JP6644272B1 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】未舗装路での走行性能と耐カット性とを改善した空気入りタイヤを提供する。【解決手段】ショルダーラグ溝31を挟んで隣り合う一対のショルダーブロック21と、一対のショルダーブロック21の間のショルダーラグ溝31の延長線上に位置するサイド溝33を挟んで隣り合う一対のサイドブロック23とからなるブロック群Bにおいて、ショルダーブロック21のタイヤ幅方向外側側面の輪郭線L1とサイドブロック23の頂面の輪郭線L3とが同一直線上で延在するようにし、サイドブロック23の頂面の輪郭線L3のうち一対のサイドブロック23の間のサイド溝33から離間した側の輪郭線L3とサイドブロック23に形成された細溝42の輪郭線L4とをショルダーブロック21側でタイヤ径方向に沿って延在する直進部L3a,L4aと一対のサイドブロック23の間のサイド溝33に向かって収束するように延在する傾斜部L3b,L4bとで構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、未舗装路走行用タイヤとして好適な空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、未舗装路での走行性能と耐カット性を改善した空気入りタイヤに関する。
不整地、泥濘地、雪道、砂地、岩場等の未舗装路の走行を意図した空気入りタイヤでは、一般的に、エッジ成分の多いラグ溝やブロックを主体とするトレッドパターンであって、溝面積が大きいものが採用される。また、トレッド部のタイヤ幅方向最外側に位置するショルダーブロックの更にタイヤ幅方向外側のサイド領域にサイドブロックを設けることが行われている。このようなタイヤでは、トレッド部やサイド領域に設けられた溝やブロックからなる凹凸によって路面上の泥、雪、砂、石、岩等(以下、これらを総称して「泥等」と言う)を噛み込んでトラクション性能を得ると共に、大きい溝面積によって溝内に泥等が詰まることを防いで、未舗装路での走行性能を向上している(例えば、特許文献1,2を参照)。
これら特許文献1,2のタイヤを対比すると、特許文献1のタイヤは、溝面積が比較的小さく、舗装路における走行性能も考慮したタイプのタイヤであると言える。一方、特許文献2のタイヤは、溝面積が大きく、個々のブロックも大きく、未舗装路での走行性能に特化したタイプのタイヤであると言える。そのため、前者は後者に比べて未舗装路での走行性能が低く、後者は前者に比べて通常走行時の性能が低くなる傾向がある。近年、タイヤに対する要求性能の多様化が進み、これら2タイプのタイヤの中間レベルの性能を有する未舗装路走行用タイヤも求められている。そのため、例えばサイド領域に関して、溝やブロックの形状を最適化して未舗装路での走行性能を効率的に高めるための対策が求められている。また、未舗装路を走行する際にはチップカット等の故障が生じ易くなるため、上述の未舗装路での走行性能を良好に発揮しながら耐カット性を向上することも求められている。
特開2016‐007861号公報 特開2013‐119277号公報
本発明の目的は、未舗装路での走行性能と耐カット性を改善した空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備えた空気入りタイヤにおいて、前記トレッド部の表面に、タイヤ赤道の両側でタイヤ周方向に沿って延在する一対の主溝を有し、前記主溝のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー領域に、前記主溝からタイヤ幅方向外側に向かって延在してタイヤ周方向に間隔を置いて配置された複数本のショルダーラグ溝と、前記主溝と前記ショルダーラグ溝とによって区画されてタイヤ周方向に沿って配列された複数のショルダーブロックとが設けられ、前記ショルダー領域のタイヤ幅方向外側に隣接するサイド領域に、前記ショルダーラグ溝のそれぞれの延長線上でタイヤ径方向に沿って延在する複数本のサイド溝と、前記ショルダーブロックのそれぞれのタイヤ幅方向外側で前記サイド溝に区画されて前記サイドウォール部の外表面から隆起する複数のサイドブロックとが設けられ、前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側側面および前記サイドブロックの頂面にはそれぞれタイヤ径方向に沿って延在する細溝が設けられ、前記細溝は前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側側面と前記サイドブロックの頂面との間で同一直線上で延在しており、ショルダーラグ溝を挟んで隣り合う一対のショルダーブロックと、前記一対のショルダーブロックの間のショルダーラグ溝の延長線上に位置するサイド溝を挟んで隣り合う一対のサイドブロックとからなるブロック群において、前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側側面の前記ショルダーラグ溝に沿った輪郭線と前記サイドブロックの頂面の前記サイド溝に沿った輪郭線とは同一直線上で延在しており、且つ、前記サイドブロックの頂面の前記サイド溝に沿った輪郭線のうち前記一対のサイドブロックの間のサイド溝から離間した側の輪郭線と前記サイドブロックに形成された前記細溝の輪郭線とはそれぞれ前記ショルダーブロック側でタイヤ径方向に沿って延在する直進部と該直進部のタイヤ径方向内側に連結して前記一対のサイドブロックの間のサイド溝に向かって収束するように延在する傾斜部とで構成されており、前記ブロック群は全周に亘って繰り返し配列されていることを特徴とする。
本発明では、上述のように、ショルダー領域とサイド領域とをブロック主体のパターンにして未舗装路における走行性能を向上するにあたって、各ブロックにおいてエッジ成分として機能する輪郭線のブロック間での位置関係を最適化しているので、排土性を高めながら耐カット性を向上することができる。即ち、ショルダーラグ溝とサイド溝とが同一線上で延在し、ショルダーブロックに設けられた細溝とサイドブロックに設けられた細溝とが同一直線上で延在しているため、ショルダー領域からサイド領域に掛けて溝内の泥等が効率的に排出される。また、サイドブロックの輪郭線が直進部と傾斜部とで構成されて、サイドブロックの形状がタイヤ径方向内側ほどショルダーラグ溝に向かって収束する先細り形状になるため、応力集中を回避して耐カット性を向上することができる。更に、このサイドブロックの輪郭線と細溝の輪郭線とが直進部と傾斜部とからなる類似の屈曲形状を有するため排土性を維持しながら優れたエッジ効果を発揮することができる。尚、本発明では、対象となる2本の輪郭線の角度差が15°以内であり、且つ、対象となる2本の輪郭線の対向する端部どうしのタイヤ周方向に沿った離間距離が7mm以下であれば「同一線上で延在」していると見做すものとする。
本発明では、1つのサイドブロックに含まれる直進部がサイドブロックの頂面のサイド溝側の輪郭線と角度差10°以内の範囲で同方向に延在し、且つ、1つのサイドブロックに含まれる傾斜部どうしが角度差10°以内の範囲で同方向に延在していることが好ましい。このように1つのサイドブロックに含まれる輪郭線の直進部どうしや傾斜部どうしが略平行に延在することで、溝内の泥等が円滑に排出されるようになり、排土性を向上することができる。
本発明では、ショルダーラグ溝のそれぞれの溝底に各ショルダーラグ溝の溝底から隆起して各ショルダーラグ溝の延長方向に沿って延在するショルダー凸部を有し、サイド溝のそれぞれの溝底に各サイド溝の溝底から隆起して各サイド溝の延長方向に沿って延在するサイド凸部を有し、ショルダー凸部とサイド凸部とはタイヤ幅方向に沿って同一線上で延在し、ショルダー凸部およびサイド凸部はそれぞれ幅が1.5mm以上かつ隆起高さが3mm以下であり、サイド凸部は、サイドブロックの頂面の前記サイド溝に沿った輪郭線のうち一対のサイドブロックの間のサイド溝から離間した側の輪郭線に含まれる傾斜部の延長線を結ぶことで形成されたジグザグ状の境界線よりもタイヤ径方向外側で終端することが好ましい。このように溝底にショルダー凸部およびサイド凸部を設け、これらを同一直線上で延在させることで、石噛み防止性を向上すると共に、排土性を向上することができる。尚、凸部が同一線上で延在するとは、対象となる各凸部の幅方向中心線どうしが、上述の角度差および離間距離の関係を満たしていることを意味する。
このとき、タイヤ周方向に隣り合うサイド溝に設けられたサイド凸部の長さが異なることが好ましい。これにより、サイド領域のブロックや溝によって形成される凹凸形状が複雑になるため、未舗装路における走行性能を向上するには有利になる。
本発明では、ブロック群に含まれる1対のサイドブロックの頂面がそれぞれ隆起高さの異なる2種類または3種類の領域を有し、各サイドブロックにおいて隆起高さの異なる各領域がそれぞれ2箇所以上存在することが好ましい。このようにサイドブロックの頂面の凹凸を複雑化することで、エッジ成分を増加することができ、未舗装路における走行性能を向上するには有利になる。
このとき、隆起高さの異なる2種類または3種類の領域のうち、隆起高さが最も大きい領域が細溝に接する位置に存在することが好ましい。これによりサイドブロックの頂面の凹凸や、サイドブロックに設けられる細溝による窪みとのバランスが良好になり、未舗装路における走行性能を向上するには有利になる。
本発明において、「接地端」とは、タイヤを正規リムにリム組みして正規内圧を充填した状態で平面上に垂直に置いて正規荷重を加えたときに形成される接地領域のタイヤ軸方向の両端部である。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば標準リム、TRAであれば“Design Rim”、或いはETRTOであれば“Measuring Rim”とする。「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“INFLATION PRESSURE”であるが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“LOAD CAPACITY”であるが、タイヤが乗用車用である場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの子午線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッド面を示す正面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を拡大して示す説明図である。 図3のブロック群を抽出して示す説明図である。 図4のX−X矢視断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の空気入りタイヤは、トレッド部1と、このトレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。図1において、符号CLはタイヤ赤道を示し、符号Eは接地端を示す。尚、図1は子午線断面図であるため描写されないが、トレッド部1、サイドウォール部2、ビード部3は、それぞれタイヤ周方向に延在して環状を成しており、これにより空気入りタイヤのトロイダル状の基本構造が構成される。以下、図1を用いた説明は基本的に図示の子午線断面形状に基づくが、各タイヤ構成部材はいずれもタイヤ周方向に延在して環状を成すものである。
左右一対のビード部3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りに車両内側から外側に折り返されている。また、ビードコア5の外周上にはビードフィラー6が配置され、このビードフィラー6がカーカス層4の本体部と折り返し部とにより包み込まれている。一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層(図1では2層)のベルト層7が埋設されている。各ベルト層7は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。これらベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。更に、ベルト層7の外周側にはベルト補強層8が設けられている。ベルト補強層8は、タイヤ周方向に配向する有機繊維コードを含む。ベルト補強層8において、有機繊維コードはタイヤ周方向に対する角度が例えば0°〜5°に設定されている。
本発明は、このような一般的な断面構造の空気入りタイヤに適用されるが、その基本構造は上述のものに限定されない。
本発明は、後述のショルダー領域とサイド領域に関するものであるので、トレッド部1の詳細な形状は、未舗装路に好適なブロックを主体としたトレッドパターンであれば、図2の例に限定されない。
図2に示す空気入りタイヤのトレッド部1の表面には、タイヤ赤道CLの両側でタイヤ周方向に沿って延在する一対の主溝10が形成される。これら主溝10は、最大幅が例えば9mm〜20mm、溝深さが10mm〜18mmである。これら主溝10は、後述のように、所定の方向に直進する部分が屈曲点を介して連結したジグザグ形状を有している。
これら主溝10によって区画された3列の陸部は、様々な溝によって更にブロック20に区画され、トレッドパターン全体がブロック20を基調としたブロックパターンになっている。図示の例では、複数のブロック20のうち一対の主溝のタイヤ幅方向外側にショルダーブロック21が区画され、一対の主溝の間にはセンターブロック22が区画されている。ショルダーブロック21は、主溝10から接地端Eを超えて延在するショルダーラグ溝31によって区画されて、タイヤ周方向に複数個のショルダーブロック21が配列されている。センターブロック22は、一対の主溝10どうしを連結してタイヤ幅方向に延在するセンターラグ溝32aと、タイヤ周方向に隣り合うセンターラグ溝32aどうしを連結する補助溝32bとによって区画されて、補助溝32bの両側に配置された2列のセンターブロック22がタイヤ周方向に繰り返し配列されている。これらセンターブロック22の踏面には任意でサイプ41や細溝42を設けることができる。
尚、主溝10によって区画された陸部を更にブロック20に分割するラグ溝のうち、ショルダーラグ溝31は、溝幅が例えば9mm〜20mm、溝深さが例えば12mm〜17mmであるとよく、センターラグ溝32aは、溝幅が例えば7mm〜13mm、溝深さが例えば11mm〜14mmであるとよい。特に、ショルダーラグ溝31は主溝10と同一の溝深さを有するとよい。また、補助溝32bは、溝幅が例えば7mm〜10mm、溝深さが例えば9mm〜12mmであるとよい。更に、任意で形成されるサイプ41とは、溝幅が例えば0.5mm〜2.0mm、溝深さが例えば2mm〜15mmである微細な溝であり、任意で形成される細溝42とは、主溝10やラグ溝に対して溝幅および溝深さが充分に小さい溝であり、溝幅が例えば0.5mm〜4.0mm、溝深さが例えば2mm〜15mmである。
ショルダーブロック21が設けられたショルダー領域のタイヤ幅方向外側に隣接するサイド領域には、図3,4に示すように、サイドウォール部2の外表面から隆起したサイド陸部が設けられ、このサイド陸部は、サイド溝33によって更に複数のサイドブロック23に区画されている。このとき、サイド溝33はショルダーラグ溝31の延長線上に位置し、実質的に連続的に延在している。それにより、各ショルダーブロック21のタイヤ幅方向外側の延長位置にサイドブロック23が配置されている。尚、図2のようにトレッド部1の踏面側から見た場合には、サイドブロック23やサイド溝33はショルダーブロック21やショルダーラグ溝31のタイヤ幅方向外側に位置するが、図3,4のようにサイドウォール部2側から見た場合は、サイドブロック23やサイド溝33はショルダーブロック21やショルダーラグ溝31のタイヤ径方向内側に位置する。尚、溝が延長線上に位置するとは、対象となる溝をそれぞれ延長した仮想の溝どうしの少なくとも一部が溝幅方向に重複することを意味する。
ショルダーブロック21のタイヤ幅方向外側の側面と、サイドブロック23の頂面にはそれぞれ細溝42が必ず設けられる。そして、これら細溝42は、同一線上でタイヤ幅方向に沿って延在している。図示の例では、ショルダーブロック21のタイヤ幅方向外側の側面とサイドブロック23の頂面との境界位置に、これら側面および頂面よりも隆起してタイヤ全周に亘って延在する突条24が存在しているため、これら細溝42はショルダーブロック21とサイドブロック23との間で分断されているが、これら細溝は突条24を跨いで実質的に連続的にタイヤ幅方向に沿って延在している。
本発明は、ショルダーラグ溝31を挟んで隣り合う一対のショルダーブロック21と、一対のショルダーブロック21の間のショルダーラグ溝31の延長線上に位置するサイド溝33を挟んで隣り合う一対のサイドブロック23とからなるブロック群B(図4を参照)を一つの単位として、このブロック群Bの構造を後述のように特定し、特定の構造を有したブロック群Bがタイヤ全周に亘ってタイヤ周方向に沿って繰り返し配列されるようにするものである。
ブロック群Bのそれぞれにおいて、ショルダーブロック21のタイヤ幅方向外側側面のショルダーラグ溝31に沿った輪郭線L1と、サイドブロック23の頂面のサイド溝33に沿った輪郭線L3とは同一直線上で延在している。また、サイドブロック23の頂面のサイド溝33に沿った輪郭線L3のうち一対のサイドブロック23の間のサイド溝33から離間した側の輪郭線L3は、直進部L3aと傾斜部L3bとで構成され、直進部L3aはショルダーブロック21側でタイヤ径方向に沿って延在し、傾斜部L3bは直進部L3aのタイヤ径方向内側に連結して一対のサイドブロック23の間のサイド溝33に向かって収束するように延在している。更に、サイドブロック23に形成された細溝42の輪郭線L4は、直進部L4aと傾斜部L4bとで構成され、直進部L4aはショルダーブロック21側でタイヤ径方向に沿って延在し、傾斜部L4bは直進部L4aのタイヤ径方向内側に連結して一対のサイドブロック23の間のサイド溝33に向かって収束するように延在している。
このように、ショルダー領域およびサイド領域のブロックや溝(特に、そのエッジ)が上述のように構成されているので、排土性を高めながら耐カット性を向上することができる。即ち、ショルダー領域からサイド領域に亘って延在する溝成分(ショルダーラグ溝31とサイド溝33、ショルダーブロック21に設けられた細溝42とサイドブロック23に設けられた細溝42)が同一直線上で延在しているため、ショルダー領域からサイド領域に掛けて溝内の泥等が効率的に排出される。また、サイドブロック23の輪郭線L3が直進部L3aと傾斜部L3bとで構成されて、サイドブロック23の形状がタイヤ径方向内側ほどサイド溝33に向かって収束する先細り形状になるため、応力集中を回避して耐カット性を向上することができる。更に、このサイドブロック23の輪郭線L3と細溝42の輪郭線L4とが直進部L3a,L4aと傾斜部L3b,L4bとからなる類似の屈曲形状を有するため排土性を維持しながら優れたエッジ効果を発揮することができる。
このとき、1つのサイドブロック23に含まれる直進部L3a,L4aがサイドブロック23の頂面のサイド溝33側の輪郭線L3と角度差10°以内の範囲で同方向に延在することが好ましい。また、1つのサイドブロック23に含まれる傾斜部L3b,L4bどうしが角度差10°以内の範囲で同方向に延在していることが好ましい。このように1つのサイドブロックに含まれる輪郭線の直進部どうしや傾斜部どうしが略平行に延在することで、溝内の泥等が円滑に排出されるようになり、排土性を向上することができる。いずれの場合も、角度差が10°を超えると実質的に平行ではなくなるため、溝内の泥等を円滑に排出する効果が充分に得られなくなる。
図3に示すように、ショルダーラグ溝31のそれぞれの溝底に各ショルダーラグ溝31の溝底から隆起して各ショルダーラグ溝31の延長方向に沿って延在するショルダー凸部51を設けることが好ましい。同様に、サイド溝33のそれぞれの溝底に各サイド溝33の溝底から隆起して各サイド溝33の延長方向に沿って延在するサイド凸部53を設けることが好ましい。そして、これら凸部を設ける場合、ショルダー凸部51およびサイド凸部53はタイヤ幅方向に沿って同一線上で延在するように配置するとよい。ショルダー凸部51およびサイド凸部53はそれぞれ幅が好ましくは1.5mm以上、より好ましくは1.7mm〜3.0mmであるとよく、隆起高さが好ましくは3mm以下、より好ましくは1.0mm〜2.5mmであるとよい。このように各溝底にショルダー凸部51およびサイド凸部53を設け、これらを同一直線上で延在させることで、当該溝の石噛み防止性を向上すると共に、排土性を向上することができる。ショルダー凸部51およびサイド凸部53が同一直線上で延在しない場合、ずれて配置されたショルダー凸部51およびサイド凸部53どうしが溝内の泥等の流れを阻害する虞があるため、排土性を向上する効果を充分に得ることが難しくなる。ショルダー凸部51およびサイド凸部53の幅が1.5mmよりも小さいと、ショルダー凸部51およびサイド凸部53が小さすぎるため石噛みを防止する効果が充分に得られなくなる。ショルダー凸部51およびサイド凸部53の隆起高さが3mmを超えると溝容積を充分に維持することができず排土性に影響が出る虞がある。
特に、サイド凸部53は、サイドブロック23の全体の構造を考慮した形状にすることが好ましい。即ち、本発明においてサイドブロック23はタイヤ径方向内側ほどサイド溝33に向かって収束する先細り形状を有するので、サイドブロック23の頂面のサイド溝33に沿った輪郭線のうち一対のサイドブロック23の間のサイド溝33から離間した側の輪郭線L3に含まれる傾斜部L3bの延長線を結ぶとジグザグ状の境界線(図中の破線を参照)が構成される。この境界線も、そのジグザグ形状によって未舗装路における走行性能に有効に作用しているので、この境界線のジグザグ形状を乱さないように、サイド凸部53は、この境界線よりもタイヤ径方向外側で終端することが好ましい。これによりサイド凸部53の形状がより良好になるため、石噛み防止性を向上する効果や排土性を向上する効果をより効果的に発揮することができる。
このとき、境界線のジグザグ形状に応じて、タイヤ周方向に隣り合うサイド溝33に設けられたサイド凸部53の長さは互いに異なることになる。これにより、サイド領域のブロックや溝によって形成される凹凸形状が更に複雑になるため、未舗装路における走行性能を効果的に向上することができる。
ブロック群Bに含まれる1対のショルダーブロック21のうち一方のブロックのタイヤ幅方向外側のエッジ部に、凹面状に加工されて他方のブロックのタイヤ幅方向外側のエッジ部よりもタイヤ幅方向内側に窪んだ抉れ部21aを設けてもよい。これによりショルダーブロック21のエッジ部のタイヤ周方向に沿った形状が複雑化するため、未舗装路における走行性能を向上するには有利になる。
ブロック群Bに含まれる1対のサイドブロック23の頂面は平坦であるよりも、図3〜5に示すように凹凸を有することが好ましい。特に、ブロック群Bに含まれる1対のサイドブロック23の頂面がそれぞれ隆起高さの異なる2種類または3種類の領域を有するとよい。そして、この隆起高さの異なる領域は、各サイドブロックにおいてそれぞれ好ましくは2箇所以上、より好ましくいは3箇所〜4箇所存在することが好ましい。例えば、図示の例では、細溝42の両側に隆起高さが相対的に大きい部分23xと、隆起高さが相対的に小さい部分23yとが設けられている。このようにサイドブロック23の頂面の凹凸を複雑化することで、エッジ成分を増加することができ、未舗装路における走行性能を向上するには有利になる。隆起高さの異なる領域の種類が3種類を超えると、隆起高さの異なる領域のそれぞれが小さくなるため、各領域で充分なエッジ効果を得ることができない。また部分的な応力集中が発生しやすくなり耐カット性に影響が出る虞がある。
このようにサイドブロック23の頂面に凹凸を設ける場合、隆起高さの異なる2または3種類の領域のうち、隆起高さが最も大きい領域が細溝42に接する位置に存在することが好ましい。例えば、図示の例では、隆起高さが相対的に高い部分23xが細溝42に接している。尚、細溝42に接する部分の全体の隆起高さが相対的に大きくなる必要はなく、図示のように、隆起高さが相対的に小さい部分23yの一部(ショルダーブロック21側の部分)が細溝42に接していてもよい。このような構造にすることで、サイドブロック23の頂面の凹凸や、サイドブロック23に設けられる細溝42による窪みとのバランスが良好になり、未舗装路における走行性能を向上するには有利になる。
上述のサイドブロック23は、図2に示すように、タイヤ幅方向両側のサイド領域のうち少なくとも一方のサイド領域(図示の例では左側のサイド領域)に設ければ、上述の効果を発揮することができる。勿論、タイヤ幅方向両側のサイド領域の両方に上述のサイドブロック23を適用することもできる。また、図2のように、一方のサイド領域に上述のサイドブロック23を適用する一方で、他方のサイド領域に異なる形状を採用することで、タイヤ幅方向の一方側のサイド領域と他方側のサイド領域を異なる性能に特化させることもできる。
タイヤサイズがLT265/70R17 121Qであり、図1に例示する基本構造を有し、図2,3のトレッドパターンを基調とし、ショルダーラグ溝とサイド溝との位置関係、ショルダーブロックに形成された細溝(表中では「ショルダー細溝」と表示)とサイドブロックに形成された細溝(表中では「サイド細溝」と表示)との位置関係、ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側側面のショルダーラグ溝に沿った輪郭線(表中では「ラグ溝輪郭線」と表示)とサイドブロックの頂面のサイド溝に沿った輪郭線(表中では「サイド溝輪郭線」と表示)との位置関係、サイドブロックの頂面のサイド溝に沿った輪郭線のうち一対のサイドブロックの間のサイド溝から離間した側の輪郭線およびサイドブロックに形成された前記細溝の輪郭線の構造、直進部どうしの角度差、傾斜部同士の角度差、ショルダーラグ溝およびサイド溝の溝底の凸部の有無、凸部の幅、凸部の隆起多さ、の間のサイド溝に向かって収束するように延在する傾斜部、ショルダー凸部とサイド凸部との位置関係、サイドブロック頂面の隆起高さの異なる領域の有無、サイドブロック頂面の隆起高さの異なる領域の種類(個数)、サイドブロック頂面の隆起高さが相対的に高い領域(表中では「高領域」と表示)の位置を、それぞれ表1〜2のように設定した比較例1〜4、実施例1〜10の14種類の空気入りタイヤを作製した。
表1〜2において、溝どうしの位置関係については、一方の溝が他方の溝の延長位置に存在する場合を「延長位置」、延長位置に存在せずにずれて配置される場合を「ずれ有り」と表示した。輪郭線どうしの位置関係については、一方の輪郭線が他方の輪郭線と同一線上に存在する場合を「同一線上」、同一線上に存在せずにずれて配置される場合を「ずれ有り」と表示した。凸部どうしの位置関係についても、一方の凸部が他方の凸部と同一線上に存在する場合を「同一線上」、同一線上に存在せずにずれて配置される場合を「ずれ有り」と表示した。表中の「輪郭線の構造」の欄については、当該輪郭線が直進部と傾斜部とで構成される場合を「直進+傾斜」、直進部のみで形成される場合を「直進のみ」と表示した。表中の「高領域の位置」の欄について、隆起高さが相対的に高い領域が細溝に接する位置に配置される場合を「細溝側」、細溝から離間した位置に配置される場合を「サイド溝側」と表示した。
これら空気入りタイヤについて、下記の評価方法により、未舗装路における発進性と耐カット性を評価し、その結果を表1〜2に併せて示した。
発進性
各試験タイヤをリムサイズ17×8Jのホイールに組み付けて、空気圧を350kPaとして試験車両(四輪駆動のSUV)に装着し、未舗装路(グラベル路面)からなる試験路にて発進性についてテストドライバーによる官能評価を行った。評価結果は、比較例1の値を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど未舗装路における発進性が優れることを意味する。尚、指数値が「101」以下では、従来レベル(基準とした比較例1)との差が小さく、未舗装路における発進性を向上する効果が充分に得られなかったことを意味する。
耐カット性
各試験タイヤをリムサイズ17×8Jのホイールに組み付けて、空気圧を350kPaとして試験車両(四輪駆動のSUV)に装着し、オフロード耐久路にて1000km走行した後に、サイド部に生じたカットの総長さを測定した。評価結果は、比較例1の測定値の逆数を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどカットの総長さが小さく、耐カット性に優れることを意味する。
Figure 0006644272
Figure 0006644272
表1〜2から明らかなように、実施例1〜10はいずれも、比較例1と比較して、未舗装路における発進性と耐カット性を効果的に向上した。尚、グラベル路面における発進性のみを評価したが、他の未舗装路(泥濘路や岩場や雪道など)を走行した場合であっても、本発明のタイヤは、路面上の泥や岩や雪などに対して有効に作用するので、優れた発進性能を発揮することができる。
一方、比較例2,3は、輪郭線が同一線上に存在せずにずれて配置された部位が存在するため、未舗装路における発進性と耐カット性を向上する効果が充分に得られなかった。比較例4は、サイドブロックの頂面のサイド溝に沿った輪郭線のうち一対のサイドブロックの間のサイド溝から離間した側の輪郭線およびサイドブロックに形成された細溝の輪郭線が直進部のみで構成されるため、未舗装路における発進性と耐カット性を向上する効果が充分に得られなかった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルト補強層
10 主溝
20 ブロック
21 ショルダーブロック
21a 抉れ部
22 センターブロック
23 サイドブロック
24 突条
31 ショルダーラグ溝
32a センターラグ溝
32b 補助溝
33 サイド溝
41 サイプ
42 細溝
51 ショルダー凸部
53 サイド凸部
CL タイヤ赤道
E 接地端
B ブロック群
L1,L3,L4 輪郭線
L3a,L4a 直進部
L3b,L4b 傾斜部

Claims (6)

  1. タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッド部の表面に、タイヤ赤道の両側でタイヤ周方向に沿って延在する一対の主溝を有し、
    前記主溝のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー領域に、前記主溝からタイヤ幅方向外側に向かって延在してタイヤ周方向に間隔を置いて配置された複数本のショルダーラグ溝と、前記主溝と前記ショルダーラグ溝とによって区画されてタイヤ周方向に沿って配列された複数のショルダーブロックとが設けられ、
    前記ショルダー領域のタイヤ幅方向外側に隣接するサイド領域に、前記ショルダーラグ溝のそれぞれの延長線上でタイヤ径方向に沿って延在する複数本のサイド溝と、前記ショルダーブロックのそれぞれのタイヤ幅方向外側で前記サイド溝に区画されて前記サイドウォール部の外表面から隆起する複数のサイドブロックとが設けられ、
    前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側側面および前記サイドブロックの頂面にはそれぞれタイヤ径方向に沿って延在する細溝が設けられ、前記細溝は前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側側面と前記サイドブロックの頂面との間で同一直線上で延在しており、
    ショルダーラグ溝を挟んで隣り合う一対のショルダーブロックと、前記一対のショルダーブロックの間のショルダーラグ溝の延長線上に位置するサイド溝を挟んで隣り合う一対のサイドブロックとからなるブロック群において、前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向外側側面の前記ショルダーラグ溝に沿った輪郭線と前記サイドブロックの頂面の前記サイド溝に沿った輪郭線とは同一直線上で延在しており、且つ、前記サイドブロックの頂面の前記サイド溝に沿った輪郭線のうち前記一対のサイドブロックの間のサイド溝から離間した側の輪郭線と前記サイドブロックに形成された前記細溝の輪郭線とはそれぞれ前記ショルダーブロック側でタイヤ径方向に沿って延在する直進部と該直進部のタイヤ径方向内側に連結して前記一対のサイドブロックの間のサイド溝に向かって収束するように延在する傾斜部とで構成されており、前記ブロック群は全周に亘って繰り返し配列されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 1つのサイドブロックに含まれる前記直進部が前記サイドブロックの頂面の前記サイド溝側の輪郭線と角度差10°以内の範囲で同方向に延在し、且つ、1つのサイドブロックに含まれる前記傾斜部どうしが角度差10°以内の範囲で同方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ショルダーラグ溝のそれぞれの溝底に各ショルダーラグ溝の溝底から隆起して各ショルダーラグ溝の延長方向に沿って延在するショルダー凸部を有し、前記サイド溝のそれぞれの溝底に各サイド溝の溝底から隆起して各サイド溝の延長方向に沿って延在するサイド凸部を有し、前記ショルダー凸部と前記サイド凸部とはタイヤ幅方向に沿って同一線上で延在し、前記ショルダー凸部および前記サイド凸部はそれぞれ幅が1.5mm以上かつ隆起高さが3mm以下であり、前記サイド凸部は、前記サイドブロックの頂面の前記サイド溝に沿った輪郭線のうち前記一対のサイドブロックの間の前記サイド溝から離間した側の輪郭線に含まれる前記傾斜部の延長線を結ぶことで形成されたジグザグ状の境界線よりもタイヤ径方向外側で終端することを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ周方向に隣り合うサイド溝に設けられたサイド凸部の長さが異なることを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ブロック群に含まれる1対のサイドブロックの頂面がそれぞれ隆起高さの異なる2種類または3種類の領域を有し、各サイドブロックにおいて隆起高さの異なる各領域がそれぞれ2箇所以上存在することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記隆起高さの異なる2種類または3種類の領域のうち、隆起高さが最も大きい領域が前記細溝に接する位置に存在することを特徴とする請求項5に記載の空気入りタイヤ。
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