JP2017162057A - アラームシステム - Google Patents
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Abstract
Description
図6に特許文献1に開示される従来の放送設備(報知システム)の概略構成を示す。図6に示すように、放送設備200は、予め記憶されたメッセージを再生する自動アナウンス部201と、通報内容を入力するためのマイク202と、所定のチャイム音信号を出力するチャイム音発生部203とを備える。さらに、前記自動アナウンス部201とマイク202とチャイム音発生部203からの出力を選択または混合するミキサ204と、ミキサ204から出力された音声信号を増幅するアンプ205と、前記アンプ205の出力を再生するスピーカ206とを備えている。
そのため、前記のような所定のメッセージを再生する放送設備にあっては、緊急用に限らず、多言語のメッセージに対応可能なシステムが要求されていた。
尚、特許文献1に記載の報知システムにあっては、緊急事態発生時に自動アナウンス器により避難誘導のための所定のメッセージが再生されることのみが開示され、メッセージを選択する具体的な手段(インタフェース)については全く記載されていない。また、多言語でのメッセージの放送についても何ら開示されていない。
また、前記アラーム子機において、前記第1の記憶手段に記録されたメッセージデータは、音声データであって、前記再生手段は、前記音声データを音声信号として再生するように構成してもよい。
また、前記制御装置は、各客室に配備されたアラーム子機に対しメッセージデータを転送し、第1の記憶手段に記録するように構成してもよい。
また、前記制御装置には、データ入力手段が接続され、前記データ入力手段により前記メッセージデータが形成されるように構成してもよい。
即ち、各客室のアラーム子機に対し、前記メッセージの選択信号(番号情報)と、前記第2の記憶手段に記録された客室毎の使用言語情報とに基づく指示データを一度に送信できるため、全客室において宿泊者が理解可能な言語による所望のメッセージを容易に再生することができる。
これにより、例えば故障により稼働しないアラーム子機の配置場所を容易に把握することができる。
このような構成により、例えば、正常稼働をブルー発光、異常稼働をレッド発光とすれば、客室清掃時にアラーム子機の状態を清掃員が容易に把握することができる。
図1に示すアラームシステム100は、例えばホテルなどの宿泊施設に適用される。宿泊施設のフロント(宿泊受付)には、パーソナルコンピュータ(PC)からなる制御装置1と、制御装置1に対する(宿泊客に係る情報などの)データ入力手段としてのキーボード2(テンキー2aのみでもよい)と、メッセージ内容を選択するための選択スイッチ装置3(スイッチ装置)と、各客室に係る設定データなどを表示するためのモニタ4とが具備される。
尚、本アラームシステム1は、常時通電され稼働している状態が望ましいため、無停電装置5を介して制御装置1に電源供給される。
また、CPU12には、前記電子プログラムPを実行させるために一時的なデータの置き場所となるRAM18が接続されている。
尚、前記電子プログラムPは、基本的に常時起動された状態となされる。
モニタ4の画面上には、図示するようにデータ設定画面Wが表示され、このデータ設定画面Wには、例えば、部屋番号欄41と、再生言語欄42と、宿泊日数欄43とが全客室について表示される。一画面上に全客室を表示しきれない場合には、図示するように頁移動ボタン44,45により頁を移動して全ての客室の情報を表示するようにすればよい。本実施の形態においては、図示するように、部屋名(部屋番号)編集ボタン46、全室日本語にするボタン47、全室英語にするボタン48を設けた例を示している。
このデータ設定画面Wにおいて、各宿泊客について、例えばチェックイン時に少なくとも部屋番号と再生言語と宿泊日数の情報とを入力することにより、それらの情報が前記の客室データテーブル20に記録され、記憶装置17に保存されるようになっている。
前記不揮発性メモリ24には、後述する複数のメッセージデータが、番号に紐付けされ、例えばテキストデータとして記録されている。即ち、複数のメッセージデータは、予め各アラーム子機10に保持されている。これにより通常は制御装置1から各アラーム子機10に対しメッセージデータを送る必要がなく、通信データ量を低減することができる。
また、予め用意されたアナウンスメッセージ以外に、新たにアナウンスメッセージを追加したい場合には、例えばメンテナンス時において、制御装置1に接続されたキーボード2から所望のメッセージをテキスト入力し、LAN接続された各アラーム子機10の不揮発性メモリ24に対し番号情報とともにテキストファイルとして直接記録するようにしてもよい。
或いは、別途作成したメッセージの音声データを制御装置1から各アラーム子機10の不揮発性メモリ24に対し番号情報とともに追加記録するようにしてもよい。
より具体的には、信号処理部25は、不揮発性メモリ24から読み出したメッセージデータ(テキストファイル)を合成音声により指定言語で読み上げ、音声信号を形成する。即ち、信号処理部25は、複数の言語のうち指定された言語で、指定されたメッセージ番号のテキストを読み上げる機能を有する。
尚、不揮発性メモリ24にメッセージデータが言語別に音声ファイルとして記録されている場合には、信号処理部25は、その音声ファイルを再生する機能のみを有すればよい。
スイッチ装置3の正面には、複数のスイッチボタンSW(図ではSW1〜SW10の10個)が設けられている。
スイッチボタンSW1〜SW10のいずれかのボタンを押すと、押下されたボタンの番号が、シリアル信号により指定され、制御装置1のCPU12に入力されるようになっている。
例えば、正常稼働をブルー発光、異常稼働をレッド発光とすることにより、客室清掃時にアラーム子機10の状態を清掃員が容易に把握することができる。
このようにして、チェックインする全ての宿泊客について、図4のデータ設定画面W(ユーザインタフェース)を介して部屋番号と再生言語と宿泊数とを紐付けする。
スイッチ装置3からはシリアル伝送により「5」を示す信号がアナウンス番号(番号情報)としてCPU12に入力される。常時、電子プログラムPが起動している制御装置1においては、各客室に配備されているアラーム子機10に対し、このアナウンス番号を、指示データとして各客室に設定されている使用言語情報(の番号)とともに送信する。各客室のアラーム子機10への対応する指示データの送信は、各客室番号に紐付けされているIPアドレスによりアラーム子機10が指定されて行われる。
一方、各客室に配備され、前記制御装置1とネットワーク接続されたアラーム子機10は、予め複数の言語による複数のメッセージデータを有する。
この構成により、宿泊施設のフロントマンなどの操作者は、例えば非常時において各客室に所定のメッセージを送信したい場合、メッセージ一覧表などからメッセージを選択するだけでよい。
即ち、各客室のアラーム子機10に対し、前記メッセージの選択信号(番号情報)と、前記客室データテーブル20とに基づく指示データを一度に送信できるため、全客室において宿泊者が理解可能な言語による所望のメッセージを容易に再生することができる。
2 キーボード(データ入力手段)
3 スイッチ装置
4 モニタ
10 アラーム子機
10a ランプ
17 記憶装置(第2の記憶手段)
20 客室データテーブル
24 不揮発性メモリ(第1の記憶手段)
25 信号処理部(再生手段)
100 アラームシステム
Claims (7)
- 複数の言語によるメッセージデータを記録する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記録されたメッセージデータを再生する再生手段と、を有し、宿泊施設の各客室に配備されるアラーム子機と、
宿泊客の使用言語情報を客室毎に記録する第2の記憶手段を有し、前記各客室のアラーム子機に対しネットワーク接続された制御装置と、
前記制御装置に対し、選択されたメッセージに対応する番号情報を入力するためのスイッチ装置と、を備え、
前記制御装置は、前記スイッチ装置から入力された番号情報と、前記第2の記憶手段に記録された客室毎の使用言語情報とを指示データとして各客室の前記アラーム子機に送信し、
前記アラーム子機は、前記指示データに基づき、前記第1の記憶手段から指定されたメッセージデータを読み出し、指定された言語で指定されたメッセージを前記再生手段により再生することを特徴とするアラームシステム。 - 前記アラーム子機において、前記第1の記憶手段に記録されたメッセージデータは、テキストデータであって、
前記再生手段は、前記テキストデータを音声信号として読み上げることを特徴とする請求項1に記載されたアラームシステム。 - 前記アラーム子機において、前記第1の記憶手段に記録されたメッセージデータは、音声データであって、
前記再生手段は、前記音声データを音声信号として再生することを特徴とする請求項1に記載されたアラームシステム。 - 前記制御装置は、各客室に配備されたアラーム子機に対しメッセージデータを転送し、第1の記憶手段に記録することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたアラームシステム。
- 前記制御装置には、データ入力手段が接続され、前記データ入力手段により前記メッセージデータが形成されることを特徴とする請求項4に記載されたアラームシステム。
- 前記制御手段は、各客室に配備された前記アラーム子機に対し、所定の周期で応答要求信号を送信し、前記アラーム子機から応答信号が返ってくるか否かにより各アラーム子機の稼働状態を判定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたアラームシステム。
- 前記アラーム子機は、少なくとも1つのランプを有し、前記ランプの発光色により稼働状態を示すことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載されたアラームシステム。
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