JP2017202780A - タイヤ劣化判定装置及びそれを備えた空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 劣化度合いの判定試験に供される判定ゴム層をタイヤ内面に装着するようにしたタイヤ劣化判定装置を構成するにあたって、判定ゴム層をタイヤ内面から簡単に剥がすことを可能にしたタイヤ劣化判定装置及びそれを備えた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 本発明のタイヤ劣化判定装置10は、ゴム組成物からなる判定ゴム層11と該判定ゴム層11に対して積層された粘着層12とから構成され、判定ゴム層11が粘着層12を介してタイヤ内面Sに対して取り外し可能な状態で装着される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、劣化度合いの判定試験に供される判定ゴム層をタイヤ内面に装着するようにしたタイヤ劣化判定装置及びそれを備えた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、判定ゴム層をタイヤ内面から簡単に剥がすことを可能にしたタイヤ劣化判定装置及びそれを備えた空気入りタイヤに関する。
近年、資源の有効活用及び省エネルギーの観点から、空気入りタイヤのトレッド部が摩耗して使用不能の状態になった後、その空気入りタイヤを再生して得られる更生タイヤが普及している。特に、トラックやバスに使用される重荷重用空気入りタイヤについては、更生タイヤが広く使用されている。
使用済みの空気入りタイヤを更生する場合、トレッドゴムが研削された台タイヤを作製し、その台タイヤに対して新たなトレッドゴムを被覆する。そのような更生作業を行うにあたって、台タイヤの残存耐久性を確認するために、シェアログラフィ検査により内部セパレーションの有無を確認したり、外観検査により外傷の有無を確認したりすることが行われている。しかしながら、このような検査では空気入りタイヤを構成するゴム組成物の劣化度合いを十分に評価することができない。
これに対して、硫黄架橋可能なジエン系ゴム組成物からなる芯体ゴムがタイヤのインナーライナー層と同等又はそれ以上の酸素透過係数を有するカバーゴムで被覆されたタイヤ劣化判定具をタイヤ内面に設置し、そのタイヤ劣化判定具の屈曲試験の結果に基づいて空気入りタイヤの劣化度合いを判定することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、タイヤ劣化判定具はタイヤ内面に予め接着されており、それをタイヤ劣化判定時に引き剥がすようにしている。
しかしながら、このようなタイヤ劣化判定具をタイヤ内面に対して接着剤により強固に接着した場合、そのタイヤ劣化判定具をタイヤ内面から剥がす作業が難しいという問題がある。また、引き剥がし作業時にタイヤ劣化判定具に大きな歪が生じると、そのタイヤ劣化判定具を用いて空気入りタイヤの劣化度合いを判定する際の判定精度が低下する要因にもなる。
特開2006−327469号公報
本発明の目的は、劣化度合いの判定試験に供される判定ゴム層をタイヤ内面に装着するようにしたタイヤ劣化判定装置を構成するにあたって、判定ゴム層をタイヤ内面から簡単に剥がすことを可能にしたタイヤ劣化判定装置及びそれを備えた空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤ劣化判定装置は、ゴム組成物からなる判定ゴム層と該判定ゴム層に対して積層された粘着層とから構成され、前記判定ゴム層が前記粘着層を介してタイヤ内面に対して取り外し可能な状態で装着されることを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、ゴム組成物からなる判定ゴム層と該判定ゴム層に対して積層された粘着層とから構成されたタイヤ劣化判定装置を備えた空気入りタイヤであって、前記判定ゴム層が前記粘着層を介してタイヤ内面に対して取り外し可能な状態で装着されていることを特徴とするものである。
本発明では、ゴム組成物からなる判定ゴム層と該判定ゴム層に対して積層された粘着層とからタイヤ劣化判定装置を構成し、判定ゴム層を粘着層によりタイヤ内面に対して取り外し可能な状態で装着するので、タイヤ劣化判定時に判定ゴム層をタイヤ内面から簡単に剥がすことができる。また、判定ゴム層が無理なく引き剥がされるので、その引き剥がし作業において判定ゴム層に与えられる歪を抑制し、判定ゴム層を用いて空気入りタイヤの劣化度合いを判定する際の判定精度を改善することも可能である。
本発明において、タイヤ内面から判定ゴム層を取り外す際の平均引き剥がし力は2.0N/inch〜100N/inchであることが好ましい。これにより、タイヤ走行時においては判定ゴム層をタイヤ内面にしっかりと保持する一方で、タイヤ劣化判定時には判定ゴム層をタイヤ内面から簡単に剥がすことができる。
粘着層の厚さは0.01mm〜3.0mmであることが好ましい。粘着層の厚さを十分に確保することにより、タイヤ走行中にタイヤ内面に生じる歪の影響で判定ゴム層がタイヤ内面から剥離するのを回避することができる。また、粘着層の厚さの上限値を規定することにより、粘着層に起因するタイヤ周上の質量アンバランスを抑制することができる。
判定ゴム層の粘着層が積層される積層面には粘着層とは直接接触しない非粘着領域が存在し、その積層面における非粘着領域の面積比率が10%〜90%の範囲にあることが好ましい。このように判定ゴム層の粘着層が積層される積層面に粘着層とは直接接触しない非粘着領域を部分的に設けることにより、粘着層に基づく粘着性を十分に維持しながら、判定ゴム層をタイヤ内面から剥がし易くすることができる。
非粘着領域の少なくとも一部は判定ゴム層の端部に位置することが好ましい。この場合、判定ゴム層を剥がす際に、判定ゴム層の端部を掴み易くなるため、その引き剥がし作業を容易に行うことができる。
判定ゴム層の非粘着領域が配置された端部はその反対側の端部とは異なる輪郭形状を有することが好ましい。この場合、判定ゴム層の非粘着領域が配置された端部をその輪郭形状に基づいて識別し、その端部を掴んで判定ゴム層を容易に引き剥がすことができる。
或いは、判定ゴム層の非粘着領域が配置された端部は判定ゴム層とは異なる色に着色された表示部を有することが好ましい。この場合、判定ゴム層の非粘着領域が配置された端部をその表示部に基づいて識別し、その端部を掴んで判定ゴム層を容易に引き剥がすことができる。
本発明において、平均引き剥がし力はJIS−Z0237「粘着テープ・粘着シートの試験方法」に記載された「90°引き剥がし粘着力」の測定方法に準拠して測定されるものである。この平均引き剥がし力は判定ゴム層の端部を掴んだ状態で当該端部を引っ張ることで測定される。
本発明の実施形態からなる重荷重用の空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の基本構造を示す斜視図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の基本構造を示す側面図である。 図3のタイヤ劣化判定装置において判定ゴム層を引き剥がし始めた状態を示す側面図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の変形例を示す側面図である。 (a)〜(i)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の他の変形例を示す平面図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す側面図である。 (a)〜(b)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す平面図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す側面図である。 (a)〜(b)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す平面図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す側面図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す側面図である。 本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示す側面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる重荷重用の空気入りタイヤを示し、図2〜図4は本発明に係るタイヤ劣化判定装置を示すものである。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2,2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3,3とを備えている。
一対のビード部3,3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。ビードコア5の外周上には断面三角形状のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層7が埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜60°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。
上記空気入りタイヤにおいて、図1〜図3に示すように、タイヤ気室に面するタイヤ内面Sにはシート状の判定ゴム層11がシート状の粘着層12を介して着脱自在に貼着されている。つまり、粘着層12はその粘着性に基づいて判定ゴム層11を取り外し可能な状態で保持している。これら判定ゴム層11及び粘着層12がタイヤ劣化判定装置10を構成している。タイヤ劣化判定装置10は走行時の変形が相対的に小さいトレッド部1又はビード部3に配設されることが望ましい。なお、タイヤ劣化判定装置10のタイヤ内面Sへの装着は空気入りタイヤの加硫前でも加硫後でも良く、粘着層11だけを加硫前に装着しても良い。通常は、判定ゴム層11と粘着層12を含むタイヤ劣化判定装置10が加硫後にタイヤ内面Sに対して装着される。
判定ゴム層11を構成するゴム組成物としては、例えば、硫黄架橋可能なジエン系ゴム組成物を使用することができる。ジエン系ゴムとしては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、エポキシ化天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化NBR、水素化SBR等を挙げることができる。但し、判定ゴム層11に使用されるゴムは上記ジエン系ゴムに限定されるものではなく、そのゴムには硫黄、加硫促進剤、老化防止剤、カーボンブラック等の充填剤、オイル等の軟化剤、樹脂、ワックス、コバルト塩等の金属塩、ステアリン酸、亜鉛華等の添加物を適宜配合することができる。特に、タイヤの酸化劣化を判定するにあたって、酸化劣化を生じ易い天然ゴム系のゴム組成物が好ましく、硫黄、更には金属塩を含有するものが好ましい。
粘着層12としては、例えば、基材の両面に粘着剤が塗布された両面テープや粘着剤からなるシートを使用することができる。粘着剤としては、特にアクリル系粘着剤を使用すると良い。アクリル系粘着剤は、高温時(例えば、約100℃)でも粘着力があまり低下しないため、好適な粘着剤である。
上述した空気入りタイヤでは、ゴム組成物からなる判定ゴム層11と該判定ゴム層11に対して積層された粘着層12とからタイヤ劣化判定装置10を構成し、判定ゴム層11が粘着層12によりタイヤ内面Sに対して取り外し可能な状態で装着されるので、図4に示すように、判定ゴム層11の端部を引っ張ることにより、タイヤ劣化判定時に判定ゴム層11をタイヤ内面Sから簡単に剥がすことができる。また、判定ゴム層11が無理なく引き剥がされるので、その引き剥がし作業において判定ゴム層11に与えられる歪を抑制することができる。その結果、判定ゴム層11を用いて空気入りタイヤの劣化度合いを判定する際の判定精度を改善することができるという利点もある。
上記空気入りタイヤにおいて、タイヤ内面Sから判定ゴム層11を取り外す際の平均引き剥がし力は2.0N/inch〜100N/inch、より好ましくは、10N/inch〜50N/inch、さらに好ましくは、20N/inch〜40N/inchであると良い。これにより、タイヤ走行時においては判定ゴム層11をタイヤ内面Sにしっかりと保持する一方で、タイヤ劣化判定時には判定ゴム層11をタイヤ内面Sから簡単に剥がすことができる。判定ゴム層11の平均引き剥がし力が2.0N/inch未満であるとタイヤ走行時に判定ゴム層11がタイヤ内面Sから離脱してしまう恐れがあり、逆に100N/inchを超えると判定ゴム層11の引き剥がしが困難になる。なお、判定ゴム層11を引き剥がす際の界面は、タイヤ内面Sと粘着層12との間でも、粘着層12と判定ゴム層11との間でも良い。或いは、粘着層12の破断であっても良い。最も好ましい形態は粘着層12と判定ゴム層11との界面で剥離を生じることである。そのため、タイヤ内面Sと粘着層12との間の引き剥がし力が粘着層12と判定ゴム層11との間の引き剥がし力よりも大きくなるような構造を採用することが望ましい。
上記空気入りタイヤにおいて、粘着層12の厚さt(図3参照)は0.01mm〜3.0mm、より好ましくは、0.03mm〜2.0mm、さらに好ましくは、0.03mm〜1.0mmであると良い。粘着層12の厚さtが0.01mm未満であると、タイヤ走行中にタイヤ内面Sに生じる歪の影響で判定ゴム層11がタイヤ内面Sから剥がれてしまう恐れがあり、逆に3.0mmを超えると、粘着層12に起因するタイヤ周上の質量バランスが悪化することになる。
図5及び図6(a)〜(i)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の変形例を示すものである。図5において、判定ゴム層11の粘着層12が積層される積層面Xには粘着層12と直接接触しない非粘着領域X1及び粘着層12と直接接触する粘着領域X2が存在している。平面視においては、図6(a)〜(i)に示すように、判定ゴム層11の積層面Xの面積よりも粘着領域X2(斜線部)の面積が小さくなっている。その結果、積層面Xの面積に対する非粘着領域X1の面積の比率が10%〜90%の範囲、より好ましくは、30%〜70%の範囲になっている。このように判定ゴム層11の粘着層12が積層される積層面Xに粘着層12とは直接接触しない非粘着領域X1を部分的に設けることにより、粘着層12に基づく粘着性を十分に維持しながら、判定ゴム層11をタイヤ内面Sから剥がし易くすることができる。ここで、積層面Xに対する非粘着領域X1の面積比率が10%未満であると、判定ゴム層11の剥がし易さを改善する効果が低下し、逆に90%を超えると、タイヤ走行中にタイヤ内面Sに生じる歪の影響で判定ゴム層11がタイヤ内面Sから剥がれてしまう恐れがある。
図6(a)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の幅方向の両端部で判定ゴム層11の長手方向に延在するように配置されている。図6(b)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の長手方向の両端部で判定ゴム層11の幅方向に延在するように配置されている。図6(c)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の積層面Xの周縁部に沿って配置されている。図6(d)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の積層面Xの中心部に配置されている。図6(e)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の長手方向の中央部で判定ゴム層11の幅方向に延在するように配置されている。図6(f)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の幅方向の中央部で判定ゴム層11の長手方向に延在するように配置されている。図6(g)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の積層面Xの一方の対角部から他方の対角部に向かって屈曲しながら延在している。図6(h)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の積層面Xの四隅を除いた部位に配置されている。図6(i)において、判定ゴム層11の積層面Xには複数の粘着領域X2が点在するように配置され、その粘着領域X2以外の部位が非粘着領域X1となっている。
図7及び図8(a)〜(b)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示すものである。図7に示すように、非粘着領域X1は判定ゴム層11の端部に配置されている。図8(a)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の積層面Xの1つの角部だけに配置されている。一方、図8(b)において、非粘着領域X1は判定ゴム層11の長手方向の一方の端部だけに配置されている。このように非粘着領域X1の少なくとも一部を判定ゴム層11の端部に位置した場合、判定ゴム層11を剥がす際に、判定ゴム層11の端部を掴み易くなるため、その引き剥がし作業を容易に行うことができる。
図9(a)〜(c)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示すものである。図9(a)〜(c)において、判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aはその反対側の端部11Bとは異なる輪郭形状を有している。つまり、図9(a)においては、判定ゴム層11の端部11Aの幅方向両側が小さく切り欠かれている。図9(b)においては、判定ゴム層11の端部11Aの幅方向両側が大きく切り欠かれている。図9(c)においては、判定ゴム層11の端部11Aが矢印形状に成形されている。このように判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aにその反対側の端部11Bとは異なる輪郭形状を付与した場合、判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aをその輪郭形状に基づいて識別し、その端部11Aを掴んで判定ゴム層11を容易に引き剥がすことができる。
図10は本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示すものである。図10において、判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aはその反対側の端部11Bとは異なる輪郭形状を有している。より具体的には、判定ゴム層11において端部11Aが段差を持って局部的に厚くなっている。このように判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aの輪郭形状とその反対側の端部11Bの輪郭形状とを異ならせるにあたって、平面視の輪郭形状のみならず断面視の輪郭形状を異ならせることも可能である。
図11(a)〜(b)はそれぞれ本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示すものである。図11(a)〜(b)において、判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aは判定ゴム層11とは異なる色に着色された表示部13(斜線部)を有している。より具体的には、図11(a)においては、判定ゴム層11の端部11Aに円形の表示部13が配設されている。図11(b)においては、判定ゴム層11の端部11Aに帯状の表示部13が配設されている。このように判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aに判定ゴム層11とは異なる色に着色された表示部13を設けた場合、判定ゴム層11の非粘着領域X1が配置された端部11Aをその表示部13に基づいて識別し、その端部11Aを掴んで判定ゴム層11を容易に引き剥がすことができる。なお、色の違いは色相、明度、彩度のうちのいずれに依存することができる。
図12は本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示すものである。図12において、タイヤ劣化判定装置10は判定ゴム層11と粘着層12とから構成されているが、その粘着層12はタイヤ内面S側に位置する粘着層121と判定ゴム層11側に位置する粘着層122を含む積層構造を有している。タイヤ内面S側の粘着層121は判定ゴム層11側の粘着層122よりも粘着力が強いものである。その結果、タイヤ内面Sと粘着層12(粘着層121)との間の引き剥がし力が粘着層12(粘着層122)と判定ゴム層11との間の引き剥がし力よりも大きくなるような構造となっている。この場合、判定ゴム層11を引き剥がす際に粘着層12と判定ゴム層11との界面が優先的に剥離し、判定ゴム層11を良好な状態で採取することができる。
図13は本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示すものである。図13において、タイヤ劣化判定装置10は判定ゴム層11と粘着層12から構成されているが、その粘着層12は判定ゴム層11との界面に複数の凹部14を有している。これら凹部14の存在により判定ゴム層11の粘着層12が積層される積層面Xには粘着層12と直接接触しない非粘着領域X1が形成されている。その結果、タイヤ内面Sと粘着層12との間の引き剥がし力が粘着層12と判定ゴム層11との間の引き剥がし力よりも大きくなるような構造となっている。この場合、判定ゴム層11を引き剥がす際に粘着層12と判定ゴム層11との界面が優先的に剥離し、判定ゴム層11を良好な状態で採取することができる。
図14は本発明に係るタイヤ劣化判定装置の更に他の変形例を示すものである。図14において、タイヤ劣化判定装置10は判定ゴム層11と粘着層12から構成されているが、判定ゴム層11と粘着層12との界面には複数の離型材15が間隔をおいて配置されている。これら離型材15の存在により判定ゴム層11の粘着層12が積層される積層面Xには粘着層12と直接接触しない非粘着領域X1が形成されている。その結果、タイヤ内面Sと粘着層12との間の引き剥がし力が粘着層12と判定ゴム層11との間の引き剥がし力よりも大きくなるような構造となっている。この場合、判定ゴム層11を引き剥がす際に粘着層12と判定ゴム層11との界面が優先的に剥離し、判定ゴム層11を良好な状態で採取することができる。
なお、図13及び図14に示すタイヤ劣化判定装置においては、判定ゴム層11の非粘着領域X1の配置パターンとして、図6(a)〜(i)に描写された配置パターンを採用可能である。その際、判定ゴム層11の積層面Xの面積に対する非粘着領域X1の面積の比率は10%〜90%の範囲に設定することが望ましい。
以下、上述したタイヤ劣化判定装置10を用いたタイヤ劣化判定方法について簡単に説明する。先ず、空気入りタイヤにおいて、タイヤ劣化判定装置10の判定ゴム層11を粘着層12によりタイヤ内面Sに対して取り外し可能な状態で装着する。タイヤ劣化判定装置10は空気入りタイヤの製造直後に装着しても良く、或いは、空気入りタイヤの使用開始時に装着しても良い。タイヤ劣化判定装置10の判定ゴム層11は新品時の物理的特性が予め把握されたものである。次いで、タイヤ内面Sに装着された判定ゴム層11をタイヤ使用開始後の任意の時点で取り外す。例えば、タイヤ使用過程において任意の走行距離に到達した時点、更生作業を行う時点又はタイヤを廃棄する時点においてタイヤ内面Sから判定ゴム層11を取り外す。そして、判定ゴム層11の物理的特性を測定し、その測定値を用いて物理的特性の新品時からの変化量を求め、その変化量に基づいて空気入りタイヤの劣化度合いを判定する。
物理的特性としては、重量(比重)、酸素吸着量、電気抵抗、硬度、破断特性、粘弾特性等を挙げることができる。判定ゴム層11が酸化により劣化すると、重量(比重)、酸素吸着量、電気抵抗、硬度、破断特性、粘弾特性が劣化に伴って変化するので、その物理的特性の新品時からの変化量に基づいて空気入りタイヤの劣化度合いを精度良く判定することができる。また、判定ゴム層11を化学的に分析し、その分析結果を劣化度合いの指標とすることも可能である。
ゴム組成物からなる判定ゴム層と該判定ゴム層に対して積層された粘着層とから構成されたタイヤ劣化判定装置を用意し、これらタイヤ劣化判定装置をそれぞれタイヤサイズ11R22.5の空気入りタイヤの内面に装着した(実施例1〜7)。タイヤ劣化判定装置はタイヤ赤道位置においてタイヤ内面に装着した。
実施例1〜7において、判定ゴム層の粘着層が積層される積層面に粘着層とは直接接触しない非粘着領域を形成し(例えば、図6(a)〜(i)参照)、その積層面における非粘着領域の面積比率を表1のように種々異ならせることにより、タイヤ内面から判定ゴム層を取り外す際の平均引き剥がし力を調整した。また、粘着層の厚さを表1のように設定した。粘着層の粘着剤としては、アクリル系粘着剤を用いた。
一方、判定ゴム層がタイヤ内面に対して接着剤で接着されるタイプのタイヤ劣化判定装置を用意し、そのタイヤ劣化判定装置をタイヤ内面に装着した(従来例)。接着剤としては、クロロプレンゴム系接着剤を用いた。
上述した従来例及び実施例1〜7のタイヤ劣化判定装置を具備した空気入りタイヤについて、以下の方法により、判定ゴム層の保持性及び引き剥がし容易性を評価し、その結果を表1に併せて示した。
判定ゴム層の保持性:
各試験タイヤをリムサイズ22.5×7.50のホイールに組み付けて直径1707mmのドラムを備えたドラム試験機に装着し、空気圧700kPa、荷重37kN、速度45km/hの条件で20000kmの走行試験を実施し、走行後に判定ゴム層の保持状態を調べた。評価結果は、判定ゴム層がタイヤ内面にしっかりと保持された状態にある場合を「A」で示し、判定ゴム層がタイヤ内面に保持されているものの不安定である場合を「B」で示し、判定ゴム層がタイヤ内面から離脱した場合を「C」で示した。
判定ゴム層の引き剥がし容易性:
各試験タイヤの内面から判定ゴム層を引き剥がし、その際の引き剥がし容易性を評価した。評価結果は、判定ゴム層を容易に引き剥がすことができた場合を「A」で示し、判定ゴム層の引き剥がし作業がやや難しかったものの判定ゴム層を良好な状態で採取することができた場合を「B」で示し、引き剥がしにより判定ゴム層に変形や欠損が生じた場合を「C」で示した。
Figure 2017202780
表1から明らかなように、実施例1〜7のタイヤにおいては、判定ゴム層をタイヤ内面から簡単に剥がすことが可能であり、その判定ゴム層を良好な状態で採取することができた。また、実施例1〜7のタイヤにおいては、判定ゴム層の保持性も良好であった。これに対して、従来のタイヤでは、判定ゴム層の保持性は良好であるものの、判定ゴム層の引き剥がしが困難であり、引き剥がされた判定ゴム層が大きく変形していた。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
10 タイヤ劣化判定装置
11 判定ゴム層
12 粘着層
13 表示部
S タイヤ内面

Claims (14)

  1. ゴム組成物からなる判定ゴム層と該判定ゴム層に対して積層された粘着層とから構成され、前記判定ゴム層が前記粘着層を介してタイヤ内面に対して取り外し可能な状態で装着されることを特徴とするタイヤ劣化判定装置。
  2. 前記タイヤ内面から前記判定ゴム層を取り外す際の平均引き剥がし力が2.0N/inch〜100N/inchであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ劣化判定装置。
  3. 前記粘着層の厚さが0.01mm〜3.0mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ劣化判定装置。
  4. 前記判定ゴム層の前記粘着層が積層される積層面に前記粘着層とは直接接触しない非粘着領域が存在し、前記積層面における前記非粘着領域の面積比率が10%〜90%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ劣化判定装置。
  5. 前記非粘着領域の少なくとも一部が前記判定ゴム層の端部に位置することを特徴とする請求項4に記載のタイヤ劣化判定装置。
  6. 前記判定ゴム層の前記非粘着領域が配置された端部がその反対側の端部とは異なる輪郭形状を有することを特徴とする請求項5に記載のタイヤ劣化判定装置。
  7. 前記判定ゴム層の前記非粘着領域が配置された端部が前記判定ゴム層とは異なる色に着色された表示部を有することを特徴とする請求項5に記載のタイヤ劣化判定装置。
  8. ゴム組成物からなる判定ゴム層と該判定ゴム層に対して積層された粘着層とから構成されたタイヤ劣化判定装置を備えた空気入りタイヤであって、前記判定ゴム層が前記粘着層を介してタイヤ内面に対して取り外し可能な状態で装着されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  9. 前記タイヤ内面から前記判定ゴム層を取り外す際の平均引き剥がし力が2.0N/inch〜100N/inchであることを特徴とする請求項8に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記粘着層の厚さが0.01mm〜3.0mmであることを特徴とする請求項8又は9に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記判定ゴム層の前記粘着層が積層される積層面に前記粘着層とは直接接触しない非粘着領域が存在し、前記積層面における前記非粘着領域の面積比率が10%〜90%の範囲にあることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記非粘着領域の少なくとも一部が前記判定ゴム層の端部に位置することを特徴とする請求項11に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記判定ゴム層の前記非粘着領域が配置された端部がその反対側の端部とは異なる輪郭形状を有することを特徴とする請求項12に記載の空気入りタイヤ。
  14. 前記判定ゴム層の前記非粘着領域が配置された端部が前記判定ゴム層とは異なる色に着色された表示部を有することを特徴とする請求項12に記載の空気入りタイヤ。
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