JP6867115B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来、悪路走行を目的とした空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部に、タイヤ周方向に間隔をあけて配置した複数の突起を設ける技術が知られている(例えば、下記特許文献1、2参照)。該突起は、泥濘地にタイヤが沈み込んだときに、剪断抵抗によりトラクションを発生させるためのものであり、泥濘地での駆動性能を確保する目的で設けられている。あるいはまた、該突起によって、悪路走行時の耐外傷性能を向上することも知られている。
しかしながら、下記特許文献1及び2では、サイドウォール部のタイヤ径方向外側の部分であってトレッド部の接地端に隣接するバットレス部に突起が設けられており、外力を受けて損傷しやすいタイヤ最大幅付近が十分に保護されておらず、悪路走行時の耐外傷性能の向上に改良の余地がある。
特開2013−119277号公報 特開2010−264962号公報
本発明は、以上の点に鑑み、泥濘地でのトラクション性能を確保しつつ耐外傷性能を向上することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
一対のビード部と、これらビード部からタイヤ径方向外方に延びる一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部の径方向外端同士を連ねるトレッド部とを備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォール部の外壁面は、前記外壁面から隆起しタイヤ周方向に沿って環状に延びた第1突起と、前記外壁面から隆起しタイヤ周方向に間隔をあけて配置され前記第1突起のタイヤ径方向外側に設けられた複数の第2突起と、前記外壁面から隆起しタイヤ周方向に隣接する前記第2突起の間に前記第1突起よりタイヤ径方向外方に離隔して配置された第3突起とを備え、前記第1突起は、タイヤ最大幅位置を中央としてタイヤ最大幅位置からタイヤ最外径点までのタイヤ径方向の長さの80%となるタイヤ径方向の領域内に設けられ、前記第2突起は、タイヤ周方向に沿って延び前記第1突起のタイヤ径方向外側に連結された連結部と、前記連結部のタイヤ周方向両端部からタイヤ径方向外方へ突出しタイヤ周方向に間隔を開けて配置された一対の径方向突出部とを備え、前記第3突起は、前記外壁面に沿って広がる第3の面を備え、前記外壁面から前記第3の面までの隆起高さが一定に設けられ、前記第2突起は、前記外壁面に沿って広がる第2の面を備え、前記外壁面から前記第2の面までの隆起高さがタイヤ径方向内側の端部で前記第3の面の隆起高さより高く、タイヤ径方向外側の端部で前記第3突起の隆起高さより低く設定され、タイヤ径方向内側から外側へ行くに従って低くなるようにすることで、タイヤ断面視において、前記第2の面が前記第3の面と交差する部分を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
本発明の好ましい態様において、前記径方向突出部は、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが短くなってもよい。
他の好ましい態様において、前記第3突起は、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが長くなってもよい。更にまた、前記第3突起のタイヤ径方向内側の端部は、前記連結部のタイヤ径方向外側端部よりタイヤ径方向内方に位置してもよい。
上記のようにタイヤ周方向に沿って環状に延びた第1突起をタイヤ最大幅位置を中央としてタイヤ最大幅位置からタイヤ最外径点までのタイヤ径方向の長さHの80%となるタイヤ径方向の領域内に設けることで、サイドウォール部において外力を受けて損傷しやすいタイヤ最大幅付近を保護することができタイヤ耐久性を向上することができる。
しかも、タイヤ周方向に沿って延び第1突起のタイヤ径方向外側に連結された連結部と、連結部のタイヤ周方向両端部からタイヤ径方向外方へ突出しタイヤ周方向に間隔を開けて配置された一対の径方向突出部とを備えた第2突起が、タイヤ周方向に間隔をあけて配置されているため、タイヤ転動時に複数の径方向突出部によってトラクションが発生し、泥濘地での駆動性能を向上することができる。
実施形態に係る製空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図。 図1の空気入りタイヤの要部を示す展開図。 図1の空気入りタイヤの要部を示す側面図。 図2のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 図2のC−C断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤTの一例を示すタイヤ子午線断面図であり、右半分のみを示している。
この空気入りタイヤTは、岩場や泥濘地を含む悪路での走行を目的としたオフロード用空気入りタイヤであり、一対のビード部1と、そのビード部1からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、そのサイドウォール部2の各々のタイヤ径方向外側端に連なるトレッド部3とを備える。ビード部1には、環状のビードコア1aとビードフィラー1bが設けられ、一対のビード部1の間に配設されたトロイダル形状のカーカス4の端部が、ビードコア1aを介して折り返されている。カーカス4は、タイヤ周方向に対して略直交する方向に配列したプライコードを、トッピングゴムで被覆して形成されている。プライコードとしては、スチールコードや有機繊維コードが好適に使用される。
トレッド部3のカーカス4の外周には、内外に積層された2枚のプライからなるベルト5が積層され、更にその外周にトレッドゴム6が設けられている。ベルト5は、スチールコードをタイヤ周方向に対して10〜35度の角度で配列した1層又は複数層のスチールベルト層からなり、この例では2層のスチールベルト層で形成されている。
トレッド部3は、トレッドゴム6の表面においてタイヤ周方向に沿って延びる主溝と、該主溝に交差して延びる横溝とにより区画された複数のブロックを備える。
この例では、トレッド部3は、図2に示すように、タイヤ赤道面Eを挟んでその両側に位置する一対の中央ブロック列31,31と、その両側の接地端領域(ショルダー領域)に位置する一対のショルダーブロック列32,32との4つのブロック列を有する。但し、本発明の空気入りタイヤが有するトレッドパターンは、特に限定されるものではない。
サイドウォール部2の外壁面2aには、タイヤ周方向に沿って環状に延びた第1突起11と、タイヤ周方向に間隔をあけて第1突起11のタイヤ径方向外側に配置された複数の第2突起12とが設けられている。タイヤ周方向に隣接する第2突起12の間には空隙部14が区画され、この空隙部14に第3突起13が設けられている。なお、突起11,12,13は、少なくとも一方のサイドウォール部2の外壁面2aに設けられているが、泥濘地でのトラクション性能を及び耐外傷性能を高める観点から、両方のサイドウォール部2に設けることが好ましい。
第1突起11は、タイヤ最大幅位置Woを中央としてタイヤ最大幅位置Woからタイヤ最外径点Roまでのタイヤ径方向の長さHの80%となるタイヤ径方向の領域Xに収まるように設けられている(図1参照)。第1突起11は、サイドウォール部2の外壁面2aからの隆起高さT1が、タイヤ径方向及びタイヤ周方向に変化せず略一定に設けられたタイヤ周方向に連続する環状の突起である。
ここで、タイヤ最大幅位置Woは、タイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのタイヤ断面幅を与えるタイヤ半径方向での位置である。正規リムとは、JATMA規格では「標準リム」、TRA規格では「Design Rim」、ETRTO規格では「Measuring Rim」である。正規内圧とは、JATMA規格では「最高空気圧」、TRA規格では「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の「最大値」、ETRTO規格では「INFLATION PRESSURE」である。タイヤ断面幅とは、サイドウォール部2の外壁面2aがタイヤ軸方向においてタイヤ赤道面Eから最も離れる位置である。また、サイドウォール部2の外壁面2aとは、突起11,12,13や文字を表す突起や意匠突起等の突起を除いたサイドウォール部2本体の外壁面部分であり、通常、複数の円弧をなめらかに接続することで規定される子午線断面形状をもつ。
第2突起12は、タイヤ周方向に沿って延び第1突起11のタイヤ径方向外側に設けられた連結部15と、連結部15からタイヤ径方向外方へ突出する一対の径方向突出部16,16とを備える。
図4及び図5に示すように、連結部15は、第1突起11のタイヤ径方向外側に連結された円弧状をなした突起であり、連結部15の外表面が第1突起11の外表面となめらかに接続されている。径方向突出部16は、タイヤ周方向に間隔をあけて連結部15のタイヤ周方向両端部からタイヤ径方向外方へ突出し、第3突起13よりもタイヤ径方向外方へ(つまり、第3突起13よりショルダーブロック列32,32に近接する位置まで)延びている。
第2突起12は、連結部15と一対の径方向突出部16によって径方向内方へ凹んだ凹部17が区画されている。径方向突出部16は、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが短くなる先細形状をなしている。これにより、径方向突出部16とタイヤ周方向に隣接して設けられた凹部17や空隙部14は、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが漸次長くなる形状をなしている。
この例では、第2突起12は、第1突起11に接続された連結部15のタイヤ径方向内側が、第1突起11と同じ隆起高さT1をなし、連結部15及び径方向突出部16の隆起高さがタイヤ径方向外方へ行くほど漸次低くなっている。つまり、径方向突出部16のタイヤ径方向外側端は、サイドウォール部2の外壁面2aからの隆起高さT2が、第1突起11の隆起高さT1より小さく設定されており、タイヤ径方向外方に行くほど隆起高さが漸次低くなっている。
また、この例では、第2突起12の径方向突起16が、トレッドゴム6に設けられたショルダーブロック列32のタイヤ周方向を区画する横溝7に対して、タイヤ径方向に間隔をあけつつタイヤ周方向に重なり合うように(横溝7と径方向突起16とがタイヤ径方向に対向するように)、複数の横溝7に対応させて設けられている。
空隙部14に設けられた第3突起13は、第1突起11よりタイヤ径方向外方に離間するとともに、第2突起12よりタイヤ周方向に離間して配置されている。第1突起11と第3突起13との間や第2突起11と第3突起13との間には、空隙部14の一部を構成する凹溝14a、14bが区画形成されている。
第3突起13のうち凹溝14aを挟んで第1突起11と対向する第3突起13のタイヤ径方向内側の端部は、第2突起12の連結部15のタイヤ径方向外側の端部よりタイヤ径方向内方に位置している。言い換えれば、凹溝14aの溝幅Y1が、第2突起12の連結部15のタイヤ径方向の長さY2より短く設定されている(図3参照)。
第3突起13は、凹溝14bを挟んで対向する第2突起12の径方向突出部16と略平行にタイヤ径方向外方へ延びており、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが長くなる(つまり、タイヤ径方向外方に広がる)形状をなしている。
第3突起13は、サイドウォール部2の外壁面2aからの隆起高さT3が、タイヤ径方向及びタイヤ周方向に変化せず略一定に設けられている。この例では、第3突起13の隆起高さT3は、第2突起12のタイヤ径方向内側の端部における隆起高さT1より低く、かつ、第2突起12のタイヤ径方向外側の端部における隆起高さT2より高く設定されている。これにより、図4〜図6に示すような断面視において、第2突起12の外表面と第3突起13の外表面とが交差している。
以上よりなる本実施形態に係る空気入りタイヤTであると、タイヤ周方向に連続して延びる環状の第1突起11が、タイヤ最大幅Wo付近に設定された領域X内に設けられているため、サイドウォール部において外力を受けて損傷しやすいタイヤ最大幅付近を保護することができ耐外傷性能を向上することができる。
また、本実施形態では、タイヤ径方向外方へ突出する径方向突出部16を備えた複数の第2突起12が、第1突起11のタイヤ径方向外側に設けられている。泥濘地のような軟弱路では、車両の重みにより空気入りタイヤTが沈み込み、泥土中に埋没した第2突起12及び第3突起13が擬似的に接地することになるため、タイヤ転動時に径方向突出部16や第3突起13によってトラクションが発生し、泥濘地での駆動性能を向上することができる。
しかも、第2突起12では、環状に設けられた第1突起11に連結された円弧状の連結部15に径方向突出部16が接続されているため、第1突起11から離隔してタイヤ径方向に延びる突起を設ける場合に比べて径方向突起16の剛性が高くなり、大きなトラクションが発生しやすくなるとともに、クラックが生じ難くなり耐外傷性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、径方向突出部16が、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが短くなる先細形状をなしているため、泥濘地を走行した際に径方向突出部16で捉えた泥土が排出されやすくなり、高いトラクション性能を持続することができる。
また、本実施形態では、タイヤ周方向に隣接する第2突起12の間に区画された空隙部14に、第1突起11よりタイヤ径方向外方に離隔して配置された第3突起13が設けられているため、第2突起12近傍において剛性をタイヤ周方向に均一化することができ、タイヤ接地時にタイヤが局所的に変形しにくくなり、クラックが発生しにくくなる。
特に、第3突起13をタイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが長くなるように設けたり、あるいは、第3突起13のタイヤ径方向内側の端部を、第2突起12の連結部15のタイヤ径方向外側の端部よりタイヤ径方向内方に位置させることにより、より一層、第2突起12近傍において剛性をタイヤ周方向に均一化することができ、効果的にクラックの発生を抑えることができる。
また、本実施形態では、第2突起12の隆起高さがタイヤ径方向外方に行くほど漸次低くなっているため、タイヤ転動時に径方向突出部16で捉えた泥土が排出されやすくなり、高いトラクション性能を持続することができる。
しかも、タイヤ周方向において径方向突出部16で挟まれた第3突起13の隆起高さT3が、第2突起12のタイヤ径方向内側の端部における隆起高さT1より低く、かつ、第2突起12のタイヤ径方向外側の端部における隆起高さT2より高く設定され、タイヤ断面視において、第2突起12の外表面と第3突起13の外表面とが交差しているため、第2突起12及び第3突起13の両方の突起で効率的に泥土を捉えることができ、高いトラクションが発生しやすくなる。
また、本実施形態では、タイヤチェーンの装着時に、サイドウォール部2に配置されるサイドチェーンが、タイヤ最大幅Wo付近に設定された領域Xに環状に連続して設けられた第1突起11に接触し、サイドウォール部2の外壁面2aに直接接触することがないため、タイヤチェーンによってサイドウォール部2が損傷するのを抑えることができる。
しかも、本実施形態では、第2突起12の径方向突起16が、ショルダーブロック列32のタイヤ周方向を区画する横溝7とタイヤ径方向に対向するように設けられているため、トレッド部3に配置されるクロスチェーンとサイドウォール部2に配置されるサイドチェーンとを連結するコネクタ部が、横溝7に嵌合固定されるとともに、径方向突出部16及び連結部15に接触しサイドウォール部2の外壁面2aに直接接触することがなく、タイヤチェーンによってサイドウォール部2が損傷するのを抑えることができる。
本発明の空気入りタイヤは、サイドウォール部の外壁面に上記した第1突起11,第2突起12及び第3突起13を設けたこと以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
本発明の空気入りタイヤは、前述の如き作用効果を有して泥濘地での駆動性能に優れるため、泥濘地を含む悪路での走行を目的としたオフロード用タイヤとして有用である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態の効果を確認するために、タイヤサイズ11R22.5の空気入りタイヤについて、実施例及び比較例のテストタイヤを試作し、テストタイヤについてトラクション性能及び耐クラック性の評価を行った。
具体的には、実施例1は、サイドウォール部の外壁面に第1突起及び第2突起を設け、第3突起を具備しないタイヤである。実施例2は、サイドウォール部の外壁面に第1突起、第2突起及び第3突起を設けたタイヤである。比較例1は、サイドウォール部の外壁面に第1突起及び第3突起を設け、第2突起を具備しないタイヤである。比較例2は、サイドウォール部の外壁面に第1突起を設け、第2突起及び第3突起を具備しないタイヤである。なお、サイドウォール部の外壁面に設けた突起以外のタイヤ構成は全て同一とした。
各評価方法は以下の通りである。
(1)トラクション性能
テストタイヤを22.5×7.50のリムに装着し、内圧700kPaを充填し、定積載量10tの車両に装着し、泥濘地を停止状態から20m前進するのに要した時間を測定し、その測定値を比較例1の結果を100として指数化した。指数が大きいほど20m前進するのに要したクラッククラック時間が短く、トラクション性が良好であること示す。
(2)耐クラック性
テストタイヤを22.5×7.50のリムに装着し、内圧700kPaを充填し、定積載量10tの車両に装着し、20000km走行させた後、サイドウォール部に生じたクラックの数を測定し、その測定値の逆数について比較例1の結果を100として指数化した。指数が大きいほどクラックが少なく耐クラック性が良好であることを示す。
Figure 0006867115
結果は、表1に示す通りであり、比較例2では、耐クラック性は良好であったが、トラクション性能が比較例1に比べて低下が確認された。これに対して、実施例1及び2では、比較例1に比べて優れたトラクション性能及び耐クラック性を発揮した。
1…ビード部、2…サイドウォール部、2a…外壁面、3…トレッド部、4…カーカス、5…ベルト、6…トレッドゴム、7…横溝、11…第1突起、12…第2突起、13…第3突起、14…空隙部、15…連結部、16…径方向突出部、17…凹部

Claims (4)

  1. 一対のビード部と、これらビード部からタイヤ径方向外方に延びる一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部の径方向外端同士を連ねるトレッド部とを備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記サイドウォール部の外壁面は、前記外壁面から隆起しタイヤ周方向に沿って環状に延びた第1突起と、前記外壁面から隆起しタイヤ周方向に間隔をあけて配置され前記第1突起のタイヤ径方向外側に設けられた複数の第2突起と、前記外壁面から隆起しタイヤ周方向に隣接する前記第2突起の間に前記第1突起よりタイヤ径方向外方に離隔して配置された第3突起とを備え、
    前記第1突起は、タイヤ最大幅位置を中央としてタイヤ最大幅位置からタイヤ最外径点までのタイヤ径方向の長さの80%となるタイヤ径方向の領域内に設けられ、
    前記第2突起は、タイヤ周方向に沿って延び前記第1突起のタイヤ径方向外側に連結された連結部と、前記連結部のタイヤ周方向両端部からタイヤ径方向外方へ突出しタイヤ周方向に間隔を開けて配置された一対の径方向突出部とを備え、
    前記第3突起は、前記外壁面に沿って広がる第3の面を備え、前記外壁面から前記第3の面までの隆起高さが一定に設けられ、
    前記第2突起は、前記外壁面に沿って広がる第2の面を備え、前記外壁面から前記第2の面までの隆起高さがタイヤ径方向内側の端部で前記第3の面の隆起高さより高く、タイヤ径方向外側の端部で前記第3突起の隆起高さより低く設定され、タイヤ径方向内側から外側へ行くに従って低くなるようにすることで、タイヤ断面視において、前記第2の面が前記第3の面と交差する部分を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記径方向突出部は、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが短くなることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第3突起は、タイヤ径方向外方に行くほどタイヤ周方向に沿った長さが長くなることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第3突起のタイヤ径方向内側の端部は、前記連結部のタイヤ径方向外側の端部よりタイヤ径方向内方に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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