JP2019142362A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】泥濘地での駆動性能や耐外傷性能を向上させることができるとともに、バットレス部に設けられた凸部の間に付着した泥土が排出されやすく泥土の付着による駆動性能の低下が起こりにくい空気入りタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部3と、サイドウォール部2と、トレッド部3とサイドウォール部2の間に設けられたバットレス部10と、バットレス部10にタイヤ周方向Yに間隔をあけて設けられた複数の第1凸部11と、バットレス部10においてタイヤ周方向Yに隣接する第1凸部11の間に設けられた複数の第2凸部12とを備え、第1凸部11は、頂面11aの面積が第2凸部12の頂面12aより広く、バットレス部10からの突出高さが第2凸部12より高く、第2凸部12は、頂面12aから陥没する凹溝12bを備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来、悪路走行を目的とした空気入りタイヤにおいて、トレッド部とサイドウォール部との間に設けられたバットレス部に、タイヤ周方向に間隔をあけて配置した複数の凸部を設ける技術が知られている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。該凸部は、泥濘地にタイヤが沈み込んだときに、剪断抵抗によりトラクションを発生させるためのものであり、泥濘地での駆動性能を確保する目的で設けられている。また、該凸部によって、悪路走行時の耐外傷性能を向上することも知られている。
下記特許文献1〜3では、バットレス部の広範囲にわたって凸部を設けることで泥濘地での駆動性能や耐外傷性能を向上させることができる。しかし、広範囲にわたって凸部を設けると、凸部の間に泥土が滞留しやすくなり駆動性能を大幅に低下させるおそれがある。
特開2002−291937号公報 特開2004−291938号公報 特開2018−1942号公報
本発明は、以上の点に鑑み、泥濘地での駆動性能や耐外傷性能を向上させることができるとともに、凸部の間に付着した泥土が排出されやすく泥土の付着による駆動性能の低下が起こりにくい空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部と、サイドウォール部と、前記トレッド部と前記サイドウォール部の間に設けられたバットレス部と、前記バットレス部にタイヤ周方向に間隔をあけて設けられた複数の第1凸部と、前記バットレス部においてタイヤ周方向に隣接する前記第1凸部の間に設けられた複数の第2凸部とを備え、前記第1凸部は、頂面の面積が前記第2凸部より広く、前記バットレス部からの突出高さが第2凸部より高く、前記第2凸部は、頂面から陥没する凹溝を備えるものである。
本発明によれば、泥濘地での駆動性能や耐外傷性能を向上させることができるとともに、凸部の間に付着した泥土が排出されやすく、泥土の付着による駆動性能の低下を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの斜視図。 図1の空気入りタイヤの半断面斜視図。 図1の空気入りタイヤのトレッド部及びバットレス部の展開図。 図3の要部拡大図。 図4のA−A断面図。 図4のB−B断面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る空気入りタイヤTの一例を示す斜視図、図2は空気入りタイヤTのタイヤ子午線断面図である。なお、図2では右半分のみを示している。
この空気入りタイヤTは、岩場や泥濘地を含む悪路での走行を目的としたオフロード用空気入りタイヤある。この空気入りタイヤTは、左右一対のビード部1と、そのビード部1からタイヤ径方向外方Xoに延びる左右一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2の各々のタイヤ径方向外側端に連なるトレッド部3と、トレッド部3のタイヤ径方向内方Xiに配置された左右一対のバットレス部10とを備えてなる。ここで、バットレス部10は、サイドウォール部2とトレッド部3との境界領域であり、サイドウォール部2とトレッド部3との間を繋ぐように設けられている。
ビード部1には、環状のビードコア1aとビードフィラー1bが設けられている。一対のビード部1間にはトロイダル状のカーカス4が設けられている。
カーカス4は、トレッド部3からバットレス部10及びサイドウォール部2を経て、ビード部1にてビードコア1aにより係止されており、上記各部1,2,3,10を補強する。カーカス4は、この例では、両端部がビードコア1aの周りをタイヤ幅方向内側から外側に折り返すことにより係止されている。カーカス4の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナーが配設されている。
カーカス4は、有機繊維やスチールのコードをタイヤ周方向Yに対して所定の角度(例えば、70°〜90°)で配列し、トッピングゴムで被覆してなる少なくとも1枚のプライを有している。この例では1プライで構成されている。カーカス4を構成する有機繊維コードとしては、例えば、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維等が好ましく用いられる。
サイドウォール部2においてカーカス4の外側(即ち、タイヤ外面側)にはサイドウォールゴム9が設けられている。
トレッド部3のカーカス4の外周には、内外に積層された2枚のプライからなるベルト5が積層され、更にその外周にトレッドゴム6が設けられている。ベルト5は、スチールコードをタイヤ周方向Yに対して10〜65度の角度で配列した1層又は複数層のスチールベルト層からなり、この例では2層のスチールベルト層で形成されている。
トレッド部3は、トレッドゴム6の表面においてタイヤ周方向Yに沿ってジグザグ状に屈曲しながら延びる周方向溝7と、周方向溝7に交差して延びる横溝8とにより区画された複数のブロックを備える。
この例では、トレッド部3は、図3に示すように、タイヤ赤道面Dを挟んでその両側に位置する一対の中央ブロック列31,31と、その両側のショルダー領域に位置する一対のショルダーブロック列32,32との4つのブロック列を有する。ショルダーブロック列32,32は、第1ショルダーブロック32Aと、タイヤ幅方向の外側端部に凹部33が設けられた第2ショルダーブロック32Bとがタイヤ周方向Yに交互に配置されている。第1ショルダーブロック32A及び第2ショルダーブロック32Bは、トレッド部3の側面に開口する横溝8によってタイヤ周方向Yが区画されている。但し、本発明の空気入りタイヤが有するトレッドパターンは、特に限定されるものではない。
ショルダーブロック列32,32のトレッド面のタイヤ幅方向外側端は、トレッド接地端をなしており、タイヤ径方向内方Xiへ延びタイヤ側面上部を構成するバットレス部10が接続されている。
バットレス部10の外壁面10aには、タイヤ周方向Yに間隔をあけて配置された複数の第1凸部11と、タイヤ周方向Yに隣接する第1凸部11の間に配置された複数の第2凸部12とが設けられている。
第1凸部11及び第2凸部12は、いずれもバットレス部10の外壁面10aから隆起する突起であって、第1凸部11の頂面11aが第2凸部12の頂面12aより広くなるようにバットレス部10の外壁面10aに設けられている。
第1凸部11は、タイヤ径方向外方Xoに行くほどバットレス部10の外壁面10aからの突出高さが漸次高くなっている。つまり、第1凸部11のタイヤ径方向外側端11cにおけるバットレス部10の外壁面10aからの突出高さH1oが、第1凸部11のタイヤ径方向内側端11dにおける突出高さH1iより大きく設定されている。また、第1凸部11は、バットレス部10の外壁面10aからの突出高さH1o、H1iが第2凸部12の突出高さH2より高く設定されている(図5参照)。
第2凸部12は、タイヤ周方向Yに隣接する第1凸部11の間において第1凸部11よりタイヤ周方向Yに離間して配置されており、第1凸部11と第2凸部12との間に、バットレス部10の外壁面10aの一部を構成する第1凹溝15が区画形成されている。
第2凸部12には、その頂面12aから陥没する第2凹溝12bが設けられている。この第2凹溝12bは、第2凸部12におけるタイヤ径方向内側壁12c及び外側壁12dに開口するようにタイヤ径方向Xに沿って設けられている。
第2凸部12に設けられた第2凹溝12bは、その深さ(第2凸部12の頂面12aから第2凹溝12bの底部までの長さ)Dが、第2凸部12の突出高さH2より小さく設定されている。つまり、第2凹部溝12bの底部は、バットレス部10の外壁面10aより隆起している。
また、本実施形態では、タイヤ周方向Yに隣接する第1凸部11と第1凸部11の間に設けられた第2凸部12とで囲まれた空間Pが、トレッド部3に設けられた横溝8及び第2ショルダーブロック32Bとタイヤ周方向Yに重なるように配置されている。つまり、横溝8及び第2ショルダーブロック32Bのタイヤ径方向内方Xiに空間Pが配置され、第1ショルダーブロック32Aのタイヤ径方向内方Xiに第1凸部11が配置されている。
ここで、図5及び図6を参照して第1凸部11及び第2凸部12の寸法の一例を挙げると、第1凸部11のタイヤ径方向外側端11cにおけるバットレス部10の外壁面10aからの突出高さH1oを5〜10mm、第1凸部11のタイヤ径方向内側端11dにおけるバットレス部10の外壁面10aからの突出高さH1iを3〜7mm、第2凸部12のバットレス部10の外壁面10aからの突出高さH2を2〜3mm、第2凸部12に設けられた第2凹溝12bの深さDを1〜2mmに設定することができる。
なお、本明細書における上記各寸法は、特に言及した場合を除いて、空気入りタイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのものである。また、本明細書において、接地端とは、空気タイヤを正規リムにリム組みし、正規内圧を充填した状態で平坦な路面に垂直に置き、正規荷重を加えた正規荷重状態において、路面に接地するトレッド面のタイヤ幅方向端部のことである。
正規リムとは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば"Design Rim"、ETRTOであれば"MeasuringRim"となる。正規内圧とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば"INFLATION PRESSURE"である。また、正規荷重とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば上記の表に記載の最大値、ETRTOであれば"LOAD CAPACITY"である。
また、バットレス部10の外壁面10aとは、第1凸部11及び第2凸部12を除いたバットレス部10本体の外壁面部分であり、通常、複数の円弧をなめらかに接続することで規定される子午線断面形状をもつ。
以上のような本実施形態に係る空気入りタイヤTであると、泥濘地での駆動性能や耐外傷性能を向上させることができるとともに、第1凸部11及び第2凸部12の間に付着した泥土が排出されやすく泥土の付着による駆動性能の低下を抑えることができる。
すなわち、泥濘地のような軟弱路では、車両の重みにより空気入りタイヤTが沈み込み、泥土中に埋没した第1凸部11が擬似的に接地することになるため、タイヤ転動時に第1凸部11においてトラクションが発生し、泥濘地での駆動性能を向上することができる。
また、タイヤ周方向Yに間隔をあけて設けられた第1凸部11の間には、第1凸部11より突出高さの小さい第2凸部12が設けられている。そのため、タイヤ周方向Yに隣接する第1凸部11の間に形成された空間において泥土を捉えて高いトラクションを得ることができるとともに、第1凸部11の間を第2凸部12によって保護することができる。加えて、第2凸部12の突出高さを第1凸部11と同じ突出高さとする場合に比べて、空気入りタイヤTに要するゴム量を低減することができる。
さらに、本実施形態では、第2凸部12に第2凹溝12bが形成されているため、タイヤ周方向Yに隣接する第1凸部11の間に泥土が付着しても、泥土の乾燥後にタイヤTが変形することで第2凹溝12bを起点として乾燥した泥土が剥がれ落ちやすくなり、第1凸部11の間に泥土が滞留することによる駆動性能の低下を防ぐことができる。
また、本実施形態では、第1凸部11が、タイヤ径方向外方Xoに行くほどバットレス部10の外壁面10aからの突出高さが漸次高くなっているため、タイヤ転動時に第1凸部11で発生するトラクションを増大することができ、泥濘地での駆動性能をより一層向上することができる。
なお、本実施形態において、図3及び4に示すように、タイヤ径方向Xの少なくとも一方(この例では、タイヤ径方向内方Xi)に開口するノッチ11bを第1凸部11に設けてもよい。第1凸部11にノッチ11bを設けることで、泥濘地にタイヤが沈み込んだときに第1凸部11において発生するトラクションが大きくなり、泥濘地での駆動性能を向上させることができる。
また、本実施形態において、第1凸部11及び第2凸部12がバットレス部10の外壁面10aに占める割合を任意に設定することができるが、図4に示すように、第1凸部11及び第2凸部12において最もタイヤ径方向外側に位置する箇所(本実施形態では、第1凸部11のタイヤ径方向外側端11c)を通る外側円Coと、最もタイヤ径方向内側に位置(本実施形態では、第1凸部11のタイヤ径方向内側端11d)する箇所を通る内側円Ciとで挟まれた領域Mの面積に対する第1凸部11の頂面11a及び第2凸部12の頂面12aの面積の合計の比率が50%以上であることが好ましい。
このように第1凸部11及び第2凸部12を設けることで、バットレス部10において高い耐外傷性能を確保することができる。
また、本実施形態において、外側円Coと内側円Ciとで挟まれた領域Mを、タイヤ径方向Xの長さが等しくなるように内側領域Miと外側領域Moに2分割したときに、内側領域Miの面積Siに対する内側領域Miに位置する第1凸部11の頂面11aの面積Si1及び第2凸部12の頂面12aの面積Si2の合計の比率ri(=(Si1+Si2)/Si)と、外側領域Moの面積Soに対する外側領域Moに位置する第1凸部11の頂面11aの面積So1及び第2凸部12の頂面12aの面積So2の合計の比率ro(=(So1+So2)/So)の差(=ri−ro)の絶対値が15%以下であることが好ましい。
このように第1凸部11及び第2凸部12を設けることで、バットレス部10のゴム厚みをタイヤ径方向Xで略均一化することができるため、タイヤ加硫成形時のゴム流れを良くし、ゴム流れ不良を抑制して第1凸部11及び第2凸部12の成型性を改善することができる。
なお、上記した実施形態では、第1凸部11が、タイヤ径方向外方Xoに行くほどバットレス部10の外壁面10aからの突出高さが漸次高くなる場合について説明したが、第1凸部11の頂面11aの位置によらず第1凸部11の突出高さを一定の大きさに設定してもよい。
また、第1凸部11及び第2凸部12は、左右一対のバットレス部10の少なくとも一方に設けられているが、泥濘地でのトラクション性能及び耐外傷性能を高める観点から、両方のバットレス部10に設けることが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、バットレス部10の外壁面10aに上記した第1凸部11、第2凸部12を設けたこと以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…ビード部、2…サイドウォール部、3…トレッド部、7…周方向溝、8…横溝、9…サイドウォールゴム、10…バットレス部、10a…外壁面、11…第1凸部、11a…頂面、11b…ノッチ、11c…外側端、11d…内側端、12…第2凸部、12a…頂面、12b…第2凹溝、12c…タイヤ径方向内側壁、12d…外側壁、15…第1凹溝

Claims (5)

  1. トレッド部と、サイドウォール部と、前記トレッド部と前記サイドウォール部の間に設けられたバットレス部と、前記バットレス部にタイヤ周方向に間隔をあけて設けられた複数の第1凸部と、前記バットレス部においてタイヤ周方向に隣接する前記第1凸部の間に設けられた複数の第2凸部とを備え、
    前記第1凸部は、頂面の面積が前記第2凸部より広く、前記バットレス部からの突出高さが前記第2凸部より高く、
    前記第2凸部は、頂面から陥没する凹溝を備える空気入りタイヤ。
  2. 前記第1凸部は、タイヤ径方向に開口するノッチを備える請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1凸部及び前記第2凸部において最もタイヤ径方向外側に位置する箇所を通る外側円と、最もタイヤ径方向内側に位置する箇所を通る内側円とで挟まれた領域を、タイヤ径方向の長さが等しくなるように内側領域と外側領域に2分割したときに、前記内側領域の面積に対する前記内側領域に位置する前記第1凸部及び前記第2凸部の頂面の面積の合計の比率と、前記外側領域の面積に対する前記外側領域に位置する前記第1凸部及び前記第2凸部の頂面の面積の合計の比率との差が、15%以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1凸部及び前記第2凸部において最もタイヤ径方向外側に位置する箇所を通る外側円と、最もタイヤ径方向内側に位置する箇所を通る内側円とで挟まれた領域の面積に対する前記第1凸部及び前記第2凸部の頂面の面積の合計の比率が50%以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1凸部は、タイヤ径方向外方に行くほど前記バットレス部からの突出高さが高くなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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