JP7364939B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関し、詳しくは、未舗装路の走行に好適なタイヤに関する。
一般に、泥濘地や砂地、岩場等の未舗装路を走行する車両(例えば、ピックアップトラック等)に装着されるタイヤでは、オフロード性能や耐外傷性の確保、及びアグレッシブな外観の実現が望まれる。このため、サイドウォール部にデザイン性の高いサイドブロックを採用した空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-1942号公報
ところで、デザイン性の高いサイドブロックには、ブロックの高さを異ならせることでサイドウォール部に立体感を与えるものがあり、この種のサイドブロックは各ブロックの凹凸差が大きい傾向にある。このため、タイヤ周方向上におけるゲージバラつきによるタイヤの均一性(ユニフォミティ)が低下するため、走行時に振動が起きやすいといった問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性の両立を図ったタイヤを提案することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るタイヤは、タイヤ周方向に延在するトレッド部と、トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部とを備え、少なくとも一方のサイドウォール部には、該サイドウォール部の表面から隆起して形成された複数のサイドブロックと、タイヤ周方向に隣り合う前記サイドブロックにより区画されて一端がタイヤ径方向内側へと開口する複数のサイド溝とを備え、トレッド部を成形するトレッドモールドとサイドブロック及びサイドウォール部を成形するサイドモールドとの境界であるモールド割り位置に沿う第1仮想線と、複数のサイドブロックのタイヤ径方向内側の各端部に沿う第2仮想線とを定義した場合に、第1仮想線及び第2仮想線にて区画された領域とサイドブロックの領域とのランド比R1が40%≦R1≦80%の範囲内であること、を特徴とする。
上記タイヤにおいて、第1仮想線と第2仮想線とのタイヤ径方向の垂直距離の各中間位置に沿う第3仮想線を定義し、第1仮想線及び第3仮想線にて区画された外周領域と該外周領域内に存在するサイドブロックの領域との外周ランド比R2が65%≦R2≦90%の範囲内であることが好ましい。
上記タイヤにおいて、第1仮想線と第2仮想線とのタイヤ径方向の垂直距離の各中間位置に沿う第3仮想線を定義し、第2仮想線及び第3仮想線にて区画された内周領域と該内周領域内に存在するサイドブロックの領域との内周ランド比R3が35%≦R3≦70%の範囲内であることが好ましい。
上記タイヤにおいて、内周ランド比R3と外周ランド比R2との関係が、0.5≦(R3/R2)≦0.8の範囲内であることが好ましい。
上記タイヤにおいて、外周ランド比R2とランド比R1との関係が、0.5≦(R2/R1)≦0.8の範囲内であることが好ましい。
上記タイヤにおいて、トレッド部のショルダー領域には、タイヤ周方向に複数のショルダーブロックが配列され、サイドブロックは、タイヤ周方向に隣り合う少なくとも2つのショルダーブロックに跨って設けられていることが好ましい。
上記タイヤにおいて、サイドブロックには、タイヤ周方向の略中央部に凹部と、凹部に連結されて該凹部よりも浅い浅溝とが形成され、浅溝はタイヤ径方向内側へ延びてサイド溝に開口していることが好ましい。
上記タイヤにおいて、サイドブロックは、サイドウォール部の表面からの突出量が3mm以上10mm以下であることが好ましい。
上記タイヤにおいて、モールド割り位置からサイドブロックにおけるタイヤ径方向内側の端部までの垂直距離Aと、タイヤ断面高さSHとの関係が、0.1≦(A/SH)≦0.4の範囲内であることが好ましい。
本発明に係るタイヤは、モールド割り位置に沿う第1仮想線と、複数のサイドブロックのタイヤ径方向内側の各端部に沿う第2仮想線とで区画された領域とサイドブロックの領域とのランド比R1を40%≦R1≦80%の範囲内としたため、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの要部を示す子午断面図である。 図2は、図1のB-B矢視図である。 図3は、サイドブロックを模式的に示した断面図である。 図4は、サイドブロックを示す部分拡大断面図である。 図5は、サイドブロックのデザイン図である。 図6は、サイドブロックの変形例を示す図である。 図7Aは、空気入りタイヤの性能評価試験の結果を示す図表である。 図7Bは、空気入りタイヤの性能評価試験の結果を示す図表である。 図7Cは、空気入りタイヤの性能評価試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明に係るタイヤの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態に係るタイヤは、泥濘地や砂地、岩場等の未舗装路を走行する、例えば、ピックアップトラック等の車両用の空気入りタイヤである。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想到できるもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの要部を示す子午断面図である。図2は、図1のB-B矢視図である。図3は、サイドブロックを模式的に示した断面図である。以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示省略)と直交する方向をいう。さらに、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、回転軸と平行な方向をいう。さらに、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、タイヤ径方向の最も外側となる部分にトレッド部2が配設されており、トレッド部2は、ゴム組成物から成るトレッドゴム層4を有している。また、トレッド部2の表面、即ち、当該空気入りタイヤ1を装着する車両(図示省略)の走行時に路面と接触する部分は、踏面3として形成され、踏面3は空気入りタイヤ1の輪郭の一部を構成している。
トレッド部2のタイヤ幅方向の両側には、それぞれタイヤ径方向内側に延在する一対のサイドウォール部8が配置される。これらサイドウォール部8のタイヤ径方向内側には、それぞれ一対のビード部10が位置している。各ビード部10にはビードコア11が設けられており、ビードコア11のタイヤ径方向外側にはビードフィラー12が設けられている。ビードコア11は、スチールワイヤであるビードワイヤを束ねて円環状に形成される環状部材になっており、ビードフィラー12は、ビードコア11のタイヤ径方向外側に配置されるゴム部材になっている。
また、トレッド部2には、複数層(図1では2層)のベルト層14が配設されている。これらベルト層14は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを有し、これら補強コードが層間で互いに交差するように配置されている。これら補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は、所定の範囲内(例えば10°以上40°以下)に設定されている。さらに、ベルト層14のタイヤ径方向外側にはベルト補強層15が設けられている。ベルト補強層15は、タイヤ周方向に配向する有機繊維コードを有し、有機繊維コードのタイヤ周方向に対する角度は所定の範囲内(例えば0°以上5°以下)に設定されている。なお、トレッド部2が有するトレッドゴム層4は、トレッド部2におけるベルト層14及びベルト補強層15のタイヤ径方向外側に配置されている。
一方、ベルト層14のタイヤ径方向内側、及びサイドウォール部8のタイヤ赤道面CL側には、ラジアルプライのコードを内包するカーカス層13が連続して設けられている。カーカス層13は、1枚のカーカスプライから成る単層構造、或いは複数のカーカスプライを積層して成る多層構造を有し、タイヤ幅方向の両側に配設される一対のビード部10間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。
詳しくは、カーカス層13は、タイヤ幅方向における両側に位置する一対のビード部10のうち、一方のビード部10から他方のビード部10にかけて配設されており、ビードコア11及びビードフィラー12を包み込むようにビード部10でビードコア11に沿ってタイヤ幅方向外側に巻き返されている。ビードフィラー12は、このようにカーカス層13がビード部10で折り返されることにより、ビードコア11のタイヤ径方向外側に形成される空間に配置されるゴム材になっている。また、ベルト層14及びベルト補強層15は、このように一対のビード部10間に架け渡されるカーカス層13における、トレッド部2に位置する部分のタイヤ径方向外側に配置されている。また、カーカス層13のカーカスプライは、スチール、或いはアラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維材から成る複数のカーカスコードを、コートゴムで被覆して圧延加工することによって構成されている。カーカスプライを構成するカーカスコードは、タイヤ周方向に対する角度がタイヤ子午線方向に沿いつつ、タイヤ周方向にある角度を持って複数並設されている。
トレッド部2には、踏面3にタイヤ周方向に延びる主溝30が複数(例えば2本)形成されており、複数の主溝30は、タイヤ幅方向に並んでいる。複数の主溝30は、例えば、所定の方向に直進する部分が屈曲点を介して連結したジグザグ状に形成されている。これら主溝30の内部(溝底)には、それぞれ摩耗末期を示すトレッドウェアインジケータ(スリップサイン;不図示)を有している。また、複数の主溝30によって区画された複数(例えば3列)の陸部は、様々な溝(ラグ溝、補助溝、細溝など、不図示)によって更に複数のブロック20に区画されている。これにより、トレッド部2は、ブロック20を基調としたブロックパターンを形成している。
図1の例では、複数のブロック20のうち、一対の主溝30の間にはセンターブロック21が区画されており、一対の主溝30のタイヤ幅方向外側(ショルダー領域)にはショルダーブロック22が区画されている。センターブロック21は、一対の主溝30同士を連結してタイヤ幅方向に延在するセンターラグ溝と、タイヤ周方向に隣り合うセンターラグ溝同士を連結する補助溝とによって区画されている。また、ショルダーブロック22は、主溝30から接地端Tを超えて延在するショルダーラグ溝31(図2)によって区画されて、タイヤ周方向に複数のショルダーブロック22が配列されている。また、図2の例では、ショルダーブロック22には、該ショルダーブロック22の接地面(踏面3)及びタイヤ幅方向外側の側面22aに、それぞれ細溝32が設けられている。
ここでいう接地端Tは、空気入りタイヤ1を規定リムにリム組みして規定内圧を充填し、静止状態にて平板に対して垂直に置かれて規定荷重に相当する荷重を加えられたときの、踏面3における平板に接触する領域のタイヤ幅方向の両最外端をいい、タイヤ周方向に連続する。また、規定リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、或いは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、規定内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、或いはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、規定荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、或いはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
また、サイドウォール部8には、図2に示すように、タイヤ周方向に複数のサイドブロック40が形成されている。これらサイドブロック40は、サイドウォール部8の表面8aから隆起して形成されおり、タイヤ周方向に隣り合うサイドブロック40、40間には、該サイドブロック40により区画されるサイド溝41が形成されている。即ち、サイドブロック40とサイド溝41とが対となって、サイドウォール部8にタイヤ周方向に繰り返し配置されている。また、サイドブロック40は、図1に示すように、タイヤ幅方向の最も外側に位置する部分であり、未舗装路を走行する際に、サイドブロック40で路面上の泥等を噛み込んでトラクション性能を得ている。このため、サイドブロック40は、図1に示すように、少なくとも一方(例えば、車両に装着した際の該車両の外側に位置する方)のサイドウォール部8に設ければよいが、両方のサイドウォール部8に設けてもよいことは勿論である。
複数のサイドブロック40は、サイドウォール部8のタイヤ径方向外側に、複数のショルダーブロック22に隣接して配置されている。本実施形態では、複数のサイドブロック40と複数のショルダーブロック22との間には、タイヤ周方向にリブ状に延在する突条25が形成されている。この突条25は、モールド割り位置に相当するものである。モールド割り位置とは、トレッド部2を成形するトレッドモールド(不図示)と、サイドウォール部8及びサイドブロック40を成形するサイドモールド(不図示)との境界位置として定義される。突条25(モールド割り位置)は、空気入りタイヤ1において、タイヤ径方向に移動するトレッドモールドと、タイヤ幅方向に移動するサイドモールドとの突き合わせ痕として視認することができる。
サイドブロック40は、ブロック内側に向かって凸となる頂点も含めて7個の頂点を有する多角形状(七角形状)に形成されている。サイドブロック40は、基端部が突条25側に連結され、先端部(端部)40aがタイヤ径方向内側に延在している。サイドブロック40は、タイヤ径方向内側に向けて先細りとなっており、即ち、タイヤ周方向における先端部40a側の幅が基端部側の幅よりも狭くなっている。なお、サイドブロック40の形状は、七角形に限るものではない。
また、1つのサイドブロック40は、図2に示すように、タイヤ周方向に隣り合う2つのショルダーブロック22、22に跨って設けられている。即ち、タイヤ周方向に隣り合う2つショルダーブロック22をブロック対としたとき、サイドブロック40は、このブロック対のそれぞれに対して1つずつ設けられている(いわゆる2in1構成)。この構成によれば、サイドブロック40の剛性が向上するため、例えば、岩場(ロック路面)などの未舗装路を走行する際の耐外傷性を向上することができる。なお、本実施形態では、サイドブロック40は、タイヤ周方向に隣り合う2つのショルダーブロック22に跨って設ける構成としたが、3つ以上のショルダーブロック22に跨って設けてもよい。
サイド溝41は、サイドブロック40、40間に設けられ、サイド溝41の一端41Aは、タイヤ径方向内側で開口している。このサイド溝41は、サイドブロック40の形状とは反対にタイヤ径方向内側に向けて開口幅が広がるように形成されている。また、サイドブロック40は、上記のタイヤ周方向に隣り合う2つのショルダーブロック22に跨って設けられているため、サイド溝41の他端41Bは、ショルダーラグ溝31に対応する位置(ショルダーラグ溝31の延長上)に設けられ、この位置の突条25で終端している。本実施形態では、サイド溝41は、ショルダーラグ溝31の延長上に位置しているため、ショルダーラグ溝31内の水や泥を、サイド溝41を通じて排出することができ、排水性の向上を実現できる。なお、本実施形態では、ショルダーラグ溝31とサイド溝41との間に突条25を設けた構成としたが、この突条25を除いてショルダーラグ溝31とサイド溝41とを連結してもよい。
サイドブロック40は、図3に示すように、サイドウォール部8の表面8aから3mm以上10mm以下の範囲の高さ(突出量)Hに形成されていることが好ましい。この場合、サイドブロック40の高さHが3mm未満であると、ブロックが小さすぎるため充分なエッジ効果を得ることができない。また、サイドブロック40の高さが10mmを超えると、各サイドブロック40の凹凸(ゴム量の増減)が顕著になり、タイヤの均一性が低下する。このため、本実施形態では、サイドブロック40の高さHは5mmに設定されている。
また、各サイドブロック40には、図2に示すように、それぞれ第1凹部(凹部)42、第2凹部43、浅溝44、及びサイプ45が設けられている。第1凹部42は、サイドブロック40のタイヤ周方向の略中央部であって、ショルダーラグ溝31の延長上の位置に形成されている。第2凹部43は、第1凹部42を挟んで、タイヤ周方向に複数(2つ)並設されており、それぞれショルダーブロック22の細溝32の延長上の位置に形成されている。浅溝44は、第1凹部42とサイド溝41とを連通するものであり、浅溝44の一端は第1凹部42に連結され、他端はタイヤ径方向内側へ延びてサイド溝41に開口している。サイプ45は、第2凹部43とサイド溝41とを連通するものであり、サイプ45の一端は第2凹部43に連結され、他端はそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ径方向内側へ延びて、該第2凹部43に近い側のサイド溝41に開口している。
サイドブロック40に形成された第1凹部42、第2凹部43、浅溝44、及びサイプ45は、それぞれサイドブロック40の高さH以下の深さHbに設定される。具体的には、第1凹部42は、例えば、サイドブロック40の高さHと同等の深さを有する。第2凹部43と浅溝44は、所定の基準値(0.2H)よりも深いものの第1凹部42よりも浅く形成され、例えば、サイドブロック40の高さHに対して、0.2H≦Hb<Hの範囲内の深さとなるように形成されている。サイプ45は、第2凹部43や浅溝44、所定の基準値(0.2H)よりも浅く形成され、例えば、サイドブロック40の高さHに対して、0.2H>Hbの範囲内の深さとなるように形成されている。
このように、第1凹部42の深さをサイドブロック40の高さHと同等に形成したため、この第1凹部42が泥濘路走行時に効果的に土を固めることができ、土柱せん断力を高めることができる。さらに、第1凹部42に該第1凹部42よりも浅い浅溝44を接続したため、第1凹部42で土が押し固められた際に発生する水が、タイヤ回転時に、浅溝44を通じて効果的にサイド溝41に排水することができる。従って、泥濘路における走破性(オフロード性能)を向上させることが可能となる。
ところで、泥濘地や砂地、岩場等の未舗装路を走行する車両に装着される空気入りタイヤ1は、オフロード性能や耐外傷性を確保するとともに、タイヤの均一性(ユニフォミティ)の低下を抑制して走行時の振動低下が望まれている。サイドブロック40は、サイドウォール部8にタイヤ周方向に所定間隔で繰り返し配置されているため、タイヤの均一性に大きく関与する部位となっている。このため、発明者は、サイドブロック40のランド比に着目し、タイヤの均一性を適正に確保できるランド比の数値範囲を見出した。
図4は、サイドブロックを示す部分拡大断面図であり、図5は、サイドブロックのデザイン図である。この図5では、タイヤ周方向に円環状に延びる複数のサイドブロックを便宜上、直線状に表している。まず、ランド比について説明する。ランド比R1は、所定の領域の面積に対するサイドブロックの面積の割合をいう。この所定の領域は、図4及び図5に示すように、モールド割り位置である突条25に沿って延びる第1仮想線L1と、複数のサイドブロック40のタイヤ径方向内側の各先端部40aに沿って延びる第2仮想線L2とで区画された円環状の領域である。これに対して、サイドブロック40の領域の面積は、サイドブロック40の全体から第1凹部42、第2凹部43及び浅溝44の面積を差し引いた面積である。本実施形態では、サイドブロック40の高さHの20%(0.2H)未満の深さHbの凹部や溝は、サイドブロック40に含まれる。即ち、サイプ45の深さHbは、0.2H>Hbの範囲に形成されているため、サイプ45はサイドブロック40とみなしている。
この場合、ランド比R1は、40%≦R1≦80%の範囲内であるが、55%≦R1≦75%の範囲内であることが好ましい。更に、ランド比R1は、50%≦R1≦70%の範囲内であることがより好ましい。この構成によれば、サイドブロック40のランド比R1を適性化することができ、未舗装路を走行する際の高いトラクション性能(オフロード性能)と耐外傷性の向上を図ることができる。さらに、サイドブロック40の過度な凹凸を抑えることができるため、タイヤの均一性の低下(悪化)を抑制することができる。
即ち、ランド比R1が40%未満の場合には、サイドブロック40の領域面積が小さすぎて充分なエッジ効果を得ることができず、オフロード性能及び耐外傷性が低下する。また、ランド比R1が80%よりも大きな場合には、サイドブロック40の領域面積が大きすぎることにより、タイヤの均一性が低下する。本実施形態では、ランド比R1を40%≦R1≦80%の範囲内としたことにより、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。更に、ランド比R1を55%≦R1≦75%または50%≦R1≦70%の範囲内とすることにより、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、より高いオフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、第1仮想線L1と第2仮想線L2とのタイヤ径方向の垂直距離の各中間位置に沿う第3仮想線L3を定義し、各仮想線L1~L3で区画された領域に対する各ランド比の範囲を規定している。具体的には、第1仮想線L1及び第3仮想線L3にて区画された外周領域の面積と、この外周領域内に存在するサイドブロック40の領域の面積との外周ランド比R2は、65%≦R2≦90%の範囲内であることが好ましく、更には65%≦R2≦80%の範囲内であることがより好ましい。
第1仮想線L1と第3仮想線L3とで区画された外周領域は、ショルダーブロック22に隣接する領域であり、例えば、泥濘路面やロック路面などの走行時に路面とより接触しやすい領域である。本実施形態では、トレッド部2の踏面3側に位置する外周ランド比R2を全体のランド比R1よりも高めたことにより、路面との接触面積が向上して泥濘地や岩場での走破性の向上を図ることができる。即ち、外周ランド比R2が65%未満の場合には、外周領域内のサイドブロック40の領域面積が小さく、泥濘地や岩場での走破性が低下する。また、外周ランド比R2が90%よりも大きな場合には、外周領域内のサイドブロック40の領域面積が大きすぎることにより、タイヤの均一性が低下する。本実施形態では、外周ランド比R2を65%≦R2≦90%の範囲内としたことにより、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、特に、泥濘地や岩場におけるオフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。更に外周ランド比R2を65%≦R2≦80%の範囲内とすることにより、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、より高いオフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
また、上記した外周ランド比R2とランド比R1との関係は、1.1≦(R2/R1)≦1.7の範囲内であることが好ましい。この構成によれば、トレッド部2の踏面3側に位置する外周ランド比R2を全体のランド比R1よりも高めたことにより、路面との接触面積が向上して泥濘地や岩場での走破性の向上を図ることができる。即ち、外周ランド比R2とランド比R1との関係(R2/R1)が1.1未満の場合には、外周領域内のサイドブロック40の領域面積が小さく、泥濘地や岩場での走破性が低下する。また、外周ランド比R2とランド比R1との関係(R2/R1)が1.7よりも大きい場合には、外周領域内のサイドブロック40の領域面積が大きすぎることにより、タイヤの均一性が低下する。本実施形態では、外周ランド比R2とランド比R1との関係を、1.1≦(R2/R1)≦1.7の範囲内としたことにより、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、特に、泥濘地や岩場におけるオフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
また、第2仮想線L2及び第3仮想線L3にて区画された内周領域の面積と、この内周領域内に存在するサイドブロック40の領域の面積との内周ランド比R3は、35%≦R3≦70%の範囲内であることが好ましく、更には、40%≦R3≦60%の範囲内であることがより好ましい。
本実施形態では、路面と接触しないタイヤ径方向内側に位置する内周ランド比R3を全体のランド比R1よりも低くしたことにより、サイドブロック40全体の面積を最適な範囲に維持してオフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができ、結果的にサイドウォール部8のゲージバラつきが減少してタイヤの均一性の低下を抑制することができる。即ち、内周ランド比R3が35%未満の場合には、内周領域内のサイドブロック40の領域面積が小さく、耐外傷性が低下する。また、内周ランド比R3が70%よりも大きな場合には、サイドブロック40の領域面積が大きすぎることにより、タイヤの均一性が低下する。本実施形態では、内周ランド比R3を35%≦R3≦70%の範囲内としたことにより、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。更に、内周ランド比R3を40%≦R3≦60%の範囲内としたことにより、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、より高いオフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
また、上記した内周ランド比R3と外周ランド比R2との関係は、0.5≦(R3/R2)≦0.8の範囲内であることが好ましい。本実施形態では、内周ランド比R3よりも外周ランド比R2を大きく設定するとともに、サイドブロック40におけるタイヤ径方向の垂直距離の中間位置を境界に内周ランド比R3と外周ランド比R2を変化させることで、オフロード性能とタイヤの均一性の両立が可能となる。即ち、内周ランド比R3と外周ランド比R2との関係(R3/R2)が0.5未満の場合には、内周ランド比R3に比べて外周ランド比R2が大きすぎるため、タイヤの均一性が低下する。また、内周ランド比R3と外周ランド比R2との関係(R3/R2)が0.8よりも大きな場合には、内周ランド比R3に比べて外周ランド比R2が小さくなるため、その分、外周領域内のサイドブロック40の領域面積が小さく、オフロード性能や耐外傷性が低下する。本実施形態では、内周ランド比R3と外周ランド比R2との関係は、0.5≦(R3/R2)≦0.8の範囲内としたため、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
また、サイドブロック40は、オフロード性能、耐外傷性、タイヤの均一性を両立するために、サイドブロック40のタイヤ径方向の高さを適正値の範囲とすることが好ましい。具体的には、図1に示すように、突条(モールド割り位置)25からサイドブロック40におけるタイヤ径方向内側の先端部40aまでの垂直距離Aがタイヤ断面高さSHの10%以上40%以下とすることが好ましい。言い換えると、上記した垂直距離Aとタイヤ断面高さSHとの関係が、0.1≦(A/SH)≦0.4の範囲内であることが好ましい。即ち、垂直距離Aとタイヤ断面高さSHとの関係(A/SH)が、0.1(10%)未満である場合には、サイドブロック40の垂直距離A(高さ)が十分でなく、オフロード性能及び耐外傷性が低下する。また、垂直距離Aとタイヤ断面高さSHとの関係(A/SH)が、0.4(40%)よりも大きくなった場合には、サイドブロック40が大きくなるため、重量増に伴うゲージバラつきからタイヤの均一性が低下する。本実施形態では、突条25からサイドブロック40におけるタイヤ径方向内側の先端部40aまでの垂直距離Aとタイヤ断面高さSHとの関係が、0.1≦(A/SH)≦0.4の範囲内としたため、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
[変形例]
なお、上記したランド比R1、外周ランド比R2、内周ランド比R3は規定された範囲内にあれば、サイドブロックの形状などは実施形態で説明したものに限るものではない。図6は、サイドブロックの変形例を示す図である。この図6では、サイドブロック140は、ブロック内側に向かって凸となる頂点も含めて7個の頂点を有する多角形状(七角形状)に形成されている。サイドブロック140は、基端部が突条25側に連結され、1つの頂点がタイヤ径方向内側に延在して先端部(端部)140aを形成している。
各サイドブロック140には、図6に示すように、それぞれ第1凹部(凹部)142、第2凹部143、及び浅溝144が設けられている。第1凹部142は、サイドブロック140のタイヤ周方向の略中央部であって、ショルダーラグ溝31の延長上の位置に形成されている。第2凹部143は、第1凹部142のタイヤ周方向に並設されており、ショルダーブロック22の細溝32の延長上の位置に形成されている。浅溝144は、第1凹部142とサイド溝41とを連通するものであり、浅溝144の一端は第1凹部142を挟んで第2凹部143のタイヤ周方向反対側に延びており、ショルダーブロック22の細溝32の延長上の位置で終端している。また、浅溝144の他端はタイヤ径方向内側へ延びてサイド溝41に開口している。この他の構成については、上記した実施形態で説明したものと同等であるため、説明を省略する。
[実施例]
図7A~図7Cは、空気入りタイヤの性能評価試験の結果を示す図表である。以下、上記の空気入りタイヤ1について、従来例の空気入りタイヤと、比較例に係る空気入りタイヤと本発明の実施例に係る空気入りタイヤ1とについて行なった性能の評価試験について説明する。性能評価試験は、オフロード性能として、泥濘路での走破性及びロック路面での走破性と、耐外傷性と、均一性についての試験を行った。
性能評価試験は、JATMAで規定されるタイヤサイズがLT265/70R17 121Qの空気入りタイヤ1を、リムサイズ17×8JのJATMA標準のリムホイールにリム組みし、空気圧を350kPaに調整して、評価車両(LTピックアップ車)に装着して評価車両で走行をすることにより行った。
各試験項目の評価方法は、泥濘路での走破性については、水を含んで泥状となった泥濘路でのトラクション及び発進性についてテストドライバーによる官能評価を行った。また、ロック路面での走破性については、所定の岩場からなるロック路面でのトラクション及び発進性についてテストドライバーによる官能評価を行った。これらの評価結果は、従来例の値を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどオフロード走破性が優れることを意味する。また、耐外傷性については、泥濘路またはロック路面の走行後にサイドウォール部8の損傷数を計測して評価した。これらの評価結果は、従来例の値を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐外傷性が優れることを意味する。また、均一性(振動)については、舗装路面(オンロード路面)を走行時の振動の有無(大きさ)についてテストドライバーによる官能評価を行った。この評価結果は、従来例の値を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど均一性が優れることを意味する。
性能評価試験は、従来の空気入りタイヤの一例である従来例の空気入りタイヤと、本発明に係る空気入りタイヤ1である実施例1~17と、本発明に係る比較例1~14の空気入りタイヤの31種類の空気入りタイヤについて行った。
実施例1~17、比較例1~14に係る空気入りタイヤは、サイドブロック40に対して規定したランド比R1、外周ランド比R2、内周ランド比R3、サイドブロック40の高さ、サイドブロック40の垂直距離Aとタイヤ断面高さSHとの関係が、それぞれ異なっている。これらの空気入りタイヤを用いて性能評価試験を行った結果、図7A~図7Cに示すように、実施例1~17に係る空気入りタイヤ1は、従来例及び比較例1~14に対して、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性を向上させることができると分かった。つまり、実施例1~17に係る空気入りタイヤ1は、タイヤの均一性の低下を抑制しつつ、オフロード性能及び耐外傷性の両立を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、タイヤとして空気入りタイヤを例示して説明したが、これに限るものではなく、エアレスタイヤのような空気が充填されていないタイヤにも適用することもできることは勿論である。また、本実施形態で例示した空気入りタイヤに充填される気体としては、通常の又は酸素分圧を調整した空気の他にも、窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用いることができる。
1 タイヤ(空気入りタイヤ)
2 トレッド部
8 サイドウォール部
8a 表面
22 ショルダーブロック
22a 側面
25 突条(モールド割り位置)
30 主溝
31 ショルダーラグ溝
32 細溝
40、140 サイドブロック
40a、140a 先端部
41 サイド溝
41A 一端
41B 他端
42、142 第1凹部
43、143 第2凹部
44、144 浅溝
45 サイプ
L1 第1仮想線
L2 第2仮想線
L3 第3仮想線
R1 ランド比
R2 外周ランド比
R3 内周ランド比

Claims (8)

  1. タイヤ周方向に延在するトレッド部と、前記トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部とを備え、少なくとも一方の前記サイドウォール部には、該サイドウォール部の表面から隆起して形成された複数のサイドブロックと、前記タイヤ周方向に隣り合う前記サイドブロックにより区画されて一端がタイヤ径方向内側へと開口する複数のサイド溝とを備え、
    前記トレッド部を成形するトレッドモールドと前記サイドブロック及び前記サイドウォール部を成形するサイドモールドとの境界であるモールド割り位置に沿う第1仮想線と、複数の前記サイドブロックの前記タイヤ径方向内側の各端部に沿う第2仮想線とを定義した場合に、前記第1仮想線及び前記第2仮想線にて区画された領域と前記サイドブロックの領域とのランド比R1が40%≦R1≦80%の範囲内であり、
    前記サイドブロックには、前記タイヤ周方向の略中央部に凹部と、前記凹部に連結されて該凹部よりも浅い浅溝とが形成され、前記浅溝は前記タイヤ径方向内側へ延びて前記サイド溝に開口していること、
    を特徴とするタイヤ。
  2. 前記第1仮想線と前記第2仮想線との前記タイヤ径方向の垂直距離の各中間位置に沿う第3仮想線を定義し、前記第1仮想線及び前記第3仮想線にて区画された外周領域と該外周領域内に存在する前記サイドブロックの領域との外周ランド比R2が65%≦R2≦90%の範囲内である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第1仮想線と前記第2仮想線との前記タイヤ径方向の垂直距離の各中間位置に沿う第3仮想線を定義し、前記第2仮想線及び前記第3仮想線にて区画された内周領域と該内周領域内に存在する前記サイドブロックの領域との内周ランド比R3が35%≦R3≦70%の範囲内である請求項1または2に記載のタイヤ。
  4. 前記第1仮想線と前記第2仮想線との前記タイヤ径方向の垂直距離の各中間位置に沿う第3仮想線を定義し、前記第1仮想線及び前記第3仮想線にて区画された外周領域と該外周領域内に存在する前記サイドブロックの領域との外周ランド比R2と、前記内周ランド比R3との関係が、0.5≦(R3/R2)≦0.8の範囲内である請求項3に記載のタイヤ。
  5. 前記外周ランド比R2と前記ランド比R1との関係が、1.1≦(R2/R1)≦1.7の範囲内である請求項2に記載のタイヤ。
  6. 前記トレッド部のショルダー領域には、前記タイヤ周方向に複数のショルダーブロックが配列され、前記サイドブロックは、前記タイヤ周方向に隣り合う少なくとも2つの前記ショルダーブロックに跨って設けられている請求項1~5のいずれか一項に記載のタイヤ。
  7. 前記サイドブロックは、前記サイドウォール部の表面からの突出量が3mm以上10mm以下である請求項1~6のいずれか一項に記載のタイヤ。
  8. 前記モールド割り位置から前記サイドブロックにおける前記タイヤ径方向内側の前記端部までの垂直距離Aと、タイヤ断面高さSHとの関係が、0.1≦(A/SH)≦0.4の範囲内である請求項1~7のいずれか一項に記載のタイヤ。
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