JP2013144486A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
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Abstract

【課題】ブロックの倒れ込みを防止しながら、局所的な剛性の増大を抑制して耐偏摩耗性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】
タイヤ周方向に延びる複数本の主溝10及びタイヤ幅方向に延びて主溝10に連通する複数本の横溝12により複数のブロック20を区画した空気入りタイヤにおいて、横溝12に横溝12の他の部分に比べて溝深さが小さくなるように横溝12の溝底12bから隆起し、タイヤ周方向に隣接するブロック20同士を溝底12b側で連結する底上げ部30を形成し、底上げ部30の横溝12の溝底12bからの高さHを横溝12の溝深さDの30%〜80%にし、且つ底上げ部30の頂面に底上げ部30の端部30eに対して開口しない穴状の凹部31を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ブロックの倒れ込みを防止しながら、局所的な剛性の増大を抑制して耐偏摩耗性を向上することを可能にした空気入りタイヤに関する。
タイヤ周方向に伸びる複数本の主溝とタイヤ幅方向に伸びる複数本の横溝とで複数のブロックを区画したタイヤにおいて、ブロックのタイヤ周方向への倒れ込みを防止するために、横溝の他の部分に比べて溝深さが小さくなるように横溝の溝底から隆起した底上げ部を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなタイヤでは、摩耗中期以降に底上げ部の頂面がトレッド表面に露出すると、ブロック同士が底上げ部を介して連続してリブを形成する。その結果、底上げ部により連結された部分において、局所的な剛性が増大して偏摩耗を生じ易くなると云う問題がある。
特開2005−007919号公報
本発明の目的は、ブロックの倒れ込みを防止しながら、局所的な剛性の増大を抑制して耐偏摩耗性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝と、タイヤ幅方向に延びて該主溝に連通する複数本の横溝とを設け、これら主溝及び横溝により複数のブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、前記横溝に前記横溝の他の部分に比べて溝深さが小さくなるように前記横溝の溝底から隆起し、タイヤ周方向に隣接するブロック同士を溝底側で連結する底上げ部を形成し、該底上げ部の前記横溝の溝底からの高さHを前記横溝の溝深さDの30%〜80%にし、且つ前記底上げ部の頂面に前記底上げ部の端部に対して開口しない穴状の凹部を設けたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に隣接するブロックを溝底側で連結するように横溝に形成された底上げ部によってブロックの倒れ込みを防止する一方で、この底上げ部の頂面に凹部を設けているので、摩耗中期以降に底上げ部がトレッド表面に露出して、ブロックと底上げ部とが陸続きになっても、局所的に剛性が増大することを抑制することが出来る。また、この凹部が底上げ部の端部に対して開口しない穴状に形成されているので、凹部を設けても負荷時において底上げ部の変形を抑制する効果が低下せず、効果的にブロックの倒れ込みを抑制することが出来る。
本発明においては、凹部の開口部の面積sが底上げ部の頂面の表面積Sに対して0.2S≦s≦0.8Sの関係にあることが好ましい。このように凹部の大きさを特定することで、ブロックの倒れ込み防止の効果を高度に維持しながら、効果的に摩耗中期以降の局所的な剛性の増大を抑制することが出来る。
本発明においては、凹部の深さdが底上げ部の高さHに対して0.3H≦d≦Hの関係にあることが好ましい。このように凹部の深さを特定することで、より効果的に摩耗中期以降の局所的な剛性の増大を抑制することが出来る。
本発明においては、底上げ部が形成される部位における横溝の溝幅wが3mm以上であることが好ましい。このように底上げ部を形成する部位での溝幅を特定することで、効果的にブロックの倒れ込み防止と局所的な剛性の増大の抑制とを両立することが出来る。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの子午線半断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す正面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤにおける横溝の一部を拡大して示す正面図である。 図3のA−A矢視断面図である。 図3のB−B矢視断面図である。 本発明の凹部の様々な態様を示す正面図である。 本発明の凹部の様々な態様を示す断面図である。 従来の空気入りタイヤにおける底上げ部の一例を示す正面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す。図1において、CLはタイヤセンターライン、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。また、ビードコア5の外周上にはビードフィラー6が配置され、このビードフィラー6がカーカス層4の本体部分と折り返し部分により包み込まれている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層7が埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。更に、ベルト層7の外周側にはタイヤ周方向に配向する繊維コードを含むベルト補強層8が設けられている。ベルト補強層8のタイヤ周方向に対するコード角度は5°以下、より好ましくは、3°以下である。
本発明は、このような一般的な空気入りタイヤに適用されるが、その具体的な構造は上述の基本構造に限定されるものではない。
図2は、本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を示している。図2に示す例では、トレッド部1には、タイヤ周方向に伸びる2本の主溝10と、タイヤ幅方向に延びて主溝10,10間に延在する複数本の横溝11と、タイヤ幅方向最外側の主溝10からタイヤ幅方向外側に向かって延在する横溝12とが形成されている。そして、主溝10,横溝11,12により、複数のブロック20が区画されている。
本発明では、このように構成された空気入りタイヤにおいて、図3〜5に示すように、横溝12に横溝12の他の部分に比べて溝深さが小さくなるように横溝12の溝底12bから隆起し、タイヤ周方向に隣接するブロック20,20を溝底12b側で連結する底上げ部30が形成されている。この底上げ部30の横溝12の溝底12bからの高さHは横溝12の溝深さDの30%〜80%である。この底上げ部30は、タイヤ周方向に隣接するブロック20,20を溝底12b側で連結して、その部位の剛性を高めているので、ブロック20の倒れ込みを防止することが出来る。
その一方で、底上げ部30の頂面30tには、底上げ部30の端部30eに対して開口しない穴状の凹部31が設けられている。このように凹部31が設けられているので、底上げ部30が摩耗中期以降にトレッド部1の表面に露出し、ブロック20と底上げ部30とが陸続きになっても、この凹部31によって局所的な剛性の増大を緩和することが出来るので、耐偏摩耗性を向上することが出来る。
更に、この凹部31は、上述のように底上げ部30の端部30eに対して開口しない穴状に形成されているので、凹部31を設けても、タイヤに負荷がかかった際に底上げ部の変形を抑制する効果が低下せず、ブロックの倒れ込みを抑制する効果を高度に維持することが出来る。
ここで、底上げ部30が、タイヤ周方向に隣接するブロック20,20から離間して形成されると、ブロック20をタイヤ周方向に連続させて周方向の剛性を高めることが出来なくなるので、ブロック20の倒れ込みを抑制することが出来ない。また、底上げ部30の高さHが横溝12の溝深さDの30%より小さいと、タイヤ周方向の剛性を充分に高めることが出来ず、ブロック20の倒れ込みを抑制する効果が充分に得られない。逆に、底上げ部30の高さHが横溝12の溝深さDの80%より大きいと、タイヤ周方向の剛性が高くなり過ぎて耐偏摩耗性が低下する。
更に、図8に示すように、凹部31が底上げ部30の端部30eに対して開口する形状(例えば、横溝12の延在方向に延びる溝状)であると、この凹部31を屈曲点として底上げ部30における凹部31の両側部分が倒れ込むことになり、ブロック20の倒れ込みを抑制することが出来ない。尚、底上げ部30の端部30eとは、横溝12の延在方向の両端部である。即ち、底上げ部30はタイヤ周方向に隣接するブロック20と連結して一体化しており、凹部31が底上げ部30における横溝12の壁面と接触する部位まで延在しても、凹部31は開口しないので、横溝12の延在方向の両端部30eのみ考慮すれば良い。
尚、図2の例では、タイヤ幅方向最外側の主溝10よりもタイヤ幅方向外側のショルダー領域における横溝12及びブロック20について、凹部31を有する底上げ部30を設けているが、他の領域に含まれる横溝12及びブロック20においても、凹部31を有する底上げ部30を設けることが出来る。特に、ショルダー領域におけるブロック20は、負荷時に倒れ込み易い傾向にあるので、タイヤ幅方向最外側の主溝10よりもタイヤ幅方向外側のショルダー領域のみに、上述の凹部31を有する底上げ部30を設けることが好ましい。
また、底上げ部30は、横溝12のタイヤ幅方向のどの部位に設けても構わないが、好ましくは、図2に示すように、横溝12の主溝10に対する連通部分に設けると良い。即ち、ブロック20をタイヤ幅方向に見たとき、タイヤ幅方向の中央部分よりもタイヤ幅方向の端部側の方が負荷時において倒れ込み易くなっているので、上述のように底上げ部30を横溝12の主溝10に対する連通部分に設けることで、効果的にブロック20の倒れ込みを抑制することが出来る。
本発明においては、凹部31の開口部31oの面積sが底上げ部30の頂面30tの表面積Sに対して0.2S≦s≦0.8Sの関係にあることが好ましい。このように凹部の大きさを特定することで、ブロックの倒れ込み防止の効果を高度に維持しながら、効果的に摩耗中期以降の局所的な剛性の増大を抑制することが出来る。
このとき、凹部31の開口部31oの面積sと底上げ部30の頂面30tの表面積Sとが、s<0.2Sの関係にあると、凹部31が小さ過ぎて、実質的に凹部31が存在しない場合と同等になり、局所的な剛性の増大を緩和する効果が充分に得られず、耐偏摩耗性を向上する効果が充分に得られなくなる。逆に、凹部31の開口部31oの面積sと底上げ部30の頂面30tの表面積Sとが、s>0.8Sの関係にあると、凹部31が大き過ぎて、負荷時における底上げ部30の変形を抑制する効果が充分に得られず、ブロック20の倒れ込みを防止する効果が充分に得られない。
凹部31の開口部31oの形状は、その面積sが上記範囲内にあれば特に限定されないが、好ましくは、図3の円形、図6(a)の楕円形状、図6(b)の星型状、図6(c)の四角形状にすると良い。また、表面積sの範囲が上記範囲内にあれば、図6(d)のように複数の凹部31を設けても構わない。尚、図6(d)のように複数の凹部31を設ける場合、凹部31の面積sは、各凹部31の開口部31oの面積の総和である。
また、凹部31の開口部31oの縁部と底上げ部30における横溝12の延在方向の端部30eとの離間距離L1は、底上げ部30の頂面30tの横溝12の延在方向の長さLの15%以上であることが好ましい。このように、凹部31を底上げ部31の端部30eから充分に離間させることで、負荷時における底上げ部30の変形を効果的に抑制して、より効果的にブロック20の倒れ込みを防止することが出来る。
このとき、離間距離L1が長さLの15%より小さいと、底上げ部30の剛性が底上げ部30の端部30eに対して凹部31が開口している場合に近くなるため、ブロック20の倒れ込みを防止する効果が充分に得られない。
更に、本発明においては、凹部31の深さdが底上げ部30の高さHに対して0.3H≦d≦Hの関係にあることが好ましい。このように凹部31の深さdを特定することで、より効果的に摩耗中期以降の局所的な剛性の増大を抑制することが出来る。
このとき、凹部31の深さdと底上げ部30の高さHとが、d<0.3Hの関係にあると、凹部31が浅すぎて、実質的に凹部31が存在しない場合と同等になり、局所的な剛性の増大を緩和する効果が充分に得られず、耐偏摩耗性を向上する効果が充分に得られなくなる。逆に、凹部31の深さdと底上げ部30の高さHとがd>Hの関係にあると、凹部31が深過ぎて、凹部31の下側のトレッドゴムゲージが充分に確保されず、タイヤの耐久性が損なわれる虞がある。
本発明において、凹部31の形状としては、太さが一定である形状又は底側が窄まった形状が好ましい。即ち、断面形状が図7(a)に示すような四角形状になる円柱状又は角柱状や、断面形状が図7(b)に示すような半円状になる半球状や、断面形状が図7(c)に示すようなタイヤ径方向内側(図の下側)を頂点とする三角形状になる逆円錐状又は逆角錐状や、断面形状が図7(d)に示すような底上げ部30の頂面30t側が広い台形状になる形状が好ましい。逆に、凹部31の底側が膨らんだ形状は、底上げ部30によるブロック20の補強効果を弱めるため好ましくない。尚、上述の図7(a)〜(d)の形態を組み合わせることも可能である。例えば、図7(a),(c),(d)に示される形状において底面を図7(b)のように丸くすることも可能である。
本発明においては、底上げ部30が形成される部位における横溝12の溝幅wが3mm以上であることが好ましい。このように底上げ部30を形成する部位での横溝12の溝幅wを特定することで、効果的にブロック20の倒れ込み防止と局所的な剛性の増大の抑制とを両立することが出来る。
このとき、底上げ部30が形成される部位における横溝12の溝幅wが3mmより小さいと、横溝12が狭過ぎるため、底上げ部30を設けなくとも充分なブロック剛性が確保され、ブロック20の倒れ込みを防止する必要が無い。底上げ部30が形成される部位における横溝12の溝幅wの上限は特に限定されないが、ブロックの剛性確保の観点から6mm以下であることが好ましい。ここで、横溝12の溝幅wは、図2に示すように、横溝2の中心線に対して垂直に測った溝幅である。
タイヤサイズが245/40R17であり、タイヤの断面構造を図1、トレッドパターンを図2で共通にし、底上げ部に設ける凹部の形状、底上げ部の高さ、底上げ部の表面積Sに対する凹部の開口部の面積sの割合、凹部の深さd、底上げ部での溝幅wをそれぞれ異ならせた従来例1、比較例1、実施例1〜11の13種類の試験タイヤを製造した。
尚、従来例1は、底上げ部に凹部を設けない例である。また、横溝の溝深さDは6.5mmであるが、底上げ部の高さHについては溝深さDに対する割合を同欄に併記し、凹部の深さdについては高さHに対する割合を同欄に併記した。
これら13種類の試験タイヤについて、下記の評価方法により新品時の耐偏摩耗性及び摩耗時の耐偏摩耗性を評価し、その結果を表1に併せて示した。
新品時の耐偏摩耗性
各試験タイヤをリムサイズ17×8.5Jのホイールに組み付け、空気圧230kPaを充填し、神戸製鋼社製タイヤ摩擦エネルギー試験機(MTPSP)を用いてタイヤ摩擦エネルギーを測定し、タイヤ幅方向の各点におけるエネルギーの最大値と最小値との差を求め、耐偏摩耗性の評価とした。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど、タイヤ幅方向の各点間の摩擦エネルギーの差が小さく、耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
摩耗時の耐偏摩耗性
各試験タイヤをリムサイズ17×8.5Jのホイールに組み付け、空気圧230kPaを充填し、ドラム径1707.6mmのドラム試験機を用い、JATMAで規定される最大負荷能力の80%の荷重を負荷し、速度80km/hで底上げ部が接地面に露出して隣接するブロックと陸続きになるまで走行させた。その後、神戸製鋼社製タイヤ摩擦エネルギー試験機(MTPSP)を用いてタイヤ摩擦エネルギーを測定し、タイヤ幅方向の各点におけるエネルギーの最大値と最小値との差を求め、耐偏摩耗性の評価とした。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど、タイヤ幅方向の各点間の摩擦エネルギーの差が小さく、耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
Figure 2013144486
表1から判るように、実施例1〜13はいずれも、新品時の耐偏摩耗性を維持しながら、摩耗時の耐偏摩耗性を向上した。特に、凹部の開口部の表面積sを好ましい範囲に設定した実施例2〜4、凹部の深さdを好ましい範囲に設定した実施例7〜8、底上げ部での溝幅wを好ましい範囲に設定した実施例10〜11は、摩耗時の耐偏摩耗性をより効果的に向上した。
一方、溝状の凹部を設けた比較例1は、摩耗時には溝状の凹部の存在により底上げ部によってブロックが連結されないため耐偏摩耗性を向上することが出来るものの、新品時において溝状の凹部を起点に屈曲が生じてブロックが倒れ込み、それに起因する偏摩耗(ヒールアンドトウ摩耗)が発生するため、新品時の耐偏摩耗性が低下した。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルト補強層
10 主溝
11,12 横溝
20 ブロック
30 底上げ部
31 凹部

Claims (4)

  1. トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝と、タイヤ幅方向に延びて該主溝に連通する複数本の横溝とを設け、これら主溝及び横溝により複数のブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、
    前記横溝に前記横溝の他の部分に比べて溝深さが小さくなるように前記横溝の溝底から隆起し、タイヤ周方向に隣接するブロック同士を溝底側で連結する底上げ部を形成し、該底上げ部の前記横溝の溝底からの高さHを前記横溝の溝深さDの30%〜80%にし、且つ前記底上げ部の頂面に前記底上げ部の端部に対して開口しない穴状の凹部を設けたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記凹部の開口部の面積sが前記底上げ部の頂面の表面積Sに対して0.2S≦s≦0.8Sの関係にあることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記凹部の深さdが前記底上げ部の高さHに対して0.3H≦d≦Hの関係にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記底上げ部が形成される部位における前記横溝の溝幅wが3mm以上であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の空気入りタイヤ。
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