減することも提案されている。空気入りタイヤの空気抵抗は、トレッド部表面に設けられたトレッドパターンの凹凸やサイドウォール表面に設けられた標章やパターンの凹凸に影響される。
当該空気入りタイヤのサイドウォール表面のタイヤ最大幅位置を含む第1の領域に、複数の凹部が設けられ、前記凹部それぞれの周りには、前記凹部それぞれを覆うように、一方向に延びた複数の線状の谷部が設けられてセレーション加工が施されている。
空気入りタイヤのサイドウォール表面のタイヤ最大幅位置を含む領域に、複数の凹部を設けると、空気入りタイヤの転動により生じる空気抵抗を低減することができ、燃費の向上に有効である。
前記複数の凹部は、タイヤの側面視において、タイヤの回転中心O1を中心とするn個(nは4以上の自然数)の異なる半径の円のいずれかの円周上に間隔を空けて設けられ、
前記n個の円の半径を小さい順にR1、R2、…、Rnとしたとき、Rnの隣接二項間の差Dk=Rk+1−Rk(kは自然数、1<k≦n−1)はkの増加とともに連続的に又は段階的に増加又は減少する。
前記複数の凹部の縁は円形状で、前記縁から延びる底面は球面形状であり、
前記複数の凹部のうち一部の凹部において、前記円形状の直径は互いに異なるが、前記複数の凹部の最大深さは前記直径に拠らず一定である。
前記複数の凹部の直径は、前記複数の凹部が設けられる同一の円の円周上で一定であり、
前記凹部の大きさは、複数の前記円のうち、タイヤ径方向の最外部と最内部の2つの円の円周上に設けられた前記凹部の大きさから、前記最外部から前記最内部に向かって及び前記最内部から前記最外部に向かって大きくなる、あるいは、前記最外部から前記最内部に向かって及び前記最内部から前記最外部に向かって小さくなり、前記最外部と前記最内部の2つの円の間に位置する1つの円の円周上に設けられた前記凹部の大きさは、複数の前記凹部の中で最大あるいは最小である。
前記セレーション加工が施された部分の面積に対する前記複数の凹部の総面積の割合が25%〜60%であることが好ましい。
前記各無装飾領域のタイヤ周方向の両端部とタイヤ回転中心O1とを結ぶ2直線のなす角の総和をωとするとき、0.4≦(2π−ω)/2π≦0.8であることが好ましい。
以下に説明する本実施形態の空気入りタイヤは、例えば、乗用車用タイヤに適用するが、小型トラック用タイヤあるいはバス・トラック用タイヤに適用することもできる。以下説明する本実施形態の空気入りタイヤは乗用車用タイヤである。
以下の説明において、タイヤ幅方向は、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向である。タイヤ幅方向外側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道面を表すタイヤセンターラインCLから離れる側である。また、タイヤ幅方向内側は、タイヤ幅方向において、タイヤセンターラインCLに近づく側である。タイヤ周方向は、空気入りタイヤの回転軸を回転の中心として回転する方向である。タイヤ径方向は、空気入りタイヤの回転軸に直交する方向である。タイヤ径方向外側は、前記回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ径方向内側は、前記回転軸に近づく側をいう。
図1は、本実施形態のタイヤ10のプロファイル断面図を示す。タイヤ10は、トレッドパターンを有するトレッド部10Tと、一対のビード部10Bと、トレッド部10Tの両側に設けられ、一対のビード部10Bとトレッド部10Tに接続される一対のサイド部10Sと、を備える。
タイヤ10は、骨格材として、カーカスプライ層12と、ベルト層14と、ビードコア16とを有し、これらの骨格材の周りに、トレッドゴム部材18と、サイドゴム部材20と、ビードフィラーゴム部材22と、リムクッションゴム部材24と、インナーライナーゴム部材26と、を主に有する。
この他に、タイヤ10は、ベルト層14のタイヤ径方向外側からベルト層14を覆う、有機繊維をゴムで被覆した2層のベルトカバー層30を備える。さらに、タイヤ10は、ビードコア16の周りに巻きまわしたカーカス層12とビードフィラーゴム部材22との間にビード補強材を備えてもよい。
本実施形態のタイヤ10のタイヤ構造は上記構造に限定されず、公知の構造や新規の構造であってもよい。また、本実施形態のタイヤ10のトレッドパターンは、特に限定されない。
図2は、サイド部10Sの表面を示した図である。
サイド部10Sは、サイドウォール表面に、情報表示領域32と、模様領域34と、無装飾領域36と、を有する。このようなサイド部10Sのサイドウォールパターンは、空気入りタイヤの両方の側面に設けられるが、一方の側面にのみ設けられてもよい。一方の側面にのみ設ける場合、タイヤ10の、車両に装着されたときに車両外側を向く面に、本実施形態の模様領域34を設けることが好ましい。
無装飾領域36は、谷部50の設けられていない平滑面からなり、サイド部10Sの周上に模様領域34と隣接するように設けられている。無装飾領域36は、タイヤ周方向の少なくとも2箇所に設けることが好ましい。なお、無装飾領域36に、タイヤの呼び名、タイヤ製造メーカの商標等の標章を表示してもよい。
無装飾領域36はタイヤ径方向に一定の幅を有する。無装飾領域36のタイヤ周方向の長さは、タイヤ径方向外側に向かって増加するように設けられている。ここで、図2に示すように、各無装飾領域36のタイヤ径方向外周側の円弧の両端とタイヤ回転中心O1とを結ぶ2直線とのなす角をω1、ω2、各無装飾領域36のタイヤ径方向内周側の円弧の両端とタイヤ回転中心とを結ぶ2直線とのなす角をω1’、ω2’とするとき、ω1>ω1’かつω2>ω2’であることが好ましい。
ここで、ω1、ω2の総和をωとするとき、0.4≦(2π−ω)/2π≦0.8であることが好ましい。この範囲であれば、模様領域34がタイヤ構造等に起因する凹凸をサイドウォール10S表面において目立たせなくする効果を確保することができる。
模様領域34は、サイドウォール部のタイヤ径方向の最内端部からタイヤ径方向にタイヤ断面高さHの30%〜80%の距離の領域に設けられていることが、見る人の視線を凹部60の間隔の変化によるサイドのパターンに引き付ける点で、好ましい。ここで、タイヤ断面高さHとは、図1に示すように、タイヤのビード部10Bの最もタイヤ径方向内側の端部からタイヤ回転中心からの距離が最大となる径方向位置までのタイヤ径方向の距離である。
模様領域34は、タイヤ最大幅位置を含む。タイヤ最大幅位置とは、タイヤ幅方向におけるタイヤ幅が最大となるタイヤ径方向の位置をいう。タイヤ幅は、具体的には、JATMA,ETRTOあるいはTRAで定められたリムに装着し、定められた空気圧を充填することで得られる両側のサイド部間の最大幅をいう。
複数の谷部50の延在する方向はいずれの方向でもよいが、模様領域34の凹部60内を除く領域に、タイヤ径方向に放射状に延在するように設けられていることが好ましい。谷部50が設けられることにより、互いに隣接する谷部50の間にリッジ52が形成され、谷部50とリッジ52とによりセレーション模様が形成される。谷部50およびリッジ52は、例えば、加硫金型の表面にセレーション加工により凹凸を形成しておき、加硫時にタイヤを加硫金型内で加圧硬化させることで、タイヤ10のサイドウォール10S表面の模様領域34に形成することができる。
なお、図2および図3では、n=11である。ここで、図2および図3において、n個の同心円の半径を小さい順にR1、R2、…、Rnとしたとき、Rnの隣接二項間の差Dk=Rk+1−Rk(kは自然数、1<k≦n−1)はkの増加とともに連続的に又は段階的に増加している。すなわち、
D1≦D2≦D3≦…≦Dn−1かつD1<Dn−1
が成立している。
D1<D2<D3<…<Dn−1
が成立することをいう。
一方、Dkが段階的に増加とは、Dk=Dk+1となるkがある場合をいう。
例えば、
D1=D2<D3=D4<D5=D6<…<Dn−1
が成立してもよいし、
D1=D2=D3<D4=D5=D6<…<Dn−1
が成立してもよい。
このように凹部60同士の間隔がタイヤ径方向に変化することにより、サイドウォール表面を見る人は、タイヤ径方向で粗密を形成するように見える模様領域34の模様に目を奪われる。このため、カーカス部材における巻き始め端と巻き終わり端との重なり等のタイヤ構造に起因する凹凸はサイドウォール表面において目立ち難くなる。
また、本実施形態ではDkがkの増加とともに連続的に又は段階的に増加する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、Dkがkの増加とともに連続的に又は段階的に減少してもよい。
また、凹部60の円相当径は、隣接する谷部50同士の間隔の3〜10倍であることが好ましい。
1つの同心円上に配置される凹部60は、当該同心円と隣接する他の同心円に配置される凹部60と、タイヤ周方向に互い違いに配列されることが好ましいが、本発明はこれに限られない。
凹部60のサイドウォール表面からの深さは、谷部50のサイドウォール表面からの深さよりも深いことが好ましい。具体的には、凹部の深さは、0.3〜1.5mmであることが好ましい。ここで、深さの基準となるサイドウォール表面とは、無装飾領域36の平滑面56をいう。凹部60の上記深さを谷部50の上記深さに比べて深くすることにより、加硫時にタイヤのサイドウォールと加硫金型表面との間に空気が溜まることにより生じる外観不良を効果的に低減でき、かつ、空気抵抗も効果的に低減することができる。
模様領域34のサイド部10Sのゴム材として硬度(JIS K6253に規定されるデュロメータ硬さ試験に準拠して、温度20℃にて、タイプAのデュロメータを用いて測定される硬度)45〜60のゴムを用いることができる。このような硬度のゴムを用いると、加硫時の空気溜りによる外観不良が発生しにくい。
模様領域34において、図4〜図8に示すように、タイヤ径方向に沿って複数の凹部60の大きさ(円相当径)が変化してもよい。すなわち、複数の凹部が設けられる同心円の半径Rnが大きいほど凹部60の円相当径が増加又は減少してもよい。ここで、複数の凹部60の円相当径は、凹部が設けられる同一の同心円で一定であることが好ましい。
例えば、半径Rnの同心円上の複数の凹部60の円相当径がdnであるとき、図4に示すように、d1≦d2≦d3≦…≦dnかつd1<dnが成立するようにしてもよい。すなわち、タイヤ径方向外側ほど凹部60の円相当径が大きくなるようにしてもよい。
また、図5に示すように、d1≧d2≧d3≧…≧dnかつd1>dnが成立するようにしてもよい。すなわち、タイヤ径方向外側ほど凹部60の円相当径が小さくなるようにしてもよい。
また、図8に示すように、タイヤ径方向に沿って凹部60の円相当径が周期的に変化してもよい。
模様領域34において、同一の同心円の円周上に配置される複数の凹部60は、図9および図10に示すように、タイヤ周方向に沿って円相当径が周期的に変化してもよい。ここで、凹部60の円相当径の変化の角周波数(一周あたりの周期の数)および変化の位相は、各凹部60が配置される複数の同心円において同一であることが好ましい。すなわち、図9および図10に示すように、タイヤ周方向に隣接する複数の凹部60の円相当径は変化しつつ、タイヤ径方向に隣接する複数の凹部60の円相当径は略同一であることが好ましい。
変形例1、2に示すように複数の凹部60の円相当径がタイヤ径方向またはタイヤ周方向に沿って周期的に大きさが変化することにより、サイドウォール表面を見る人は、図9、図10に示すように、タイヤ周方向で粗密を形成するように見える模様領域34の模様に目を奪われるため、タイヤ構造等に起因する凹凸はサイドウォール10S表面において目立ち難くなる。
本実施形態の効果を調べるために、図2に示すようなサイドウォールのパターンを有するタイヤを作製した。作製したタイヤのサイズは、195/65R15 91Hである。作製したタイヤについて、100人にタイヤから1m離れたところから見てもらい、タイヤのサイドウォール表面に実際に現れている凹凸(セレーション加工および凹部60による凹凸を除く)を視認したか否か(表面凹凸の視認性)を調べた。
・100人中95人以上の観察者(見る人)が実際に現れている凹凸を明確に認識できないとき、評点110とし、
・100人中90人以上94人以下の観察者が実際に現れている凹凸を明確に認識できないとき、評点108とし、
・100人中80人以上89人以下の観察者が実際に現れている凹凸を明確に認識できないとき、評点106とし、
・100人中70人以上79人以下の観察者が実際に現れている凹凸を明確に認識できないとき、評点104とし、
・100人中60人以上69人以下の観察者が実際に現れている凹凸を明確に認識できないとき、評点102とし、
・100人中50人以上59人以下の観察者が実際に現れている凹凸を明確に認識できないとき、評点100とし、
・100人中49人以下の観察者が実際に現れている凹凸を明確に認識できないとき、評点97とした。
実施例1、3、5、7、9では、凹部60が配置される隣接する同心円の半径の差Dkを段階的に増加させた。
実施例2、4、6、8、10では、凹部60が配置される隣接する同心円の半径の差Dkを連続的に増加させた。
従来例および比較例では、凹部60が配置される隣接する同心円の半径の差Dkを同一とした。
Dmax/Dminは表1に示すとおりとした。
従来例および実施例1〜10では、模様領域の凹部60を形成する以外の部分にセレーション加工を施した。谷部50同士の間隔は1.0mmとした。比較例ではセレーション加工を行なわなかった。
凹部60の形状はいずれも真円形状の円形凹部であり、凹部60の底面は球面形状とした。凹部の直径の種類数、直径、深さの値は表1、表2に示すとおりとした。凹部60の直径の種類数が複数の場合、図4に示すように、タイヤ径方向内側の凹部60ほど直径が小さく、タイヤ径方向外側に向かって凹部60の直径が増加するように配列した。
各無装飾領域のタイヤ周方向の両端部とタイヤ回転中心とを結ぶ2直線のなす角の総和をωとしたときの(2π−ω)/2πの値は表1、表2に示すとおりとした。なお、比較例では無装飾領域を設けなかった。
実施例1〜実施例10の評価結果より、凹部60の大きさの種類が多いほど、タイヤ構造等に起因する凹凸のサイドウォール10S表面における視認性を抑制することができることがわかる。
以上より、本実施形態のタイヤ10では、タイヤ転動時の空気抵抗を低減させる凹部のパターンにより、タイヤ構造等に起因する凹凸をサイドウォール10S表面において目立ち難くすることができる、といえる。
実施例11〜15では、いずれも凹部60のタイヤ径方向の間隔dkが連続的に増加するように配列した。また、いずれも模様領域の凹部60を形成する以外の部分にセレーション加工を施した。谷部50同士の間隔は1.0mmとした。凹部直径の種類数、直径、深さはいずれも実施例6と同様とした。
実施例11では、図5に示すような形態、すなわち、タイヤ径方向内側の凹部60ほど直径が大きく、タイヤ径方向外側に向かって凹部60の直径が減少するように配列した。
実施例12では、図6に示すような形態、すなわち、タイヤ径方向内側および内側の凹部60の直径が小さく、タイヤ径方向の中間位置に向かって凹部60の直径が増加し、タイヤ径方向の中間位置で凹部60の直径が最大となるように配列した。
実施例13では、図7に示すような形態、すなわち、タイヤ径方向内側および内側の凹部60の直径が大きく、タイヤ径方向の中間位置に向かって凹部60の直径が減少し、タイヤ径方向の中間位置で凹部60の直径が最小となるように配列した。
実施例14では、図8に示すような形態、すなわち、凹部60の直径がタイヤ径方向に周期的に変動するように配列した。
実施例15では、図9および図10に示すような形態、すなわち、凹部60の直径がタイヤ周方向に周期的に変動するように配列した。
結果を表3に示す。
12 カーカスプライ層
14 ベルト層
16 ビードコア
18 トレッドゴム部材
20 サイドゴム部材
22 ビードフィラーゴム部材
24 リムクッションゴム部材
26 インナーライナーゴム部材
30 ベルトカバー層
32 情報表示領域
34 模様領域
36 無装飾領域
50 谷部
52 リッジ
60 凹部
Claims (9)
- サイドウォール部を有する空気入りタイヤであって、
前記サイドウォール部は複数のディンプル状の凹部が形成された模様領域を有し、
前記複数の凹部は、タイヤの側面視において、タイヤの回転中心O1を中心とするn個(nは4以上の自然数)の異なる半径の円のいずれかの円周上に間隔を空けて設けられ、
前記n個の円の半径を小さい順にR1、R2、…、Rnとしたとき、Rnの隣接二項間の差Dk=Rk+1−Rk(kは自然数、1<k≦n−1)はkの増加とともに連続的に又は段階的に増加又は減少し、
前記複数の凹部の縁は円形状で、前記縁から延びる底面は球面形状であり、
前記複数の凹部のうち一部の凹部において、前記円形状の直径は互いに異なるが、前記複数の凹部の最大深さは前記直径に拠らず一定であり、
前記複数の凹部の直径は、前記複数の凹部が設けられる同一の円の円周上で一定であり、
前記凹部の大きさは、複数の前記円のうち、タイヤ径方向の最外部と最内部の2つの円の円周上に設けられた前記凹部の大きさから、前記最外部から前記最内部に向かって及び前記最内部から前記最外部に向かって大きくなる、あるいは、前記最外部から前記最内部に向かって及び前記最内部から前記最外部に向かって小さくなり、前記最外部と前記最内部の2つの円の間に位置する1つの円の円周上に設けられた前記凹部の大きさは、複数の前記凹部の中で最大あるいは最小である、空気入りタイヤ。 - Dkの最大値をDmax、最小値をDminとするとき、4.0≦Dmax/Dmin≦10.0である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記凹部の円相当径は、1.0〜5.0mmである、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記凹部の深さは、0.3〜1.5mmである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記模様領域の前記複数の凹部が形成された部分以外の部分には、一方向に延びる複数の線状の谷部が設けられてセレーション加工が施されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記セレーション加工が施された部分の面積に対する前記複数の凹部の総面積の割合が25%〜60%である、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
- 前記模様領域は、前記サイドウォール部のタイヤ径方向の最内端部からの距離がタイヤ径方向にタイヤ断面高さの30%〜80%の距離にある領域に設けられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイドウォール部は、サイドウォール表面に平滑面からなる無装飾領域をタイヤ周方向の少なくとも2箇所に有し、
前記各無装飾領域のタイヤ周方向の両端部とタイヤ回転中心とを結ぶ2直線のなす角の総和をωとするとき、0.4≦(2π−ω)/2π≦0.8である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記サイドウォール部に用いられるゴム部材のJISに準拠する硬度が45〜60である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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