JP5428750B2 - タイヤ劣化判定システム、空気入りタイヤ、および更生タイヤの製造方法 - Google Patents
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Description
更生タイヤ製造業者は、使用済みタイヤを多方面のタイヤユーザから回収し、シェアログラフィ検査および外観検査を行い、検査結果が設定された条件を満足する使用済みタイヤのみを対象として用いる。使用済みタイヤの摩耗したタイヤトレッド部は所定の形状に成形された後、このタイヤに新たなトレッドゴム部材が貼り付けられて加硫処理が行われる。これにより、溝付きトレッドが設けられた空気入りタイヤが再生される。
当該タイヤ劣化判定システムは、
(1)前記空気入りタイヤは、タイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
(2)前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
(3)前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である。
また、当該タイヤ劣化判定システムの別の一態様は、
(4)前記空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
(5)前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である。
前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されていることを特徴とする空気入りタイヤによって達成することができる。
また上記目的は、空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する空気入りタイヤであって、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、
該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有することを特徴とする空気入りタイヤによっても達成することができる
その際、使用した空気入りタイヤは、タイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
更生タイヤの製造方法は、
(6)前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
(7)前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
(8)分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有する。
また、上記目的は、以下の更生タイヤの製造方法によっても達成することができる。
その際、使用した空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
更生タイヤの製造方法は、
(9)前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
(10)前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
(11)分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有することを特徴とする
図1は、本実施形態のタイヤ劣化判定システム(以降、システムという)10の概略を説明する図である。
システム10は、タイヤ12と、判定装置14と、を備える。
タイヤ12は、タイヤ本体16と、タイヤ本体16のタイヤ内表面に固定されたモニタリング部材18と、を有する。
一方、判定装置14は、測定部20と、判定部22と、を有する。
測定部20は、金属片18aの電気抵抗を測定する。金属片18aは、タイヤ本体16からモニタリング部材18を取り外し、さらにモニタリング部材18からゴム被膜18bを除去したものが測定に供される。
判定部22は、金属片18aの電気抵抗の増加量に基づいて、タイヤ本体16のゴム部材の劣化を判定する。
判定部22によるランク分けの結果は、図示されないディスプレイに表示され、オペレータに知らせる。
モニタリング部材18のタイヤ内表面の固定位置は、図4に示すように、タイヤ本体16の赤道線(トレッドセンター)CLを中心としたトレッド幅Twの75%の領域に対応するタイヤ内表面の領域R1、あるいは、タイヤ本体16のリム装着基部16hからタイヤ本体16の断面高さHの25%の領域に対応するタイヤ内表面の領域R2にあることが好ましい。領域R1あるいは領域R2は、タイヤ本体16が走行する際の撓みが少ない領域であり、モニタリング18の離脱や損傷を抑制することができる。
トレッド幅Twは、タイヤ本体16のタイヤトレッド部のショルダー領域の輪郭曲線をショルダー領域外側に延長した線と、タイヤ本体16のバットレス部の輪郭曲線を上側に延長した線とが交わる、タイヤ両側の交点間の距離である。
次に、更生タイヤの製造方法について説明する。図5は、更生タイヤの製造方法の一例の流れを示すフローチャートである。更生タイヤの製造方法では、タイヤ本体16にモニタリング部材18が固定されたタイヤ12が用いられる。
まず、使用済みのタイヤ12が回収される(ステップS10)。使用済みのタイヤ12は、サイズ毎に分類されて用意される。これらの使用済みのタイヤ12は、トレッド部が摩耗してトレッド溝が殆どなくなり、使用することができない状態のタイヤである。このとき、使用済みのタイヤ12の回収先の情報や使用状況の情報は得られない。
具体的には、測定部20は、金属片18aの電気抵抗を測定し、この測定結果を判定部22に供給する。判定部22は、測定した電気抵抗から、予め既知の値として記憶している使用前の金属片18aの電気抵抗を差し引いて、電気抵抗の増加量を求める。
この増加量は、金属片18aの酸化の進行の程度を表しており、タイヤ本体部16のゴム部材の劣化の程度を判定する指標となる。判定部22は、予め設定されている増加量とゴム部材の劣化の程度を表すランクの数字とを関連付けた参照テーブルを用いて、上記求めた電気抵抗の増加量からランクの数字を求める。求めたランクの数字が、台タイヤとして用いることが可能な数字である場合、タイヤ本体16は、さらに、図示されないシェアログラフィ検査装置によりシェアログラフィ検査および作業員による外観検査を受ける(ステップS30)。
シェアログラフィ検査は、タイヤ本体16に作用する余分な歪を検査するものであり、タイヤ内部のゴム部材間のセパレーションの確認に用いられる。
次に、システム10におけるモニタリング部材18の酸化の程度と、タイヤ本体16のゴム部材の劣化の程度との関係を調べた。ゴム部材の劣化の程度は、スチールベルト部材を被覆するベルト被覆ゴムの破断伸びを用いた。
一方、使用済みのタイヤA〜Cからモニタリング部材18を取り出し、モニタリング部材18の金属片18aの電気抵抗を測定した。一方、タイヤA〜Cから、ベルト被覆ゴムを切り出して、ゴムサンプルをJIS K6251に準じ、23℃にて引張試験を行い、ベルト被覆ゴムの破断伸びを求めた。破断伸びが低いほど、ゴムは劣化していることを表す。下記表では、タイヤ本体16の未使用状態におけるベルト被覆ゴムの破断伸びを100として指数で表した。破断伸びの指数が小さいほど、ベルト被覆ゴムの劣化が進行していることを示す。
モニタリング部材18は、金属片18aの周りを覆うゴム被膜18bを有するので、金属片18aの酸化の進行を、タイヤ本体16のゴム部材と同程度に抑制することができる。
金属片18aを覆うゴム被膜18bの厚さが互いに異なる、複数種類の基準モニタリング部材を用いることにより、ゴム部材の劣化の程度を、広いダイナミックレンジで判定することができる。
あるいは、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片18aを複数種類用いることにより、ゴム被膜18bの厚さが同じ場合でも、ゴム部材の劣化の程度を、広いダイナミックレンジで判定することができる。
判定部22が金属片18aの酸化の進行の程度を判定するために、金属片18aの電気抵抗の増加量、あるいは金属片18aの質量の増加の情報を用いる。これらの情報は、短時間に精度よく定量的に求めることができるので、短時間に精度よくゴム部材の劣化を判定することができる。
12 空気入りタイヤ
14 判定装置
16 タイヤ本体
16a スチールベルト部材
16b スチールカーカス部材
16c ビード部材
16d トレッドゴム部材
16e サイドゴム部材
16f ビードフィラーゴム部材
16g インナライナーゴム部材
16h リム装着基部
18 モニタリング部材
18a 金属片
18b ゴム被膜
20 測定部
22 判定部
Claims (25)
- 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する、空気入りタイヤと判定装置とを含むタイヤ劣化判定システムであって、
前記空気入りタイヤは、タイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である、ことを特徴とするタイヤ劣化判定システム。 - 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する、空気入りタイヤと判定装置とを含むタイヤ劣化判定システムであって、
前記空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記判定装置は、前記金属片の酸化の進行の程度を測定した結果に基づいて、前記タイヤ本体のゴム部材の劣化を判定する装置である、ことを特徴とするタイヤ劣化判定システム。 - 前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されている、請求項2に記載のタイヤ劣化判定システム。
- 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のインナライナー部材と同じゴムが、前記ゴム被膜として用いられる、請求項1または3に記載のタイヤ劣化判定システム。
- 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
前記複数種類の基準モニタリング部材は、前記金属片を覆う前記ゴム被膜あるいは前記熱可塑性エラストマー被膜の厚さが互いに異なる、請求項1,3および4のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。 - 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
前記複数種類の基準モニタリング部材は、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片を用いる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。 - 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、
前記タイヤ本体のタイヤ赤道線を中心としたトレッド幅の75%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域、あるいは、前記タイヤ本体のリム装着基部から前記タイヤ本体の断面高さの25%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域に、前記モニタリング部材が固定される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。 - 前記判定装置が測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の電気抵抗の変化の情報である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。
- 前記判定装置が測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の質量の変化の情報である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のタイヤ劣化判定システム。
- 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する空気入りタイヤであって、
タイヤ本体と、
該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 空気入りタイヤのゴム部材の劣化を判定する空気入りタイヤであって、
タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、
該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されている、請求項11に記載の空気入りタイヤ。
- 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のインナライナー部材と同じゴムが、前記ゴム被膜として用いられる、請求項10または12に記載の空気入りタイヤ。
- 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
前記複数種類の基準モニタリング部材は、前記金属片を覆う前記ゴム被膜あるいは前記熱可塑性エラストマー被膜の厚さが互いに異なる、請求項10,12および13のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
前記複数種類の基準モニタリング部材は、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片を用いる、請求項10〜14のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、
前記タイヤ本体のタイヤ赤道線を中心としたトレッド幅の75%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域、あるいは、前記タイヤ本体のリム装着基部から前記タイヤ本体の断面高さの25%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域に、前記モニタリング部材が固定される、請求項10〜15のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 更生タイヤの製造方法であって、
使用した空気入りタイヤは、タイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定された、金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されており、
前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有することを特徴とする更生タイヤの製造方法。 - 更生タイヤの製造方法であって、
使用した空気入りタイヤは、タイヤ空洞領域に面するタイヤ内表面を有するタイヤ本体と、使用開始時から該タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、前記タイヤ空洞領域に充填された空気に触れる環境下におかれて酸化しうる金属片を含むモニタリング部材と、を有し、
前記使用した空気入りタイヤのゴム部材の劣化を、前記金属片の酸化の進行の程度の測定により判定を行う工程と、
前記判定の結果に応じて、前記使用した空気入りタイヤを分別する工程と、
分別した少なくとも1つのグループに属する空気入りタイヤについて、トレッド部材の貼り付け処理を行う工程と、を有することを特徴とする更生タイヤの製造方法。 - 前記モニタリング部材は、前記金属片の周りを覆うゴム被膜あるいは熱可塑性エラストマー被膜を有し、前記タイヤ内表面に固定されている、請求項18に記載の更生タイヤの製造方法。
- 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のインナライナー部材と同じゴムが、前記ゴム被膜として用いられる、請求項17または19に記載の更生タイヤの製造方法。
- 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
前記複数種類の基準モニタリング部材は、前記金属片を覆う前記ゴム被膜あるいは前記熱可塑性エラストマー被膜の厚さが互いに異なる、請求項17,19および20のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法。 - 前記モニタリング部材は、複数種類の基準モニタリング部材を含み、
前記複数種類の基準モニタリング部材は、酸化の進行速度が互いに異なる金属を含んだ金属片を用いる、請求項17〜21のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法。 - 前記モニタリング部材は、前記タイヤ本体のタイヤ内表面に固定され、
前記タイヤ本体のタイヤ赤道線を中心としたトレッド幅の75%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域、あるいは、前記タイヤ本体のリム装着基部から前記タイヤ本体の断面高さの25%の領域に対応する前記タイヤ内表面の領域に、前記モニタリング部材が固定される、請求項19〜22のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法。 - 前記判定を行う工程で測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の電気抵抗の変化の情報である、請求項19〜23のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法。
- 前記判定を行う工程で測定する前記酸化の進行の程度は、前記金属片の質量の変化の情報である、請求項19〜23のいずれか1項に記載の更生タイヤの製造方法。
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