JP5428750B2 - タイヤ劣化判定システム、空気入りタイヤ、および更生タイヤの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤと空気入りタイヤのゴム部材の劣化の判定装置とを含むタイヤ劣化判定システム、ゴム部材の劣化を判定することのできる空気入りタイヤ、および、更タイヤの製造方法に関する。
今日の資源の有効活用、省エネルギーの点から、空気入りタイヤ(以降、単にタイヤという)のトレッド部が摩耗して使用不能状態(使用済み)のタイヤを再生した更タイヤが普及している。特に、トラック用あるいはバス用の重荷重用タイヤには、更タイヤが広く用いられている。
タイヤ製造業者は、使用済みタイヤを多方面のタイヤユーザから回収し、シェアログラフィ検査および外観検査を行い、検査結果が設定された条件を満足する使用済みタイヤのみを対象として用いる。使用済みタイヤの摩耗したタイヤトレッド部は所定の形状に成形された後、このタイヤに新たなトレッドゴム部材が貼り付けられて加硫処理が行われる。これにより、溝付きトレッドが設けられた空気入りタイヤが再生される。
タイヤ製造業者には、タイヤユーザが様々な条件で使用した使用済みタイヤが持ち込まれるので、上記シェアログラフィ検査および外観検査は重要な検査工程である。あるタイヤユーザは、地域間を高速走行で長時間走行するトラックにタイヤを使用し、別のタイヤユーザは地域内を走行するトラックにタイヤを使用する。このため、持ち込まれるタイヤのゴム部材の劣化の程度は様々に異なる。
上記シェアログラフィ検査は、タイヤ内部のゴム部材間のセパレーションの確認に用いられ、内部構造の故障及び欠陥の有無を調べる。外観検査は、パンクの穴や傷の有無を調べる。しかし、シェアログラフィ検査および外観検査では、空気入りタイヤのゴム部材の劣化の程度を十分に知ることはできない。
このような状況下、走行中のタイヤの内部に装着し、定期的にゴムの硬化状況を把握することにより、タイヤ内部のゴムやカ−カス被覆ゴムの破壊時期を判定するタイヤ劣化判定具及びこれを用いたタイヤ寿命の予測方法が知られている。
具体的には、 タイヤのゴム部材やカーカス被覆ゴム部材に相当する硫黄架橋可能なジエン系ゴム組成物からなる帯状の芯体ゴムの周囲を、タイヤのインナライナーゴム部材と同等又はそれ以上の酸素透過係数を有するカバ−ゴムで被覆したタイヤ劣化判定具が知られている。このタイヤ劣化判定具は、走行中のタイヤの温度が最も高くなる部位であるタイヤ内壁のタイヤ最大幅より径方向外側又はリムの外周面に装着される。所定の期間又は所定の距離を走行した段階毎にタイヤ劣化判定具を取り出して屈曲試験を行ない、この屈曲試験を通じてタイヤのゴム又はカ−カス被覆ゴムの破壊時期を判定する。
特開2005−327469号公報
しかし、上述のタイヤ劣化判定具による屈曲試験は、ばらつきが大きく、精度の高い判定をすることは難しい。屈曲試験では、劣化の激しい特異な微小領域が集中的に損傷するので、ゴム部材等の全体的な劣化の程度を判定することはできない。また、屈曲試験を行うので、タイヤのゴム部材の破壊時期を判定するのに時間がかかる。
そこで、本発明は、上記タイヤ劣化判定具とは異なる方式で、タイヤのゴム部材の劣化を判定するタイヤ劣化判定システム、タイヤのゴム部材の劣化を判定することができるタイヤ、および更タイヤの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的は、空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する、空気入りタイヤと判定装置とを含むタイヤ劣化判定システムにより達成することができる。
当該タイヤ劣化判定システムは、
(1)前記空気入りタイヤは、タイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
(2)前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
)前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である。
また、当該タイヤ劣化判定システムの別の一態様は、
(4)前記空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
(5)前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である。
さらに、上記目的は、空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する空気入りタイヤであって、タイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されていることを特徴とする空気入りタイヤによって達成することができる。
また上記目的は、空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する空気入りタイヤであって、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、
該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有することを特徴とする空気入りタイヤによっても達成することができる
さらに、上記目的は、以下の更タイヤの製造方法により達成することができる。
その際、使用した空気入りタイヤは、タイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
タイヤの製造方法は、
)前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
)前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
)分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有する。
また、上記目的は、以下の更生タイヤの製造方法によっても達成することができる。
その際、使用した空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
更生タイヤの製造方法は、
(9)前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
(10)前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
(11)分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有することを特徴とする
上述のタイヤ劣化判定システムおよびタイヤでは、従来の公知のタイヤ劣化判定具とは異なる方式で、タイヤのゴム部材の劣化を判定することができる。したがって、このタイヤ劣化判定システムおよびタイヤを用いることにより、効率のよい更タイヤの製造が実現できる。
本実施形態のタイヤ劣化判定システムの概略を説明する図である。 (a)および(b)は、図1に示すタイヤ劣化判定システムに用いるモニタリング部材の例を説明する図である。 (a)および(b)は、図1に示すタイヤ劣化判定システムに用いる、図2(a)および(b)に示す例と異なるモニタリング部材の他の例を説明する図である。 図1に示すタイヤ劣化判定システムに用いるモニタリング部材の配置位置を説明する図である。 本実施形態の更タイヤの製造方法の一例の流れを示すフローチャートである。
以下、添付の図面に示す実施形態に基づいて、本発明のタイヤ劣化判定システム、空気入りタイヤおよび更タイヤの製造方法を説明する。
(タイヤ劣化判定システム)
図1は、本実施形態のタイヤ劣化判定システム(以降、システムという)10の概略を説明する図である。
システム10は、タイヤ12と、判定装置14と、を備える。
タイヤ12は、タイヤ本体16と、タイヤ本体16のタイヤ内表面に固定されたモニタリング部材18と、を有する。
一方、判定装置14は、測定部20と、判定部22と、を有する。
タイヤ本体16は、バスあるいはトラックに用いる重荷重用タイヤ、あるいは、乗用車用タイヤ等である。図1では、重荷重用タイヤが示されている。タイヤ本体16は、スチールベルト部材16a、スチールカーカス部材16b、ビード部材16cを構造材として含み、トレッドゴム部材16d、サイドゴム部材16e、ビードフィラーゴム部材16f、インナライナーゴム部材16g等の公知のゴム部材が配されている。インナライナーゴム部材16gは、一方のビード部材16cのトー先端Aから他方のビード部材16cのトー先端Bに至るタイヤ空洞領域Cに面したタイヤ内表面に設けられ、タイヤ空洞領域Cに充填される空気をタイヤ本体16内部へ透過することを抑制する。
モニタリング部材18は、円柱状の細長い金属片18aの周りに、インナライナー部材16gと同じ種類のゴム被膜18bで被覆されて構成され、インナライナー16gに固定されている。金属片18aは、例えば、銅、青銅、黄銅、あるいは鉄等の導電性金属が用いられる。金属片18aの周りに被覆される被膜は、インナライナー部材16gと同じ種類のゴム被膜18bの他、熱可塑性エラストマー被膜を用いてもよい。
判定装置14は、金属片18aの酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、タイヤ本体16のゴム部材の劣化を判定する装置である。
測定部20は、金属片18aの電気抵抗を測定する。金属片18aは、タイヤ本体16からモニタリング部材18を取り外し、さらにモニタリング部材18からゴム被膜18bを除去したものが測定に供される。
判定部22は、金属片18aの電気抵抗の増加量に基づいて、タイヤ本体16のゴム部材の劣化を判定する。
金属片18aは、ゴム被膜18bを通してタイヤ空洞領域C内の空気がわずかに透過するため、この空気中の酸素によって酸化され、金属片18aの電気抵抗が変化する。測定部20は、この酸化の進行の程度によって変化する電気抵抗を測定する。電気抵抗の情報は、判定部22に送られる。判定部22では、得られた金属片18aの電気抵抗から電気抵抗の増加量を求めて、ゴム部材の劣化の程度を判定する。
なお、金属片18aの酸化の進行の程度は、ゴム被膜18bを透過した空気に触れる経過時間とそのときの温度環境(走行速度とタイヤの負荷荷重)とに応じて変化する。同様に、インナライナー16gを透過した空気に、タイヤ本体16の内部に位置するゴム部材、例えば、スチールカーカス部材16bを被覆するカーカス被覆ゴム部材等を酸化させる。この酸化が一定の限度を越えると上記ゴム部材は硬化し、最終的に亀裂あるいは破壊が生じる。すなわち、タイヤ本体16が、上記亀裂や破壊が生じる程度にゴム部材が劣化していないかを、金属片18aの酸化の進行の程度を用いて判定することができる。
判定部22は、具体的には、タイヤ本体16の使用前の金属片18aの電気抵抗を予め記憶しており、この電気抵抗に対するタイヤ本体16の使用後の金属片18aの電気抵抗の増加量を求めることにより、タイヤ本体16内部のゴム部材の劣化の程度を判定する。この場合、電気抵抗の増加量とゴム部材の劣化の程度を区分けする識別数字とを関連付けた参照テーブルを用いて、求めた電気抵抗の増加量から、タイヤ本体16のランク分け(分別)を行う。例えば、ゴム部材の劣化の程度を2つ以上のグループに分類し、ゴム部材の劣化が激しいグループにタイヤ本体16が分別された場合、タイヤ本体16を更タイヤの台タイヤとして使用することを禁止する。これ以外のグループに分類されたタイヤ本体16は、台タイヤとして用いる。このとき、グループに応じて、台タイヤに貼り付けるトレッドゴム部材の厚さおよびトレッドゴム部材に設ける溝深さを変更してもよい。
判定部22によるランク分けの結果は、図示されないディスプレイに表示され、オペレータに知らせる。
モニタリング部材18は、タイヤ本体16のタイヤ内表面にタイヤ周方向に複数個所に設けられている基準モニタリング部材を含むことが好ましい。例えば、図2(a)に示すように、同じ環境下であっても金属片18aの酸化の進行速度が互いに異なる金属A,B,Cを用いた3種類の基準モニタリング部材18をタイヤ内表面に設けることが好ましい。図3(b)に示すように、タイヤ16の使用の経過時間とともに金属A〜Cにおいて電気抵抗が異なり、経過時間に対する電気抵抗の傾斜が異なる。このため、例えば、金属Aを用いた基準モニタリング部材18では電気抵抗が飽和状態であっても、金属Bあるいは金属Cの電気抵抗は飽和状態にない。このため、金属Bあるいは金属Cを金属片18aとする基準モニタリング部材を用いることにより、タイヤ本体16のゴム部材の劣化の程度を判定することができる。すなわち、ゴム部材の劣化の程度について、広いダイナミックレンジで判定することができる。
図2(a)に示すような金属片18aの種類が異なる基準モニタリング部材の代わりに、図3(a)に示すように、金属片18aの金属の種類は同じであるが、金属片18aを取り巻くゴム被膜18bの厚さが異なる基準モニタリング部材を用いてもよい。このときのゴム被膜18bのゴムの種類は同じである。例えば、図3(b)に示すように、ゴム被膜18bの厚さが最も薄い基準モニタリング部材である判定具1の、経過時間に対する金属片18aの電気抵抗の傾斜が最も高く、ゴム被膜18bの厚さが最も厚い基準モニタリング部材である判定具3の、経過時間に対する金属片18aの電気抵抗の傾斜が最も低くなる。例えば、判定具1では電気抵抗が飽和状態であっても、判定具2あるいは判定具3の金属片18aの電気抵抗は飽和状態にないので、判定具2あるいは判定具3の電気抵抗を用いて、タイヤ本体16のゴム部材の劣化の程度を判定することができる。すなわち、ゴム部材の劣化の程度について、広いダイナミックレンジで判定することができる。
モニタリング部材18のタイヤ内表面に固定する方法は、接着剤にて固定してもよく、あるいは、タイヤ本体16の加硫工程前の段階でモニタリング部材18を貼り付け、加硫工程でタイヤ本体16に固定してもよい。
モニタリング部材18のタイヤ内表面の固定位置は、図4に示すように、タイヤ本体16の赤道線(トレッドセンター)CLを中心としたトレッド幅Twの75%の領域に対応するタイヤ内表面の領域R1、あるいは、タイヤ本体16のリム装着基部16hからタイヤ本体16の断面高さHの25%の領域に対応するタイヤ内表面の領域R2にあることが好ましい。領域R1あるいは領域R2は、タイヤ本体16が走行する際の撓みが少ない領域であり、モニタリング18の離脱や損傷を抑制することができる。
トレッド幅Twは、タイヤ本体16のタイヤトレッド部のショルダー領域の輪郭曲線をショルダー領域外側に延長した線と、タイヤ本体16のバットレス部の輪郭曲線を上側に延長した線とが交わる、タイヤ両側の交点間の距離である。
また、モニタリング部材18は、タイヤ内表面に固定する他、タイヤ本体16のタイヤ外側表面に固定してもよい。タイヤ外側表面とは、タイヤ空洞領域Cの側ではなく、タイヤ本体16のトレッドゴム部材16dやサイドゴム部材16eが接する大気側のタイヤ表面をいう。この場合、領域R2に対応するタイヤ外側表面の領域に、モニタリング部材18が固定されることが好ましい。この領域は、領域R2と同様に、タイヤ本体16が走行する際に発生する撓みが少ない領域であり、モニタリング部材18の離脱や損傷を抑制することができる。
また、本実施形態では、金属片18aの電気抵抗の増加量を、金属片18aの酸化の進行の程度として求めたが、これに限定されない。例えば、金属片18aの質量の増加量を、金属片18aの酸化の進行の程度として求めてもよい。具体的には、測定部20は金属片18aの質量を測定し、タイヤ12の使用前の金属片18aの質量から差し引いて質量の増加量を求めるとよい。質量の増加量は、金属片18aが酸化することによって増えた酸素の質量に当たる。
(更タイヤの製造方法)
次に、更タイヤの製造方法について説明する。図5は、更タイヤの製造方法の一例の流れを示すフローチャートである。更タイヤの製造方法では、タイヤ本体16にモニタリング部材18が固定されたタイヤ12が用いられる。
まず、使用済みのタイヤ12が回収される(ステップS10)。使用済みのタイヤ12は、サイズ毎に分類されて用意される。これらの使用済みのタイヤ12は、トレッド部が摩耗してトレッド溝が殆どなくなり、使用することができない状態のタイヤである。このとき、使用済みのタイヤ12の回収先の情報や使用状況の情報は得られない。
用意された使用済みのタイヤ12のタイヤ内表面には、モニタリング部材18が固定されている。このモニタリング部材18はタイヤ本体16から取り外されて、金属片18aが取り出される。判定装置14は、取り出された金属片18aを用いて、タイヤ本体16のゴム部材の劣化の程度を判定する(ステップS20)。
具体的には、測定部20は、金属片18aの電気抵抗を測定し、この測定結果を判定部22に供給する。判定部22は、測定した電気抵抗から、予め既知の値として記憶している使用前の金属片18aの電気抵抗を差し引いて、電気抵抗の増加量を求める。
この増加量は、金属片18aの酸化の進行の程度を表しており、タイヤ本体部16のゴム部材の劣化の程度を判定する指標となる。判定部22は、予め設定されている増加量とゴム部材の劣化の程度を表すランクの数字とを関連付けた参照テーブルを用いて、上記求めた電気抵抗の増加量からランクの数字を求める。求めたランクの数字が、台タイヤとして用いることが可能な数字である場合、タイヤ本体16は、さらに、図示されないシェアログラフィ検査装置によりシェアログラフィ検査および作業員による外観検査を受ける(ステップS30)。
シェアログラフィ検査は、タイヤ本体16に作用する余分な歪を検査するものであり、タイヤ内部のゴム部材間のセパレーションの確認に用いられる。
シェアログラフィ検査および外観検査において条件を満足するタイヤ本体16に対して、トレッド部の貼り付け処理が行われる(ステップS40)トレッド部の貼り付け処理では、タイヤ本体16の残存するわずかなトレッドゴム部材16dが第1の専用装置で除去されて、一定の形状を成した台タイヤが作られる。この台タイヤに対して、トレッド溝の設けられた、予備加硫されたトレッドゴム部材を第2の専用装置で貼り付け、長時間室温等で加硫を行わせる。あるいは、台タイヤに対して、未加硫状態のトレッドゴム部材を第2の専用装置で貼り付け、専用の加硫機にてモールド整形されて、所定のトレッド溝を有する更生タイヤが作られる。
(実施例)
次に、システム10におけるモニタリング部材18の酸化の程度と、タイヤ本体16のゴム部材の劣化の程度との関係を調べた。ゴム部材の劣化の程度は、スチールベルト部材を被覆するベルト被覆ゴムの破断伸びを用いた。
使用済みのタイヤ本体16のサイズは、11R22.5であり、モニタリング部材18の金属片18aは、直径2mm、長さ10mmの円柱状の銅を用いた。ゴム被膜18bは、タイヤ本体16のインナライナー部材に用いたゴムと同じゴムを用いた。ゴム被膜18bの厚さは2mmとした。
空気入りタイヤ12として、3本の使用済みのタイヤA,B,Cを用意した。用意したタイヤA〜Cについての走行条件の情報と走行距離の情報をユーザから取得した。
一方、使用済みのタイヤA〜Cからモニタリング部材18を取り出し、モニタリング部材18の金属片18aの電気抵抗を測定した。一方、タイヤA〜Cから、ベルト被覆ゴムを切り出して、ゴムサンプルをJIS K6251に準じ、23℃にて引張試験を行い、ベルト被覆ゴムの破断伸びを求めた。破断伸びが低いほど、ゴムは劣化していることを表す。下記表では、タイヤ本体16の未使用状態におけるベルト被覆ゴムの破断伸びを100として指数で表した。破断伸びの指数が小さいほど、ベルト被覆ゴムの劣化が進行していることを示す。
上記表からわかるように、電気抵抗の増加量が多いほど破断伸びの指数が低くなることがわかる。電気抵抗の増加は、金属片18の酸化の進行の程度を表すので、電気抵抗の増加量により、金属片18aの酸化の進行の程度を介して、ゴム部材等の劣化の程度を判定することができることがわかる。
さらに、上記表からわかるように、質量の増加量が多いほど破断伸びの指数が低くなることがわかる。質量の増加は、金属片18aの酸化の進行の程度を表すので、質量の増加量により、金属片18aの酸化の進行の程度を介して、ゴム部材等の劣化の程度を判定することができることがわかる。
以上のように、システム10では、金属片18aを含むモニタリング部材18をタイヤ本体16のタイヤ内表面に固定して、金属片18aの酸化の進行の程度を調べることができる。したがって、この酸化の進行の程度を知ることにより、タイヤ本体16のゴム部材の劣化の程度を判定することができる。
モニタリング部材18は、金属片18aの周りを覆うゴム被膜18bを有するので、金属片18aの酸化の進行を、タイヤ本体16のゴム部材と同程度に抑制することができる。
金属片18aを覆うゴム被膜18bの厚さが互いに異なる、複数種類の基準モニタリング部材を用いることにより、ゴム部材の劣化の程度を、広いダイナミックレンジで判定することができる。
あるいは、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片18aを複数種類用いることにより、ゴム被膜18bの厚さが同じ場合でも、ゴム部材の劣化の程度を、広いダイナミックレンジで判定することができる。
さらに、モニタリング部材18は、タイヤ本体16のタイヤ赤道線CLを中心としたトレッド幅Twの75%の領域に対応するタイヤ内表面の領域R1、あるいは、タイヤ本体16のリム装着基部16hからタイヤ本体16の断面高さHの25%の領域に対応するタイヤ内表面の領域R2に、モニタリング部材18が固定される。領域R1および領域R2は、タイヤ12の走行のとき歪が小さい部分なので、タイヤ本体16からモニタリング部材18が離脱しにくい。
判定部22が金属片18aの酸化の進行の程度を判定するために、金属片18aの電気抵抗の増加量、あるいは金属片18aの質量の増加の情報を用いる。これらの情報は、短時間に精度よく定量的に求めることができるので、短時間に精度よくゴム部材の劣化を判定することができる。
以上、本発明のタイヤ劣化判定システム、空気入りタイヤおよび更タイヤの製造方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 タイヤ劣化判定システム
12 空気入りタイヤ
14 判定装置
16 タイヤ本体
16a スチールベルト部材
16b スチールカーカス部材
16c ビード部材
16d トレッドゴム部材
16e サイドゴム部材
16f ビードフィラーゴム部材
16g インナライナーゴム部材
16h リム装着基部
18 モニタリング部材
18a 金属片
18b ゴム被膜
20 測定部
22 判定部

Claims (25)

  1. 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する、空気入りタイヤと判定装置とを含むタイヤ劣化判定システムであって、
    前記空気入りタイヤは、タイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
    前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
    前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である、ことを特徴とするタイヤ劣化判定システム。
  2. 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する、空気入りタイヤと判定装置とを含むタイヤ劣化判定システムであって、
    前記空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
    前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である、ことを特徴とするタイヤ劣化判定システム。
  3. 前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ表面に固定されている、請求項に記載のタイヤ劣化判定システム。
  4. 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のインナライナー部材と同じゴムが、前記ゴム被膜として用いられる、請求項1または3に記載のタイヤ劣化判定システム。
  5. 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
    前記複数種類の基準モニタリング部材は、前記金属片を覆う前記ゴム被膜あるいは前記熱可塑性エラストマー被膜の厚さが互いに異なる、請求項1,3および4のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。
  6. 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
    前記複数種類の基準モニタリング部材は、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片を用いる、請求項1〜のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。
  7. 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、
    前記タイヤ本体のタイヤ赤道線を中心としたトレッド幅の75%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域、あるいは、前記タイヤ本体のリム装着基部から前記タイヤ本体の断面高さの25%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域に、前記モニタリング部材が固定される、請求項1〜のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。
  8. 前記判定装置が測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の電気抵抗の変化の情報である、請求項1〜のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。
  9. 前記判定装置が測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の質量の変化の情報である、請求項1〜のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。
  10. 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する空気入りタイヤであって、
    タイヤ本体と、
    該タイヤ本体のタイヤ表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
    前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  11. 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する空気入りタイヤであって、
    タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、
    該タイヤ本体のタイヤ表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  12. 前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ表面に固定されている、請求項11に記載の空気入りタイヤ
  13. 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のインナライナー部材と同じゴムが、前記ゴム被膜として用いられる、請求項10または12に記載の空気入りタイヤ
  14. 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
    前記複数種類の基準モニタリング部材は、前記金属片を覆う前記ゴム被膜あるいは前記熱可塑性エラストマー被膜の厚さが互いに異なる、請求項10,12および13のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ
  15. 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
    前記複数種類の基準モニタリング部材は、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片を用いる、請求項10〜14のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ
  16. 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、
    前記タイヤ本体のタイヤ赤道線を中心としたトレッド幅の75%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域、あるいは、前記タイヤ本体のリム装着基部から前記タイヤ本体の断面高さの25%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域に、前記モニタリング部材が固定される、請求項10〜15のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ
  17. タイヤの製造方法であって、
    使用した空気入りタイヤは、タイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
    前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
    前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
    前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
    分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有することを特徴とする更タイヤの製造方法。
  18. タイヤの製造方法であって、
    使用した空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
    前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
    前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
    分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有することを特徴とする更タイヤの製造方法。
  19. 前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ表面に固定されている、請求項18に記載の更生タイヤの製造方法
  20. 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のインナライナー部材と同じゴムが、前記ゴム被膜として用いられる、請求項17または19に記載の更生タイヤの製造方法
  21. 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
    前記複数種類の基準モニタリング部材は、前記金属片を覆う前記ゴム被膜あるいは前記熱可塑性エラストマー被膜の厚さが互いに異なる、請求項17,19および20のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法
  22. 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
    前記複数種類の基準モニタリング部材は、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片を用いる、請求項17〜21のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法
  23. 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、
    前記タイヤ本体のタイヤ赤道線を中心としたトレッド幅の75%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域、あるいは、前記タイヤ本体のリム装着基部から前記タイヤ本体の断面高さの25%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域に、前記モニタリング部材が固定される、請求項19〜22のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法
  24. 前記判定を行う工程で測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の電気抵抗の変化の情報である、請求項19〜23のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法
  25. 前記判定を行う工程で測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の質量の変化の情報である、請求項19〜23のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法
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