JP6824677B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、泥濘地や岩場などの悪路での走行を目的とした空気入りタイヤに関する。
悪路での走行を目的とした空気入りタイヤに関して、サイドウォール部のバットレス領域の外表面に、複数の突起がタイヤ周方向に並んだ環状突起群を形成する技術が知られている。例えば、本出願人による特許文献1〜3が参照される。かかる構成によれば、泥濘地や砂場などを走行する場面において、突起の剪断抵抗によりトラクションを発生し、悪路走破性を向上することができる。
特許文献1には、環状突起群に含まれる複数の突起を一律に設けて、各突起のサイズを一定にした例が開示されている。一方、近年では、岩場での引っ掛かり作用を向上したり、バットレス領域に立体感を与えてデザイン性を高めたりするために、大きさや形状が異なる突起を並べた構造も提案されている。
しかし、体積が異なる複数種の突起により環状突起群を形成すると、タイヤ周方向に沿ったバットレス領域の厚みの変動が大きくなる。そのため、加硫時にゴムが十分に行き渡らない部分が生じ、成形後のタイヤの突起にベアと呼ばれるゴム欠損が発生する場合がある。また、バットレス領域の厚みの変動が大きくなることにより、タイヤのダイナミックアンバランスが悪化する傾向にある。
特開2004−291936号公報 特開2010−264962号公報 特開2013−119277号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、体積が異なる複数種の突起を並べた環状突起群を形成しながらも、ベアの発生を抑制し、ダイナミックアンバランスを低減できる空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成することができる。即ち、本発明に係る空気入りタイヤは、一対のビード部と、そのビード部の各々からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部と、そのサイドウォール部の各々のタイヤ径方向外側端に連なるトレッド部とを備え、前記サイドウォール部のバットレス領域の外表面に、体積の異なる複数種の突起をタイヤ周方向に並べた環状突起群が形成されており、前記環状突起群に含まれる突起の幅方向中央における最大高さ位置と、その突起に隣接する別の突起の幅方向中央における最大高さ位置とを結ぶ仮想直線を規定したときに、タイヤ径方向視において前記仮想直線と前記サイドウォール部のバットレス領域の外表面とがなす傾斜角度θが3度を超え且つ13度以下である。
このタイヤでは、体積が異なる複数種の突起を並べた環状突起群を形成しつつ、上記の傾斜角度θが3度を超えることにより、岩場での引っ掛かり作用を向上したり、バットレス領域に立体感を与えてデザイン性を高めたりする効果が適切に得られる。即ち、この傾斜角度θが3度以下であると、隣り合う突起の最大高さの差が小さく、上記の効果が得られにくい。そして、このタイヤでは、上記の傾斜角度θが13度以下であるため、隣り合う突起の最大高さの差が大きくなり過ぎず、バットレス領域の厚みの変動が抑えられる。その結果、ベアの発生を抑制するとともに、ダイナミックアンバランスを低減することができる。
前記傾斜角度θが11度以下である場合には、より効果的に、ベアの発生を抑制するとともに、ダイナミックアンバランスを低減できる。
前記サイドウォール部のバットレス領域の外表面に、タイヤ周方向に延びて前記突起同士を連結する周方向リブが形成されていることが好ましい。周方向リブで連結することにより各突起の剛性が高められ、該突起の剪断抵抗によるトラクションを向上できる。
本発明に係る空気入りタイヤの一例を概略的に示すタイヤ子午線半断面図 タイヤ幅方向から見た該タイヤのバットレス領域の一部を示す側面図 図1の要部の拡大図 突起の最大高さ位置と仮想直線について説明するための図 最大高さ位置と最小高さ位置との関係を説明するための図 最大高さ位置と最小高さ位置との関係を説明するための図 最大高さ位置と最小高さ位置との関係を説明するための図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る空気入りタイヤの一例を概略的に示すタイヤ子午線半断面図であり、図2のA−A断面図に相当する。図2は、タイヤ幅方向から見たバットレス領域の一部を示す側面図であり、図1のB矢視図に相当する。図3は、図1の要部の拡大図である。
空気入りタイヤTは、泥濘地や岩場を含む悪路での走行を目的としたオフロード用空気入りラジアルタイヤである。このタイヤTは、一対のビード部1と、そのビード部1の各々からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、そのサイドウォール部2の各々のタイヤ径方向外側端に連なるトレッド部3とを備える。ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビードコア1aと、ビードコア1aのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラー1bとが設けられている。
この空気入りタイヤTは、更に、一対のビード部1の間に設けられたカーカス4と、トレッド部3におけるカーカス4の外周側に設けられたベルト5とを備える。カーカス4は、全体としてトロイド状をなし、その端部がビードコア1aとビードフィラー1bを挟み込むようにして巻き上げられている。ベルト5は、内外に積層された2枚のベルトプライを含んでおり、その外周側にトレッドゴム6が設けられている。トレッドゴム6の表面には、トレッドパターンが形成されている。
カーカス4の内周側には、空気圧保持のためにインナーライナー7が設けられている。インナーライナー7は、空気が充填されるタイヤTの内部空間に面している。サイドウォール部2において、インナーライナー7はカーカス4の内周側に直接的に貼り付けられており、それらの間に他の部材は介在していない。
図2,3に拡大して示すように、サイドウォール部2のバットレス領域の外表面2aには、体積の異なる複数種(本実施形態では2種)の突起21,22をタイヤ周方向に並べた環状突起群20が形成されている。バットレス領域は、サイドウォール部2のタイヤ径方向外側の領域、より詳しくはタイヤ最大幅位置9よりもタイヤ径方向外側の領域であって、平坦な舗装路での通常走行時には接地しない部分である。泥濘地や砂場のような軟弱路では、車両の重みによりタイヤが沈むため、バットレス領域が擬似的に接地する。
本実施形態では、体積の異なる2種の突起21,22が交互に並べられた例を示す。隣り合う突起21,22の間にある隙間の幅は、その両側にある突起21,22の各々の幅よりも小さく設定されている。図示されていない部分でも、これと同様に突起21と突起22が交互に並んでおり、それらの配列体が環状突起群20を構成している。環状突起群を構成する突起は2種に限られず、体積の異なる3種以上(例えば、3〜10種)の突起を並べて環状突起群が形成されていても構わない。
環状突起群20を構成する突起21,22は、それぞれタイヤTのプロファイルラインに沿ったサイドウォール部2の外表面2aから隆起しており、各突起21,22の体積は、その外表面2aから隆起した部分に基づいて求められる。本実施形態では、後述するようにバットレス領域に周方向リブ8が形成された例を示すが、かかる場合においては、各突起21,22の側面から突出した周方向リブ8の部分は、その突起21,22の体積として勘案しない。
突起の体積は、例えば、3次元測定器を用いてサイドウォール部の凹凸を測定し、必要であれば実測した寸法値も合わせて、3Dモデリングを作成することにより求めることができる。或いは、石膏を用いてサイドウォール部を型取りし、その石膏型を利用して求めることが可能である。
図2に示すように、突起21,22は、それぞれ側面視において矩形状をなすが、これに限られず、矩形以外の多角形状やその他の形状でも構わない。本実施形態では、突起21,22の各々がタイヤ径方向に延在しており、それらのタイヤ径方向外側端(以下、外側端)がトレッド部3の陸部31の側面に接続されている。また、それらのタイヤ径方向内側端(以下、内側端)はタイヤ最大幅位置9よりもタイヤ径方向外側に配置されている。
タイヤ最大幅位置9は、タイヤTのプロファイルラインがタイヤ幅方向においてタイヤ赤道TCから最も離れる位置である。該プロファイルラインは、突起等を除いたサイドウォール部2の外表面となる輪郭線であり、通常、複数の円弧を滑らかに接続することで規定される子午線断面形状を持つ。
本実施形態では、図3のように、外表面2aを基準とした突起21の高さが、外側端のエッジから内側端のエッジまで一定であるのに対し、外表面2aを基準とした突起22の高さはタイヤ径方向に沿って変化している。各突起21,22の最大高さHm1,Hm2が大きいほど、剪断抵抗によるトラクションを高めて悪路走破性を向上できるとともに、岩肌の角張った部分などの外傷因子を外表面2aから遠ざけて耐外傷性を向上できる。かかる観点から、高さHm1及び高さHm2は、それぞれ5mm以上が好ましく、8mm以上がより好ましい。
図4は、環状突起群20に含まれる突起21と、その突起21とタイヤ周方向に隣り合う別の突起、即ち突起22との位置関係を示す。(A)は、側面視における突起21,22を示し、それらの幅方向中央を通るようにセンターラインCL1,CL2が規定されている。(B)は、センターラインCL1,CL2上において外表面2aからの高さが最大になる位置での突起21,22の断面を示す。これらは、例えばC−C断面とD−D断面のように、タイヤ径方向に離れた位置であってもよい。(C)は、(B)の最大高さ位置P1,P2と外表面2aを抽出して描いている。
(B)では、タイヤ径方向視したときの、より詳しくはタイヤ径方向からプロファイルラインに沿って見た(換言すると、タイヤ子午線方向から見た)突起21,22の断面が示され、最大高さ位置P1,P2は、それぞれ外表面2aから最大高さHm1,Hm2だけ離れている。(C)の傾斜角度θは、突起21の幅方向中央における最大高さ位置P1と、その突起21に隣接する別の突起22の幅方向中央における最大高さ位置P2とを結ぶ仮想直線Lを規定したときに、タイヤ径方向視において仮想直線Lと外表面2aとがなす角度である。傾斜角度θは3度を超え且つ13度以下であり、環状突起群20を構成する各突起がこの関係を満たす。
このタイヤTでは、上記の如き環状突起群20を形成しつつ、傾斜角度θが3度を超えることにより、岩場での引っ掛かり作用を向上したり、バットレス領域に立体感を与えてデザイン性を高めたりする効果が適切に得られる。一方、この傾斜角度θが3度以下であると、隣り合う突起21,22の最大高さの差が小さく、上記の効果が得られにくい。 そして、このタイヤTでは、傾斜角度θが13度以下であるため、隣り合う突起21,22の最大高さの差が大きくなり過ぎず、バットレス領域の厚みの変動が抑えられる。その結果、ベアの発生を抑制するとともに、ダイナミックアンバランスを低減できる。
傾斜角度θが11度以下である場合には、より効果的に、ベアの発生を抑制するとともに、ダイナミックアンバランスを低減できる。
隣接する突起21,22の最大高さHm1,Hm2の差が大きいほど、特にそれらの間隔(タイヤ周方向の距離)が小さい場合には、タイヤ周方向に沿ったバットレス領域の厚みの変動が急激になるため、ベアの発生やダイナミックアンバランスの悪化を引き起こしやすい。それ故、上記のように、隣接する突起21,22の関係については、それらの最大高さHm1,Hm2と間隔に基づいて求まる傾斜角度θにより規定している。
図5は、タイヤ周方向に並んだ4つの突起の最大高さ位置P1,P2と、既述した要領で規定される3本の仮想直線Lを示す。仮想直線Lの各々と外表面2aとがなす傾斜角度は、いずれも3度を超え且つ13度以下である。また、この図では、突起21,22の幅方向中央における最小高さ位置Ps1,Ps2、並びに、それらを結ぶ仮想直線Lsを示している。説明の便宜上、最大高さ位置P1,P2の外表面2aからの距離と、仮想直線Lの傾斜は、図4よりも大きく描いている。
本実施形態では、突起21の高さが一定であるため、最小高さ位置Ps1が最大高さ位置P1と一致している。突起22の最小高さ位置Ps2は、突起21の最小高さ位置Ps1よりも低い位置にあり、外表面2aからの距離は相対的に小さい。図5の例では、最小高さ位置Ps1と最小高さ位置Ps2とを結ぶ仮想直線Lsが、仮想直線Lとは逆向きに傾斜しており、かかる場合には、突起の剪断抵抗によるトラクションが高められる傾向にある。
図6,7は、最小高さ位置Ps1,Ps2の態様を異ならせた変形例である。これらの例では、いずれも仮想直線Lsが仮想直線Lと同じ向きに傾斜しており、かかる場合には、突起におけるベアの発生がより良好に抑制される傾向にある。中でも、図7の例では、仮想直線Lsの傾きが仮想直線Lの傾きよりも大きく、それにより図6の例に比べてトラクションが高められる傾向にある。
本実施形態では、サイドウォール部2のバットレス領域の外表面2aに、タイヤ周方向に延びて突起同士を連結する周方向リブ8が形成されている。周方向リブ8で連結することにより各突起21,22の剛性が高められ、該突起の剪断抵抗によるトラクションを向上できる。周方向リブ8は、タイヤ周方向に沿った環状ライン上で延在している。各突起21,22は、周方向リブ8からタイヤ径方向内側及び外側に延びているが、少なくとも周方向リブ8からタイヤ径方向内側に延びることが好ましい。最大高さHm1,Hm2は、周方向リブ8よりもタイヤ径方向内側で測定されうることが好ましい。
周方向リブ8の断面形状は、上端面が平坦な山状をなし、より具体的には、斜面が緩やかに湾曲して括れた成層火山状をなす。突起の剛性を高める観点から、周方向リブ8の高さH8は、好ましくは5mm以上であり、より好ましくは5mmを越え、更に好ましくは8mm以上である。突起の剛性を高める観点から、外表面2aに対する周方向リブ8の接触長さL8は高さH8以上であることが好ましい。
周方向リブ8は、例えば、図1に示した距離Daが20〜40mmの範囲内となる位置に設定される。距離Daは、タイヤTの最外径位置から周方向リブ8の上端面のタイヤ径方向外側縁までのタイヤ径方向距離として求められる。また、周方向リブ8は、例えば、図1に示した距離Dbがタイヤ断面半幅HWの75%以上となる位置に設定される。距離Dbは、タイヤ赤道TCから周方向リブ8の上端面のタイヤ径方向外側縁までのタイヤ幅方向距離として求められ、タイヤ断面半幅HWは、タイヤ赤道TCからタイヤ最大幅位置9までのタイヤ幅方向距離として求められる。
環状突起群20は、少なくとも片側のサイドウォール部2に形成されていればよいが、悪路走破性や耐外傷性を向上するうえでは、両側のサイドウォール部2に形成されていることが好ましい。
上述した各寸法値は、タイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態で測定したものである。正規リムとは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim"、或いはETRTOであれば "Measuring Rim" とする。また、正規内圧とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。
本発明の空気入りタイヤは、悪路走破性を向上しうる環状突起群を有するため、泥濘地や岩場を含む悪路での走行を目的としたオフロードレース用や、災害現場への派遣車両用として、ピックアップトラックなどのライトトラックに好適に用いることができる。
本発明の空気入りタイヤは、サイドウォール部のバットレス領域に上記の如き環状突起群を形成したこと以外は、通常の空気入りタイヤと同等に構成できる。したがって、従来公知の材料、形状、構造、製法などは、いずれも本発明に採用できる。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例について説明する。タイヤの各性能評価は、下記(1)、(2)のようにして行った。
(1)ベアの発生状況
加硫成形後のタイヤにおいて、バットレス領域の環状突起群を構成する突起にベアが確認され、その外観品質が許容レベルにない場合を「有り」と評価した。また、ベアが確認されない場合、及び、若干のベアが確認されるも外観品質が許容レベルにある場合を「無し」と評価した。
(2)ダイナミックアンバランス(DUB)
加硫成形後のタイヤにおいて、タイヤ製造工場のユニフォミティ測定ラインに設置されたダイナミックバランス検査装置を用いてダイナミックアンバランス(DUB)を測定した。数値が小さいほど、ダイナミックアンバランスが低くて良好であることを示す。
特許文献2,3に記載の空気入りタイヤを比較例1,2とし、前述の実施形態で説明した構成を有する空気入りタイヤを実施例1〜3とした。また、環状突起群に含まれる突起を一律に設けた点を除き、比較例1と同じ構成を有する空気入りタイヤを比較例3とした。表1において、「複数種」は、体積が異なる複数種の突起により環状突起群が形成されていることを意味し、「一種」は、一種の突起により環状突起群が形成されていることを意味する。
Figure 0006824677
実施例1〜3では、比較例1,2と比べて、ベアの発生が抑制され、ダイナミックアンバランスを低減できている。また、比較例3では、環状突起群に含まれる複数の突起が一律に設けられているため、岩場での引っ掛かり作用を向上したり、バットレス領域に立体感を与えてデザイン性を高めたりする効果が得られない。これに対し、実施例1〜3は、体積が異なる複数種の突起により環状突起群が形成されているので、かかる効果を得ることができる。
1 ビード部
2 サイドウォール部
2a 外表面
3 トレッド部
8 周方向リブ
9 タイヤ最大幅位置
20 環状突起群
21 突起
22 突起

Claims (3)

  1. 一対のビード部と、そのビード部の各々からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部と、そのサイドウォール部の各々のタイヤ径方向外側端に連なるトレッド部とを備え、
    前記サイドウォール部のバットレス領域の外表面に、体積の異なる複数種の突起をタイヤ周方向に並べた環状突起群が形成されており、
    前記環状突起群に含まれる突起の幅方向中央における最大高さ位置と、その突起に隣接する別の突起の幅方向中央における最大高さ位置とを結ぶ第1仮想直線を規定したときに、タイヤ径方向視において前記第1仮想直線と前記サイドウォール部のバットレス領域の外表面とがなす傾斜角度θが3度を超え且つ13度以下である空気入りタイヤ。
  2. 前記環状突起群に含まれる突起の幅方向中央における最小高さ位置と、その突起に隣接する別の突起の幅方向中央における最小高さ位置とを結ぶ第2仮想直線を規定したときに、タイヤ径方向視において、前記バットレス領域の外表面に対する前記第2仮想直線の傾斜の向きは、前記バットレス領域の外表面に対する前記第1仮想直線の傾斜の向きと、逆向きである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記環状突起群に含まれる突起の幅方向中央における最小高さ位置と、その突起に隣接する別の突起の幅方向中央における最小高さ位置とを結ぶ第2仮想直線を規定したときに、タイヤ径方向視において、前記バットレス領域の外表面に対する前記第2仮想直線の傾斜の向きは、前記バットレス領域の外表面に対する前記第1仮想直線の傾斜の向きと、同じ向きであり、
    前記バットレス領域の外表面に対する前記第2仮想直線の傾きは、前記バットレス領域の外表面に対する前記第1仮想直線の傾きよりも、大きい、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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